Written on 2013 07
またまた試飲会の番外編(笑)。
Jul 30, 2013 by weblogland |ワイン・エキスパートで中華街の名店の看板娘(お嫁さん)Oさん。
「なかなか売れないんですよね。この前いただいたチェラスオーロのロゼなんかピリ辛中華には持ってこいなんですけどね。」
「へぇー、そうなんですか?Oさんのお店めちゃくちゃ美味しいし、チェラスオーロなんか打ってつけですよね。グラス売りしたら?」大日本ロゼワイン普及教会CEOのKさん
看板娘Oさん「とにかく一度飲んでもらわないことには、どうにもなりません。」
私「Oさんのお店お客様の年齢層が高いから、ロゼワインに良い印象を持っていない方が多いのかもしれませんね。」
ボルドー・ワイン・ラヴァーで大日本ロゼワイン普及教会の会頭候補のOさん曰く「昔のロゼは甘くて酷かったからなぁ。食事に合わせる代物じゃなかったよね。」
CEOのKさん「Oさんも教会に入ってくださいよ(笑)。」
看板娘Oさん「うぐいす嬢だったらできますよ(笑)。」
こうして看板娘Oさん、大日本ロゼワイン普及教会スポークスマン就任の運びとなりました。
めでたしめでたし(笑)。
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試飲会番外編(笑)?
Jul 29, 2013 by weblogland |「そうそう。シャッターに『節電営業中』とか、『ワイン保存の為シャッター下ろして営業中』とか」
「この暑い中シャッター下りていたら、絶対に営業してるとは見えない。」
私「そーですよね。でもマスキューは知ってる人しか来ませんから、ちょうど良いかと(笑)。」
「ダメダメ!確かにあんまり人が来る超有名店になるのも困るけど(笑)、もっと来やすくした方が良いですよ!有名店にはなってもらわないと(笑)。」
私「あんまりハッキリ言わないでくださいよ(大爆笑)。」
「遠くからわざわざ来てる方も多いし、もっと知ってもらいたいよね。」
私「ありがとうございます。」
「そうだ!シャッターにワインの絵描いたらどうかな?」
「大きなワインボトルの絵なんか良いよね。」
試飲会中、妙に盛り上がりました(笑)。
マスキューはこうしたコアなお客様に支えられています。有り難いことです。
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桝久 試飲会リポート2013July
Jul 29, 2013 by weblogland |暑い暑い時にはまず体をクールダウンしていただきます。いきなり試飲しろなんて酷な話です(笑)。
そんな訳で、ご来店いただいた方のグラスにはタップリと注ぎました(笑)。
〇ヴァルディヴィエソ ブリュット N.V.チリ 発泡性 白 750ml 900円税込み
「うーん。旨い!」
「水分が補給されるね(笑)。」
「私、泡大好きなんですよ(笑)。もちろんシャンパンが一番ですが、こんな暑い時は気軽に爽やかに楽しめる奴が良い(笑)。シャンパンじゃぐびぐび飲むのもったいない(笑)。」
「かと言ってビールも良いけど、ちょっと違うんだよね。」
私「ビールを飲む時とスパーリングワインを飲むのとでは満足する部分が違いますよね(笑)。」
「そうそう。脳の反応するところが違う(笑)。」
「このスパーリング、泡がキメ細かいですよね。注いでから一度液面が落ち着いて、じっくり観察すると液体の中から泡が立ち上ってきてますよね。」
私「ありがとうございます。この価格帯のスパーリングは一度泡が落ち着くと中から泡が立ちのぼることはないかと。技術が高い証かと。」
「うんうん。泡が意地悪じゃないよね。喉が痛くならない(笑)。」
家内「そんなに長くは続きませんが(笑)。まあ、明日まで取っておくほどではありませんが(笑)。」
「何故、優しく感じるんですか?たしかに泡は優しいんですが。」
私「残留糖分の塩梅かと。甘く感じないけど柔らかく感じる程度の残糖の塩梅かと。センス良いですよね。」
「スパーリングって残糖の量で違うんですか?」
私「はい。残糖分が多いと厚みを感じます。あと、どの程度冷やすかによっても感じ方が違います。今かなり温度は下げています。ここまで下げると糖分は感じ難くなります。」
「マスキューさんの計算づくですね(笑)。もう一杯いただいてもよろしいですか(笑)?」
「これを大振りのグラスにタップリ入れて氷浮かべて飲みたいな(笑)。」
私「それもありかも(笑)。」
大好評のうち、なっ、なんと。本日このスパーリング3本空きました!
試飲会の使用本数単独1位の記録達成です(トホホ)。
T.P.O.の大事さを実感しました(笑)。
さて、続いてはオーストリアの混植混醸 ゲミシュター・サッツの登場です。未体験ゾーンに突入!
〇『メフォファー』 アルター・ヴァインガルテン ゲミシュター・サッツ 2011年 ヴァイングート メフォファー-ヌーデゲルホーフ オーストリア 白 クヴァリテーツワイン トロッケン ニーダーエスタライヒ州 ヴァグラム地域 750ml 2105円税込み スクリュー・キャップ
「うわっ。優しいなぁ。」
「深いし広がりもあるし、優しい。複雑だけど品種が混ざっている感がない(笑)。これが混植混醸か!」
「植物やミネラルの感じもするね。あとハニーだね。」
私「ハニーな感じは遅摘みに由来しているようです。」
「マスキューさん。混植しているから、収穫を遅くすることで品種固有の収穫期のバラツキに折り合いを付けているんですか?」
私「その発想は合理的ですよね。聞くところによると混植するうちに自然と収穫期が一致するようです。考えてみると畑の花粉は入り混じっている訳ですから、授粉果が純粋な品種となりません。もともと変異しやすい葡萄にはセレクションより混ぜることで逆に最適化するのかもしれませんね。」
「ゲミシュター・サッツは寒波などで葡萄が全部枯れることを避けるリスト回避の工夫のようですが、ボルドーのように植えるパーセルを分ける方が効率的だと思いますが。どうなんですか?」
私「おっしゃる通り、ゲミシュター・サッツを進化させたのがボルドーの作付け法かと。『メフォファー』の場合葡萄園は単一畑ですし、ボルドーほどの規模がありませんから、古い形態の方が効果的なのかもしれません。あと、味わいの点も明らかに面白いワインになっているかと。」
「そうそう。このワイン『ドンナルーチェ』に似てますよね(笑)。」
家内「スタイルは共通してますよね(笑)。遅摘みしてますし、酸はタップリあるし。」
「アルザスのワインに近いかも?」
家内「そうですよね。アルザスの伝統的なアルザス・コキアージュに意識は共通しているかも。単一品種じゅなく様々な品種をアッサンブラージュしますから。」
「この大物感はアルザス・グラン・クリュに匹敵するかも(笑)。」
私「このワイン溶け込みが良くて飲みやすいので見過ごされがちですが、とても強いワインです。グレートワインの部類かと。レギュレーションでは残糖分は1リットルで9グラム以下ですが、このワインは残糖分が5グラムです。レベルはかなり高いです。」
「なるほど、つまらないアルザスは飲んだあと舌がべたつく。このワインはそれがないし、バランスが良い。」
「旨さの裏に力強さが隠れているんだ(笑)。」
好奇心を刺激するワインでした(笑)。
さて、次も好奇心を刺激するキック・インサイドの一撃です(笑)。
〇イェマヌエヴァ アイレイン 2011年 ボデガス・ラ・テルシア スペイン 白 ラ・マンチャ 750ml 1340円税込み
「うわっ!鮮烈!圧倒的!突き抜ける(笑)。」
「普通ラ・マンチャのワインってモサッとしてるよね(笑)。このワインは本当にラ・マンチャのワインですか(笑)?」
「洋梨やグリーンのニュアンスが凄いクリア。もっと冷やした方が良いね。」
私「明日になると洋梨のニュアンスがもっと強く出ますよ。」
「メロンや瓜系のグリーンが苦手の人はきついかも?」
私「たしかに。緑の妖精の世界に通じます。」
「『アイレイン』ってスペインでは最も沢山造られる葡萄ですよね。でも『アイレイン』だけで飲むのは初めて(笑)。こんな味なんですね。」
家内・私「我々も『アイレイン』100%のワインは初めてです(笑)。」
家内「『アイレイン』って良い印象がない(笑)。」
私「良いも悪いも印象がない(大笑)。」
家内「でもこのワイン印象的(笑)。」
「斬新。しかもしっかりしてる。酸があるし。でも、どこのワインと聞かれたら答られない(笑)。」
私「誰も分からないでしょうね(笑)。」
家内「でも継続して評価されるとラ・マンチャ『アイレイン』D.O.なんて出来るかもしれませんよ(笑)。」
「ロバート・パーカーなんかに高く評価されたりすると、一気にそんな流れになったりする(笑)。」
私「それってテロワールの本質ですよね(笑)。良いことですけど。」
「このワイン ラベル表記は英語ですけど…。アメリカ市場を意識してますよね?」
家内「はい。この後のヴィーニャ・セロン同様アメリカ市場に打って出ています(笑)。まず何百ヘクタールの畑を持つ大規模ワイナリーがアメリカ市場に進出し、今は中小の家族経営のワイナリーがチャレンジしています。スケールでは勝てませんから、個性と品質で勝負するしかありません。マスキューも目を離せません(笑)。」
そんな訳でスペイン ラ・マンチャの白が続きます。
〇『レモルディミエント』 オーガニック・ホワイト・ワイン・バレル 2011年 ヴィーニャ・セロン スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャV.D.T.750ml 1530円税込み
「色が濃く輝いてますね(笑)。見るからに濃厚そう(笑)。」
家内「新樽のニュアンスは強いんですが…。如何ですか?」
「うん。うん。たしかに新樽らしい(笑)。でもくどくない(笑)。」
「果実らしさもしっかりあるよね。」
家内「明日飲んでも崩れませんよ(笑)。しっかりしたワインです。」
「色ほど重くないよね(笑)。この点ニューワールドとはちょっと違うかな?」
「イメージしていたシャルドネとは違うかな?」
私「そーなんです。暑いところで造ったシャルドネとはちょっと違うんですよね。香りの幅が広いんですよね。」
「ラ・マンチャにしてはアルコール分高くないよね。」
私「さすが良くお気づきで(笑)!さて、ここで問題です。今までに飲んでいただいたゲミシュター・サッツとイェマヌエヴァの アイレインとこのヴィーニャ・セロンのシャルドネでは、どれが一番アルコール分が高いでしょうか?」
「マスキューさん、難易度高いですよ(笑)。」
そうおっしゃいながら、正解率は4割。皆さん大したものです(笑)。レベル高いです!
