Written on 2014 03
桝久 試飲会リポート
Mar 31, 2014 by weblogland |土曜日の夕方は相変わらずのピークタイムになってしまい行き届かなくなってしまいました。お許し下さいませ。
まずは春らしくロゼ・スパークリングです。
◯クレマン・ド・ブルゴーニュ N.V. ガロデ・フレール・エ・フィス フランス ブルゴーニュ 発泡性 ロゼ 750ml 2700円税込
「やっぱりブルゴーニュのピノ・ノアールって良いですなぁ(笑)。」
「色がイイねぇ(笑)。いかにも春。」
「でも軽くはないですね。しっかりしてるよね。さすがピノ・ノアール(笑)。旨いよね。」
「ピノ・ノアールって飲むと幸せになれますよね(笑)」
家内「あまり冷やさずに飲んだ方が良いようです。」
「なるほどね。冷えすぎると膨らみが無くなる。何度くらいが良いですか?」
家内「ビールみたいに冷やすと駄目です。10度以下にはしない方が良いかと。」
「クレマンだからシャンパーニュよりガスは低いけど、厚みがあるよね。やっぱりポール・ガロデだからですか?」
私「はい。通常の収穫量を比べてもシャンパーニュよりブルゴーニュの方が低収量ですから、普通に造ったブルゴーニュならば通例のシャンパーニュより濃いジュースが得られます。」
「だったらシャンパーニュよりブルゴーニュの方が良いスパークリングワインが出来ると言うことですか?」
私「ただ、ブルゴーニュだと糖度が高過ぎるので、逆に造るのが難しくなるようです。」
「暖かくて葡萄が良く熟せば良い訳じゃないんですね?」
「はい。そこが難しいところです。瓶内熟成したスパークリングワインはガスを得るために糖分添加します。これでガスを二次醗酵して得ますが、同時にアルコール分も上がります。ガスを得るために過剰に糖分添加すると、原料ワインが本来持っている酸とのバランスが悪くなります。ですから瓶内二次醗酵したスパークリングワインは寒くてあまり糖度が上がらない産地が向いています。」
「そうするとあまり糖度が上がらない日本でも良いスパークリングワインが出来る可能性があるんですか?」
私「はい。あとアマローネしたり、工夫の余地がまだあるかと。」
「でも、雨が多すぎますか(笑)?」
私「考えようで、雨がまったくないよりは良いかもしれません。砂漠でワインを造るより、日本でワインを造る方が楽かもしれませんね。」
家内「あとコストの問題があります。」
「日本だと大規模化が難しいですもんね。」
「マスキューさん、TPPに入ると日本の国産ワインは駄目になりますか?」
私「ヨーロッパの真似をしただけのワインは無理かと。オリジナリティーのあるワインなら大丈夫とは思いますが。」
家内「心情的には国産ワインを応援したいのですが、セレクトショップのマスキューとしては…。」
私「昔、だいぶ国産ワインを棄てて流しました。」
お客様の意識の高さを感じました。
さてこれより中欧のワインです。
◯トカイ フルミント ドライ 白 2012年 シャトー・デレスラ ハンガリー D.H.C.トカイ スクリュー・キャップ 750ml 1305円税込
◯グラシェヴィーナ セレクテッド 2012年 イロチュキ・ポドゥルミ 白 クロアチア ポドゥナウリェ生産地域 イロク地区 上級ワイン スクリュー・キャップ 750ml 1610円税込
「ハンガリーとクロアチアですか。マニアックなワイン探しましたね(笑)。ところで品種なんですが、トカイはフルミントでクロアチアはグラシェヴーナですか?」
「フルミントって名前だけでもカッコいい(笑)。」
私「ハンガリーのトカイは貴府腐ワインで有名なフルミント、クロアチアのグラシェヴーナはヴェルシュ・リースリングです。」
「フルミントは強いですね。でも甘くてふっくらしている。」
「レベル高いですよね?フルミントって独特。良いワインには違いないけど、経験したことがないから何と言えば…。」
「しっとりしていて、しかも強い。粘りがある?」
家内「温度を下げすぎると酸っぱさが目立ちます。ですから常温で出しています。」
「フルミントは確かに強いけど、複雑さがありますよね。柑橘系の香りに桃やブラムのニュアンスもある。」
「あと、ミネラルっぽい固さが特長的。」
「クロアチアのほうも基本的にはフルミントに似ているけれど、凄く深い。」
「旨味。お茶とかスパイスが…。経験したことのない味。」
家内「エスニックなスパイスかな。」
「中国とか東南アジアの味かな(笑)。上手く表現できないけど。」
「酸っぱいんだけれど、酸っぱくない(笑)。酸っぱさに反応して涎が出ると言うより、心地よくて涎が出るみたいな(笑)。」
「ハンガリーもクロアチアもオーストリアのグリューナー・ヴェリトリーナーに共通するかな?」
「この酸っぱさは旨味ですよね?」
私「旨味も酸味です。思わず涎が出ちゃいます(笑)。日本人の嗜好に合いますよね。」
「焼き鳥を潮で食べながら飲んだら合う!焼き豚でも良し!」
家内「レモンを搾ってかければ完璧(笑)。」
「アスパラとかネギ焼きでも合いそう(笑)。」
「クロアチアの方は特に植物やミネラル感が強いから野菜に合うよね。」
「肉だって豚肉だったらちょうど良いよね。」
「豚肉の野菜炒め(笑)!」家内「中欧のワインってオリーブオイルやバターより胡麻油やサラダオイルに合う感じですよね。肉だったら鶏肉や豚肉の脂ですよね。」
「あれ?クロアチアって地中海沿いですよね。ドブロクニコでしたっけ、地中海の真珠でしたよね?」
私「はい。地中海から内陸部まで「くの字」の形の国土です。海岸部はアドリア海を隔ててイタリアですから似たような気候です。でも、このワインは内陸部の北東にあります。ハンガリーに近いところですから、寒暖差の大きな大陸性の気候です。」
「旧ユーゴスラビアですな。ハンガリーもクロアチアも今はEUに加盟してますよね。」
私「EUの資本が入るようになって葡萄栽培も復活したようです。ようやくコストパフォーマンスの高い素晴らしいワインが出始めました(笑)。」
家内「もともとがオーストリアハンガリー帝国でしたから、ワイン造りの歴史は永く、しかもポテンシャルも高い。」
「確かに!品が良いですよね(笑)。
「帝国の逆襲(笑)?」
「なるほどね。フルミントの辛口って昔は無かったでしたよね。」
私「はい。最近リリースしたようです。オーナーがシャンパーニュのハイパー・エドシックですから。」
