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東京で、オリンピック
Sep 14, 2013 by akiko |新入荷ワインが届いたり、店内の並び換えをしたり、また 新アイテムが届いたり・・・です。
オリンピック開催地決定前は 何処でもいいや って感じだったのですが、
いざ 東京に決まったら いろいろ 思うところがあるわけで。
記念ラベルのワインが発売されるのかしら なんてことや、
日本酒や日本ワインを さらにアピールするだろうなとか、お酒業界も 活発化するんでしょうね。
自分に関して言うと 2020年って ばっちり60歳!還暦です。
そのころ 私 どんなワインを 好むようになっているのかな?
ずいぶん前ですけど ワインのいろはを教えてくださった大先輩が
「60歳過ぎてから 好みが変わった、濃いものが苦手になってきた。それに だんだん
味覚が 鈍くなってきたような 気がする。今までの経験が財産ですよ」って
おっしゃっていたのを 印象深く記憶しています。
味覚が鈍くなるというのは 先輩の謙遜だったと思いますが、
実際 私自身 食べるものも 肉より野菜、濃い味付けより 出汁を効かせたものが好きになっています。
ワインは食事とともにあるものですから、当然 選ぶ基準も変わっていくのでしょうね。
これからの 自分の変わりようが楽しみになってきました。
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コート・デュ・ローヌ 『レ・プラド』2004年 ドメーヌ・A・マズール
Sep 14, 2013 by weblogland |
あの倒れそうな真夏の暑さから比べれば、楽なもの(笑)。でも、もう9月も半ばになりますから、勘弁してもらいたいものですね。
ところで、昨日はドメーヌ・マズールのコート・デュ・ローヌ2004年を飲みました。今まで2003年を販売していましたが、とうとう在庫が切れてしまいました。そんな訳で2004年を試飲しました。
2003年とはだいぶ違いますね。今までのマズールのローヌの中でも2004年は異質です。
うーん。
まず、セパージュにカリニャンが入っています。通常はグルナッシュとシラーで構成されますが、2004年はグルナッシュ75%、カリニャン20%、シラー5%となっています。
仕上がりはかなり複雑。いつもの解りやすいスタイルではありません。
うーん。
熟成能力はまだまだあります。液体の中にはまだ何か潜んでますね(笑)。
あと、カリニャンに有りがちなチープさも無い(笑)。
ローヌ川西側のルージュ・ガランスにちょっと似てますか?
今日もう一度確認してみます。良いワインは手の内をすぐに見せてくれません。
もう、10年も経つのに…。
ケチ(笑)!
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オールド・ヴィンテージのリヴサルト
Sep 13, 2013 by weblogland |
ありました!
何がって?
超オールド・ヴィンテージのリヴサルトです(笑)。
あるお客様から頼まれて、やっと見つけました。
1953年です。
なんでもお兄さんの還暦祝いで、是非とも1953年のヴィンテージのお酒捜すよう頼まれました。
ヴィンテージの入ったモルト・ウイスキーやブランデーはあるはずですから、まずはそれを捜しました。
た・高い!
ではソーテルヌはと…。あるにはありましたが、これも現実的な価格ではありませんね。
それならば、奥の手。リヴサルトです!南フランスのヴァン・ド・ナチュレ、いわゆるデザートワインです。持ちが良く、しかもリーズナブルなのです。特に古いリヴサルトは枯れていて、美しい後口・熟成した味わいがとても美味なのです。
それでも1953年が見つかるのは奇跡的。
とりあえずホッとしました(笑)。
あるものですね。
しみじみラベルを眺めてしまいました。
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エグリ・ウーリエ
Sep 11, 2013 by weblogland |今日友人のM君からお電話いただきました(笑)。
M君とは中学からの付き合い。
彼曰く「お腹が減れば何でも食べるけど、まずい酒は絶対に飲まない!」
というハードボイルドな男なのです(笑)。
そんな彼から先日
「美味しいシャンパンないかな?」
と聞かれました。
彼は一通りの高級品は飲んでいます。今更ドンペリなんて言ったら怒られます(笑)。
私「君は凝縮した完成品が好きだよね?豊満なヤツ(笑)。」
送ったシャンパンはエグリ・ウーリエです(笑)。
彼曰く「あのシャンパンは何も食べずにそれだけ飲むべきシャンパンだな。まあ、チーズでもあれば十分かな。完璧だな(笑)。」
私「通の君にそう言われて良かったよ(笑)。有名処のシャンパンであのレベルだったら、値段も桁が違ってくるしね(笑)。」
M君「名前じゃないね(笑)。でも、よく見つけたね(笑)。」
私「一応プロだし(笑)。日本で有名じゃなくても、リーズナブルで美味しいシャンパンはあるよ。そんなのを捜すのが楽しいんだよ(笑)。」
M君「同じシャンパンまだある?」
私「ありがとうございました!」
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ソムリエ試験、ワイン以外が不安です。
Sep 10, 2013 by weblogland |気温が下がってくると、マスキューの店頭でも赤ワインに手を伸ばす方が増えはじめたようです。
こうでなくっちゃ(笑)。
昨日ソムリエ試験の二次対策の質問をいただきました。
Aさん「マスキューさん、一次はどうにかなりましたけど、二次が不安なんですよ。実技はとりあえず日々やってはいますが…、ワイン以外が不安です。」
私「Aさんはレベルはもうプロのソムリエですから、大丈夫ですよ(笑)。」
Aさん「ワイン以外のリキュールなんか全然ダメなんですよ。」
私「フランスの伝統的なリキュールは一通り飲む必要がありますよね。コアントローとグランマニエの違いやペルノーとリカールの違いもチェックしましょう。あとハードリカーのダークラムとカルバドスとブランデーなんかも間違え易いですよね。」
Aさん「関内の『タウザー』行っても良いですか?」
私「マネージャーも受験者ですから、勉強になります。私からもお願いします(笑)。」
Aさん「でも、私お酒強くないんですよ(笑)。」
私「大丈夫です。飲み込む必要ありませんから(笑)。あと、30ml入れずに10mlくらいにして数比べてみてください。マネージャーに頼めばやってくれますから。私からも伝えておきます。」
いちいち1本ずつ買って飲んでたら、大変です(笑)。
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ソムリエ協会の資格二次試験は17日。皆さん準備は如何ですか?
Sep 09, 2013 by weblogland |ところでソムリエ協会の資格二次試験は17日。皆さん準備は如何ですか?
