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Written on 2014 09

試飲会のおさらいです(笑)。

Sep 29, 2014 by weblogland |
昨日の日曜日の晩はシャトー・ブリソン2010年を飲みました。土曜日の試飲会の残りです(笑)。
旨いですね(笑)。
他に言葉がでません(笑)。
全部飲まないでちびっと残しておきましたから、今日また楽しむつもりです。一気に昨日飲みきってしまいそうになりましたが、そこはプロ(笑)、「ちょっと待て!欲望に任せて飲みきってはいけない!」と天の声が…。そこで我に帰った訳です(笑)。
もともとブリソンは好きですし、良くなる予感がありましたから嬉しい限り。でも、こんなに良くなるとは!
ワインを選ぶ時は第一印象の良さも大事なのですが、造りの良さが命です。多少第一印象がパッとしなくとも、基本的な造りの良さがあれば、大体良くなるものです。あとは皆さんに受けるか?受けないか?だけなのです。もちろん、それを皆さんにご紹介するのがマスキューの使命。ただそれが皆さんの嗜好に合うか?合わないか?それは飲んでいただけないと解りません。でも、それで良しなのです。
たとえ皆さんに受けなくとも、家内と二人で美味しくいただけます(笑)。でも、テイスティングで見抜けずに駄目なワインを仕入れ、ワインを棄てるようなことも幾度もありました。この経験の蓄積は語るに涙なのです(笑)。

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桝久 試飲会リポート 2014年

Sep 29, 2014 by weblogland |
昨日一昨日とマスキュー試飲会にお越しいただきありがとうございました。

今回は怒涛の赤ワイン5連発(笑)。季節の移ろいを感じていただけましたか(笑)?

まずは今回の試飲会唯一の白からです(笑)。
◯ソーヴィニヨン・グリ 2013年 ドメーヌ・デュ・コロンビエ フランス ロワール 白 V.D.P.デュ・ソーヴィニヨン・グリ 750ml 1823円税込み
「マスキューさん!ソーヴィニヨン・グリなんて聞いたことありませんよ(笑)。変な品種探しましたね(笑)」
「ソムリエ協会の教本にはソーヴィニヨン・グリは載っていますが、どんなものかは知らないですよ(笑)。」
家内「ソーヴィニヨン・ブラン種の変異したもののようです。果皮がピンク色。」
「(写真を見ながら)ホントだ。ピンク色。ソーヴィニヨン・ブラン種って普通はグリーンですよね。グリ色ってことなんですね?」
家内「日本語訳だと灰色と訳されることが多いようですが、色のちょっと濃い桃色が近いような気がします。」
「そうそう、扁平に潰れた形の桃の色に近いよね!」
良くご存知で!
のっけから白ワインの品種の色で大盛り上がりです(笑)。
「味も桃系の味がする!ソーヴィニヨン・ブランっぽくない。凄く厚みもある。」
私「このワインはロワールの下流のナント地区で造られています。ミュスカデの産地で有名なところです。」
「でも、ミュスカデみたいに水っぽくないよ(笑)。凄く強いですよ。」
私「そーなんです。かなり真面目に尽力してますよね。」
家内「面白いのが、温度が上がると味が変わります。」
しばしグラスを手で暖め試飲再開!
「あれ?ハチミツの香りしますね。」
「マスカットだぁ!」
私「メロンっぽさもあるかな。」
「ゲヴュルツトラミネールに間違えそう(笑)。とにかく香り方が半端ない。」
「こんなスタイルのワインは初めて!ソーヴィニヨン・ブランとは似ても似つかない。マスキューさん!なんでですか?」
私「解りません(笑)。不思議ですよね。香りの分量と幅が広いですよね。従来のパターンに当てはまらないところ斬新ですよね(笑)。」
「ところでこの白ワインはどんな食べ物に合わせますか?」
家内「キャベツと豚肉を重ね煮したような鍋なんか合いそうですよね。キャベツの芯が甘~くなって、豚肉の脂がとけて…。考えただけで涎が(笑)。」
「ベースのタレは?」
家内「味噌ダレなんか鉄板かな(笑)。」
「和食っぽいテイストに合いそうですね。」
「単純に焼いたベーコンや生ハムなんかも行けそうですよ(笑)。」
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明日、金曜日、土曜日とマスキュー試飲会です

Sep 26, 2014 by weblogland |
明日、金曜日、土曜日とマスキュー試飲会です(笑)。
あっという間に1ヶ月過ぎちゃいましたね。季節の移り変わりもこの1ヶ月は激しかった。たしか先月は暑いなか赤ワインを飲んでいただいたような。でも今月は大丈夫そうです(笑)。
ところで、今週に入って試飲会に出す予定のスペインの赤 エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2004年 が勢い良く売れ始めました。例のホームランのワインです(笑)。

お客様「マスキューさん!ホームランのワインまだありますか?」
私「大丈夫ですよ。余分なくらい仕入れましたから(笑)。」
お客様「マスキューさん、たまにしかホームラン宣言しないから、急いできましたよ(笑)。」
私「お見とうしでしたか(笑)。」
お客様「それにしてもグラン・レゼルバで、こんなに安いワインあるんですね?しかも、美味しいらしいし(笑)。」
私「ヘビー級ではありませんが、クラシックで良いかと。まだまだ若さもありますし、余力充分です。きっと気に入っていただけるかと(笑)。」
お客様「安過ぎる位だから疑われませんか?」
私「私も初めてテイスティングした時は目を疑いました(笑)。仲間内のテイスティングでしたが、全員◎。その場で発注しちゃいました。実はもう追加発注もしています。」
お客様「じゃあ、数は大丈夫かな?」
私「最悪今月中は大丈夫かと。他のワインショップが気づかないのを祈るのみです(笑)。」
お客様「それと雑誌に載らないことですね(笑)。」

皆さんに知らしめたいのですが、早く無くなるのも困る(笑)。久しぶりの掘り出し物なのです。

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今までエマニュエル・ダルノーのクローズ・エルミタージュは外したことがありません

Sep 25, 2014 by weblogland |
早速お問い合わせいただきました(笑)。

「もしもし、マスキューさん。今度の試飲会で出るエマニュエル・ダルノーのクローズ・エルミタージュはどうですか?」
私「2012年の新しいヴィンテージで、まだ私も飲んでいません。」
「飲んでないんですか(笑)?」
私「はい。入荷して1ヶ月ほど経ちましたから、ボトル・ショックがそろそろ抜けてくる頃なので、皆さんと一緒に飲もうかと(笑)。年に一度しか来ませんから、無駄に開けられません(笑)。」
「日本に来てから少し待った方が良いのですか?」
私「来てから1ヶ月くらいは休ませた方が良いですね。まだ新しい上、輸送中に振動を受け続けますからダメージを受けます。」
「なるほど!でも輸送中のダメージは回復するんですか?」
私「ちゃんと造った良いワインは回復します。熱のダメージを受けたワインは回復しませんが。」
「しつこいようですが、2012年のクローズ・エルミタージュは美味しいんですか?」
私「今までエマニュエル・ダルノーのクローズ・エルミタージュは外したことがありません(笑)。」
「ローヌの2012年は良いのですか?」
私「量は少ないのですが、努力を怠らない生産者のワインは飛び切りよいかと。多分スタイルはエレガントなものかと。」
「了解いたしました(笑)!フライングして取っておいてもらってもよいですか?」
私「ありがとうございます。金曜日か土曜日に飲んでからでも大丈夫ですよ(笑)。」
「いやいや。試飲会に行けるかどうか微妙なものでして(笑)。実は前のヴィンテージを飲んで感動しましたから(笑)。ラベルデザインに特徴がありますから、覚えてまして(笑)。」

