Written on 2009 11
2007年のエルマセット
Nov 30, 2009 by toshiaki |あのドメーヌ・ラファージュのスタンダードキュヴェです。
肉厚なブラックべリーやカシス、プルーンなどの果実味がとても良く溶け込んでいます。14パーセントと高いアルコール分が邪魔しませんし、タンニンもボリューム満点なのですが柔らかく峻斂性がありません。
奥行き、余韻ともに十分です。
非の打ち所がなく、完璧なのです。
ただインスピレーションをかき立てられないのが欠点です。飲むと旨さに浸ってしまい、思考能力が低下するようです(笑)。
飲んでいる時どんな食べ物に合わせるか?など考える気になりません。それだけで良いような気がしてしまいます。この点ニューワールドのヘビー級チャンピオンと似た傾向です。
ただしエルマセットには酸が十分ありますから抜栓後2~3日変化を楽しむことができますし、食べ物と合うことも請け合います。
新しいスタイルのワインです。ラファージュさんが目指す高みを見た思いです。
実用的なのが嬉しいです(笑)。
毎年毎年追いかけた甲斐がありました。
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昨日は皆様お疲れ様でした
Nov 29, 2009 by toshiaki |あれだけヘビーななワインばかり6本試飲していただいたので、大変だったと思います。最初の予定より1本増えて全部で7本になってしまいました。グラスも一人7脚必要になりますから、店内でする試飲会では限界でした(笑)。
まず一番手はサンテロのロゼスプマンテです。告知では最後の予定でしたが、乾燥した冬の空気には、まず喉を潤す必要があります(笑)。
私曰く「ちょっとチャラいかも知れませんが(笑)、まずこれで渇きを癒してください。」
「かわいい!」
「最初の一杯には最適だねぇ~。」
「スプマンテっていうと甘いイメージがあったけど、ほんのり甘い程度でイイね(笑)。」
ウェルカムドリンクとしては最高でした。
これから怒濤のヘビー級の連続です(笑)。
ポルトガルのアストロラビウム2006年は「濃いなぁ。でも重さが独特?」
「濃いけど重くない…。そして綺麗。」
「雑見がない。」
そーなんです。タンニンは多量なのですが、とても柔らかで麗しいのです。ですからワインに深みがあります。ここ数年のポルトガルワインの進化を実感していただけたと思います。なんてったって安い!
そしてローヌの巨匠ドメーヌ・ガントランディのコンテ・ド・グリニャン2007年「このワインちょっと違う!」
アストロラビウムよりタンニンは少ないのですが、酸の量が多いため強烈です。
「植物のニュアンスがある。あと突き抜けるような深さ強さがある。」
2007年のローヌはスゴいのです。
「これってセパージュはほんとにグルナッシュなのですか?グルナッシュってもっと緩くありません?」
「おっしゃる通りです。ローヌ最良のヴィサン村のテロワールが由来しているとしか考えられません。ローヌの単なるジェネリックワインのレベルではありません。将来の変化がとても楽しみなワインです。」
同じく2007年ヴィンテージのエルマセット登場です。
「ウワッ!おいしー!」私曰く「ずっとこのワインは扱ってますが、いままでで一番の出来です。」
「とにかく飲みやすい!」
「完璧!ラファージュさんって天才だね。ところでラファージュさんのサインどこ?」
私曰く「ホームページ御覧になりました?セラーの入口のガラスに書いてあります。これです。」
「ウワッ!随分でっかく書いてありますね(大爆笑)。」
私曰く「まさかこんなに大きく書いていただけるとは(苦笑)…。」
「民族が違いますねぇ(笑)。私だったらもっと小さく端っこに書きますもんね(爆笑)。」
そして日本初登場の『キュヴェ ニコラ』です。
「うーん。」
皆さんしばし言葉を失います。余韻も桁外れに長いですから飲んだ後言葉を発するまで時間がかかります(笑)。今日はそれがこれから3本続きますからテイスターはお疲れのはずです(笑)。
「グレートワインだね…。」
「杏子の果実がはっきり味わえる!」
なんたってブドウの木1本からできるワインはハーフボトル1本分ほどですから。これ以上濃く出来ない限界です。
「なんでこんなに安いんですか?それってグランヴァンやグランクリュが高過ぎるっていうことですか?」
おっしゃる通りです。ただ高値で取り引きされるワインは高く買う買い手がいるということだと思います。確かに畑の値段もブルゴーニュのグランクリュなどはビックリするほどですが、所詮農作物ですから取り引きされる高額ワインと安ワインと原価が何十倍も違うはずはありませんから。
そして今回マスキューの隠し玉(笑)コート・ド・ラングドックの名門ドメーヌ・コンダミン・ベルトランのトップキュヴェ『エリクシール』2005年です。完璧と言われたヴィンテージです。
「これはスゴい!全ての次元が違う。」
素晴らしい2005年ヴィンテージが飲み頃に入ったところです。
「なんてニュアンスに富んでいるんだろう!共通な土臭さは僕は好きだなぁ。」
「このワインあとどのくらいもつんでしょう?そしてこの先どうなるんでしょう?」
今日の試飲会の一番乗りは都立大学と玉プラザーからお越しのプロのお二人でした。このお二人から言われたらしょうがありません。
「じつは『エリクシール』2003年が1本だけとってあるんです…。私のお勉強ワインなのですが。」
そんな訳で『エリクシール』2003年のサプライズ登場となりました(笑)。
「確かに落ち着きがありますね。でも酸がまだまだ若い!」
「色は2003のほうはエッジにレンガ色が入ってるけど、まだまだいけそう。」
「フレッシュ感は2005年のほうがあるけど、全体のパワーは2003年かな。2003年って相当良いヴィンテージなんですね。飲み頃なんだけどまだ早い印象がありますもんね。まだまだ伸びしろがあります。スゴいや。」
さすがプロです。
「2003年はワインに明瞭さがあるような気がしますが、それって熟成したからですか?」
私曰く「そーなんです。酸がまとまって味わいの粒になったような感じです。」
大勢のご来店ありがとうございました。
空瓶や
試飲会が
夢の跡 利秋
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試飲会終わりました。
Nov 29, 2009 by toshiaki |私はまだ配達がありますので、試飲会リポートは明日アップいたしますので、しばしおまちを。
大勢のご来店重ねて御礼申上げます。
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ジュ・ド・レザン 2009年の入荷確定いたしました
Nov 27, 2009 by toshiaki |750ml1350円税込みとなります。
どんな味わいか期待できそうです(笑)。
こちらのページで予約受付中です。
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リンカーン・エステートのカベルネ・ソーヴィニヨンは本来倍値だった!
