Written on 2024 02
あ~!四つ葉のクローバー
Feb 29, 2024 by weblogland |最近お越しいただくお客様なのですが、今日もご来店され
「マスキューさん!コレどうぞ。」
アタッシュケースから四つ葉のクローバー。
私・家内「あ~!四つ葉のクローバー!とてもお洒落な瓶に入ってる(笑)。作られたのですか?」
お客様「はい。実は栽培しています。」
私「四つ葉のクローバーって栽培できるのですか?遺伝子組み換えとか?」
お客様「発生率が万に一つほどですが、四つ葉のクローバーだけ集めて栽培すると確率が上がります。」
私「白いスポンジの培地に一輪のクローバー。とても素敵ですね(笑)。」
お客様「生きてますから、夜は葉を縮ませます(笑)。食べることも出来ますよ(笑)。」
私「う~ん。素敵ですね。素人仕事じゃないですね(笑)。お仕事でやられてるのですか?」
お客様「はい。他にもピンクと白の花が咲く梅の盆栽とか作ってます(笑)。」
このお客様、見た目スタイリッシュなイケメンなので植物栽培を仕事にされていると聞いてびっくり(笑)。きっとターゲットとアプローチが私の想像を越えているような気がしました(笑)。
まさかアタッシュケースから四つ葉のクローバーが出てくるとは(笑)!しかもパッケージも斬新。驚きのあまり会社の名前聞くの忘れてました。今度聞いておきますね(笑)。
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さらに、試飲会の続きです(笑)。
Feb 28, 2024 by weblogland |今回の試飲会で、満を持しての登場の『アンちゃんの兄貴』ローヌ・ヴィラージュの金字塔、
●キュヴェ・マルゲリット 2020年 ル・ヴァン・ド・ブレーズ フランス コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ『サン・セシル』A.O.P. 赤 750ml 3677円税込
特に開けた翌日に本領発揮(笑)。
「マスキューさん、何でこんなに飲みやすいのでしょう?すいすい飲めるを通り越して、勝手にワインが喉を通っていく(笑)。」
私「私はインポーターさんの試飲会によく行きますが、200本ティスティングすると1~2本そんなワインに当たります。基本ティスティングですから飲み込みませんが、思わずゴックンしてしまうワインがあります。」
「へぇー、理性を越える(笑)?」
私「そうそう(笑)。飲んではダメと解っているのに、ワインが勝手に喉を通過する(笑)。」
「このワインを口に入れるとまさにそれ(笑)。我を忘れますね(笑)。いかにも高級だし(笑)。」
私「インポーターさんも解ってますから、そんなワインは有料試飲になってたりします(笑)。そこは怯まずチャレンジです(笑)。1本何万円もするワインですから500円~1,000円なら安い(笑)。ちなみにマスキューの試飲会ではそんな高いワインは出せませんから悪しからず(笑)。」
「そうするとこのワインはコスパがとても高いってことかな(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)!」
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試飲会の続きです(笑)。
Feb 28, 2024 by weblogland |「マスキューさん!今回の4番目の白、グエルエリの『チェルソ 』2021年とても良かったですけど、グエルエリの他のワインはどうですか?ブログに載ってましたよね。」
私「はい。この下のキュヴェも試してみました。基本良いワインでした。ただ『チェルソ 』2021年があまりにも良かった(笑)。」
「へぇー、扱わないのですか?」
私「先々機会があれば扱おうとは思っております。今回はあまりに良かったので、下のキュヴェが見劣ってしまいました(笑)。こちらの方がより特徴的です。あと、『チェルソ 』2021年の数が少なく先送り出来ない事情がございまして…。とりあえず試飲会に出せる数を確保出来ましたので今回のお披露目となりました。」
「やっぱり良いワインは数が少ないんですね(笑)。しかも人気あるみたいですよね(笑)。」
私「発注した時インポーターさんの在庫が数ケースしかありませんでした。」
「じゃあ、これで切れちゃうのかな?」
私「休み明けに追加しようと思っておりますが、今あるかないか解りません。」
実は土曜日にはほぼ完売。焦りに焦って休み明け月曜日に追加で1ケースもらえました。ラッキー!
ご報告申し上げます。
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桝久 試飲会 リポート 後半
Feb 27, 2024 by weblogland |〇『チェルソ 』2021年 アジェンダ・アグラリア・グエリエリ イタリア マルケ 白 ビアンケッロ・デル・メタウロ・スペリオーレ D.O.C. 750ml 2545円税込
家内「この白ワイン、マルケの地場品種ビアンケッロ100%のものです。しかも一番良い区画で1ヶ月収穫を遅くして作られたものです。」
「へぇー、1ヶ月も収穫を遅くするとどうなるんですか?」
私「物理的には25%収穫量が減るそうです
。まっ、まっ、どうぞお試しください!」
「あー、コレ凄い!」
「香りが物凄い!」
「トロトロ(笑)。掴みはオッケー!」
「ラベルもカッコいい(笑)。やられちゃう(笑)。」
「マスキューさん、コレ女子大好きですよ(笑)。」
「おー!圧巻!言葉を失う…。」
「凄い果実味!トロピカルで…、ネクタリン、柑橘…、オレンジ、グレープフルーツ、桃、ポワレ、熟した黄色果肉…マンゴー、…ライチ、バラ…複雑でてんこ盛り(笑)。」
「ゲヴュルツトラミネールみたいにライチの香りが突出してはいないんだよね。すべてがてんこ盛り(笑)。」
家内「時間が経つとライチや薔薇の香りが強くなります。」
「単一品種とは思えませんよね(笑)。」
「そうそう。驚きだなぁ!」
家内「熟成に木樽も使わない直球勝負ですから、この香りはすべて葡萄由来です。」
「スパイシー、でも甘い(笑)。暖かみがある。」
「いかにも中部イタリアですね(笑)。しっかりして、緩くなく、たっぷり(笑)。」
「え~と、サン・マルコ共和国の辺りだね。」
「3番目のシャルドネは冷涼で、コレは暖か。産地の違いが良く解る(笑)。楽しいなぁ(笑)。」
「このワインも塩辛いですよね。でも、3番目のシャルドネの塩辛さとは違いますよね?」
私「鋭い!3番目は塩味を感じます。コレも塩味ありますが、後味に塩を降ったアーモンドのような塩辛さ。同じ塩辛さでも出方感じ方は違いますよね(笑)。」
「牡蠣とアンモナイトの差かな(大爆笑)?」
家内「収穫を遅らせるとハニーさが増し、アーモンドっぽい香りが出てきます。このワインはまさにそれです(笑)。」
「へぇー、遅摘みは最強なんですね(笑)。」
家内「ただし収穫を遅らせても大丈夫な晩熟性の葡萄でないとダメなようです。」
「なるほど!なんでもかんでも遅らせてもダメなんだ(笑)。」
「干し葡萄になったらワイン作れないよね(笑)。」
私「はい。甘口シェリーのペドロヒメネスなんかはそのままでは搾汁出来ないので白ワインを加えてから搾汁します(笑)。」
「マスキューさん!このワイン、ドンナルーチェに似ていませんか?あれはたしかマルヴァジアでしたっけ?」
私「はい!香りの基本構造はよく似ています。最初ブラインド・ティスティングしたときマルヴァジアかと思いました(笑)。」
「ドンナルーチェって生産者の尽力・工夫を感じますが、コレはすべてが自然に感じますよね(笑)。頑張ったら出来ちゃった(笑)。みたいな(笑)。」
「しかし単一品種とは思えないよね(笑)…。」
家内「黄色い水仙の香り…、マルヴァジアに似てますよね(笑)。」
「今日の並びイイですね(笑)。最初赤2本でしたから、そのあと白で大丈夫なのかと思ってましたよ(笑)。いきなりトップギア(笑)。ぶっちぎりですよね(笑)。」
「と言うことは最後の赤2本に期待が(笑)…
。」
私「えへへへ(笑)。」
●キュヴェ・マルゲリット 2020年 ル・ヴァン・ド・ブレーズ フランス コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ『サン・セシル』A.O.P. 赤 750ml 3677円税込
「これって以前の試飲会に出ましたっけ?
