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モナストレル•バリーカ コンセンティード 2021年

Nov 10, 2024 by weblogland |
う~ん。
先日お話しした、
モナストレル•バリーカ コンセンティード 2021年 ラ・プリッシマ協同組合 スペイン 赤 イエクラD.O. 750ml 1697円税込み

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1ケースしか確保出来ませんでした。残念!
来年の2月の船で来る予定とか。
ワイン販売は10月半ばに一気にトップシーズンになったような状態ですので、インポーターさんや我々小売店はあたふた(笑)。売れ行きが悪いのにいきなりアイテム数や仕入れ量は増やせません。暇癖は簡単に直りませんね(笑)。
もちろんマスキューも例外ではなく(笑)、モナストレル•バリッカ、ピノ・ノワール•ヌーヴォー、ノヴェッロ等など壊滅状態でございます。
でもここは考え方を変えて、売れなくて残るよりマシとしましょう。細々とした小商い慣れたマスキューには何ということはない!ドーンと構えましょう。(かなりお目出度い)
さあ、次!次! 次はあるかな(笑)?

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コンティ•ゼッカのノヴェッロ•サレント2024年、ジューシーで美味しい

Nov 01, 2024 by weblogland |
コンティ•ゼッカのノヴェッロ•サレント2024年、ジューシーで美味しいですね(笑)。思わず笑みがこぼれます(笑)。密度感があってよろしいですね(笑)。

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一般に南のワインは酸がないと言われますが、間違いです(笑)。しっかり酸がありながら飲みやすい。マスキューはイタリアのノヴェッロをかつては4アイテムほど扱っておりましたが、今はコレ1本!南イタリアだけあって常に安定している。また、アルコール分が作柄により多少上下しましたが、今はだいたい13∼13.5%で収めています。収穫をアルコールターゲット通りに遂行してますね(笑)。しかも、ちゃんと全房発酵していますから、本家のボジョレーよりプリミティブかな(笑)。丸一年寝かせて飲んでみたい衝動に駆られました(笑)。

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コレ、今年のコンティ•ゼッカのノヴェッロです。

Oct 29, 2024 by weblogland |
コレ、今年のコンティ•ゼッカのノヴェッロです。

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あのピノ・ノワール•ヌーヴォーより早く入荷して驚かされたモノです(笑)。
解禁日は10月30日ですね。正確には30日の午前0時01分が解禁となります。
気になるアルコール分は13%。過熟してないかな(笑)?あと今年は葡萄粒が小粒で収穫量が20%
程減ったとか。エレガントで凝縮感のある味わいだと嬉しいですね(笑)。
まだ、見るだけ!

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桝久 試飲会リポート前半

Oct 28, 2024 by weblogland |
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
長い夏から開放され、一気に赤ワインが美味しくなってきました(笑)。
まずは掟破りの超速ヌーヴォーです(笑)。

ピノ・ノワール ヌーヴォー 2024年 アルマ・セルシウス 南フランス 赤 750ml 2000円税込み
「マスキューさん、このヌーヴォー早くないですか?」
「ボジョレー•ヌーヴォーは11月の後半ですよね。」
「あっ、でもニュースでボジョレー•ヌーヴォーの第一陣が成田に到着して通関作業が始まったって言ってたな。でもコレはもう飲める(笑)。」
「去年もこのヌーヴォー扱ってましたよね。ラングドックでしたっけ?」
私「解禁日も無く、収穫の早いラングドックのヌーヴォーです。去年は船便でしたので11月半ばに販売していましたが、今年は航空便となりましたので今日お披露目出来ました(笑)。」
「マスキューさん!ブログで試飲会に間に合うかどうかヤキモキしてたヤツですよね(笑)。」
私「えへへ(笑)。聞いてくださいよ、実はお昼すぎに箱に新酒と書いたワインが来たので『間に合った!』と安堵したのですが、よく見るとコレではなくイタリアのノヴェッロ2024年でした
(大爆笑)。ひっくり返りそうになりました(笑)。」
「そういえばノヴェッロは10月末でしたっけ(笑)?」
家内「その後3時頃にこれが到着(笑)。ギリギリ間に合いましたぁ(笑)。」
私「そんなこんなでございます(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「おっ!ヌーヴォー味(笑)。乳酸っぽい(笑)。フレッシュだよね。」
「軽くて飲みやすい(笑)。」
「ジャムっぽい(笑)。」
「う~ん、そうだ!コレはジャムっぽい香り(笑)。完熟した感じだよね。」
「マスキューさん、まるっきりボジョレー•ヌーヴォーみたいですね(笑)。品種は同じではないですよね。コレはピノ・ノワールでボジョレーはガメイでしたよね。」
家内「はい。ガメイはピノ・ノワールの親なので基本似てます(笑)。あとボジョレー•ヌーヴォーと同じような醸造法で作りますのでさらに似ます(笑)。」
私「タンクを密閉状態にして発酵すると、ノヴェッロでもボジョレーっぽくなります。バナナやキャンディの香りがします。」
「ヌーヴォーって酸っぱいですよね?だからあまり好きじゃないんだけど、コレは酸っぱさも程好い(笑)。」
家内「アルコール発酵の後にリンゴ酸を減らす乳酸発酵が起きますが、それを待たずに瓶詰めしますのでリンゴ酸が通常より残ります。そのため酸っぱくなりがちです。」
「美味しいヌーヴォーが酸っぱくないのは?」
家内「旨味の酸がちゃんと残っているからです(笑)。チョイスの基準にもなります(笑)。」
「あと、雨が多い年は酸っぱくなるよね(笑)。葡萄が水吸っちゃうからなぁ。」
私「このワインはあまりイレギュラーなストレスは感じません。まあ、凄く良いとは言いませんが(笑)。程良く軽く、程良く飲みやすい。」
「程良くかぁ(笑)。マスキューさんの言わんとすること、なんか解るなぁ(笑)。」
「凄くは美味くない(大爆笑)。」
家内「今年の夏は雨が降ったようでしたのでちょっと心配でしたが、まあまあ、そこそこの出来上がり。生産者の腐心•尽力を感じます。」
「酸っぱさ加減がキーワード?」
私「あとアルコール分の高さ。折り合い。何が味わいの中で出っ張っているかがポイントです
(笑)。」
家内「ちょっとアルコール分が高いような気がしますが、範疇内かな(笑)。飲んでみてアルコール分が13.5%あるとは思えない。13%くらいの印象ですよね。」
「なるほど!その0.5%が大事なんですね(笑)。0.5%が!(笑)。」
家内「えへへ(笑)。」



ぺコリーノ 2023年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 白 コントログエッラD.O.C. 750ml 2168円税込み
「マスキューさん!この黄色のラベルのイタリア•ワイン沢山扱ってますよね(笑)。」
「コルナッキアかぁ。どれ飲んでも美味しいんだよね(笑)。」
「そうそう、特にロゼがお気に入り(笑)。赤も美味しいよ(笑)。モンテプルチアーノ•ダブルッツォがメインですよね(笑)。」
「私は白のパッセリーナ(笑)!湘南ゴールドのマーマレードに合わせると昇天しそうになる(笑)。」
「ペコリーノって聞いたことない品種です。『
ペコリーノ』って聞くとチーズかと思いましたよ(笑)。」
私「コルナッキアのワインはマスキューの大定番です(笑)。このペコリーノは親戚から譲られたコントログェッラの丘の上のとても日当たりの良い畑で作られています。パッセリーナ同様の自場品種です。品質がどんどん良くなり、今回は2023年ヴィンテージに変わり飲んでみると素晴らしい出来栄えなので、試飲会登場となりました(笑)。」
家内「パッセリーナと共通した意識を感じます(笑)!」
「あ~!凄い…、口の中に入れると何処までも広がっていく(笑)。」
「余韻も長くて巨大(笑)。たしかにパッセリーナとも似ている(笑)。奥さんの言うことが良く解りますよ(笑)!」
私「桃とか梨みたいなはっきり判る果実味ではありませんが、全てを支配するような圧倒的な広がりには驚かされました(笑)。」
「う~ん、柑橘類…レモン•ライム…、あと植物…、青い草…、日当たりの良い草原の青い草だな。」
「塩味…、ちょっと塩辛さもある(笑)。コレ、食べ物に合わせやすそうね(笑)。」
私「何回かペコリーノを飲みましたが、基本小麦に合う葡萄品種だと思います。その中でもコレが一番強烈です(笑)。」
「そうするとパスタは鉄板(笑)?そうだ!ペペロンチーノ!絶対に合う。辛い唐辛子には最適ですよ(笑)。」
「オリーブオイル!合間にこのワインを飲むと全てをリセットしながら、引き立てる(笑)!」
「もちろんレモンもたっぷり(笑)。沢山食べるイタリアンにぴったり(笑)。」
「僕の小さい胃袋では対応出来ないかも(笑)?」
「良いワインですよね(笑)。これって添加物も少ないのですか?とても自然たっぷりで遮るものを感じませんけど…。」
私「仰る通りでございます。今流行りのC.M.C.やビタミンCは入れていません。」
「C.M.C.は主に樹液からとったセルロースです。ゴムの木などの樹液です。ガムのような吸着剤です。これを入れると清澄や濾過の手間が省けます。ただし強力なのでワインの広がりを阻害します。」
「なるほど広がりを阻害するのか…。解るなぁ(笑)。」
私「ワインが口中で広がる過程で壁に当たるように感じます。いきなり広がりが止まるように感じます。」
「ビタミンCって一般の食品添加物ですよね?」
家内「酸の足りないワインを補助するために使われます。ですから加えるとバランスが悪い。変な苦味や不自然さを感じます。」
「美味しいワイン 良いワインって余計なものを入れたり、余計なことをしたりしなくても良いんだよね(笑)。」
「マスキューさん、最後にSO2…、亜硫酸塩て裏ラベルに書いてますが?」
「酸化防止剤ですよね?」
私「一般に入れますし、入れなくても発生します(笑)。ただし、量は少ないほうが宜しいかと(笑)。」
「量の問題なんですか?」
私「はい。多すぎると味わいを損ないます。」
「どれくらい?」
私「海外だと400mg/Lくらいです。日本だと350mg/Lが上限ですか。」
家内「甘いソーテルヌなんか多く添加しますね。かつてシャトーイケムが400mg/Lを超えて輸入できなくなり大揉めしたことがありましたね(笑)。」
「マスキューさんはどのくらいのワインなら許容しますか?」
私「スティルスワインなら60mg/L以下を選ぶようにしています。」
「調べるんですか?」
私「たまに調べますが、ティスティングすれば10mg/Lくらいの誤差で解りますよ(笑)。」


●モナストレル•バリーカ コンセンティード 2021年 ラ・プリッシマ協同組合 スペイン 赤 イエクラD.O. 750ml 1697円税込み
「おっ、スペインのモナストレル(笑)。沢山飲んだなぁ(笑)。」
「マスキューさんも沢山扱ってましたよね(笑)。え~と、ヘクラとかドミニオだっけ。コスパが良くて重宝しましたね(笑)。」
私「えへへ(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「あれ?これホントにスペイン…、しかもモナストレル?」
「凄く飲みやすい(笑)!かと言って薄くないし…
、強くてしっかりしてる(笑)。」
「まず旨味がどーんと来る(笑)。それも濁りがない。高級そうだし…、でも安い。安すぎるくらいのワインですよ(笑)!」
「マスキューさん!変わった良いワインを見つけましたね(笑)。知らないで飲んだらスペイン…、しかもイエクラのモナストレルとは思わないですよ(笑)。」
私「ブラインド•ティスティングやったら絶対に外しますね(笑)。初めて飲んだ時、思わず絶句しました(笑)。」
家内「開けてから3日目位になると、ドーンとパワー全開になります(笑)。押さえが利かないほど(笑)。」
「斬新ですよね(笑)。重くて渋いタンニンを想像してましたが(笑)、全然違う。雑味もないし…
。」
家内「新樽で4ヶ月熟成することで、樽の影響をあまり感じない仕上がり、ちょっとチョコのニュアンスがありますが隠し味程度(笑)。センスの良さを感じます。」
私「徹底した撰果のあと除梗して低温で発酵、2週間くらいの醸しのあとほとんどプレスをかけない程の搾汁。そんな感じですよね(笑)。」
「色も光を通さないくらい濃くはない(笑)。なるほど(笑)!」
「あの辺のモナストレルって濃い割に安いワインという印象だったけど(笑)、コレはその殻を破ってますね(笑)。高級なのに割安(笑)。それもかなり割安(笑)。」
家内「モナストレルらしいオレンジっぽさもある。プラムやベリーの果実の中にオレンジっぽさがちゃんとあります。そしてそれを無理に作ってない感に好感が持てます(笑)。」
「マスキューさんがよく言う『アバンギャルドなワイン』かな(笑)。突飛な味わいではないですよね(笑)。良いワインって思わせる(笑)。ただイエクラらしくはない(笑)。」
「優しい舌触り、濃密な味わい、広がり、奥行き、余韻、全て満足の行くレベル。今時の2000円以下ではあり得ない(笑)。」
「ヴィンテージは何年ですか?」
家内「2022年です。ですから早飲みのワインではあります。」
「それも凄い(笑)。絶句しますね(笑)。もっと古いヴィンテージかと思いましたよ(笑)。」
私「ある意味ワインは出来上がってますよね。ただ、もっと先があるように飲み手に思わせます(笑)。良い意味でイノヴェーションを感じます(笑)。」
「それも協同組合のワインなのがさらにビックリ(笑)。日本だと革新的なイノヴェーションをリードする協同組合って聞かないですよね(笑)。」
「何かが違う(笑)!」
「協同組合って既得権を守る保守的な団体が多いですよね。皆で新しいことをやる意思に欠けてる(笑)。」
「切実さを克服するには最適の集まりにもなるのですけどね…。日本だと、ただのアピール団体もしくは既得権保護を言うだけの団体になってますもんね。」

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今年のヌーヴォーの季節になりました!

Oct 17, 2024 by weblogland |
本来は11月ですが、今年は10月から入荷いたします。

何故かと言えば、一番早いラングドックのピノ・ノワール•ヌーヴォーが10月24日マスキューに到着するからです。今回は船便での輸入がちょっと危ないので航空便となりました。中東情勢の悪化によりスエズ運河を通ることにリスクがあるため。到着が1日でも遅れると販売機会喪失につながります。ましてや解禁日のないアイテムですからね(笑)。ちょっとお高くなりましたがご理解お願い申し上げます!

ピノ・ノワール ヌーヴォー 2024年
販売価格(税込): 2,000 円
フランス ラングドック ヌーヴォ・ノヴェッロ・新酒 航空便
10月24日当店着


ノヴェッロ・サレント2024年 コンティ・ゼッカ
販売価格(税込): 2,451 円
ヌーヴォ・ノヴェッロ・新酒
イタリア プーリア ノヴェッロ・サレントIGT 航空便 赤 750ml

イタリアの新酒ノヴェッロ。10月30日解禁。

ボジョレー ヴィラージュ ヌーヴォー2024年 ドメーヌ・コート・ドゥ・ラ・モリエール
販売価格(税込): 4,320 円
ヌーヴォ・ノヴェッロ・新酒
フランス ボジョレー・ヴィラージュA.C. 750ml

2024年は11月21日解禁

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10月30日解禁のイタリアの新酒ノヴェッロを急いで並べました

Oct 30, 2023 by weblogland |
今、マスキューのカウンターの上はこうなってます(笑)。
今日10月30日解禁のイタリアの新酒ノヴェッロを急いで並べました(笑)。
あまりに価格が高くなって扱いを躊躇しましたが、やはりファンはおられます。そんなこんなでいつものコンティ・ゼッカのノヴェッロ2023年の登場(笑)。数は、もう並んでるだけですのでお好きな方はお早めに!

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イタリア・プーリアのノヴェッロ2023年も到着!

Oct 27, 2023 by weblogland |
今日27日はマスキュー試飲会。今、グラスを洗い終えました。
忙しい時は重なるもので(笑)、イタリア・プーリアのノヴェッロ2023年も到着!

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あ~、もう!

でもですね(笑)、忙しさにめげない(笑)。どれどれ、アルコール分はいかほどかチェック 2023年はどんなんかな(笑)?
13.5%です。
思ったより高くないですね。良い塩梅かな(笑)?
10月30日より販売開始!
お値段2,750円税込み(2,500円税別)にての限定販売となります!