Nov 27, 2009 by toshiaki |前回の試飲会で皆さんを驚かしたオーストラリアのスーパーコストパフォーマンスワインです。
インポーターさんから聞いた話なのですが、この生産者とは初めての取り引きだそうで、最初値段が折り合わなかったそうです。あまりにも提示価格が高かったため、一か八かで半額なら買うと強気につっぱねたそうです。そうしたらその価格になっちゃったそうです(笑)。
うーん。
我々酒屋の感覚では分からない交渉ですね。
ただこのワインの段ボール箱を見ると、これがショボい(笑)。いまどき見ないほどショボいんです。(段ボールの底から瓶が見えちゃいます。)あまりにも安いから生産者が怒ったのかも?
そうするとこの価格は続きませんね。いくら円高といっても有り得ない品質です。
まだありますから、気に入った方はお早めに!
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シャトー・ド・フェル高く評価されてます
Nov 26, 2009 by toshiaki |赤、白ともにコストパフォーマンスに優れていますが、プロの方は特に白を絶賛されます。
幅広く料理に合うこととシェナン・ブラン種のポテンシャルの高さに新鮮な驚きを感じてくださるようです。
「木樽を使ってないのにバターの香りがする。シャルドネみたい。でも明らかに酸の現れ方はシャルドネじゃない!いままで経験したことがないです。」
「シェナン・ブランって甘いだけであまり良いイメージなかったんですよ(笑)。こんなにドライでありながら緻密なワインになるとは…。」
「なんて完成度が高いんだろう!貴腐のハニーな香りがかすかにするのが、深みにつながってますね。」
あとプロの皆さんはさすがにこのワインをどう生かすかアイデア豊富です。
「何と合わすか次々とアイデアが浮かぶワインこそ良いワインですよ。(笑)」
そう言われると冥利につきます。
これほど幅広く料理に合う白ワインも珍しいです。
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意見の相違?
Nov 25, 2009 by toshiaki |マスキューでも、頑固なスタッフ2名による意見の差があります。
今回はローヌの2大巨頭ガントランディとオードランについてです。
家内曰く「やっぱりガントランディーのワインはグルナッシュの比率が高いだけあってオードランより分かりやすいよね。」
私曰く「うーん。でもオードランのスタイルはローヌの王道だよ。シラーが入るから、逆に整った飲みやすさがあるとおもうんだけど…。オードランの方が飲みやすいと思うよ。」
そこにプロのソムリエKさん曰く「いやー、僕もガントランディの柔らかな飲みやすさが好きなんですけど…。」
うっ。まずい。二対一で窮地に追い込まれる私。「まあ、オードランの方がリリースが遅い分、飲みやすく感じるのかなぁ。」こうした場合とっとと煙にまくべし(笑)!
ガントランディーとオードランどちらも旨い!
意見は一致してるのですが?
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試飲会のラインナップが決まりました
Nov 25, 2009 by toshiaki |今回テーマは『力比べ?』です(笑)。
●アストロラビウム ダン・レゼルバ2006年赤 ポルトガル 1335円税込み
●VDP コンテ・ド・グリニャン 2007年赤 ドメーヌ・ガントランディ フランス ローヌ 1305円税込み
●『エルマセット』 VDP コート・カタラン 2007年 赤ドメーヌ・ラファージュ フランス ルーション 1470円税込み
●『キュヴェ ニコラ』VDP コート・カタラン 2007年 赤ドメーヌ・ラファージュ フランス ルーション 2160円税込み
●『エリクシール』VDP ドック 2005年 ドメーヌ・コンダミン・ベルトラン フランス ラングドック 3600円税込み
◎ピノ ロゼ スプマンテ サンテロ イタリア 1260円税込み
まずは新入荷のポルトガル ダンのスーパーコストパフォーマンスワインです。整っていながら、重厚なタンニンにビックリしていただきます(笑)。
そしてローヌの巨頭ドメーヌ・ガントランディのグルナッシュを味わっていただきます。ダンの重さに負けない強さがあるはず。酸の量が圧倒的!
それから同じく2007年のドメーヌ・ラファージュの看板『エルマセット』です。ルーションの2007年もローヌ同様素晴らしいヴィンテージです!パワー&エレガンスの完成した出来栄えを。
続いてドメーヌ・ラファージュの奥の手(笑)『キュヴェ ニコラ』。なんたってブドウ樹1本からハーフボトル1本しかつくらない超低収量です。スゴいことになってます。
その次がマスキューの隠し玉(笑)『エリクシール』です。2005年のビッグヴィンテージがようやく飲み頃を迎えています。感動して頂きます(笑)。
最期がサンテロのロゼ スプマンテ。これを飲んで正気に戻って頂きます(笑)。なかなか良いんですよ。これが。
いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、お好きなお時間にいらして下さい。但し、夕方は集中しますので、行き届かないことがあります。その節はお許しを。
皆様のご来店お待ちしております。
尚、当日お車でのご来店は御遠慮下さるようお願い申上げます。
>> 桝久の場所
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もうすぐ スパークリングの季節
Nov 24, 2009 by akiko |そういえば 先日は ワイン好きのバーテンダーさんがご来店。スパークリングワインについて
あれこれ 相談を受けました。
もう じき、12月。スパークリングワインの季節ですね~。
現在は日常的に スパークリングを楽しむ方が増えたとはいえ、やはり、12月です。
寒い夜、あったかい部屋、クリスマスの飾りつけ、パーティメニュー・・・とくれば 泡 でしょう、やっぱり。
マスキューも12月に向けて ラインナップを 充実させています。
シャンパーニュも 美味しくて素敵だけど ちょっと予算オーバー。
という場合にお勧めしたい 上質カヴァやクレマン。
大勢で気軽に楽しむように スプマンテ、軽めのロワールのムスー。
うっとりするほど色のきれいなロゼ・・・などなど。
打っている自分で言うのも なんだけど、全部 飲みたいっ!という 面々です。
これから あわせるお料理メニューを 考えなくっちゃ。
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シャトー・デュックのヴァンダンジュ・シェフ
Nov 24, 2009 by toshiaki |このワインローヌとしては珍しくメルロだけでつくられてます。メルロは早くから飲める品種特性がありますから、入荷直後に飲んだ印象はかなり鮮烈で良いものでした。若いにもかかわらず柔らかなタンニンは溢れんばかりの果実味を湛え、若さが邪魔にならない感でした。
丸二年経て飲むと、開けた初日は香りがフラットな感じがあり、やや落ち始めた??とはいえ酸の密度量は前より増えたような、明瞭さがあります。
うーん?