さてここで、慣れ親しんだイタリアワインと中欧のワインを比べることにしました。
◯ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ 2012年 パーラ イタリア 白 サルデーニャ島 D.O.C.750ml 1710円 税込
「慣れた味(笑)。香りが良いよね。でもハンガリーやクロアチアのワインとは全然違うよね。」
私「このパーラのヴェルメンティーノは締まりがあってとても好きです。イタリアらしい白ワインかと。」
「これ飲むと合わせる料理はイタリアンだよね(笑)。オリーブオイルやトマトが頭に浮かぶ(笑)。」
「フルミントやグラシェヴーナはパーラのヴェルメンティーノとは異質ですよね?ヴェルメンティーノは暖かさがあるけど、フルミントやグラシェヴーナは冷涼さがありますよね。」
「そうそうフルミントやグラシェヴーナは色にグリーンが入っているけど、ヴェルメンティーノは黄金色(笑)。しかもギラギラしてる(笑)。」
「香りの出方も全然ちがいますよね?」
私「ヴェルメンティーノはまさにアロマチック。黙っていても香りが立つ感じ(笑)。フルミントとグラシェヴーナは口に入れてから出てくる感じですよね(笑)。」
さて、続いては中欧の赤となります。
●カピストゥラニ・ツルニ セレクテッド 2012年 イロチュキ・ポドゥルミ 赤 クロアチア ポドゥナウリェ生産地域 イロク地区 上級ワイン 750ml 1890円税込
●『ベラ・ヨシュカ』ブラウフレンキッシュ アイゼンベルグ 2011年 ヴァイングート・ヴァハター・ヴィースラー オーストリア ブルゲンラント アイゼンベルグD.A.C.赤 750ml 2160円税込 スクリュー・キャップ
「あれ?タンニンが軽い?でもしっかりしてる?こんなワインあるんですね?」
「クロアチアの方はベリーや桃っぽさがあってボジョレーに似てるかな?でも香りの立ち方が違うかな。」
「軽いけど薄くない?」
「軽いけど、弱さがないよね。良く飲むイタリアやボルドーのワインとは違う。」
「一言で言えば旨口かな。白ワインと共通の旨味があるよね。」
「広がりも綺麗。タンニンが濃ければ良い訳じゃないんだ(笑)!」
私「無理な抽出をしていませんよね。この点プリミティブですよね。」
「でも『ベラ・ヨシュカ』は重ったるくはないけど、凄く強くて深い。これってフルボディーって言って良いのですか?」
私「渾身の造りだとは思いますが、基準がちがいますよね。どちらの赤も牛肉のための赤ワインではないような気がします。」
「香りの立ち方もイタリアやボルドーとは違いますよね。どちらかと言えばブルゴーニュかな?」
家内「雑味がないですよね。無理にプレスしてない感じです。透明感が素晴らしいですよね。」
「木樽熟成はしていないんですか?」
私「どちらも古い大樽で一年ほどします。」
「全然樽のニュアンスがしないよね。」
私「樽の使い方の発想が違いますよね。文化の違いに近い(笑)。」
家内「合わせる料理も塩辛い豚肉や鶏肉なんでしょうね。」
「そうそう。ハンガリーで食べた豚肉料理は塩辛かった(笑)!」
ありがとうございました。
岡本利秋・昭子
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2012年の『ドンナルーチェ』飲みました!
Mar 29, 2014 by weblogland |あのイタリア ラツィオのポッジョ・レ・ヴォルピが造る白ワインです。
うーん。
いつもと違いますね。
過熟感がいつもより強い感じ。あと、いつものグレープフルーツなどの柑橘類の圧倒的な果実味とは味わいのニュアンスもちょっと違うような。
取り合えずテクニカルシートをインポーターさんから取り寄せると、造りはいつも通り。セパージュも同じです。
ヴィンテージの性かな?
2012年のイタリアの作柄を調べなくてはいけませんね。ちなみに2012年の『ドンナルーチェ』はアルコール分13%。いつも通り。
じっくりテイスティングしながら、ちゃんと調べてみます。
香りの出方もちょっと違いますね。ボリューム感はありますが、あの突き抜けるようなスタイルではないのかな。
3日語になると、段々本来の調子?香りの方向性が強くなった感が。それとグレープフルーツや桃などの柑橘類の香りが支配的になりました。苦味が目立たなくなってきました。
6日経つとオレンジっぽさが出てきました。ただしワイン自体の強さは衰えません。割りに強い。マーマレードにいつなるかな(笑)?
8日経つと濃さが増してきましたね。アーモンドっぽい苦味がピールの苦味のように感じます。ちょうどトニックウォーターみたいですよ。あと気になるのはアルコリックなところが無くならない点です。まだバランスが完璧とは言えないのかな?
10日目 香りが良く立ちますね。ようやくなのかな。柑橘オレンジの香りのベクトル強し(笑)。
13日目 ようやく全体が馴染んできたようです。一体何日かかるんだ(笑)。トロピカルなニュアンスがあり、ハニーな感じが強いですね。貴腐でも付いているようなニュアンスがあります。
早速インポーターさんに聞いてみました。
私「いつもお世話になっております。ところで2012年の『ドンナルーチェ』スタイルがいつもとちょっと違いますよね。貴腐でも付いたような感じしませんか?」
インポーターさん「収穫時がだいぶ暑かったようです。このためハニーさが増したようです。貴腐は付いてないと思います。そのような連絡はありません。ヴィンテージの性かと。」
私「そうですか。2012年は収穫時にイレギュラーがあったんですね。ワイン自体の力はありますよね?」
インポーターさん「はい。基本的にラツィオは冷涼ではなくいつも温暖ですが、収穫のタイミングが難しかったようです。まあ、ドライな味わいと13%のアルコール分を保ったところに尽力を感じます。」
うーん。
なるほど!
まだマーマレードみたいにはなっていませんが、何時そうなるのでしょう?
もう少し観察を続けますね(笑)。
今日で丸15日ですか。香りの出る様は相変わらず凄いですね(笑)。香り自体はあまり変わりませんが、液体とワインの中に在るものとが上手く折り合ってきたようです。まあ、いずれにせよ想像を絶する生命力ですね。
管理能力に長けたポッジョ・レ・ヴォルピの管理能力を越えたかのような印象の2012年です。まだマーマレードみたいにはなっていません。ドンナルーチェの枠を越えたドンナルーチェ?