心に残るワインなのです。

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今年のホームランことエルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ2004年

Sep 23, 2014 by weblogland |
今週の金、土曜日はマスキューの試飲会です。

今、試飲会に出すワインを並べたところです。白ワインが手違いで遅れ24日に来ますが、取り合えずセーフかな(笑)。

早速お客様が
お客様「マスキューさん、今度の試飲会で出る『ホームラン』ありますか(笑)?」
私「ホームページご覧にありましたか(笑)。今並べたところです(笑)。『ホームラン』はこれです。エルミータ・デ・サン・ロレンソ2004年です。」



お客様「明日はマスキューさんお休みだから、ホームランと聞いていてもたってもいられなく今日来ちゃいましたよ(笑)。おっ、これですね(笑)。見るからには高そう(笑)。でも安い(笑)。2004年ということは、長い熟成を経た古酒ですよね?」
私「古いには古いのですが、今一度目の熟成のピークです。生き生きしてますよ(笑)。」
「枯れてはいない?」
私「試飲会で飲んでみれば良く解るかと(笑)。美しいですよ。」
「では試飲会の前に『ホームラン』1本いただきます(笑)。」

今年のホームランことエルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ2004年 出だし好調です(笑)。

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いろいろ つながる

Sep 22, 2014 by akiko |
皆川博子さんの 『海賊女王』(光文社)、おもしろすぎです。 グローニャのひりひりするような人生に すっかりやられてしまいました。
小説中に出てくる カラッハ、フッカー、ドゥーンなど まったくなじみのない単語やアラン島の生活や自然も知りたくなって
図書館内をふらふらしていたら、JMシング『アラン島』栩木伸明訳(みすず書房)という本が目に飛び込んできました。
この本がまた素敵!訳が とっても詩的で でも 現実感があって ぐっと迫ってきます。また 挿絵も素晴らしくてうっとり。
いい本を みつけちゃいました。探し物が うまいタイミングで見つかると うれしいものです。読書体験が つながって広がっていきますね~。

今月のおすすめスペインワインのうち一本が DOカンポ・デ・ボルハのものなんですが、
・・・ボルハ=BORJA。 どこかで 目にしたような。  ひょっとして BORJAはボルジャ。
で、ボルジア?チェーザレ?!   と 連想ゲーム。
おおいそぎで 娘にもらった世界史史料集とか スペインワインアトラスとか ひっくり返して大騒ぎ。
やっぱりそうでした。チェーザレ・ボルジアの父親である ローマ法王アレキサンドル6世は DOカンポ・デ・ボルハのあたりの出身でした。
何年か前から ボルジアを主人公とした 塩野七生さんの小説、マリオ・ブーツォの小説、
そしてこれがすごく面白い 惣領冬実さんの漫画『チェーザレ』を読んでいたおかげかなぁ。連想ゲーム 大成功です。

ある時突然 意外なところで 意外なものがピンと来たり、つながったり。
ワインを生産する国、消費する国のことを知りたくて ワインのことだけでなく いろんな本を読むようにしているのだけれど
こういうことがあるから ほんとうにおもしろい。ワインは 世界を広げてくれますね 

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9月店内試飲会ワインセット販売開始

Sep 22, 2014 by weblogland |

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2014年9月26、27日のマスキュー店内試飲会のラインナップ

Sep 21, 2014 by weblogland |
今月、9月26、27日のマスキュー店内試飲会のラインナップ決まりました!



あっという間に夏が過ぎました。
さて、これからワインシーズン。赤ワインが美味しく感じられますね(笑)。
まずは飲み応えがありフレッシュな白ワイン。ちょっと斬新なロワールのワインです。
ソーヴィニヨン・グリ 2013年 ドメーヌ・デュ・コロンビエ フランス ロワール 白 V.D.P.デュ・ソーヴィニヨン・グリ 750ml 1823円税込み
ロワール河下流ナント地区に30ヘクタールの畑を持つドメーヌ・デュ・コロンビエ。ナント地区と言えばミュスカデの有名なところです。
このワインわずかにピンクがかった果皮のソーヴィニヨン・グリ種85%、ソーヴィニヨン・ブラン種が15%のセパージュ。
聞き慣れない品種ソーヴィニヨン・グリはソーヴィニヨン・ブランの亜種だそうです。基本的にはソーヴィニヨンらしいレモンや青リンゴのフレッシュさ。ただソーヴィニヨン・ブランより厚みがあり、メロンっぽさがありますね(笑)。ずしんと飲み応えのあるソーヴィニヨン・ブランとでもいいましょうか(笑)。
合わせる料理も、魚介だけでなく豚肉なんかに合わせやすそうです。
なかなか斬新なワインです(笑)。

そして、新入荷のクラシックボルドーの赤。
シャトー・バルボ・リトリー 2012年 フランス ボルドーA.C.赤 750ml 1064円税込み
ボルドーA.C.の一番東側 コート・ド・フランにほど近いピヌイユ村のワインです。ほとんどベルジュラックに近いところで造られるボルドーA.C.の赤ワインです。
セパージュはメルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、カベルネ・フラン20%。このワインをブラインドで飲んで、ボルドーのどの辺りで造られたか解れば、貴方は一流のテイスターです(笑)。お試しあれ!

そして次は、多分今回の試飲会で一番売れそうなワインです(笑)。
エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2004年 スベイン 赤 セントロ マンチュエラD.O.750ml 1157円税込み

今年のホームランが出ました(笑)!