銘柄やヴィンテージは当たらなくても大丈夫ですから、思い詰めないでくださいね。
例えば、一昔前 ロワールのカベルネ・フランの特徴は「青臭さ」でしたが、昨今のワインはロワールに限らず青臭い赤ワインはあまり見かけません。技術の進歩で「青臭さ」はタンニンの完熟を待てば無くなることが解った為です。
白ワインにしても、低温での管理・保管が容易になりましたから、温かな産地でもマロラクティック醗酵をしないでワインがつくれます。ですから、酸をたっぷり感じるアロマティックなワインが何処でも造れます。
技術があれば何処でもワインが造れますから、品種の特徴や産地の特徴が無くなる傾向でもあります。より良くすることが画一化に流れることでもあります。
水を差すような事を言ってすみません(笑)。
話がそれました。
試験は試験で受かるに越したことはありませんが、テイスティングで一番大事なのは正確な判断です。感じたことを言葉に置き換えられるかどうかです。基本的な用語はあらかじめ選択肢にありますから、ワインを飲みながらそれにすり合わせてみれば良いだけです。
もう、この時期ですから焦らないことも肝要。一度に沢山の種類のワインを覚えることより、普段ワインを飲む時に、ちょっと考えて飲むだけで良いはずです。
だって品種を当てることに意味が無くなってきた時代ですから。
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ソムリエ協会の資格二次試験 緊急対策
Sep 08, 2013 by weblogland |関内の『タウザー』でマネージャーとKさんの3人会ですが(笑)。
二次試験はテイスティングです。ワインだけではなくスピリッツやリキュールも出ますから、バーでやるしかない(笑)。この手のものは全部ありますから、有名どころを片っ端からテイスティングです(笑)。
飲んでみて、ヨーロッパの基本的なリキュールはワインの味わいをベースにしているのが良く解ります。飲みながらリキュールの味わいを、経験したワインとすり合わせるのは一興でした。ヨーロッパの有名なリキュールは何百年も愛され続けた、いわば完成品です。そのディテイルを分析しながらのテイスティングは勉強になりました。
あと、リキュールによっては味わいのディテイルを変化させているものもあるようです。リキュールだけを意識的に飲むことは少ないですし、普段は気にもしませんが、昔飲んだ印象と違うものが…。私の思い込みでしょうか?明らかに変わらないものもありますが、中には「こんな味だったっけ?」などと戸惑うことも。
うーん。
何故でしょう?
まあ、ブランド力を維持するために、味わいを微調整することはよくあることです。たまにはリキュールと向き合うことの大切さが解りました。
味わいにもイノヴェーションがありました。
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ドモワゼル・クレア
Sep 08, 2013 by weblogland |
このワイン、ドメーヌ・ド・カザバンの赤ワイン『ドモワゼル・クレア』です。
たしか2009年ヴィンテージを扱っていましたが、品切れして販売休止となっていました。2010年が安く入荷したので(笑)、早速取り寄せました!
アペラシオンは『カバルデスA.C.』。南フランスのカルカッソンの辺りです。
知らないかな(笑)?
まあ、知っている人の方が少ないアペラシオンです(笑)。
セパージュもシラー60%、メルロ40%のミスマッチ(笑)?でも、圧倒的な果実味で、飲み手を圧倒します(笑)。怒涛の剛球に、見送り三振なのです(笑)。
2009年はシラーのペパーミントのような強さ。優しいメルロの40%も入れなくては、バランスがとれない!
たしかキュヴェ名の『ドモワゼル・クレア』の『クレア』って奥様の名前。凄い人なのかな?なんて思ったり(失礼!)。
ともかくコストパフォーマンスに優れたグレートワインの再入荷なのです。一度飲んでみてから販売しますから、ちょっとお待ちくださいね。
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ドメーヌ・パン・デ・マルグリットの赤ワインが好評です。
Sep 06, 2013 by weblogland |
一気に秋?ワインモードかな(笑)?
レストランさんの注文が集中してます。この陽気のまま週末に突入すれば、お客様はワインを飲むはず?
マスキューの店頭でも赤ワインを買い求める方がチラホラ。マスキューは今日はシャッターを降ろさずに営業しています。何日ぶりでしょうか?
西日との戦いも終わりですかね?
ところで、ここのところフランス サン-シニアンのドメーヌ・パン・デ・マルグリットの赤ワインが好評です。
シルキーでケチ臭くない味わいは、ハイ・コストパフォーマンスですね。円安でワインの価格が上昇するなか、ラッキーなお買い得ワインとなっています。
10月になると値上げが本格化しますので、ワイン探しに熱が入ります(笑)。価格が高くなる中、安くて美味しいワインを捜すのは至難の技。でも、今日本に輸入されているワインの品種は膨大です。バッタものを捜す訳ではありませんが(笑)、無名でも良いお手頃ワインはありはず!
9月に入りインポーターさんの試飲会も目白押し。付き合いのあるインポーターだけでなく、とりあえずお誘いいただいた所には遠慮なくお邪魔します(笑)。
皆さんの中でも、良いワインを発見した方はコッソリ教えてくださいね(笑)。
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ドメーヌ・コアペは懐が深いです
Sep 04, 2013 by weblogland |それにしても不思議でした。
ドメーヌ・コアペの『ジェゼー』です。
『シャン・デ・ヴィーニュ』と比べて何故あんなにも違うのか?造りは基本的に同じですからセパージュの違いなのですが…。やはりプティ・マンサンが入ると入らないのでは大違いのようですよね。密度感が全然違います。あと『ジェゼー』には信じられない複雑さがあります。果実味が白から黄色そしてなんと赤まで感じます。特に赤いベリーやプラムのニュアンスにはびっくりしました。香りと言うより酸として感じたのが特徴的でした。
実はこの赤いニュアンスがプティ・マンサン由来かどうか判断がつきませんでした。プティ・マンサン100%の『ラ・カノペ』からは感じられなかったからです。『ラ・カノペ』のひたすら純化された深い香りは「超高級マンゴー」(笑)。時間が経つと「高級モンブラン」(笑)の香りも感じられましたが、赤いベリー系のニュアンスには辿り着けませんでした。
試飲会当日の疑問となりました。
でも抜栓後丸二日すると『ラ・カノペ』に赤い果実のニュアンスが出てきました!