翌日飲むと整っていて、深みと力が全開です。
やっぱりスゴい!
グレートワインです。
熟成の課程で徐々に変化しているのですね。
確かにメルロ主体のポムロールのワインも早くから飲めるのですが、熟成途中に中だるみすることがあります。それを経てさらに向上して行きます。
決してワインが悪くなったのでなく、飲むタイミングが悪いことがあります。
難しいですね。
良いワインは簡単に手の内を明さない意地悪なところがあります(笑)。
デュックのワインやはりスゴいですね。
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キムチ風鍋に合うワイン
Nov 22, 2009 by toshiaki |夕食はキムチ風鍋です。暖まりそうですね(笑)。
そうなるとどのワインが良いか!(これが楽しい。)
甘みの強い赤ワインだったらなんでもござれ?
あー、ベースの味付けによってはバリエーションがありますね。
鳥ガラ、豚肉、味噌、醤油?大事な要素です!
ポルトガルのダンのワインなんか間違いなさそうです。たっぷりとした柔らかさと甘みは味噌には相性良いはずです。
ドメーヌ・ラファージュのエルマセット2007年なんかワイン自体溶け込みが良いですからピッタリかも。
趣向を変えてシャトー・ド・フェルの白なんか良いかも?なんたって酸の量がずば抜けてますから。ポン酢を使った鍋だったら最強の相性かも?柚子の風味にも合うかも知れませんね。
等々考えるとキリがありません(笑)。
鍋にワイン!
いーんですよ(笑)。
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ペットボトル入りのワイン
Nov 21, 2009 by akiko |今まで 避けてきたのですが、ペットボトルだと売値で400円余安く出来るということで 導入。
ぱっとみただけでは それと判らない うまい外観。味も 当然ですが 瓶にそん色なし。
スクリューキャップで 開け閉めも 保存も 楽。なにより その軽さ!! 倉庫に移動するのが楽々でした。
リサイクルさえ しっかりすれば エコにもなりますね~。運賃も相当安くなるし 価格も下がるだろし。
ワインのイメージじゃないなぁ、と今まで 懐疑的だったけど ペットボトルワインもいいかも。
たとえば お料理用ワイン、パーティに便利な大容量ワイン、気軽に若いうちに飲んじゃうワインとか。
なにごとも 経験ですね~。
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カンソンのボジョレーヌーボ
Nov 21, 2009 by toshiaki |うーん。
プラムの香りがかわいいですね。さすがにかなり変化しましたが、崩れませんからスゴい!
やはり造り手によりますね。もちろん天候に恵まれなくてはいけませんが。
ところで、来週の土曜日は桝久恒例の試飲会です。前回からもう一ヵ月経ってしまいました(笑)。早くラインナップを決めなくてはなりません。
今月はポルトガルの新入荷がイチ押しですね。
あー、それからラファージュさんの新製品『キュヴェ ニコラ』は外せませんね。エルマセットの2007年もスンゴイ出来ですから、飲んでいただきたいです。
そうするとローヌのガントランディの2007も飲んでいただきたいですね
ロッシュ‐オードラン2006年の再入荷も出したいのですが、数がありませんから…。
そうだ!日明後日にイタリアワインが新着するんだ!
あー、どうしよう?
悩みは尽きないのです(笑)。
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カンソンのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボ
Nov 20, 2009 by toshiaki |崩れませんね(笑)。
ほのかにジャムっぽさが香り、しっかりしています。酸も落ち着き甘みがチャーミングです。
基本的に細いワインですから、なかなか良い出来だと思います。
一般にボジョレーヌーボは、補糖することが多く水っぽさとバランスの悪いワインがほとんどです。ですからボジョレーヌーボというと「酸っぱい水」みたいな言われ方がされてしまいます。
悲しいのですが、その様に感じることは正しいと言わざるを得ません。
売る方も「どうせ年に一回しか飲まないんだから、分かりゃしない。」とたかをくくり、生産者も現金の良い収入源の上、量造ればそれだけ収入が増えますからこたえられません(笑)。品質より量で勝負できますから。
末期的になってきました。
この先日本でボジョレーヌーボが売れなくなったらボジョレー地区の面積が半分になってしまいます。(なんたってボジョレーワインの半分はヌーボですから。)生産者がいなくなる危険があります。
日本でボジョレーヌーボが売れなくなったら、中国でブームをつくるしかありませんね(笑)。
ありそうですから怖い。
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すべての新酒が揃いホッとしました
Nov 19, 2009 by toshiaki |すべての新酒が揃いホッとしました(笑)。
いまさっそくカンソンのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボを飲みました。
ガスっぽさの中にほの甘い果実味が立ち上ぼってきます。液体に含まれるグリセリンもまあまああります。
かわいい!