このワイン スペイン アラゴンのカンポ・デ・ボルハD.O.のワイン。地図で見るとナバラのすぐ南端にありますが、ナバラとは違う生産地域です。
セパージュはガルナッチャ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%。ステンレス・タンクでマロラクティック醗酵まで完了した後、まず新樽100%のフレンチ・アメリカンオークの小樽にて3年熟成。そして大樽に移して4年熟成して瓶詰めされます。途中で樽を替えるテクニシャン!
しかも、いわゆるグラン・レゼルバの規定熟成期間60ヶ月を越えてます。充分な熟成期間を経てリリースされていますね(笑)。

スペイン内陸部のD.O.マンチュエラのトップランナーの登場です!
クロス・ロヘン 2012年 ボデーガス・イ・ヴニェードス・ポンセ スペイン 赤 マンチュエラD.O.750ml 1435円税込み
スペイン内陸部のD.O.マンチュエラ。スペイン中央台地南東部に位置し、標高600~700メートルの乾燥地帯。ただし地中海からのレバンテ風やフーカル川とガブリエル川の間にあるため、全くの乾燥地帯ではなく、葡萄栽培が可能となっています。
このワイン、マンチュエラを愛し地場品種ボバル種を知り尽くした注目の若手生産者、フアン・アントニオ・ポンセが造るフルーティなスタイルのワインです。テルモ・ロドリゲスのもと技術を磨いた新鋭です。
味わいは今風のトップランナー(笑)。木樽醗酵・木樽熟成によりボバルの良さを最大限発揮しています。でも新樽やバリックを使わないところがグッドでありミソ(笑)。


そしてマスキュー定番のボルドーワイン。2010年ヴィンテージなのですが、凄く美味しくなりました!
シャトー・ブリソン 2010年 カスティヨン コート・ド・ボルドーA.C.フランス ボルドー 赤 750ml 2247円 税込み
このシャトー、1878年創業のヴァラッド家の所有。同家はカスティヨンにシャトー・ル・ペラも所有しています。いわば老舗のカスティヨン専業生産者です。
現在、30年の経験を積んだポールとロレッタ夫妻と息子のセドリックの3人が中心となり、エコ・セールの認証取得後ビオ・デナミに取り組んでいるようです。

味わいは兄弟シャトーのル・ペラとは真逆のクラシックスタイル。カスティヨンらしい重厚なタンニン。もちろん重いだけではなく、クリアネスと広がりのある優れたワインです。
うーん。
唸る出来栄えです。
低収量で1本の葡萄樹に6房ほどしか残しません。1/3をオーク樽でマセラシオンし、熟成に新樽を30%使います。
一言で言うとタンニンが複層的。おそらく完全には除梗していないはず!でも、除梗しているようなクリアネスもある。
うーん。
いずれにせよ技術の高さがあります。これほど完成度の高いカスティヨンのワインは初めてです。


そして年に一度の入荷ワイン。今回は2012年ヴィンテージです。数がありませんので、お一人様1杯にてお願いします!
●クローズ・エルミタージュ キュヴェ レ・トロア・シェーヌ 2012ドメーヌ・エマニュエル・ダルノー フランス ローヌ 赤 750ml 3470円税込み
クローズ・エルミタージュの新星としてフランス国内外で高く評価されているワインです。もともとダルノーさんの親や親族はブドウ栽培農家です。普通なら親の手伝いをしながら腕前をみがいて、ゆくゆくは跡を継ぐものです。しかし彼はボーヌでワイン醸造を学び修行した後、全財産を投資して1.5ヘクタールの畑をクローズ・エルミタージュで購入しました。
チャレンジャーです!
フランス人の自立した個人主義ってカッコいいです。
そんな彼がつくるワインですから、2001年のファーストリリースから大ブレ―クです。その出来はエルミタージュすら凌ぐ、群を抜く出来栄えでした。
このワインを飲むとクローズ・エルミタージュとエルミタージュの差が分からなくなります。
ワインの善し悪しは畑の格付けより、生産者の作り方の方が優先すると思わざるを得ない秀逸なできです。
年に一度しか入荷しないワインですから、お見逃しなく!
間違ないグレートワインです。
彼がこのような充実した仕事を生涯続けたなら、晩年は超一流の生産者として名を残すのでしょうね。そうなる前に飲んでおくべきワインです。そうなったら手が出ない値段のワインになりますから(笑)。

いつも通り、26日(金曜日)は17時から20時30分まで、27日(土曜日)は11時から20時30分までやっております。

皆様のご来店お待ちしております。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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試飲会のラインナップ大体決まりました。

Sep 21, 2014 by weblogland |
今回は新着やら、定番で美味しくなったものや、再入荷やら決めるのにちょっと困りました(笑)。マスキューの試飲会では出すワインの数だけグラスが必要ですから、最大6種類が限界です。欲を出して7種類出そうものなら、グラスは足りなくなるはグラス洗いが間に合わなくなるのは必定です(笑)。
私「今回新入荷のシャンパンとラムネの味がするイタリア・ワイン出したいよね。」
家内「そうだよね。でもこれ以上増えると追いつかなくなるしね。入れ替えるにもメインは赤ワインだから無理かな…。」
私「白ワインの面白いのが入ったけど、8月中だったら良かったんだよね(笑)。」
家内「そうそう、皮肉なものだよね。チリのゲヴュルツトラミネールなんか出したら受けるんだけどな(笑)。」
私「あれ安くてイイよね。使い勝手がイイ(笑)。」
家内「良いゲヴュルツトラミネールって沢山飲めないから、ちょっと軽めのが日本人には向いてるはず(笑)!」
私「ラムネの味がするイタリアワインだって日本人向きだよね。」
家内「三矢サイダーみたいだよね(笑)。でも私はキリンレモン派だから微妙かな(笑)。」

こうした味覚の微妙な違いは尊重しなければいけません。たとえムッとしても堪えることが平和に繋がるのです!

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こうして我々のワインを飲むことは正当化されます

Sep 20, 2014 by weblogland |
またまたイグ・ノーベル賞をとったんですってね(笑)。しかも8年連続というから凄い!今回は受賞スピーチで歌まで歌ったというから、もの凄い!
なんでも、バナナの皮が滑ることを計数化したそうな。
滑る→摩擦が少ない→摩滅も少ない→人工関節の耐耗研究に繋がる らしいです。
冷静に考えると役に立つ研究なんですよね。最終的には。ただ未来、将来のことは解りませんから、役立つはずという仮説。でもそれがイノヴェーションに役立つことは確実です。
これって世の中すべてに言えますよね。
ワインの世界だってし烈な競争があります。様々な開発 チャレンジがなされます。
ただし、それが結果として残るにはあまり突飛な物はないような気がします。特にワインは食品であり嗜好品ですから、結果としてより美味しくて安いものが生き残るようです。ただそれは同時に嗜好性やローカリズムに根差しています。一つの物差しでははかれません。
より一層様々なワインを経験し皆さんに伝えることがマスキューの仕事でイノヴェーションになるはず。
こうして我々のワインを飲むことは正当化されます(笑)。
趣味であり、仕事であり、生き方なのです!でないとこんなにワインばかり飲めない(笑)。
ただし、日本人の味覚が対象ですから 『日本ワイン教』なんですね(笑)。そしてそれはセクトではなく、私の勝手な思い込みです(笑)。念のため(笑)。
仕事を仕事として割り切るよりも、仕事を生き方に近づける方が楽と考える私はきっとお気楽なのです(笑)。

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切磋琢磨したりされたり

Sep 19, 2014 by weblogland |
涼しいですね(笑)。歩く人は皆さん長袖。私は半袖(笑)。まあ、車ですからなんと言うことはありませんが(笑)。
今、関内にいますが、ちょっと気になるワインショップで偵察です(笑)。やはり、お店お店で品揃えラインナップに特徴がありますから、たまにライバル店を覗きます(相手はマスキューなんて眼中にない(笑)。)
マスキューと同じワインがあったり、知らないワインがあったり、ついついラベルを眺めていると、いつの間にか買っている自分がいます(笑)。
知らないワインがあって、しかもそれが飲んだことのない産地や生産者だったりすると好奇心が押さえられません(笑)。また、キャッチコピーが上手いともう駄目(笑)。いつの間にか3本ワインをさげている(笑)。
家でそれを飲みながら美味しかったら 流石! 不味かったら シメシメ(笑)。
切磋琢磨したりされたりなのです(笑)。