私「正解はゲミシュター・サッツの14%です!ちなみにラ・マンチャは共に12%です。」
「おー!マスキューさん、これマニアック過ぎる(笑)!」
「でも、ワインの何たるが分かりますよね(笑)。」
家内「あと供出温度が難しいので、温度を間違うと当たりませんから、ご注意を(笑)。」
「マスキューさん、こんなことばかり考えてるんですか(笑)?」
私「そーなんです。お恥ずかしい(笑)。勉強、トレーニングの一環なんです(笑)。」
私「ちなみに酸が一番あるのは、どれでしょう(笑)?」
「ゲミシュター・サッツ!」
私「皆さん正解です(笑)。多分。8グラム位は総酸があると思います。」
家内「外れることもあります(笑)。」
さて次はヴィーニャ・セロンの赤。スタンダード・キュヴェです。
●『レモルディミエント』オーガニック・レッド・ワイン・バレル 2011年 ヴィーニャ・セロン スペイン 赤 カスティーリャ・ラ・マンチャV.D.T.750ml 1530円税込み
「これは白ほど樽のニュアンスが強くないですよね。樽使ってますか?」
私「はい。白同様にマロラクティック醗酵時にオーク樽使っています。」
家内「樽の使い方が上手いですよね。過剰になっていません。」
「このワインの土の香り…、なんか経験したような…、八角や甘草なんかのニュアンスが…。」
私「アーティチョークっぽさありますよね。ローヌの古いワインに有りがちな。マズールなんかにもありますよね。柏餅っぽい感じかな(笑)。」
「セパージュは雑多ですよね(笑)。その性ですか?ラ・マンチャっぽくないですよね…。」
家内「ビオ系のワインみたいな優しい感じ、広がりがありますよね。」
私「ラ・マンチャっぽい力強さは目立ちませんよね。もっと柔らかさや旨味が出たら凄いワインになりますね。」
さて、本日のメインイベント(笑)。プティ・ヴェルド100%の登場です(笑)。
●『ラビア』オーガニック・レッド・ワイン・バレル 2009年 ヴィーニャ・セロン スペイン 赤 カスティーリャ・ラ・マンチャV.D.T.750ml 2970円税込み
「もの凄い!」
「圧倒的!濃度が桁外れだな。」
「凄い凝縮感だけど滑らかさもあるね(笑)!」
「プティ・ヴェルドってボルドーじゃ補助品種だし…。色を出すために若干使われるだけですよね?こんな味するんだ(笑)。」
私「私も初体験です(笑)。でも有りがちな真っ黒いワインになってないところが斬新かと。赤いベリーのニュアンスがはっきり感じられます。」
家内「あとかなりスパイシーですよね。」
「熟した感じのミントっぽさもあるね。」
「巨大だね(笑)。」
「どの位持ちます?」
私「あと5年位したらピークに入りそうですね。除梗してますから、基本的には早飲みです。」
「早飲みの時間のスパンが違いますね(笑)。」
説得力十分なグレートワインでした。
昨日はありがとうございました。
夕方ご来店が集中しまして、行き届かず失礼いたしました。
重ねてお詫び申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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本日はありがとうございました。
Jul 28, 2013 by weblogland |夕方集中して、行き届かず大変失礼いたしました。
お許し下さいませ。
試飲会レポートは明日アップする予定ですので、しばしお待ちを!
本日はありがとうございました。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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シャンパン談義の続き
Jul 26, 2013 by weblogland |セラーの前の棚に試飲会で出すワインが並びました。
へへへ(笑)。
新しいワインが並んでいるのを見ると、ついついニヤニヤしてしまいます(笑)。
今回は白ワインが多いのですが、なかなか個性派揃いです。皆さんのご感想が楽しみです(笑)。
ところで昨日のシャンパン談義の続きです。
家内「確かにエグリ・ウーリエやアンジェリーヌみたいな極上のシャルドネの香りは良いんだけど、普段飲むには高級過ぎるよね(笑)。」
私「それもそーかもね。木樽熟成するシャンパンって、それなりに濃さはあるしね。」
家内「そーなんだよね。立派なレストランの料理じぁないとダメだよね。たまに家で飲むには、木樽熟成しないブラン・ドゥ・ブランなんかが相応しいよね。」
私「そうすると、味わいのタイプは似てくるね(笑)。」
家内「私は秋空を突き抜けるようなピエール・ジモネに尽きるね(笑)。」
私「あの純粋さはブラン・ドゥ・ブランの有るべき姿だよね。でも一方、もっとシャルドネらしいアプリコットのニュアンスがしっかりしてるヴォアラン・ジュメルなんか好む人いるよね。」
家内「そーだよね。ヴォアラン・ジュメルって春の空みたいな感じするよね。潤いと温かみがあるよね。」
私「冴えてるね(笑)。」
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シャンパンの続き
Jul 25, 2013 by weblogland |家内「それにしても不思議なのは、エグリ・ウーリエにシャルドネが25%しか入っていないことだよね?」
私「ピノ・ノワールが75%なのにシャルドネの香りが優位だよね。」
家内「あの圧倒的なアプリコットの果実味は、どう考えたってシャルドネだよね。」
私「J・ラサールの『アンジェリーヌ』もシャルドネは40%でピノ・ノワールより少ないんだよね。でも味わいの中心はアプリコット…。やはりシャルドネなんだよね。」
家内「そうするとシャンパーニュでは香りの強さはシャルドネが最も強いんだよね。」
私「あのアプリコットや桃の香りは尽力されて造られた、しかも特別な畑でしか出ないシャルドネ固有の香りだよね。」
家内「そこがグラン・クリュの証かな(笑)。」
私「ブラン・ドゥ・ブランはもちろんだけど、アッサンブラージュ・スタイルだと、いかに良いシャルドネを入れるかに全体の品質は左右されるんだろうな。」
家内「シャルドネの品質ってかなり重要なんだね。」
私「ブラン・ドゥ・ノワールに近いようなシャンパンにシャルドネをちょっと入れたくなるのが分かるよね(笑)。香りの幅がぐっと広がる。」
家内「シャルドネは魔法の秘薬だよね(笑)。」
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眺めてるだけで楽しいなぁ
Jul 25, 2013 by weblogland |向かって左がブリュット・セレクションで右がブラン・ドゥ・ノワール。ホントはあと1種類ゼロ・ブリュットが来るはずでしたが、うっかりして間に合いませんでした(残念!)。
私「嬉しいなぁ。眺めてるだけで楽しいなぁ(笑)。しばらくご無沙汰してたから、余計愛おしいなぁ。」
家内「まあね(こんな私を見ながら冷笑している。)。ヴェルズネイのピノ・ノワールって、良いよね。力強いんだけど、重くないんだよね。いくら濃いシャンパン飲んでも、香りの広がりの強さは及ばないよね。」
私「そーなんだよね。香りの広がり方のベクトルが強いんだよね。濃くて力強いスタイル、いわゆるフル・ボディーのシャンパンとは比べるところが違うんだよね。」
家内「ペウ・シモネはミディアム・ボディーのスタイルだから、クリュッグみたいなフル・ボディーのシャンパンより格下に思われがちだけど違うんだよね。」
私「なんかの評価本にクリュッグやエグリ・ウーリエ等のフル・ボディーシャンパンは最上位に評価されてるけどね(笑)。でも良く見るとJ・ラサールも最上位だった(笑)。」
家内「『アンジェリーヌ』なんか変わるものがないスーパー・エレガントなシャンパンだよね。」
私「まあ、J・ラサールみたいな軽くてエレガントなシャンパンも評価されているから良しとしよう(笑)。」
家内「ところで、ペウ・シモネもそのうち木樽熟成の高いワインをリリースするんだろうね(笑)。」
私「スターへの登竜門かな(笑)。まあ、価格が良心的だったらイイけどね(笑)。一万円を越えるシャンパンを扱う勇気がないんだよね(笑)。」
家内「そーだよね。なんか悪い気がしちゃうよね(笑)。」
我々の良心と見るか?貧乏性と見るか?は、あなた次第です(笑)。
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到着しました!