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桝久 試飲会リポート 後半

Jul 31, 2023 by weblogland |


「いやー、暑いですよね(笑)。こんな中赤ワインが4本とは(笑)?って思ってましたが(笑)、最初の泡で一気にクールダウンしたから、とても次の赤が飲みやすかったですよ(笑)。これマスキューさんの戦略(笑)?」
私「はい(笑)。そして体が慣れたところで最後のスパートです(笑)。暑い寒い言ってられない圧倒的な良さ(笑)。」
家内「先日の暑い『海の日』にハイキングに行きましたが、山の中はとても涼しくて快適。樹林の中は照りつけ照り返しがなく谷に沿って風もあり快適でした(笑)。」
私「体が慣れれば赤もオッケーのヒント(笑)。」
家内「ただし帰りのアスファルト道を歩いて暑さにやられましたが(笑)。」
私「試飲会もマスキューまでたどり着けない(笑)。」

●バッケ・ネーレ カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルバ 2017年 モンテチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャ 赤 コッリ・ディ・イモラD.O.C.
750ml 2451円税込み
「うわっ!香りが重い(笑)。中身が物凄く詰まっているのが解る(笑)。」
「うんうん。飲んでもそのまんま(笑)。凄い凝縮感!」
「只者じゃないね。しかもヴィンテージは2017年…。全然古くない。まだまだ先がある感じ。」
「リキュールみたいですよ(笑)。」
「しかも果実味がはっきりしてる(笑)。セパージュは?」
「カベルネ・ソーヴィニヨンって書いてある。」
「この間の試飲会で食べたマルベリー山桃みたいな…。そうそう、ラベルに描いてある小さい小粒の赤や黒の果実の香りがする!」
私「マルベリー 桑の実ですね(笑)。」
「カベルネ・ソーヴィニヨンってこんな味なんだ。」
私「ボルドーの典型的なカベルネはカシス風味って言われていますが、これは桑の実ですね。いわゆるスグリ系と言うことでは共通しているとは思いますが、これほど個性がはっきりしたカベルネ・ソーヴィニヨンは初体験です(笑)。」
家内「この生産者モンテチーノ・ロッソはセパージュの特徴をはっきり出すのが上手。しかもオリジナリティーもある。マスキュー定番の『S』や『A』ラベルのものです。」
「ああ、あれですね(笑)。『S』がサンジョヴェーゼでしたよね。規格外の上物のフル・ボディー(笑)。コスト・パフォーマンスに驚いたよね(笑)。」
「そうそう。でもすぐに飲み頃にならない頑固なワイン(笑)。」
私「頑固さが欠点(笑)。でも良いワインは時間がかかる(笑)。」
「う~ん。これ2017年ヴィンテージだけど飲み頃の入口の感。前の2本の赤とは明らかに規格が上(笑)。ボルドーのグラン・ヴァン並み(笑)。」
家内「モンテチーノ・ロッソの一番高いシリーズのようです。良心的ですよね(笑)。」
「イタリアのカベルネ・ソーヴィニヨンって謂うとボルゲリみたいなスタイルかと思ったけど、これはエレガントさがある
。くどい樽香が無い(笑)。凝縮した果実味の真っ向勝負(笑)。コスパ高い!」
「濃厚だけど綺麗。とても上等(笑)。」
「花の綺麗な香りもする。複雑だよね(笑)
。しかも圧倒的(笑)。」


●モルゴン グラン・クラ 2019年ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール フランス ボジョレー 赤 750ml 4242円税込み
「あれ?もう予約入っているんですか?」
私「知っている方々がおられまして…(笑)。6ヴィンテージくらいジャンプしての入荷ですが…。根強いファンがおられます(笑)。」
「あー!ピノ・ノワールだぁ(笑)。しかも極上。」
「ストロベリー全開(笑)。ガメイってこんなになるんですか?」
「ビオ臭するけど気にならない。圧倒的な香りがすべてを払拭する。」
「しかも品が良い。いやいや威厳がある。
マスキューさん曰くの壮麗かな(笑)。」
「香りの玉手箱(笑)!」
私「昨日抜いたコルクなんですが、コルクに香りがまだ残ってます(笑)。」
「コレって合成コルクですよね。何で香りがするの(笑)?」
家内「抜栓直後は香りが店に漂いますよ(笑)。尋常じゃない(笑)。」
私「翌日は重さが出てきます。チェリーやベリー、マラスキーノ・チェリーのようなリキュールっぽさも感じます。」
「香りも凄いけど、甘さ。甘露な甘さに驚かされる(笑)。」
「香り、広がり、入口も優しい。森林の中の湿った空気感がある。高級なブルゴーニュのピノ・ノワールみたいだね(笑)。」
「この甘さはグラン・クリュの証だね(笑)
。でもこの値段(笑)。こんなの飲んだらバカ高いピノ・ノワール飲む気が無くなる(笑)。」
「ラベルに『グラン・クラ』って書いてある(笑)。」
「マスキューさん扱いのモルゴン、えーとドメーヌ・シャサーニのピイ、私とても好きなんですが、スタイルが違いますよね。あれって完全にボジョレーのガメイの味わい。」
家内「典型的なボジョレーのガメイです(笑)。私はボジョレーだったらシャサーニのスタイルの方が好きです。モリエールのワインは規格も飛び抜けてますからね(笑)。」
「う~ん。コレってボジョレーなんですか
?ボジョレー・ヌーボーみないなキャンディーやバナナの香りはしませんよね?」
私「はい!あれは作りたてなのであんな香りがします。密封式のステンレス・タンクで発酵させるとあの香りが出ます、でも時間が経つとあの香りは消えていきます(笑)。」
「へぇー、そうなんだ。と言うことはあのキャンディーみたいな香りはガメイ種の特徴ではないのですか?」
私「左様でございます(笑)。作りの特徴でございます(笑)。イタリアのノヴェッロ(ヌーボー)もボジョレー・ヌーボーのように作るようになってから似た感じになりました。」
私「そうそう。モリエールのこのワインですが、コロナ前にETVの番組で『旅するフランス語講座』で、ブルゴーニュのリオンのワインショップで女優の黒木華さんが『ブルゴーニュらしいワインをください!』と聞いたら、このワインを勧められてました。」
「へぇー、ピノ・ノワールじゃないんだ(笑)。ガメイも立派なブルゴーニュなんだね(笑)。」
「ボーヌ・ロマネなんか売りつけられたら
番組ぶち壊し(笑)。」
私「そう言えば、番組だと家庭料理に合わせる設定でしたね(笑)。」
「どんな料理に合わせたのですか?」
私「作った料理はお好み焼きのブルゴーニュ風?ワインと合わせてなかった(笑)。さすがNHKだと思いましたね(笑)。」
「このワイン、何と合わせますか?」
「子羊?」
「高級なチーズかな?」
家内「鰻の蒲焼き!土用の丑の日の影響かな(笑)?」
「このワインは味噌っぽさありますよね(笑)。」
私「さすが!発酵由来の独特な香りします
(笑)。」
家内「大和煮っぽい味つけなら幅広く合うかもしれませんね(笑)。」
「マスキューさん、このワインっていわゆる全房発酵ですよね?」
私「左様かと。」
「最近除梗〇〇%なんて記載があるけど、マスキューさんがよく言う全房発酵とはどう違うのですか?」
私「私の言う全房発酵は古典的なブルゴーニュの作りです。最近はカリフォルニアのデヴァイス校の研究で『葡萄の梗概はタンニンと結びつき酸となりPHを下げる
』という研究がありました。梗概を発酵中に入れることで酸度が増すという研究です。」
「なるほどそうすれば梗概の量で酸度の調節も出来る訳だ。」
私「温暖化が進むとワインの酸度は下がりますから、まさに錬金術的な研究となりました(笑)。一気に広がりました。」
「味わいも良くなるんですか?」
私「酸がなく抜けたようなワインには有効だと思います。バランスが良くなるような気がします。あとワインの寿命も伸びます。」
「良いことづくめじゃないですか(笑)?」
私「でも根元的にワインが美味しくなることはありません。旨いと感じる酸が増える訳では無いからです。アメリカ人的な発想です(笑)。」
家内「例えば暑い南イタリアなどのワインですが、驚くほど酸度が高いのです。セオリーを度外視してます(笑)。この研究の方が必要だと思います。」

以上5本、とてもとても暑い中、ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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新物が3点

Nov 16, 2022 by weblogland |
今、マスキューのカウンターの上はこうなっております(笑)。

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新物が3点。

このあとジュ・ド・レザン2022年が並ぶとコンプリート(笑)。

今年はボジョレーやノヴェッロの航空便の輸入を止めるインポーターさんが多く、然るにマスキューも航空便の新物の扱いが激減。船便のラングドックのピノ・ノワール・ヌーヴォーでお茶を濁しております(笑)。でもですね、お値段が割安なのであれよあれよと残り1ケースを切りました。ボジョレー・ヌーヴォーの到着まで持たないかもしれません(笑)。

味わいもファットなボジョレーみたいですから、ボジョレー・ヌーヴォーに固執する必要もないかな(笑)。それは飲み手が決めること。大きなお世話ですね。失礼いたしました(笑)。

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プーリアのコンティ・ゼッカのノヴェッロ

Oct 19, 2022 by weblogland |
今年はボジョレー・ヌーヴォーの扱いはしませんが、11月1日解禁のイタリアのノヴェッロがまず到着します。これはずっと扱い続けているプーリアのコンティ・ゼッカのノヴェッロです。航空運賃の高騰の影響でやはり高い。でもですね、全く新酒の扱いがないのも寂しいし、インポーターさんを応援することにもなるので販売を決定。
あと、南フランスのピノ・ノワールのヌーヴォーが来ます。これは船便なのですが、土地柄生産・出荷が早いのでマスキューには11月12日、なんとボジョレー・ヌーヴォーの解禁日前に届きます。販売に関しても解禁日はありませんから、速攻販売となります。お値段は1,508円税込みですから、ケチでへそ曲がりのマスキューには似合ってるかな(笑)?
まだ飲んではいないので味わいに関してはなんとも言えませんが、あっさりマセラシオン・カルボニックをかけて作れば
、そこそこフルーティーな仕上がりになると期待しております。南フランスのピノ・ノワールは果実味が暗くなる傾向がありますが、どうでしょうね(笑)?飲みやすくは出来ているとは思いますが…。

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今年のノヴェッロ

Nov 05, 2021 by weblogland |
今年のノヴェッロ全体にアルコール分は低めですが、水っぽくはありませんね。

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わりと酸は残っていました。ホッとしました(笑)。

今回試しにアルト・アディジェのものを1アイテムだけ試しにとってみましたが、おもった以上の出来映え。これも他と同じようにアルコール分低めのエレガント・スタイルでした。中身がしっかりしていますから、アルコール分以上の強さがあってなかなかのものでした。ただ、マスキューにはちょっと高級過ぎるかな(笑)。ノヴェロで3000円以上しますから、少なくともモリエールのヌーボーより上でなくては無理(笑)。でもですね、2021年のモリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーは予約段階で完売してしまいました。残念!私も1本も飲めません(トホホ)。

コロナ禍明けの影響のようです。2ヶ月半前に、ここまで読んで予約発注は出来ませんので、お許しくださいませ!

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さあ、明日はマスキュー試飲会です!

Oct 29, 2021 by weblogland |
さあ、明日はマスキュー試飲会です!
今日これから明日の仕込みをちょっとばかりやります(笑)。
仕込みって?
内緒です(笑)。
そうそう土曜日の30日はちょうどイタリアの新酒ノヴェッロの解禁日ですから、1本開けましょうか(笑)。今年は全般に数が少ないためインポーターさんに余裕がありません。そのため追加発注は一切無し。
そして、とてもとても残念なお知らせなのですが、
ボジョレー ヴィラージュ ヌーヴォー2021年 ドメーヌ・コート・ドゥ・ラ・モリエール
予約のみで完売してしまいました。コロナ明けなのか、レストランさんの注文が一気に入り完売。私も飲むことなく終わりました。
ファンの皆さんゴメンナサイ!

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イタリアの新酒ノヴェッロがマスキューに到着しました!

Oct 24, 2021 by weblogland |
今月10月30日解禁のイタリアの新酒ノヴェッロがマスキューに到着しました!
今日届いたのはマルケのガロフォリの赤と白です。

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まだ飲むわけには参りませんから、眺めるだけ!
眺めるついでにアルコール分チェック(笑)。
え~と白は11%ですね。赤はそれより収穫が遅いですからちょっとは高いはず。おー、12%。マルケにしてはちょっと低いかな。糖度は低め。やはりマルケも夏場の天候には恵まれなかったようですね。でもですね(笑)、ガロフォリの場合アルコール分が11%でも、補糖もせずにそれなりに凝縮感のある赤ワインに仕上げます。それゆえ私は『神』と呼んでおります(笑)。それを加味すると12%でも充分なはず。
あとは10月30日まで待つのみ!

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やはりジュ・ド・レザンは根強いファンがおられます(笑)。

Nov 11, 2020 by weblogland |
やはりジュ・ド・レザンは根強いファンがおられます(笑)。

Aさん「マスキューさん!今年はジュ・ド・レザンがあってよかったぁ(笑)。いつぞやはまるっきりなかったこともありましたよね(笑)。」
私「2017年でした。あのときは1本もありませんでしたから、逆に清々しかった(笑)。中途半端な数だと恨まれる恐れがありますから(笑)。」
Aさん「今年は数は大丈夫なんですか?」
私「オーダーした分は大丈夫です。コロナの影響でどこも発注数は減ったようですが…。」
Aさん「そんなところにもコロナの影響があるんですね?」
私「はい。大口のいわゆる業務用、レストランなどが駄目なのが大きかったようです。マスキューも数を減らしました。」
Aさん「じゃあ、すぐなくなりそうですか?」
私「一応店頭で売る分としてはいつも通りですから、急がなくても大丈夫かと。」

Bさん「マスキューさん今年のジュ・ド・レザンはどんな味わいですか?」
私「まだ飲んでないのでなんとも言えませんが…。イタリアのノヴェッロを飲んでみて、収穫が早いのがワインの味に影響が出ていました。」
Bさん「どんな感じでした?」
私「経験した中で一番収穫が早い作柄なので、絶対とは言い切れませんが。ワインとしてのバランスの取り方が通例とは違うような感じでした。リンゴ酸が多すぎる?とでも言えばよいのか。」
Bさん「そうすると今年のジュ・ド・レザンは酸っぱい?」
私「酸っぱいというよりいつもより甘く感じないかもしれません。想像ですが(笑)。」
Bさん「ジュ・ド・レザンってもともと強烈に甘くて酸っぱいじゃないですか(笑)。」
私「おっしゃる通り(笑)!飲むブドウ糖点滴です(笑)。」
Bさん「そうするとジュースとしては酸が多いのも、ある意味期待できるかも(笑)?」
私「私も、そうなることを期待しております(笑)」

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桝久 試飲会リポート後半+番外編

Nov 03, 2020 by weblogland |


●カビレ マヴルッド&カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ヴィラ・ヤンボル ブルガリア 赤 トラキアン・ヴァレー  750ml 1320円税込み
「おっ!カッコいいラベルですね(笑)。ギリシャ・ローマ時代の彫刻かな(笑)?」
「ブルガリアですか。コスト・パフォーマンスが良いワインが多いですよね。マスキューさん定番のヴィラ・ヤンボルお世話になっております(笑)。」
私「これ実はヴィラ・ヤンボルの上級品でございます(笑)。価格帯としてはメルロ・リゼルバと同じです。」
「うんうん。濃くて美味しい(笑)!」
「濃いけどとても飲みやすい(笑)。」
家内「ワインに無理がないですよね(笑)。イレギュラーな要素を感じません。」
「そう言われると府に落ちる(笑)。酸っぱすぎたり、水っぽかったり、渋すぎたり、甘すぎたりしない(笑)。」
「マスキューさんがよく言う『折り合いが良い。』ってことかな(笑)?」
私「単純に美味しくて、欠点が目立たない
(笑)。あとこの状態が数日続きます。もちろん変化はしますが、不味くはならない。もともとの葡萄栽培の良さ原料葡萄の良さが決定要因かな(笑)。」
「しっかりみっちりしてるんだけど、甘さ深さがありますよね(笑)。」
「タンニンも充分にあるし刺々しくないですね。」
「しかし、マヴルッドでしたっけ?知らない品種沢山あるんですね(笑)。」
「あんまりアロマティックとは言えないけど、ちょっとメルロっぽいかな(笑)?」
私「サン・テミリオンじゃないし…。」
家内「ボルドーよりもっと涼しい産地だよね。例えばベルジュラックかな?」
私「なるほどね。ベルジュラックのワインに近いニュアンスあるね。でもタンニンがこんなに滑らかじゃないかな?」
家内「熟成してこなれてきたタナなんか近いかな?」
「これちょっと野性味があるからメルロよりタナに近いかな?でもそれほどの締まりはないんだよね。」
「豊かさがありますよね。」
家内「でもさぁ、昔のマヴルッドって堅くて途方に暮れた記憶がある(笑)。」
私「そうそう。渋くてね(笑)。あの当時マヴルッドってブレンド用のワインだと実感したよね(笑)。」
「マスキューさん。これは洗練されてますよね(笑)。ちょっとニッキの香りがして心地好い(笑)。そうそうニッキとシナモンの違い知ってます(笑)?」
私「知りません。よくご存知ですね(笑)」
「ニッキは日本産、シナモンは外国産(笑)。お後がよろしいようで(笑)。」
私「博学ですね(笑)。ブログでパクらせていただきます(笑)!」
「後でググって確認してくださいね(笑)。」
「それにしてもコスト・パフォーマンスが高いワインですね(笑)。」
私・家内「ありがとうございます(笑)!」