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今晩は家庭内試飲会です(笑)。

Sep 18, 2014 by weblogland |
取り寄せたサンプルがまた到着したので、急いでテイスティングです。
イタリアの白とスペインの赤。イタリアの白は例のラムネの味がする変わり種(笑)。ヴェネトのピノ・グリージョ。同じメーカーのシャルドネもラムネの味がしますから、造りに何か秘密があるはず!価格も安く皆さんに気に入っていただけるかと。
でも、本当は夏前に見つけたかったのですが、すっかり秋になってしまいました(笑)。扱うかどうかちょっと微妙。でも、おそらく家内の嫌いなタイプなので果して今晩の試飲会を乗り越えられるか(笑)?
それとスペインは久しぶりのスーパースパニッシュ。たまにはゴージャスなスペインワインも良いかと(笑)。以前飲んで印象に残ったワインですから、これは当確かな。
マスキューの店内試飲会は来週末です。今週中には大方決めておかなければ!一ヶ月あっという間に過ぎますね。

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だいたい 決まりました

Sep 17, 2014 by akiko |
今月の試飲会ラインナップ だいぶ決まりました。久しぶりに スペインの赤を複数ご試飲いただく予定です。
と いうことで ただいまスペインワインの復習中。
私がワイン教室に通っていたころには リオハ、ナヴァラ、ペネデス、リアスバイシャスそしてシェリー。これくらい覚えておけばOKでしたが
現在は これだけではぜんぜん 対応できなくなっています。
日本に紹介されるDOワインのなんと多様なこと!!さらにあたらしく DO産地となった地域もありますから、ぼやぼやしていられません。
ここのところの スペインワインの頑張り、本当にすごいものがありますね。

最近の 日本に入ってくるスペインワインを飲んでいると、明らかに昔と違うと感じます。
熟成期間が とても長くて、穏やかな あるいは ちょっと枯れてきた印象。エレガントで緻密なワイン。ほのかにオレンジの香り。
そんなタイプが スペインワインを代表するものでしたが・・・マルケス・ド・リスカルとカスティリョ・イガイとかね。
現在の周流は もっとパワフルで果実の濃い味わいを 強く感じさせるものになっています。

今回の試飲会では 昔風のタイプと 今のタイプを 用意する予定ですが、さて 皆様のお好みは?
私自身としては 昔の枯れたタイプが好きなんですが。
スペインワインについて 皆様とお話しできるのを 楽しみにしています。  

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ソムリエ協会の資格二次試験、出題傾向

Sep 17, 2014 by weblogland |
さあ、皆さん資格二次試験どうでした?
今、ソムリエ協会のホームページで出題されたワインを確認しました。

2010年ヴィンテージ一題も出ませんでした!
ごめんなさい!

さすがにソムリエ協会もヴィンテージが読まれていることに危機感を持ったようですね。調達の諸般の事情を変えたようですね。ある意味喜ばしい。(でもヤマを外してごめんなさい。)ニューワールドのジェネリックワインで2010年はないですもんね。大体へたっていますからテイスティングする意味がありません。

あと出題数はエキスパートが6題、アドバイザーはエキスパートと同じパターンでワインが一つ少ない5題、ソムリエは違ったパターンで5題。エキスパートの難易度は上がってますね。ワインの出題はオーソドックでなかなか。ただソムリエのオーストラリアのカベルネは難問(笑)?
ワイン以外でガリアーノが出たところが驚きです。選択肢のスーズと間違う方が多いでしょうね。迷わず正解したら立派なものです。バーテンダーも間違いますね(笑)。

とにもかくにもお疲れ様でした!

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明日9月16日はソムリエ協会の資格認定試験

Sep 16, 2014 by weblogland |
明日9月16日はソムリエ協会の資格認定試験の二次試験ですね。
いよいよですね。
まあ、ここまでくればもうじたばたしないで、ゆっくり今晩は寝てくださいね。睡眠不足が一番の大敵です。不幸にも風邪などで体調不良の方、諦めてはいけません。
この緊急事態どうしましょう?
二次試験では時間がいっぱいいっぱいになりがちです。テイスティングしようにも鼻は効かない?
でも大丈夫!
まずはそのワインが木樽を使っているかいないかだけに集中。それだけでも判断出来ればどうにかなります。木樽を使うと舌の脇に苦味を感じます。単なる刺激ですから、鼻が効かなくてもわかります。風邪薬を飲んだ時苦く感じますから、それと同じように舌脇の苦味を感じることはできます。
あと見た目のみ!
ヴィンテージは2010年!(多分。)
迷わない勇気が大事です!
考えこまないで回答を埋めるのみ!

頑張れ!

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国産ワインをテイスティング

Sep 14, 2014 by weblogland |
昨日は久しぶりに国産ワインをテイスティングしました。
3700円もする高級品です。白はシャルドネ、赤はメルロとカベルネ・ソーヴィニヨンのアッサンブラージュスタイルです。
赤ワインは面白かったです(笑)。飲んでみるとピノ・ノアール的?
うーん。
カベルネをワインの構造ではなく、ベリーの香りのアクセントとして使っています。フランス的なカベルネ・ソーヴィニヨンを日本では造れない壁を乗り越える試みですね。こんな行き方があるんですね(笑)。
ここでふと思い出しました!
先日飲んだスペインワインがガルナッチャにカベルネ・ソーヴィニヨンをアッサンブラージュしていました。味わいはテンプラリーニョっぽいがちょっと違う。プラムの香りの強いテンプラリーニョ?あとからカベルネが入っていることを知り納得。「カベルネのベリーっぽさを上手く使ったんだ。」「グルナッシュだけだとプラム一辺倒になるけれど、カベルネを加えてベリーっぽさを表現している。グルナッシュの明るさがあるからカベルネの黒さが目立たない。」「香りに深みがあるのはこの性かぁ。」
一昔前はどこでもカベルネ・ソーヴィニヨンを栽培しました。名前だけで売りやすいからです。でも美味しいカベルネ・ソーヴィニヨンは栽培適地でなくては造れません。その結果の行き方なんですね。特に日本ではカベルネがピノ・ノアール的な手助けをするとは!フランス人はビックリ(笑)。呆れるかな?