香りというより酸からくる味わいですね。
うーん。
『ジェゼー』と『ラ・カノペ』に使われているプティ・マンサンの濃度の差のようです。『ジェゼー』は早くから解りやすく飲めるように設計されていた訳でした。『ラ・カノペ』では完全に隠れてましたね(笑)。
『ジェゼー』→『セーヴ・ド・トンヌ』→『ラ・カノペ』の繋がりは当日確認できましたが、ディテイルまでは簡単に解りませんでしたね(笑)。
さすが、ドメーヌ・コアペは懐が深いです。
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土曜日の試飲会のおさらいです。
Sep 03, 2013 by weblogland |まず『シャン・デ・ヴィーニュ』は、りんご酸がしっかりしてますね。硬質な突き抜ける力は落ちません。時間が経つと「りんごりんご」してきますが(笑)、崩れる気配がない(笑)。
ドメーヌ・コアペのジェランソン・セックの中で一番生産量が多く、価格も安いワインですが、手を抜いたところがない(笑)。この価格帯でこれほどしっかりしたワインはレアですね。
このキュヴェが売れるとドメーヌの経営安定化が計れます。手間隙かかるプティ・マンサンだけではドメーヌを拡大出来ないのが本音でしょうね。
一般にドメーヌはトップ・キュヴェの栄光を利用して、それ以外のキュヴェで儲ける仕組みのところが多いのですが(笑)。それをすると凋落に繋がる場合が多々。煽るワイン商と飛びつく消費者の相乗効果で一時は大ブレークしますが、最終的には飽きられてしまいます。(例えばモン・〇ラ)
この点、ドメーヌ・コアペは調子に乗りません(笑)。足元をしっかり固めてます。
ブランド戦略とは思いますが、実に実直なのです。
一発狙いじゃありません(笑)。でも『カンテサンス』で一回当たってるか(笑)?そうすると『カンテサンス』以降の試行錯誤の結果が現在になるのかな?
いずれにせよ、進化するドメーヌであることは確か。これから先どう変化するのか見届けたいドメーヌです。
将来ネゴスに進出するのか?質を落とさずドメーヌとしての規模をどこまで拡大するのか?はたまた、違う新たな方向を捜すか?
楽しみなのです(笑)。
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シャルドネ - バターの香りは第二アロマ
Sep 03, 2013 by weblogland |Bさん「マスキューさん、ご無沙汰してます。今、私はサーヴィスの仕事をしてまして(笑)、勉強のし直しをかねてソムリエ試験を受けました(笑)。とりあえず一次は合格しました(笑)。」
もともとBさんは同業者です。
私「Bさん頑張りますね(笑)。」
Bさん「そこで実は解らないことがありまして、教えてもらいにきました(笑)。」
私「何をおっしゃいますか。教えるなんてとんでもありませんよ。」
Bさん「昔シャルドネはバターの香りがするって教えてもらいましたよね?でも、今は違うんですよ(笑)。バターの香りは第二アロマとするんですよ。」
私「確かにバターの香りはシャルドネにも見られますが…。まあ、マロラクティック醗酵の際もしくは木樽の使用が原因ですよね。シャルドネでも今風のマロラクティック醗酵を完全にブロックしたワインには出ませんよね。」
Bさん「じゃあ、シャルドネの香りってなんですか?」
私「唯一無二のシャルドネの香りと私が思っているのは、アプリコットや白桃のエレガントな香りです。ブルゴーニュの優良なワインの特徴だと思います。そしてそれが品良くないとダメ(笑)。」
Bさん「高そうですね(笑)。」
私「はい!高級品ですからソムリエ試験には出ません(笑)!」
Bさん「困りましたなぁ(笑)。」
私「じゃあ、マロラクティック醗酵しないシャルドネとマロラクティック醗酵しながら樽熟成したシャルドネを飲んでみてください。チリのシャルドネなんか安くて良いですよ。」
今やシャルドネは世界中で造られてます。しかも、様々なテクノロジーや環境で造りますから、品種の特性・特徴という言葉が死語になりつつあります。飲み手の嗜好と造り手の指向が品種の味わいを越えることとなっています。皮肉な話です。
それでも、ワインは売れ飲まれ続けます。
イノヴェーションの帰結でもありますから、先行きを見届けるのも面白いのも事実。でも、インチキなワインは見極める眼力が先行きまで持っていられるか?
騙されるようになったら看板を降ろさないといけませんね(笑)。
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桝久 試飲会リポート
Sep 01, 2013 by weblogland |ワイン・ラヴァーの皆さんの熱意を感じました。
ありがとうございました。
「あれ?今日の試飲会は赤ワインから始まるんですか?」
私「はい。実は今日の白ワインはかなり強いものでして…。この順番の方が良いかと。」
●『ルーガベル』2011年 ドメーヌ・パン・デ・マルグリット フランス ラングドック 赤 サン・シニアン ヴァン・ド・フランス 750ml 1290円税込み
「これホントにラングドックなんですか?エレガントですよね?とにかくタンニンが滑らか!」
「どれどれ、マスキューさんの言う『血の香り』って?」
「あー、たしかに塩辛い(笑)。そして土臭い(笑)。でも凄くフルーティなんですね。」
「ハーブ?草の香りするよね。」
家内「サン・シニアンのベルルー村で造られたワインなんですが、2011年からサン・シニアン グラン・クリュを名乗ることが出来る優良な村のようです。」
「でも、このワインはヴァン・ド・フランスなんですよね?何故ですか?」
私「若い葡萄樹で造っているので、生産者自身の基準に合わないからのようです。」
「へぇー、真面目な方なんですね(笑)。」
家内「造り手にプライドがありますよね。」
「ラングドックの進化は凄いですよね。ちょっと前はラングドックのワインって『ラングドックのワイン』一くくりでしたもんね(笑)。」
「ところでマスキューさん、このワインは何℃ですか?」
私「セラーの温度14~15℃です。いかがですか?」
「ベストです(笑)。」
私「しかも今日は暑いので、ワインの試飲する前に冷たい水を飲んでいただいています。より飲みやすく感じ易くなっていただいているかと。」
「なるほど!水よりワインの方が温度は高いですもんね!マスキューさん芸が細かい(笑)。」
私「戦略です(笑)。」
さて続いてもラングドックの赤
●シャトー・フォンドゥース『キュヴェ・ジュリエット』2002年
●シャトー・フォンドゥース『キュヴェ・ジュリエット』2007年 赤 ドメーヌ・ド・フォンドゥース 南フランス V.P.D.オック 750ml 1650円税込み
ですが、順番を変えて2007年、2002年の順番となりました。
「このワイン、マスキューさん長く扱ってますよね。随分飲んでる(笑)。」
私「ありがとうございます。2000年、2002年、2007年と扱っています。いつも変わらず良いワインです(笑)。」
「比べると確かに違う!2002年が際だって旨い!」「2007年がダメな訳じゃないけど、2002年は完璧?」