おいちい、おいちいブルゴーニュを飲んでウサ晴らししましょう(笑)!
●ヴォルネイ ヴィエイュ ヴィーニュ ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリェ2017年
750ml 4,682 円税込み
「私以前コレ買いましたよ(笑)。もちろんセラーにキープしてます(笑)。」
「おいちい、おいちい、ブルゴーニュですね(笑)。ブルゴーニュのピノ・ノワールは高いからすっかりご無沙汰(笑)。」
「力ずくじゃなくて取っつきやすい。しかも美しい(笑)。変わるもののない味だよね(笑)。」
「おいちい(笑)!旨いなぁ(笑)!旨味と香りが高度(笑)。特に香りが素晴らしい!
薔薇の花。かぐわしい(笑)。」
「村名だけど1級並みですな(笑)。ピークに入ったところかな?」
家内「開けて翌日が一番良いかと。」
「2017年って良い作柄なんですね(笑)。」
「マスキューさん曰くのイレギュラーがないワインかな(笑)?」
私「読まれてますね(笑)。まあ、何十年も熟成するレベルではありませんが、美しさ高貴さがありますよね(笑)。」
「ブルゴーニュのピノ・ノワールって高貴だよね(笑)。」
「腐葉土のニュアンスも自然な感じを演出してますね(笑)。」
「コレが枯れ葉のようになってくると、堪らなく美味しい(笑)。そうなりそうですよね(笑)。」
家内「ピノ・ノワールの極致ですよね(笑)
。」
「香りの出方がニュイのワインっぽいですよね(笑)。ふわーんと香りが出てる(笑)。

「樽の香りはするけど全体のバランスとよく合っている。スパイシーさもアクセントになっているし、欠点がない(笑)。」
「そうですよね。ニュー・ワールドのピノ・ノワールなんかいびつだよね。それ考えるとやはりブルゴーニュのピノ・ノワールなんだよな(笑)。」
「子供っぽいんだよね(笑)。」
「値段は一人前だから困る(笑)。」
「でも、Jマイヤーのピノ・ノワールだったら許せる(笑)。」
「まあ、ブルゴーニュのピノ・ノワールとは用途が違うけどね(笑)。」
「だってさぁ、このピノ・ノワールは美味しい料理を出す高級なレストランでこそ飲みたいよね(笑)。」
私「皆さん良いピノ・ノワール飲んでますね(笑)。」


さて、今回はコロナ禍をかんがみて5本で終了の予定でしたが、10月30日は、なっなんとノヴェッロの解禁日でございます。
取り敢えず1本くらいは飲まなくてはいけません!
試飲会の番外編スタート!
ノヴェッロ・サレント2020年 コンティ・ゼッカ イタリア プーリア 赤 ノヴェッロ 750ml 1885円税込み
「今日はせっかくのノヴェッロの解禁日ですから、1本開けましょう!何がイイかな
(笑)?一番安定しているプーリアのノヴェッロ・サイレント2020年いきましょう!

私「あれ?いつもと違う!?」
家内「甘い!なんでこんな甘いの(笑)?」
「これ、ジュースですよ(笑)。ジャムっぽいし(笑)。」
「これ赤ワインソースにしたら良いかも(笑)」
「プルーンなんかを細かく刻んで入れて。」
私「それはそうですね(笑)。でもノヴェッロの弾けるようなフレッシュ感とは違うフレッシュ感(笑)。マセラシオン・カルボニック法で発酵した感じがしない。???搾りたてのジュースみたい。ワインらしくない。」
「これアルコール入っているんですか(大爆笑)?」
私「そんな馬鹿な(笑)!え~と。13%ありますよ!何で?」
家内「濃いけど軽い。」
私「酸がないとしか思えない!」
「2020年の作柄の影響ですか?」
私「今まで経験したことのないワインに仕上がっています。アルコール分のないポートを飲んでるような(笑)。」
「今年は収穫が早かったみたいですよね?

私「ここ50年間でも1、2位の収穫の早さと言われています。」
「それってどんな影響が出るのですか?」
私「通常葡萄は開花してから収穫まで100日くらいかかります。それが早まると出来る葡萄の味わいに影響が出ることになります。」
「具体的にはどうなんですか?」
私「葡萄果の酸は7月に急増して秋に向かって減酸、リンゴ酸が他の有機栽酸に変化するようです。それを飛ばす訳です。」
家内「実際にどうなるのか経験したことがないので、断言は出来ませんが、このワインに関して言うと、いつもとは違う。
ワインとしての酸が少ないとしか思えません。」
私「理論的にはリンゴ酸は多いのですが、
酸のない抜けたワインとしか言いようがありません。」
ちょっと衝撃的でした。
でもですね、翌日奇跡が起きました(笑)!
私「昨日はちょっと甘かったのですが…。」
「えっ!美味しい!すんごくフルーティー
!」
「コレ豊かでイイよ(笑)。」
家内「あれ(笑)?美味しい。とても美味しいノヴェッロ(笑)。」
私「あっ!ラズベリーの香りがしてノヴェッロらしいフレッシュな味わい!昨日はマセラシオン・カルボニック法で作ったワインではないジュースみたいでしたけど、今日はノヴェッロ(笑)。キャンディーやバナナのニュアンスがする。」

一体何故?
そこでトスカーナのグレヴェペーザのノヴェッロを開けてみることに。

ノヴェッロ・トスカーノ2020年 グラヴェペーザ イタリア トスカーナ 750ml 1885円税込み
「これ、しっかりした赤ワイン(笑)。たしかにノヴェッロらしいマセラシオン・カルボニック法の味わいはしないけど、出来上がってる。」
「サンジョヴェーゼ。しっかりしたサンジョヴェーゼの味。キャンディーやバナナのノヴェッロらしい味わいはしない(笑)
。全然ハチハチしてない(笑)。」
「色も濃い。ガスっぽさもない。」
私「今までで一番濃いですね(笑)。いつもはわりと繊細な出来上がりなんですが(笑)
。あとマセラシオン・カルボニック法の影響が出てませんよね(笑)。収穫が早まったために醸し期間が伸びたからかもしれません。ワインが出来上がってますもんね(笑)。」
家内サンジョヴェーゼ特有のオレンジのニュアンスを感じます。しっかりしたサンジョヴェーゼ。アルコール分は12.5%
と通例ですが、タンニンと酸の詰まり方はとても良好です。」
私「飲む限りとても良い出来映えです(笑)。」

今年2020年は今まで経験したことのない作柄かもしれません。

わざわざのご来店ありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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ノヴェッロ到着しました!

Oct 29, 2020 by weblogland |
さあ、まずの到着はイタリアのノヴェッロ

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10月30日解禁です!
今年はどんなんかな(笑)?

ノヴェッロ・トスカーノ2020年 グラヴェペーザ イタリア トスカーノ IGT 航空便 赤 750ml 1714円税別

キャンティ・クラシッコ地区の名門グラヴェペーザが造るサンジョヴェーゼ100%で造る新酒ですここの新酒はバランスが良く、あまり新酒新酒していません(笑)。新酒独特の癖をあまり感じない造りです。コンクリート・タンクでマセラシオン・カルボニックをするためガス臭くならない為かと思います。 ですから、作柄をよく反映します。

私は、毎年このワインを飲みながらトスカーナの作柄を推察しています(笑)。2015年はイレギュラーのない素晴らしい出来映えでした。2016年は2015年と同じ糖度。前評判以上の出来映えでした。2017年も同じ糖度12.5%。心配なさそうです(笑)。2020年も同じとなっております。

ティニ・マルケ IGT 2020年 ガロフォリ
イタリア マルケ ノヴェッロ 赤 750ml 1834円税別

10月30日より解禁。マルケ随一の生産者として高名なガロフォリが造る新酒です。
 
ブランド名の『ティニ』は解放式の発酵樽を意味します。ということは特別な新酒造りをしたワインではありません。ガロフォリが普通に造ったワインを早めに瓶詰めして販売している風情なのです。ですから旨いのは当たり前(笑)。
 
ガロフォリはヴィンテージの悪い年でも補糖はしないため、アルコール分は11.5%13.5%ほどの範疇で収まります。いつも13%ということはありません(笑)。また作柄の悪い年に11.5%のアルコール分しか上がらないがらない場合でも、驚くほど濃密なワインを造ります。神業としか言えません。 こんなところに惚れてマスキューでは長年扱ってきました。
 
2010年以前は、このワイン、リリース後一年くらい経ってから飲むのがとても旨い(笑)。購入された方はじっくり三日くらいかけて味わうことをお勧めしました。ブランド名の『ティニ』は解放式の発酵樽を意味します。ということは特別な新酒造りをしたワインではありません。ガロフォリが普通に造ったワインを早めに瓶詰めして販売している風情なのです。ですから旨いのは当たり前(笑)。
 
モンテプルチアーノ種らしいラズベリーの香りが、途方もない量詰まっているのが実感できました。
 
ところが、2011年からスタイルが変わり新酒っぽいフルーティーなスタイルでした。2012年は完全なボジョレースタイル。マセラシオン・カルボニックを完璧に行っているようです。ブラインドだとボジョレーとしか思えないスタイル。でも、こんなに美味しいボジョレー・ヌーヴォは見当たらない(笑)。旨味の厚みが素晴らしい!モンテプルチアーノ種100%で造ってもガメイのようになる不思議。
 
やはり第二アロマは偉大?今年は如何か?
 
2014年は11.5%しかアルコール分は上がりませんでしたが、2015年は本来の12.5%の素晴らしい出来映え。2016年は最後の最後まで粘ったお陰で12.5%の糖度を確保。到着は遅れましたが(笑)。2015年並みの出来映えに拍手!

そして2017年はアルコール分が13%。久しぶりの高糖度。かなり良さそうです(笑)。

2020年はアルコール分は12%と範疇内。
心配のない出来上がりが想像されます。


ノヴェッロ  ヴィ・ノーヴォ 2020年 ガロフォリ イタリア 白 マルケ・ビアンコI.G.T. 750ml 1834円税別

ガロフォリがトレビアーノとヴェルディッキオで造った新酒の白。早摘みの葡萄で造っていますからアルコール分は低めの11%。早摘みの葡萄ど造るワインはヴェネトあたりでよく見かけます。ライムの香りがして軽やかなもの。ただガロフォリの場合それに飲み応えが伴う(笑)。

軽やかなでありながら、葡萄本来の濃さ良さを感じるのであります(笑)。密度があるのです。

2020年はアルコール分は12%。赤のノヴェッロと同じです。傾向として白の方が糖度が低いのですが、それを勘案すると今年は出来の良さが想像されます。

ノヴェッロ・サレント2020年 コンティ・ゼッカ イタリア プーリア ノヴェッロ・サレントIGT 航空便 赤 750ml 1885円税込み

イタリアの新酒ノヴェッロ。10月30日解禁。

南イタリア プーリアの優良生産者コンティ・ゼッカの新酒です。 毎年外さない味わいなのです(笑)。南イタリアらしい十分な甘さ、新酒らしい果実味のフレッシュ感はさすが!在来品種ネグロ・アマーロの良さは今年も全開でしょうね(笑)。

本当は半年くらい経ってから飲むと旨さがましてきますが笑)。

安定度は抜群の品質なのです

2020年はアルコール分13%。ほどよいバランスのものと思われます。

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イタリアの2020年のノヴェッロ到着しました!

Oct 28, 2020 by weblogland |
昨日イタリアの2020年のノヴェッロ到着しました!

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来たのは
ノヴェッロ・サレント2020年 コンティ・ゼッカ
ノヴェッロ・トスカーノ2020年 グラヴェペーザ

どちらもアルコール分は去年と同じです。収穫が早かったので葡萄の糖度をターゲットにしたようですね。そうなると飲んでみなきゃ解らない(笑)。

ノヴェッロはあとマルケのガロフォリの赤と白が来ます。明日あたり来るかな?

そうそう、ノヴェッロの解禁日は10月30日の金曜日です。ちょうどマスキュー試飲会に重なりますね(笑)。
そうなると飲まない訳にはいきません。
ノヴェッロ飲むべし!
一緒に飲みましょう!

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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!

Oct 28, 2020 by weblogland |
今月末10月30日(金)、31日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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今月は遠慮がちに5本!でも番外のノヴェッロがあるから(笑)、何本になるかな?
一応入店3名様で入店制限させていただきます。偉そうでイヤなんですが(笑)。お許し下さい。
30日の金曜日は17時~20時30分
31日の土曜日は11時~20時30分
いつも通りのスケジュールでございます。店内の人数を見ながらコソッと来てくださいませ(笑)。


これ去年の今頃扱いましたね(笑)。今年はより辛口ドライな仕上がりかと。
ヌーヴォーとは違った作りたての美味しさ!
◎ソールティ 白 N.V. モンテ・ディ・ロアリ
イタリア ヴェネト フリザンテ 微発泡白 750ml 王冠キャップ 1,782 円税込

このワイナリーは18世紀後半にガルダ湖の南約8km
のモンテ・ママオルの丘陵で始まりました。現在はステファン氏とその奥さんと二人で14ヘクタールの農園を経営。奥さんのマレシアさんはビオテクノロジーを学んでおり、農園では葡萄樹以外も含めたビオデナミを実践しています。

そのうちの10ヘクタールが葡萄畑。ママオルの丘は氷河期のモレーンの末端にあたり、ガルダ湖をせき止めています。このため標高が平野部より高く標高192m
。水捌けがよく、一般のバルドリーノの畑より冷涼な点、ワインに締まりがあるのが特徴ですね。
出来上がったワインにはあざとさがなくとても自然で素直。マスキューの定番生産者でもあります。

これはアンフォラで発酵・熟成させた白ワインをそのまま瓶詰めしたもの(笑)。もちろん濾過やSO2の添加をしていません。ですから微発泡(ガス圧2.6気圧)で抜栓後に澱が舞います(笑)。とてもフレッシュでフルーティーな辛口でございます
(笑)。ちょっと未完成なスタイルなのですが(笑)、似たようなものに比べてとても安く良心的。
セパージュはマルヴァジア、フェルナンダ、モスカート。マスカットやグレープフルーツ、レモンなどのフレッシュな香りは複雑。ハニーなニュアンスは豊かさの表れ。上質でフレッシュな辛口の味わいは自然の恵み、畑の風景を彷彿とさせてくれます(笑)。食卓に上げれば幸せになること請け合います(笑)。
あと、このワイン、ノン・ヴィンテージなのです。普通この手のワインは新酒だけで造るものですが?
調べますと、9月にはもう瓶詰めしています。このため蔵のリザーブ・ワインに今年早々収穫したものを混ぜて造るとのこと。今年の葡萄の比率の方が高いそうです。
それゆえ複雑でフルーティーな味わいが表現できるようです。自分のワインを熟知し、しかもイノヴェーションもしている訳です。あとリパッソやアマローネなどを造るヴェネトの遺伝子がそうさせるのかもしれません(笑)。
未完成な完成品とでも言えますか(笑)。


〇『J,マイヤー』ピノ・ノワール 2019年 モーゼルランド社 ドイツ プファルツ Q.b.A.白 750ml 1296円税込み スクリュー・キャップ

組合員数 約2000名、ブドウ栽培面積約1900ha、ワイン年間生産量 約2000万Lを誇るドイツ一の巨大協同組合。同じ銘柄のピノ・ノワールの赤はマスキューの大定番(笑)。

これはピノ・ノワールの白!
ピノ・ノワールを使ったブラン・ド・ノワールでございます(笑)。
なんでもインポーターのアグリさんがJマイヤーに頼んで特別に作ったものとか(笑)

味わいは斬新(笑)。そりゃそーです。初体験ですからね。基本柑橘類の果実味なのですが、あまりアロマチックではありません。香りより重さ厚みに作用しています。もちろん赤のピノ・ノワール的な赤い果実も感じられますが、あくまでも副次的。そしてワインとしてのバランスが良く崩れない出来映え。
コレ良いのでは!
鍋物等の和食にぴったりですね(笑)。
もちろん安い価格帯のものですが、かつてのプファルツのレベルは越えています。あと、ドイツでピノ系の葡萄で造ることが無理がないことを実感させられました。ピノ・ノワールやピノ・グリ、ピノ・ブランなどが気候的にドイツが適していると言わざるを得ませんね。もともとアルザスの陸続きですし、温暖化の恩恵ですね。しかもピノ・ノワールの白とは!
ワインのスペックを調べると、アルコール分は12%と無理に上げていません。残糖分は1L中6gとトロッケンの範疇です。きっと赤と同じ原料で作っていますね。値段も同じだし(笑)。飲んだ印象は割りと甘く感じましたが、糖分ではなくワインの厚み由来のグリセリンの甘味です。
実際アルコール分換算1%ほどの補糖はしているようですが、出来上がったワインには無理がない印象です。
う~ん。
やられたなぁ(笑)。


先月ご紹介した『ガルナッチャ』に続き今度は『モナストレル』。柳の下にドジョウは2匹いたようです(笑)。
●インモルタリス モナストレル 2016年 パゴ・アイレス スペイン ムルシア州 ブーリャスD.O. 赤 750ml 1180円税込み
このワイナリーは歴史が古く12世紀から続く農園が起源。現在はフェデリコ・ラモン・ファミリーの所有で1980年代から大幅に整備され、アラゴン最大の個人経営農場の一つとなりました。(バルセロナのラモン・ロケッタ・ファミリーとは別。念のため。)
また、パゴ・アイレスはアラゴン地方で唯一パゴに認定されているワイナリーです。パゴとはフランスのシャトーと同じような感じです。ただワイン生産ヒエラルキーの頂点でもありますから2019年現在、スペイン全土で20社ほどしかありません。ワイン自体のオリジナリティーを所有する畑とリンクさせる生産体制を確立することで、そのワイナリーのブランド力を強化し、ひいてはそれを地域にフィードバックする目論見でございます(笑)。ワインの品質が上がりますから、消費者、生産者ともにウィン・ウィンかな(笑)?