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良いワインってすぐに無くなるのが欠点です

Sep 14, 2014 by weblogland |
ある若いお客様がいらしました。
「マスキューさん。最近ワインを飲みだしたビギナーなんですが、友達にマスキューさんを紹介されました(笑)。先日ペズナを飲んでみてとても美味しかったのですが、ワインの善し悪しってどんな基準があるんですか?」
私「好みは個人の嗜好ですから、それを別としてならば『果実味』かと。ちゃんと果実味を表出しているかだと思います。」
お客様「それってよりフルーティーな方が良いと言うことですか?」
私「ある意味そうです。ただし、自然を尊重して尽力して造られたワインかな。無理をしたり加工し過ぎると味わいに綻びが出ます。ですから綻びのないワインが良いワインかと。」
お客様「濃ければ良いワインではない?」
私「薄くて水っぽいのは駄目ですが(笑)、高価で濃くても水っぽいワインはかなりありますよ(笑)。」
お客様「高いワインなら間違わない訳じゃないんだ?」
私「残念ながらそうです。」
お客様「どうすれば判断がつくようになれるんですか?」
私「一番てっとり早いのが例えば気に入っていただいた『ペズナ』などを飽きても飲み続けることです(笑)。『ペズナ』はとても良いワインですから、飲み続けることで自然と「良いワインの基準」が身に付きます。」
お客様「様々なワインを飲むことではないんですか?」
私「ワイン産地のヨーロッパだと、自分の住んでいる村の誰々が造るワインが美味しいということが解っています。そして彼らはそれを飲み続ける訳です。」
お客様「じゃあ『ペズナ』また買っていこうかな(笑)。でも、マスキューさん。『ペズナ』残り少ないですよね?」
私「申し訳ありません。それしかありません。」
お客様「飽きるまで飲み続けられないですよ(笑)。」
私「スミマセン!良いワインってすぐに無くなるのが欠点です。」

冷や汗かいちゃいました。

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回転寿司なのです

Sep 13, 2014 by akiko |
8月中は もう、なんでもいいって感じでへこたれていたんですが やっと 食欲がもどってきました。
そうしたら、猛烈にお寿司が食べたくって。回るお寿司。
家族は 「みんな忙しいから出前 頼もうよ」っていうんですけど違うんです、わかってないなぁ。

アジ・イワシ・サンマ・しめサバ・・・みたいなものが私は好きで、一通り食べたらもう一回 アジから始めちゃう。
マグロとか海老とかウニとか そういうものはいらない気分なんですね、今。
それに お寿司って時々飽きちゃうから マヨネーズでネタを和えたものとか、鳥のから揚げとか 間に挟みたいし。
要は お寿司屋さんではちょっと頼みにくい食べ方をしたいわけです。
わがままですねぇ。でも、そういった気分のとき ありませんか。

私が子供の頃って 普通の家庭はなかなか外食をしなかった、だいいち選択肢もそれほどなかったし。
いまは いい時代ですね。ちょっと歩けば いくつものお店が並んでいるし、コンビニだって結構 充実したお弁当が並んでいます。

ワインも 世界中の いろいろなタイプが手に入る。その時の 状況に応じてワインを選べるのだから 幸せです。


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これでまたテイスティングの精度が上がったかな

Sep 12, 2014 by weblogland |
昨日サンプルが届きました。あと頂き物の国産ワインと合わせて11本。マスキュープライベート試飲会の始まり始まり(笑)。
ほとんどブラインドに近い状態でテイスティングしますから、勉強にもなります。
資格二次試験受験者の方やワイン・ラヴァーのお友達とだらだら試飲の開始です(笑)。
あるインポーターさんの試飲会で気になったワインのうち2本は直ぐに扱い当確。決まる時は早い(笑)。残りの9本のうち4本は微妙。翌日に持ち越しました。
今日また飲んでみると昨日当確の2本はやはり良かったでした。あとボルドーA.C.の安いワインが素晴らしく良くなっていました。これも扱い当確かな(笑)。そうなるとあと当落線にあるワインは3本。明日またテイスティングして決まるかな?
ワインの善し悪ししか見ませんから、マスキュープライベート試飲会はシビア(笑)。内容はお知らせできません(笑)。
いつも月末のマスキュー試飲会では、私は出すワインを誉めることしかしませんが、その裏には多量の罵詈雑言が吐かれています(笑)。真剣に身銭を切って選びますから、ついついヒートアップしちゃいますね(笑)。特に誰かさんはシビアです(笑)。

これでまたテイスティングの精度が上がったかな(笑)?

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秋のワイン

Sep 12, 2014 by akiko |
ようやく気持ちよく晴れ渡りました。ちょっと暑いけれど、湿度が低めでさらっとしています。
朝晩の気温もこのところ急激に低くなってきましたね。こうなってくると ワインも真夏とは違うものを飲みたくなります。

暑い時期の汗をたくさんかいた日などは 赤でも白でも 大柄で明るい、果実の感じがはっきり出たタイプを 大きなコップでたっぷりと飲むのが好き。
ビタミンやミネラルを 体に補給する感じに近いかも。マスキューは重いケースを運んだりと、重労働なので ワインから元気をもらいます。

秋・冬には 赤でも白でも きめ細かくてみっしり詰まっているものや あるいは構築的で堅牢さのあるものがすきですね。
部屋の照明を一か所にして 徐々にワインがひらくのを楽しみつつ 小説を読む・・・。そんなシチュエーションで飲めるワイン。素敵。
毎日 バタバタして暮らしてる私には 縁のないことではありますが。

今ちょうど 秋冬に入荷するワインの 選定をしています。
さまざまな観点からワインを考えていくのですが、秋冬のお料理との相性も大事。
自分が晩御飯に作るものや、お客様との日頃の会話を思い出して あの方だったらこんな料理と合わせるだろうなぁ というイメージが膨らむワインを選びたいですね。

すでに何点か いいワインがピックアップされています。こうご期待!!
 

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ちょっと心配

Sep 12, 2014 by weblogland |
今朝テレビで今流行っているLINEの詐欺について特集していました。LINEに登録している人のアドレスをハッキングしてその人になりすます手口。メールを送られた方は友人からのメイルだと思ってますから騙される案配でした。しかも、それが中国からの成りすましだと言うからビックリ!
わざわざ中国から日本に…。まあ、オレオレ詐欺の拠点も中国にあると言うから、さもありなん?

でも、冷静に考えると日本に対する犯罪数より中国国内における成りすまし犯罪ははるかに多いはずです。オレオレ詐欺だって中国国内の方がはるかに多くあるはずです。
中国当局はネット規制や検閲に膨大な力を注いでいます。海外からの批判の的ですよね。
それって国内のネット犯罪などに対応すること押さえることの方が問題として深刻だからなのでは?ですから中国当局にとっては検閲を弛めることなど言語道断なのかもしれません。なんて、想像しちゃいました。
実際は人権問題以上に深刻な犯罪行為などの温床にインターネットの世界が陥ってるんですかね?
最近の中国はちょっと心配になります。