」
家内「去年の12月の試飲会で、この下の『
ヴィオレット2021年』をお出ししました。その時のサブリミナルでこのワインは並べてました(笑)。」
「あー、『アンちゃんのワイン』ですね(笑)。と言うことはコレは『アンちゃんの兄貴』かな(笑)。」
私「左様でございます。『アンちゃんの兄貴』です(笑)。」
「いかにもフランスに居そうなお兄さんだよね(笑)。」
「この絵の男性は曾祖父?でしたよね。たしかマルゲリットは曾祖母だからお姉さんの絵柄にすべき(笑)!」
変なところで盛り上がりました(笑)。
私「液温がちょっと低いので手で暖めながらお試しください!」
「あ~あ、美しい!」
「透き通っている!雑味がない!」
「葡萄を畑で齧ったような気になる(笑)。」
「うんうん。目を瞑って飲むと畑の光景が浮かぶよ(笑)。」
「この点12月の試飲会の『ヴィオレット2021年』と共通しますが、スタイルはまるで違いますよね(笑)?」
家内「ヴィオレットの方はピノ・ノワール的な作り。ローヌのワインとは思えないスタイルでした。これは完全なローヌ・スタイルかと(笑)。」
私「マルゲリットはグルナッシュ、サンソー、カリニャンの混植・混醸。セパージュはいかにもローヌですが、かなり古い畑のようです。」
「誰がなんと言おうとローヌなんですけど
、これほど完成度が高くてエレガントなものはなかなかないのでは?」
「濃いんだけど濃さを訴求しない?」
「ありがちなパワー満々の主張はしないな(笑)。」
「パワーとエレガンスが両立してる。とても綺麗なんだよね(笑)。」
私「極上の赤ワインかと。」
「うん。たしかに極上(笑)。ある意味頂点
かな。」
「欠点が見当たらない。」
家内「開けたてより、丸一日経つと本領発揮します。」
翌日の土曜日
「ひたすら美味しい!ワインが勝手に喉を通っていく(笑)!」
「ワインに飲まされる感じ(笑)。魔法の水(笑)。」
「コレ何に合わせると良いかな?やはりジビエかな?ウサギじゃワインの邪魔をしそう。う~ん。熊?」
「千葉の道の駅で熊売ってました!熊の手もあったなぁ(笑)。」
「それじゃあキョンは?」
私「試してみたいですね(笑)。」
「何でこんなに安いの?」
私「多分普通だと思います(笑)。基本良心的ではありますが(笑)。」
「桁が違うものはゴロゴロしてますよね(笑)。」
私「こんなことを言ってしまうと怒られますが(笑)、どんなワインも所詮畑に這えてます。ですから10倍も20倍も、ましてや100倍の品質の差があるはずない。とマスキューは勝手に思ってます(笑)。ごめんなさい!」
●バルバレスコ ヴァッレグランデ 2014年 グラッソ・フラテッリ イタリア ピエモンテ 赤 バルバレスコD.O.C.G. 750ml 4242円税込
「このバルバレスコ美味しいんだよね(笑)。何本も飲みましたよ(笑)。」
私「一昨年の10月の試飲会で2012年をお出ししました。ロングランのアイテムです。今回は2014年となります。」
「おっ!この色ですよこの色(笑)。ちょっと枯れ始めてオレンジ色が入ってる。そそられる(笑)!」
「あー、香りが凄い!グラスに注ぐとブワーンと立ち上がる(笑)。」
「プラムやベリー、それも小粒な感じ。若々しい果実そのもののようなフレッシュな香り。」
「枯れてないんだよね(笑)。」
私「注ぐと私にも届きます(笑)。凄い香りの分量です(笑)。2012年より強い気がします。」
家内「私、3年ほど前に2012、2013、2014年を比べたのですが、あの時はまだ2014年を飲むには早くて勿体ない感じでした。ですから、扱いは2012年となりました。今回は満を持して2014年となりました(笑)!」
「まだ若さ、パワーに溢れている。」
私「一度目のピークに入ったところですね。」
「う~ん。バルバレスコってこんなに香りが出るのですね!」
「マスキューさん、このワインってどのくらい持つのですか?」
私「う~ん。難しいですね(笑)。2012年より生命力はちょっと強いような気がします。記憶を辿って同じ10年後を比べると2014年の方が香りが強い気がします。2012年はこれほど香りが強くなかったような気がします。」
「ネッビオーロって良いですよね(笑)。バローロでこのレベルのワインを探してもほぼ入手不能(笑)。高いし、もっと時間がかかる。」
「そうそう、ブルーノ・ジャコーザなんか早く飲めるように作っているけど、ちょっと違うんだよね(笑)。高いし(笑)。」
「クラシックなバローロだとこうなるまでには20年以上かかりそう(笑)。」
「でもさあ、バルバレスコって可哀想だよね。例えば一流のイタリアのレストランで何飲んでも良い!なんてなると、やはりバローロを選んじゃうんだよね(笑)。選択肢に入らない(笑)。自分のお財布で満足するならやはりバルバレスコは大正解かな(笑)。」
私「あー、その話聞きましたよ(笑)!会社の大ご褒美でしたっけ(笑)。」
「えへへ(笑)、海外出張組を上司が激励してくれるとのことでイタリアの高級レストランに集合(笑)。ワイン・リストが革張り表紙の百科事典くらいの大きさ。しかもそれが二冊。何飲んでもいいぞって(笑)。興奮しましたよ(笑)。」
私「そりゃバローロ選んじゃいますよ(笑)。」
「そんな時代があったんですね(笑)!」
そんなこんなでございます。
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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昨日、一昨日とお寒いなかご来店ありがとうございました!