しっとりしていて美味しいですね。ようやく落ち着いた(笑)?
17日目ですが、変わりません(笑)。それにしても香りが凄いですね。ワイン自体はしっとり落ち着いていて、まるで凪。完成した感。本来の求心力を見せているかのようです。ただいつもほどマーマレードっぽくないですね(笑)。このままゆっくり力が枯れて行きそうな気もしますが…。
まあ、尋常ならざる生命力に脱帽です!
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犬のラベルの『ベラ・ヨシュカ』を押します-マスキュー試飲会
Mar 27, 2014 by weblogland |ところで明日の金曜日、土曜日はマスキューの試飲会です。
私「明日は天気は良いみたいだね。何が一番売れるかな(笑)?」
家内「そりゃあ、トカイのフルミントだろうね。コストパフォーマンスが飛び抜けて良いからね(笑)。」
私「そりゃあ、そーだね(笑)。でも一番人気があって欲しいのは、オーストリアの『ベラ・ヨシュカ』?ラベルの犬が可愛い(笑)。あのラベルに私はやられてます(笑)。」
家内「そーなんだよね(笑)。あの澄ました顔を見ると頬擦りしたくなる(笑)。」
そう言う訳で我ら夫婦は犬のラベルの『ベラ・ヨシュカ』を押します!
言い忘れましたが、味わいも良いのです(笑)。
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冥利に尽きます!
Mar 26, 2014 by weblogland |Aさん「マスキューさん、ようやく試飲会のセット販売始めましたね(笑)。反響はどう?」
私「いやいや、まだ始めたばかりですから(笑)。それにしてもAさんチェック早いですね(笑)。」
じつは前よりAさんから試飲会セットの販売を勧められていました。実際何度か試飲会のワインをそのまま送らせてもいただきました。
Aさん「へへへ(笑)。じゃあ、言い出しっぺの私が最初の客ですね(笑)。じつはワイン仲間が遠くに引っ越したんですよ。彼がこっちにいる時はしょっちゅうワイン会をやってたんです。そんな訳で遠隔試飲会をやるにはマスキューさんの試飲会セットがちょうど良い(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。」
Aさん「後で、マスキューさんの試飲会リポートを見るように言っておけば手間要らず(笑)。お互いに質疑応答も後で出来るし(笑)。」
迂闊なワインは試飲会に出せません(笑)。
ありがとうございました。冥利に尽きます!
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今週末のマスキュー店内試飲会のワインがようやく並びました
Mar 26, 2014 by weblogland |ところで今週末のマスキュー店内試飲会のワインがようやく並びました。
ラインナップが決まってお知らせしたブログの写真向かって左端の赤ワイン『ベラ・ヨシュカ』も無事到着しました。犬の顔がまん中にデザインされたかわいいワインです。あの写真のラベルがおかしいことにお気づきになった方もおられるかと。じつはサンプルの瓶のラベルをラベルコレクターで剥ぎ取ってしまったため、急遽瓶にラベルコレクターを直に貼りその場しのぎをしちゃいました(笑)。ラインナップの決定をいち早くお知らせすることを優先しました。おゆるしを!
今日ようやく全部並んでホッとしました。
あと、今回から試飲会に出したワインのセット販売をしようと思います。マスキューの試飲会に参加出来ないお客様からのご要望にお答えさせていただきます。
前々から考えてはいたのですが、私の好みの押し売りみたいで気が引けていました。でも、「構わないからセット販売をしてくれ(笑)。マスキューさんの試飲会を追体験するの楽しいんだよ。」「丸々パクって試飲会出来るんだよね(笑)。予定稿もあるからね(笑)。」とのご要望に押され、試飲会ワインのセット販売を行うことにいたしました!
ホームパーティーの余興や資格試験の勉強に役立てれば幸いに存じます。
詳細はこちらをご参照下さい。
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店内試飲会のワインをセット販売いたします
Mar 26, 2014 by weblogland |マスキューの営業は月一度の試飲会を軸にしております(笑)。幸い、お客様も試飲会を楽しみにしていただいているようです。ただ試飲会に参加できないお客様からのご要望に答えるため、試飲会のラインナップワインをセット販売することにいたしました。
◯クレマン・ド・ブルゴーニュ N.V. ガロデ・フレール・エ・フィス フランス ブルゴーニュ 発泡性 ロゼ 750ml 2700円税込
◯トカイ フルミント ドライ 白 2012年 シャトー・デレスラ ハンガリー D.H.C.トカイ スクリュー・キャップ 750ml 1305円税込
◯グラシェヴィーナ セレクテッド 2012年 イロチュキ・ポドゥルミ 白 クロアチア ポドゥナウリェ生産地域 イロク地区 上級ワイン スクリュー・キャップ 750ml 1610円税込
◯ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ 2012年 パーラ イタリア 白 サルデーニャ島 D.O.C.750ml 1710円 税込
●カピストゥラニ・ツルニ セレクテッド 2012年 イロチュキ・ポドゥルミ 赤 クロアチア ポドゥナウリェ生産地域 イロク地区 上級ワイン 750ml 1890円税込
●『ベラ・ヨシュカ』ブラウフレンキッシュ アイゼンベルグ 2011年 ヴァイングート・ヴァハター・ヴィースラー オーストリア ブルゲンラント アイゼンベルグD.A.C.赤 750ml 2160円税込 スクリュー・キャップ
以上6本11375円税込のところ、
送料込みで11000円税込にて提供させていただきます!
数に限りがございますので、完売の節はおゆるしを!
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筋金入りの白ワインでした
Mar 24, 2014 by weblogland |この2本は筋金入りの白ワインでした。
今週の金曜日・土曜日のマスキュー試飲会に出すハンガリーとクロアチアのワインなのですが、先日飲んだ残りをさっき飲みました。
◯トカイ フルミント ドライ 白 2012年 シャトー・デレスラ ハンガリー D.H.C.トカイ スクリュー・キャップ 750ml 1305円税込
旨味が凄くありました!ちょうど抜栓してから丸1週間経ちますが、余分なものが落ちて、旨味がダイレクトに表れてます。
この価格帯ではあり得ませんね(笑)。もちろん構造はしっかりしていますから、丸1週間も経った感じもしません。
唸ってしまいました(笑)。
◯グラシェヴィーナ セレクテッド 2012年 イロチュキ・ポドゥルミ 白 クロアチア ポドゥナウリェ生産地域 イロク地区 上級ワイン スクリュー・キャップ 750ml 1610円税込
抜栓してからもう10日経ちますが、全く衰えません!