Jul 23, 2013 by weblogland |到着しました!
今週末7月27日のマスキュー店内試飲会で出す予定のスペイン ラ・マンチャのヴィーニャ・セロンのワインです。
今回出すイェマヌエヴァ同様、安さばかりでなく品質アイデンティティー重視の生産者です。
どちらも中規模の家族経営です。安いワインだけ生産していたら、大手の下請け。バルクワインの供給源に甘んじるしかありません。プライドをかけて生き残るには高品質なワイン造りを目指す他ありません。とは言えまだまだ途上ですから、お買い得であることは間違いないし(笑)!
共に共通するのは、無理にアルコール分を上げない造りです。簡単に14%位のアルコール分のワインが出来る土地柄。出来るワインは、飲み応えはあっても飲み飽きしがちです。そんな中アルコール分を12%に抑えて、しっかり酸を残すスタイルです。もちろん低収量で丹念な栽培管理は必須。
こうして出来た白ワインは土地の味わいと造り手の意思が表れた味わいになります。
今までのラ・マンチャにはない斬新で印象的なものです。
グローバリゼーションに引っ張られる形ではありますが、ローカリゼーションが萌芽しているのです。
棲み分けできるはず!
心に届く味わいです(笑)。
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今月のおすすめは・・・
Jul 23, 2013 by akiko |DMを 読んでから試飲会に参加してくださる方も多いというのに、申し訳ありません。
今月は スペイン ラ・マンチャから気合の入ったワインが届いています。
比較的 小規模な家族経営のワイナリー 2軒 の 赤と白です。
ラ・マンチャといえば すぐ 頭に浮かぶ あのどこか懐かしく美味しいワインではなく、
シャルドネやプティ・ヴェルドなど 国際的な品種を使っていたり
醸造も 緻密な温度管理の元で行っていたり。
自分のワインを世界へ発信するぞ という やる気を感じる 作り手です。
スペインワインが 好きで 色々 試している方も おっ!と 驚くんじゃないかな。
ただ ちょっと 味わいが単調かも。それが 残念なのですが
将来への期待もこめて 応援したいワイナリーです。
暑い中の試飲会ですが ご参加 お待ちしております。
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良いワインを前にすると理性が無くなる夫婦です
Jul 23, 2013 by weblogland |イタリアワインの老舗インポーターF社の試飲会です。
良いワインが沢山ありました(笑)。出掛ける前に家内から「月末だから余計なワインは取らないように!」と厳命されましたから、チェックのみ(笑)!
そんな中見つけました!
なっ、なんと。
オズヴァルド・ヴィベルディのバローロがあるじゃあーりませんか!
家内共々大好きなバローロなのです。
マスキューに戻ってから、早速報告です(笑)。
私「なかなか良いワインあったよ。今日は君が行った方が良かったんじゃないかな?」
家内「どんなの出たの?」
私(知らん顔して)「うん。これリスト。」
家内「どれどれ(笑)。これどうだった?」
私「割に良かったよ。でもマスキューには高級過ぎるかな(笑)。」
家内「じゃあ、これは?」
私「良いけど、イメージが違うかも。」
家内「あっ! じぇ じぇ オズヴァルド・ヴィベルディのバローロ! 注文した?」
私「まだだよ(笑)。」
家内「あー!飲みたかった!」
家内「どのヴィンテージにしようか?」
私「それは〇〇に決まってるでしょ(笑)。」
家内「やっぱりね(笑)。明日在庫問い合わせよう!」
良いワインを前にすると理性が無くなる夫婦なのです(笑)。
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7月27日マスキューの店内試飲会ラインナップ
Jul 21, 2013 by weblogland |暑い暑い中ご来店下さっていきなりテイスティングは酷(笑)。そこで、まず喉を潤し体温を少し下げていただきます(笑)。何も考えず、爽快感に浸っていただきます。
〇ヴァルディヴィエソ ブリュット N.V.チリ 発泡性 白 750ml 900円税込み
マスキュー最安値のスパーリングです(笑)!
セパージュはシャルドネ主体でピノ・ノワールとセミヨンが入っているそうですが、そんなのどうでもイイ(笑)!
邪魔になりません。香り、甘さ、泡立ちのどれもが突出しません。気がつくとボトルが空いてる。『もう1本飲もう!』
と言えば解りやすいかと(笑)。
T.P.O.は大事なのです(笑)。
さて、これから試飲会の本番に突入。本日のテーマは『ラ・マンチャ』なのですが、その前にオーストリアの混植混醸で造られた珍しい味わいを!
未体験ゾーンに突入です(笑)。
〇『メフォファー』 アルター・ヴァインガルテン ゲミシュター・サッツ 2011年 ヴァイングート メフォファー-ヌーデゲルホーフ オーストリア 白 クヴァリテーツワイン トロッケン ニーダーエスタライヒ州 ヴァグラム地域 750ml 2105円税込み スクリュー・キャップ
『ゲミシュター・サッツ』は混植混醸の意。畑にはフリューローターヴェルトリーナー、トラミネール、ソーヴィニヨン・ブラン、シルヴァネール、ミュスカテラーが入り乱れて植わっており、それをまとめて収穫醸造するそうです(笑)。ウィーン界隈の伝統的なワインの造り方です。冷害などに遇った際、全滅を避けるためのようです。
基本的にはアルザスの辛口を凝縮したような感じ。非常に質感があります。
深み、広がり、まとまり、が素晴らしい!
冷涼で水捌けの良いローム質の良さが充分伝わってきます。
オレンジ、レモン、グレープフルーツなどの柑橘類が中心ですが、ミネラル感、ハーブの香り、ハニーなニュアンスが高次元。圧倒的で複雑なエレガンス。果汁濃度と酸の量が正比例してますね(笑)。
〇イェマヌエヴァ アイレイン 2011年 ボデガス・ラ・テルシア スペイン 白 ラ・マンチャ 750ml 1340円税込み
このボデガス・ラ・テルシア1920年に設立された家族経営のワイナリー。45ヘクタールの畑を所有しています。驚くべきは、すべて自根で平均樹齢が50年以上。フィロキセラが及ばないんですね。中にはプレ・フィロキセラの樹齢100年を越える葡萄樹もあるとか(笑)。
アルコール分は12.5%とラ・マンチャとは思えぬ仕上がり。アルコール分が簡単に上がる気候、砂地の畑とは思えません。完璧な収穫判断の元、一気に収穫しているようです。昔ながらの厚ぼったいアルコリックな安ワインではありません(笑)。ドライな切れ味にビックリしました。
手摘みで収穫した葡萄は、破砕してすぐにプレスしないでステンレスタンクで10℃でクールマセラシオンを8時間。かなり優しくプレスして17℃で7日間アルコール醗酵し、シュール・リーの状態でタンク熟成しているようです。
造りは低温で温度管理されていて、マロラクティック醗酵もやっていませんね。葡萄樹は古いが造りは新しいモダンスタイルです。
ワインの中に鎮座している洋梨の香りは圧倒的。
イノヴェーションを感じます。
さて、残りの3本(白1本、赤2本)はマスキュー初登場、ラ・マンチャのヴィーニャ・セロンのワインです。
1895年創業の歴史ある家族経営ながら、世界市場に打って出るチャレンジャーなのです。
ビオやオーガニックを唄い文句にしていますが、液体濃度の濃さ、樽材の使い方の上手さ、酸をしっかり残すこと。この3点に置いてラ・マンチャでは最先端。もちろん、土の香りがするローカルらしさもあり、好ましいかと。
今や大規模生産者が幅をきかせるスペインワインにあって、こうした中・小規模の生産者の活躍は称賛に値します。グローバリゼーションに挑むローカリゼーション。人事ではないのです(笑)。
『レモルディミエント』とは『夢』の意味。一族の夢のようですね。
〇『レモルディミエント』 オーガニック・ホワイト・ワイン・バレル 2011年 ヴィーニャ・セロン スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャV.D.T.750ml 1530円税込み
シャルドネ100%で造られる樽醗酵、樽熟成のワインです。樽醗酵はバリック、熟成はフランス産とアメリカ産のオーク樽で3ヶ月ほどするようです。新樽のニュアンスは強いですが、ワイン自体の果実味との溶け込みが良く、嫌みになっていません。あと、低温での管理が徹底しています。もちろんマロラクティック・コントロールもしているはず。酸がしっかりありますから、構造がしっかりしていて揺るがない良さがあります。
●『レモルディミエント』オーガニック・レッド・ワイン・バレル 2011年 ヴィーニャ・セロン スペイン 赤 カスティーリャ・ラ・マンチャV.D.T.750ml 1530円税込み
この赤ワイン、セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、プチ・ヴェルド。
造りは白同様に樽醗酵、樽熟成。
フレッシュネスと土の香りが溶け合った優しさ満点の味わい。広がりがあって奥深い。
マスキューで扱っているコート・デュ・ローヌのマズールや、フィトウにちょっと似ていますか?