「上手く言えないけど、『真円』?」
「ゴージャスじゃないけど、実に旨い。私2002年かなりの本数飲んでますが、こんなに美味しく感じるとは(笑)!」
「マスキューさん2002年はまだあるんですか?」
私「残念ながら最後の1本です。この日のためにとって置きました(笑)。」
「2002年から2007年に飛んでますが、何故?」
私「良い作柄の年しか造らないようです。」
「平気で10年持つラングドックなんて、今までの経験では考えられないよね。せいぜい2~3年だよね。」
「そうそう。凄く濃いのに寿命が短い(笑)。」
家内「熟成方法にも技があります。」
私「醸造したワインを古い大きな樽で一年ちょっと熟成してから、ステンレスタンクに移して更にゆっくり熟成させます。そして頃合いを見計らって瓶詰め出荷させます。瓶熟成の期間が短いので、品質にばらつきがありません。」
「それって、ローヌのドメーヌ・マズールのレ・プラドと同じですよね。」
私「そーなんです。似た味わいしますよね(笑)。」
「あの甘い土臭さは共通しますよね。」
私「アーティチョークみたいなニュアンスですよね。熟成香としか言いようがありませんね。」
「じゃあ、2002と2007に共通のコーヒーやカカオの香りも熟成香ですか?」
私「樽由来の熟成香です。ただし、最初に飲んだ『ルー・ガベル』のコーヒーやチョコレートっぽいほのかな香りは葡萄果由来です。木樽は一切使っていませんから。ソムリエ協会のテキストとは違いますね(笑)。」
「2007年はこのまま後5年経つと2002年のようになりますか?」
私「『はい』と言いたいところですが、断言できません(笑)。瓶熟成とステンレスタンク熟成では速度が違います。もちろん環境が違うと言うことです。」
家内「でも造り、セパージュは同じですから、2002年と2007年のワインとしての差は熟成だけと考えて良いかもしれませんね。」
さてこれから後半戦のドメーヌ・コアペのジェランソン・セックです。
〇ジェランソン・セック 『シャン・デ・ヴィーニュ』 2012年 ドメーヌ・コアペ フランス 白 南西地域 ジェランソン・セックA.C.750ml 1550円税込み
〇ジェランソン・セック『ジェゼー』2011年 ドメーヌ・コアペ フランス 白 南西地域 ジェランソン・セックA.C.750ml 750ml 2175円税込み
〇『セーヴ・ドトンヌ』2010年 ドメーヌ・コアペ フランス 白 南西地域 ジェランソン・セックA.C.750ml 2970円税込み
「おー!爽やか!こりゃ夏向きですなぁ(笑)。」
「マスキューさん!ギンギンに冷えていてグッドですね(笑)。」
私「ビールほど冷やしていませんが(笑)。りんご酸が多いワインですので、冷やすと映えますね。」
「このワインは北イタリア辺りのワインに似ていませんか?」
私「はい。ピノ・グリージョに似てますよね(笑)。前の試飲会で出したケットマイアーのピノ・グリージョみたいですよね(笑)。」
「抜けが良く、広がりが素晴らしい。でもジェランソン・セックっぽくない(笑)。」
私「そーなんです。ジェランソン・セックらしくありません。新しいスタイルです。」
「レモンやライム、グレープフルーツなんかの柑橘系の香りは爽快。でも、芯の強さ感じますね。実はかなりしっかりしている。」
次の『ジェゼー』は基本的に造りは同じですが、セパージュが違います。
「旨い!でも『シャン・デ・ヴィーニュ』とは全然違う。別物ですよ。」
「スタイルの違う別の生産者がつくったみたい。」
「香りが違うよね。『ジェゼー』はかなり複雑。いろんな香りがしますよね。あと、パワーも基本的に違うような気がしますよね。」
家内「『ジェゼー』のセパージュはプティ・マンサン30%、グロ・マンサン30%、カマラレ30%、ルビュ5%、ローゼ5%とかなり複雑です。『シャン・デ・ヴィーニュ』はグロ・マンサンとカマラレだけです。」
私「特にブティ・マンサンが加わるとパワーアップしますね(笑)。」
「『ジェゼー』はトロピカルフルーツの香りがしますよね。パイナップルやマンゴーかな。赤い果実のニュアンスもある。驚くほど幅広い。」
さらに『セーヴ・ドトンヌ』を飲むと理解が進みます。
「こりゃ深い!複雑なトロピカルフルーツやナッツの香りの元がプティ・マンサンなんですね!」
「『ジェゼー』→『セーヴ・ドトンヌ』はプティ・マンサンの質・糖度の差なんですね。」
私「『シャン・デ・ヴィーニュ』と『ジェゼー』はステンレス・タンクで醗酵熟成していてマロラクティックはしていません。『セーヴ・ドトンヌ』は樽熟成してますからマロラクティック醗酵をしています。」
「マロラクティック醗酵すると酸が減りますが、『セーヴ・ドトンヌ』ほど濃ければマロラクティック醗酵した方がバランス・深みが出ると言うことなんですね?」
私「左様かと(笑)。プティ・マンサンの力です。」
「マスキューさん。ドメーヌ・コアペのジェランソン・セックは前から扱ってましたよね。ラベルデザインが変わったんですか?」
私「さすが、良くご存知で!昔は『シャン・デ・ヴィーニュ』と『ラ・カノペ』だけでした。新しく『ジェゼー』と『セーヴ・ドトンヌ』というブランドを増やした訳です。ただ今の『セーヴ・ドトンヌ』が昔の『シャン・デ・ヴィーニュ』に該当します。」
ここで悪魔の囁きが!
「マスキューさん!プティ・マンサン100%の『ラ・カノペ』飲んでみたくなりませんか?」
私「うーん(絶句)。」
「有料にしても良いのでは?」
ソムリエとワイン・エキスパートに迫られ、決意しました!
私「じゃあ、この際ですから、ちょっと飲んでみましょうか(とほほ)。」
「あー!これは凄い!」
「言葉を失いますね!」
私「思わずゴックン飲んでしまいました(笑)!」
家内「ひょえ~!あまりに美味しくて手が『ジャミラ』状態です~。(映像でお見せ出来ないのが残念!)。」
「めちゃくちゃ深い。芯になってるのがマンゴー。」
私「しかもそのマンゴーの味、極上の石垣島マンゴーとそっくり。雑味がなくひたすらクリーミー。一個の値段がこのワインより高い奴(笑)。」
家内「ジェランソン・セックはよくアプリコットに例えられますが、コアペはアプリコットを飛び越えてマンゴーにたどり着く(笑)。」
「『ジェゼー』→『セーヴ・ドトンヌ』→『ラ・カノペ』の違いと繋がりが解りました(笑)。セックとして『ラ・カノペ』は究極ですね。」
「ソーテルヌの辛口ワインなんかも似たスタイルだと思いますが、あれが出来損ないに思えますね(笑)。」
「『ラ・カノペ』は、物凄い凝縮感・複雑さがありますが、サラっとしてエレガントなんですね。自然と喉を通ってしまう(笑)。」
私「貴腐ってギュッと固めるイメージですが、ジェランソンのパスリヤージュは固めて解き放つようなイメージがありますよね。ヴーヴレーに似てるのかな?」
「でも頑強さもありますよね。凄く沢山の物が後ろに隠れてる(笑)。」
「グラスが空になっても香りが出てくる(笑)!信じられない。」
グレートなプティ・マンサンとドメーヌ・コアペのことがちょっと解ったような気がしませんか?
