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10月30日解禁のイタリアの新酒ノヴェッロを急いで並べました

Oct 30, 2023 by weblogland |
今、マスキューのカウンターの上はこうなってます(笑)。
今日10月30日解禁のイタリアの新酒ノヴェッロを急いで並べました(笑)。
あまりに価格が高くなって扱いを躊躇しましたが、やはりファンはおられます。そんなこんなでいつものコンティ・ゼッカのノヴェッロ2023年の登場(笑)。数は、もう並んでるだけですのでお好きな方はお早めに!

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桝久 試飲会リポート 後半202310

Oct 30, 2023 by weblogland |
後半はいわゆるビオの三連発(笑)。ビオ・ビオうるさくないのでお許しください(笑)!

〇『スピリタス』 テッレ・アブルッツォ・ペコリーノ 2021年 カンティーナ・オルソーヤ イタリア アブルッツォ 白 アブルッツォ・ペコリーノD.O.P. 750ml 2734円税込み
「『スピリタス』は銘柄名ですか?あの危険なウオッカ思い出すね(笑)。実際は『真髄』かな(笑)?」
「アプルッツオってあまり聞きません。中部イタリアですか?」
家内「赤のモンテプルチアーノ・ダブルッツォと言えばピンと来るかな(笑)。でもこのDOCはダブルッツォ州全域の広いDOCです(笑)。」
「モンテプルチアーノ・ダブルッツォ→ダブルッツォ州でモンテプルチアーノ種を用いて作られた赤ワイン ですよね。かなり広域(笑)。」
家内「これはダブルッツォ州でペコリーノを用いて作られた白ワインです(笑)。」
「マスキューさん、コルナッキアにもペコリーノありましたよね(笑)。甘夏っぽくて似てますよね(笑)。」
「共通して強さがある。コルナッキアよりこっちの方が強いかな?こっちの方が野趣溢れるかな(笑)。」
「あと色も共通して濃い(笑)。」
私「アルコール分はコルナッキアが14%、オルソーヤが13.5%です。」
「コルナッキアのペコリーノの方は暖かい印象だよね、フレンドリー(笑)。オルソーヤの方はシビアな感じかな。」
私「ペコリーノって香りが不明瞭なんですよね。コルナッキアは明るさ、オルソーヤは深い落ち着き。そんな差を感じますよね(笑)。」
「全体の大きさはオルソーヤかな。広がりと余韻の長さはハンパない。」
家内「オルソーヤの方はアペニン山脈の麓ですから寒暖差も大きいだろうし、夏以外はかなり冷涼だと思います。」
私「彼の地はもともとかなり貧しかったようです。イタリア自体農地改革が行われたのが1950年以降です。」
「北部に比べると中部・南部イタリアは相対的に貧しいんだよね。」
私「ですから農薬や堆肥や設備等買うことが出来なかった。でも尽力だけは惜しまない風土。それ故もともと無農薬に近いスタイルですから、簡単に自然農法やビオに移行しやすかったと思います。あと裕福な北部に対抗できるのは住民の結束力。」
家内「オルソーヤは1964年設立の共同組合で、今やビオの比率が45%。組合員の畑は1,000ヘクタール越えてますから、ちょっと信じられない規模です。」
私「いわゆるビオディナミは失敗すると全部をダメにする恐れがあるので、個人の生産者に親和性が高い農法です。」
「なるほど!それを村を挙げてやった訳だ。」
「写真を見ると畑を羊やアヒルが群れなして歩いてる(笑)。これで除草するんだな(笑)。仕立ても高いから農薬も使わないで済みそう(笑)。」
家内「乾燥しているはずですから、それも味方ですね(笑)。」
「でもワインはビオ臭が全くしない。かといって規格外の出来映え(笑)。個性的だけど良いワインであることは間違いないよね(笑)。」
「ちょっと糀っぽさもあるし、粕漬けなんか合うかな(笑)。ということは和食にも合いますね(笑)!」
「いぶりがっこのクリームチーズ添え!」
「ペコリーノ・チーズ!」
「なるほど羊乳のチーズなら鉄板(笑)!」
私「唐辛子やニンニクは鉄板ですね(笑)。」
家内「最近出回っているアルゼンチンの有頭海老を塩を降って焼いただけのものを食べながらこのペコリーノを飲んだら驚くほど美味しかった(笑)!」
私「海老自体の鮮度が良くて、国産の海老かと思いましたよ(笑)。大きいのが4本入っていたから1,000円はするかと思いました(笑)。」
家内「実際は半額以下(笑)。恐るべしアルゼンチン!」
「恐るべしオルソーヤ(笑)!」
「海老をしっかり素あげ!」
「四川の辛い麻婆豆腐!」
「牛乳寒天の中のオレンジに合うかな(笑)。」
私「杏仁豆腐(笑)!」
家内「とても辛い大根だったらどんなアレンジでも良さそうですね(笑)。」
私「海老の天ぷら!もちろん天つゆには紅葉おろし!考えただけで涎が…(笑)。」

とても個性的なワインなのですが、皆さん好奇心を持ってくださいました(笑)。マスキューのお客様のレベル高し!


●『スピリタス』テッレ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2021年 カンティーナ・オルソーヤ イタリア アブルッツォ 赤 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ D.O.P. 750ml 2734円税込み

「おっ!美味しい(笑)!」
「コレ尋常ならざるワインですな(笑)。」
「深いよね!ディープ(笑)。濃さが圧巻。」
「素直に重量感感じますよね(笑)。もちろんタンニンたっぷりなんだけど、収斂性が無いんだよね。」
「コレは木樽熟成してますよね?」
私「さすが!そんな感じしますよね(笑)。でもカタログではしていない…。はっきり書いてありません(笑)。樽の香りをつけるような使い方ではないですよね。クラシックなスラヴォニア・オークの古いトノーを使っているかもしれません。後で調べてみますね(笑)。」
「陽気じゃないけど、陰気じゃない(笑)。」
「しみじみ良いワイン(笑)。モンテプルチアーノはこうあって欲しいね(笑)。」
「そうそう。強いけど固くない。深くて大きい(笑)。」
「マスキューさん!昔カラブリアのワインでラ・コーラってやってましたよね。あれに似てる(笑)。」
家内「そうですよね。在り方は共通ですよね(笑)。」
「ラ・コーラの方が暖かいかな(笑)?」
「マスキューさん定番のコルナッキアのモンテプルチアーノと比べると明らかにスタイルが違うよね(笑)。あっちは明るい系のイタリアだよね(笑)。」
私「コルナッキアはストロベリーの香り全開(笑)。オルソーヤはストロベリーの香りもするけれど香りというよりは味わい重視のスタイルかな(笑)。」
家内「マスキューでは以前アプルッツオ州の中央部の渓谷で作ったモンテプルチアーノを扱いましたが、それは固さがありました。香りの出方はコルナッキアとオルソーヤの中間くらいでした。モンテプルチアーノ・ダブルッツォって州内全域のDOCですが、地域によって特徴がありそうですね(笑)。」
「我々がよく飲むモンテプルチアーノ・ダブルッツォって金時飴みたいなワインが多いよね(笑)。濃さとストロベリーの香りだけ(笑)。値段でその強度が増す(笑)。こんな明確な個性は無いよね(笑)。」
「オルソーヤのモンテプルチアーノは味わいに収斂される。言葉を失うほどだよね(笑)。」
「白も赤も同様な気風を感じますよね(笑)。」
「そうそう(笑)。マスキューさんが人為を感じないって言うの解る(笑)。とても自然。しかもビオ・ビオしてない(笑)。」
「アペニン山脈の麓でしたっけ?自然豊かなんでしょうけど(笑)…。
私「何もないところです。」
Tさん「そういえば行ったことない。」
私「Tさんが行ったことないということは鉄道がない?」
(このTさん私の小、中、高校の先輩。旅行・鉄道好きで、恐らく世界中の鉄道を乗っているはず。)
しかし、行ったことのある人がいました
!マスキューのティスティング・スタッフのKさんです(笑)。
Kさん「州都がラクイラ たしか麻生太郎がラクイラで開催されたサミットに出席してました。ただ彼は後日『あんな田舎だとは思わなかった』ような失言してましたね。ミラノみたいな星つきホテルのおもてなしがないのが不満だったようですね。」
「麻生太郎の方が田舎者だよ(笑)!」
私「Kさんはどうやって行ったのですか?」
Kさん「たしかバスで行きました。電車ではないです。」
家内「このワインの生産者カンティーナ・オルソーヤはアペニン山脈に連なる山塊の地、かなりの奥地。国立公園以外は何もないところです。」
「自然がある(笑)!鳥取どころじゃない(笑)。」
「ところでオルソーヤのワインはキャップシールが無いですよね。悪く言えばむき出し(笑)。何故ですか?」
「経費削減かな(大爆笑)。」
「まあ、お金はかからない(大爆笑)。」
私「キャップシールが無いと瓶詰め時のムラを隠せません。あと流通の過程が悪いとコルクが上下したりします。ですからむき出しは、売るだけにはリスク。生産・流通・保存のすべての過程で完璧を望む姿勢です。我々流通業者はもちろん、消費者にも責任があるという意思表明だと思います。」