優良な自然派生産者のワインに共通するものがあります。
樽が全く気にならないエレガントさはスペインらしからぬ斬新さなのです。
最期はヴィーニャ・セロンの最上級銘柄です。『ラビア』は『剛勇』の意味。
●『ラビア』オーガニック・レッド・ワイン・バレル 2009年 ヴィーニャ・セロン スペイン 赤 カスティーリャ・ラ・マンチャV.D.T.750ml 2970円税込み
ヴィーニャ・セロン渾身のグレートワイン。
このワイン、なっ、なんと プチ・ヴェルド100%で造られています。計算通り赤い果実味は見事!
暑いラ・マンチャでは赤ワインの果実味は、濃く造れば造るほど黒くなりがち。これだけでも斬新です(笑)。
熟成はフランス産の新樽40%、アメリカ産の古樽60%で14ヶ月熟成させます。
白同様、樽香が邪魔に感じません。
解りやすい奥深さは見事。
実に旨い!
※実はまだ品物が届いていないので、映像がアップできません。到着次第アップしますので、お許しを!
7月27日(土曜日)、いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、皆様のご来店をお待ち申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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来週の土曜日7月27日がマスキューの店内試飲会
Jul 20, 2013 by weblogland |試飲会のラインナップは間際まで決まりません(笑)。
今回はスペイン ラ・マンチャということでテーマは決まりましたが、その順番や本数で揉めます(笑)。
家内「まずトップパッターはイェマヌエヴァのアイレインで良いとは思うけど、いきなりハードな白だからお客様は辛くない?」
私「そこなんだよね。イェマヌエヴァのアイレインは斬新で素晴らしいとは思うんだけど、いきなりだと唐突だよね?」
家内「そーなんだよね。やっぱり暑い中わざわざご来店して下さった方に、いきなり強い白ワインを出したら、拒絶反応がでるかも?」
私「確かに!そうなるとイントロダクションが必要だよね。爽やかで清涼感があって、とりあえず体温を下げてもらわないとね(笑)。」
家内「そうそう。いくら良いワインて言っても、暑い外から来て、汗も引かない内に味わいを訴求してもKYだよね。まずは体温を下げてもらわなきゃ。」
私「それと『メフォファー』をどこに入れようか?」
家内「そこなんだよね。ラ・マンチャの白が強力だから順番を間違えると『メフォファー』の複雑さが伝わらない可能性があるよね。」
私「『メフォファー』も強さはあるけど、スペインのワインとは質が違うもんね。」
ワインは、それ自体の良さは前提ですが、T.P.O.はかなり大事です。ましてやいくつものワインを比べるとなると、供出の順番はかなり大事です。間違えると、そのワインを殺してしまいます。
最期の最期まで悩みます。
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ソムリエ協会の資格認定試験
Jul 19, 2013 by weblogland |何がって?
ソムリエ協会の資格認定試験です。
受験者の方々、もうそろそろ勉強トップギアにしていますか?あと少しですから、頑張ってください。特に、ソムリエ志望の方は人生が変わりますから、最期まで諦めないでください。
ところで、今月27日は、マスキューの店内試飲会です。今、家内と「あーでもない。こーでもない。」と話しをしていました(笑)。
今回のテーマは『ラ・マンチャ』に決定!
暑い時、暑い産地のワインで逆療法(笑)?
冗談はさておき、最近マスキュー注目の産地ラ・マンチャ。安くデイリーなワインの優良産地です。でも、かなり質の高いユニークなワインも見受けられるようになりました。一昔前のたっぷりしているが、ぶっきらぼうなだけではありません。
ラ・マンチャのポテンシャルの高さに、更なる可能性があります。ミドルクラスから上に、面白いワインがあります。
それに、あと1本オーストリアの混植混醸の白が入ります。でも、今、順番に悩んでいるところです(笑)。
今回は全部で6本の予定です。
詳細は追ってお知らせしますから、しばしお待ちくださいね。
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ボジョレーの作柄情報
Jul 19, 2013 by weblogland |マスキューでは白ワインとロゼしか売れません(笑)。ここまで暑いと我々売る側もついつい白やロゼあと泡を勧めてしまいます(笑)。
お蔭さまで山羊のロゼだけは好調です。スペイン ペネデスでロシャレルが造るアマルティアのロゼです。
大日本ロゼワイン普及協会の会長(家内)曰く「食事の際、肉まで合わせられる優れ者です。」
同じく大日本ロゼワイン普及協会の理事長(私)曰く「ストロベリーなんかを使ったデザートとの相性も抜群です。」
会長と理事長のツープラトン攻撃で普及を計っております(笑)。
ところで、今年の作柄情報がまた入りました。
ボジョレーの情報です。
今年は収穫が10月になりそうとのこと。
うーん。
やはり花ぶるいや開花不良があったようですね。
通常開花から100日ほどで収穫となりますから、逆算すると開花が7月になります。通例はそんなに遅くないですから、アクシデントがあったようです。葡萄樹は、花芽がダメになっても再び開花します。凄い遺伝子なのです。ただし収穫量は通例より減りますから、この点生産者は苦しくなります。
あとは収穫まで天候が順調ならば、より凝縮した素晴らしい果実が得られます。
お祈りしましょう!
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2013年の作柄ピンチかも?
Jul 18, 2013 by weblogland |2013年の作柄ピンチかも?
今日、或生産者の作柄情報が届きました。
内容はあまり具体的に作柄に触れていませんが、収穫が遅れそうで収穫量も少なそうな感じでした。
6月から7月にかけて良くなかったようですね。花ぶるいやカビ病が発生したかも?
もちろんまだ7月ですから先は解りませんが、なんやら嫌な雰囲気です。最近のニュースから、チェコで大雨が降り大洪水。2002年を連想しました。たしかあの年はヨーロッパ南部で洪水が起き、畑ごと流されたり散々の年でした。
今年は今のところ生産量は少なそうですが、夏後半から秋にかけての天候次第では驚くような葡萄が収穫出来ることがあります。もちろん生産者の不屈のハートがないとダメです。どれ程畑で尽力するかが分かれ目になります。ただその努力が報われるかどうかは別です。
祈るのみ!
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ロズリー・デ・アリズィエのオート・コート・ド・ニュイ 2011年-数少ない全房醗酵のブルゴーニュ
Jul 16, 2013 by weblogland |ご投稿ありがとうございました。
クロズリー・デ・アリズィエのオート・コート・ド・ニュイ 2011年気に入ってくださりありがとうございます。
あのワイン、クロズリーのラインナップの中でも、数少ない全房醗酵のブルゴーニュです。硬さはありますが、あのクラシックな味わいは良いですよね(笑)。全房醗酵するようなワインが減っている昨今、レアなスタイルになってしまいました(笑)。もちろん早く飲めるような工夫はしていますが、ワインに立体感と奥行きがあって、宜しいかと(笑)。80年代以前からのワインファンには懐かしい味わいですよね。
ところで、先日2013年度版のソムリエ協会の教本を見て驚きました。
なんと、赤ワインの製造過程で除梗するものとなっていました。
ガーン!