暑い中、ありがとうございました。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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明日8月31日(土曜日)はマスキューの店内試飲会です!
Aug 30, 2013 by toshiaki |今回ジェランソンのドメーヌ・コアペの辛口白ワインがメインテーマになります。
まず、コアペのワインが3種類。同じドメーヌの同じカテゴリーのワインを3種類比べるのは、稀です。記憶を遡っても思い浮かびません。
自分で言うのもナンですが、マスキューの試飲会では基本的につまらないワインはに出しません(笑)。ですから、沢山のキュヴェを持つ生産者は数多ありますが、その連続性や特色に惹かれるラインナップは以外と少ないのも事実(笑)。
今回のように辛口白ワインのジェランソン・セックだけ、しかも同一ドメーヌの比較試飲は珍しいのです。前回のセロンにしても赤と白で3本でした。
うーん。
完全に家内と私の趣味ですね(笑)。
付き合わされるお客さんは迷惑かな(笑)?
でも、中には新しい情報を教えてくださる強者もいますし、素晴らしい感性をお持ちの方も数多おられます。教えていただく事の方が多いかも?そうすると、さらに私と家内の為の試飲会化してますかね(笑)?
皆様のご来店お待ちしております。
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ドメーヌ・コアペ
Aug 30, 2013 by weblogland |Aさん「まだまだ暑いですね(笑)。ところでホームページに載ってたドメーヌ・コアペのワインどこですか(笑)?」
私「早速ありがとうございます。こちらです。」
Aさん「ほっほっ、これが『ジェゼー』ですね(笑)。」
私「お恥ずかしい(笑)。」
Aさん「マスキューさんのドメーヌ・コアペの記述、面白かったですね。ついついホームページにあったコアペに飛びました(笑)。しっかりしたドメーヌでビックリしました。なんでマスキューさんが田中角栄なんて例えたか解りましたよ(笑)。それにしても豊かな生活をしてましたよね。」
私「日本の農業だと考えられませんよね。」
Aさん「今風に言うと、農業の第6次産業化が進んでますよね(笑)。」
私「日本でもコアペのような形を目指す所が出てきました。」
Aさん「生産者が販売まで考えてますよね。」
私「造ることだけではなく、マーケティングなどの販売戦略やブランド戦略がありますよね。この点フランス人は長けてますね(笑)。」
Aさん「そういう時代なんですね。」
私「はい。でもコアペのワインは特色がありますから、単なる金太郎飴のグローバリゼーションじゃありません。この点、良く解ってますよね(笑)。」
Aさん「マスキューさんは変わったもの捜すの得意だからなぁ(笑)。最少ジェランソンってどこだか分からなかったですよ(笑)。」
私「こんなに多品種のワインが揃うのは日本くらいでは?グローバリゼーションの恩恵です(笑)。」
Aさん「日本人って、好奇心豊かだからね(笑)。」
私「日本人はブランド嫌いじゃありませんが、単にブランドだけでは飛びつかない実直さもありますから、こちらも選び甲斐があります(笑)。」
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新しいワインを並べるのは楽しいですね
Aug 29, 2013 by weblogland |今月のマスキュー店内試飲会は31日。暦の都合で詰まりに詰まってしまいました。一番バタバタする31日ですから、本当は嫌なのですが(笑)。
ところで、今日試飲会用のワインをセラーの前の棚に並べました(家内担当)。新しいワインを並べるのは楽しいですね(笑)。見ているだけでもウキウキします(私は見ているだけ)。

家内はワインのディスプレイが好きで、私のセンスを認めません(残念!)。まあ、適材適所ということで納得しています(トホホ)。
でも、一生懸命捜して選んだ新入荷のワインを見ていると、ついついニヤニヤしてしまいます(笑)。
家内「サン・シニアンの『ルー・ガベル』足りなくなるんじゃないかな?」
私「『シャン・デ・ヴィーニュ』は追加したから大丈夫だけど、『ルー・ガベル』もう売れはじめてるから足りなくなるかもね。今日追加するよ。」
家内「土曜日は涼しそうだから、赤が売れるかもね。」
私「そうだね。そろそろ赤飲みたい気分が近づいてるよね(笑)。」
最後の最後まで『あーだこーだ』は続きます(笑)。
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塩水ウニとユローサ シャルドネのマリアージュ - 旨さが倍増
Aug 27, 2013 by weblogland |
私の場合、季節の変わり目になると腰やら膝が疼きます(笑)。ちょうど今そんな塩梅です(笑)。イタタ。
ところで先日、北海道奥尻島の塩水ウニを食べました!
塩水ウニなんて聞いたことがないのですが?採って剥いたウニを海水につけただけのモノ。ミョウパンなどの保存料が入っていないので、美味とのこと。
もちろん、ワインを持って急行です(笑)。
見てみると小粒のグレーがかったウニが、プラスチック容器にぎっしり。我々がスーパーなどで見かけるようにふっくら盛り上がっていません。ミョウパンが入っていませんから、形は崩れやすいのですね。
味わいはビックリの甘さ!クリームのようで、とても深みがあります。ミョウパンの苦みは無く、ひたすらクリーン。
これは旨い!
合わせたワインは『ユローサ シャルドネ』2010年です。リス・ネリスが造るイタリアの白。フリウリ・イソンツォD.O.C.です。このワイン、非常に均整のとれた美しいワイン。高級なシャルドネらしいクリーミーさに品があります。
もちろん良く合いました(笑)。
ウニのクリーミーさが更に明瞭になり、ウニの旨さが倍増です。
ところで、いわゆるマリアージュは3通りあります。
1、口の中で食べ物とワインが結合・化学変化を起こして爆発(笑)するマリアージュ。
2、ワイン自体の良さが更に際立つマリアージュ。
3、食べ物自体の良さが更に際立つマリアージュ。
今回は3番でした(笑)。ウニの旨さを満喫できました。マリアージュだけとっても奥深いのです。
あー、楽しかった(笑)。
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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!