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満月と『月に鴈』

Sep 11, 2014 by weblogland |
昨日のお月様綺麗でしたね。月が地球に一番近づくスーパー・ムーンと言うそうですね。カッコいい呼び名ですよね。
私は満月を見ると浮世絵の『月に鴈』をどうしても想ってしまいます。あの歌川広重の名作です。記念切手でも有名でしたっけ。
満月の月を鴈が横切って飛ぶ構図の絵なんですが、まるで望遠鏡で見たような。あの浮世絵は、日本人の感じる秋らしさの象徴ですよね。でも、当時は望遠鏡なんか無かったはず?目で見た風景を頭の中で拡大デフォルメしたか、さもなければ満月と鴈を頭の中で組み合わせてデフォルメしたとしか考えられませんよね。
そんな斬新さにいつもホレボレしています(笑)。
望遠鏡もないのによく描けた!
広重は私にとって大芸術家、大ヒーローなのです(笑)。
よく芸術には国境は無いと言われますが、それを観て心の動かされ方には違いがあるはずです。鴈のいないところで育った方や秋のないところで生活してる方にはピンとこないはず。人それぞれ育った環境が違うからです。なんて考えると、普段私が「美味しい!美味しい!」と感じることを、そのまま皆さんが同じように感じると慢心してはいけませんね。
ましてや非ワイン伝統産地の日本でワインを扱っている訳ですから、ワインに対する味覚の幅も広いと考えるべきです。
自戒 自戒 なのです。

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テイスティングしたワインを嬉しそうに飲むお客様の顔が浮かぶか?仕入れの判断

Sep 10, 2014 by weblogland |
ふふふ(笑)。
注文したサンプルがとどきました。
えーと、全部で9本ですか。このあと人には聞かせられないシビアなテイスティングが待っています(笑)。只でもらった訳ではありませんし、しかも販売の可否を決める大事な仕事です。先の試飲会では解らなかった良さがあるか?はたまた欠点が発見されるか?やはりインポーターさんの試飲会は言わば顔見世興行ですから(ごめんなさい)、じっくり何日かかけて試飲しないと実際のところ解りません。ただ、これにしたってそのワインの現段階の私と家内の評価にしか過ぎないのです。
そして、仕入れ判断の最終決定は、テイスティングしたワインを嬉しそうに飲むお客様の顔が浮かぶかどうかです。単にワイン自体が良いだけでは仕入れの決定材料にはなりません。(もちろん悪いのは駄目ですが。)マスキューのお客様が飲んで楽しめるかどうかが大事なのです。
この点とてもクローズです(笑)。言わばワイン界の小中華(笑)?でも排他的ではありませんからご安心を!

あー、楽しみだなぁ(笑)。

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お久しぶりです

Sep 09, 2014 by akiko |
ACコリウールのあたりは 自然環境が厳しい。ブドウ畑は傾斜地に作られ 日本の棚田みたいな様相を呈している。
その畑は中世 テンプル騎士団が作り始めたものであり 現在もそれが基礎になっている。

なんてことを先月の試飲会の前に勉強しました。

そっか テンプル騎士団かぁ・・・。ブルゴーニュの畑に関与していた教派とはちがうんだなぁ。時代的にもブルゴーニュより遅れているようで。
宗教は全然わからないし、ヨーロッパ史にも弱いし。このあたりのこと もっと深く知りたいですね。
ワインって やっぱり 文化的なこと、歴史的なこと、その他いろいろ知っていて飲むと 一味違うんですよね。
頭の中で 想像がどんどん広がって楽しくなります。
ただ、妄想になったり 独りよがりなうんちくおばさんに ならないように 気をつけないといけませんけど。
私が 暴走しはじめたら どうぞ ストップかけてくださいね。
ご来店 お待ちしております。

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二次試験に出るだろうワインのヴィンテージにヤマをはります-ソムリエ試験対策

Sep 09, 2014 by weblogland |
昨日の資格試験二次対策は勉強になりました。
昨日ブログに書いたようにワイン以外でやりました。
面白かったのがアプリコット・リキュールとアマレット。両方ともアプリコットが原料ですから間違いやすいですね。アマレットの方がフェノール臭が強いですから、比べると解ります。でも片方だけ出てアマレット?アプリコット・リキュール?どちらでしょうか?と質問されたら間違えるかもしれません。この場合は運を天に任せて直感勝負(笑)。4択といっても設問の選択肢が紛らわしく意地悪だと、混乱させられますね。最近は設問の選択肢に落とし穴が増えてきたようですから、テイスティングにおいても確実に味を覚える必要があります。

ところで二次試験に出るだろうワインのヴィンテージにヤマをはります!
去年は外してすみません!
今年は2010年!
二次試験では多量のワインが必要。しかもインポーターさんの在庫として確保していただくことになるはずですから、メインになるのは2010年でしょう。2009年はさすがに在庫していないはず。あと2010年は最近では一番人気のあるヴィンテージですから、2011年を混ぜることでバランスをとる可能性は高いですね。2011年は若さがありますから2010年との対比は試験問題としては出しやすいはず。
という訳で2010年がメイン。
多分?
だとイイかな?

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ソムリエ試験、資格試験二次対策

Sep 07, 2014 by weblogland |
今日は関内のバータウザーで資格試験二次対策です(笑)。
タウザーはバーですからワインを並べてテイスティングと言う訳にはいきませんが(笑)、二次試験ではワイン以外確実に出ます。そんな訳でワイン以外の物でお勉強です(笑)。
まずはテイスティングの基本、カルヴァドスとブランデーとダークラムを比べましょうか。
これは割りと簡単。匂いを嗅がず色を見るだけで分かります。
コアントローとグランマニエの違いも色だけで分かるかな。
あと、アマレットとチェリーヒーリング。以外と間違ったりしますね(笑)。アルコール分の差に注意すればクリア。
クラシックな麦焼酎とテキーラ(笑)。香りの嫌な感じがそっくり(笑)。これもアルコール分に注意してクリアですね。
紛らわしいのはオードヴィーとグラッパ。よりアロマチックなのがオードヴィーなのですが、アロマチックなグラッパが出たら諦めましょう(笑)。
ワイン系だとヴァン・ド・ナチュレとポートやマディラなどの酒精強化ワイン。これは分かりやすいかな。でもこれにヴァン・ド・リキュールが入ると混沌。クレーム・ド・カシスなどがヴァン・ド・リキュールの代表格とすれば糸口はあるはず。

実際の試験では考えている時間はありませんから、リキュール、スピリッツなどは一度経験確認した方が良いですね。

さあ、これから勉強の始まり始まり!

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キャベツ美味しくないですね?