確かに今風ではほとんどの赤ワインは除梗していますが、基本的な赤ワイン造りではありません。
せめて注釈くらいは付けて欲しいものです。
ソムリエ協会どうかしています。新奇に走りたい気持ちは解りますが、あくまで教本です。ワインの基本を間違って覚えてしまいます。
勇み足だと良いのですが…。
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コメント - オート・コート・ド・ニュイ 2011年 クロズリー・デ・アリズィエ
Jul 16, 2013 by weblogland |bauhaus様、コメントのご寄稿、ありがとうございました。
おすすめレベル:★★★★★
小さい頃の古い記憶を突っつかれるような、何ともたまらない香りに、すっかりやられてしまいました。
あっという間に身体の隅々にまで沁み渡るような感じで、まるでポカリ◯◯ットのようです。
本当に素晴らしいワインです。
この一本に出逢えて良かった。
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空樽だけだと外交問題になりますよ(笑)
Jul 16, 2013 by weblogland |今日、早速あるお客様がいらしゃいました(笑)。
お客様「マスキューさん!行って来ましたよ(笑)。」
私「どちらに?」
お客様「明治神宮!」
私「えっ!」
お客様「今日暇だったもんで(笑)。なんとはなしにマスキューさんのブログ見たら、行きたくなったんですよ(笑)。」
私「ビックリしました(笑)。いかがでしたか?」
お客様「書いてある通り、割と涼しかった(笑)。雑木林って良いですね。温度が低い(笑)。決まった樹木だけだと立体的な緑の密度がないけど、雑木林だと立体的な密度がありますよね。きっとその分涼しく感じるんでしょうね。」
私「バリック見ました(笑)?」
お客様「そうそう(笑)。割と目立たないから、逆にビックリ(笑)。色鮮やかな四斗樽に気を取られちゃいますよね(笑)。あとD.R.C.のプレートだけないですね。誰か不届き者が盗んだのかな?」
私「そーかも知れませんね。だとしたら、恥ずかしい話ですよね。」
お客様「ところで、日本にはバリックだけ送られて来たんですかね。それともワインが詰まったまま送られて来たんですかね?プレートにはキュヴェ名が書いてありましたが?空樽だけ来るはずはありませんよね(笑)。」
私「多分中身は瓶詰めして来たのでは…?明治神宮に問い合わせないと正確なことは解りませんが。単純にバリック1本だと750ml瓶で300本取れますから、相当な量になりますよね(笑)。空樽だけだと外交問題になりますよ(笑)。」
お客様「誰が飲んだのかな(笑)?。」
私「神のみぞ知る(笑)!」
お客様「内苑も良かったですよ(笑)。ホント里山みたい。回りに建物が見えないから、タイムスリップしたみたいでしたよ(笑)。信じられない感覚。まさか、原宿とは。」
私「禅寺の枯れ山水のような庭園も良いですが、あれはあれで違った意味で良いですよね(笑)。」
お客様「そうそう。あの内苑は計算し尽くされているはずですが、それを感じさせない良さがありますよね。」
私「タヌキいましたか(笑)?」
お客様「残念ながらいませんでした(笑)。」
私「管理人のおじさんに聞いたら、タヌキ沢山いるって言ってましたよ(笑)。」
お客様「では次回こそ(笑)。」
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明治神宮にバリックが積んであります!
Jul 15, 2013 by weblogland |立派な自然木の大鳥居をくぐってしばらく行くと、よく神社で見られる光景。日本酒の四斗樽が沢山積まれてディスプレイされてます。宣伝効果を狙った伝統的マーケティングですね(笑)。神社にお酒は付き物ですからね。
その反対側の沿道に、見慣れたものが…。
じぇ じぇ じぇ~!
バリックが積んであります!
それも、並み居るブルゴーニュのドメーヌの名前が、バリックの鏡板に貼られたプレートに書かれています。
ルフレーブ、D.R.C.、ルロワ…、フィリップ・パカレもあります!
ビックリしました(笑)!
なんでも、フランス在住の日本人のホテルオーナーが、ドメーヌに募って奉賛したとのこと。明治天皇もワイン好きだったのも縁のようです。
ここまでやるとは!
絶句しました(笑)。
近代日本の始まりの象徴でもある明治天皇を祭る明治神宮。しかも、原宿という東京の最先端にあります。
素晴らしい企画力です。
何たるか解ってますよね。流石フランスです。
東京近在のワイン・ラヴァーは必見です(笑)。
それから肝心の神社ですが、社殿などの伽藍は品格があり質が高い素晴らしい物です。はではでしくないのが宜しいです。
あと、必見は境内にある内園。入園は有料ですが、涌き水を利用した設計。日本の里山を再現したかのようなプリミティブな良さがあります。中央の池に行くと、雑木林に囲まれ懐かしい風情がします。池の上をしおからトンボが飛び交い、空を見上げると空しか視界に入りません。
えっ!
ここは原宿??
タイムスリップしたかのよう。
流れる時間の遅いこと。
大都会の真ん中にこんな空間があることはマジック。池の脇にあるベンチに腰かけると、すぐ後の草陰でタヌキが涼んでます(笑)。
じぇ じぇ じぇ じぇ じぇ~!の大連発なのでした。
大感動の一日でした(笑)。境内はアスファルトに囲まれていませんし、雑木林の森ですから割と涼しいです。暑い中、行く価値があります(笑)。オススメのスポットです。
外国人観光客が多いのも頷けます。日本と日本人を理解するには一番手っ取り早いスポットですね。
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温暖化が進みあのリースリングが造れなくなるかも
Jul 14, 2013 by weblogland |我々人間は足があり移動できますから、暑ければ涼を求めることが出来ます。でも植物は移動出来ませんから、大変でしょうね。もちろん環境の変化に対応して植生を変えることもしますが、時間がかかる。
ましてや栽培される商品作物は、品種改良や栽培地を変えるしかありません。そうなると大事です。栽培する人間は一緒に移動出来ませんから、違う作物を栽培するしかありません。
ドイツのワイン産地では、温暖化が進みあの芳しいリースリングが造れなくなるかも知れないと問題になってました。温暖化に伴い晩熟性のリースリングの収穫が早まることが根拠でした。
でも最新の研究によると、葡萄果が成っている上の枝の成長点以外の葉を間引くことで葡萄果の成熟を遅らせることが出来るようです。
この研究でドイツの葡萄界は胸を撫で下ろしたようです。
でも、そうなる頃にはもうリースリングの人気が無くなって栽培する人もいなくなっているかも(笑)?ワインは確かに自然の産物ですが、造るのも飲むのも人間です。天候などの自然より、人間のやることの方がうつろい易いのが真実です(笑)。
実際、美味しいリースリングは減っています。目先の品質の向上に労力を注ぐことの方が大事だと思いますが…。
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大日本ロゼ・ワイン普及協会の会議
Jul 12, 2013 by weblogland |会長(家内)「この間、ロゼ・ワイン好きのMさんが、またチェラスオーロをリピートしてくれた(笑)。食事に合わせやすいから重宝してるって。」
理事長(私)「そーだよね。暑い中、トマトを使った冷製パスタやカップレーゼなんかには鉄板の相性だよね(笑)。ところでMさんに山羊のロゼ薦めた?」
会長「もちろん!あのロゼはレベルが高いから、きっと気にいってくれるはず(笑)。」
理事長「家で飲むにはレベル高すぎるかも(笑)?でもMさんの奥さんは料理めちゃくちゃ上手いから大丈夫だな。」
会長「あの方だったら、合う料理を創作しちゃうから大丈夫(笑)。」
理事長「お二人ともワイン歴長い強者だからね(笑)。」
理事長「そうそう。今日ドミニオ・エスピナルのロゼが良く売れてたよ。」
会長「あれってシンプルだけど、果実味がケチ臭くないからイイよね(笑)。飲むだけで元気がでるよね。」
理事長「アセロラジュースっぽいから、こんな暑い時はピッタリだよね。熱中症対策のため常備したいね(笑)。」
会長「元気出るよね(笑)。でも、インポーターさん輸入やめたから、在庫限りなんだよね。」
理事長「無くなる前にかなり在庫したけど、もう底をつきますな。月曜日にしつこくインポーターさんに電話してみようかな(笑)?」
会長「あのロゼ、『マスキューさんしか売れてない。』ってインポーターさん言ってたけど、ホントかな?」
理事長「ホントだったら、喜ぶべきか?悲しむべきか?(笑)。」
会長「うちが売れてるとしたら嬉しいけど、ドミニオ・エスピナルのロゼは人気がないとしたら悲しすぎる!」
会長、怒りのご発声でございます(笑)。
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暑いです・・・
Jul 12, 2013 by akiko |今週は 2日連続試飲会でしたし、そうでない日も 銀行に出かけたりして。
私の移動は 自転車か徒歩なので 日中は 大変です。
そんな 一日のご褒美は やっぱりワイン。暑くても 赤が多いですね。
疲労回復の目的もあって 和風の、酢 を使ったさっぱり料理をよく作るんですけど、
ちょっと赤ワインには合わせにくい。でも やっぱり キュウリとワカメの三杯酢とか 大好き。
試行錯誤の結果 たどり着いたのが 酢をいちど 火にかけること。キムチの素や味噌をくわえること。
ごま油かオリーブ油を くわえること。 という方法。
酢のつんつんした 鋭さがなくなるし、コクも出て ピッタリとはいえないまでも いい感じです。
食事に気をつけて、ワインも楽しんで、この暑さを乗り切らなくっちゃ。
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エグリ-ウーリエって濃いよね
Jul 11, 2013 by weblogland |家内「やっぱりエグリ-ウーリエって濃いよね(笑)。」
私「そーだよね。クリュッグのスタイルではあるよね(笑)。」
家内「あと不思議だったのはピノが入ってる感じがしないよね(笑)」
私「そうそう。あの明瞭なアプリコットの香りはシャルドネだよね(笑)。きっとピノはバランスと重厚さに作用してるんだろうね。」
家内「でも、くすんだ感じがないのは素晴らしいよね。熟成もかなり長いのに、有りがちなくすんだ所がない。」
私「そうそう。ドン〇リなんかまさにそーだよね(笑)。果実味ないし。」
家内「あの手のシャンパンと比べると、明らかに栽培収穫量の差があるよね。」
私「少なくともエ-グリウーリエの方がコストかかっているよね。」
家内「でも、エグリ-ウーリエは私には濃すぎるかも(笑)。飲み手も消耗する(笑)。」
私「『シャンパンはクリュッグしか飲まない!』なんて言ってる人向きかもね(笑)。味覚もお財布もタフじゃないと無理(笑)。」
家内「たまの佳日に一杯飲めば充分かな(笑)。」
私「そうあるべきシャンパンかもね。」
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試飲会場を異常な速さで回る熟年夫婦は誰?