●グリフ 2019年 ドメーヌ・デ・ザコル フランス ローヌ V.D.F. 赤 750ml 4557円税込み
「ラス・ボスの登場ですな(笑)。」
私「グリフを試飲会に出せるまで丸3年かかりました(笑)。どうしても数が確保出来ず、サブリミナルになっていました(笑)。
今回たまたまスポット入荷したのでようやくのマスキュー試飲会デビューとなりました(笑)!」
「あ~ん。高級(笑)!」
「う~ん。洗練された透明感(笑)!」
「エレガント!ローヌのワインとは思えない(笑)。」
「軽やかなんだけど、全く薄くない(笑)。クラシックなブルゴーニュ・スタイル!
「さすがドメーヌ・ラルロの元醸造長!」
「カリニャンがこんなに上品な味わいになるとは…。二の句が出ないや(笑)。」
「山桃、すもも…。でも高貴。野に咲く果物じゃない(笑)。薔薇っぽさもあるしピノ・ノワールばかりが高貴って訳じゃないんですね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。」
「若干ビオ臭するけど許容範囲内(笑)。心地好く感じる程度(笑)。マスキューさん曰くのクレーム・ド・ブリュレかな(笑)。」
「う~ん。私ル・カブが好きで何度かリピートしてますが(笑)、グリフはその上ですね。品種の差ですか?」
家内「グリフのカリニャンは古い樹ですよね。カベルネの方が若い樹の感じがします。」
私「古樹はしっとりとした旨味たっぷりのワインが出来ます。グリフは古樹らしい佇まいです(笑)。その辺りにル・カブとグリフの違いがあるような気がします。」
「なんか葡萄の品種にこだわることがあまり意味のないことのように思えちゃいますね(笑)。」
「マスキューさん!2019年のグリフは全房発酵ですよね。でもタニックじゃない。何故?」
私「基本マセラシオンの期間が短いのと、プレスしないことかと。古典的なブルゴーニュの発酵法です。D.R.C.やポンソなどのやり方です。ともに自分達がビオとか無添加とか謳いませんが(笑)。ちなみにザコルのワインはポンソに似てます(笑)。」
「へぇー、全房で発酵するとどんな効用があるのですか?」
私「カリフォルニアのディヴァイス校の研究では梗のタンニンが葡萄果のタンニンと結び付きPHが下がるとか。酸のないワインでもPHを下げることが出来るようです。」
「じゃあワインは美味しくなるのですか?」
私「いいえ!もともと酸のないワインですから酸が増えるわけではありません。たっぷりのリンゴ酸が秋にかけて旨味などの有機酸に変わることでワインは美味しくなります。大事なのは最終的な総酸量だと思います。ただしワインの寿命は若干伸びるようです。あと、濃くて抜けるような欠点は目立たなくなります。」
「温暖化でワイン自体の酸が減る傾向の昨今では錬金術のような技術なのかな(笑)?」
私「左様かと(笑)。でもワインの品質の決定要因は旨味の酸味だと思います。」
「除梗率〇〇%なんてありますけど。それは?」
私「葡萄果自体の酸が無いと全房発酵してもバランスが取れないからでしょうね。」
「なるほどタンニンと酸味のバランスが取れないんですね。結局は葡萄の収量に行きつく訳ですね(笑)。薄いワインを濃く見せる技術でもあるのかな(笑)?」
私「それを大きな声で言えません(笑)。カリフォルニアのワインの最近の分析表を見ると総酸〇〇gではなくPH〇〇とあります。もともと酸のないワインですから、そういった方向に行ったようです。タンニン量とエキス分勝負のスタイルですから酸は関係ない(笑)。」
家内「ボルドーのグラン・ヴァンの生産者も酸の低下を防ぐ技術として活用しています。10年程度は美味しく飲めると言ってました(笑)。」
「グリフって何年くらい持ちますか?」
私「解りません(笑)。まだリリースしてから10年も経っていませんので。」
「すぐに飲めるし、しかも熟成もする。そんなワインあるのかな?」
私「D.R.C.だってそんなものかと。エシェゾーよりはしっかり感じますが(笑)。」

放送禁止発言なので絶対に拡散しないでくださいませ(笑)!

どうもありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!

Oct 29, 2023 by weblogland |
まずは、マスキュー大定番のコンテッセのフリザンテ白・ロゼの二連発です(笑)。
◎ヴェルドゥッツォ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ 微発泡 白 I.G.T.
イタリア マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1697円税込み スクリュー・キャップ
◎ピノ・ロゼ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1697円税込み スクリュー・キャップ
家内「大好きなコンテッセのフリザンテですが、コンテッセのラインナップから無くなるようです。残念!」
私「コンテッセはプロセッコのトップランナーですが、商品をプロセッコに集中させる一環とのことでした。でもですね(笑)
、ヴェルドゥッツォやピニャ・ネロはプロセッコとは関係ないと思うのですが…。
まあ、ブランド戦略の見直しなのかな?」
「それにしてももったいない。こんなに美味しいのに。」
家内「このフリザンテは品質も高い。翌日に飲み越して飲むと、泡の圧は落ちますが、液体の中から泡が出てきます。熟成の期間が普通より長いようです。」
「そうそう、時間が経って泡が落ちてもワインとしては美味しいんだよね(笑)。だから冷蔵庫には恒に1本入ってますよ(笑)。」
「この手の泡って時間が経つと妙に甘さがべたっと口の中に残るものが多いから、すぐ飽きる(笑)。でもこれそれがない。だから飲み飽きないんだよね。家では家内が好きで(笑)、必須アイテム。」
私「そうですよね。我が家でもかなりの本数を消費しますが、Kさんには負ける(笑)。個人レベルでいったらKさん宅は日本で一番コンテッセのフリザンテを飲んでいるかも(笑)?」
家内「そうすると我が家は日本で二番目
(笑)?」
「これってアルコール感がないから我が家では抜きのワインとして活躍したなぁ(笑)。」
「えっー、抜きのワインって?」
「今日はちょっと飲むのを控えようって時に飲むワイン(笑)。」
私「失礼しました!日本で二番目にコンテッセのフリザンテを飲んでいるのはTさんでございます。我が家は三番目でした(笑)。」
「このフリザンテ、柔なバランスが好ましいんですよね(笑)。普通に食べながら何も考えないで飲むには最適(笑)。」
「普通に美味しいんですよね。いつも寄り添ってくれる(笑)。」
「白のヴェルドゥッツオって青い植物っぽさがあるから青物野菜なら何でも行けちゃうんですよね(笑)。」
家内「ミョウガ、生姜、ネギなんて鉄板ですよね。白菜をたくさん使った鍋なんかも良いですよ(笑)。」
「ポン酢醤油とも相性がイイし、味噌とも合う。オールマイティーなんだよね(笑)。」
「このフリザンテ、丸っきりのドライじゃないけど、残糖分の案配が良いんですよね。和食だと砂糖使うから、フリザンテの旨味甘味と上手くシンクロするんですよね(笑)。」
私「おー!さすが鋭い!」
「和食の煮物…、土佐煮…、椎茸を甘辛く煮たもの…。生姜を効かせた煮魚も合いますよね(笑)。」
私「真夏に冷奴を食べる時にヴェルドゥッツオは最適!ミョウガ、生姜、ネギをたっぷりかけて、さらにオカカをたっぷりかける!」
家内「ヴェルドゥッツオを飲みながらホタルイカの沖漬けが美味しいとか(笑)。」
「醤油にレモンやカボスなんかを入れればさらに良し(笑)!鬼に金棒(笑)。」
「日本人好みの重宝な泡ですよね。残念!マスキューさん、ここに並んでるだけでお仕舞いですか?」
家内「倉庫にもう少しありますが、年内いっぱいは持ちません。11月いっぱいくらいは大丈夫だとは思いますが。」
私「一番困るのは来年のお花見でございます!とても個人的でジャンクな話で申し訳ありませんが、私ドトール・コーヒーのミラノ・サンドAを食べながらロゼ・フリザンテを飲むのがお花見の楽しみでした。来年はそれが出来ない!悲観にくれております(笑)。」
「ロゼの小粒の梅やチェリーの香りは良いですもんね(笑)。」
「ロゼ・フリザンテは香りも色も綺麗。チャーミング(笑)!」
「チャーミングってこのワインを言い得てますね(笑)。」
「ローストビーフなんかもいけそう(笑)。」
私「ローストビーフいけます(笑)!」
「ホースラディッシュに合いそうですよね。白も合うかな(笑)?」
「う~ん。マスキューさんは冷奴と花見に困るんですね(笑)。」
私「左様でございます(笑)。」
「僕もロゼ・フリザンテ持ってお花見いきましたよ(笑)。スクリュー・キャップだから手軽(笑)。プラコップに桜を透かして飲むと楽しかった。」
「ロゼ・フリザンテに桜の花びら浮かべて飲みましたよ(笑)!王様になった気分でした(笑)。」
「そうそう。白もロゼも瓶が薄い水色ですよね。白はグリーンがかって綺麗なんだけどもロゼはロゼ色が褪せて見えますよね。グラスに注ぐと淡い綺麗なロゼ色。もったいないですよね(笑)。」
家内「気がつきませんでした(笑)。仰る通り!」

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イタリア・プーリアのノヴェッロ2023年も到着!

Oct 27, 2023 by weblogland |
今日27日はマスキュー試飲会。今、グラスを洗い終えました。
忙しい時は重なるもので(笑)、イタリア・プーリアのノヴェッロ2023年も到着!

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あ~、もう!

でもですね(笑)、忙しさにめげない(笑)。どれどれ、アルコール分はいかほどかチェック 2023年はどんなんかな(笑)?
13.5%です。
思ったより高くないですね。良い塩梅かな(笑)?
10月30日より販売開始!
お値段2,750円税込み(2,500円税別)にての限定販売となります!

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あのワイン、美味しかった!

Oct 26, 2023 by weblogland |
昨日友達のI君から電話いただきました。I
君は中学・高校の同級生。気心の知れた古い友人です。
I君「あのワイン、美味しかった!」
私「あれ良かったでしょ(笑)。」
のっけからいきなりアレです(笑)。

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私「グリフって染み入るようで良いでしょう(笑)?バリバリの高級ワインに慣れた君だとは思うけど(笑)、最近年の性かじんわり優しくて深みがあるワインが恋しいんだよね(笑)。」
I君「そーなんだよ(笑)。見栄はる席だとバカ高いワイン飲まなきゃいけないんだけど(笑)、家で飲むには辛いんだよね(笑)。確かに高いワインは美味しいけどさ、ほっと出来るワインがイイよね(笑)。癒されるよ(笑)。年の性かな?」
私「そうだよ(笑)。」
I君「味覚が進化したと言って欲しいなぁ(笑)。」

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マスキュー試飲会のラインナップ並びました!