Feb 26, 2024 by weblogland |「あれ、前月の試飲会に出た2004年のエルミータと見た目同じですよね?」
「前月のは2004年のグラン・リゼルバで今日のは…2018年って書いてあるだけだから見分けがつかない(笑)。」
「グラン・リゼルバがグラン・セレクションと紛らわしく違う(笑)。」
私「基本ラベル・デザインは同じですから紛らわしいことこの上ございませんね(笑)。」
家内「表記に間違いはないので、生産者は全く気にしてませんね(笑)。」
「大丈夫!こっちはお値段安いから間違わない(笑)。」
私「まっ、まっ、どうぞお試しください(笑)。」
「あー、美味しい(笑)。シンプルに美味しい。かといってレベルは高い。」
「しっかりしてるし、熟成感もある。」
「この2018年をもっと寝かせると2004年みたくなるのかな?例えば2028年に飲んだら、今2004年飲んだのと同じようになるのですか?」
「まだまだ行けそうだよね(笑)。力がある。」
「2004年と2018年、共通する味わいだよね。」
家内「このワインはグラン・リゼルバの周りの畑のもののようです。最良の区画をグラン・リゼルバにして、それ以外をこのグラン・セレクションにしているようです。」
私「セパージュは同じですから、比べるとさほど違和感はありませんね。」
「うんうん。確かに。でもグラン・リゼルバの方がグラン・セレクションより生命力があるということですよね?」
私「左様かと。まあ、それでもこのグラン・セレクションですら4年の樽熟成期間を経てリリースしていますから、もともとのワイン自体はかなりしっかりしていると思います。」
「飲みやすくなってるけど、もともとの強さは感じるよね。これってガルナッチャ?フランスのグルナッシュのシノニムですよね。」
家内「南フランスのグルナッシュは確かに濃くて強いですが、スペインのガルナッチャはもっと強い。皮がより厚い気がします。」
「ワイン用の葡萄って食べるとどうなんですか?」
家内「ローヌのグルナッシュを食べたときあまりに甘くて生食用の葡萄とは違いました。房も小さく顆粒も小さくまばらですかすか(笑)。とても生物用にはならない
ですね(笑)。皮も柔らかでした。」
「普段飲むには文句なし!いつも食卓にあっても良いね(笑)。」
「マスキューさん!本当に上手くワインを探しますよね(笑)。」
●テアトロ・イタリア『16』イル・ソーニォ ヴィノ・ロッソ・ディタリア N.V. 750ml 1555円税込
「うわっ!濃い紫色。光を通さない(笑)。」
「う~ん。香りも甘く強い。黒糖、チョコレート。香りが重いよね。」
「金時芋(笑)!」
「リコリスの甘さもある。」
「うんうん。味と同じ香り(笑)。香りほど甘くはないかな。」
「店長!プルーンとかチョコレート。完全に南イタリア・テースト(笑)。」
私「開けたてはいかにもアパッシメントした感じですが、時間の経過とともに折り合いが良くなります。」
家内「アルコール分は16%ありますが、それほど感じません。折り合いのつけ方の鍵はタンニンかと。残糖分は1リットル中8グラムほどです。」
私「あとプーリアの品種は割りと酸が残ります。それも上手く利用しています。プーリアのアパッシメントしたネロ・ダーヴォラとプリミィティーヴォにアブルッツォのモンテプルチァーノを加えて、さらにエミリア・ロマーニャのランブルスコを加えてヴェネトのワイナリーで出来上がりのイタリア劇場でございます。」
「なるほどそれでテアトル・イタリアかぁ。ワイナリーはヴェネト。劇場はヴェネトにある(笑)。」
私「オペラ座と言うよりは三吉演芸場に近いかな(大爆笑)。」
「イタリア 特にヴェネトの人は自由にワインを楽しむ気質がありますよね(笑)。『オンブラ』なんてスプリッツァの発祥ですし、飲食文化の発信地です。だから我々が考えつかないこんなワインを作ったのかな(笑)。」
翌日の土曜日
「マスキューさん!これ飲み易い!アルコール分がそんなに高く感じない。」
「そうそう。先行してこのワイン飲みましたが(笑)、初日はアルコール分が強くて家内はダメでしたが、翌日は美味しく飲んでいましたよ(笑)。」
私「昨日より今日の方が飲みやすくなっています。だんだん赤い果実のニュアンスが出てきて宜しいかと(笑)。開けてからどんどん飲みやすい方向に向かって行きます。1週間ほど経ちますと普通の美味しい赤ワインになります(笑)。」
「だからランブルスコを入れたんだな(笑)!」
「えー、そんなにしつこくティスティングするんですか?」
私「はい。基本そのワインの底が見えるまでティスティング 飲み続けます(笑)。」
私「今回の試飲会に先立ってティスティングしていた折なかなか決まらず、開いたサンプルが10本を越した時は、何か違った悪いことをしている気分になりました(笑)。」
家内「仕事とは言え…。食卓の半分がワイン・ボトルに占有されると嫌な気分になります(笑)。」
「マスキューさん!このガブガブ飲める濃さは私向きです(笑)!最近1日のアルコール摂取量がどうのこうのとほざいてますが(笑)、余計なお世話!どうせ後何年かで飲めなくなる高齢者にとっては余計なお世話(笑)。飲めなくなるまで毎日楽しみたい(笑)!」
私「同感でございます。明日どうなるか解らない身としては毎日美味しく楽しみたい!そりゃ気持ち悪くなったり、記憶を無くすほど飲むのはダメですが。そこまで馬鹿でもない(笑)。そんなこと繰り返したらとっくに早死にしてもういなくなってます(笑)。」
「物忘れが良くなった昨今、細かいことを考えてる余裕はない(笑)!」
〇マコン・ペロンヌ・ヴィエイュ・ヴィーニュー2021年 ドメーヌ・デュ・ビシュロン フランス ブルゴーニュ マコネ地区 白 750ml 2545円税込
「店長!このワイン沢山飲みましたよ(笑)。昔は2,000円しなかった(笑)。」
私「マスキューの大定番です(笑)。」