Jul 11, 2013 by weblogland |私は家内の好みを熟知してますし、家内は私の好みを熟知してます(笑)。ましてや、ワインの基本は共に岩野先生から学びました。話しを聞くだけで試飲会のワインは大体理解できます。ですから二人一緒に行くより効率的なのです(笑)。でも実際二人で行くと、早い早い、驚くべき速度で会場を回ります。お互いのグラスをそれぞれシェアしながら回りますから、一人で回るより効率は倍になります。夫婦ならではの連携プレーです(笑)。
男性二人組でそれをやったら「危険な二人」になります(笑)。気をつけてくださいね(笑)。
試飲会場を異常な速さで回る熟年夫婦がいたら、それはきっとマスキュー夫妻です。お声がけ下さい(笑)。
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暑い中、皆さんのワイン・ライフはいかがですか
Jul 09, 2013 by weblogland |こんな暑い中、皆さんのワイン・ライフはいかがですか?
我が家は常に白ワインが冷蔵庫に入っている状態です(笑)。ビールも飲むことは飲みますが、1杯が良いところで、その後はすぐ白ワイン。そして最後には赤ワインを飲んでいます。白ワインから始まって赤ワインを飲むパターンも良しですね(笑)。どうやら赤ワインを飲まないと収まらない体質になっているようです(笑)。
一昔前は梅雨が明けるとワインがピタッと売れなくなりました(笑)。でも昨今は、白ワインやロゼワインそしてスパーリングワインが売れ出します。
特に白ワインの酸やミネラルが、暑さにくたびれた体に活力を与えてくれることを知っているかの如し(笑)。この喜びと効果を知ると癖になります。食欲は湧くし、疲れが取れます。ただし、年がら年中ワインを飲んでいる私が言っても信憑性がないかも(笑)?
ただ、我が家の場合ビールだけでは終われないのは事実(笑)。ビールだけ飲んでいると、お腹一杯になっちゃうんですよね(笑)。
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混植混醸のワイン、早速お問い合わせいただきました
Jul 08, 2013 by weblogland |Aさん「マスキューさん、ブログで読んだんですが(笑)。今度オーストリアの混植混醸のワインが入るんですって(笑)?」
私「早(笑)!いつもありがとうございます。そーなんですよ。中々味わい深くて良いですよ。」
Aさん「混植混醸のワインって珍しいですよね?」
私「はい。ウィーンの辺りでは伝統的な技法のようです。あとイタリアやスロベニアでも一部やっているようです。でも、今風ではないのは確か(笑)。」
Aさん「なんで混植混醸するんですか?」
私「リスク回避のようです。冷害などで全滅しないためのようです。」
Aさん「でも、品種ごとに収穫日が違わないんですか?収穫が揃わないと混醸は出来ないですよね?」
私「はい。先日筋金入りのワインエキスパートのKさんが『面白いことに混植すると収穫日が同じになると生産者が言っていましたよ。』と教えてくださりました。葡萄樹は元々変異し易いし、実際畑では色々な品種の花粉を授粉する訳ですから、収穫日が近づくことは考えられます。」
Aさん「へぇー。かなりプリミティブな味わいが期待されますね(笑)。入荷したら教えてくださいね。」
私「一応明日きます(笑)。」
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ごぶさたしました
Jul 08, 2013 by akiko |春先から ミレニアム3部作、ジェフリー・アーチャーの ケインとアベル他 面白すぎて
何をおいても 続きを早く読みたくって。
しかし、ワインの勉強もしっかりしなくては。
と、いうことで ワインアトラスを開き 東欧のワイン産地 勉強 はじめました。
多様なワインが 生産されていることは 知っていますが 正直に言うと
ハンガリー以外の国々は どこにあるかさえ 判らない。国名も ちゃんと 言えない。
・・・そんな 状態ですから 先は長いんだけど、
マスキューにある資料から 読み始めています。
野牛の血 と呼ばれている赤ワインとか、イタリア風の洗練された白ワインとか、
よく知られるトカイのエッセンシアとか。
面白そう、美味しそうなワインがたくさん あるんですね。
まだ 日本へは少数しか輸入されていないようですが、
そのうち 東欧ワインブームがおきるかも?? (私的には もう ブーム!いろいろ試してみたいっっ。)
その日に備えて こつこつ 勉強続けたいと 思います。
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そのワインなんと混植混醸なのです
Jul 07, 2013 by weblogland |そんな中、今日マスキューはお休みですが、閉まった店の中でワインのお勉強してました(笑)。
この暑さですから店は閉めていてもエアコンは点けてます。暑さ凌ぎには持ってこいなのです(笑)。ワインだけ涼しくするのはもったいないので、私もちゃっかり便乗した訳です。自宅のエアコンは使わない我が家の生活の知恵(笑)。
そうそう、今日はオーストリアのワインを調べてました。じつはおもしろいオーストリアの白ワインを見つけたので、お勉強です(笑)。
そのワインなんと混植混醸なのです。
味わいも、あまり経験したことのない味わい。好奇心を掻き立てる素晴らしい味わいでした。
調べてみるとオーストリアでは伝統的な醸造法とのこと。最近また流行りだしたようです。
グローバリゼーションのアンチテーゼとも言えそうです。
あまり数がないようですが、早速明日発注しようと思います。まだ、あるかな?
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梅雨明け
Jul 06, 2013 by weblogland |梅雨明けちゃいましたね!
たしか例年は20日過ぎに梅雨明けですよね。2週間くらい早いことになりますか。
作物の作柄、特にお米が心配になります。水不足の後、一気に夏ですから影響がないはずありません。水が足りてなければ、枯れちゃいますよね。
水も足りて逆に持ち直せれば良いのですが…。
ところで気候の変動は世界中に繋がってますから、ヨーロッパのワイン産地が気になります。
日本だけ変動している訳じゃありません。
冷夏や多雨はワイン造りにはマイナス要因になりますが、生育期間が変わることもマイナス要因になります。結果的に収穫が早まり過ぎると、酸が強すぎたり、アルコール分が異常に高かったりします。逆に収穫が遅すぎると、収穫量が極端に減ったり、酸がなくなったりします。
あと、まだ葡萄果粒が成長していないこの段階でいきなり酷暑になると生育不良になる可能性もあります。
やはり季節のサイクルが安定していないと良くありません。
気になりますね。
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この時期、リアス・バイサス良いですね
Jul 06, 2013 by weblogland |スペインの白ワインです。あのリアス式海岸の語源になったところです。
もちろんお気に入りは『ディルヴィオ・アルバリーニョ』2011年 ディルヴィオです(笑)。
家内ともども大好きなのです。では、どこが好きか?
魚料理なんかには鉄板の相性ですが、良く考えると、舌触り!香りの性質。に尽きるのでは?