Oct 24, 2023 by weblogland |
ふふふ(笑)。
今月末10月27日(金)、28日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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なかなか落ち着いた良い眺めですね(笑)。そのなかでも真ん中のカンティーナ・オルソーヤのペコリーノの白、ギラギラ光輝いて一際目立つ(笑)。見るからに凝縮感を感じます。その様は驚くほどですし、飲んでも驚くはずです(笑)。

家内「オルソーヤのペコリーノ、見るからに凄い(笑)。黄金色に輝いてる(笑)。」
私「丸っきりのオレンジ・ワインじゃないけど、果皮とは三日ほど一緒にマセラシオンしてるってさ。でも、外観からするとオレンジ・ワインって言ってもよいくらいだよね。」
家内「実際のマルヴァジアで作られたオレンジ・ワインもあったけど、一緒に出したかったね(笑)。」
私「あれ飲んだらひっくり返る人がいるかも(笑)?」
家内「そうそう、コンテッセのフリザンテがもうない。そう思うと並べながら泣けてくる。」
私「そーだよね。マスキューにとっても痛手。あなたは白のヴェルドゥッツオ、僕はピニャ・ネロのロゼが大好物だからね。」
家内「ワイナリーのラインナップ再編に伴っての生産終了だから仕方ないけど、またの復活を願う声はあるはず!私も声をあげる!」
私「届くと良いね(笑)。インポーターさんに文句を言って八つ当たりする(笑)?」
私「トリの『グリフ』見るからに格好良いね(笑)。ラベルの赤い線は葡萄畑かな?」
家内「そうかも。黒線は山の稜線みたいだもんね。ごちゃごちゃしてないデザインは素敵(笑)。」
私「ル・カブは試飲会で扱ったから、グリフを経験すればドメーヌ・ザコルの良さが解るよね(笑)。グリフ飲んでコンプリートかな(笑)?感動がある!」
家内「グリフはいつも数がなくてマスキュー試飲会に出せなかったからね。ようやく。三年越しかぁ(笑)。しかもパーフェクト・ヴィンテージの2019年!」


27日(金)は17~20時
28日(土)は11~20時
いつも通りのスケジュールでございます!

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ピノ・ノワール ヌーヴォーは11月10日入荷予定となります!

Oct 23, 2023 by weblogland |
2023年のピノ・ノワール ヌーヴォーは11月10日入荷予定となります!
今、マスキューブログのアーカイブで調べたところ、去年2022年は11月12日に到着してました。まあ、解禁日のないラングドックのヌーヴォーですし、船便でよっこらよっこら来てもボジョレー・ヌーヴォーより早く来る(笑)。しかも安い。暖かい産地のメリットがあります。もっとも知名度はありませんが(笑)。まあ、ケチなマスキューにはぴったりかな(笑)。
飲んだ感じボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーと言われても解らないレベル。ボジョレーのガメイとピノ・ノワールは親子ですし、同じマセラシオン・カルボニック法で作りますから似たような仕上がりです。これが4,000円したら頭に来ますが(笑)、1,5~600円ですので新ものを楽しむ範疇のワインとしてはグッドかと。
これに前後してアプリコット・ジュースの新ものも来ますから、ちょっと忙しくなります(笑)。

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人をドはまりさせる魔性のワインです

Oct 22, 2023 by weblogland |
Aさん「マスキューさん!グリフ入ったんですか?しかも2019年。どうですか2020年とは違いますか?」

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カリニャンをこよなく愛するAさんです。
私「私もまさかグリフが入ってくるとは夢にも思いませんでした。しかも2019年!パーフェクト・バランスです。今までで恐らく一番の出来かと?」
家内「2018年ヴィンテージから大躍進しました(笑)。」
Aさん「2020年ですっかりはまってしまいましたが(笑)、2019年とどう違いますか?」
家内「2019年の方が酸があります。2020年は収穫が早かったので、逆にリンゴ酸が多くよりフレッシュで飲みやすいですね。」
私「先に2020年を飲んだ方が良いかもしれません。2019年の方が旨味の甘味が強いかな。でもフレッシュな甘味は2020年の方が強いかも。」
Aさん「カリニャンって基本野に咲く山桃みたいで好きなんですが、グリフになると高貴なんですよね(笑)。心奪われます(笑)。」
私「ブルゴーニュのグラン・クリュみたいですよね(笑)。私も大好きでございます(笑)。」
グリフは人をドはまりさせる魔性のワインです。マスキュー試飲会では数がなく御披露目出来ていないラスボス(笑)。にも拘わらずもう売れ始めています。引き寄せられる方多しなのです(笑)。

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ともに面白い良いワインです。

Oct 22, 2023 by weblogland |
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奥さまがソムリエのAさんがご来店くださいました。<br />
Aさん「今月末の試飲会にあのロゼいやオレンジ・ワイン出ますか?」<br />
実は以前サンプルで取り寄せたカンティーナ・オルソーヤのオレンジ・ワインを開けていたので、ちょびっと試飲していただきました。これも信じられない美味しさでしたので好評(笑)。<br />
私「今月末の試飲会にオルソーヤの白、オレンジ、赤を出すつもりで発注したのですが、オレンジが完売してました。残念!」<br />
Aさん「あれびっくりするほど美味しかった(笑)。」<br />
私「衝撃的でしたよね(笑)。あっという間に無くなったようです(笑)。それに私は二度衝撃(笑)。まあ、初めての扱いだったのでインポーターさんもあまり取らなかったようです。今度チャンスがあれば取り逃がしません(笑)。」<br />
Aさん「でも白と赤もあるんですね(笑)。飲んでないから楽しみ(笑)。どんなですか?」<br />
私「そりゃもう(笑)。ともに面白い良いワインです。試飲会お待ちしております(笑)!」

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Oct 21, 2023 by weblogland |
マスキューは皆さんに支えられてます(笑)!
マスキューのブログを御覧になって、皆さんお気にかけてくださいます。たまに感想や連絡、ご教示いただき心ホッコリなのです(笑)。今日はちょっとご紹介しますね。マスキューのティスティング・スタッフでもあり、人生の先輩でもあるKさんのもの。もちろんご本人には了承いただいてます(笑)。




おはようございます。
blog拝見しました。

ミモザはすぐ枯れると花屋に聞きました。
水を吸い上げる力が弱いのだと?

ただしミモザは生花で楽しんだあとはドライフラワーで楽しめると花屋で聞きました。

毎年3月8日の世界婦人デーにはミモザを女性に贈る習慣があるようです。
イタリアの伊達男は女性の部屋をミモザで飾るそうです。

私もここ数年3月には妻にミモザを贈ることにしてます。
ミモザは枯れたあとは正直綺麗ではありません。
愚妻は他の花のほうがいいとも?

とんだ世界婦人デーでした(笑)

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今月末10月27日(金)、28日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Oct 21, 2023 by weblogland |
今月末10月27日(金)、28日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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マスキューの大定番のコンテッセのフリザンテが生産終了!
ガーン、ショック!
なんでもプロセッコの生産に原料を回すためとか。とりあえず分けていただける分を確保しました。
日本人好みの味わいを楽しめるのも在庫限りとなります。

◎ヴェルドゥッツォ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ 微発泡 白 I.G.T.
イタリア マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1697円税込み スクリュー・キャップ

イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造る白のフリザンテです。マスキユー定番のプロセッコの生産者が造る白のフリザンテです。今まで定番でロゼ・フリザンテを扱っていましたから、これで白、ロゼの揃い踏みとなります(笑)。ちなみにプロセッコには品種の指定がありヴェルドゥッツォだとI.G.T. となります(笑)。

このヴェルドゥッツォはイタリア北東部ヴェネト州、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で栽培されている地場品種。透明感のある淡い青みがかった黄金色。繊細な泡が弾けて涼しげ。香りは強め、青リンゴ、レモン、ライムにメロン、柚子、桃、ハーブなどが加わりかなり複雑。面白いのが果実に完熟感があまりなく、押しつけがましくない点。それゆえ植物的なニュアンスが全体のバランスに貢献しています。暑苦しくないのです(笑)。コンテッセの意図を感じますね(笑)。いわば、さりげなく美味しい!しかも品がある(笑)。

食べ物との相性は良く、特に生姜・ミョウガなどを使った和食など間違いなく合います。ワイン自体に塩辛さがありますから、単純に天ぷらなどもグッド(笑)。イタリアンにこだわる必要なしですね(笑)。

◎ピノ・ロゼ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1697円税込み スクリュー・キャップ

イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造るロゼのフリザンテです。マスキユー定番のプロセッコの生産者が造るロゼのフリザンテです。ちなみにプロセッコにはロゼの指定がありませんので、I.G.T. となります(笑)。
  
このフリザンテ、ピノ・ネロ70%、ピノ・ビアンコ30%。圧力式ステンレス・タンクで10~15日間16~20℃で発酵したのち30~40日熟成させてから瓶詰め。アルコール分11%で残糖分が11.6g / L。総アルコール分は12%弱ですからプロセッコ同様酸を残すスタイルです。ですからフリザンテにしては少ない残糖分でドライに感じる仕上がりです。計算され尽くしてますね(笑)。
 
ストロベリーやラズベリーのニュアンスが美しく、ひたすらフルーティー。また、味わいに質感がありますから飲み応えがあります。泡持ちが良くスクリュー・キャップを閉めておけば翌日も十分楽しめます。
 
質感のある軽やかな美しさ。
 
さすがスペシャリスト!