家内「私、実はマコンのシャルドネってあまり好きではありません(言っちゃった)。暖かい産地なので切れが物足りない。やはり切れのあるコート・ド・ボーヌに止めを差します。とは言え高い…、物凄く高い(がっかり)。」
私「でもですね(笑)、この2021年ヴィンテージは酸がありコート・ドールのシャルドネと遜色ありません。特に翌日になると全開となります。」
「えーと、香りは…、白い花、レモン、グレープフルーツ。」
「固く多量なものが潜んでいる…。」
「バターみたい!」
家内「シャルドネらしいバターの香りです。木樽は使いませんからシャルドネ由来の香りです(笑)。」
「あー!このワイン、クリーム系のソースには鉄板(笑)!」
「ちょっと塩辛さがある。塩辛さって必須なんだよね。」
「甘酒に塩を加えると加えないのとでは雲泥の差(笑)。塩辛さがあってこそ甘味が引き立つ。」
私「そーですよね(笑)。甘さを加え続けてもダメですよね。」
「この塩辛さは塩ですか?ワインには塩が入っている(笑)?」
私「どうやらワインにはカリウムがあり、それが他の何かと結合して塩辛くなるようです。特にビオ系のワインによくみられるようです。」
家内「ベースの土壌が石灰岩だとかつては海中。そして石灰質は古代の牡蠣やアンモナイト(甲殻類)。ソムリエの中には
石灰質の差が解るらしい(笑)。これは牡蠣、これはイカ、これは〇〇。」
私「そりゃないだろう(大爆笑)!」
「マスキューさん。確かにマコンらしからぬ締まりがありますよね。あと切れもある。緩くない(笑)。大きさもある。開けていきなりフレンドリーでもないけど(笑)。」
私「マコンのシャルドネってトロピカルなニュアンスがすぐに出てきますが、このワインは翌日になるとトロピカルなニュアンスが出てきます。ティスティングの際の尺度でもあります。今若干のパイナップルの香りがしますが明日にはより増します。」
「マスキューさん!2021年って特別なのですか?」
私「はい。春に遅霜、夏に雹を数回受けて収穫は半分以下。ですから葡萄の量は少ないがとても凝縮したものとなります。そして乾燥した寒暖差のある秋を経験することで旨味の酸味等が増します。私の知る限りでは1991年ヴィンテージに似たような気がします。」
そして翌日土曜日
「これ、美味しい!高そう(笑)。」
「しかも飲みやすい!」
「高級なレストランの味がする(笑)。」
「お高いブルゴーニュの白。村名レベルですな。そう考えると安い。コスパ良い(笑)。」
複数本お買い求めくださるお客様が目立ちました。
「マスキューさん。この白、レストランで頼むようなワインだと思いますが、そのあとのお肉だとダメですよね。あまりワインの量を飲めないとレストランではディス・アドバンテージなのかな。どうしたら良い?」
私「グラス売りしてくださるレストランだと良いですよね。ちゃんとしたレストランならグラス・ワインでもチョイスしてくれるはずです。」
「いっそのことシャンパンは?」
私「大正解でございます。シャンパンだったら最初から最後のデザートまでオッケーです(笑)。私、宴席でシャンパン飲み放題だと、ずーっとシャンパン飲んでます(笑)。意地汚く2本は飲みます(笑)。」
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明日、明後日は試飲会です。
Feb 23, 2024 by weblogland |家内といつもの作戦会議(笑)。」
私「今回は試飲の順番でバタバタしちゃったね(笑)。」
家内「やはり白が問題だったね(笑)。どちらもパワフルで凄く良いし、コスパも良いからね(笑)。」
私「マコン・ペロンヌは定番だけど、コート・ドールのシャルドネみたいだよね。それも村名の良いヴィンテージのレベル。ちょっと驚いた(笑)。まあ、いきなり全開じゃないけどね(笑)。」
家内「そのつぎに来るビアンケッロは圧巻
だから並びとしてはちょうど良い(笑)。」
私「最後にした赤の2本は異次元だからちょうど良いかな?」
家内「最初の2本の赤はデイリーだから、間にしっかりした白2本入れるのがきっと一番収まりが良いはず!」
私「でも一番売れるのはきっと最初の2本だろうな。コスパが素晴らしい!」
家内「エルミータ・グラン・セレクションは皆さん想像つくけど(笑)、次のテアトロ・イタリアには意表を突かれるよね(笑)。」
私「取り敢えず試飲会で間に合うくらいの在庫はしたから準備万端!サブリミナルも仕込んだし(笑)。」
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週末の試飲会のラインナップ並んだんですね(笑
Feb 21, 2024 by weblogland |私「はい!あとバルバレスコ2014年が明日明後日に届きますので、それで完成です。」
お客様「この最後から二番目のワイン、前に試飲会で出ましたよね?」
私「はい。前のは同じ生産者ブレイズの『ヴィオレット』2020年です。今回はその上のキュヴェ『マルゲリット』2020年です。」
お客様「あー、『アンちゃん』のワインですよね(笑)。」
私「そうそう(笑)。今回は『アンちゃんの兄貴です』(大爆笑)。」
お客様「兄弟の揃い踏みですね(笑)。味も似てるのかな?」
私「『アンちゃん』の方は香りが素晴らしくローヌっぽくないエレガント・スタイルでしたが、兄貴の方は圧巻のローヌ・スタイル。パフなんかと比べても遜色ありませんよ(笑)。」
お客様「へぇー、そんなに違うんですか?」
私「兄弟とは思えないほどスタイルは違います(笑)。」
お客様「試飲会楽しみですね(笑)。」
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今月末のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!