オイリーで濃密なのですが、くどくない。香りも弱くはないのですが、鼻につかない。でしゃばらない(笑)。味わいに癖や雑味を感じません。
日本人の嗜好に一番合う白ワインだと考えています。淡泊な和食にも相性が良いのも頷けます。
最近の某大手メーカーが造る国産の甲州の高いワインは、きっとリアス・バイサスを真似てますね(笑)。そっくりに造ってますね。高い技術力で甲州の雑味や癖を取り除いたのですが、良く出来てますよ。
高いですけど(笑)。
今年は一体何本飲むことやら(笑)。
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ワインもラテン系は楽しい
Jul 04, 2013 by weblogland |Fさん「最近白ワインにはまってるんですよ(笑)。ずっと赤ばかりだったんですが、最近の白って面白いですよね?」
私「Fさんはワイン歴長いですから、一通りのワインはお飲みになってますよね(笑)。」
Fさん「今更ブルゴーニュ飲むのも馬鹿らしいけど(笑)、特にイタリアやスペインの白ワインは面白いですよね。」
私「そーなんですよ(笑)。コストパフォーマンスは高いし、思いがけない発見がありますから、探していても楽しいです。バリエーションも広いですから未知のワインに出会えます。」
Fさん「そんな未知のワインだって、信じられない高い品質だったりしますよね。」
私「安くとも渾身の造りのワインに出会えたりします。とは言え、1000円以下ではありませんが(笑)。」
Fさん「そりゃ1000以下で渾身のワインを飲もうなんて虫が良すぎる(笑)。でも2~3000円も出せば凄い白ワインに当たる可能性大ですよね。いわゆるフランスのブランドワインなんか馬鹿馬鹿しくて飲めないですよ(笑)。」
私「昨今の味わいのグローバリゼーションで赤ワインはつまらなくなってきましたが(笑)、白はかなりユニークなワインがあって面白いですよね(笑)。技術の進歩で酸を残せるようになったから、逆に葡萄の品種の特徴がはっきり出せるようになりました。」
Fさん「イタリアって葡萄品種だけでも凄い数あるし、ただでさえそこら中でワイン造れるからポテンシャルがありますよね。」
私「そーなんですよ。また、造り手もユニークな発想してる人が多いし(笑)。」
Fさん「やっぱりワインもラテン系は楽しい(笑)。」
妙に盛り上がりました(笑)。
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エル・マセットの価格が上がるようです
Jul 04, 2013 by weblogland |南フランスの私の愛するドメーヌ・ラファージュのワインです。エル・マセットだけではなく、ノヴェラム・シャルドネも同様に上がるようです。
今現在はどちらも1155円税込みで販売していますが、1500円近くになりそうです。
そっ、そっ、そんなに!
いくら円安でも…!
聞くところによると、インポーターさんの為替予約が終わるのと、リリース価格が上がるダブルパンチだそうです。
もっとも輸入当初の価格もその位でしたし、今までが安過ぎたと言えばそれもそうですが…。
どうやら、これから秋にかけて値上げの波がきそうです。インポーターさんの在庫も夏場に入る頃には少なくなります。そして夏過ぎて秋口から、輸入が本格的になるのが、通例です。
じわりじわりと円安の影響が迫ってますね。でも、景気が回復しないのも困りますから、痛し痒しです。我々は、為替が行き過ぎないのを祈るのみ!
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時期は開花が終わり結実期です
Jul 03, 2013 by weblogland |西日との闘いです。
マスキューの道路沿いのシャッターは下ろしたままです。ワインのことを考えるとシャッターを下ろさない訳にゆきません。強い西日を遮るにはシャッターを下ろすのが一番効果的なのです。でも、道路沿いを通行する方や車から見ると、マスキューは閉まってます(笑)。実際笑い事じゃないんですが(トホホ)。
今日は7月2日ですが、去年のバトル開始日を調べてみました。去年のブログをチェックしただけですが(笑)。去年は7月4日ですね。ちなみに一昨年は6月22日。
今年は去年並ですか。まだ、汗が吹き出るほどの暑さではありませんが、先が思いやられます。天気予報では今年は酷暑のようです。
うーん。
ヨーロッパはどうでしょうね。この時期は開花が終わり結実期です。天候が安定しないと収穫に与える影響が大きくなります。雨が多いとカビが発生して葡萄樹は病気になります。雹などで一瞬の内に収穫がフイになることもあります。逆に暑すぎると生育不良になったり…。心配事は尽きません。
葡萄は収穫まで開花から3ヶ月ほど、これから目を離せません。
上手く3ヶ月を乗りきってくれることを祈るばかりです。
生産者のサイトに作柄情報が出るのも7月になってからです。ちょっとチェックしてみますね(笑)。
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試飲会のおさらい
Jul 02, 2013 by weblogland |やはりブルゴーニュのピノ・ノワールは人気ありますね。ジェラール・セガンの『シャンタル』と『ジェラール』の2010年です。本数があまり無かったもので、当初1本だけ開ける予定でした。でも夕方になると、足りなくなりました。
うーん。
どうしよう?
お世話になっている常連の皆さんに一口も飲んでいただけないのは申し訳ありません。
そんな訳で昨日はすべてのワインが2本目に突入(トホホ)!
Aさん「マスキューさん、シャンボール・ミュズィニーとジュヴレイ・シャンベルタンの違いが良く解りました。テロワールってあるんですね。」
私「科学的には解明されてはいませんが、テロワールはあるとしか言いようがありませんよね。」
Aさん「このワイン、ライムみたいな香りがしますよね?」
私「はい。ブルゴーニュの赤ワインは基本的にりんご酸を残します。それ由縁かと。ただ、今風ではありませんよね(笑)。クラシックなスタイルです。熟成に繋がると思います。」
Aさん「クラシックということは、昔は若いブルゴーニュのピノ・ノワールって、ライム香がつきものだったんですか?」
私「はい。固くて飲みにくいんですが…。熟成するワインには必然かと。」
Aさん「今のブルゴーニュって若くともライム香があまりしませんよね。それって熟成しないんですか?」
私「おそらく。最初から出来上がったスタイルかと。ただし向上はしません。」
Aさん「高いブルゴーニュで熟成しないと頭にきますね(笑)。でも、早く飲んじゃうから、しょうがないか(笑)?」
私「飲んだ方が、熟成を待たず早く飲んでも美味しく満足できれば、それは良し(笑)!20年以上の時間を経てたどり着く熟成の味わいを求めるなら、今風では無理かと。」
Aさん「お財布と相談しなきゃいけませんね(笑)。でも、若いワインを飲んでみて、その味わいを気に入り、成長の行く果てを追いかけてみたいですよね。」
私「それって醍醐味ですよね(笑)。仮に裏切られたとしても、怒りに繋がらない程度の価格のワインを買うのがコツかと(笑)。」
Aさん「安いワインが熟成して変貌を遂げることってありますか?」
私「あまり安いワインでは有り得ませんが、相対的に安いワインで楽しめることは多々あります。マスキューの狙い目でもあります(笑)。」
でも、確実な判断は出来ません。
「このワインがこんな風になるんだ!?」
なんていうことがザラです(笑)。ただし元がダメなものはダメです。念のため(笑)。
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桝久 試飲会リポート
Jul 01, 2013 by weblogland |一時ぐちゃぐちゃになり、ご迷惑をおかけしました。お許しくださいませ。
まず、暑い中お越し下さった方、泡でウェルカムです(笑)。
〇グラン・キュヴェ・ブリュット N.V.ケットマイアー イタリア 発泡性 白 アルト・アディジェD.O.C.750ml 1650円税込み
「ぷはー!旨い!一息つくねぇ(笑)。」
「半分喉越し感覚(笑)。汗引くよね。」
「酸の広がりがあるし、爽やかな味わいだから旨く感じる(笑)。」
「そうそう。T.P.O.って大事だよね。」
「たしかに、そりゃシャンパンの方が上等だけど、まず体をクールダウンさせるにはシャンパンじゃダメだよね(笑)。」
「泡がこれくらいハチハチしていた方が良いね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。このグラン・キュヴェ・ブリュットはシャルマ方式で造られています。タンクを密閉して二次醗酵して泡を得ます。シャンパンの瓶内二次醗酵ほど泡がキメ細かにはなりません。その分安くは出来ますが(笑)。」
「なるほどね。でもこのくらいの泡立ちの方が清涼感があってイイですね(笑)。ドライで大人の清涼ドリンク(笑)。」