これはパゴ・アイレスがブーリャスの契約葡萄生産農家の栽培するモナストレルを使い造った赤ワイン。『インモルタリス』とは『不滅』の意味。パゴ・アイレスと契約農家の新たなブランドです。ブーリャスは、モナストレルで世界的に有名なフミーリャの南にある高台のD.O.。
それゆえか、フミーリャやイエクラのモナストレルと比べると冷涼で締まった感じがします。
700~1,000mの高い標高で栽培された平均樹齢45年のモナストレルから造ったワインは濃厚。1本の葡萄樹から1Lほどのワイン果汁しか搾汁しません。
10月の第2週に手摘みされたモナストレルはまず、4℃で2日間の果皮浸漬したのち天然酵母で27℃で15日間のアルコール発酵。そしてそのまま22~22℃で20日間の乳酸発酵をします。かなり発酵に時間をかけますので、ゆっくり抽出されたアロマやタンニンは美しさと特徴的な味わいとなります。
そしてステンレスタンクで12ヶ月、フレンチオーク樽(新樽50%)で6ヶ月間熟成。ろ過。添加されるSO2も1L中24mgとかなり低いレベル。瓶詰め時に少し入れただけですね。飲んでも全く分かりません(笑)。最新の醸造設備・技術を利用しながらモナストレル本来の味わいを飲みやすい形でワインにしてくれた訳です。かなりレベルの高い新しいスタイルのスペイン・ワインです。
ねっとりとしたファースト・アタックには心奪われますし(笑)、落ち着いて複雑な黒・赤系の果実味、完熟の証のバルサムなスパイシーさは隙間がない。とても時間のかかるモナストレルをただ飲みやすくしただけのワインではありません。この点秀逸にございます。樽の香りがきつくない点もグッド(笑)。

あと、収穫が早まり問題となっている昨今。もともととても暑いはずのスペイン南部のブーリャスの地では変わらない時期に収穫が可能。ちょっと逆説的ですね(笑)。おそらく原因は葡萄樹の仕立て方かと。彼の地のモナストレルは株仕立て。遠くから眺めると、畑に大根でも植わっているように見えます(笑)。葡萄果は地面すれすれに成りますが、葉っぱが日傘のように葡萄果を覆います。それゆえスペイン最高気温を記録するような地ブーリャスにおいても葡萄果は高温から守られ、ゆっくりと成熟します。当然酸も残ります。空気が乾燥してますから日陰はとても涼しいのです。これはフランスなどの垣根仕立ての葡萄樹と比べるとアドバンテージとなりますね(笑)。


先行販売で大好評のガルナッチャに続き
、柳の下になんとやら(笑)。
今回限りの限定特売ですのでお見逃しなく!めちゃくちゃコスト・パフォーマンス高し(笑)!

●カビレ マヴルッド&カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ヴィラ・ヤンボル ブルガリア 赤 トラキアン・ヴァレー  750ml 1320円税込み

フランス、イタリアよりずっと早くワインが造られ始めたブルガリアのトラキア地方。ギリシャ同様紀元前3000年の歴史を誇ります。また、一説にはギリシャを遡るワイン発祥の地として紀元前5000年の歴史があるとも。いずれにせよ、ワイン用の葡萄の原産地ですから古いのはたしかです。また、日本との関係も古く、1970年代から、ブレンド用として多くのブルガリア産ワインが輸入されていました。当時の日本は国産ワインの表示義務がかなりいい加減でしたから、知らずに飲んでいたのではないかと思います(笑)。

そう言えばかつてメルシャンが『ボイヤール』銘柄でブルガリア・ワインを日本へ輸入してましたね。当時、ボルドー飲むより安くて美味しかった記憶があります(笑)。この時期、特に品質の高いカベルネやメルロ等のヨーロッパ品種を主にソ連に輸出し好評を得ていたようです。

そして混乱と荒廃の1992年の民主化、2007年のEU 加盟を経た現在、国際市場を意識した素晴らしいワインが多く誕生しているようです。

このワイナリーはブルガリア南部バルカン山脈が背後にそびえるワイン産地トラキアン・ヴァレーに畑を持つヴィラ・ヤンボル。ブルガリア国内でも特に古い1924年設立のワイナリーです。トラキアン・ヴァレーは、生育期は暑く乾燥し、秋には穏やかな快晴が続くブドウ栽培適地です。葡萄は良く熟し、しかも収穫期にアクシデントが少ないようです。このため、ボルドー品種のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロの栽培により各国で高く評価されました。中でもヴィラ・ヤンボルはそのスペシャリストとして一目を置かれる存在です。

マスキューの定番で同じ価格帯のメルロ・レゼルヴはそのコスト・パフォーマンスの高さ故、さまざまな雑誌やコンテストで絶賛。皆様におかれましても必須アイテムとご愛顧されております(笑)。
これはトラキア・ヴァレー の標高350~370mのロシャヴァ・モギラ村、ボリャロヴォ村産の葡萄で造られたもの。土壌はもちろん最良の黒土。地山は保水力のある砂質粘土。セパージュは在来品種マヴルッド70%とカベルネ・ソーヴィニヨン30%。
手摘みで収穫したのちステンレスタンクで発酵させます。20℃そこそこの温度で2ヶ月前後の長い醸し。当然マロラクティック発酵が終了するまで行いワインが安定するまでの長い発酵期間。クラシックなボルドー・スタイルですね(笑)。ワインの10%をフレンチオーク樽の新樽で、20%を古樽で、残り70%はステンレスタンクで6ヶ月間熟成しさらに安定化そしてろ過瓶詰め。
醸しが長いためとても折り合いがよろしい(笑)!樽の香りが強くないのは、ワインの果実味で勝負出来る自信の表れです
。プレス果汁を感じさせないタンニンは
品質の良さの証。長い醸しのリスク回避のためにSO2は多めに添加されていたようですが、時間の経過とともに消失に向かっており、ワインを全く邪魔しないレベルになっております。今ようやくピークに入ったところですね(笑)。まだ伸び代がありとても良い状態です。メルロにちょっと似ていますが、メルロとは明らかに違う品種特徴。シルキーな舌触りと後味のほのかなスパイシーさはエレガント。品が良く凝縮した赤や黒系のベリーのニュアンスは、あくまでフレンドリーで深みがあり、マヴルッドのポテンシャルの高さは疑う余地がありません。先々渾身のキュヴェが期待されます。


おいちい、おいちいブルゴーニュを飲んでウサ晴らししましょう(笑)!
●ヴォルネイ ヴィエイュ ヴィーニュ ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリェ2017年
750ml 4,682 円税込み

このドメーヌ、1510年よりヴォルネイに代々続く家族経営のドメーヌです。現在はヴォルネイを中心にムルソー、ポマール、ボーヌに計8.5haの畑を所有8.5ヘクタールの畑を所有しています。ヴォルネ村のドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィーユとは遥か昔から親しく(笑)、協業に近い間柄。

ドメーヌはフレデリック・ロシニョルさんご夫妻と従業員の3人で運営されています。畑は古い葡萄樹が手入れよく密植されており、一部マルコタージュもしているようです。仕立ても低く伝統的なブルゴーニュのしきたり通り(笑)。
フレデリックさんは化学的な物質を排除するため化学肥料や培養酵母や薬品などの使用を非とします。発酵槽や木樽の洗浄にはカルキや塩素を含む水道水は使わずにミネラルウォーターを使う徹底ぶりです。また、ブショネ対策としてコルクのストックを一切持ちません。在庫を持たないことにより、コルクの変質をもたらす湿気の影響を無くすことが可能とのこと。実際インポーターさんも、ブショネのクレームがないことをおっしゃってました。

また、ビオデナミの認証もとっています。もともとブルゴーニュでビオデナミを導入した先駆けでもあります。

ビオデナミの効用に関して私は理解できませんが(笑)、農薬などの排除や徹底した畑仕事と低収穫量が良いワインつくりの鉄則ですから、出来るワインにも信用が置けます。
除梗はしていますが、それは早く飲み頃にするため。旨味とピュアな果実味が両立したスタイルは艶やか。ヴォルネイらしからぬエレガントの極みなのです。グラン・クリュ並みの濃密さと慈味旨味と羽の生えたような香りのハーモニーは言葉を失う出来映え。
そう言えば、2006年のヴォルネイ・ヴィエイユ・ヴィーニュも艶のある素敵なワインでした。
マスキューではブルゴーニュの高騰のため2007年以来このワインの扱いを封印しておりました(笑)。
もちろん相変わらずブルゴーニュは高いのですが、このワインは品質が高く相対的には安いことに気づきました(笑)。
そんなわけで再登場となりました(笑)。

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さあ、そろそろヌーヴォーが来ますね

Oct 21, 2020 by weblogland |
さあ、そろそろヌーヴォーが来ますね(笑)。順調にスケジュール通りですと、

まずイタリアのノヴェッロ。毎年恒例の4種類。トスカーナとマルケとプーリアのもの。これをまず飲むと大体の傾向が解ります。近年は収穫がはやくなっていますので、生産者はターゲットのアルコール分を定めて収穫する生産者が増えました。でも飲んでみると酸やタンニンのバランスは毎年微妙に違います。また、生産者によってはアルコール分より葡萄果の成熟度に収穫時期を決める方もいます。この生産者のワインは作柄をはっきり感じさせるワインとなります。

さて、今年はどんなんかな(笑)?

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2019年のノヴェッロとボジョレー・ヌーボーです。

Nov 21, 2019 by weblogland |
はぁー。
ようやく並びました。
2019年のノヴェッロボジョレー・ヌーボーです。

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まあ、毎年のことですが、無事並ぶとなんとなくウキウキ(笑)。もっとも毎年今世紀一番の出来ではありませんが(笑)、今年のワインが無事出来たことをお祝いしましょう!

あと、今年生まれの赤ちゃんがおられるおじいちゃん。すぐに2019年に飛びつかないことをオススメします。後から出てくる確実なワインを探すことをオススメします。急いては事を仕損じますぞ(笑)!

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ボジョレー・ヌーボーようやく揃いました(笑)!

Nov 21, 2019 by weblogland |
ボジョレー・ヌーボーようやく揃いました(笑)!

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明日21日が解禁日ですからぎりぎりセーフ(笑)。
まずチェックするのはモリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2019年
。なぜならモリエールは、まず補糖、補酸しないからです。なんたってSO2すら添加しませんから(笑)。それでいて驚異の生命力。段違いですね。
そうそう今年のモリエールのアルコール分は12%。去年は11%でしたから期待持てそうです(笑)。去年ほどアルコール分が低くても1年後に飲んだところめちゃくちゃ美味しかったのです(笑)。
他のものを見ると大体13%。おそらく天然で11.5%ぐらいだったはず。飲む前から困難こと言っては行けませんね。反省
、反省。
とりあえずノヴェッロから始まりボジョレーまで無事入荷いたしました!
ありがたや、ありがたや(笑)。

ちなみにモリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2019年は税込2750円
。ミッシェル・マーレのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2019年は1600円税込みとなります。
明日まで我慢!

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今年2019年のイタリアの新酒ノヴェッロ来ました!

Oct 30, 2019 by weblogland |
うっひゃー!
今並べ終わりました!
今年のノヴェッロです(笑)。

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今年2019年のイタリアの新酒ノヴェッロ来ました!
今日10月30日解禁です!
ラインナップは去年同様の赤3種類、白1種類。
今年は7月前半にヨーロッパを襲った猛暑のために収穫は例年より少なかったようです。ただ収穫までの後半はイレギュラーはなかったようですから、期待出来るかな(笑)?
みなみに、アルコール分チェック(笑)。
●トスカーナのノヴェッロ・トスカーノは12.5%。葡萄はサンジョヴェーゼ100%。1714円税別
●〇マルケのガロフォリは赤、白ともに11.5%。ちょっと低めかな。まあ、ガロフォリの許容範囲ですからオッケー(笑)。そらからラベル・デザインが一新されました。赤はモンテプルチアーノ種、白はヴェルディッキオとトレビアーノ種。赤、白ともに1833円税別
●プーリアのコンティゼッカは13%。葡萄はネグロ・アマーロ。アルコール分はちょっと低めかな?1714円税別

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今年2019年のイタリアの新酒ノヴェッロ来ました!

Oct 30, 2019 by weblogland |
今年2019年のイタリアの新酒ノヴェッロ来ました!
解禁は10月30日になってからですから、とりあえず見るだけ(笑)。
ラインナップは去年同様の赤3種類、白1種類。
今年は7月前半にヨーロッパを襲った猛暑のために収穫は例年より少なかったようです。ただ収穫までの後半はイレギュラーはなかったようですから、期待出来るかな(笑)?
みなみに、アルコール分チェック(笑)。
トスカーナのノヴェッロ・トスカーノは12.5%。1714円税別
マルケのガロフォリは赤、白ともに11.5%。ちょっと低めかな。まあ、ガロフォリの許容範囲ですからオッケー(笑)。そらからラベル・デザインが一新されました。赤白ともに1833円税別
あとプーリアのコンティゼッカは13%。ちょっと低め?1714円税別
気がつきましたが、すべて去年と同じアルコール分でした!
そうするとまあまあ楽しめる出来栄えかな(笑)。
お値段は去年と同じ あっ、消費税分の2%のアップでした。

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ノヴェッロ解禁

Oct 31, 2018 by weblogland |
あー、忙しい!
今日はノヴェッロの解禁日。
ようやく並びました!

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いつもながらのラインナップです(笑)。
あっ、今回はガロフォリの白のノヴェッロが加わってます。ですから4種類。
さて、早速飲まなきゃなりません(笑)。あー、忙しい(笑)。

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今年のノヴェッロは到着が早い!

Oct 25, 2018 by weblogland |
今年のノヴェッロは到着が早い!

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到着が早い→作柄が良い可能性が大(笑)かな(笑)?
まあ、ノヴェッロは出荷日が決まってますから、天候にイレギュラーが生じ収穫を遅らす、またはワインの抽出を良くするため発酵期間を長くする等の処置がし難い。ですから今年のように早めの到着
ですと心配がないのです。とは言え全体にアルコール分が低めですね。夏場は良かったと聞きましたが思ったよりアルコール分が上がってませんね。飲んでみて水っぽかったりすると収穫時の雨が疑われます。でもそんな話は実際聞きませんでしたから、アルコール分が低めのわりに果実味たっぷりのエレガントなスタイルではないかと想像しております(笑)。

ちなみにノヴェッロ・トスカーノ2018年 グラヴェペーザ はいつも通りの12.5%。ティニ・マルケ IGT 2018年 ガロフォリは11.5%。ノヴェッロ・サレント2018年 コンティ・ゼッカは13%。マルケとプーリアがやや低いですね。まあ、ガロフォリに至っては11.5%でも心配なし。だって神ですから(笑)。プーリアも13%ぐらいだとわりとバランスが良かったりしますから問題なしかな(笑)。
順調、順調(笑)。

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今年、2018年のノヴェッロが到着しました!早い!