凄い生命力です。
密度感、酸の放射性、膨らみは大したものです(笑)。しかもまだ何か隠れているニュアンスがあります。旨味もあり、バランスの良さには驚かされました。
あー。
ビックリしました(笑)。
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試飲会で一番売れるワインは?
Mar 24, 2014 by weblogland |まあ、外出と言っても墓参り関連ですが(笑)。
向かう電車の中で家内と会議です(笑)。
私「今度の試飲会用ワインなんだけど、何が一番売れるかな?やっぱりトカイのフルミントかな?」
家内「多分そうなるよね。」
私「そうだよね。そうすると在庫を増やさなきゃいけないよね。あとクロアチアのグラシェヴィーノも売れそうだよね。」
家内「そうそう。この二種類は鉄板だよね(笑)。試飲会に出す分の2本ははなから差し引くから、在庫だけだと足りなくなるかもね。」
私「価格帯もマスキューのストライクゾーンだから在庫を増やさなきゃ駄目だね。あと、トカイのフルミント 『リアルワインガイド』で旨安大賞になっていたらしい(笑)。知ってた?」
家内「えっ。そうなんだ。先んじられて悔しいな(笑)。」
私「明日から試飲会までの売れ行きが良ければ、余分に発注した方が良いかもね。」
家内「注意しなきゃね。あとインポーターさんの在庫も確認しておかないとね。」
私「もちろん。月曜日一番にチェックするよ。まだあることを祈る(笑)!」
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3月28日、29日マスキュー試飲会ラインナップ
Mar 22, 2014 by weblogland |今回のテーマは中欧です。今ヨーロッパと言うとフランス、ドイツ、イギリスが中心ですが、かつてはオーストリアやハンガリーが中心でした。今のワインのモデルとなるプリミティブで洗練されたワインの生産地なのです。近年のEUの拡大によりこれらの産地のワインが復活しています。質実で生活に寄り添うようなワインが市場に出てきました。マスキューがこれを見逃す訳には参りません(笑)。
でも、今は春(笑)。まずはクレマン・ド・ブルゴーニュのロゼでウェルカムです!
◯クレマン・ド・ブルゴーニュ N.V. ガロデ・フレール・エ・フィス フランス ブルゴーニュ 発泡性 ロゼ 750ml 2700円税込
ブルゴーニュのドメーヌ・ポール・ガロデ親子が新たに起こしたネゴシアン・ブランドでこのクレマンはリリースされています。
味わいはフリーラン・ジュースで造ったようなふっくら感。感じるより残糖分は少ないかも。マロラクティックしていても酸はしっかりしています。チェリーやストロベリーの香りは強くはありませんが、それでも内側から出てくる様はピノ・ノアールですね(笑)。厚みがありグッドな出来映え。
瓶内熟成は15~18ヶ月していますから、ナッツィーな重さもあり、幅広い使い方ができます。
ロゼ・シャンパンは好きだけどちょっと高いと悩んだ時、迷わずコレをお勧めします(笑)。
これからメイン・テーマです。
◯トカイ フルミント ドライ 白 2012年 シャトー・デレスラ ハンガリー D.H.C.トカイ スクリュー・キャップ 750ml 1305円税込
ハンガリートカイの中心部トカイ・ヘジアリャで造られる辛口の白ワイン。造り手は15世紀初頭まで記録に遡れるシャトー・デレスラ。もっとも2005年にシャンパーニュのドラン家(ハイパー・エドシックで有名)による資本投資により復活しました。ハンガリーが共産圏からEUに国家の舵を変えたためです。
このワインはフルミント85%、シャルガ・ムシュコタイ15%。低温で管理できるステンレス・タンクで醸造・熟成されます。マロラクティック醗酵はしていないようですね。
もともと大陸性の冷涼な土地柄、切れのあるシャープなワインだと想像していましたが、こんなに切れがあるとは(笑)。切れと言うより強さ 強靭さなのです。しかもバランスが良い。
柑橘系の香りが勢い良く放出され、しかも的が定まっている(笑)。フルミントの辛口は初めて飲みましたが、永遠の命をもつエッセンシアを支える品種であることを実感しました。
◯グラシェヴィーナ セレクテッド 2012年 イロチュキ・ポドゥルミ 白 クロアチア ポドゥナウリェ生産地域 イロク地区 上級ワイン スクリュー・キャップ 750ml 1610円税込
中央ヨーロッパ クロアチアのワインです。
生産するのはイロチュキ・ポドゥルミ。創業は1450年、ブルゴーニュやボルドーよりはるか前の1700年代から元詰めをしていたと言います。かつてのヨーロッパワイン生産の先端地だったのですね。
このワインはグラシェヴィーナ種100%。グラシェヴィーナ種はD.N.A.鑑定によるとヴェルシュ・リースリング種の原種とのこと。古いワイン生産の歴史を感じます。
でも、味わいは斬新で素晴らしい(笑)。ヴェルシュ・リースリングにありがちな緩さがない(笑)。酸とミネラル感があり、非常にタイト。とても旨味があり広がりが秀逸なのです。抜粋栓後次第に粘性が増しオーストリアの上等なグリューナー・フェルトリーナーのような舌触り。
ここで1本イタリア サルデーニャの白が入ります。中欧のワインとの差がはっきり。
◯ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ 2012年 パーラ イタリア 白 サルデーニャ島 D.O.C.750ml 1710円 税込
ご存知イタリア サルデーニャ島のトップランナー パーラの造るヴェルメンティーノです。
サルデーニャ島のヴェルメンティーノと言うと島の北部で造られるD.O.C.G.ヴェルメンティーノ・ディ・ガルーラが頂点には違いありませんが、ちょっと高くて普段飲みには向いていません(笑)。
かといってイタリア本島の数多あるヴェルメンティーノだと緩い(笑)。
香りの広がりと強さがあり、ミネラル感、植物のニュアンスがあるパーラのヴェルメンティーノはやはりグッド。
魚介類からアスパラ・トマトなどの野菜そしてシェーブルのチーズまで合わせやすいのは福音なのです。
そして、マスキュー初登場クロアチアの赤ワインです。
●カピストゥラニ・ツルニ セレクテッド 2012年 イロチュキ・ポドゥルミ 赤 クロアチア ポドゥナウリェ生産地域 イロク地区 上級ワイン 750ml 1890円税込
このワイン、格付けはいわゆる上級ワイン 「クヴァリテートノ・ヴィノ」(統制保証原産地産上級ワイン)で、バックラベルに書いてある「スーホ」とは辛口の意。「ヴィノゴリエ」は畑名だそうです。最後の「スリム」は地域とか。あとブランド名「カピストゥラニ・ツルニ」はクロアチアの聖人の名前のようです。
セパージュはフランコフカ(ブラウフレンキッシュ)70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%。手摘み収穫後約26℃の低温で12日の醗酵。そして3000リットルのスラヴォニア・オークの大樽で12ヶ月の熟成。(醗酵も同じ樽でするそうです。)
味わいはビックリするほどのフルーティーさ!