フレッシュな酸が程よく、ベリー系の果実味とバランス良く溶け込んでいます。ボジョレーらしいキャンディーのような甘さも綺麗に感じます。
2005年ほどの凝縮感はありませんが、バランスの良さは去年を凌いでいます。
ワイン自体にストレスがみられません。
うーん。
イタリアのノヴェロとも共通する出来具合です。
あっ!
ガロフォリのノヴェロが売り切れてしまいました。せっかく全部揃ったのに(笑)。
やはりガロフォリのノヴェロは秀でてますから、しょうがありませんね。
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飲んでみたい!
Nov 18, 2009 by toshiaki |飲んでみたい!
でもまだダメですから、見るだけです(笑)。
取りあえず、ボジョレーヌーボは発注したものがすべて届きました。
ホッとしますね(笑)。
あと今年初めて入荷したペットボトルのヌーボですが、以外にチャチくありません。外観からペットボトルに見えません。とっても良く出てます。写真の向かって一番左がペットボトルです。(真ん中が瓶詰めのカンソンのワインです。右端が『ロシュミュール』です。)恐らく判らないと思います。たいしたものです。(ペットボトルですからコルク栓ではなく、スクリューキャップです。)
遮光性を高めるため、透明ではなく、緑色がかった色がついています。
瓶詰めしてあるものと中味は同じカンソン社のボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボなのですが、ラベルのデザインが違います。あと輸入業者の名前が違っています。瓶のほうが徳岡さんでペットボトルのほうがグローバルコンセプトさんとなっていますが、ご心配無く。徳岡さんの系列の専門会社です。
まあ、初めてのペットボトルヌーボの販売ですから、いろいろあったのですかね?
今度聞いておきます。
さあ、映像だけであなたはどちらがペットボトルがわかりますか(笑)?
本物はどれだ?
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ボジョレーヌーボ届き始めました。
Nov 17, 2009 by toshiaki |なにがって?
ボジョレーヌーボです。でも解禁日の11月19日にならないと飲む事はもちろん、売る事はできません。別に罰則がある訳ではありませんが、紳士協定ですね。
みんなで一緒に楽しむ!お祭の鉄則です。
一人だけ抜け駆けしても楽しくないですからね(笑)。
そうそう、気がついたのですが、フランスのボジョレーヌーボは「11月19日午前0時以前の販売及び消費厳禁」と書かれています。
イタリアのノヴェロの場合は「11月6日午前0時1分より前に消費に供してはならない。」と法律で規定されてます。
なんかお国柄が忍ばれて面白いです。
フランスでは11月の第3木曜日は習慣であり、先を争う必要はないのでしょうね。(昔は争いでしたが)
イタリアは法律でキッチリ決めています。そうしないと守らないのでしょう(笑)。
昔、イタリアワインの巨星アンジェロ・ガイヤが雑誌のインタビューで面白いことを言っていたのを思い出しました。たしかイタリアの厳格なワイン法についてのコメントだったと思うのですが、「イタリア人は実に立派な法律を作る事が出来る優秀な民族だが、国民は如何にその法の網をくぐるかが喜びになる。」なんてことを言って笑っていたのを思い出しました。
うーん。
同じヨーロッパでもかなり違いますね(笑)。
ラテン系はワイルドですね。
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地元の品種
Nov 17, 2009 by akiko |アリント、・・ヴィタル・・・・フェルナン・ピ ・・・?
と いうのは 最近仕入れた ポルトガルワインに 使用されている品種です。
つい先日は イタリアのウーヴァ・ディ・トロイア100%の赤ワインに 感心したり、
このところ いわゆる地場品種に 心惹かれています。
なんというか 味わいが すごく自然で滑らかに感じられます。無理せずに いい結果がうまれている感じ。
ボルドー品種が 売れているからと、まったく環境の違う・・たとえば オックに 導入した場合
そのワインは どこかに むりがかんじられるのですよね~。
さいきんでは モレッリーノ・スカンサーノの赤を 飲んだときにも 感じました。
美味しく楽しんだのですが、ちょっと違う。ボタンを掛け違えちゃったような ちいさな不自然さ。
うまく いえないけど。
やっぱり 適材適所。人為では 簡単に乗り越えられないことが あるんじゃないのかな。
などと 考えて フランスも含めて マイナーな産地、品種を色々試したいと思っているのですが、
最初に書いたように なかなか 名前を覚えきれない。
ひとつ 頭に入れると 前に覚えたものが消えてしまう・・・。という 悩ましい状況です。
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もうすぐボジョレーヌーボも解禁
Nov 17, 2009 by toshiaki |もうすぐボジョレーヌーボも解禁ですから、らしい陽気になって欲しいですね。
日本酒には新酒の解禁日はありませんが、ワインだとなぜあるのですか?と、あるお客様に聞かれました。
当たり前にあるものと思っていました。よく、単なるプロモーション、バレンタインデーのようなものと言われがちですが、多少違います。
もともとワインは年に一度しか生産されません。それとワイン自体何年も寝かせてから飲むことは最近の習慣であり、技術的にも可能になったのもそんなに古い昔ではありません。せいぜい特殊なグランヴァンが熟成の対象でしかありませんでした。一般の市民は市内にワインが無くなり、今か今かと新酒が来るのを待ちわびていました。(当日パリなどは城壁都市で、ワインの一大消費地ですが生産地ではありませんでした。)そうなると、当局は関税をかけたり、政治力により、早い販売をどの産地に認めるか?など利権・商売の対象となった訳です。
早くパリに持って行ければ、良い商売になりました。
まあ、その名残がフランスにはまだあると言う訳なのです。
日本酒も寒い時期にしか造れませんし一年サイクルで消費されますから、ボジョレーヌーボのような祭り事があっても良いような気がしますが、新酒が売り文句になったのは最近ですし、あまり消費者の記憶にはないと思います。
昔マスキューの初代が「春に着た新酒は秋口になると旨くなる。」なんて言っていたそうです。もちろん瓶詰めでは無く、樽で酒を仕入れた頃の話ですが。
ワインも日本酒も同じアルコール飲料ですが、根源的に違うようです。
日本酒は米さえあれば誰でも、何処でも(寒ければ)造れます。畑や田んぼは酒造りに直接は要りません。ワインは畑と醸造所が近接してなくてはなりません。穀物原料の酒と、果実原料の酒との違いが決定因子ですね。
今年の出来はどうでしょうね?