Oct 24, 2018 by weblogland |
ということは作柄が良かったのかな(笑)?
とりあえず来たのはマルケの神ガロフォリの赤と白。解禁日は10月30日ですから、見るだけ(笑)!
アルコール分のチェック。白は11%で赤は11.5%です。
思ったより低いですね。到着が早目ということは作柄にイレギュラーのない良い歳の証。
ガロフォリは完熟を待ちますから、糖分が上がらない年は到着が遅れることもある(笑)。
品質重視の生産者ですから問題はないはず。きっと葡萄の成育が早かったんですね。
う~ん。
どんな味なんでしょう(笑)?
エレガントでありながら果実味たっぷりのスタイルかな(笑)?
想像が止まらない(笑)!

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ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日です!

Nov 16, 2017 by weblogland |
さあ、明日11月16日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日です!

今年マスキューが扱うヌーヴォーは恒例のミッシェル・マーレのものと、モリエールのヌーヴォーが加わりました。

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モリエールのものはちょっとお高いですが(笑)、それはモリエールだからしょうがないと諦めてください(笑)。かなり美味しいはずです(笑)。多分(笑)。

イタリアのノヴェッロはなかなかでしたが、フランスのボジョレーはどうかな?

春に低温障害を受け、7月には雹でやられ、収穫の大半を失った生産者もいたとか。そして夏後半は暑すぎるくらい暑かったとか。どうやら出来上がったワインにはむらがありそうですね。うんと美味しいものと、酸がなくスカスカになったものに別れそうです。
いかに?

明日マスキューで飲めますから、レッツ・ドリンク!

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2017年のノヴェッロを飲み終わりました

Nov 09, 2017 by weblogland |
昨日ようやく2017年のノヴェッロを飲み終わりました。正確には飲みきってしまいました(笑)。
先週お話したようにトスカーナ、マルケ、プーリアともに良いですね。ワイン自体に余裕があります。無理をした感じがなく、それゆえ十分な酸とアルコールを自然に得た感。特に驚いたのはトスカーナのノヴェッロ。このグレヴェペーザのノヴェッロはちょっと天候が悪いとすぐに出来映えに影響します(笑)。細さが目立つタイプ。最初飲んだ印象ではガロフォリやコンティ・ゼッカの強さに圧倒されましたが、時間が経つと今までに経験したことのないしっかり感。おもった以上に酸がありました。

うーん。

そうすると2017年は全体に良い可能性大(笑)。まだ北イタリアは飲んでいませんが、トスカーナが良ければ大体北イタリアも良いかと(笑)。

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ノヴェッロ飲みましたよ(笑)!2017

Nov 05, 2017 by weblogland |
まず、トスカーナのノヴェッロは細い感じがありません。芯がしっかりしてます。いつにない出来。サンジョヴェーゼらしさも明瞭。

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マルケのガロフォリのノヴェッロは全くイレギュラーを感じさせません。ここ数年で一番良いかも。全てに無理がなく欠点を感じません。13%のアルコール分は伊達じゃない(笑)。モンテプルチアーノらしさ全開(笑)。ノヴェッロがM.C.をかけるようにレギュレーションが変わってからようやくスタイルが確定したかのようです。

そしてプーリア コンティ・ゼッカのノヴェッロ。物凄く良い出来ですね。濃度感が半端ない(笑)。2017年のプーリアはかなり良い作柄に違いありません!

全体に2017年のイタリアは期待出来そうですね(笑)。イタリアって2007年も良かったし、末尾に7がつく年は良い作柄みたいです(笑)。フランスとは逆になるかな
(笑)?

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ノヴェッロ3種類

Nov 02, 2017 by weblogland |
今、マスキューのカウンターの上はこうなっています(笑)。
ノヴェッロ3種類です。

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よく考えてみるとこのラインナップは不動(笑)。ずーっと続いてますね。何時からか思い出せません(笑)。まあ、昨日の晩ごはん何食べたかも思い出せない私には思い出すのは無理ですね(笑)。恐らくインポーターさんがこれらのワインを輸入始めた最初から続けています。あっ、でも一度ティニ・マルケ・ロッソのノヴェッロを間違えて白が来ちゃったことがあった(笑)。

まあ、今年の新酒を飲むことが出来て、感謝!

今週末に一度に3本開けますから、是非お立ち寄りくださいね(笑)。

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今日27日イタリアのノヴェッロが届きました!

Oct 28, 2017 by weblogland |
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でもですね、今日は試飲会の当日。この忙しいときに…トホホ(笑)。

とりあえずアルコール分チェックです。

まず、ノヴェッロ・トスカーノ2017年 グラヴェペーザ は12.5%。去年と同じですね。それから、ノヴェッロ・サレント2017年 コンティ・ゼッカ は13%。これも去年と同じです。まあまあかな(笑)。
そして、ティニ・マルケ IGT 2017年 ガロフォリ は13%。おっ、去年より0.5%高いですね。13%まで糖分が上がるのは久しぶりですね(笑)。ちょっと思い出せないくらいです。2017年のマルケは期待大かな(笑)。
とりあえずあまり前評判の良くない2017年ですが、イタリアは大丈夫そう。
あー、良かった(笑)。

でも、まだ見ただけですから(笑)、私の言うことを信じないように(笑)。

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2016年のイタリアのノヴェッロ-テイスティング記録

Nov 10, 2016 by weblogland |
今年、2016年のイタリアのノヴェッロはまあまあの出来でした(笑)。
あー、良かった(笑)。
前評判が悪かっただけにホットしました(笑)。2015年ほど良くはありませんが、2014年ほど悪くない印象。
通例の出来かな(笑)。

今回面白かったのはガロフォリのノヴェッロです。ここ何年かガロフォリはマセラシオン・カルボニック法でノヴェッロを造るようになりましたが、発酵が終わるかいなかの段階で瓶詰めしていたようでワインに発酵臭が若干残る傾向でした。気にしない方からすればなんと言うことない話ですが(笑)。

ところで、今回2016年は発酵臭がしません。発酵臭が綺麗に抜けてます(笑)。発酵後から瓶詰めまでにしばらく時間を開けたかのようです。

到着が遅れた原因はこれかな(笑)?

ですからキャンディーっぽさも例年ほどはしませんが、ワインに落ち着きがある(笑)。飲みやすくてグイグイ行けます(笑)。ガロフォリがこんなに飲みやすいノヴェッロっを造るとは!なんて感動しながらあっという間に1本空けちゃいました(笑)。

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2016年のイタリアのノヴェッロ

Nov 02, 2016 by weblogland |
よーやく揃いました!

2016年のイタリアのノヴェッロです。

2016年のイタリアのノヴェッロ

今回はマルケの『神』ガロフォリのノヴェッロが入荷遅れ、今日1日着。焦りましたね(笑)。

とりあえずアルコール分チェック。

トスカーナのグラヴェペーザは12.5%。去年と同じ。まあまあですね。プーリアのコンティ・ゼッカは13%。これも去年と同じ。暑い産地は安定してる。
マルケのガロフォリは12.5%。最後の最後まで粘ったようですね(笑)。

どれも2015年並みの糖度ですね。

今年は糖度不足が心配されましたが、どれも2015年並みの糖度まで上げてきました。かなり頑張ったのかな(笑)?

とりあえずホッとしております(笑)。
今週末にマスキューの店頭でノヴェッロのミニ試飲会しますからね(笑)。ご来店くださいませ!

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リリースが早まったのに追いつかなかったようです

Oct 27, 2016 by weblogland |
どっひぇー!
昨日はノヴェッロが到着したことに、「ひょえー」でしたが(笑)、今朝ガロフォリのインポーターさんから電話がありました。

インポーターさん「マスキューさん。大変申し訳ありませんが、ガロフォリのノヴェッロの到着が遅れます!スミマセン!」

私「どっひぇー!」

インポーターさん「リリースが早まったのに追いつかなかったようです」
私「ギりギりまで収穫を遅らせたんですね。」
インポーターさん「今年は糖度があがりにくかったので収穫を遅らせ糖度をあげたようです。品質的には昨年並の出来だと。ただし解禁日には間に合わなかった。ゴメンナサイ。」
私「そうだよね。解禁日なんて売る方の勝手なんだから(笑)。仕方ないですね。つまらないワインを造られるよりマシですよ(笑)。天候と『神ガロフォリ』には勝てません(笑)。」

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ノヴェッロがもう届きました

Oct 27, 2016 by weblogland |
ひょえー!

今年2016年のイタリアのノヴェッロがもう届きました!

イタリアのノヴェッロ

毎年お届けしているトスカーナのグレヴェペーザとプーリアのコンティ・ゼッカのノヴェッロです。
今年の解禁日は10月30日とまたまた早まった(笑)。
今週末の試飲会の準備でバタバタしてるところ、今度はノヴェッロ(笑)。
どないしましょ(笑)?

さすがに今日は箱を開ける気にならない(笑)。
明日あたりガロフォリのノヴェッロも来るはずですから、全部揃ったら
箱を開けて確認しましょう。解禁日の30日は日曜日だし、間が悪いなぁ(笑)。
忙しい時は重なるものです(笑)。

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試飲会ラインナップは明日来るサンプルを飲んで最終決定

Jul 22, 2016 by weblogland |
今日は涼しくて楽でしたね(笑)。
ところで来週末はマスキューの店内試飲会です。ラインナップはほとんど決まっていますが、明日来るサンプルを飲んで最終決定です(笑)。
ところで今日はイタリア・ワイン専門のインポーターさんがご来店くださいましたので今年の作柄情報を聞きました。
私「今年はイタリアも良くないって聞いたんですが、どうですか?」
インポーターさん「イタリアって面白いのが、作柄がひとまとめに言えないところです(笑)。2014年なんて悪い悪い言われましたが、シチリアなんてべらぼうに良かったんですよ(笑)。あと生産者により差が大きいですよね(笑)。」
私「2014年のガロフォリなんて神がかってましたよね(笑)。ノヴェッロが11%しかアルコール分が上がらなかったけど、それ以外のレギュラーワインはいつもどうりの出来栄えでしたもんね(笑)。」
インポーターさん「国土も広いし生産者の意思も多様だから、我々はあまりヴィンテージに気を使わないんですよ(笑)。」
私「もっともお宅は良い生産者ばかりだからですよ(笑)。ところで今年はどうですか?」
インポーターさん「南イタリアはかなり暑くて収穫が早まりそうです。ただ収穫がバカンス時期と重なるとマズイです。バカンス時期に人手が集まらないんです。」
私「みんなお休みだからですか?」
インポーターさん「いえいえ。みんなフランスの避暑地にアルバイトに行くんですよ。皿洗いやら下働きなんですが。」
私「なるほど!急に召集かけても無理ですね。また、お宅の生産者は手摘みのところばかりだから大変だ(
笑)。」
インポーターさん「そーなんですよ
(笑)。収穫時期を逃して畑の葡萄がはぜたらもう全部ダメになりますから、笑い事じゃないんですよ。」

失礼いたしました。

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桝久 試飲会リポート 前半 201604

May 02, 2016 by weblogland |
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました。休みもかかりましたので、遠方よりウェブのお客様がわざわざお越しくださいました。冥利につきます。ありがとうございました!天候にも恵まれ助かりました。

まずは桝久定番のハンガリーの白ワイン
○トカイ フルミント ドライ 白 2014年 シャトー・デレスラ
販売価格(税込): 1,296 円
ハンガリー D.H.C.トカイ スクリュー・キャップ 750ml
「マスキユーさん!このワイン沢山飲みましたよ(笑)。いつ飲んでも美味しいから必ず冷蔵庫に入れてある(笑)。安いし(笑)。」
「え~と。ヴィンテージが違うと味わいも変わるんですか?そんなに高いワインじやないし(笑)。ヴィンテージが変わると味がかわるのは高級品だけじゃないんですか?」
私「とりあえずお試しください(笑)。」
「あ~、旨いね(笑)。口の中に一気に広がる(笑)。薄くないし。この季節にぴったりかな。」
「スッゴくしっかりしてるけど、強さが乱暴じゃないんだよね。余韻だって長いよ(笑)。」
「酸っぱいだけじゃないよね。旨みがちゃんとある。」
「樽熟成したゴージャスなワインじゃないけど、味、香りともイイよね(笑)。」
「飲むと元気出るね(笑)。」
「植物の香りや塩辛さもあるし、ワインの粘性も高いですよね。」
家内「アスパラや春野菜、あと煮込んで甘味が増した野菜に合いそうです(笑)。豚肉を塩で味付けしたものは鉄板かな(笑)。」
私「冷涼で寒暖差があり、日照時間の長さを感じる産地のワインですよね(笑)。」
「ドイツワインにも似てるけど、ドイツほどは寒くない感じですよね(笑)」
「マスキユーさんこれは2014年ヴィンテージですけど2013年ヴィンテージとはどう違うんですか?」
家内「今回お出しした2014年ヴィンテージは常温で飲んで頂いてます(笑)。2013年は冷して飲んで頂きました。ヒント(笑)。」
「マスキゥさん、技を出しましたね(笑)。」
私・家内「ヘヘヘ(笑)。」
私「このワインは2013年のヴィンテージではフルミント85%、シャルガ・ムシュコタイ15%。2014年になるとさらにハールシュレヴェリュが加わりました。(変な品種名なのでシドロモドロ)」
「ということは設計図が変わったということですか?」
家内「基本的には大きく変えた訳ではないのですが、飲んでみてこのワインの株は上がった(笑)。ほんの少しのさじ加減だと思いますが。」
「う~ん。たしかに。これは質が上がったということなんですか?」
私「厳しい質問ですね(笑)。味わいイコール質とすれば、質が上がったと言っても良いと思います。テクニックで騙すのはダメですが(笑)。」
「このワイン、香りと味わいが同じなんですよね。」
「マスキユーさん。なんでこのワイン安いんですか?」
私「コストに競争力があると言えばそうなのでしょうが、ブランド戦略もあるような気がします。今のパトロンはシャンパンのハイパー・エドシックですから(笑)。」
「どんな戦略なんですか?」
私「美味しくて安いなら、もっと上級品に進みやすい。この値段でこの味なら、上級品も美味しいに決まっているはず!と言うことかと(笑)。」
家内「最上級品にはエッセンシアがありますからね(笑)。ただこの辛口の白ワインと貴腐ワインは畑が違うと思うんです。行って見てみたいワイナリーです。」
私「貴腐ワインは傾斜地で栽培されますが、このワインは平地の効率の良い畑でなくては採算は取れないと思います。あとで調べてみますね。また、知りたいことが増えました(笑)。」
めでたく本日のトップセラーとなりましたが、在庫がすべて売れてしまいご迷惑おかけしました。誤算お許しくださいませ。連休明けには再入荷予定です。

さて、次は『神』ガロフォリの登場です(笑)。
○マクリーナ 2014年 ガロフォリ
販売価格(税込): 1,758 円
イタリア マルケ 白 ヴェルディッキオ・デ・カステル・ディ・イエージD.O.C. 750ml
「ほっほっ~。これが『神』ですな(笑)』
「私もずいぶん『神』飲みましたね(笑)。」
「ふくよかだなぁ(笑)。トカイとうって変わって暖かい産地だね。トロピカルで甘さをたっぷり感じるよね(笑)。」
「トカイは白い果実味だけどこれは黄色だよね(笑)。マンゴーなんかかな?」
「色も濃いしね。大きさがあるよね。」
私「2014年は作柄が良くなかったんです。夏場から秋までダメ。よくここまでのワインを造ったとビックリしてます(笑)。2014年のガロフォリのノヴェッロは11%くらいしか糖度が上がりませんでした。このワインはノヴェッロのようにスケジュールが決まっていませんから、収穫を遅らせてここまでに仕上げたようです。」
家内「まあ、もうワインは完全に出来上がっていますから、長く寝かせるようなワインではありませんが。」
私「ガロフォリは補糖したり補酸したりしませんから作柄がダイレクトに出やすいのですが、常に作柄以上の出来映えのワインを造ります。」
「ミネラルや塩辛さもあるし複雑ですよね。魚介類に合うんだろうな。海岸部の産地だしね(笑)」
私「パエリアなんかも鉄板ですよ(笑)。」

さて次はマスキユーが取り扱う数少ないアメリカ産ワインです(笑)。
○レコールNO.41 セミヨン 2013年
販売価格(税込): 2,500 円
アメリカ ワシントン州 コロンビア ヴァレーAVA 白 750ml
私「何年か前に試飲会に出しましたが、ラベル・デザインも変わりましたので久しぶりの登場です。たまにはよろしいかと(笑)。」
「これ美味しいんだよね(笑)。特徴的だしね(笑)。」
「すごく飲みやすい(笑)!ゴージャスだし(笑)。」
「これアルコール分何%ですか?私にはちょっと辛いな。」
私「14.5%あります。これがアメリカのワインの特徴で欠点でもあります。」
家内「アメリカ人は13.5%のアルコール分が一番アルコリックに感じないそうです(笑)。」
「日本人とは違うんだね(笑)。」
私「ただアルコール生成の過程で甘く感じるグリセリンが多量に出来ますから、それでバランスをとるスタイルです。ニュー・ワールドや今風の濃くて酸のないワインも同じです。」
「う~ん。でも騙されても良い出来映えだよね(笑)。」
「アメリカ嫌いのマスキユーさんが何故このワインを扱うか?解るような気がします(笑)。セミヨン100%で特徴的ですもんね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。セミヨンのセックで完成したスタイルかと。」
「そーだよね。セミヨンというとソーテルヌやソーヴィニヨン・ブランの隠し味的な使われ方したものばかりだよね。」

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桝久 試飲会リポート 後編 201510

Nov 03, 2015 by weblogland |
さて次は斬新な南仏ラングドックの赤ワイン!
造り手はお馴染みのコンダミン・ベルトランです!