〇『スピリタス』 テッレ・アブルッツォ・ペコリーノ 2021年 カンティーナ・オルソーヤ イタリア アブルッツォ 白 アブルッツォ・ペコリーノD.O.P. 750ml 2734円税込み

まず強烈なファースト・アタックにびっくり(笑)!
香りは明瞭ではありませんが、甘夏の内側の綿のような柔らかな苦味が特徴。口中ではどこまでも広がり、余韻の長さは計り知れないほど(笑)。カタログに「白衣をまとった赤ワイン。」って書いてあり、最初は何のこっちゃ(笑)?と思っておりましたが、表現の意図は解りました(笑)。
ペコリーノ由来の穀物っぽさは微動だにしない頑強さ。練っとりとした舌触りには硬質なミネラルがたっぷり。しかもキレキレのドライな仕上がり(笑)。日向のような香りはちょっと糀にも似たニュアンス。とはいえそれらはあくまでも特徴で癖ではないはず。
う~ん。
こんな凄い白ワインがあるとは!
思わず絶句(笑)。人が作ったとは思えない領域です(笑)。
食べ合わせでまず浮かんだのが、ニンニクと唐辛子(笑)。ペコリーノらしく羊乳のチーズ。スカンピ等を使った料理も良さそうですね。土地柄川海老かな(笑)?
あと強さだけではなく水っぽさがなく隙が無い旨味の塊でもありますから、高級割烹の味噌汁をすすりながらこのワインを飲んでみたくもなります(笑)。

※尚、もともと瓶口にキャップ・シールが着いておりません。温度の急激な変化を受けるとコルクが浮いたり沈んだりします。それを見た目で解るためでしょうか?あとコルクはDIAM5を使用。

カンティーナ・オルソーニャは、アブルッツォ地方にあるコーペラティブで、1964年に設立されました。中部イタリア アブルッツォ州の北部の山間部アペニン山脈に連なる丘陵、マイェッラ国立公園に隣接した何もないど田舎(ごめんなさい。)。畑も傾斜地が多く作業は大変そうです。植樹率は1500本/1ヘクタールですから効率も良くなさそうです。

カンティーナ・オルソーヤは現在、ヨーロッパ最大のオーガニックワイン生産者のひとつで、今年で1400ヘクタール(2023年春には2000ヘクタールになる予定)の畑を持ち、100%有機栽培でワインを作っています。カンティーナ・オルソーヤのワインは、基本オーガニックとヴィーガンの認定を受けています。 さらに、生産量の45%はデメターによるバイオダイナミック認証を取得しています。これって共同組合レベルではあり得ない比率です。通常共同組合ですと、特別に一つ二つの区画でビオ・ディナミのワインを作る程度が常識的な限度であり、基本個人の生産者にビオ・ディナミは親和性の高い農法です。間違うと収穫が無くなる恐れがあります。いきなりベンチャーでビオ・ディナミのワインに挑戦して全てを失って撤退と言う話は
多々あります。それを共同組合レベルで実現することは奇跡的です。

また、サンフランシスコ(米国)で開催された2018年の国際ビオ・ディナミワイン会議では、カンティーナ・オルソーニャが世界最大のデメター認定バイオダイナミックぶどう生産農家として表彰されております。 さらには、このワイナリーは妥協のない魅力的な自然派ワインを作るために、人を大切にし、努力している数少ないワイナリーであります。 女性や子供たちを支援するために様々なプロジェクトにも関わっております。地域と人に根差した確たる意思と優しい意図があるのです。

もともと貧しい彼の地、生産されるワインはほとんど北部のネゴシアンに安く買い取られ、いわば搾取されていた地域。そこで共同組合として結束することで一大奮起したわけです。自然農法はお金を使わない知恵。ビオ・ディナミは貧者の武器(またまたごめんなさい)、でもこれは一面真実。ケチなマスキューとも親和性が高い(笑)。1962年に出版されたレイチェル・カールソンの『沈黙の春』は世界の自然農法潮流の始点。この共同組合の在り方と時間的にも重なりますね。生き残るための自然農法が進化した奇跡的な共同組合と言えます。

●『スピリタス』テッレ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2021年 カンティーナ・オルソーヤ イタリア アブルッツォ 赤 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ D.O.P. 750ml 2734円税込み

圧倒的!
タンニン、旨味、甘味が高濃度で凝縮されています。しかも押し付けがましくないエレガンス。甘苦い漢方薬やホワイト・ミントのようなスパイシーさは時間が経つと増してきます。ガッツリしたフル・ボディー。抜栓してからワインはどんどん膨らみを増します。しかもそれは密度感を増しながら膨らみます。その様は圧巻(笑)。基本香りはストロベリーなのですが、エミィディオ・ペペやコルナッキアのように鮮烈で明瞭なものではなく、香りというより味わいに肝があります。やはり海岸に近いテラ・マーネとは違う北部の山間部の産地だからこその特徴のような気がします。樽熟成はしなく、コンクリート・タンクだけを使用しているので、基本ニュートラル。ワイン自体にも無理がなく、葡萄本来の良さだけで勝負してますね(笑)

いわゆるビオ臭はなく、透明度も備えた
美しさも見落とせません(笑)。低収量と徹底的な衛生管理、すべてにわたる尽力なしには達することはない領域のワインでございます(笑)。
※尚、もともと瓶口にキャップ・シールが着いておりません。温度の急激な変化を受けるとコルクが浮いたり沈んだりします。それを見た目で解るためでしょうか?あとコルクはDIAM5を使用。

●グリフ 2019年 ドメーヌ・デ・ザコル フランス ローヌ V.D.F. 赤 750ml 4557円税込み

なんと!
2019年ヴィンテージのグリフが限定入荷しました!
個人的にグリフが傑出したグレート・ワインとなったのは2018年ヴィンテージ以降だと思っています。それまではコスト・パフォーマンスに優れた上位のクラスだと思い特別追いかけていませんでした(ごめんなさい)。もちろん良いワインではあるのですが、数も少なくマスキューに回って来なかったやっかみかな(笑)。
ところが2018年をティスティングしてから、絶対に扱いたいアイテムとなりました。深み、大きさがあるエレガントなグレート・ワインに変貌。やはり、ドメーヌ設立から10年以上経たないと完成しないのですね。10年ほど前からこのインポーターさんの扱いになり、当時は良いワインなんだけどマスキューにはちょっと高級かな?なんて思っておりましたが、この数年価格を越える品質になったと思い扱いに熱心になりました(笑)。
今年の春のマスキュー試飲会で2020年をお出ししようと思っておりましたが、数がなく断念。その下のランクの『ル・カブ』を出して好評いただきました(笑)。そんな折、パーフェクト・バランスを兼ね備えた2019年の思いがけない入荷!
驚きました(笑)。
なんでも来日されたオーナーのルリッシュさんが日本を気に入られ、ストック分を特別に回してくださったようです。
ラッキー!でございます(笑)。
蛇足ではございますが、2019年ヴィンテージはアルコール分が13%。無理に遅く収穫してアルコール分を高くしていません。また、全房発酵しております。パーフェクト・バランスの作柄ですね(笑)。

基本、愛するボジョレーのモリエール同様のスタイルでございますが、『グリフ』の方が洗練されているかな(笑)。




以下2020年ヴィンテージでの記載
私の大好きなグリフ2020年でございます(笑)。
常々、とことん尽力して作られたカリニャンはピノ・ノワールに匹敵する美味しさと公言して憚らない私ですが(笑)、このグリフがまさにそれ(笑)。
ブルゴーニュのグラン・クリュ並みの低収量(1本の葡萄樹からハーフボトル1本程度)、それも樹齢の高い葡萄だと自然に収量が落ちる。わざわざグリーンハーベストする必要がなくなります。それ故か独特の慈味深い味わいとなる。
そこで得た葡萄を比較的低温で発酵させプレスすることのないフリー・ラン・ジュースのみで作ったワインこそグレートワインとなります。それはブルゴーニュのピノ・ノワールのグラン・クリュのみが成し得るのではなく、カリニャンも同様かと(笑)。
カリニャン独特のスモモの香りは薔薇の香りも伴い、旨味溢れる深く大きな香りと味わいは飲み手を忘我の境地に誘います。心奪われるワインでございます(笑)。

樹齢60年以上のカリニャンを30%除梗し
発酵後、古い樽(おそらく500L位の樽)60%、エナメルコーティングしたタンク40%で約2年間熟成させたのちブレンドし落ち着いてから瓶詰め出荷したもの。余分な香りを着けないように腐心。もちろんその過程で余計なことはしない。
美しい果実味と収斂性のまるでないかといって質感のある舌触りのタンニンとのハーモニーは超絶。落ち着いたエレガンスの極致。やはりドメーヌ・ド・ラルロの血を引く渾身のもの。


以上5アイテムとなります!

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萎れてきちゃいました!

Oct 20, 2023 by weblogland |
う~ん。
ミモザ君萎れてきちゃいました!

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心なしか色も青さを失っているようです。残念!
切り花とは違い水の吸い上げが悪いのかな?今朝家内が枝を切ってみましたが、効果なかったようです。まあ、1週間も楽しませてくれましたから感謝!
ブログを読んでくれたお客様から
「近所の公園にミモザの大木があるのですが、やはり咲いてませんでした(笑)。」
私・家内「我々も知っている町内ミモザ・マップを追いましたが、咲いていたのはこれだけでした。」
そうすると彼は貴重!そうしましょう(笑)。

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ドメーヌ・デ・ザコルの『グリフ』2019年

Oct 19, 2023 by weblogland |
えへへ(笑)。
見つけちゃいました!
ドメーヌ・デ・ザコルの『グリフ』2019年です!

私「もしもしマスキューです。いつもお世話になっております。ちょっとお伺いしますが(とても低姿勢(笑))、ザコルの『グリフ』ってあるんですか?」
インポーターさん「あります!2019年もあります。」
私「えっ!(思わず嘘つきと罵るところ(笑))春に入ったきりじゃないんですか?」
インポーターさん「ドメーヌのオーナーが日本市場を気に入って特別に分けてくださいました(笑)。9月に入港したのかな。数はあまりありませんので早い者勝ちとなります。」
私「じゃあ2019年をとりあえず〇ケース宜しいでしょうか(あくまで低姿勢(笑)。」
やったぁ!
そんな訳で今月末のマスキュー試飲会のトリ決定(笑)!
多分明日届くはずですから、届いたらお見せしますね(笑)。

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思わぬ観賞ありがとうね!