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ロッシュ‐オードラン
Nov 15, 2009 by toshiaki |前回の販売したワインと同じメイクですから、間違いはないのですが。
ただまだ長い船旅でちょっと疲れてますね(笑)。バランスが戻ってない感があります。柔らか味が完全に出てません。
うーん。
12月にはコンディションは戻りそうですが、ワインはデリケートですね。2006年はバランスの良さが特徴ですし、オードランのスタイルも柔らかさとバランスの両立ですから、いま少し待ってから飲んだほうが良いですね。
そんなに高くないワインでも飲み頃やタイミングがあります。ちゃんとつくられたワインにはこのような属性があります。工業的に生産、調整されたワインにはない本来の性質なのです。過度な人為を加えることでワインは自然の賜ではなくなってしまうのです。
単なるアルコール飲料と言えない思想がそこにはあります。
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いつまでもあると思うな、お金とワイン
Nov 15, 2009 by toshiaki |土曜日も終わりに近付くとホッとしますね(笑)。ここのところ暇なんですが(笑)、ヌーボやら12月のワインの用意やらで何かとバタバタしてます。
そうそう、今日もポルトガルの新着ワインが入荷しました。数が少なく試飲する間もなく発注したワインです。ほんとは試飲してから検討したかったのですが、信頼のおけるインポーターさんからの耳寄り情報ですからしょうがありません。良いワインはまごまごしていると、発注前に無くなったりしますから…。
こう不景気ですと高額ワインはなかなか売れませんから、リーズナブルでコストパフォーマンスに優れたワインに集中します。
安くて美味しいワインはありますが、すぐに無くなります。争奪戦です(笑)。
あまり神経質になってもしょうがありませんから、「いつまでもあると思うな、お金とワイン。」こう思えば気になりません(笑)。
そーいえばアリアニコ・デル・ヴルトレ2004年無くなっちゃいました。生産者のバジリウムも無くなりましたから、これはもうホントに無い!安くて、飲むと幸せになれたワインでした。
さあ!つぎつぎ!
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ほんとのことって わからないものですね
Nov 14, 2009 by akiko |マスキューに 来て下さいました。
すごく 気さくな方で、我々の 素朴な疑問にも 丁寧に答えてくださいました。憧れの生産者と
じかに 話すなんて 緊張ものなのですが、ちっとも そんな風に感じないお人柄、さすがです。
ラファージュさんの ワイン作りのポイント、畑の管理、葡萄の樹の状態、現地の気候、水、雨などなど
有益なお話を たくさん伺いました。 日ごろ、ワインに関する本など 読んでいても
やはり 具体的ではないんですね~。
たとえば ピレネー山脈からの風が どれほど強いか。その強烈な風に 負けない葡萄の仕立て方。
もともとの 品種である グルナシュは 風に強いが、ボルドー品種は 風に弱いので 植える畑を変えている。・・・なんて 話はやはり 現場にいる人だからこそわかること。
灌漑の是非、必要性、具体的にどうやって 灌漑するか という話も 興味深いものでした。
いや~ ほんとに勉強になり、楽しいひと時でした。
わざわざ 横浜まで 来てくださって 感激!ラファージュさん ありがとう。
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ラファージュさん来たる!
Nov 12, 2009 by toshiaki |今朝、アズマコーポレーションの方達と3人でご来店下さいました。
彼も当店で販売している自分のワインを見ながらとても嬉しそうでした。ちょうどインポーターさんがエルマセットの2007年ヴィンテージを持って来て下さり、試飲となりました。
私「相変わらず果実味のボリューム感が凄いですね。でも2006年よりエレガント!」
家内「後味が素晴らしい!コーヒー、カカオの香りが実に綺麗!」
バックラベルを見てアルコール分を確認するとなんと15パーセントあります。
私・家内「えー!そんなにあるんだ。全然そんな感じしない?溶け込みがめちゃめちゃ良いんですね!」
ラファージュさん曰く「そーなんです。これが私の理想とするスタイルなのです。」
私曰く「2005年ヴィンテージですとワインに残糖が9グラムくらい残っていたので、飲み易さはありましたが、深みにちょっと欠けるきらいがありました。でも2007年は残糖が4グラム以下のようでとてもエレガントな出来だと思います。ルーションNo.1ですね(笑)!」
ラファージュさん曰く「ありがとうございます。そう言っていただいて、とても嬉しいです。我々は毎年毎年が勝負ですが、なかなか思い通りにはいきません。私のところは年間150日はとても強い風が吹く上、雨もほとんど降りません。ですから世間一般で言われるように、簡単に良いワインはできません(笑)。太陽には恵まれてますが。」
あと彼の長男の名前がついた「キュヴェ ニコラ」も試飲しました。このワインは古木のグルナッシュ100%のワインです。驚くほどの飲み易さと凝縮した果実味の爆弾です。
私曰く「凄いですねこのワイン、一体収穫量はどのくらいなんですか?」
ラファージュさん曰く「20ヘクトリットルくらいの超低収量です。ブドウの木一本でハーフボトル1本分しかできません(笑)。」
私曰く「オー・マイ・ガー(爆笑)」
ラファージュさん曰く「私は果実味の爆弾のようなワインが造りたかったのです(笑)。」
そんなこんなであっという間に時間は過ぎてしまいました。記念といってはナンですが、ラファージュさんにワインセラーのガラス扉にサインして貰っちゃいました。
へへへ。
今度ご来店のお客様はワインセラーの扉にご注目ください(笑)。
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ノヴェロ・サレント
Nov 11, 2009 by toshiaki |イタリア、プーリア州のノヴェロです。昨日で抜栓後まる3日だったのですが、かすかにコーヒーやカカオの香りが漂い、いかにも南イタリアらしい柔らかさが満喫できました。
今回トスカーナ、マルケ、プーリアのノヴェロが入荷した訳ですが、全体にとても健全な状態のワインばかりでした。ブドウの生育に障害がなく、ストレスのないワインが出来たような気がします。異常なくらいの凝縮感や驚くほどの酸があるといった突出したヴィンテージとは思えませんが、フルーティーなフレッシュネスを湛えた上しっかりとしたベースがあるからです。
一般的に平均点何点という言い方があります。例えば平均80点というと100点もあり、0点もあり、その平均が80点という数式だけのことです。今回ノヴェロを飲んで思ったのですが、トスカーナ、マルケ、プーリアとも同じような健全な生育状況が連想されました。2009年のイタリアは大物ではありませんが、なかなかバランスの良いワインが出来たヴィンテージになるような気がします。
さて、フランスはどうなんでしょうか?