Feb 19, 2024 by weblogland |でもですね(笑)、二転三転(笑)。
問題は白の2本を何処に入れるか?です。
私「一応白の2本は最後にしたんだけどどうかな?」
家内「赤を4本続けてから最後が白か。セオリーと言えばセオリーだよね。」
私「うん。でもさあちょっと引っ掛かるんだよね。」
家内「今回の白は驚くほどしっかりしたものだからね。」
私「そう、それ!とは言えブレイズやバルバレスコの後はちょっとおかしいよね?」
家内「最初の2本の赤と後の2本の間に白入れちゃったら(笑)!最初の赤2本は値段の割りに濃いけれど、後の2本の赤に比べると段違い。間に白入れても大丈夫。かえってリセットして後の赤が映えるはず!」
私「グッド・アイデア(笑)!それで行こうか!」
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ガルナッチャとグルナッシュ
Feb 19, 2024 by weblogland |私「スペインのガルナッチャと南フランスのグルナッシュって同一品種とは思えないよね。」
家内「私は基本スペインのガルナッチャの方が好きかな(笑)。スパルタンなタンニンの方に惹かれるんだよね。」
私「う~ん。グルナッシュの法外な飲みやすさは好きなんだけどね(笑)。でもさあ、昔のパフなんてガルナッチャに似てるよね。愛想の無いこと(笑)。時間はかかるし(笑)。」
家内「昔を言えばスカラ・ディなんか更に時間のスパンは長かったよ(笑)。」
私「そうだなぁ。ガルナッチャとグルナッシュって違うってことかな。」
家内「うん。やはりそこはテロワール(笑)!それとそれにあった作り方 文化だよね。ガルナッチャとグルナッシュをグローバルにグルナッシュに統一して何の意味があるのか?」
私「意味なし!」
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今月末2月23日(金)、24日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
Feb 17, 2024 by weblogland |23日(金)は祝日ですがいつも通り17~20時、24日(土)は11~20時まで執り行っております。
ご来店お待ち申し上げます!
まずは、先月の試飲会で大好評をいただいた2004年グラン・リゼルバの弟分です!
●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・セレクション アルティーガ・フステル 2018年 スペイン 赤 カンポ・デ・ボルハD.O. 750ml 1367円税込
ニューヨークの高級レストラン「オレオール」でチーフ・ソムリエを努めたスペイン人、マルティー・ケール氏が、「飲む人のニーズに合ったリーズナブルで高品質なワイン造り」を目指して2002年に設立したワイナリー。マスキューの定番のエルミータ・デ・サン・ロレンツォとティエラ・セレナの供給元と言えばご安心かと(笑)。
このワイン スペイン アラゴンのカンポ・デ・ボルハD.O.のワイン。地図で見るとナバラのすぐ南端にありますが、ナバラとは違う生産地域です。マスキューの取り扱いではグラン・リゼルバとこのグラン・セレクションとなります。グラン・セレクションの良い区画がグラン・リゼルバとなり、生産のメインがこのグラン・セレクションになるようです。ですからセパージュは共にガルナッチャ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%となります。
ステンレスタンクで発酵後、そのままステンレスタンクにてマロラクティック醗酵。落ち着いてからオーク樽熟成36カ月(新樽比率50%、フレンチオーク50%、アメリカンオーク50%、225L、300L)、そしてオーク樽熟成12カ月(新樽無し、フレンチオーク、7,000ー15,000L)してから瓶詰め。4年に亘る樽熟成ですからリゼルバ以上グラン・リゼルバ以下の規格です。まあ、瓶熟成を後1年すればグラン・リゼルバを名乗れるのですが(笑)。
このワイン、キメが細やかでしっかりしたミディアム・ボディーの王道的なワインです(笑)。わずかなオレンジっぽさが徐々にプラム系の果実に支配されて行きます。ドライでスパイシー、旨味の甘味が程好く伴っており完成したスタイル。
もっと大きくして熟成に時間をかけたものがグラン・リゼルバになることに繋がると理解出来ます。
このクオリティーのワインがこの価格で楽しめることに感謝、感謝でございます(笑)。
馬鹿に出来ない赤ワインです!
●テアトロ・イタリア『16』イル・ソーニォ ヴィノ・ロッソ・ディタリア N.V. 750ml 1555円税込
実は某インポーターさんの営業の方が持ち回りしてティスティングさせていただいたものです。
南イタリアのモンテプルチアーノ、ネグロアマーロ、プリミィティーヴォにランブルスコを混ぜて作ったもの。ヴエネトの家族経営のネゴシアン イル・ソーニォ の赤ワインです。本来でしたら絶対にマスキューでは扱わないアイテムです(笑)。
収穫後に数日アパッシメントしている葡萄を使っているため(総体)アルコール分がなんと16%。それゆえワイン名は『16』、『テアトロ・イタリア』はブランド名(笑)。
ノン・ヴィンテージですが、なんと蝋止め。値段からすると生意気(笑)。しかも『ルカ・マローニ』97点!
う~ん。
ここまでやるか(笑)。
とは言え飲むと、割合に良い。収穫後アパッシメントを短期間することでアルコール分は16%なのですが、折り合いも良くこの手のワインに有りがちなSO2の過剰感もない。まあ、ちょっと甘い気もしますがベタつかない。きっと潜在アルコール分が16%なのでしよう。あとアパッシメントに有りがちな真っ黒くなっていない点もグッド(笑)。きっとランブルスコ種をブレンドすることで赤いフレッシュな果実味をワインに残しているのかと(笑)。新樽のニュアンスも過剰ではなく範疇内。初日はいかにもアパッシメントで強烈ではありますが(笑)、2日、3日と日にちが経つにつれ飲みやすい芳醇な赤ワインに変貌します(笑)。抜栓後に力が落ちつつ飲みやすくなるスタイルです(笑)。トリッパの煮込みや食後のデザートを食べながら飲むのも良
いですね。チョコレートには鉄板ですね(笑)。リキュール的な楽しみ方も出来ます。
『何でも有りの果て』とは思えないアバンギャルドなワイン。これもイタリアなのでしょう(笑)。
ローヌ・ヴィラージュの金字塔。満を持しての当時です!
●キュヴェ・マルゲリット 2020年 ル・ヴァン・ド・ブレーズ フランス コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ『サン・セシル』A.O.P. 赤 750ml 3677円税込
このワイン、グルナッシュ70%、サンソー25%、シラー5%の典型的なローヌ・ブレンド。キュヴェ・ヴィオレットとはうって変わったスタイル。100%全房発酵の古典的なスタイルです。ローヌ・ヴィラージュを代表するワインだと、勝手に私は思っております(笑)。
深くコクがありどっしりとしたタンニン。収斂性がなく舌の上にずっしり乗ってきます(笑)。広がりは無限に近い(笑)。
とにかく旨味が全てを凌駕しています。
開けてからいつまで経っても美味しい圧巻のエレガンスでございます(笑)。
マグリットの畑は『地元サン・セシル・レ・ヴィーニュ村に合計1ha。』とカタログには書いてありますが多分間違い(笑)。もうちょっと広いはず。2020年ヴィンテージは3000本のみの生産です。
パフのようなガレ・ルーレ(丸く大きな石)に覆われた粘土石灰質土壌。樹齢はグルナッシュが50年以上(植樹1967年)、サンソーとシラーが35年以上(植樹1984年)の古い樹。収量は21hl/ha。アルコール分が14%になる段階で収穫。キュヴェ・ヴィオレットより0.5%高いタイミングです。
コンクリートタンクで除梗しないまま全房でしっかり発酵しています。おそらくキュヴェ・ヴィオレットより長く発酵してますね(笑)。発酵後、9ヶ月間熟成。
木樽は使いません。ビン詰め時にのみ極少量のSO2を使用。基本自然に任せるワイン作りを達成。葡萄自体の収量を落とすことで根元的な生命力を獲得した訳です。
さすが『ヴァン・メソッド・ナチュール』!しかもビオ・ビオしてないところに感嘆!