Oct 17, 2023 by weblogland |
ミモザの続きです(笑)。

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私「ミモザ君、インターネットで調べると3~4月が開花時期。君だけが狂い咲きしたのかどうか、近所のミモザを見てきたよ?」

ミモザ「そうだよ。俺だけじゃないはず!」

私「山の方に立派なミモザの大木があってね、それを見てきた。花は咲いてなかったよ。」

ミモザ「俺だけなのかな😖⤵️。」

私「それと気がついたんだけど、ミモザの花ってたわわだよね。小さい花が集まって量感があるよね…。」

ミモザ「そりゃ、俺は狂い咲きなんだから、沢山花はつかないよ💢!」

私「ゴメン、ゴメン。悪気があった訳じゃないんだ。君は君で可愛いから大丈夫(笑)。思わぬ観賞ありがとうね!」

やっぱりイレギュラーなんですね。

それとミモザってアカシアの仲間なんですってね。最近のワインの安定剤でよく使われます。花が無くても役に立つ(笑)!

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しみじみとミモザを眺めています。

Oct 16, 2023 by weblogland |
いやー、今日は寒いですね。
今日は日曜日なんですが、私は仕事(笑)。
今、しみじみとミモザを眺めています。

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私「なんで君秋に咲いちゃったの?9月が暑すぎて調子狂ったのかな?」
ミモザ「春が暖かいと普通は早咲きしたりするんだけどさ、暑いのが続きすぎて春を忘れちゃったんだ(笑)。あんただってカレンダー無きゃそうなるよ(笑)。」
私「なるほどね!最近特に物忘れが良くてね(笑)。正確に日付が解らないからカレンダー確認は必須だよ(笑)。」
ミモザ「そうだろ。体の中にしかカレンダーが無い俺達に同情しろよな!」
私「うんうん。そりゃ狂うよね。」

一人ミモザと会話する私もそろそろヤバくなってきた(笑)。

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この花なんでしょう(笑)?

Oct 14, 2023 by weblogland |
この花なんでしょう(笑)?

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もちろんミモザです!
あれ?ミモザって春に咲きますよね?
実はご近所の方の庭に咲いたもの。
「今、庭の草刈りをしたんですが、なんと!ミモザが咲きました(笑)。狂い咲きなんですが、良かったらどうぞ(笑)。」
家内「えー!そんなことあるんですかぁ~。せっかくですからカウンターの上に飾らせていただきます。ありがとうございました。」
私「どうせ大してお客さん来ませんから(笑)、カウンターの真ん中に、どーんと!飾りましょうかね(笑)。どーんと!(笑)」
「その花瓶に挿すにはちょっと花が足りませんね。もっと切ってきますね(笑)」

ありがたいことにマスキューのカウンターの上は華やいでおります(笑)。

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耳よりな情報です(笑)!

Oct 14, 2023 by weblogland |
今日Nさんご来店。
Nさんは仕事柄年中カリフォルニアのナパに出張されるお忙しい方。もちろんワインも造詣深く、教えていただくことも多々(笑)。
Nさん「マスキューさん!先日高島屋の和菓子屋さんが並ぶフロアで、湘南ゴールドを練り込んだ『どら焼き』見つけました!」
私「えっ!そんな『どら焼き』あるんですかぁ?『どら焼き』のどこに練り込んだのですか?」
Nさん「餡の中です(笑)。」
家内「今年湘南ゴールドのジャムは早々と売り切れ。横須賀のスーパーでもすぐに無くなってました。酷暑の性かな?」
私「どら焼きにあるとは(笑)!で、どうされたんですか(笑)?」
Nさん「もちろん、コルナッキアのパッセリーナに合わせました。」
私・家内「おー!」
Nさん「言葉を失うほど美味しかったでした(笑)」
私・家内「今度買ってこよう!なんと言うお店ですか?」
Nさん「地方の銘菓を集めてバラ売りしていたのをたまたま見つけました。」
私「期間限定の特別販売かな?」

Nさんと我々は『湘南ゴールド』+パッセリーナ=幸せ の方程式を共有するパッセリーナ・ファンです(笑)。

貴重な情報ありがとうございました!

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今、マスキューのカウンターの上はこんな感じです(笑)。

Oct 13, 2023 by weblogland |
今、マスキューのカウンターの上はこんな感じです(笑)。

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秋を意識した装い?
家内の力作です(笑)。
先月の試飲会でご好評いただいた赤。向かって右から
『ツヴァイゲルト』2018年 ヴァイングート・アロイス・ヘレラー オーストリア ニーダーエスタライヒ州 カンプタール 赤 1L 1885円税込み
シャトー ムーラン・ド・リュクリュー 2019年 フランス ボルドー赤 ブライ コート・ド・ブライA.C. 750ml 2545円税込み

どちらも寒くなるにつれて恋しくなる赤。個人的にはやはり1L入ったヘレラーかな(笑)。質・量ともに充たしてくれます(笑)。2018年でありながら古さは微塵もない。オススメでございます(笑)。
隣のムーラン・ド・リュクリューは比べるとちょっと高いですが、この価格帯ではベストの選択かと。ワインに隙がないのです。

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しっかり間違えました(笑)。

Oct 11, 2023 by weblogland |
いやー、しっかり間違えました(笑)。
10月9日はスポーツの日でした!
失礼いたしました。日頃祝日の意味などないと思っていることはバレるし(笑)、本領発揮のボケはバレるし(笑)、まあこのボケは真性なので致し方ないとお許しくださいませ(笑)。
ところでラグビー日本代表惜しかったですね。なんやかや言われますが、ちょっと前までワールドカップ予選で1勝が目標だったことを考えると感無量。これからの具体的な課題が見つかったことは素晴らしい!簡単ではないでしょうが、ラグビー界→スポーツ界→日本自体の変化を感じるなんて言ったら大袈裟かな(笑)?
私の生きているうちに決勝進出常連国になれるはず!だったらイイな(笑)。
私の生きていて三大良かったことの一つ
がラグビー日本代表の活躍でございます(笑)。

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良いワインは、求心力がありますね。

Oct 10, 2023 by weblogland |
ルケ2017年とバサックのカベルネ・フラン2020年頑張っております(笑)。

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ルケは先月のマスキュー試飲会で好評いただきました。ここのところすずしくなったので、一際美味しさを増しています(笑)。やはりT.P.O.は大事ですね(笑)。限定品のバック・ヴィンテージなのでお早めに!

それと試飲会ではサブリミナル販売となったバサックのカベルネ・フラン2020年。これは今月のマスキュー試飲会で出す予定でしたが、在庫が怪しくなっており、今月の試飲会に出せるかどうか?皆さんマスキューのサブリミナルには意図があることをご存知ですので、地道にお買い求めいただいております。

う~ん。

やはり良いワインは、求心力がありますね。

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今日は10月9日文化の日。祝日なんですが、マスキューは営業(笑)。

Oct 09, 2023 by weblogland |
今日は10月9日文化の日。祝日なんですが、マスキューは営業(笑)。
それにしても急に寒くなりましたね。長袖着ちゃいました(笑)。
ところでこんなに寒いと、ワインが美味しい(笑)。今我が家の食卓にはティスティングしているワインが6本並んでいます(笑)。しっかり系のサンプルを取り寄せたので、パラダイス状態です(笑)。特にイタリア・モンテプルチアーノ州の白、オレンジ、赤。この三つがめちゃくちゃ美味しい!一応デメターとラベルには書いていますが、ビオビオしてない(笑)。生産者も高名ではなく、なんと協同組合(笑)。出来るんですね(笑)。目から鱗、感動的な味わいでございます。もちろんコスト・パフォーマンス高し!そこはそれ、ケチなマスキューですので(笑)。

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中近東的なスパイスに酔いしれました

Oct 05, 2023 by weblogland |
う~ん。
昨日の火曜日の晩、ルケ2017年を飲みました。実は土曜日の試飲会の最後の方で開けたもの(笑)。ですから開けてから丸3日目です。

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試飲会で「香りと味わいが一致しない。」というご意見があり、気をつけながらティスティング。とても美味しい液体に多量の旨みタンニンを感じながら、中近東的なスパイスに酔いしれました(笑)。とても折り合いが良い。

???

試飲会の時何故か折り合いが悪く感じたのか?
開けたてはちょっと暴れますが、しばらくすると落ち着いてきます。う~ん。薄々は気がついていたのですが、試飲会だと乱暴にワインを注ぎ気味。きっとこれが原因。それとワイン自体アルコール分が高く強い、同時に開きにくいのも一因なのかな。
難しいですね。

今晩もルケ2017年、美味しくいただきます(笑)。

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桝久 試飲会 リポート 後半

Oct 03, 2023 by weblogland |
〇シャトー ムーラン・ド・リュクリュー 2021年 フランス ボルドー 白 (コート・ド・ブライ)A.C. 750ml 2357円税込み
「う~ん。全体的に高次元(笑)。ヘレラーのグリューナー・ヴェルトリーナの後に来るわけだ(笑)。」
「桃(笑)!」
「マスキューさん!以前にもこのワイン、試飲会に出しましたよね(笑)?」
私「はい。2020年ヴィンテージでお試しいただきました。比べると2020年の方がファットかな。この2021年の方が締まった感じですか。」
「うんうん。香りは同じように桃(笑)。でも2021年の方がもっとトロピカルかな。」
「ソーヴィニヨン・ブランとは違う味わい。ボルドーらしくないですよね(笑)。」
家内「ソーヴィニヨン・ブランの変異種です。果皮が灰色になっているようです。自分の畑の変異種を増やしたようです。接ぎ木したのかな(笑)。」
「なるほど、手がかかってますね(笑)。丁寧ですね。」
「だからオリジナルな味わいなんだね(笑)。たしかにソーヴィニヨン・ブランな共通した青臭さはありますが、ボルドー・セックというよりはサンセールに近い味わいだもんね(笑)。」
「ソーヴィニヨン特有の馬小屋臭は無くは無いけど、ブランとグリは別物だよね。」
家内「あと、供出温度が低すぎると香りが立ちません。セラーから取り出して飲み始めるのが良いと思います。」
「そうすると15℃くらいかな?」
家内「はい。ゆっくり温度が上がるにつれ香りがどんどん開きます。20℃くらいがベストかな(笑)。私は常温が好きなのですが(笑)。」
「とても美味しい。日本だと余市の白ワイン匹敵しますよ(笑)。とても美味しい(笑)。あと長野のサンクゼールのワインも美味しいですね(笑)。」
私「ありがとうございます。余市のケルナーにもちょっと似てますよね(笑)。それにしても良くご存知ですね。驚きました(笑)。まさかカリフォルニア出身のアメリカ人に日本産ワインを教えていただくとは(笑)!」
「家内が好きなもので…。日本にもう19年居ますし(笑)。」
私「マスキューは日本のワインの扱いがないので、変に思われたかもしれませんね(笑)。」
「何を食べながら飲もうかな(笑)?」
「クリーム系のシチューは鉄板(笑)。」
家内「豆を沢山入れると更に良さそう(笑)。」
私「アスパラのベーコン炒め!単純(笑)。」
「マスキューさん!新しく開けたのと昨日開けたのを比べると、昨日の方が出汁っぽいです(笑)。旨味が沸き上がっている。鰹の血合いなんか合いそう(笑)。」
「冷静に考えるとスパルタンなワインなんですよね(笑)。濃度も立派。ミネラリーだし。ボルドーらしくないし(笑)。」
「複雑。パッションフルーツや桃だけじゃない。一辺倒ではない。」
「今日の並び完璧ですね(笑)。このワインが4番目なのが良い(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。」このあと赤2本でスパートをかけます(笑)。」