●ラ・ヴューロイヤル2013年 シャトー・コンダミン・ベルトラン フランス ラングドックA.O.P. 赤 750ml 2314円税込み
「スッゴく柔らかで、アロマチック。大きいし、素直に旨い。」
「飲みやすい!」
「綺麗。ガロフォリのノヴェッロに共通した何かを感じる。」
私「雑味がありませんよね。ガロフォリ同様果汁を無理にプレスした印象がありません。あと果実味のディテイルが明瞭ですね。赤さがあり、チェリーやベリーのニュアンスが綺麗です。」
家内「とてもラングドックのワインとは思えませんよね(笑)。暖かさは感じますけど、ブラインド・テイスティングしたら外しました(笑)。」
「このワイン セパージュはグルナッシュですよね?」
私「じつはシラーがメインです。私も間違えました(笑)。いかにもグルナッシュらしいし、シラー独特のスパイシーさがありません。ラングドックらしくないですよね(笑)。」
「そーなんですか。こりゃわからん(笑)。」
私「このワイン、醸し期間が15日と少し長くこの間毎日3時間人間が足踏みして葡萄を潰しています。ただそれがワインにどのような影響を与えているかは、私には解りません(笑)。」
家内「発酵温度が15℃とかなり低いことは影響しているようですが。」
「タンニンの抽出には固執してないですよね?ありがちなドロドロ感がない(笑)。」
「このワインは熟成はステンレス・タンクですか?」
私「フレンチ・バリックの新樽を使っているとのこと。開けたてだと全然わからないですよね(笑)。」
「へぇー。わからないですね(笑)。そうするとワイン自体は強いんですね。」
私「強さはありますね。新樽使わなくてもよさそうなくらいですよね(笑)。」
「強さはあるけど、タニックじゃないよね。」
私「おっしゃる通りです。ベルトランは基本的にはタンニンの抽出に腐心するスタイルですから、よけい謎です(笑)。ただ、一昔前にバリックを回転させながら発酵したり、斬新なチャレンジをする生産者ですから何か意図がありそうです。」
「このワイン、コスト・パフォーマンス高いですよね(笑)。」
私「これもベルトランらしい良心的な価格です。ジェネリック・キュヴェのモンテガード同様ですね。」
「モンテガード随分飲んだなぁ(笑)。あれも旨味があるし、共通してると言えばしてるかな?」
私「色々疑問はあるのですが、単に作柄の性かも知れません(笑)。いずれにせよ好奇心掻き立てられます。かなりワインは良く、コストパフォーマンスも高い点が更に好奇心を刺激します(笑)。妄想してしまいそうです?」

そして王道を行く手強いマディランの登場です!
●シャトー・ダイディ ファミーユ・ラプラス 2010年 フランスシュ・ド・ウエスト南西地方 赤 マディランA.O.P. 750ml 2870円税込み
「おー、2010年ですか。グラスにつくグラが凄いですね(笑)。色も濃い。」
家内「ちなみにアルコール分は14.5%です。マディランも夏場暑かったようです。」
「全体の大きさがデカイ(笑)。タンニンもデカイけど締まってるよね。」
私「産地の冷涼さも感じますよね。」
「マスキユーさん、それ何となく解った(笑)!柔らかくて優しくないってことですか?うーん。シビアと言うべきかな?」
私「おっしゃる通りです。これでも早く飲めるように造られてますが、手強い(笑)。」
「ボルドーワインに似ていますが、セパージュは何ですか?」
家内(待ってましたとばかり)「タナ種100%です!私が何故タナを愛するかと言うと(俄然力が入る)、タナは単一でボルドーのような複雑さを成しうるからです!」
私「クラシックな造りだと20年はかかりますが(笑)。このワインはこれでも今風。ようやく飲み頃に入ったところかな?」
「マスキユーさん!最近ブリュモンからダイディに乗り換えたんですか(笑)?」
私「なんと鋭い?ブリュモン高級過ぎるようになりましたし、あと飲みやすすぎる(笑)。物足りなく感じるようになったんですよね。ブリュモンが悪いのではなく我々の舌の性です(危ない危ない)。」
「ダイディは飲み手を選ぶワインですな(笑)。
ボルドースタイルですけど、こんなスパルタンなボルドーって最近見ませんよね(笑)。」
「どんな料理に合わせるのか?高級なレストランの料理に合わせるしかなさそう(笑)。家庭料理じゃ無理かな?」
「少なくとも肉!今流行りの塊肉!(笑)」
「どの部位がイイかな?」
私「それってまさにマディラン辺りの人々の発想ですよ(笑)。センス良いスタイルですね!」
家内「徹底的に煮詰めたカスレなんか食べながら飲んでみたいですね。カスレの豆と肉に良く合うはずです。食べたくなった(笑)。」

本日のトリは圧倒的なジゴンダスです(笑)!
●ジゴンダス“グラン・ロマーヌ”キュヴェ・プレスティージュ 2011年 ドメーヌ・ピエール・アマデユー
フランス ローヌ 赤 ジゴンダスA.C. 750ml 4257円税込み
「おー!香りからして違う(笑)。香りに重さ質感がある。」
「隙間がないよね(笑)。」
「飲むとまた凄い(笑)!凝縮感が凄いね。」
「舌の上にコンモリとタンニンが鎮座しておりまする~。」
私「壮麗と言うヤツです(笑)。」
「マスキユーさん!凄いワインだと思いますが、凄く飲みやすい(笑)。何故?」
「高いワインって飲みやすかったりするんだよね。」
「マスキユーさんがブログで、悔しいくらい飲みやすいと言ってた訳が解りましたよ(笑)。」
私「ちなみにアルコール分は15%もあります。」
「えー!そんなにあるんですか?アルコールっぽくないですよ?」
家内「このワインはこれで折り合いがついているってことかな。」
「グルナッシュのニュアンスがハッキリ出ている。チェリー、ベリー、プラム
ジャムっぽさもあるかな。」
私「さすが!おっしゃる通りです。畑の標高が高いので酸がよくのっていますから、明瞭さがあります。あと標高の高さ故収穫を遅く出来ますからジャムっぽさもあります。」
「力が強いけど、力づくじゃないのがイイ(笑)。バランスが良いよね(笑)。」
「これだかアルコール分が高いと、アルコリックになったり、酸が足りなくてスカスカになったりしがちだけど。すばらしい出来映えだよね。」
「余韻だって只者じゃない(笑)。いつまでも続く。」
家内「アマデューは畑が130ヘクタールとジゴンダスの10%ほども所有してます。」
「えー!そんなに大きいんですか?」
私「所有している畑は標高の高い山の上なので、それに特化しています。この辺が秘訣かと。ドメーヌの規模の割りにキュヴェ数が少ない点頷けます。」
家内「初代のピエール・アマデューの先見の明かな(笑)。ジゴンダスがA.O.C.に昇格した立役者と言われています。ジゴンダスがブルゴーニュの混ぜ物として使われることが許せなかったんでしょうね。」
「えっ!そんなことあったんですか?」
家内「70年代まで普通にやってたようです。それもグラン・クリュに混ぜたようです。」
「酷いことするんだな(笑)」
私「ジゴンダスのポテンシャルの高さをプロは知っていたと言うべきかな(笑)」


どうもありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前編201511

Nov 02, 2015 by weblogland |
昨日一昨日とご来店ありがとうございました。今月は一時に集中せず、割りとゆったり(笑)、あおられずにすみました(笑)。全部で7本ですから、グラス洗いが間に合わなくなるかと恐れてましたが無事終了しました(笑)。ありがとうございました!

「マスキユーさん、今回はほとんど赤ばっかりですね。待ってましたね(笑)。」
私「おっしゃる通り。解りました(笑)?この季節になるのを虎視眈々と待っておりました(笑)」
のっけから私の意図はバレバレでのスタートです(笑)!

まずはロゼのランブルスコです。
◎クエルチオーリ・レッジアーノ ランブルスコ ロザート ドルチェ メディチ・エルメテ イタリア エミリア・ロマーニャ ランブルスコD.O.C. 微発泡 ロゼ 甘口 750ml 1165円税込み
「あー、これですね。名前の難しいヤツ(笑)。」
私「まだ上手く言えません(笑)。」
「色も綺麗だし、瓶もカッコイイ(笑)。」
「味も見た目通り(笑)。でも、思ったより甘くないよね。」
「薔薇とかチェリー、苺のニュアンスがフレッシュでイイねえ(笑)。軽やかさもイイ。」
「女子会必須アイテムだな(笑)。ワインデビューする方には良いね。絶対にワインを好きになる(笑)。」
「甘さもベタベタじゃないから、食事に合わせられますよね?」
私「残糖分が1リットル中50gほどありますが、リンゴ酸がしっかり入ってるので甘さが目立ちません。ガスが入っていることと強く冷していることも甘さを押さえています。」
「なるほど、供出の際のテクニックですね(笑)。」
「マスキユーさん、これってアルコール分は何%ですか?アルコール入っていないみたいよね。危険(笑)。」
私「8%です。」
「最近流行りの高アルコール チューハイ並みなんだ。」
「あれはアルコールっぽさ満点だよね。いかにもアルコール飲んでる感じ(笑)、でもこのワインは同じ位のアルコール分だけど全然アルコールっぽさが無い。」
私「そーなんです(笑)。このワインの良さかと。」
「フルーツやデザートあとクリーム系には幅広く合いそうですが、食事だと何に合わせますか?」
私「甘辛ダレには上手くいくような気がします。例えば焼き肉のタレ。すりおろしたリンゴやハチミツを隠し味に使えば完璧に合うはず。」
家内「料理にリンゴ酸を加えるのがポイントかな。豚の角煮にリンゴを一緒に煮ると凄く合いますよ(笑)。」
「リンゴ酸はりんごから(笑)。」
私「レモンでも良し!」
「普段食べる煮物なんか割りと砂糖も使いますから甘口ワインでも遭わないはずがない。」
「フランス料理のセオリーに合わせる必要は無いですよね(笑)。『料理に砂糖使わないからワインもドライでないといけない』ってやつね(笑)。」
「日本酒だって甘いんだから、特段無理な話じゃないですよね。」
私「さすが慧眼!」
「ランブルスコって甘いイメージが強かっんだけど、これは甘さ加減が許せるかな(笑)。赤のランブルスコみたいに生ハムにも合いそうだしね(笑)。」
「屋外で楽しむのもお洒落かな(笑)。」
「T.P.O.の幅も広いよね(笑)。これもワインの楽しみ(笑)。」
私「そうそう。飲むだけが楽しみの全てじゃありませんよね(笑)。どんなシュチュエーションで誰と飲むかは大事だし、楽しみになりますよね。」

マスキユーのお客様の味覚の幅広さには感謝感謝でした。楽しむことを熟知されています。甘口の食中酒の提案に鋭く反応していただきました!

さて次は本日の穴(笑)。
●フィンカ・エンゲラ キュヴェ・タカ 2012年 ボデガス・エンゲラ スペイン 赤 ヴァレンシアD.O. 750ml 1000円税込み スクリュー・キャップ
「あれ?このワイン割りと安いですよね(笑)?」
「そんなにゴージャスじゃないけど、美味しいよ(笑)。」
「スッゴく飲みやすいよね。セパージュは何ですか?」
家内「モナストレル100%です。バレンシアの地場品種です。クラシックな造りのモナストレルですと飲み頃になるまで20年くらいかかります。」
「えー!そんなにかかるんですか?」
私「あまり香りは立ちませんが、柔らかでたっぷりした舌触りは美味しいですよ。シンプルに美味しいスタイルです。これもシンプルな点は受け継いでいますが、技術のイノヴェーションの賜物ですね(笑)。」
「でも、あまりいじった感じはしないですよね?余韻や広がりも綺麗だし。」
私「さすが!元々農薬を加えないでも栽培出来る気候を上手く利用しています。暑いし風も強いので、草は生えにくいし虫も風に飛ばされる(笑)。」
「木樽のニュアンスが心地良いよね。チョコレートっぽくてしかも過剰じゃないよね。」
家内「これもミソです(笑)。新樽で3ヶ月だけ熟成させてます。なかなかの業師です(笑)。」
私「新樽を使うと単純にワイン1本あたり200~300円ほどコストがかかります。」
「このくらいの価格のワインですとオーク・チップでごまかすけど(笑)、違うんですね(笑)。」
私「実際に売価以上のランクのワインです。ただあまり高級過ぎて売れませんでした。そんなこんなでお付き合いの長いインポーターさんのご厚意で安く販売する運びとなりました。」
家内「ラベルに書いてあるキュヴェ・タカは、インポーターさんの社長高橋さんのタカです。」
「ほう~。じゃあ高橋さんに感謝しなきゃ(笑)。高橋さんありがとうございます(笑)。」

そして本日解禁のイタリアの新酒 ノヴェッロです。昨年の2014年とご一緒に比べていただきます!
●ティニ・マルケ IGT 2015年 ガロフォリ
販売価格(税込): 1,980 円
イタリア マルケ ノヴェッロ 航空便 赤 750ml
私「まずその前に変更のお詫びとお知らせです。本日の順番ですが、当初ノヴェッロは2番目でしたが、急遽フィンカ・エンゲラの後にしました。理由は飲んでいただけると…。」
「あー、どっちも旨い(笑)。よくにてるけど違う(笑)。確かに同じ人が造ったワインだね(笑)。」
「うーん。2015年の方が甘くてフレッシュかな?でも、2014年の方がこなれて飲みやすいかな(笑)。」
「一年たってもこんなに美味しいんだ!?2014年ありますか?」
私「残念ながら2014年はお勉強用しかありません(笑)。スミマセン。」
「どちらも雑味が無くて旨味タップリ(笑)。マルセル・ラピエールのボジョレーに似ていますよね。品種はガメイ種ですか?」
家内「このノヴェッロはモンテプルチアーノ種100%です。」
「キャンディーみたいだしボジョレーヌーヴォーって言われてもわからない(笑)。」
「そうそう!しかも高級なボジョレーヌーヴォー(笑)。」
私「M.C.(マセラシオン・カルボニック)をかけると共通な味わいになるようです。ただしこのワインは開けてから3日ほどするとモンテプルチアーノ種由来のラズベリーの香りに変わってきます(笑)。まだ3日経ってませんか(笑)。」
家内「あとこのノヴェッロはマルセル・ラピエール同様に果汁をプレスした感じが無いですよね。雑味がありません。」
「マスキユーさん、2014年と2015年はどう違うのですか?」
私「2014年はアルコール分が11%、2015年はアルコール分は12.5%です。」
「2014年は糖分の上がらない作柄ということですか?」
私「おっしゃる通りです。2014年は当初たくわんのような香りが強く、癖がありました。今飲むとほとんど感じません。恐らく発酵臭由来の癖だと思います。」
「そうそう。あの匂いはびっくりしましたね(笑)。でも今飲むとわからないですね。」
私「2014年はアルコール分を上げるために収穫を遅らせたので瓶詰めまでの期間が短かくなりワインに発酵臭が残ったのだと思います。2015年はそうしたストレスがなくイレギュラーの無い作柄だと思います。」
「これだけ旨いとフィンカ・エンゲラの後にしないとフィンカ・エンゲラが可哀想だね(笑)。」
私「(苦笑い)」

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2015年今年のイタリアの新酒ノヴェッロ

Oct 28, 2015 by weblogland |
来たよ、来たよ、来ましたよ!
何が?って
2015年今年のイタリアの新酒ノヴェッロです(笑)!