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ノヴェッロ・トスカナに ロールキャベツ
Nov 11, 2009 by akiko |毎年 美味しいものを 届けてくれる 信頼できる生産者です。
昨日 すべてのノヴェッロを 飲み終わりましたが、どれもいい出来でした。
この3種 5年以上続けていますが 今年のものが 一番 おいしいかも。
どれも たっぷりとふくよかなボディで 飲みごたえがあります。
バランスもいいので 飲んでいて 飽きが来ないのも いいですね。
私は 毎年 プッリャ・コンティ・ゼッカのものが 好きなのですが、今年は トスカナのノヴェッロに注目。
赤い花の香りと新鮮なオレンジの風味が なんともかわいらしく、好感が持てます。
ただ やっぱり 開けたときの 新酒特有の あの匂いだけは いまだに 苦手。
早めに栓を 抜いておいて、きょうは ロールキャベツ(トマトソースで 煮込む)とあわせようかな~
などと 考えています。
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ここのところ暖かいですね。
Nov 10, 2009 by toshiaki |たりしますから、注意せねばいけませんね。
そうそう、明後日ラファージュさんが桝久に来ます。でもイベントが何も決まってま
せん。
どーしましょう?
せっかく来てくれますから、どうにか彼のワインが沢山売れるように算段しなくては
なりません。
うーん。
赤字覚悟の特別セール???
あまり芸がないような気もしますが…。
サイン入りボトル販売?
良いアイデアが浮かびません。困ったなぁ~。
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ガストロノミーのためのワイン-シャトー・ド・フェル
Nov 09, 2009 by toshiaki |ここのところ私が入れ込んでるフランス、ロワールのワインです(笑)。
特に白ワインは秀逸です。
今流行のトロッとしたワインではなく、全体として完成された強烈なスタイルは、さすがフランスの庭園と呼ばれるロワールの味わいです。
レモンやリンゴを思わすリンゴ酸の量が圧倒的で、またそれらがとても緻密に入り込んでいます。ボディーがとてもしっかりしていますから、酸はでしゃばりません。
時間の経過とともにバターや桃などの果実味がジンワリと現れます。長く美しい余韻はエレガントの一言につきます。
しかもこのワイン、シャルドネではなくシェナン・ブランなのです。
うーん。
ある意味完成した完璧なワインだと思います。
合わせる料理もスイーツから魚介や乳製品まで、牛肉やジビエ以外はまず大丈夫ですね。
ガストロノミーのためのワインです。
強烈なエキス分で飲み手を魅了する白ワインが多い昨今、トラディショナルな酸勝負の逸品です!欠点が見当たらないのです。
凄い造り手なのです。
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ガロフォリのマルケ・ロッソ
Nov 08, 2009 by toshiaki |土曜日の営業中がいつの間にかノヴェロの試飲会になってしまいました(笑)。その残りですが。
なんと。お香の香りがするのです!
香木の香りがするのです。
うーん。
なぜ?
ガロフォリのノヴェロは10年くらい毎年飲んでますが、初めてこんな経験しました。
品種に起因するのか?
造りに起因するのか?
それとも天候やテロワールによるのか?
確かに香木の香りがするワインはあります。但し、このワインは木樽を使っていませんから(マセラシオン・カルボニックによるヌーボです。)ブドウからのアロマに違いありません。木樽由来の香りだったら分かるのですが…。
そうなると、品種特性とテロワール以外には考えられません。
後で調べなくては!
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入荷したノヴェロ全部飲みました
Nov 08, 2009 by toshiaki |ちょうどお買い求めに来たお客様がいましたので、ついでに開けました(笑)。
あま~い!
おおらかな果実味は毎年期待を裏切りません。
今年のワインは過度にアルコールが高くない分溶け込みがよく、ネグロ・アマーロの特徴的な甘さが良く出てます(笑)。
これで入荷したノヴェロ全部飲みました。
ホッとしました(笑)。
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グレヴェペーサのノヴェロ トスカーナ
Nov 07, 2009 by toshiaki |バランス良いですね!
ボリューム感、酸、全体の印象は昨年より良いですね。
あーよかった。
水っぽさがなく、新鮮な果実味がとても綺麗に出てます。重いワインではありませんが、欠点が見当たらない健全なブドウが収穫出来たようです。
さて、今さっきガロフォリのマルケ・ロッソも開けました。
素晴らしい香りです。
ラズベリー爆弾(笑)!
モンテプルチアーノらしさ全開です。さすが名手ガロフォリです。
新酒ってこうでなきゃ!