基本的に重いワインではありませんが、密度感が素晴らしい。ベリーやチェリー、すももの溌剌とした味わいはまとまりが良くエレガント。ちょっとポルトゥギーザーとかガメイに似てるかも?いずれにせよ明瞭さと複雑さが両立している点凄い。
●『ベラ・ヨシュカ』ブラウフレンキッシュ アイゼンベルグ 2011年 ヴァイングート・ヴァハター・ヴィースラー オーストリア ブルゲンラント アイゼンベルグD.A.C.赤 750ml 2160円税込 スクリュー・キャップ
オーストリアの赤。桝久ではツヴァイゲルトに次ぐ登場です(笑)。
まずはラベルの説明から、ワイナリーの名前はヴァイングート・ヴァハター・ヴィースラー と言います。現在の若き当主クリストフ・ヴァハターの父フランツと母テレジアの結婚を期に父方と母方の実家のワイナリーを合併して今の形になりました。ワイン名『ベラ・ヨシュカ』はその互いの父(クリストフの祖父) ベラとヨシュカに敬意を払いつけたそうです。ワイナリーのフラッグ・シップ ブラウフレンキッシュ種のキュヴェ名としている訳です。
ワイナリーはオーストリア南部 ズュートブルゲンラント地方のアイゼンベルグ村にあります。ハンガリーとの国境付近です。ハンガリーからの暑いパノニア平原からの気候とオーストリア内陸からの冷涼で湿潤な大陸性気候がぶつかる位置にあります。このため、割りと降水に恵まれています。
畑の土壌は鉄分の多いスレート土壌。溌剌としたミネラル感を生み出すようです。しっとりとしたベリーの果実味に塩辛さや鉄っぽさ、胡椒のような後味があります。
ヘビーではないが非常に緻密な味わいはエレガント。余分にデフォルメしたところがありません(笑)。14ヶ月の熟成に古いオークの大樽を使うことで、余分な樽香をワインに着けずハーモニーを与えます。
質実さがあるのです。
今風のアメリカナイズされた味わいとは一線を画しますね(笑)。私はこのスタイルの方が日本人の嗜好に合うと思うんですが…。
皆さんいかがですか?
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クロアチア、オーストリア、ハンガリーのワインを出すことに決まりました
Mar 20, 2014 by weblogland |ヒートテック着ちゃいました(笑)。
ここのところ中欧のワイン産地のお勉強です(笑)。じつは今月のマスキュー試飲会でクロアチア、オーストリア、ハンガリーのワインを出すことに決まりました。
何が解らないかって、まずは言葉。オーストリアはドイツ語表記ですからどうにかこうにか察しはつきますが、ハンガリー語は解りません。それでも種本が多少ありますからそれを辿れば何とか意味くらいは想像がつきます。問題はクロアチアです(笑)。もちろん全然読めませんし、種本にあたるも種本の日本語が意味不明。合理的で理解出来る記述ではありません。どの種本だか明らかにはしませんが(笑)、持っている方も多いと思います。言っちゃった(笑)。
情報が不確かなワインを売るのは気が引けますが、実に美味しいのです。
どれも今風なアメリカナイズされた味わいではなく、土地と飲み手の歴史と文化を感じる味わいなのです。
今、中欧のワインに心ときめいています(笑)。
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見知らぬワインを飲んで、良心を探す
Mar 20, 2014 by weblogland |マスキューのワイン選びの基本はまず美味しいこと。飲んで素直に美味しいと思えなくてはダメです。
あとは価格(笑)。いくら良くても高すぎる高級すぎるワインは、マスキューでは売れません(笑)。マスキューのお客様がケチだと言っている訳ではありません(念のため)。値段が高すぎると、感動が薄れます(笑)。感動と価格はリンクし、思った以上に安いと更に感動はパワーアップします(笑)。(高いから良い場合もありますが)
これが大事。
価格は相対的であり、生産者の生活が再生産されなくてはいけません。ですから、原則ばかに安くて美味しいワインはあり得ません。良心的なワインを探していると言えば正確なのかも知れませんね。
良心は国境を越えて通じるのです(笑)!
「見知らぬワインを飲んで、良心を探す。」なんて言うとカッコ良すぎかな(笑)?
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昨日はサンプルで取り寄せたフルミントを飲みました。
Mar 18, 2014 by weblogland |旨かったでした!
あと、驚いたのは強さ。
ちょっとピノ・グリージョに似ていますが、より硬質な感じです。それでいてバランスが良い不思議。調べると脂ののった豚肉に合わせると最適だとか。かなり冷涼な土地柄の食生活に合うワインなんでしょうね。あと舌触りがオーストリアのグリューナー・フェルトリーナーに共通するニュアンスがあります。しっとりとしていてグッドです(笑)。きっと日本人の口にも合いそうです。
もちろん今月の試飲会の候補。でも、今日もう一度飲んで決めます。これで良ければ決定となります(笑)。
それから、ポール・ガロデのクレマン・ド・ブルゴーニュのロゼが届きました。もちろんピノ・ノアール100%です!
旨いんでしょうね(笑)。
もちろん今晩飲みます。
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今日はハンガリーとオーストリアのサンプルが届きました
Mar 17, 2014 by weblogland |ここのところインポーターさんのセールスに熱が入っています。消費税導入前の仮需要を見越してのことですかね?4月になれば嫌でも消費税は上がりますから、マスキューはあまりピンときません(笑)。中には沢山買い置く方もおられるようですが、トイレットペーパーを買い置くのとワインを買い置くのはちょっと違うような気もしますから、マスキューは特別関係なさそうです(笑)。
そんなことより今月の試飲会に出すワイン探しの方が忙しい(笑)。今日はハンガリーとオーストリアのサンプルが届きました。先日クロアチアのワインで良いものが見つかりましたので、中欧のワインに触手を伸ばしてみようかと(笑)。中欧はもともと原産地に近いし、ワイン栽培の歴史も古いですから良いワインに当たる可能性大です。ポテンシャルの高い産地なのです。あと、味わいがアメリカナイズされていないのが良い(笑)。生活に根差した質実なワインに惹かれます。
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変な夢見ちゃいました!