●シャトー ムーラン・ド・リュクリュー 2019年 フランス ボルドー赤 ブライ コート・ド・ブライA.C. 750ml 2545円税込み
「同じラベルですね(笑)。同じシャトーの白・赤揃い踏み(笑)。」
家内「赤は2019年です。」
「おっ!しっかりしてて綺麗(笑)。伸びやかさにうっとり(笑)。」
「軽やかさはあるけど、軽くはない(笑)。品の良いミッチリ感(笑)。」
「赤い小粒の果実がみっしり(笑)。セパージュは?」
家内「メルロー95%にマルベック5%です
。」
「ボルドー特に左岸のメルローって果実がプラムやプルーンでちょっと大きめなんだけど、これは果実が小粒ですよね。」
「でも、サンテミリオンやポムロールのメルローとは違うんだよね。素朴な葡萄の味わい。それを磨いたような感じ。」
「後の強烈なルケから戻って飲んでも負けていない(笑)。」
私「澱引きをとても丁寧にしています。雑味がないですよね。」
「タンニンは多量ですけど、とても綺麗に仕上がってる(笑)。」
家内「このシャトー、樽熟成をしないスタイルです。明瞭な果実味を追及するスタイルのようです。それとオーナーはシャトー当主というよりヴィニロン。畑も古いし伝統的。」
私「プレス果汁はあまり加えていない感じです。加えたとしてもかなり繊細に調整してますね(笑)。」
「そこはやはり右岸の良さ(笑)。あとマルベックが効いてるよね(笑)。」
私「ザクロ、いちじくのパンチが効いた赤い果実のニュアンスですよね(笑)。最初飲んだときメルロー90%、カベルネ・フラン10%の割合だと間違えました(笑)。」
Yご夫妻「乾燥いちじく持ってきましたから試してください。いちじくとデーツが我が家のワインのあてです(笑)。」
私「Yさんの乾燥いちじくって半生で柔らかくて美味しいんですよね(笑)。ありがとうございました!」
いちじく効果大爆発(笑)!
「このいちじく柔らかくて美味しい!私が買ってくる乾燥いちじく固くてイマイチなのよね(笑)。マスキューさん売ってるの?」
私「いえいえ。どこで購入したのか聞いておきますね。」
「口の中で爆発が起きました(笑)!美味しい!コレだけで十分(笑)。」
「あれ?ラベルに小さく『ヴァン・ビオロジック』って書いてありますよ(笑)。う~ん、謙虚!」
「変にビオや自然派を謳ってないのがイイね(笑)。実際飲めば解る(笑)!伸びやかなんだよね(笑)。」
「そうそう。しかも名前だけで高く売り付ける(笑)。」

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●ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック 2017年 ルカ・フェラリス イタリア ピエモンテ 赤 ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G. 750ml 3300円税込み
私「去年のマスキュー試飲会で2019年をお出ししました。今回は限定入荷で2017年のバック・ヴィンテージです。生産者のご好意でございます(笑)。」
「うわっ!凄い!ただ者ならざるワインですな(笑)。」
「凝縮感が凄い!渦巻いてる(笑)。あと香り。」
「香りだけで酔わされる(笑)。」
「2019年もこうなるのですかね?」
私「おそらく。2019年がガンベロでトレ・ヴイッキオリに評価されたのが何故か解りました(笑)。」
「ルケのD.O.C.G.の中でトップの評価ですね(笑)。」
「この香り…、なんと言ったら良いのだろう?チーズっぽい?」
「独特、複雑、強烈、圧倒的。プラム系ではあるが…。」
「甘さ、ボリューム感は凄い(笑)。ちょっと次元が違う。マスキューさん曰くのグレート・ワイン(笑)。」
家内「2019年は森のニュアンス。湿った感じでした。苔やシダ、キノコ、熊みたいな生々しさ…。」
「磯の爽やかな香り…?」
「珍皮みたいなオレンジっぽさもありますね(笑)。」
私「2017年は、それに中近東辺りのエキゾチックなスパイシーな香りが高濃度で混ざった感じです(笑)。」
「あー!モロッコ辺りのイメージ!ちょうど昨日映画『カサブランカ』観たんですよ。あの空気感ですね(笑)。」
「香りがとてつもないんですけど、液体と一致しないんですよね?」
家内「このワイン、アルコール分が15%もあります。私は本来甘口に仕上げるべき品種だと思います。」
「もっと時間がかかるのかな?」
私「左様かと。あと2~3年後にまた飲んでみたいワインです。」
「なるほど!時間が経つとアルコール分も下がりますもんね(笑)。」
「マスキューさん、たしかすぐ飲める弟分的なキュヴェありましたよね?」
私「はい!醸しを短くしてピノ・ノワール的な作りの『ブリック・ビアンク』です。」
「あれとこれが同じとは思えない(笑)。作り方でワインってずいぶん変わるのですね(笑)。」
「ところでこのワイン、何に合わせたら良いのでしょうか(笑)?」
私「正直思い当たりません(笑)。ピエモンテと言ってもリグーリアとの州境ですから、山の中(笑)。鳥などのちょっと臭い系のジビエかな?」
「シェーブル・チーズ?」
家内「鰻(笑)!」

「ところで今回のサブリミナルは何ですか?」
私「ドメーヌ・バサックのラスボス(笑)カベルネ・フランでございます(笑)。3本しか無かったので、早々無くなりました。週明け月曜日には追加分が届く予定です(笑)。」
家内「数の確保ができましたら来月の試飲会に出すつもりです。」

ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Oct 03, 2023 by weblogland |
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
長く続いた酷暑でワインから遠ざかった方々もようやくスイッチが入ったようです(笑)。『マスキューまだやってるかな?』なんて心配してくださったのかな(笑)?
まあ、たしかに酷暑で我々融解しそうではありました(笑)。
ご来店ありがとうございました!

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●限定品 カスターニョ・エコロジコ・モナストレル 2021年 ボデーガス・カスターニョ スペイン イエクラD.O. 赤 750ml 850円税込み
「マスキューさん!柿収穫してきましたよ(笑)。」敬愛するAご夫妻ご来店です。
私「おー、柿!ありがとうございます!ところでどちらで収穫したんですか?」
Aさん「マンション暮らしだから家の庭って訳にはいかない(笑)。近所の白〇神社(笑)。柿の表面にゴマが入ってるから、渋柿ではないよ(笑)。」
私「えっ!ゴマ?」
Aさん「胡麻みたいな黒い点が果皮にあるでしょ。これは柿のタンニンが集まった証拠。だから果肉は渋くない(笑)。」
私「ホントお詳しい!ありがとうございました!」
Aさんの奥様「そういえばベランダに高バサミがあったけど、あれで切ってきたの?」
Aさん「まさか!高バサミ持って柿を取りに行ったらいかにも確信犯。たまたま眺めていたら美味しそうな柿を見つけて、ちょっと魔が差していただいた(笑)。って言い訳出来ないじゃん。」
私「柿って手の届くところにはなりませんよね。どうやってもいだのですか?」
Aさん「内緒。ガハハハ(笑)。」我々大爆笑!

始まり、始まり!

「これがアウトレットの赤ですね。今時1,000円以下のワインってあまりないですよね(笑)。」
「安いだけのワインだったらあるけど、コレ普通に美味しい(笑)!」
「もうこのワイン2本飲んだけど(笑)。初日にちょっとだけ飲んで、翌日にアンダーショルダーまで飲んで、さらに翌日ミディアム。三日間楽しめましたよ(笑)!」
私「大事に飲んでくださりありがとうございました!リポートまでしていただき恐縮です!」
「飲みやすい!コレって大事なんだよね(笑)。僕は飲みやすいか、飲みにくいかで、直感的に判断します(笑)。」
「変に口に当たることなく、スイスイ飲めることが大事かな(笑)。コレ合格(笑)。」
「フルーティーでフレッシュ。甘さもしっかりある。」
「いわゆるタレを使えば何でも合いそうですよね(笑)。」
「安い焼肉屋さんで、こんなワインがテーブル・ワインで出てくると嬉しいね(笑)。」
「赤身のマグロ!漬けなんか良さそう(笑)。」
「ちょっとジャンクフードだけど、カールのチーズ味食べながら飲みたい(笑)!」
「あっ!懐かしい(笑)。今売ってないんだよね(笑)。」
「甘さと酸味のバランスが良い(笑)。」
「デイリーな規格で作ったワインでしょうが、コスパはとても良いですね(笑)。助かりますよ(笑)。」
家内「翌日になるとフックラ感が増して、モナストレルらしさが出ます(笑)。」
「うんうん。あの辺りのモナストレルって昔は渋くてしょうがなかった(笑)。こんなに飲みやすいモナストレルって、あの時は想像出来なかったですよね(笑)。イノヴェーションしてますよね(笑)。」
私「そうですよね。かつてはブレンド用にバルクで売られていました。」
家内「その分長寿(笑)。20年経ってもまだ渋い(笑)。」
私「30年くらい経つと美味しくなる(笑)。」
「それじゃ商売にならないですね(笑)。」
「あー!マスキューさん古いモナストレルがセラーに並んでますよね。あれですね
。たしかに美味しかった。80年代でしたよね(笑)。」
家内「試飲会で一度古いモナストレルお出ししました(笑)。」
「あっ!思い出しました(笑)。」