ただ去年と比べるとワイン自体はやや開き方が早いような気がします。
ガロフォリのスタイルが変わったのか、天候によるものか、まだ分かりませんが。
新酒としては完璧な出来とは言えます。
凄い説得力です。
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レアなワイン
Nov 07, 2009 by akiko |ノヴェッロを 並べました。さらに スパークリングやブルゴーニュを 充実させたいと考えています。
インポーターさんも やはり 書き入れ時なのでしょう、たくさんの情報を流してくれます。
で、そのなかに とっても魅力的なワインがあったのですが・・・抱き合わせ なんです・・・。
生産量の少ないレアで高価なワイン、これを仕入れるためには 他のワインも仕入れなければなりません。
こういうの、たまにあるんですよね~。
最近では ネットやTV、雑誌などで 一気に火がついたものが 抱き合わせになりがちです。
生産者・インポーター・ワインショップ、それぞれの立場で いろんな意見があると思いますが、
私自身は こういうの嫌いなんですよね。
欲しいものを 必要なだけ仕入れる。必要のないものまで 仕入れたくない。
数が少ないなら 先着順に したほうが 気持ち良い。
と 考えています。 で、流行に後れちゃったりするんだけど・・・。
ワインは 流行廃りで飲むものじゃないし、やはり 味・自分の好みです。
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店頭に2009年のノヴェロが並びました
Nov 07, 2009 by toshiaki |ラベルのアルコール分をチェックしました。
グレヴェーザのトスカーナが12.5%
ガロフォリのマルケ・ロッソが12%
コンティ・ゼッカのノヴェロ・サレントが13%
となっていました。
単純にワインは糖分をアルコール発酵しますから、アルコール分が高いほど糖度も高いことになります。但し生産者によっては補糖をして無理矢理アルコール分をあげることがありますから、一概に表記アルコール分だけでワインの出来を断定できません。
但し当店では補糖をしない生産者を選ぶようにしていますから、だいたい天然の糖度が分かります。(悪い年の補糖はやむを得ませんが…、まあ極力少ないに越したことはありません。)
前置きが長くなりました。
イタリアも温暖化の影響からここ数年糖度も高くなる傾向ですが、このアルコール分ですと10年前くらいですと健全なブドウが収穫されるレベルです。通年より0.5%ほど低いような気もしますが、日照不足に由来するものでないと思います。なんといってもイタリア南部は天候は安定していますから。かえってエレガントな明瞭な果実味が予想されます。
あとトスカーナはベストの糖度だと思います。天候が安定していたようです。そこそこのボリューム感が期待できそうです。
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あーよかった。
Nov 05, 2009 by toshiaki |なにがって?
クロ・レグリーズ 1999年とコート・デュ・ローヌ ドメーヌ・ロッシュ‐オードラン 2006年赤です。
クロ・レグリーズ1999は9月に入荷したのですが1ヶ月ほどで完売してしまいました。
暮れのお買い得ボルドーとして、春に注文していたワインです。
あの溢れんばかりの果実味、全体のボリューム感、まとまりの良さは試飲会で皆さん絶賛して下さいました。
幸いなことにインポーターさんも余分に輸入したらしく分けてもらいました(笑)。品物が届いてホッとしました。
それからロッシュ‐オードランのコート・デュ・ローヌ赤2006年は春の試飲会で皆さんにお披露目したワインです。
コート・デュ・ローヌのアペラシオンの中では最良であり、かつベストコストパフォーマンスワインとして鮮烈な登場をしたワインです。
このワイン、一言でいうと美しいのです。ひたすら美しくフィネスがあるのです。ローヌのワインとフィネスは普通結び付きませんが、オードランのワインにはフィネスがあります。
このワインは年に2、3回しか入荷しませんから前回逃された方は是非お試し下さい。
幸せになれます(笑)。
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『頑固なグルナッシュ』ガントランディー,ル・デヴェス
Nov 05, 2009 by toshiaki |ドメーヌ・ガントランディーのコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ヴィサンのワインです。ちょっと長いアペラシオンです(笑)。
ローヌ、ヴィラージュの中で最良のテロワールと高く評価されるヴィサン村のワインです。
この村にはガントランディーとオードランの二大巨頭がいます。もちろん両者とも私の愛するドメーヌなのですが、明らかにつくるワインのスタイルが違いとても興味深いです。
特に今回販売するガントランディーの『ル・デヴェス』2007年なのですが、夏前に飲んだ印象は、まだまだ閉じていて特徴が無く、良いのか悪いのか分からない状態でした。家内と二人で「2007年のガントランディーはダメだったのか?」と嘆きました。
ガントランディーのワインじつはグルナッシュ100%で造られています。(但し、グルナッシュ100%ですとAOC違反になるため、シラーが10%入ると表記されているらしいのです。)グルナッシュはワインの出来上がりも早く、濃く柔らかいワインが出来る品種特性があります。大概のローヌのワインはグルナッシュがメインですから、濃くて早く飲める気安いワインとなります。
そうするとガントランディーのグルナッシュは他の生産者の造るものとはだいぶ風情が違うのです。改めて10月頭に飲んだ印象は、中に隠れた酸が浮き上がりはじめ、酸が高密度で複雑に詰まっているのが分かりました。ワインの中の力を自然に上手く並び替えて、調整しているかのようでした。近寄り難い風情すら感じるほどのポテンシャルが伺えました。
そこには、いわゆるグルナッシュの人懐こい親しみのあるスタイルでは無く、凜とした気品があるのです。
うーん。
優良なボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンに通じるスタイルなのです。すぐに手の内を明さない堅牢さがあるレアなグルナッシュだと思います。オードランのような、ひたすらな美しさとは別のカテゴリーのワインだと言えます。
2007年の『ル・デヴェス』これから凄いワインになりそうです(笑)。まだ全開ではありませんが、どんどんその力を見せてくれそうです。
楽しみなワインです!
あっ!
思いつきました。
『頑固なグルナッシュ』ガントランディーのキャッチフレーズです(笑)。
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ラファージュさん桝久に来たる!
Nov 03, 2009 by toshiaki |11月12日午前10時にジャン・マルク・ラファージュさんが桝久に来ます。
なんでも前回の来日以来、日本が大好きになったそうです。
今回も自身のワインのプロモーションを兼ねた来日ですが、この5月に来たばかりですから、完全な親日家です(笑)。嬉しい限りです。
今回インポーターさんがラファージュ教教祖を勝手に名乗る私に気を遣い、わざわざ多忙なスケジュールを割いて来店の運びとなりました。
ふふふ。
神降臨です!