以前の扱いは2012年、今回の2014年は2010年代前半のベスト!
●バルバレスコ ヴァッレグランデ 2014年 グラッソ・フラテッリ イタリア ピエモンテ 赤 バルバレスコD.O.C.G. 750ml 4242円税込
皆さん、もちろんバルバレスコご存知ですよね(笑)。王様バローロの弟分のワインとして私はかつて習いました(笑)。でもですね、最近のバルバレスコは大概が別物(ごめんなさい)。
かつてバローロは20年以上経ってから飲むべきワイン、バルバレスコは10年以上経ってから飲めるものでした。標高の高いバローロほどの大きさシリアスさには及ばないが、グレートな弟分なのでした。クラシックなファンはかつてのガイアの真骨頂バルバレスコを飲み、バローロにひけをとらないバルバレスコの偉大さをご理解いただいているかと(笑)。
今ではバローロは10年くらいで飲むのがやっとのワインばかり。バルバレスコに至っては5年以内で飲みきるべきワインが大半です。まあ、時代の衰勢に合うスタイルが大半。ただ、許せないのは高いこと(笑)。それなりの価格をつけなきゃ(笑)
!ついつい義憤に駆られてしまいます(笑)。ゴメンナサイ。
このバルバレスコは樽熟成期間が5年。最良のネッビオーロが必要とする時間をゆっくりたっぷりかけたクラシックなもの。渾身の尽力を払って作られたものです。まあ、作り手のグラッソ・フラテッリからすれば普通のことなんでしょうけど(笑)。
悲しい話ですが、ちゃんとネッビオーロの香りがするバルバレスコって少ないのが実情ですから、一度はお試しを!
それで『ネッビオーロって美味しいよね。』と普通に語っていただけると私嬉しいのでございます(笑)。でもそれには後数年待ってから飲んだ方が良いかな。
驚くべき出来映え!
〇マコン・ペロンヌ・ヴィエイュ・ヴィーニュー2021年 ドメーヌ・デュ・ビシュロン フランス ブルゴーニュ マコネ地区 白 750ml 2545円税込
久しぶりにマコン・ペロンヌ・ヴィエイュ・ヴィーニュー2021年 ドメーヌ・デュ・ビシュロンを飲みました!
マスキューの定番のマコンのシャルドネ。ブルゴーニュのシャルドネには手が出ない昨今(笑)、欠かせないシャルドネです。
ブルゴーニュの中でも一番南の暖かい産地のシャルドネですから、味わいはトロピカルでフレンドリーでふくよか。すぐに楽しめる嬉しいアイテムです。
でもですね(笑)、2021年はちょっと違う!
第一印象は固くて大きい(笑)。
あれ?こんなだっけ?
いつものトロピカルなニュアンスはなく、頑強。香りは白い花や切れ切れな柑橘類。コート・ドールのちょっと高いシャルドネのような感じです。
2020年ヴィンテージのアンドレ・ボノームのオール・クレッセに似た印象。こんなに手強いスタイルは初めてです。
翌日になると開けたてのアルコリックな感じはだいぶ薄れて、旨味が増してちょっとパイナップルのようなトロピカルさが表れます。
ワインとしてのレベルは今までで一番かも知れない!マコンのシャルドネとは思えない大きさと酸があります。とても得した気分になれました(笑)。
このドメーヌはマコンのヴィレクレッセの西に隣接するペロンヌ村にあります。もともとは兼業農家(日本の兼業農家とは意味が違います。)でしたが、1965年よりワインづくりのドメーヌを専業とするようになりました。現在20ヘクタールほどの畑を所有しています。
このドメーヌはなにが良いかというと、基本的に低収量を徹底していることです。ブドウの樹1本からワインを1本作り出すほどなのです。
収穫量制限がブルゴーニュと比べると緩いマコンの地では、あまりみかけないレベルの低収量を実行している数少ない生産者なのです。
このマコン・ペロンヌ・ヴィエイュ・ヴィーニューは、低収量の上、70年の樹齢を越えるブドウの樹をふくむ平均樹齢50年以上の区画で生産されているのです。
また、化学農薬や肥料の使用を極力避けることを実践していますから、大地のミネラル分がしっかり表現されています。
そして醸造、熟成にはステンレスタンクを使いますから、ダイレクトにブドウの果実味とミネラル感を楽しめます。下手に木樽を使わないところが逆に好感が持てます。100パーセントシャルドネの真向勝負なのです。
でも大柄なだけのワインではありません。力強さに加え、深みがあり、雑味のないバランスの良さを兼ね備えた逸品です。
もっとも土壌もヴィレクレッセ同様に石灰質ですから、シャルドネにとっては最適なのも強みです。
料理との相性がとても幅広く、魚料理はもちろん、ハードタイプのチーズまで合います。
心を鷲掴みされます!
〇『チェルソ 』2021年 アジェンダ・アグラリア・グエリエリ イタリア マルケ 白 ビアンケッロ・デル・メタウロ・スペリオーレ D.O.C. 750ml 2545円税込
ビアンケッロ・デル・メタウロDOCはマルケ州北部、ペーザロ・エ・ウルビーノ県をアドリア海に向かって流れるメタウロ川に沿う丘陵地帯のみに広がる限定されたワイン産地で1969年にDOCとして認可を受けました。2016年現在、栽培面積は244ha、16件のワイナリーしか存在しません。ワインは土着品種のビアンケッロ種を95%以上使うことが義務付けられています。
アジェンダ・アグラリア・グエリエリは5代続く農場。葡萄畑が45ヘクタール、麦畑が120ヘクタール、オリーブ畑を30ヘクタール所有しています。かつてのテヌータですね。
この『チェルソ』はテヌータで最初に葡萄を植えた「チェルソ・グエリエリ」に敬意を込めて名付けられたもの。最も樹齢の高い3ヘクタールの畑を通常より約1ヶ月収穫を遅らせて凝縮した特別なワインです。25%収量が落ちるそうです。この家のビアンケッロ・デル・メタウロ・スペリオーレ D.O.C.の最高級品なのです。
味わいはまず液体の濃さに予感されます(笑)。特に濃い白ワインにたまにみられる動物の汗のような香り(笑)。家内曰く『熊の香り(笑)?』コレだけで途方にくれるほど(笑)。
液体はハニーでとろとろ(笑)。長い余韻に時は止まります(笑)。圧倒的な広がり、龍角散やカリン、レモン等の柑橘類、白や黄色の花、オレンジや杏のような果肉。後味のハニーさには塩を降ったアーモンドの香ばしさ。
その様には心奪われます。
このビアンケッロ・デル・メタウロ D.O.C.は何度か飲みましたが、これほど記憶に残るものは初めてです。やはり尽力したワインこそ人の心を惹き付けますね(笑)。
えー、以上6本!