●『ツヴァイゲルト』2018年 ヴァイングート・アロイス・ヘレラー オーストリア ニーダーエスタライヒ州 カンプタール 赤 1L 1885円税込み
「あれ?このワイン、ボトル大きくないですか(笑)?」
私「えへへ(笑)、1L瓶です(笑)。」
「背は高くないけどずんぐり(笑)。」
「う~ん。しっかり、しっとり。美味しいね(笑)。」
「シンプルなんだけど、しっかりしてる。」
「生真面目に作った感じがしますよね(笑)
。」
「ツヴァイゲルトって聞いたことないでさす。」
私「ブランフレンキッシュとサンロマンの交配品種です。サンロマンも交配品種でしたね。オーストリアはドイツ同様に交配に熱心です(笑)。このワインはちょっとボジョレーのガメイに似たニュアンスですね(笑)。」
「うんうん。ちゃんと作ったボジョレー・ヴィラージュみたいだよね(笑)。」
家内「先月のマスキュー試飲会ではツヴァイゲルトのロゼを出しました。」
「あのキレキレのロゼですね!」
私「ちょっとトマトっぽいロゼでしたね(笑)。」
「ちょっと待ってください(笑)。あのロゼとこの赤って繋がらない(笑)。たしかロゼは冷ややかだったし、これは暖か。産地の違いですか?」
家内「(待ってましたと)両方ともドナウ川を挟んだ近いところです。赤の方が北です。ですから土壌に由来しているような気がします。目下私の研究課題です(笑)
。」
「土壌は石ころだらけの痩せた土地なんですか?」
私「とても肥沃な沖積地いわゆる黒土地帯です。葡萄は恵まれてます(笑)。」
「派手ではないんだけど、ベリー系の香りが可愛い。」
「タンニンがきめ細かいし、しかも力がある。滑らかでタニック。
「若々しいし、飲み頃ですね(笑)。瑞々しい。」
私「ここで問題です(笑)。このワインのヴィンテージは何年でしょうか?」
「最初のスペインワイン2021年だから…。同じくらいか、2020年くらいか…、かな(笑)。」
私「セオリーですね(笑)。我々も2020年ヴィンテージだと思っていました(笑)。でもですね、正解は2018年でした(笑)。」
「そんなに経っているんですかぁ(笑)。ということは、酸化が遅い→濃い→良いワイン、ということなんですね(笑)。」
「ちょっと見、スクリュー・キャップが心もとないですが(笑)。性能良いのですね。感心しました(笑)。」
私「樽熟成のニュアンスはしませんが、古いオーク樽で14ヶ月熟成しています。ちょっと後味にココアみたいな香りがほんのりあります。きっと伝統的な作りなんだと思います。」
「余計な香りを付けないスタイルなんですね。食事に合わせやすいはずだ(笑)。」
「味は何とはない感じのワインだけど、その実しっかりとした良いワイン。」
「ビストロでこんなワインをテーブル・ワインに使ってくれたら嬉しい(笑)。」


〇『グリューナー・ヴェルトリーナー』 2022年 ヴァイングート・アロイス・ヘレラー オーストリア ニーダーエスタライヒ州 カンプタール 白 1L 1885円税込み
「今度は白ですね(笑)。マスキューさん、普通試飲会って白→赤の順番ですよね(笑)
。」
「う~ん。これはストライク(笑)!ずばっと来るね(笑)。」
「伸びやか(笑)!ちょっとガスっぽいかな
?」
家内「2022年ヴィンテージですので、出来たばかりです。ちょっと時間が経つとガスっぽさは消えていきます。」
「広がりが良いし、とてもミネラリー。赤同様のしっかり感がありますよね(笑)。」
「それに穏やかさが伴っている不思議(笑)
。だから飲みやすい。とても普通に美味しい(笑)。」
「硬質なんだけど優しい(笑)。」
「しっかり辛口でミネラリー、クリスピー
。汎用性高いですね(笑)。」
私「実はオリジン弁当の豚カツが好きでして(笑)…。あのクリスピーな衣を食べるといつもグリューナー・ヴェルトリーナ飲みたくなります(笑)。」
「ピリッとしたニュアンス?」
家内「グリューナー・ヴェルトリーナの特徴 白胡椒の香りです。」
「豚カツにマスタードの組み合わせは鉄板ですね(笑)。」
「豚カツってウィーン風カツレツが原型(笑)。小麦粉まぶして揚げれば何でも合いそう。」
「タルタルソースも欠かせない(笑)。海老フライ!食べたくなった(笑)。」
「赤も白も隠し味に出汁っぽさがあるから
この点でも日本人好みですね(笑)。」
家内「あと油の種類ですよね。相性が良いのはバターやオリーブ油ではなく、穀物系のオイル。中華料理にも合わせやすい
(笑)。」
「白胡椒たくさん降った八宝菜食べたい(笑)!」
「辛辣ラーメン!」
「今日の試飲会 赤→赤→白 この流れの意図が解りましたよ(笑)。」

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ラス・ボス入荷(笑)!

Oct 03, 2023 by weblogland |
フランス・ラングドックのドメーヌ・バサックのラス・ボス(笑) カベルネ・フラン2020年無事入荷しました!

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正確なキュヴェ名は『レ・カベルネ・フラン・デ・ラキャナル&デ・ラ・ロー』
ラキャナル&デ・ラ・ローは畑名。多分ドメーヌ最良のカベルネ・フランなんでしょうね(笑)。
日本には300本ほど来たようですから、すぐには無くならないかな?
ラベルには全く書いていませんが、ヴァン・ナチュールで作ったらしいです。でもですね(笑)、へそ曲がりのマスキューにとってはそんなことどうでも良い(笑)。

グレート・ワインなのでございます(笑)。

9月の試飲会に出すか迷ったのですが、ルケの方が数がなく先のお披露目となりました。試飲会当日はサブリミナルで登場しましたが、目ざとく見つかり即完売(笑)。まあ、比べるとスタイルは違いますがどちらもグレート・ワインの範疇(笑)。どちらかと言えばバサックの方が飲みやすいかな。
腰を据えて売るつもりでございます(笑)。

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大変ありがとうございました。

Oct 01, 2023 by weblogland |
はぁ、今土曜日の9時です。ようやく試飲会の片付けが終わりました。
ご来店ありがとうございました!
ところで取り急ぎのお知らせでございます。今回トップバッターのアウトレットの赤 ●限定品 カスターニョ・エコロジコ・モナストレル 2021年 ボデーガス・カスターニョ スペイン イエクラD.O. 赤 750ml 850円税込み 完売いたしました。それに伴い『9月の試飲会セット』も完売となります!
やはり恐れていた通りになってしまいました。
大変申し訳ありません。
大変ありがとうございました。
でございます。

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さあ、明日明後日はマスキュー試飲会です。

Sep 28, 2023 by weblogland |
さあ、明日明後日はマスキュー試飲会です。
予想最高気温は29℃でしたっけ。夏ですよね(笑)。でもですね、もう待てない(笑)
。そんなわけで今回は赤4本と赤が多め。
実はトップ・バッターのモナストレルが
予想を上回る売れ行きです。そんな大層なワインでは有りませんが(笑)、コスパが良いのでおそらく試飲会で完売するかと。早い者勝ちと言うことで、その節はお許しくださいませ。
明日29日(金)は17~20時、30日(土)は11~20時までのいつも通りのスケジュールでございます。
暑い中のお越し、お待ちしておりまする(笑)。

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暑さ寒さも彼岸まで

Sep 28, 2023 by weblogland |
今日は水曜日。お彼岸になってから暑さも楽になりましたね。暑さ寒さも彼岸まで 昔の人はよく言ったものですね(笑)。
今週末に試飲会を控えてお天気チェック。明日は最高気温が33℃!ヤバい暑さ。金曜日は31℃。暑いには暑いけど耐えられるかな?そして土曜日は29℃。まあ、朝晩は25℃以下ですから少しは楽かな。でもですね、冷静に考えると夏日って25℃以上なんですよね(笑)。私の体感気温計は壊れてる?いやいや、年を取ると気温に鈍感になると言いますからそれかな(笑)?
普通秋口になると暑さ疲れするものですが、そんな暇もない!

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ラインナップ

Sep 26, 2023 by weblogland |
ふふふ(笑)。
今月末の試飲会のラインナップ並びました(笑)!

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今回はボリューム感ありますね。棚の上も中もびっしり。やはり5種類と6種類では違いますね。あと向かって右から2、3番目のヘレラーのワインが妙にデカイ(笑)。ともに1L入りの瓶だけあって堂々としてます。そのせいでトリの左端のルケが肩身狭そう(笑)。
そうそう。気がついたのですが今回同じ生産者の赤白のコンビが二つ。オーストリアのヘレラーとボルドーのシャトー・ムーラン・ド・リクリュー。ともに白が定番ですが今回赤が加わりました。美味しいことは間違いなしなのですが(笑)、
赤と白でも作り手の共通した気風があると思います。真夏だと感じることが出来ませんが(笑)、冷静にワインを飲むことが出来る季節でこそ味わえる!
そんなこんなでございます(笑)。

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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!