Aug 26, 2013 by weblogland |
まずは新入荷の赤
●『ルーガベル』2011年 ドメーヌ・パン・デ・マルグリット フランス ラングドック 赤 サン・シニアン ヴァン・ド・フランス 750ml 1290円税込み
南フランス ラングドックの一番北側にあるサン・シニアン。このアペラシオンの最も北のベルルー村にドメーヌ・パン・デ・マルグリットはあります。
サン・シニアンは地中海から40kmほど内陸の産地で北の山麓からの涼しい北風が吹きます。このためいわゆる地中海性気候とは違った寒暖差があり、日照に恵まれたワイン産地なのです。アルコール分だけが高いぶっきらぼうなスタイルではなく、整ったエレガントなスタイルのワインとなります。
2011年からサン-シニアン グラン・クリュというアペラシオンを名乗ることが出来る優良なベルールー村。でもなぜかマルグリットのこのワインはヴァン・ド・フランス?
何かあったようですね(笑)。
味わいは、ブルゴーニュの若い高級ワインに見られるトマトっぽい凝縮した舌触り、塩辛さ、「血の香り」と例えられるミネラリーな土臭いニュアンスです。
マスキューの紹介するワインの中で、今年一番のコストパフォーマンスです(笑)。
そして、マスキューの定番ラングドックの赤ワイン。
シャトー・フォンドゥースの古酒『キュヴェ・ジュリエット』が2007年にて入荷しました!
前回の2002年が1本だけとってありますので、比較試飲しちゃいます(笑)。
●シャトー・フォンドゥース『キュヴェ・ジュリエット』2002年
●シャトー・フォンドゥース『キュヴェ・ジュリエット』2007年 赤 ドメーヌ・ド・フォンドゥース 南フランス V.P.D.オック 750ml 1650円税込み
セパージュはシラー45%、カリニャン30%、グルナッシュ25%となっており、特別作柄の良い年のみ造られます。ちなみに『ジュリエット』とはお嬢さんの名前とか。
完全にピークを迎えています。熟成に伴う甘さはまさに甘美!ベリーやプラムの溶け込んだ様は壮麗。素晴らしい広がりです。全てが丸く移ろっています。今こそ飲むべきワインです!
このワイン、除梗後20日間の長期発酵をし、オーク槽でマロラクティック発酵に移ります。その後ステンレスタンクでしばらく貯蔵安定させてから、(おそらくバリックの)古樽で14ヶ月熟成させます。その後セラーで熟成されました。
この『キュヴェ・ジュリエット』マスキューでは2000、2002、2007年と扱っていますが、基本的には変わらない味わい。でも、作柄や熟成の差があり楽しめます(笑)。
経験値上がること間違いなし!
さて、これより本日のメインテーマ『ドメーヌ・コアペ』です。フランス南西地方の辛口白ワインです。
白ワインですが、赤ワインの後の登場となります。
手強いのです(笑)。
まずはスタンダード キュヴェからです。
〇ジェランソン・セック 『シャン・デ・ヴィーニュ』 2012年 ドメーヌ・コアペ フランス 白 南西地域 ジェランソン・セックA.C.750ml 1620円税込み
この『シャン・デ・ヴィーニュ』はドメーヌ・コアペのスタンダード キュヴェ。ですからコテコテではなく、どちらかと言えばフルーティーでライト(でもそれなりに濃い。)。
セパージュは、グロ・マンサン60%、カマラレ40%。プティ・マンサンを使わないところがこのキュヴェの特徴のようです。
ステンレス・タンクで醗酵後、熟成5ヶ月します。木樽は一切使わない、果実味の直球勝負。
レモンやグレープフルーツの柑橘類の爽やかな明るい香り。過熟しない完熟した果実由来のバランスの良いクリアネスがあります。あと素晴らしい伸びやかさ。ジェランソンらしい集中力はさすが!
〇ジェランソン・セック『ジェゼー』2011年 ドメーヌ・コアペ フランス 白 南西地域 ジェランソン・セックA.C.750ml 750ml 2340円税込み
このワイン、プティ・マンサン30%、グロ・マンサン30%、カマラレ30%、ルビュ5%、ローゼ5%とジェランソンの基本パターンのセパージュです。でも、スタイルは完璧な辛口ジェランソン・セックです(笑)。
造りはスタンダード・キュヴェの『シャン・デ・ヴィーニュ』同様、収穫後すぐに12時間クールマセラシオンして圧搾。ステンレスタンクのみで醗酵・熟成を5ヶ月行います。。収穫量も『シャン・デ・ヴィーニュ』と同じようです。テクニカルシートではセパージュのみ違うようです。
ところが味わいはビックリの個性派(笑)。桃や柑橘類の濃密な果実味に…なっ、なんと!赤い果実それもプラムや杏のニュアンスがあります。バナナなどのトロピカルフルーツやスパイス、花などのニュアンスもあり、実に複雑で、しかもエレガント。
プティ・マンサンの威力恐るべし!なのです(笑)。
〇『セーヴ・ドトンヌ』2010年 ドメーヌ・コアペ フランス 白 南西地域 ジェランソン・セックA.C.750ml 2970円税込み
このワイン、セパージュはグロ・マンサン70%、プティ・マンサン30%。
ジェランソンの核心に近づいたセパージュです(笑)。
収穫後すぐに12時間クール・マセラシオンして圧搾。そして、3~4年使用したバリックで木樽醗酵し6ヶ月熟成します。
『セーヴ・ドトンヌ』とは『秋の樹液』の意味。パスリヤージュしたプティ・マンサンがアッサンブラージュされていますね。
味わいは、重厚さとエレガンスが両立してます(笑)。
ドライ・レーズン、りんご、パイナップル、白い花、植物の香りがとても良く溶け込んいて広がりもあります。でしゃばらないスモーキーな樽香。もちろん辛口なのですが、くどくない遅摘みの甘いニュアンス。滑らかな口当たり。
幅広く料理に合わせられますね(笑)。
あっさり書きましたが、かなり凄いワインですよ(笑)。
以上6種類。
木樽の使用、不使用。
熟成の差。
マロラクティック醗酵の有無など良く解ります。
資格試験対策にもなるはずです。
いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、お気軽にお越しくださいませ。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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ヘレラーのツヴァイゲルト1リットル
Aug 25, 2013 by weblogland |
今年の夏はこの赤ワインに助けられました。
10本くらい飲んだかも(笑)。
オーストリアの赤ワイン、ヘレラーのツヴァイゲルト1リットルです。
冷やしてイケるすぐれもの。ビールほど冷やしてはダメですが(笑)、10℃くらいだと、なかなか良いかと。
基本的にこのワインはタンニンが滑らかで収斂性がありません。ボディーは重くはありませんが、軽すぎず。かと言って、実にしっかりしています。冷蔵庫の中に入れておけば、開栓しても一週間くらいは楽しめます。
ところで、このワインのスクリューキャップは日本人から見るといささか心細いのですが(笑)、ちゃんと閉まります。不具合は一度もありませんでした。
見た目ではなく実用的だったら意に介さないのがオーストリア流なのかしら?