Sep 06, 2014 by weblogland |
ここのところの天候不良の性ですかね。食べた時にふっくらとしあ甘さがありません。苦味があって、大根を食べているみたいです。日照不足で糖度が上がらず減酸も出来なかったワインみたいです。家内に言わせると炒めるしかないとのこと。たしかに、野菜炒めや焼そばに入れてしまえば気になりません。
さすが主婦の知恵(笑)。
私は生キャベツをむしゃむしゃ食べるのが好きなので、ちょっと残念ですが。
あと驚いたのはきゅうりの値段。1本100円以上するとか。きゅうりを1本丸かじりする私は、この話しを聞いてから恐れ多くて丸かじりを止めました(笑)。
まあ、仕方ないですね。生産出来る数が減るということは、生産者の実入りも減る訳です。価格を上げなければ生活に支障がきたし再生産出来ません。
我々消費者が、高くて不味いと文句を言うことは勝手な理屈になるのかもしれません。ここはいままで1本丸かじったところを半分にしますか(笑)。
キャベツだって生キャベツにこだわらなければ問題ありませんしね。
天候不良になって、常日頃自然の恩恵を受けていることを実感しました。
反省なのです。
しょうがないんだと諦めることも、必要で大事な事かもしれませんね。

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ラムネの味がする白ワインです。

Sep 06, 2014 by weblogland |
実は昨日の試飲会で探していたワインを見つけました(笑)。
ラムネの味がする白ワインです。今年の夏に売りたいと思って探していたワイン。ポルトガルのヴィーニャ・ヴェルデによく現れるニュアンスなのですが、ちょっと高くて適当な物が無く困ってました。そんな折り有人達とイタリアンで食事会をしたらテーブルワインとしてラムネ味の白ワインがでました。
おっ!こりゃイイ(笑)。
と思いましたが、瓶を取り寄せて銘柄を確認するのも野暮なので、後で探すことにしました。
安価なイタリアンの飲み放題ワインですから、価格は大体察しがつきます(笑)。もちろん味は覚えていますから飲めばすぐ解ります。
そんなこんなで昨日見つけました(笑)。
何故その時ラベルを見なかったか疑問を持つ方に種明かしします。そのイタリアン・レストランのワインのラインナップがほとんどモトックスさんだったからです(笑)。でも、モトックスさんに直接聞いても解らない(笑)!
しょうがないなぁ。まあ、飲んでいれば当たるかな?
そんなこんなでようやく当たりました(笑)。
真夏の暑い時期に売りたかったのですが、残暑に合わせることになってしまいました。申し訳ありません!
安いワインなのですが、夏らしくてなかなか良いのです。来週にはサンプルをとって再確認する予定です。そこで賛同が得られないと扱い見送り。最後の試飲が鬼門なのです。厳しいテイスターがいます(笑)。

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今日は新橋で試飲会でした

Sep 05, 2014 by weblogland |
一昨日は家内が行きましたから、今日は私の番(笑)。
もう9月ですから、これからハイシーズンに向けてインポーターさんも気合いが入ります。もちろん行く我々も然りです(笑)。今日はインポーター大手のモトックスさんの試飲会ですから、数も多く勉強になりました。モトックスさんほどの規模になるとクルティエやバイヤーが複数いますから、ワインに偏りがありませんね。それでいて面白いワインもありますから、大した物です(笑)。
インポーターさんの中には、我々が「クルティエ代えた方が良いのに」なんて余計な勘が働いたりします(笑)。(モトックスさんではありません。念のため。)
インポーターさんは、ワインとしての味わいが出来上がる前に輸入するワインを選びます。
このためかなりの習熟を要します。また、現地の事情にも精通してなくてはなりません。
ですから、我々酒屋の選ぶ技術とは違います。我々はそれをチョイスして品揃えを組み立てるのが仕事です。ソムリエはそのワインをより美味しく加工するのが仕事となります。チョイスの観点が違います。
単にワインを売ると言っても複雑なのです。海外から持ってきて売るだけなのですが、単純化出来ない部分があります。それがマスキューの命でもある訳です。きっと(笑)?

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レ・ジュンケ追加できました

Sep 04, 2014 by weblogland |
あー、良かった!
ジュンケ1998年』追加できました!
先日の試飲会で急遽お披露目したマス・ブランの上級キュヴェ。フェルが無くなり、皆さんのご機嫌を損なわないように、涙ながら出したあのワイン(笑)。あまりに旨く、あっという間に完売してしまいましたが(笑)。

熟成の段階からすると古酒になる手前かな。余分なものがそげ落ち酸に丸み甘みが出ています。しかもまとまりの強さがあり、鮮烈なイメージ。ヴィンテージより若いイメージを飲み手に与える不思議。セパージュはシラーがメインなので、トラディショナルなスタイルではないと思いますが、ワインの有り様はキック・インサイド(笑)。皆さんに息を飲んでいただきました。
試飲会リポートに書き落としましたが、オールド・ワイン・ラヴァーのある方曰く「クラシックなグラン・エシェゾーみたいだね」と誉めていただきました。これは誉めすぎかと思いリポートには書きませんでした(笑)。でも昨日飲みながら家内と話しました。
私「この『ジュンケ』ピノ・ノアール的でもあるよね。」
家内「たしかに(笑)。でも熟成が進むとボルドーもブルゴーニュも区別つかなくなるよね(笑)。」
私「熟成の結果なのかな?1998年だからまだ若さもあるし、コート・ロティのシラーはピノ・ノアールみたいなワインもあるよね。例えばジャメみたいに。」
家内「だとしたら『ジュンケ1998年』の行く先を観察しなきゃね。あと若いヴィンテージも飲まなきゃね(笑)。」
私「また課題が増えたなぁ(笑)。」

取り合えず予約された数は確保できました!
ほっとしました。

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試飲会のおさらいです(笑)。2014/08

Sep 02, 2014 by weblogland |
私「それにしてもフェルは凄かったよね。8月12日に開けてから、毎日飲んでたけど一向に味が落ちてこなかったよね。」
家内「しかも、あの価格のワインだしね(笑)。やっぱりロワール辺りのワインって酸があるよね。」
私「もちろん酸が無きゃ持たないよね。でもあの密度感は造りの質の高さだよね。特別ヘビーに造ったゴージャスなワインじゃないんだけどね。」
家内「だから皆さん驚いたんだよね(笑)。私も驚いたけど(笑)。ワインの値段って一体何なんだって。」
私「まあ、そうだよね。それなりの産地でちゃんと造れば、ちゃんとしたワインになるってことだよね(笑)。」
家内「まあ、日本に来るワインの中では、フェルは優秀だよね。地味だけど(笑)。」
私「これが急に人気が出て、こっちに回って来なくなると困るしね。でも大丈夫かな。解りやすいワインじゃないもんね(笑)。」
家内「良いワインと売れるワインって微妙に違うよね。」
私「そーなんだよね。そこが面白いところでもあるんだけど、マイナーなマスキューには良いワインだけど売れないワインが似合ってるかな(笑)?」
家内「でもたまには有名処も扱いたい(笑)!」
私「高くて絶対に美味しいワインもあるからね。」