渾身のチョイスでございます(笑)。
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マコン・ペロンヌ・ヴィエイュ・ヴィーニュー2021年 ドメーヌ・デュ・ビシュロン
Feb 17, 2024 by weblogland |マスキューの定番のマコンのシャルドネ。ブルゴーニュのシャルドネには手が出ない昨今(笑)、欠かせないシャルドネです。
ブルゴーニュの中でも一番南の暖かい産地のシャルドネですから、味わいはトロピカルでフレンドリーでふくよか。すぐに楽しめる嬉しいアイテムです。
でもですね(笑)、2021年はちょっと違う!
第一印象は固くて大きい(笑)。
あれ?こんなだっけ?
いつものトロピカルなニュアンスはなく、頑強。香りは白い花や切れ切れな柑橘類。コート・ドールのちょっと高いシャルドネのような感じです。
2020年ヴィンテージのアンドレ・ボノームのオール・クレッセに似た印象。こんなに手強いスタイルは初めてです。
翌日になると開けたてのアルコリックな感じはだいぶ薄れて、旨味が増してちょっとパイナップルのようなトロピカルさが表れます。
ワインとしてのレベルは今までで一番かも知れない!マコンのシャルドネとは思えない大きさと酸があります。とても得した気分になれました(笑)。
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やはり無くなってしまいました。
Feb 16, 2024 by weblogland |やはり無くなってしまいました。
旨くて安いスペインの赤 限定品 カスターニョ・エコロジコ・モナストレル 2021年 ボデーガス・カスターニョ
今風の甘くて飲みやすいスタイルですから、特にレストラン関係の需要があり、あれよあれよと言う間に無くなってしまいました。
ここのところ凝っている(笑)、クラシック・スタイルのエルミータとは真逆のスタイルですが、それはそれで好まれます。エルミータじゃなきゃダメだ!なんて原理主義的な発言は独りよがりですね(笑)。自分の好みで商売しているマスキューですが(笑)、やはりお客様が美味しく飲んでくださることが前提。どうしても我々の好みが優先しますが、お許しを!
ワインは飲まれてナンボ(笑)。
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グラン・リゼルバ同様良心的な価格は嬉しい限りでございます(笑)。
Feb 14, 2024 by weblogland |コレ、なーんだ?
エルミータ・デ・サンロレンツォ グラン・セレクション2018年です!
先月のマスキュー試飲会で大人気だったグラン・リゼルバ2004年の弟分と言えばピンときますか(笑)。グラン・リゼルバと比べると熟成期間がちょっと短めのミィディアム・ボディー。とは言え3年樽熟成してから後1年瓶熟成させてからリリース。丸4年熟成させてますから本格的なスペイン・ワインです。
規格としてはリゼルバ以上グラン・リゼルバ以下(笑)。セパージュはグラン・リゼルバ同様ガルナッチャ60%、カベルネ40%。味わいもグラン・リゼルバに似てます(笑)。きっと最良の区画のものがグラン・リゼルバになり、それ以外がグラン・セレクションになるのかな。
グラン・リゼルバ同様良心的な価格は嬉しい限りでございます(笑)。
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ラインナップなかなか決まりません
Feb 12, 2024 by weblogland |そういうときはどうするか?
いつかは試飲会でやろうと隠しておいたアイテムを検討。そして以前試飲会で好評を博したアイテムのヴィンテージ違いの味わいを確認。要は引き出しの奥をごそごそする技でございます(笑)。そうすると選択肢は広がりますし、ワイン理解にも役に立つ。一石二鳥でございます(笑)。
もうそろそろラインナップを決めなくてはいけませんから、今日中くらいには目鼻をたてたいところ
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さあ、これで決まるかな?
Feb 12, 2024 by weblogland |今月末2月23日、24日のマスキュー試飲会のラインナップです。
今月、かなりサンプル取り寄せて飛ばして来ましたが(笑)、だいぶ息切れ(笑)、物理的にもう無理(笑)。
最後の最後のサンプル試飲です。
向かって右端は定番のグラッソのバルバレスコ2014年。ヴィンテージが2012年から変わりました。期待出来るヴィンテージですから外すことはないかと(笑)。
真ん中と左端はバローロのエットーリ・ジェルマーノのランゲ・シャルドネ2021年とランゲ・ナシェッタ2020年です。
どちらもかつて飲んでおり、味わいは一級品(笑)。とは言え試飲会に出すには再度確認が必要です。なんてかこつけて我々は飲んでるとも言えるかな(笑)。
そう!
飲んで確認!
マスキューの使命なのです(笑)。
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取り敢えず丸1本飲んでから結論を出す!
Feb 10, 2024 by weblogland |実は某インポーターさんの営業の方が持ち回りしてティスティングさせていただいたものです。
南イタリアやランブルスコを混ぜて作ったネゴシアンの赤ワイン(笑)。本来でしたら絶対に扱わないアイテムです(笑)。2016年ヴィンテージでしかも蝋止め。値段からすると生意気(笑)。
とは言え飲むと、割合に良い。アパッシメントを短期間することでアルコール分は16%なのですが、折り合いも良くこの手のワインに有りがちなSO2の過剰感もない。まあ、ちょっと甘い気もしますがベタつかない。
う~ん。
取り敢えず丸1本飲んでから結論を出す!
ということで1ケース仕入れました(笑)。
「なんで1ケースも取るの?」
一生懸命やってくれる営業さんの顔を立ててあげなければ(笑)。マスキューに合うものを一生懸命探してくれた気持ちに感謝。あと、多分売れるだろうとの確証 勘ですね(笑)。
今晩飲んでみますね(笑)。
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サンプル明日また3本
Feb 09, 2024 by weblogland |明日また3本来るから、未開封は9本かぁ。頑張って減らさなければ!