Mar 16, 2014 by weblogland |容疑は特定秘密法違反です?
夢の中の話ですが(笑)、日本政府主催の晩餐会で使ったワインを批判したことが原因でした。ある伝で、食事とワインのメニューを知り、それをブログで批判しました。
「なんであんなバカ高いワインを出す必要があるんた!確かに接待招待の意味意図があるとは思うが、やり過ぎ。かえって馬鹿にされる。単なる国費の無駄遣い!」
なんて言ったものですから、翌日に逮捕されました(笑)。
逮捕されて取り調べでは、ヤケクソになり暴言の連発(笑)。取り調べ官に「あんたも払っている税金なんだよ!頭にこないの?あんな使われ方して恥ずかしくないの?」
目が覚めて、家にいることでホッとしました(笑)。
うーん。
私の妄想・夢ですが、実際これも法律違犯になるんでしょうかね?
逮捕の日も近い(笑)?
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生命力が尋常ではありません-ドンナルーチェ
Mar 16, 2014 by weblogland |やはり暖かいと人間は活動量が増すようです。マスキューも今日はワインをお求めになるお客様がちらほら。
お客様「今日は暖かいねぇ。何かオススメの白ワインある?」
私「あまり重くない爽やかな白が良いですか?」
お客様「元気が出そうなのが良いな(笑)。」
私「じゃあ、これが今開いてるからちょっと飲んでみます?イタリアの白ワインなんですけど。」
お客様「おっ!これは旨い!」
私「開けてから丸4日経ちますが、ようやく調子が出たところです(笑)。」
お客様「開けてから丸4日しても飲めるんだ!」
私「はい(笑)。特にこのワインは生命力が尋常ではありません(笑)。」
お客様「冷蔵庫に入れておけば良いのですか?」
私「その方が良いとは思いますが、これは机の上に置きっぱなしです(笑)。」
お客様「えー!そんなに強いんだ!?」
私「今月末の試飲会までは飲めると思いますよ(笑)。」
お客様「このワイン、中に生命があるみたいだね(笑)。こんなワインあるんだね…。旨いよ(笑)。」
もちろん私がオススメしたのは『ドンナルーチェ』です(笑)。ただいま2012年の経過観察中ですから、お寄りの節はリクエストしてくださいね(笑)。
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クロアチアのワイン
Mar 13, 2014 by weblogland |赤と白の2種類なんですが、これが中々美味しい(笑)。
でも、まずラベルが読めない。インポーターさんの資料やら調べられることを手がかりにしても、解らないことが多くて困ってます。
基本的にラベルに記載されていることが解れば、生産者はもちろん、細かい産地、ワインのランクなどまで必要なことが解るはず。でも、何を調べても理解出来ません。
うーん。
困った!
一番困っているのが、クロアチアのワイン法のどこに、仕入れたワインが該当するのか解らないことです。やはりクロアチア語がまったく解らないことは致命的。
だいたい解るでは駄目なのです。
美味しいんですがね(笑)。
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ドンナルーチェ2012のテースティング記録
Mar 13, 2014 by weblogland |あのイタリア ラツィオのポッジョ・レ・ヴォルピが造る白ワインです。
うーん。
いつもと違いますね。
過熟感がいつもより強い感じ。あと、いつものグレープフルーツなどの柑橘類の圧倒的な果実味とは味わいのニュアンスもちょっと違うような。
取り合えずテクニカルシートをインポーターさんから取り寄せると、造りはいつも通り。セパージュも同じです。
ヴィンテージの性かな?
2012年のイタリアの作柄を調べなくてはいけませんね。ちなみに2012年の『ドンナルーチェ』はアルコール分13%。いつも通り。
じっくりテイスティングしながら、ちゃんと調べてみます。
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思わず涙が流れました
Mar 11, 2014 by weblogland |閉塞感が増し、心悲しさだけしか感じません。
2011年の3・11の時、3月の試飲会は中止しました。でも、中止を知りながらわざわざマスキューにご来店下さったワインファンが何人かおられました。
その時、1ヶ月ほど前に開けたドンナルーチェを飲みました。どのくらい持つか試したワインなのですが、実に美味しかった。マーマレードのような味わいの中に酸がしっかり活きており、信じられない生命力の輝きがありました。
思わず涙が流れました。
そんな訳で今日はドンナルーチェで献杯。
3・11の後、連絡が取れなくなったお客様や友人を思い、祈ることしか出来ません。
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今日は野見山暁治画伯特集でした
Mar 09, 2014 by weblogland |今日は野見山暁治画伯特集でした。
実は私、野見山画伯のファンです(笑)。基本的には抽象画っぽいのですがちょっと違う。うーん。なんと言えばよいのか。
絶対に日本人が描いているかのようなニュアンスがあるんです。物凄いパワーはありますが、繊細さがあり、グッと来るんです(笑)。
詳しい経歴は、芸大の元学長くらいしか知りませんでしたが、今日テレビで触りを知りました。
なんと御歳93才!
ビックリしました。私の亡くなった父と同じ歳だとは…。
今も現役で創作意欲は衰え知らず。しかも、奥さんを亡くし一人暮らし。
うーん。
凄い人だったんですね。
戦前、戦中、戦後を画家として生き抜いた方であったとは。
でも逆に、野見山画伯のような方だったら困難がなくても大成したのだろうと。実際そんな議論・評価は無意味なのは解りますが、全てを越えたような境地を感じます。この意味で天賦の何かを感じます。
グッと来ちゃうんですよね(笑)。
こんど著作を読んでみます。
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フランスがブランド大国である由縁
Mar 08, 2014 by weblogland |これなーんだ?
正解は
シャトー・ディケム1980年!