うーん。
それにしても、見た目は心細い(笑)。
あるお客様は「マスキューさんで売ってるから買うけど、他の店だったら絶対に買わないな(笑)。」
喜んで良いやら?
でも、このお客様はこの夏、ヘレラーを私以上に飲んで下さったチャンピオンなのです。
ありがたや。ありがたや(笑)。
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ソムリエ協会の資格試験の二次試験を控えた方!
Aug 23, 2013 by weblogland |今、雨が降ってますが、不快指数はうなぎ登り(笑)。西日本や群馬辺りの水瓶を潤してくれていれば文句は言いませんが(笑)。
ところで今月は、もうすでに試飲会のラインナップがほとんど決まりました。メインテーマはドメーヌ・コアペのジェランソン・セックです。
フランスのピネレー山脈の麓のアペラシオンです。もともと甘口の白ワインで有名な産地ですが、近年は辛口のジェランソン・セックが頭角を現わしてきました。
マスキューでも二度ほど試飲会で取り上げ、好評をいただきました。
キノコなどの山の幸に合うミッチリした辛口の白ワインです。香りはハニーですが、辛口のワインと言えば思い出していただけますか?
今や注目のジェランソン・セックを代表する生産者ドメーヌ・コアペの辛口ラインナップが揃いましたので、一緒に勉強を兼ねて比べてみましょう!
それぞれに意図や個性があり面白いですよ。
特にソムリエ協会の資格試験の二次試験を控えた方!
マロラクティック醗酵の有無により、第二アロマの有無が分かりますからお楽しみに!
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今日ソムリエ協会の資格第一次試験の合否発表ですね
Aug 22, 2013 by weblogland |今のところエキスパート2名、ソムリエ1名の一次試験合格を確認しました(笑)!
何も私はスクールをやっている訳ではありませんし、特別に教えた訳でもありませんから、私が喜んでも余計なお節介かも(笑)。
でも、だから逆に報告していただくと、嬉しいんですね(笑)。
ソムリエ協会の合格者の番号を見て気がつきましたが、エキスパートの受験者がだいぶ増えましたね。
押切もえさんなどの芸能人の方が受験した影響ですかね?聞いた話ではエキスパートの資格が嫁入り道具になるそうです。たしかに家族に一人いると心強い(笑)。酒屋からすると、結婚後もワインへの好奇心と情熱が続いてくれれば、更に心強い(笑)。
一方で、ワインに目覚めた社会人やリタイアした方が人生の楽しみに目指すパターンも増えているようですね。手強いお客さんになります(笑)。
いずれにせよブランドだけでワインを選んだり、言われるままにワインを買ったりすることの抵抗でもあります。「飲みたいワインは自分で捜す!
人生の楽しみに繋がるはずです。」
ソムリエの場合は職業ですから、人生設計にかかわります。
みんなどうなったかな?
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色も ご馳走です
Aug 21, 2013 by akiko |最初 ちょっとタルが強いかなぁ・・・でしたが やがてふくらみのある果実味がでてきていい感じ。
じっくり 味わいたいワインです。
このワイン 色がとっても綺麗!グリーンの強いイエローで ブドウの皮を思わせます。
すごく爽やかな印象です。暑い夏の夜に グラスの中の涼しげなワイン!!素敵ですね。
この夏は我が家では 例年の倍以上 ロゼを飲んでいます。
ロゼもグラスの中で 涼しげですよね、そういえば。
ワインの色って 季節感を表現するのに向いているんですね。
また、つまみを選ぶときも ワインの色と食材の色を合わせると 大きく外れることがない。
赤だったら メインは肉、特に牛肉。ソースは 色の濃いタイプにすれば豚肉もいける。
白だったら 魚や貝、鶏肉に豚肉。
ロゼだったら エビやカニ、豚肉、鶏肉。
色もご馳走、マリアージュの参考になります。
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ソムリエ資格試験、一次試験終わりました
Aug 21, 2013 by weblogland |まあ、夜は若干涼しくなってきましたから、もう少しの辛抱ですかね?
ところで昨日は資格試験受験者の方々お疲れ様でした。仕事をしながらのチャレンジ見事です。結果はどうあれ、この気持ちを持ち続けてください。
今日ソムリエ志願のB君から連絡がありました。
B君「マスキューさん。とりあえず一次試験終わりました。ありがとうございました。」
私「わざわざご丁寧に、恐縮です。いかがでしたか?」
B君「微妙ですね(笑)。7割いくかどうか?」
私「確率上の得点があるから大丈夫ですよ。自己採点で7割とれていれば、だいたい大丈夫。あとは運だけ(笑)。」
B君「そーですか(笑)。仕事の合間の勉強は大変でしたが、経験して良かったです。あんなに大勢の志願者がいるのを見ただけでも刺激になりました。今回ダメでも、またチャレンジします。」
私「B君のように思うことが一番大事です。それだけでも大きな前進ですよ。」
B君「ところで間違って一次受かったら、どうしましょう?」
私「特訓しますか(笑)?」
B君「よろしくお願いします(笑)。」
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栗マン(クリマン)喰って(クーテ)バルザック
Aug 19, 2013 by weblogland |お客様「もしもし、マスキューさん。実は今エキスパートの試験が終わりました!今、品川なんですけど寄っても良いですか?」
私「それはそれはお疲れ様でした。どうぞお寄りくださいませ(笑)。」
お客様(仮にAさん)「いやー、さすがに疲れました(笑)。今年はなんと110問出ました(笑)。合格ラインは77点なんですかね?合格ラインが変わらず70点だったらラッキーなんですけどね(笑)。」
私「Aさんのレベルだったら77点の合格ラインでも大丈夫ですよ(笑)。」
Aさん「実は早速答合わせしたくて来たんですよ(笑)。」
そんな訳でAさんと家内と私で答合わせです(笑)。
私「えーと、以下のシャトーでソーテルヌではないものは?たしかクリマンとクーテはバルザックだったよね。」
家内「栗マン(クリマン)喰って(クーテ)バルザックでしょ!」
私「なんで君が覚えてるの?」
家内「あまりにもバカバカしい語呂合わせだから、記憶から消えない(笑)。消したいんだけどね(笑)!」
どうやら、昔私が勉強していたのを聞いていたようです(笑)。
Aさんも合格しそうだし、楽しく答合わせさせていただきました。
ありがとう、Aさん!
皆さん試験いかがでしたか?
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ソムリエ協会の資格認定第一次試験
Aug 18, 2013 by weblogland |ところで、明日は19日。ソムリエ協会の資格認定第一次試験です。
ようやく…、とうとう…。いずれにせよ明日が試験日ですから、十分力が発揮出来ますようお祈りしております。
今更、どうのこうの言ってもあまり役に立ちませんが、暑いですから、体調だけはちゃんと管理してください。
あと、試験官から机の本を片付けるよう指示があるまで勉強に集中してください。
最後の最後まで暗記に努めていれば、道は開けます!