さてさてまずはアルコール分チェック。
まずノヴェッロ・トスカーノ2015年 グラヴェペーザは12.5%です。いつもと同じ(笑)。
そしてティニ・マルケ IGT 2015年 ガロフォリは12.5%です。去年は11%と苦戦しましたが、今年は大丈夫そうですね(笑)。だってガロフォリの場合11.5%あれば十分ですから期待大。一昨年が11.5%で素晴らしい出来でしたもんね(笑)。
ノヴェッロ・サレント2015年 コンティ・ゼッカは13%。去年は12.5%でちょっと物足りなかったでしたが、今年は本来の状態のようですね。
どうやら2015年は2014年より良かったようですね。ほんとはもう少し全体に糖度が高いかと予想してましたが(笑)。イレギュラーのない折り合いの良いヴィンテージかもしれません。
さあ、あとは30日に飲むのみ!
楽しみだなぁ~(笑)。

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試飲会のラインアップ決まりました!

Oct 26, 2015 by weblogland |
試飲会のラインアップ決まりました!



今月末10月30、31日のマスキユー店内試飲会のラインアップ決まりました。
今月は新着ワインです。
新着といえば10月30日はイタリアのノヴェッロの解禁日!
間に合いましたね(笑)。じゃあ、ノヴェッロも入れちゃいましょう。3種類来ますが、何にしましょうか?やはり一番のクオリティーを誇る『神』ガロフォリのノヴェッロ・マルケ・ロッソ2015年ですよね(笑)。実は2014年が1本とってありますから、比べてみましょう!

まずは新着のロゼ・ランブルスコ。甘くてチャラいと言うなかれ(笑)、名手メディチにかかると、全てに納得の出来なのです。この全てにミソがあります(笑)。

◎クエルチオーリ・レッジアーノ ランブルスコ ロザート ドルチェ メディチ・エルメテ イタリア エミリア・ロマーニャ ランブルスコD.O.C. 微発泡 ロゼ 甘口 750ml 1165円税込み

ランブルスコで初めてトレ・ヴィッキオレを獲得したメディチ、今やランブルスコの第一人者です。甘さ加減が日本人好みでマスキユーの定番として長く扱わせていただいています。
このワインは甘口のロゼ・スパークリングです。アルコール分も8%と低く、色通りの果実味には誰もが魅了されるはず。
強めに冷やすと味わいは一層引き立ちますし、デザート感覚で楽しめます。女子会必須アイテムですね(笑)。
瓶を眺めているだけでも楽しめるキャッチーさは、さすがイタリア(笑)!

ティニ・マルケ IGT 2015年 ガロフォリ
販売価格(税込): 1,980 円
イタリア マルケ ノヴェッロ 航空便 赤 750ml

マルケ随一の生産者として高名なガロフォリが造る新酒です。


ブランド名の『ティニ』は解放式の発酵樽を意味します。ということは特別な新酒造りをしたワインではありません。ガロフォリが普通に造ったワインを早めに瓶詰めして販売している風情なのです。ですから旨いのは当たり前(笑)。

ガロフォリはヴィンテージの悪い年でも補糖はしないため、アルコール分は11.5%13.5%ほどの範疇で収まります。いつも13%ということはありません(笑)。また作柄の悪い年に11.5%のアルコール分しか上がらないがらない場合でも、驚くほど濃密なワインを造ります。神業としか言えません。 こんなところに惚れてマスキューでは長年扱ってきました。

2010年以前は、このワイン、リリース後一年くらい経ってから飲むのがとても旨い(笑)。購入された方はじっくり三日くらいかけて味わうことをお勧めしました。ブランド名の『ティニ』は解放式の発酵樽を意味します。ということは特別な新酒造りをしたワインではありません。ガロフォリが普通に造ったワインを早めに瓶詰めして販売している風情なのです。ですから旨いのは当たり前(笑)。
モンテプルチアーノ種らしいラズベリーの香りが、途方もない量詰まっているのが実感できました。

ところが、2011年からスタイルが変わり新酒っぽいフルーティーなスタイルでした。2012年は完全なボジョレースタイル。マセラシオン・カルボニックを完璧に行っているようです。ブラインドだとボジョレーとしか思えないスタイル。でも、こんなに美味しいボジョレー・ヌーヴォは見当たらない(笑)。旨味の厚みが素晴らしい!モンテプルチアーノ種100%で造ってもガメイのようになる不思議。
やはり第二アロマは偉大?今年は如何か?
2014年は11.5%しかアルコール分は上がりませんでしたが、2015年はいかに?
秘蔵(笑)の2014年と2015年を比べれば、作柄の差が
良くわかるはず!
一緒にお勉強しましょう(笑)。


●フィンカ・エンゲラ キュヴェ・タカ 2012年 ボデガス・エンゲラ スペイン 赤 ヴァレンシアD.O. 750ml 1000円税込み スクリュー・キャップ

スペイン ヴァレンシアのボデガス・エンゲラ。スペインらしからぬ飲みやすさが好評で、かつてマスキユーの定番ワインでした。たしか人気が出て価格が高くなり扱いを断念しました(笑)。
このワイン キュヴェ・タカは輸入元のアグリの社長高橋さんの特別注文品。ですからキュヴェ・タカ(笑)。
葡萄園の標高700mのところで栽培されたモナストレルだけで造られています。味わいは驚きの飲みやすさ(笑)。あのモナストレルがこんなに飲みやすくなるとは!低温での管理を徹底し(ちなみに発酵温度はなんと21℃と超低温)、醸しは2週間と短くし、ポンピング・オーバーで発酵を促しています。植物性(豆由来)プロテインで清澄し、低温で安定化をはかるとのこと。
なるほど、こうするとあのモナストレルも飲みやすくなるのですね。技術のイノヴェーションがありました。
あとフレンチ・オークの新樽で3ヶ月のみ熟成しています。無理に樽香を引き出さない配慮はグッド(笑)。高橋さんの注文かな(笑)?


今回入荷ワインは在庫限りのスポット品ですので、完売の節はお許しくださいませ!



ラ・ヴューロイヤル2013年 シャトー・コンダミン・ベルトラン フランス ラングドックA.O.P. 赤 750ml 2314円税込み

ラングドック約束の地ペズナス。ラングドック・グラン・クリュを名乗れる銘醸地です。マスキユーではシャトー・フォンドゥースやこのシャトー・コンダミン・ベルトランを長く扱っております。

コンダミン・ベルトランというとタンニンをしっかり抽出さたベビーなワインが持ち味ですが、このラ・ヴューロイヤルは趣がちょっと違います。旨みに溢れたエレガントなスタイル。甘美さと生き生きとした味わいが特徴的。南フランスっぽくないほど(笑)。
セパージュはシラー84%、グルナッシュ8%、カベルネ・ソーヴィニヨン8%。
味わいにシラーのベリーの香りがとても良く出ています。
手摘みで収穫後プレス前に除梗。そして、なっ、なんと1日3時間足踏みで葡萄を圧搾。この作業を15日間繰り返し、タンクでの発酵に進みます。熟成はフレンチオーク樽で12ヶ月行います。
コンダミン・ベルトランは以前、木樽を回転させて発酵されるなど斬新なことをするドメーヌですが、こんどは足踏みとは!
やってくれますね(笑)。
でもこの過程がこの味わいに結びついているのなら、大賛成です(笑)。ただにわかには理解出来ませんので、好奇心が掻き立てられて困っています(笑)。研究の余地ありなのです!

シャトー・ダイディ ファミーユ・ラプラス 2010年 フランスシュ・ド・ウエスト南西地方 赤 マディランA.O.P. 750ml 2870円税込み

マディランの2大巨頭と言うとブリュモンとラプラス。知名度で言うと圧倒的にブリュモンですか(笑)。まあ、その分高くなりましたけど(笑)。歴史と畑を重くみればラプラスです。あとわりに安い(笑)。
マディランの歴史は1030年のベネディクト派の修道院に遡ります。その流れを組むシャトー・ダイディを所有するラプラスは老舗中の老舗です。
出来上がるワインはボルドースタイルのエレガントな物。2010年はアルコール分が14.5%と普段より高めですが、大きさは立派(笑)。昔のブリュモンに似てるかな(笑)。
まあ、今風のマディランの範疇だとはおもいますが、本来的な良さがあります。最近のマディランに失望気味の貴兄に朗報です(笑)。飲みやすいのですが、お腹にズンとくるタナのタンニンは魅力的なのです。


ジゴンダス“グラン・ロマーヌ”キュヴェ・プレスティージュ 2011年 ドメーヌ・ピエール・アマデユー
フランス ローヌ 赤 ジゴンダスA.C. 750ml 4257円税込み

とうとうアマデユーのマスキユー登場です(笑)。
今や巷ではジゴンダスの頂点と評価されているアマデユー。へそ曲がりなマスキユーは扱わないぞ!(笑)でも、飲んでみてありかなと(笑)。

以上6本(プラス1本)のラインアップとなります。
30日は17時から20時30分、31日は11時から20時30分まで行っております。皆様のご来店お待ちしております。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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今年のノヴェッロは明日あたりマスキユーに到着

Oct 26, 2015 by weblogland |
今年のノヴェッロは明日あたりマスキユーに到着するようです。2015年のイタリアの新酒、今年はどんな出来ですかね?
さっきインポーターさんと話して聞いたのですが、ガロフォリに関しては良さそうです(笑)。アルコール分もしっかり上がっているようです。解禁日は10月の30日ですから、誰も味は解らないのですが(笑)。
マスキユーではトスカーナ、マルケ、プーリアのノヴェッロを扱います。このパターンは長く続けていますのでその年の作柄はだいたい想像がつきます(笑)。
この3点観測作戦の前提は、生産者が基本的に補糖等をしないことです。余分な加工をしないことです。それにより作柄の特徴がよく解ります。
まあ、こんなことを10年以上続ければ普通解りますか(笑)。でも、毎年のルーティンになってますから、やめられない(笑)。
マスキユーにとっては楽しみでもあり、じつは緊張の時でもあるのです。
人の言う作柄情報を信じてはダメなのです。自分の舌が一番なのです。もちろん情報は必要ですが(笑)、鵜呑みにしてはダメです。自信を持ってワインを語れません。この自己中な自信こそが私の原動力になります(笑)。ホントですよ(笑)。
間違っているかもしれませんが、嘘を言ってはいけないのです(笑)。間違いもダメかな?

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9年25、26日のマスキユー試飲会のラインナップ

Sep 24, 2015 by weblogland |
今月9年25、26日のマスキユー試飲会のラインナップ決まりました!
テーマはイタリア・ワインです。
ようやくしっかりした赤ワインを飲みたくなってきました(笑)。そんな時はイタリア・ワインということで(笑)。
今回はラインナップは早々決まっていたのですが、慣れないスマホに手こずり、思わぬ全消去にあいアップするのに時間がかかりました。お許しを!



まずはトスカーナのスーパー・デイリー・ワインの登場です(笑)。
●トスーナ・ロッソ 2014 年 アジェンダ・アグリコーラ サン・ルチアーノ イタリア 赤 トスカーナI.G.T. 750ml 900円税別

このワイン、サンジョヴェーゼ60%、モンテプルチアーノ30%、チリエジョーロ10%とトスカーナ伝統のブドウを使って、力強く明るい香味をよく表現しています。プルーン、ブラックベリー、オレンジ、コーヒーチョコレートにスパイス、そして可愛らしく軽やかに甘酸っぱいチェリーの風味。少しおてんば気味のタンニンがよく似合っています(笑)。
抜栓直後から全開で美味しいトスカーナ・ロッソ毎日でも楽しめる味わいです(笑)。
このワイナリー、規模からすると完全なワイン・ベンチャーですね。家族経営で100 ヘタールは広すぎる(笑)。しかもお金持ち(笑)。ただし、造るこのトスカーナ・ロッソはとてもプリミティブな味わい、地元で消費されるシンプルで美味しいワインなのです。イタリアの場合 美味しいワインはまず自分用で飲みますから 安くて美味しいワインは海外に回らない ラテンの伝統があります(笑)。海外向けはあくまで海外向けなのです。

そして、マスキユー定番のプーリアの良心ディオメーデのニュー・アイテムの登場。
●ラーマ・ディ・ピエトラ ネーロ・ディ・トロイア 2014年 カンティーナ・デオメーデ イタリア 赤 プーリア ネロ・ディ・トロイアI.G.P. 750ml 1200 円 税別

ネーロ・ディ・トロイアとはウーヴァディ・トロイア種のこと。プーリアの地場品種として有名です。このワイン発酵・熟成ともにステンレス・タンク。ワインが落ち着いてから8ヵ月の瓶熟成を経てリリースされます。ちょっとコーヒーっぽさがあり粉っぽく、滑らかでシンプルな南イタリアらしい佇まいなのです。
ところで、このワインのアルコール分は、なんと、12,5%。温暖な南イタリアとは思えぬ低アルコール分です。通常は14 %位にアルコール分は上がります。去年2014 のノヴェッロで感じた通りの作柄でしたね。ただ名手ディオメーデが造るこのワインは、そんな困難を感じさせない出来映え。
さすが!

そして、満を持してガロフォリの赤ワインです。
●ビアンカルダ 2011年 ガロフォリ イタリア 赤 マルケ ロッソ・コーネロ D O.C. 750ml  1572 円 税別

私の敬愛する『神』ガロフォリの造る赤。白ワインが有名なワイナリーですが
、ガロフォリの赤ワインは凄く良いのです。でも良すぎて直ぐに分かりに難い(笑)。一昔前ガロフォリのノヴェッロですら一年たってようやく飲み頃になるほど。私は大好きなのですが、売れない(笑)。(でもここ3 年ほどノヴェッロも飲みやすいM.C.をかけたスタイルに変えて来ました。過剰に感じるほどのタンニンがこなれて感じます。)
あとガロフォリは補糖や補酸をしません。それゆえ作柄に恵まれない年はアルコール分が11.5%ほどしかないことがあります。いつも13 %のワインを造るなんてことはありません(笑)。また、そんな時でも旨いワインを造りますから私はは『神』と呼びます(笑)。

このワイン インポーターさんの試飲会に行ってもあまり飲む機会がありません。何故って?美味しいのでプロモーションする必要がないからです(笑)。
●モングラーナ 2010年 クエルチャベッラ イタリア トスカーナ 赤 マレンマI.G.T. 750ml 2572円 税別

ボルゲリの成功以降、その潜在能力に注目な集まったトスカーナ海岸地方。モンテスクダイオ、モレッリーノ・ディ・スカンサーノなどにスター級のワインが続々生まれています。I.G.T.マレマ(2011年からD.O.C.)も同様に 大発展を遂げたワイン産地。このクエルチャベッラは(1974年設立)。
モングラーナはサンジョヴェーゼ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、メルロ25%。濃く深い色合い。凝縮感・厚みに秀でた果実味は生き生きとして弾力がある。噛めるよう(笑)。オレンジ、熟したイチゴ、プラムの健康的な甘さを含んだ味わいにハーブやリコリスのニュアンスが感じられて爽快感があります。心地よいのです。
クエルチャベッラはキャンティー・クラシッコではフランス産バリックを用いて熟成させますが、マレンマでは大半をセメント・タンクで熟成します。バリックはあくまで補助的な使用にとどめています。美しく伸びやかな果実味を際立たせるためと推測していますが、たしかに良い結果を生んでいますね(笑)。
やわらかく明るい性質にトスカーナの海岸風景が浮かんでくるようなワインです(笑)。

●『カンノナウ』 2011年 ヌラーゲ・クラビオーニ イタリア赤 イタリア サルデーニャ島 カンノナウ・ディ・サルデーニャD.O.C. 赤 750ml 2746円 税込


生産者曰く、カンノナウはガルナッチャの原種にあたるそう。仕立てはシングルギヨ。密植度6,250本/ha。一本の葡萄樹に12房しか房は残しません。おそらく1本の葡萄樹からワイン1本ほどしか出来ない低収量です。

海抜10mと200mの2面の畑のブレンド。南北に平行した畝。地質は砂と砂質粘土。手摘み。甘く完熟したマラスキーノチェリーを思わせる香り。明瞭で透明感は品の良さ、品質の良さの証。

醸しが短いせいか明るく透明感があります。有りがちな真っ黒いワインじゃありませんね(笑)。味わいは色に反して、芯の強さを感じるギュッと凝縮した果実味。旨味がたっぷり感じられ、滑らかなタンニンと酸もきめ細やか。