実はあるお客様よりたってのご希望で取り寄せました。特別な記念のワインとのご依頼でした。
ですから、初めからディケムを探した訳ではなく、たまたまあった訳です(笑)。
自分で言うのもおこがましいのですが、よくありました。しかも状態も宜しい(笑)。すでに34年経っていますが、まだまだ明るさがあります。他のソーテルヌではこうはなりません。やはり、飛び抜けて長寿なのですね。
色が完全なブラウンになるまで、あと30年はかかりそうです。それからが飲み頃の入口なんて言われてますから、あと何年持つやら?見当もつきませんね。ご夫婦の特別な記念ヴィンテージなら、忌の際までは持つでしょうね(笑)。ただし保管状態には充分注意する必要があります。コルクがワインより先に駄目になりますから、ギャップシールを外し蝋止めして立てて置けば、大丈夫なはず。コルクが溶け出しワインの風味を駄目にすることがさけられます。もちろん数年の内に飲むならこのままでよいですが、あと20年後に飲むおつもりなら蝋止めをお薦めいたします。
まあ、一番良いのはシャトー・ディケムで直接リコルクしてもらうことですが、手間暇が大変。でも、持っていったらリコルクしてくれるはずです。この辺りがフランスがブランド大国である由縁なのです。
やってみたいな(笑)。
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家内と会議
Mar 06, 2014 by weblogland |私「前日取り寄せたサンプル今ひとつだったね。」
家内「悪いワインじゃないんだけど。万を辞して売るワインでもない(笑)。」
私「お客様の顔が思い浮かばないんだよね。」
家内「ところで、もう3月だから『お花見用ワイン』も考えなきゃいけないよね!」
私「そうそう!梅の見頃は今週らしいよ。」
家内「『大日本ロゼ・ワイン普及協会』としても、一つ素晴らしいロゼを紹介したいところ。」
私「だよね。ヴァン・グリなんか扱いたいよね。でもブルゴーニュだと高いか?」
家内「ブルゴーニュのヴァン・グリは美味しいよね。でも良い生産者の物だと3000円くらいしちゃう。」
私「そこなんだよね。ロゼに3000円の値段が付いていると引いちゃうよね。デル・フィン・デル・ムンドのスパークリングでも再入荷してくれたらタイムリーなんだけどね。」
家内「ちょっと気合い入れて探そうよ!」
私「うっす!」
私「ところで今日Sさんが来店してくれたよ。病気の回復も良いみたい。ようやくワインが飲めるようになったって言ってたよ。」
家内「それは良かった!心配してたよね。」
私「Sさん曰く『病気して好みが変わったんだよね。前は濃いワインじゃなきゃ納得出来なかったんだけど(笑)、軽めで旨味のあるワインが良くなったよ(笑)。』って言っていたんだ。」
家内「確かに!重ければ良い訳じゃないよね。」
私「嗜好って年齢によっても変わるから、注意してワインを選ばなきゃいけないね。」
家内「エレガントで飲みやすく、それでいてちゃんとしているワインって理想だよね。」
私「いずれにせよ、質が高いのが前提。」
家内「人によって感じ方って違うと思わなきゃ駄目だね(笑)。」
私「人のことも考えるようにします。」
冷や汗かいちゃいました(笑)。
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真鯖の塩焼きとリューナー・フェリトリーナー
Mar 06, 2014 by weblogland |ところで、去年から今年にかけて塩焼きにした鯖にはまっています(笑)。
旨いのなんのって。タモリさんが一番好きな食べ物と言うのが解ります。
昔はあまり塩焼きにした鯖を美味しいとは思わなかったのですが、不思議なことにとても旨い?
家内に聞くと鯖は鯖でも「真鯖」とか。昔食べた鯖は関東近海の「ゴマ鯖」のようでした。
昔は「鯖の生き腐り」などと言われ、鮮度が落ちると食べられない魚でしたよね。今、私が楽しんでいる真鯖は西日本などの産地。鮮度保持、運送の迅速化の進歩からですかね?それとも家内の料理の進歩かも?
いずれにせよ何らかのイノヴェーションがあったに違いない(笑)。
ところで真鯖の塩焼きに合わせたワインは何かと言うと。オーストリアの白ワイン ヘレラーのグリューナー・フェリトリーナーです。1リットル入ったお買い得の白ワイン。
これが良くマリアージュします(笑)。レモンを搾ってかければ、さらに合うことは解りますが、あえて味付けは塩と醤油のみ。じんわりと旨いのです。鯖の油とワインが良く合うのです。グリューナー・フェリトリーナー自体は植物系の油に合うワインと思っていましたから、意外な発見でした。
もっとグレードの高いグリューナー・フェリトリーナーもありますが、このヘレラー白が真鯖には一番かと。強さのバランスが良いのです。
うーん。
それにしても旨い!
お試しを。
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知る人ぞ知る!
Mar 04, 2014 by weblogland |朝倉彫塑館のことです(笑)。何人かの方から賛同のメールいただきました。
ありがとうございました!
私は朝倉文夫さんのことは良く知らないのですが、どんな人だったんでしょうね?
漫画『美味しんぼ』に出てくる海原雄山みたいなイヤな奴だったんですかね(笑)?
いやいや、そんなことは無い!
朝倉彫塑館の良さは上品でひけらかしたところが無いところ。もちろん美には尋常ならざる探究心があったに違いありませんが、粋で無粋なところが無い人のような気がします。もちろん気骨のある方でしょうから、正論を曲げない厳しさ、妥協しない強さは筋金入り(笑)。
妄想は膨らむ一方です(笑)。
当日たまたま私にメールしたため、朝倉彫塑館を訪れるはめになったYさん。私同様に妄想の淵に沈まれたようです(笑)。
なんと、彼は朝倉彫塑館の黄金比まで発見されました。素晴らしい感性です!博識ですから、教えていただくことも多々。ありがとうございました!
あと、美術に詳しいEさん。今度、朝倉文夫の話を聞かせてくださいね。宜しくお願いいたします!
楽しいなぁ。
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眼福
Mar 03, 2014 by weblogland |山口晃画伯ならば『眼福』って言うんでしょうね(笑)。
私の場合は目で見ただけではもの足りません。ついつい触りたくなります。もちろん触れてはならないところは触りませんが(笑)。階段の手すりやら、柱やら、触っても怒られないところについつい手が伸びてしまいます。
また、館内を靴を脱いで靴下で歩けたのはグッドでした。(ちょっと寒かったでしたが。)
足に直接伝わるフローリングの質の良さと、歩くことで積み重ねられた時間を追体験出来たことは、心地好さの極みでしたね。まさに『足福』(笑)。
あと欲を言えば『食堂』もしくは『台所』を見たかったですね。恐らく食通であろう朝倉文夫の食へのこだわりを知りたかった!陶芸にも通じていたでしょうし、食への美意識はかなりのものがあるはずです。
書斎の蔵書を見たかぎりは、食に関する文献は見当たりませんでした。ひょっとしたら食に無頓着?