特にソムリエ試験受験者の方。ここで頑張れると、人生が変わります。人格はかわりませんが(笑)。
執念あるのみ!
一次試験に受かれば、こっちのものです!
一次受かったら、二次試験のヤマ張ってあげますからね(笑)。
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50代になってようやく解ってきました
Aug 17, 2013 by weblogland |
食事ではなく、ちょっと配達です(笑)。待ち時間があるので、辺りをキョロキョロ(笑)。
10年くらい前は毎日配達に来ていました。あの当日あったお店がまだ頑張ってるのを見て、ホッとしたり。無くなってしまい、別のお店になっていると、ちょっとがっかり。
「でもお店の名前だけ変わってまだやっているかも知れない!」と中を覗いて、「店長さん代わらずにいるかな?」なんてショーウインドーからキョロキョロ。不審者に間違われるかな?
ここ10年、20年の時代の移り変わりは凄いスピードです。それを見越して商売を続けることは大変です。特にお店を構えてする商売は、流されるのみ。でも、流されながらも試行錯誤を繰り返す。このすがるような努力を続けるしかありません。小売業や飲食業は最たるものです。ある意味もっともイノベーションに遠いからです。
それでも、持ち前の愛嬌と愛想でなんとかやるしかありません(笑)。
でも、それを続けることって一番大事な事ですよね。
50代になってようやく解ってきました(笑)。ましてや今の時代、空から爆弾降ってきませんから、なおのことですよね。
さあ、マスキューも頑張らなくては!
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私は何を選んだでしょう-有名フレンチ・ディナーコース
Aug 16, 2013 by weblogland |カレンダー通り今日は仕事の方はだいぶおられたようですね。まあ、それでも街中を車で走ると、道はガラガラ。でも、逆にお巡りさんは沢山いますから、交通違反にはご注意を(笑)!
マスキューはもちろん営業です。今日は休み中のワインの補充にお客様がチラホラ(笑)。
お客様「いやー。開いてて良かった(笑)。実は休みの後半の土曜日にレストランに行くんですよ。そのお店に、実は知り合いがいまして…ワインを持ち込んで良いんですよ(笑)。料理も高級なんで、ちょっと良いワインを捜してるんです。何がイイですかね。」
お店の名前を聞くとフレンチの有名店じゃあーりませんか!
私「Mでお食事ですか!ディナーコースですよね?」
お客様「はい。でも何が出てくるのか分かりません(笑)?」
私「こんな場合はシャンパン!シャンパンあるのみ(笑)!最初から最後まで行けるヤツですね。」
私「うーん。アミューズやサラダなんかは夏らしいスタイルの料理でしょうし、魚もカバー出来ます。でもメインの肉はガッツリしてるはず。そうするとブラン・ドゥ・ブランだと物足りないかも。ピノ・ノワールが入ったスタイルのシャンパンですね。でも、あまりコテコテじゃダメですよね?」
さあ、ここで問題です。私は何を選んだでしょう(笑)?
1 ヴォアラン・ジュメル ブリュット
2 マイイ・ブリット
3 ペウ・シモネ ブリュット・セレクション
答は3番でした。
あー、羨ましい!
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メリーゴーランドがあると、いかにも非日常 イベントらしくなります
Aug 16, 2013 by weblogland |
先週の土曜日、関内吉田町で『町中ビアガーデン』が行われました。『タウザ』の店の前の道路を封鎖して、文字通り『町中ビアガーデン』状態でした(笑)。昼過ぎから始まり、陽が落ちる頃にはピーク。町中凄いことになってました(笑)。
暑い中、多くのお客様がいらっしゃり感謝、感謝です。
私は、道路が封鎖される前、昼前にビールを冷やす為の氷を届けました。すると、ちょうどメリーゴーランドを組み立ててました。3頭仕立の可愛いメリーゴーランドです。ただ、ミニチュアっぽいので、若干不安でした(笑)。
ところが夜、行ってみると!
イベントらしく中々よろしいのです(笑)。人も乗れる優れ物。
あのメリーゴーランドがあるだけで、イベントの雰囲気が大分違いますね。いかにも非日常 イベントらしくなります。
うーん。
企画の勝利ですね。
『町中ビアガーデン』あと1回ありますから、また見たいですね。でも乗るにはちょっと勇気がいります。知り合いから指差されること間違いなし(笑)。
まだ、来られてない方は是非とも足を運ばれては?
楽しいですよ(笑)。
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継続は習慣になる
Aug 15, 2013 by weblogland |でも、携帯の電源を切ったまま携帯を首から下げてました(笑)。何かあった時に電源を入れれば良いし、そう思えばまた安心出来ます。
完全に携帯を手離せなくなっている自分に気がつきました(笑)。
携帯の電源を切るだけでも、たまには良いですね(笑)。でもブログは携帯で毎日書いていますから、ブログが書けない!
もう完全にブログを書くことが習慣になっています。くだらない駄文を書き散らかしているだけなんですが(笑)、書かないと落ち着かない(笑)。
うーん。
もちろん私のブログはワインを売る為の商業ブログなのですが、その中に楽しみを見出だしてしまったようです。
「継続は力なり」ではなく、「継続は習慣になる。」のが、実際のところかも知れませんね。私の場合は(笑)。
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マンゴーの謎が解けました(笑)!
Aug 12, 2013 by weblogland |皆さんマンゴーの種を知っていますか?
一つのマンゴーには一つ種があります(笑)。形は小判形、長径5cm短径が3cmほどの薄べったい形です。
友人はこれを傷付けずに直方体に上手く切り出します。
友人曰く「この種の部分旨いんだ。しゃぶるように食べてミソ(笑)。」
果肉の直方体の中には種が埋まっており、しゃぶるように食べると旨い!普通完熟した果実でも内部は外皮側より甘味は落ちますが、このマンゴーはみっちり甘い。しかもとてもクリアです。驚きの味わいに言葉を忘れむしゃぶりつきました(笑)。
後日疑問が…、何故種を包むように直方体に切り出せたのか?
再び、マンゴーをご馳走になりながら友人に聞きました。
私「なんで、種を上手く切り出せるの?種の入り方解るの?」
友人「そうそう。マンゴーの皮を触ると縦に盛り上がるように筋があるんだ。それに沿ってナイフを入れれば切り出せるんだよ。」
友人のナイフ捌きを見ながら教えてもらいました。
謎が解決しました(笑)!
知らないことって多いですね。友人のK君には感謝感謝です。
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