ダメだ。笑いが止まりません。
ラファージュファンのお客様は是非当日10時にご来店下さい。何かイベントを考えています。
どんなことやりましょうか?
>> ドメーヌ ラファージュ マスキュー的研究?
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果実味全開、ジャムのようなワイン、リンカーン・エステート
Nov 03, 2009 by toshiaki |なにがって?
リンカーン・エステートのカベルネ・ソーヴィニヨンです。
今日夕方ちょっと飲みました。おととい土曜日の残りが瓶の底にあったもんで(笑)。
果実味全開、ジャムのようです。アルコリックな印象はなく(抜栓後時間がだいぶ経ってますからアルコール分も蒸発します。)、ワインに落ち着きが出てきてベースとなっている酸の良さがハッキリわかります。
リンゴのように酸が変わっていました。
オーストラリアのワインでこれほど酸があるワインは珍しいくらいです。
うーん。
私が言うのもなんですが、900円でもこんなワインあるんですね!
このワインお買い上げのお客様は、是非一気に飲み干さずに翌日、翌々日まで残してお楽しみ下さい!良さが実感できます(笑)。
冷蔵庫に入れなくとも大丈夫ですから。
お試しを!
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昨日は大勢のご来店ありがとうございました。
Nov 01, 2009 by toshiaki |まずはオーストラリアのリンカーン・エステートのカベルネです。
「ウワッ!スゴい力!でも美味しい!」
「うーん。元気いっぱい健康優良児(笑)。」
「健康優良児というより、やんちゃな奴(笑)。」
このワインアルコール分が14.9%ありますから、でも自醸酒100パーセントですから溶け込みが良く、実際よりもアルコリックじゃありません。
「セパージュはなんですか?カベルネ・ソーヴィニヨンとは思えない?」
「確かに。それがオーストラリアの限界です。」
「でも、そんなことにこだわらなきゃイイね(笑)。」
「こりゃスゴいコストパフォーマンスですな。」
次のティエラ・セレナ2001はエレガントなワインですからリンカーンに力負けするか?
「一口目はあんまり印象薄いけど、良いワインじゃない?」
「テンプラリーニョってイイね。安心するよね。」
「飲めば飲むほど味が良く感じる?」
「そうそう、ジンワリ味が出てくるような」
「このワインも力強くない?」
そーなんです。リンカーンのようなあからさまな味ではなく、中味に力が整然とあるのです。じつは高度なワインなのです。
さて、春の試飲会で当日に売り切れてしまったシャトー・ド・フェルの赤再入荷です。もちろんあの時と同じメイクのワインです。
「ウワッ。個性的!今日はスタイルの違うワインばかりですね。」
「このワイン高級なワイン?なんか違う感じ。」キメ細かで緻密な味わいはさすがです!
「このワイン食べ物に合わせるとしたら何が良いのですか?」
「定番と言われるのが鴨ですね。」
「あとでスーパーに直行!(笑)。」
腐葉土や血のニュアンスがあり、しっかり明瞭なベリー系の果実味は嫌でも食欲をそそります(笑)。
さてこの次はシャトー・ド・フェルの白ワインの予定でしたが、力があまりにも強いため急遽変更一番最期になりました。
そして今回の隠し玉(笑)のトロイアです。
「トロイア?トロイと関係あるんですか?」
「イタリア、プーリアのウーバ・ディ・トロイアというマイナーな品種なのですが、少なくとも2000年以上は栽培されています。名前からトロイとの関係は取りざたされますが、良く分からないようです。DNA鑑定すればはっきりするかも知れません。」
「旨いね。なんか前に飲んだような気がしないでもないんだけど?」
ふふふ(笑)。それは我々の好むスタイルのワインだからです。私達好みなのです(笑)。
先日エキスパート試験に合格されたKさん「この品種分からなかったから調べましたよ(笑)。ほんとにイタリアって知らない品種が多いですね。」最新の資料までお持ち下さいました。ありがとうございました!
「なんて柔らかくて深みがあるの!イタリアってスゴい!」
「今日はバリエーションが凄いですね(笑)。」
皆さん絶賛していただきましたが、途中で完売してしまいました。申し訳ございませんでした。週明けの木曜日には再入荷しますので、お許しを!
そしてシャトー・モン‐ペラ2007年。
「おー、飲みやすいね。ゴージャスだ!」
さすがに上手くつくっています。恵まれないヴィンテージでも、それなりのワインをつくります。「でも、2005年と比べると軽いね。」
その通りです。良くご存じです。
今回は悪いことにトロイアのあとですから、よけいに軽さが目立ちました。割りを食っちゃいました(笑)。
さあ、最期はシャトー・ド・フェルの白です。
「ウワッ!凄い!」
酸の量が半端じゃありません。
「余韻が長い!」
ニューワールドのようなトロッとした濃さではなく、酸やミネラル感がバランス良く高密度に詰まっているのです。木樽も使用しませんから隠しようのないワインです。「レモンやリンゴの皮の香りが圧倒的!」
その後温度が上がると「バターの風味もする。甘さも出てきた!」
時間がたってゆくほどに本領発揮です。
スイーツから肉、チーズ、エスニックなスパイスまで幅広く料理に合うワインです。まさに料理のためにあるワインです。
完璧です。
「シェナン・ブランって甘くてチャラいイメージがあったけど、このワイン全然違うね。凄いね。」
試飲会終了後飲むと桃の香りがしはじめました。計り知れないワインです。
私も目から鱗のワインでした。
フェルは貴腐ワインの名手として有名ですが、それだけでないんですね。懐の深さにビックリしました。
昨日は6本のワインを皆さんに飲んでいただきましたが、すべてのボトルが空になりました(笑)。ありがとうございました。
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沢山のご来店ありがとうございました
Nov 01, 2009 by toshiaki |試飲会リポートは明日アップしますので、ちょっとお待ち下さい。
実はまだ配達が終わりません(苦笑い)。
それでは失礼いたします。
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