ワイン自体の崩れない頑強さには驚かされます。

前に扱ったパーラのカンノナウはガルナッチャ→グルナッシュ繋がりが連想できましたが、このワインは別物。明瞭なマラスキーノチェリーの香りこそ、カンノナウの証。

ローヌ・ヴィラージュの標高の高い畑で造られるグルナッシュがピノ・ノワール的になるのに近い感覚です。

今回のトリはなんと白ワイン。息を飲む出来映え!
〇アンソニカ・ビアンコ 2013年 カタルド・カラブレッタ イタリア カラブリアI. G. T. 赤 750ml 2019円 税別
1960年代からブドウ栽培を続けてきたカラブレッタ家が2008年に創業したワイナリー カタルド・カラブレッタ。
13.5haの畑をオーガニック農法で管理。野生酵母をはじめとして自然なワイン造りを心がけています。
シチリア島でよく栽培されているブドウ アンソニカ=インツォリオ種を使用わずか1ha の畑から収穫したものであるにもかかわらず、醸造にはフリーラン・ジュースしか使わない贅沢なワインです。
華やかで明瞭、厚み十分な香味。レモン?グレープフルーツ、オレンジ、洋梨、マンゴー、桃。よく熟した果物の、力強い芳香をミネラル、酸が引き締めて、濃厚さと緻密さが実現しています。トロリとした印象の舌触りは絶品。あり方が完璧です(笑)。
しばらくすると、栗や豆腐のような植物っぽいやさしい甘さが顕著になり、落ち着いた上品さが加わります。非常にバランスがよく、じっくり楽しんでいただきたいワインです。

以上6本です。
25日金曜日は17時から20時30分まで、翌26日土曜日は11時から20時30分までとりおこなっております。
皆様のご来店お待ちしております。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会 リポート 前半

Aug 31, 2015 by weblogland |
昨日一昨日とマスキュー試飲会にお越しくださりありがとうございました。
ようやく涼しくなり今回は混雑を予想しましたが、出足はいまいち(笑)。嫌な予感が…。
夕方ご来店が集中してしまいました。ワインが無くなるは、バタバタ。
行き届かず申し訳ございませんでした。


まずは、私の敬愛する『神』ガロフォリのスタンダードの白
◯マクリーナ 2013年 ガロフォリ イタリア マルケ 白 ヴェルディッキオ・デ・カステル・ディ・イエージD.O.C. 750ml 1465円税込み
「マスキューさん。ガロフォリって毎年ノヴェッロで扱ってますよね。白ワインも造ってたんですね?」
私「はい。ガロフォリはもともと白のイエージで有名です。このD.O.C.をD.O.C.G.にまで引き上げた功労者です(笑)。」
家内「イエージの白は暖かい海岸部のワインなので酸がなく緩いイメージがありますが…。」
「おっ!これたっぷりしててイイね(笑)。非常に飲みやすい(笑)。」
「ぱーん!としたインパクトがあるよね。飲むと思わずニンマリ(笑)。」
「うーん。ヴェルデッキオよりヴェルメンティーノの方が塩辛くて海っぽいかな。ヴェルメンティーノの方が派手でよりアロマティックでより豊満(笑)かな。」
「私、昔よくイエージ飲みましたよ(笑)。お洒落な瓶だったな。ガロフォリみたいに飲みごたえはなくて軽かったなぁ。」
私「オールド・ファンには イエージ イメージ 悪い(大爆笑)。」
「マスキューさん。ガロフォリのワイン 私はとても緻密に感じますが それでも酸がないのですか?」
私「酸とアルコール分エキス分のバランスはとても良いと思います。酸が少なくとも在り方があると理解していただければ良いかと。後の白2本と比べるとよく解るはずです(笑)。」
「このワイン香りが凄く複雑ですよね。色々なフルーツの香りがする。」
「ありがちなレモンやグレープフルーツだけじゃない。」
私「マンゴーやパイナップルのトロピカルなニュアンスがあります。白系から黄色系までの果実味が特徴的です。ヴェルデッキオらしい味わいです。」
家内「あと後味のアーモンドっぽさ ピリッとしたスパイシーさもらしくて良いですよね(笑)。」
「マスキューさん、もっと早くこのワイン紹介してくれればよかったのに(笑)。真夏に飲みたかった!」
「ところで食べ物は何が良いかな?」
「魚介類+オリーブオイル+トマトソースは鉄板だよね(笑)。」
家内「生しらずに生姜を刻んだのを載せて醤油をかけてレモンを搾ってかけたら完璧!」
私「生しらずってオイリーだし、生姜のピリッと感もワインと合いそうだよね(笑)。」
家内「このワインは醤油には合うはず(笑)。」
私「醤油とレモン汁のハーフ・ハーフは鉄板だよ。」

次のワインは強く冷して飲んでいただきました(笑)。
◯アルザス リースリング2014年 ポール・ジャングランジェ フランス アルザス 白 750ml 2093円税込み
「さっわやかぁー!」
「これは冷えてなきゃダメ(笑)。飲むと活力が湧くなぁ。」
「マスキューさん。このワイン 昔から売ってました?」
私「はい。このヴィンテージからラベル・デザインが変わりました。アルザスにしては甘さがなくかなりドライに仕上がっています。酸がしっかりしてるので揺るがない良さがあるかと。」
「前のラベルの方がアルザスらしいかな(笑)。」
「アルザスのワインって少し甘いですよね。これは甘さを感じないですね。」
私「通常1リットルに9グラムくらいは糖分を残しますが、このワインは5グラム以下かと。酸があるので糖分が少なくてもバランスが取れています。」
「それって品質に由来することなんですか?」
私「はい。基本的に酸は収穫量の多寡に比例します。」
「それにしても広がりが素晴らしい。マスキューさん。このワインはまだまだもつのですか?」
私「リースリングらしいライム、レモン、グレープフルーツの香りがすべて出ていますから、今が飲み頃かと。今飲むべきワインに仕上がっています。まだオイリーな感じはしていませんが、この状態がベストかと。」
「アルザスのワインにしては安いですよね(笑)?ちょっと良いとすぐ4~5000円しちゃうもんね。」
私「まあ、ゴージャスなワインではありませんが、実直な良いワインかと。50%にフードルを使っているのがクラシックで良いかと(笑)。」
また、お客様の中に実際アルザスに行かれた方も4~5人はおられました。中には10月にワイン・ツアー行く予定の方も。もはやアルザスって日本人にとってはスペシャルであっても遠からぬ地。我々もお客様に教えていただくことが沢山あります。ラッキーです(笑)。


さて、次は白ワイン造りの名人タリケのワイン。偉大なイヴ・グサッサの後を引き継いだ息子のワインは如何に?
◯レゼルヴ 2013年 ドメーヌ・デュ・タリケ フランス ガスコーニュ 白 コート・ド・ガスコーニュI.G.P. 750ml 2005円税込み
「おー!旨い!ゴージャスなワインですねぇ(笑)。」
「樽香もするけれど全く邪魔じゃない。」
家内「溶け込みが良いですよね(笑)。何タルかわかっている(笑)。」
「まず綺麗で甘いクリームの香りがしますが…。これは樽由来ですか?」
私「はい。」
「スッゴくピュアなクリームみたい。意地悪な印象がないんですよね。」
私「樽醗酵 樽熟成しています。ただし、期間は半年ほどと短いのがミソです。あと樽材はアリエ産の極上品を使ってますね。多分。」
「このワイン 凄く柔らかく感じますが、酸がとても強いですよね。酸の強さが樽香に負けていないということですか?」
私「さすが!上級者!ありがとうございます。おっしゃる通りでございます。」
家内「でもアルコール分は12%と高くありません。」
「えっ!13~4%くらいあるかと思った(笑)。アルコール分が高ければ良い訳じゃないんですね?」
私「ガスコーニュはもともと寒くまともなワインを造るのが難しい土地柄です。タリケも赤は造っていません。」
「何故 赤ワインを造らないのですか?」
「黒葡萄のタンニンがのるには寒冷過ぎるからです。白も収穫のリスク回避に様々な品種を植えているようです。」
「何故ですか?」
私「収穫期をずらして冷害による全滅を避けるためです。」
「時間が経つと後味に植物 ハーブなんかのニュアンスがある!」
「あっ!ピクルス!(大爆笑)」
「複雑だなぁ~。広がりも素晴らしいし、余韻が長くて綺麗。ウットリするよね。」
家内「タリケはどんなに作柄が悪くても補糖や補酸しません。ものすごい尽力です。」
「パパを越えたな(笑)。」
私「ありがとうございます。タリケを一番沢山飲んでいただいているTさんに言っていただけると心強いです(笑)。」

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ノヴェッロ ティニ・マルケ IGT 2014年 大セール!

Feb 04, 2015 by weblogland |
うーん。
残ってしまいました。
今年のノヴェッロ ティニ・マルケ IGT 2014年



我が敬愛するイタリア マルケの『神』ガロフォリが造る2014年のノヴェッロ。2014年の作柄を暗示するアルコール分11%の奇跡のワイン。ガロフォリは補糖したり補酸したりしませんから、かなり厳しい作柄のようでした。それにしてもよくアルコール分11%で造れました。作柄を反映して今までにない軽やかさ(笑)。でも美しさは健在。旨味と優しさのハーモニーは流石!
到着当初の癖のある醗酵臭は無くなり、実に美味しい。2014年はいつにも増して醗酵臭が強くて不安だったのですが、消えていきました(笑)。最初嗅いだ時、芋焼酎みたいだったんですよ(笑)。多分、極力収穫を遅らせたためスケジュールが押した性かと。醗酵が済むか済まない内に瓶詰したみたいでした(笑)。
この状態で飲んでいただければ、『神』ガロフォリの意味が伝わるかな(笑)?

あと商売人として『神』ガロフォリのノヴェッロを売り残すのは恥!
そんな訳で2406円税込みを1980円税込みにて大セール!

『神』を飲んでミソ(笑)。

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ヌーヴォーのミニ試飲会

Nov 22, 2014 by weblogland |
昨日、今日とマスキューのカウンターではヌーヴォーのミニ試飲会です(笑)。
「マスキューさん!今年のヌーヴォーはどうですか?」
私「今年は雨にやられたようで、今一つ厚みがないかな?まあ、試してみてください。」
家内「フレッシュにはフレッシュなんですが。」
「わりに香りは良いね(笑)。飲みやすいし。らしい味だね(笑)。今では医者通いの身だからあまりワインは飲めないけれど、やはりヌーヴォーと聞くと飲みたくなるんですよね(笑)。」
「うんうん。ヌーヴォーらしい味(笑)。冷やした方が良いかな?」
私「たしかに。冷やした方が綺麗に感じますね。」
「それって何故ですか?」
私「今年のヌーヴォーはリンゴ酸が目立ちます。リンゴ酸は冷やした方が美味しく感じますので。」
「隣もヌーヴォーですか?11月1日って書いてありますが?」
私「これはイタリアの新酒でノヴェッロと言います。イタリアのヌーヴォーですね。ボジョレーより早くリリースされます。」
「それで11月1日って書いてあるんですね?」
私「実は11月1日に開けました。まだ飲めますよ(笑)。さすがに香りや甘みは無くなってますが、普通に飲めます。」
「あっ、ホントだ!ボジョレーよりしっかりしてる(笑)。」
「ホントに20日も経っているんですか?」
私「私が神と崇める生産者ガロフォリのワインです(笑)。」
家内「抜栓してから3、4日すると旨さが増します。最初は癖がありますが、徐徐に消えていきます。」
「隣の黄色いのもワインですか(笑)?」
家内「これは今年収穫されたアプリコットで造ったジュースです。どうぞ。」
「あっ!これ美味しい!」
「体に良さそうな味ですね(笑)。」
「元気でるね(笑)。」
「アプリコット100%ですか?」
私「100%だとジュースになりません(笑)。飲みやすい程度に薄めています。」
「でも全然薄くない!ヌーヴォーより美味しい(笑)!」
私「ひょえ~!でも、そうかな(笑)。」

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ボジョレー・ヌーヴォーの解禁まであと1時間半

Nov 20, 2014 by weblogland |
今は11月19日の午後11時半頃です。

ボジョレー・ヌーヴォーの解禁まであと1時間半ですか(笑)。まあ、今晩は飲まずに寝るつもりですが(笑)。

ところで昨日今日とマスコミは静かですね。もちろんワイン業者も静か。何故でしょうね(笑)?
あんまり出来が良くないからかな?
まあ、出来が良くても悪くても良いかと。

ボジョレー・ヌーヴォーの悪口を言い続けたマスキューとしては肩透かし(笑)。ひと昔前、業界仲間から「ボジョレーが売れなくなると困る。悪口を言うなんて非見識だ!」なんて怒られたこともありましたが、「ウソ言うよりいーじゃん。」と言って敵作ったりしましたね(笑)。

まあ、別にボジョレー・ヌーヴォーが売れなくなったのは、飲み手が成熟した証!ワインが売れなくなった訳ではありませんから、逆に良いこと(笑)。
とは言え今年のボジョレーは早く飲みたい!先月末のイタリアのノヴェッロに引き続く楽しみなのです。作柄の流れも解るし、初物は飲んでみたい(笑)!

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サンマのかば焼きを・・・ 失敗

Nov 14, 2014 by akiko |
昨日 脂がのって とっても美味しそうなサンマを見つけたので、かば焼きにしてみました。が 失敗でした。

上手にできもしないのに サンマを自分でおろしたこと。失敗の一つ目ですね。骨の周りがぐずぐずになっちゃって、情けないことに。
見た目も 出来上がりの歯触りも なんだか 鮮度の悪いサンマみたいになっちゃいました。
さらに 二つ目の失敗は甘辛のたれ。・・・トホホ・・。ちょっと 甘みが足りない、醤油が勝った味になっちゃいました。
まずくはないんだけれど、かば焼きとは言えないお味。みりんも使えばよかった。

予定では 上手に味付けできたサンマのかば焼きと マルケのノヴェッロを合わせて 楽しむつもりだったのです。
ガロフォリのマルケ・ノヴェッロは 果実のやさしい甘さとエキゾチックな香りが素敵。ちょっと八角を思わせるニュアンスがあります。
だから 、サンマに小麦粉をつけて ごま油で焼けば より マルケ・ノヴェッロに合うはず! 
ちゃ~んと 考えていたんだけどなぁ。

サンマが美味しいうちに、ノヴェッロが売り切れないうちに 再トライしてみようっと。

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Nov 12, 2014 by weblogland |
うーん。
恐るべし!

ガロフォリの造る今年のノヴェッロ ティニィ・マルケ・ロッソ2014年です。

さっき飲んでみたところ、実に旨い。モンテプルチアーノ種らしいラズベリーの香りが液体の旨味に綺麗に溶け込んでいます。品が良い。

11月1日に開けたから、今日で丸11日目!凄まじいばかりの品質の高さ。今年は収穫期に雨でやられましたからアルコール分が11%と低い。私がガロフォリのノヴェッロを飲みはじめて一番糖度が上がらなかった作柄です。

やはりガロフォリは『神』でしたね(笑)。抜栓直後は変な癖があり心配しましたが、時間の経過と共に癖は抜けてゆき、旨くなる一方。基本的には雑味のない味わいですから、クリアネスが時間の経過とともに研ぎ澄まされる感。

さすがに極太ではありませんが、近寄り難い高貴さすら感じます。

上等でクラシックなピノ・ノワール的でもありますね。

このワインを飲むと、自分がモンテプルチアーノ好きだと改めて実感します。親しみやすい良さ。これがモンテプルチアーノ!
 
 

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ノヴェッロ抜栓してから丸4日のテイスティングノート

Nov 03, 2014 by weblogland |
イタリアのノヴェッロ、抜栓してから丸4日。思った以上に良いですね(笑)。
グラヴェペーザのノヴェッロ・トスカーナはサンジョヴェーゼらしいチャーチングなイチゴの香りが。ドライに仕上がっていますが、香りの抜けが良いですね(笑)。芯の強さもあるから立派。

マルケの『神』ガロフォリのティニィはモンテプルチァーノ種らしいラズベリーの香りが出だしました。柔らかくて伸びやか。大したものです(笑)。

プーリアのコンティ・ゼッカのノヴェッロ・サレントはよりふっくら感が増しました(笑)。やはりプーリアは根元的にワイン栽培に向いているんだと実感。

何だかんだ言っても、信頼出来る生産者のワインです。その力量と尽力は驚くばかり、逆境に立ち向かっていましたね。なかなかこうはいかないハズ。
取り合えず、ほっとしました(笑)。

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