Sep 23, 2023 by weblogland |
今月末9月29(金)、30日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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●限定品 カスターニョ・エコロジコ・モナストレル 2021年 ボデーガス・カスターニョ スペイン イエクラD.O. 赤 750ml 850円税込み

ヘクラでお馴染みのスペイン・ムルシア州のボデーガス・カスターニョの限定特売品となります。どうやら荷崩れしたようでラベルにワインがかかったりしたアウトレット。中身には問題ありません。
味わいはミディアム。濃くてタニックな従来のスタイルとは違います。エレガントですらあり、飲み口スイスイ(笑)。でもしっかりとしたモナストレルらしい安定感があります。翌日になるとより美味しくなっています(笑)。
オーガニック認証をとったり、ヴィーガン認証を目指すなど、更なる進化を目指してのイノヴェーションかな(笑)。ラベル・デザインも洒落ていて格好いい(笑)


●『ツヴァイゲルト』2013年 ヴァイングート・アロイス・ヘレラー オーストリア ニーダーエスタライヒ州 カンプタール 赤 1L 1885円税込み

オーストリア カンプタールで造られるツヴァイゲルト100%の赤ワインです。造り手は『グリューナー・ヴェリトリーナー』と同じヘレラー家です。
この赤ワインも『グリューナー・ヴェルトリーナー』同様にレベルが高い!

ツヴァイゲルトはオーストリアにおいてメジャーな赤ワイン品種として有名です。昔飲んだ印象ではフランスのガメイに良く似た品種だと。ランクとしたなら、クリュ・ボジョレーの良品クラスの出来。あと驚くべきは柔らかさと雑味の無さです。ガメイのような華やかなベリー系の香りはあくまでも伸びやか、それでいて有りがちな酸やタンニンの収斂性がありません。まとまりが良く欠点が見当たりません。

うーん。

白の『グリューナー・ヴェルトリーナー』同様エレガントなスタイルなのです。

もちろん同様に収穫は手摘み、オークの大樽とアカシアの樽で14ヶ月熟成後瓶詰されます。この辺りに秘密が隠されているかもしれませんね。

これまた同様の1リットル瓶のスクリューキャップにての登場です(笑)。ちょっと冷やして美味しさが冴える、嬉しいハイコストパフォーマンスの赤なのです。

〇『グリューナー・ヴェルトリーナー』 2022年 ヴァイングート・アロイス・ヘレラー オーストリア ニーダーエスタライヒ州 カンプタール 白 1L 1885円税込み

上品で風味豊か!カンプタールの『グリューナー・ヴェルトリーナー』です。
大河ドナウ川に流れ込むカンプ川から名付けられた葡萄産地カンプタール。ハンガリーに通じるパノニア平原にあり、山塊からの冷気と平原の熱気により寒暖差により、酸のある風味豊かなワインがつくられます。

生産者のヘレラー家は200年以上続く古い家族経営のワイナリー、ワイナリーを切り盛りするアロイス・ヘレラーさんはクロスターノイブルグ・ワイン・アカデミーを卒業後、南アフリカとドイツで修業し、1998年よりワイナリーを任されるようになりました。

このワインまず一番に感じたのは、酸のキメ細やかさです。飛び抜けたフローラルさはありませんが、柑橘系の爽やかな香りはまとまりが良く、舌を刺激するものがありません。綺麗に角の取れた丸い酸が密にしかも統率のとれた形を成しています。ヴェリトリナーらしい白胡椒のようなスパイスの香りが全体のアクセントとなり、完成度を高く演出しています。

雑味もなく、栽培、選果、醸造にアラがありません(笑)。すべてに手を抜いていません。面白いのは熟成にステンレスタンクと若干の大樽を使っています。きっとネオ・クラシックな造りなのですね。経験とセンスの良さを感じます。

1リットル瓶入りのデイリーユースなワインとして提供されていますが、そのレベルの高さにはビックリのハイコストパフォーマンスワインの出現です(笑)。

癒されます。

〇シャトー ムーラン・ド・リュクリュー 2021年 フランス ボルドー 白 (コート・ド・ブライ)A.C. 750ml 2357円税込み

皆さん!

ソーヴィニヨン・グリ100%のボルドー・セックを飲んだことありますか?
私は飲んだことがありませんでした(笑)。

飲んでビックリ!
桃、桃なのです(笑)。

たしかにサンセールなどのソーヴィニヨン・ブランを使ったコテコテの白ワインは桃の香りが強く出ますが、このワインのセパージュはソーヴィニヨン・グリ。
ソーヴィニヨン・ブランにみられる独特の臭みはありますが、それを凌ぎ折り合いをつける大きさを持っておりその桃の香りは圧巻。飲んだ瞬間思わず絶句しました(笑)。供出温度が高いと白桃、黄桃 いわゆる桃(笑)。供出温度が低いと缶詰の白桃!もちろん桃の香りには麝香やマンゴー、パイナップルのトロピカル・フルーツやスパイスのニュアンスは付随するのですが、桃なのです(笑)。
ほんと驚かされました(笑)。もちろん辛口です。それも残糖分は1L中なんと0.5g
!とんでもない辛口です。それでも総酸が3.95gと低めなので甘く感じるマジックが成立してるようです。
あまりにも斬新でユニーク!
醸造・熟成過程で木樽は使っておらず低温で管理。マロラクティック発酵をコントロールしていますから、ソーヴィニヨン・グリの特性を熟知した作り手であることは明らか。完全な確信犯ですね(笑)
。ただ、インポーターさんに聞くと2019年のメイクはこれほど桃の香りが顕著ではなかったとのこと。

う~ん。

この2020年がフロックなのか?たまたまなのか?奇跡なのか?判断するにはまだ時間がかかりそうです(笑)。
それにしてもボルドーの白を飲んで驚かされたのは何十年ぶり。初めてR・ド・リューセックを飲んだ時以来かな(笑)。

●シャトー ムーラン・ド・リュクリュー 2019年 フランス ボルドー赤 ブライ コート・ド・ブライA.C. 750ml 2545円税込み

シャトー・ムーラン・ドゥ・リュクリューは、17世紀から続く地所。その昔風車(ムーラン)があったことからその名前が付けられています。現地に行くと、風車の面影が残る塔を見ることが出来ます。1980年から現オーナーの父親の代になり、本格的にワイン造りを始めました。シャトーはコート・ド・ブライ内にありますが、数キロメートル先はコート・ト・ブールのエリアになる為、ブライに12ha,ブールに10ha、合計22haを所有しています。オーナーのギヨーム氏は2006年~2009年スパグロ(国立農業科学高校)卒業後、2011年にはランゴンのワイナリーにて醸造長を務めた経歴の持ち主です。2013年にビオの畑を購入し、それ以降徐々に転換しています。
2014年にファースト・ヴィンテージをリリース。マスキューではソーヴィニヨン・グリの白2020年から扱い開始。サンセールのような桃の香りで大人気(笑)。いわゆるボルドー・セックとしては異例のスタイル、出来映えでした。
今回の赤は2019年にてマスキューデビュー(笑)。セパージュはメルロー95%、マルベック5%。セメント・タンクとステンレス・タンクで熟成したもの。ティスティングするとわずかに木樽のニュアンスも感じます。(ひょっとしたら裏技があるかもしれませんね(笑))キメ細やかでディテールがはっきりしており、集中力がありとても緻密。生命力に通じる伸びやかさに心奪われます(笑)。ちゃんとしたビオ系ですね。
最初ブラインドでティスティングしたおり、メルロー90%とカベルネ・フラン10%ほどをブレンドしたものと判断。でも蓋を開けるとメルロー95%になんとマルベック5%(笑)。う~ん。赤い鮮烈な小粒の果実のニュアンスはマルベックでした。ただし、5%ほどでこれほど強烈な印象を与えるとは!ちょっと驚きました。
基本マルベックだけでなくメルローも同様の尽力を払ったもののはず。低収量由来の締まった感じはとても好感が持てます。しっかり撰果されており、作り手の実直さが伝わってくる今時珍しいボルドー・ワインしかも斬新なのでございます(笑)。


●ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック 2017年 ルカ・フェラリス イタリア ピエモンテ 赤 ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G. 750ml 3300円税込み
マスキューの愛するモンフェラートのルケ。その中でもっともトラディショナルなのがこのクラシック。
今回2017年のバック・ヴィンテージが限定入荷いたしました(笑)!
簡単にすぐに手の内を見せない頑固なルケ。2022年5月のます試飲会では解りやすい『ブリック・ド・ビアンク2019年』を弟、『ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック2019年』を兄貴として紹介させていたしました(笑)。思い出していただけましたか?
ようやく飲み頃に入りました(笑)。果実味は熟した山桃、スグリ、オレンジ系に香木やリコリス、キノコ等の山の湿った香り。その一方でなめし革やエスニックなスパイス等の乾いた香り。それらが折り重なり、香りだけでも壮麗。もちろんアルコール分は15%の限界値(笑)、それに伴った膨大なタンニンやエキス分との折り合いは抜群で無理がない高次元な姿。
ユニークなグレート・ワインでございます。
この2017年ヴィンテージを飲んで、ようやくルケが解ったような気がします(笑)。きっとこれでも、かつてより解りやすく作られているような気がしました(笑)。10年くらいを目安に作っているのかな?




以下2019年ヴィンテージの記載

皆さんこの ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G 知っていましたか(笑)?
2010年にピエモンテで新たに昇格したD.O.C.Gで、アスティのすぐ北東部の狭い範囲のものです。在来品種ルケ種を90%以上使ったワインです。
ルケをちょっと調べるとかるくて飲みやすい品種とありましたが、実際に飲むととんでもない(笑)。経験したことのない迫り来る個性でございました(笑)。野性味満々(笑)。果実味は鮮烈な赤や黒のスグリやリコリス、ワイルド・ベリー。ちょっと経験したことのないもの。それにハーブや漢方薬や甘草のニュアンスが伴う。しかもアルコール分は15%のフル・プルーフですから圧巻なのです(笑)。とは言えアルコリックでない折り合い。残糖分を感じさせないタンニンと酸とアルコールの高度な折り合いの良さは特筆もの。小粒の巻き貝の肝や熊の肝、完熟葡萄の種由来のフェノールは複雑で深みを与えています。マスキュー扱いの個性派ワイン『ペラベルガ』が似たような立ち位置のワイン。同じピエモンテの赤ワインです。家内曰く「熊
の匂いのするワイン」でございます(笑)。

あとワイン自体がとてもしっかりしており抜栓から1週間ほど変化を楽しみながら飲めました。さすがトレ・ヴィッキオリを取ったワインでございます(笑)。

以上久しぶりの6本となります!

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