「でも、グラン・キュヴェ・ブリュットって、広がりが凄いですよね。単なる安スパーリングじゃないですよ。」
家内「ありがとうございます。これほど広がりがあるのは冷涼な北イタリアの産地とケットマイアーの尽力かと。」
「セパージュはピノ・ビアンコでしたっけ?ピノ・ブランですよね?目立たないマイナーな品種ですよね(笑)。グラン・キュヴェ・ブリュットみたいに目の覚めるような印象はありませんよね(笑)。」
家内「ブルゴーニュで細々と造られてますが、マイナーですよね(笑)。」
私「ブルゴーニュのピノ・ブランはシャルドネの骨格を補強するような使われ方ですよね。」
「ピノ・ブランも使い方では一人立ちが出来るということなんですな。」
こうなるとケットマイアーの白を飲んで見たくなるのがワイン・ラヴァーの心情(笑)。そこで引き続き
〇ピノ・グリージョ 2012年 ケットマイアー イタリア白 アルト・アディジェ‐シュッドチロルD.O.C.750ml 1500円税込み
「あっ!これ凄い!」
「力あるなぁ。でもパワーだけじゃない。」
「しっかりしてるし、緻密。」
「やはりピノ・グリージョってポテンシャル高いですよね(笑)。」
私「ケットマイアーの白はどれも美味しいんですが、特に私はピノ・グリージョが好きでして(笑)…。」
家内「リースリングなんかも素晴らしいですよ。まるで王様みたい(笑)。」
「解った!旦那さんはピノ・グリージョ派で奥さんはリースリング派なんですね(笑)?」
私・家内「読まれてますね(笑)。」
「ところでこのワインはどんな食べ物に合いますか?」
私「ハードタイプのチーズかな?シェーブルのナチュラルタイプのちょっと酸っぱいのなんかどうでしょう?」
家内「うーん。ハードタイプが無難かな。」
私「フォンデューなんか鉄板かな(笑)。」
家内「植物っぽさがあるから、アスパラなんかのサラダ、ジーザースサラダも合うはず。」
私「あと、このピノ・グリージョは液温が上がるとトロミが出てきます。グラスを手で温めてお試しください。」
「あっ、ホントだ!違うワインみたい?」
「不思議?でも美味しい。」
「香りに洋梨っぽさが出てきた!」
私「洋梨もトロピカルな感じじゃなくて、寒い感じ(笑)。ノルマンディーみたいに葡萄が寒くて造れない場所でつくったような洋梨のニュアンスがあるかと。」
「マスキューさん。このワインってかなり凄いワインじゃないですか?」
私「ありがとうございます。普通、いい加減に造ったワインですと、温度変化についてこれずにバランスを崩します。ケットマイアーの実力の高さを証明しているかと。」
「ところで、赤の『ラグレイン』はどうですか?」
さすが筋金入りのワイン・ラヴァーは核心をついてきます(笑)。
私「とにかくまだ飲むには早いです。先々、もの凄い熟成を遂げるとは思いますが、具体的に何時どうなるか私には解りません。」
家内「実は自分達用です(笑)。」
さてこれからは衝撃のロゼの登場です(笑)。
〇アマルテア・ロサード 2011年 ロシャレル スペイン ロゼ ペネデスD.O.750ml 1560円税込み
●アマルテア・ティント2010年 ロシャレル スペイン カタルーニャ 赤 750ml 1560円税込み
「マスキューさん、例の山羊に葉っぱ食べさせるですね(笑)。ロゼもあったんですね。」
「えっ!山羊は葡萄果食べないんですか?」
私「実は山羊使いが上手く山羊を誘導して葡萄の余分な葉っぱだけを食べさせているとのことでしたが、それは冗談でした(笑)。ちょうど開花のあとでまだ葡萄果が美味しくないので山羊は葡萄果を食べないようです。」
「ほっほっー。これが例のラベルですな(笑)。」
「赤とロゼが同じラベルですね(笑)。」
「ロゼのラベルの説明書が赤と同じ。ホントにこんなことあるんですね(笑)。」
私「驚くことにありました(笑)。参っちゃいます。」
「そーだよね。普通日本じゃ考えられないですよね(笑)。」
「ロゼのヴィンテージの直し方が可愛い(笑)。いかにも手作業(笑)。」
さて肝心の味わいは?
「うわっ、イチゴ丸ごと入ってる!」
「こんなに明瞭で突き抜けたロゼあるんですね!」
「これは旨い!イチゴだけじゃなくて赤いベリーのニュアンスが詰まっている。
「私、ロシャレルの赤が大好きなんですが、ロゼはスタイルが全く違う。何故?セパージュは違うんですか?」
家内「赤はカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロ。ロゼはシラー、メルロ、ピノ・ノワールです。」
「赤のカベルネとメルロは理解できますが、ロゼはシラー、メルロ、ピノ・ノワールなんですか?なんという組み合わせ!?」
私「絶句しちゃいますよね(笑)。シラー、メルロ、ピノ・ノワールの組み合わせなんか誰も思いつきませんよね。」
家内「ミスマッチも甚だしい(笑)。」
「不思議なことにワインとしてのまとまりがとても良いですよね?これだけフルーティーさがありながらバラバラな感じがしませんよね。」
「でも、今まで経験したことないほど美味しい!何故?」
私「このロゼ造りが変わってます(笑)。収穫してすぐに10℃の低温で15時間寝かされます。そして搾って14℃の温度で5週間もの長期間醗酵し、マロラクティック醗酵せずにアッサンブラージュして瓶詰め出荷するそうです。」
「混醸しないんですね?」
私「はい。当初、醗酵期間が長いので混醸することで葡萄品種のミスマッチを解消しているのかと思っていたのですが、違いました(笑)。」
「それにしても、天使のように繊細で、悪魔のように大胆(笑)。」
「味わい深くてどちらかと言えば内向的な赤を造る一方で、爆発的なロゼも造るんですね。赤とロゼは繋がりませんよね(笑)。同じ生産者が造っているとは思えませんよね。」
「スペイン人て独創的ですよね。細かいところはアバウトだけと(笑)。ラベルのアバウトさを吹き飛ばす斬新なロゼだよね。」
私「そう言ってくださると助かります。」
「マスキューさんが何故『大日本ロゼワイン普及協会』を造ったか?ロシャレルのロゼ飲んで解りましたよ(笑)。ところで役職はまだ空いてますか?」
私「ご賛同ありがとうございます。会頭にしましょうか(笑)?」
「いやいや、それは畏れ多いのでC.E.O.ということで(笑)。」
『大日本ロゼワイン普及協会』C.E.O.に狛江のKさん決定いたしました!
ちなみに相談役はリアル相談役の横須賀のKさんにお願いしましょう(笑)。
最後は皆さんお待ちかねのブルゴーニュ。ドメーヌ・ジェラール・セガンの同一ヴィンテージの比較です!
●『キュヴェ・シャンタル』2010年ドメーヌ・ジェラール・セガン フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2685円税込み
●『キュヴェ・ジェラール』2010年ドメーヌ・ジェラール・セガン フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2685円税込み
「『シャンタルさん』と『ジェラール君』ですね(笑)。良く飲んだなぁ(笑)。いつも変わらない出来栄えのドメーヌですよね。」
私「はい。マスキューの定番としてお世話になっております(笑)。今回は珍しくヴィンテージが揃いましたので、比較試飲の運びとなりました。」
家内「いつもは何故だかヴィンテージがずれるんですよね(笑)。」
「えーと『シャンタル』がシャンボール・ミュズィニーで『ジェラール』がジュヴレイ・シャンベルタンでしたっけ?うーん。たしかに違う!」
「『シャンタル』は膨らみがある。『ジェラール』の方は広がりが凄いね(笑)。」
「似てるけど違うなぁ。香りの出方も違うような気がします?」
「これってどちらもブルゴーニュA.C.ですよね。なんで村名名乗らないんですか?」
私「本人に聞くと、『だって村名より安いからいいじゃん。』なんでそんなこと聞くの?みたいに言ってました(笑)。」
家内「最近は息子さんがドメーヌを手伝っています。そのためか、どんどん品質は上がってきてます。暑い2010年でもワインのアルコール分は12.5%で納めています。収穫のタイミングを完璧に把握してます。」
「ワインのアルコール分って高いほど良いんじゃないんですか?」
私「寒いとアルコール分は上がりませんから、暖かいに越したことはありませんが、あまり暑いと酸が無くなりぶっきらぼうなワインになります。必要な糖度に達した時に収穫するのがベストです。そのためには毎日畑に出て葡萄の糖度を計らなくてはなりません。」
「そうすると畑が広すぎると大変になるんですね(笑)。」
私「今、ドメーヌ・ジェラール・セガンは広さを含めてちょうど良い塩梅かと(笑)。」
家内「あと、息子がお父さんに負けまいと努力しますから、相乗効果があります(笑)。」
私「でも、お父さんが死んだり引退するとダメになったり(笑)。一般論ですか(笑)。」
「どことは言えないけど、そんなドメーヌありますね(笑)。」
ジェラールさんとシヤンタル君の好みは、それぞれですね(笑)。
ありがとうございました。
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