いやそんなはずありません。
せめて実際に使った食器だけでも見たかったですね。まあ、実際に使った食器などは消耗品ですから、割りと残らない宿命です。望み薄かな。
それではせめて台所だけでも!
トイレにすら意匠を凝らしていますから、台所もきっと凄いはず。朝倉文夫が満足出来る限りの設備と工夫がされているはずです!
でも、食べ物をひけらかすような不粋を嫌っていたかも?見せない方が美しいのも事実かな。
妄想は止まりません(笑)。
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海外のミステリーに はまっています
Mar 03, 2014 by akiko |いや~ 面白かったです。それだけでなく 読後 あれこれ 考えてしまっています。深くて 厳しい
人間の様々なあり様。清濁、正邪、優しさも意地悪さも いろんなものがぎゅっと詰まった
ミステリーだからこその面白さでした。
ここのところ、ドイツや北欧の ミステリーに はまっちゃってます。
(ちょっとミステリーとは 違うかもしれないけど)フェルディナンド・フォン・シーラッハ、
カミラ・レックバリのエリカ&パトリック シリーズ。
亡くなってしまってすごく残念な ミレニアムのスティーグ・ラーソン。
人を見る目の 温かさが感じられる作品が好きですね。やはり。
出来のいい ミステリーと美味しいワイン、目下の私の 一番の楽しみです。
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朝倉彫塑館に行きました
Mar 03, 2014 by weblogland |谷中の朝倉彫塑館に行きました。以前何度が前を通りすがりましたが、修復中で空振りしました(笑)。正確に言うと近くにある大名時計博物館も同様にいつも空振り(笑)。今日は念願叶い、両方観ることが出来ました!
まずは大名時計博物館、一言で言えばニッチでマイナー(笑)。地方によくある秘宝館的佇まい。でも、大名時計なんて知らない世界を知ることが出来てラッキーでした。価値ある文化財ですね。収集者の思い入れと、それを受け継ぐ人間の思いが伝わりグッド。展示室は鍵がかかっており、呼び鈴を押すとやおら駆けつけて来て、受け付けてくれました(笑)。愛情と思い入れこそ、貴重な文化財を守り受け継ぐ原動力なのです。
そして朝倉彫塑館。言わずと知れた朝倉文夫のアトリエ兼自宅兼私塾。あの早稲田大学の大隈重信の銅像や、教科書で見たブロンズ像『墓守り』の作者と言えばピンときますね。実物もありました(笑)。
素晴らしかった!
アトリエとしての機能美と伝統的な審美眼に基づいて作られた居宅。中庭を含めた全ての融合した有り様は卓越した『美』そのもの。日本近代建築の到達点では。
お金にあかした実業家や国家的な建造物とは違った、個人の生活に基づいた美意識の塊ですね。でも、押しつけがましくない品の良さが秀逸。居心地の良さがあります。
お家ウォッチャーの家内ともども大満足の一日でした。あとマスキューのお客様のYさんを、何故か引きづり込んでの一日でした(笑)。Yさんも大満足とのこと。
皆さん、是非一度行かれることオススメします。
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仕事のティスティングと飲んで楽しむことは両立します
Mar 01, 2014 by weblogland |先日、またまた娘が買ってきた『すずしろ日記』を貸してもらいました。この本は山口画伯のエッセイ漫画なのですが、なかなか楽しくてよろしいのです。
山口画伯は奥様ともども酒好き食べ物好きらしく、飲み食いの話だけでも面白い。
なかでも、画伯が「酒は酒だよね。日本酒ってあんまり言いたくないな。」などと宣う。普段から「酒は酒、ワインはワインで酒じゃない!」と宣っている私は狂喜乱舞(笑)。
「さすが山口画伯、解ってらっしゃる!」と一人悦に入ってしまいました(笑)。
あと画伯は「変にお酒の知識があると逆に楽しめなくなるのでは…」と危惧されていました。
大丈夫です(笑)。
仕事のティスティングと飲んで楽しむことは両立します(笑)。ただし、ティスティングの際、飲み込まないのが前提です。どんな種類のアルコール飲料も、飲み込まなければ酔いません。
インポーターさんの試飲会で、赤い顔はしていられないのです(笑)。
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ライオン・クリークのカベルネ・ソーヴィニヨン シラーズ 何故売れるか?
Mar 01, 2014 by weblogland |何故売れるか?
家内と考えました。
家内「ラベル・デザインが素敵だから!あの璧のネックレスはぐっとくるよね(笑)。」
私「確かに!味わいは若向きのような気がしてたんだけど、以外にディープなワインファンが好むんだよね。」
家内「重さも柔らかさもあるんだけど、香りが複雑だから飽きない味わいではあるよね。」
私「フレンチ・バリックの古樽を使っているんだけど、幾つかの産地の樽が混ざっているみたいだよね。安いアメリカンオーク材の樽だけとは違うよね。」
家内「バニラ風味が強くてワンパターンに陥るよね(笑)。特に熟成しない軽いワインを樽熟成させると最悪。香りを付けるために樽熟成させても駄目だよね。」
私「そーなんだよね(笑)。やはり樽熟成に耐えるだけの生命力がないと駄目だよね。ライオン・クリークの良さって、ここにあるんだろうね。リムーザン・オークのニュアンスが出てるのが素晴らしいよね。」
家内「リムーザンオークの樽ってタニックだから、ワインがしっかりしてないとバランスがとれないしね。あと、見栄張らないで古樽を使ってるのが良い(笑)。」
私「そーなんだよね(笑)。新樽使ったら大変なことになる(笑)。オーナーがワインを知っているイギリス人だからね。アメリカ人だったら新樽使ったかも(笑)。」
私「あと新聞で読んだんだけど、南アフリカの葡萄農園で働くネイティブの農夫が一日995円しか稼げないと嘆いている記事があったんだ。それでも最近ようやく上がったんだって。このワインの一本分の日当しか貰ってないとしたら、複雑な気分になるよね。こんどインポーターさんに聞いてみようかな。」
家内「生活費や給料はその土地の習慣や生活環境にもよる訳だから、一概に高い安いと我々の尺度で計れないけど、搾取の果てを我々が楽しんでいるとしたらイヤだよね。」
私「素直に美味しく楽しめないよね。」
難しい問題ですね。
調べることが増えました。
まあ、ライオン・クリークはワインに強欲なところがありませんから(笑)、問題ないと思うんですが。栽培・造りにモチベーションの高さがあります。
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