でもですね(笑)、未開封のものは期待値大ですから楽しみ。その分期待外れだと精神的なダメージ大(笑)。とにかくティスティングしなければ何も進まない。ゴー、ゴー、マスキューなのでございます(笑)。しばらくはこのキャッチ・フレーズで乗りきります!
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やはり期待したものではありませんね
Feb 07, 2024 by weblogland |やはり期待したものではありませんね(笑)。
昨日の晩に飲んだローガンのウィマーラのピノ・ノワールとメルロー。カタログを見るとローガンの核心オレンジ地区のワインは最上級銘柄の物となっておりました(笑)。昨今の諸般の事情を考慮すれば致し方ないところですね。間抜けに期待値を上げた私が馬鹿でした。ゴメンナサイ。こうなったら最上級銘柄のものを試したくなりました。いくらマスキューがケチと言っても最上級銘柄のワインは3,000円以下ですから、ここで怯む訳には行きません(笑)。
ゴー、ゴー、マスキューでございます(笑)。
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こんなサンプル取り寄せちゃいました(笑)。
Feb 07, 2024 by weblogland |オーストラリアのメルローとピノ・ノワールです。ローガン・ワイナリーの上級キュヴェ。冷涼なオレンジ地区で生産されるオーストラリアらしからぬ味わいで、輸入当初から扱っていました。最近ちょっとご無沙汰してますので、お加減いかが?と言うわけで取り寄せちゃいました(笑)。
ただ、ちょっと気になることが…。まだティスティングはしていませんが、メルローの原産地表記がセントラル・レンジとあり、ピノ・ノワールの原産地表記はワイン・オブ・オーストラリアとなっております。
う~ん。
嫌な予感(笑)。
オーストラリアは温暖化の他にも大規模な山火事、洪水などで近年はワイン生産に苦慮しています。でもですね、生産者は生きていかなくてはなりません。ローガン・ワイナリーも作付け品種を変更したりなど、ラインナップが変わったりとちょっと気になる動き。
まあ、取り敢えず飲んでみますね。
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うっ、うっ、寒いですね。
Feb 05, 2024 by weblogland |今、マスキューでは今月の試飲会に向けてサンプルを取り寄せています(笑)。チョロチョロ飲み始めてます。営業中は自宅にいませんから自宅は極寒、先に自宅に帰る家内が台所仕事などで部屋は暖まりますが、ワインは冷えたまま(笑)。白ワインなら問題はありませんが、赤ワインはちょっと困ります。確実に10℃
以下ですから試飲どころではありません。私は自宅に帰るとストーブの前に赤ワインを並べて温度を上げる役割です(笑)。
そういえばカオール辺りの生産者やレストランで、暖炉の前に赤ワインを並べてましたっけ。熱くなりすぎないようにワインのお燗番を勤めております(笑)。
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そうそう。お茶の続きなのですが(笑)。
Feb 04, 2024 by weblogland |育った地域や地方によるものかも?家では天丼を食べた後は〇〇なんてのもあるはず。そんな想像をしているのが楽しいのでございます(笑)。違う知見を知っている方、教えてくださると嬉しく存じます!
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ちょっとお高いワイン二種類がいちばん売れる嬉しい誤算
Feb 03, 2024 by weblogland |お客様「マスキューさん!先月の試飲会で出たガロフォリの赤と白ありますか?」
私「はい!ございます。」
お客様「いやー、あの白飲みながらぶりの照り焼き食べたんですがとても美味しかった(笑)。赤だって翌日、翌翌日と楽しめます。」
私「派手なワインじゃないのですが、質実で旨味がありバランスが良いかと。私もデイリーに楽しんでおります(笑)。」
お客様「変に名前やヴィンテージにこだわる必要ない(笑)。ましてやデイリーですからね(笑)。」
お客様「ラヴィのカベルネ・ソーヴィニヨンありますか?買ってから毎日チビチビ飲んでましたが、とても美味しく楽しめましたよ。(笑)」
私「ありがとうございます。お褒め頂き恐縮に存じます(笑)。もう最後の二本飲まれましたか?」
お客様「いやいや、あれはじっくりとっておく(笑)。まずはデイリーなもの(笑)。」
そういうことでした(笑)。
まずは無くなりそうなワインを確保のようでした(笑)。読まれているなぁ。
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お茶お好きですか?
Feb 02, 2024 by weblogland |お茶お好きですか?
私はお茶が大好きです。特に朝飲む緑茶
。でもですね、実際に美味しい緑茶ばかり飲んでいないのが本音です(笑)。香典返しや頂き物もあれば早く消費するように心がけています。
美味しいお茶は高級品ですからそう頻繁には飲めませんが(笑)、でもそこそこお茶の味がするものでないと朝からちょっとブルーになります。そんな時はお茶葉を沢山入れます。通常の倍。そうすると取り敢えず1杯目くらいはお茶を飲んだ気になれます。倍入れてもダメな場合は諦めます(笑)。
そうそう。そこで気がつきました。濃いワインでも味の薄いものがある!ワインの場合は自分で濃くすることはできませんから厄介(笑)。倍入れても酔うだけ(笑)?料理に使うしかありません。
1本1,000円のワインvs100g1000円のお茶。どちらがお得か?お茶は何日も楽しめますからお茶に軍配!でも2,000円のお茶を買う勇気はありませんが(笑)、ワインは譲れません(笑)。せこいかな(笑)?
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無いですねぇ…。
Feb 01, 2024 by weblogland |無いですねぇ…。
何がって?
ラクリマ・クリスティです。
イタリア・ラツィオのワイン。名前が格好良く『キリストの涙』。一昔前にはデイリーなカテゴリーで一般的なイタリア・ワインとして市中のワイン・ショップではよく見かけたと思うのですが。もちろん根強いファンもおられるので、マスキューではマストロベラルディーノのラクリマ・クリスティを扱っていましたが、インポーターさんは輸入終了。
そんなこんなで、今ラクリマ・クリスティ探しです(笑)。でもですね、無い!
ラクリマ・クリスティ自体はそんなにランクは高くありませんから、ディスカウンター・アイテムになったのかな?その結果一般のインポーターさんは敬遠してるのかな?
今、ウェブで調べるとかなり高いですね
(笑)。安ワインみたいなこと言ってしまってごめんなさい!3~4000円しますね。
ただ、アイテム数は少ない。3種類ほどしかありません。インパクトの強いスタイルではないので引き合いが弱いのかな?
直接インポーターさんに連絡先して確認した方が良いみたいですね。
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