皆さん、マスキューにもブランド物は少しありますからね(笑)。誤解無きよう(笑)。

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桝久 試飲会 リポート 後編 2014年8月

Sep 02, 2014 by weblogland |
さて、次は南フランス ルーションの一番南端のアペラシオン『コリウール』です。造り手はドメーヌ・マス・ブランです。まずはスタンダード・キュヴェから。
『レ・プチ・パルセ』 2010年ドメーヌ・デュ・マス・ブラン フランス コート・デュ・ルーションA.C. 赤 750ml 1715円税別
「おっ。美味しいねコレ(笑)。豊か。」
「たっぷりしてて優しい。ところで『コリウール』ってどこら辺ですか?」
家内「地中海際でスペイン国境に接した地域です(地図を指しながら)。」
「へぇー、歩いてスペイン行けそう(笑)。」
「このワインたしかに南フランスっぽいんですが、何かがちょっと違うような…。」
「グルナッシュっぽくない(笑)。」
私「そーなんですよ。グルナッシュを使っていません。」
家内「セパージュはシラー70%、ムールヴェドル30%。ルーションだとグルナッシュをよく使いますが、それとはちょっと違うようです。」
「あと、木樽は使ってますよね?」
私「実は木樽は使っていません。」
「えー?ほんとうですか?てっきり使っていると思いましたよ。」
私「舌触りに粉っぽさがあり、それが木樽由来のニュアンスだと騙されます(笑)。」
「マスキューさん、この粉っぽさは何故?」
「たぶんムールヴェドル由来かと。アリアニコの粉っぽさより粒子が荒い感じです。」
「ムールヴェドルかぁ。だからオレンジの香りがするんだな(笑)。」
私「さすが!良く勉強されてますね(笑)。」
家内「メインのシラーも特徴的ですよね。」
「うーん。ローヌのシラーみたいじゃありませんよね。たしかに赤いベリーの香りがするんだけどな…、テンプラリーニョに似た出方かな。」
私「たしかに!それも熟成したテンプラリーニョっぽいような感じしますよね(笑)。」
「これ飲んで『コリウール』って解る人いるのかな(笑)?フランスのどこら辺すら特定出来ないよ(笑)。」
私「経験していないとまず解らないでしょうね(笑)。そんな訳で今回の試飲会で皆さんにご紹介することにしました(笑)。」
「マスキューさんがブログに書いていた『汐の香り』って?」
私「解りにくい表現ですみません。ヨード臭と言いますか、ヨウチン臭さがあります。あと塩辛さ。」
「なるほど、塩辛い(笑)。あと何故ヨウチンみたいな香りがするんですか?正直言って苦手です(笑)。食べ物の味じゃないですよね。」
私「日本人には馴染みのない香りですよね。薬臭さですもんね。」
「アイラモルトの香りだよね。」
私「そうです!」
家内「完熟した葡萄の種由来のようです。種もワインに溶けちゃいます。」
私「葡萄だけじゃなくアプリコットの種の核の味でもあります。ヨーロッパではフルーツのカテゴリーに入る味わいのようです。」
「なるほどね!ヨード臭ってヨーロッパでは薬じゃなくてフルーツの味わいなんだ!」

さあ、続いて
コリウール 『ラ・リオーズ』2008年 ドメーヌ・デュ・マス・ブラン フランス ルーション赤 コリウールA.C.750ml 2229円税別
私「先に出した『レ・プチ・パルセ』は木樽熟成していないのでルーションのA.C.ですが、これは木樽熟成を一年ほどしていますのでコリウールA.C.となっています。」
「大きさがあるねぇ(笑)。ヴィンテージは?2008年ですか。まだまだ味が開くのに時間がかかりそうですね。」
「『レ・プチ・パルセ』より甘く感じるけどヴィンテージの差ですか?キュヴェの差?」
私「どちらもアルコール分は13.5%なんです。『ラ・リオーズ』はセパージュがグルナッシュ・ノワール50%、シラー30%、ムールヴェドル20%。『レ・プチ・パルセ』とは違います。」
「でも『ラ・リオーズ』もあんまりグルナッシュっぽくないよね(笑)。甘さがグルナッシュかな?」
「マスキューさん、『レ・プチ・パルセ』と『ラ・リオーズ』は同じ生産者が造っているとは思えません。どちらも豊かなんですが、別物みたいですよね。」
私「そーなんですよ。」
「『ラ・リオーズ』の挌落ちが『レ・プチ・パルセ』と言う感じじゃないよね。どちらかと言えば別物(笑)?」
家内「よくトップ・キュヴェをより良くするために厳しいセレクションしたりしますけど、例えばトスカーナのフランケッティーみたいに。何万円もするテヌータ・ディ・トリノーロが弟分のレ・クーポレ・ディ・トリノーロがあって成り立つような関係じゃありませんね。」
私「マス・ブランの最も有名な甘口ワインバニュルスを始めキュヴェ数は多いんです。畑のこの部分はどんな葡萄が一番適しているとか、収穫の順番もあらかた決まっているんでしょうね。」
家内「石垣で造られた畑は中世のテンプル騎士団が造り始めたとか。」
「古いんですね!パルセ家もかなり古いんですか?」
私「もともとはロワールに在住していたそうですが17世紀後半にフォンテーヌブローの勅令が公布されたためにコリウールの地に逃げてきたようです。プロテスタントなので迫害を恐れたようです。」
「日本じゃ考えられないよね。コリウールの辺りはカタローニャ王国もあったし宗派には寛容だったのかな?」
家内「いまでも公用語はフランス語とカタローニャ語みたいです。様々な人種が住んでいるようです。」
私「そう言えばドメーヌ・バサックのルイさんが『様々な人種が一緒に暮らしていることが我々の誇りだ。』と言ってましたね。」
「『レ・プチ・パルセ』のラベルの赤ちゃんの目に強い意思を感じるのはそのためかな(笑)?赤ちゃんなのに笑ってない(大爆笑)。」
家内「あとコリウールは美食の地としてフランスでは登録されています。どんな料理か解らないんですが…、肉は内臓系やら、ホロホロ鳥とか、あとアンチョビが大変有名かな。」
私「高級リゾート地みたいですね。」
「行ってみたい!」
「今度『世界街歩き』でやらないかな(笑)。」
「ところでマスキューさん。トップ・キュヴェの『ジュンケ』飲んでみたくなりましたよ(笑)。」
「『ジュンケ』はどんな味がするのかなぁ~?」
私「わっ、わっ、分かりました!開けましょう(しく、しく、しく、 涙)。」
そんな訳でフェルが早々無くなったご迷惑のお詫びを兼ねて!
コリウール『レ・ジュンケ』1998年 ドメーヌ・デュ・マス・ブラン フランス ルーション コリウール 赤 750ml 3258円税別
「おー!旨し!」
「まいうガッツですね(笑)。」
「綺麗に熟成してるね(笑)。美しい!」
「甘さが口の中を転がるね(笑)。」
「ところでセパージュは何ですか?」
家内「セパージュはシラー90%、マルサンヌ5%、ルーサンヌ5%。とくにシラーはルーションのコート・ロティと自負しているようです(笑)。ルーサンヌとマルサンヌをちびっとアッサンブラージュしてるのもご愛敬かな(笑)。」
私「でもコート・ロティとは違いますよね(笑)。暑い産地ですし、造りもある意味今風ですから熟成のスピードは早いですね。凄く美味しいですけど(笑)。」
「このワインもシラーとは解らないなぁ。今日飲んだマス・ブランの3本は全く別物。凄い生産者がいるものですね(笑)。」
もちろん『ジュンケ』あっという間に完売してしまいました。週明けにインポーターさんに在庫確認してみますから、しばしお待ちを!

あー、楽しかった!
いけない、自分たちばかり楽しんでしまいました。
皆さん楽しめましたか?

ご来店ありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋・昭子
※『ジュンケ1998』、インポーターさんにまだありました!明後日再入荷します。

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桝久 試飲会 リポート 前編 2014年8月

Sep 01, 2014 by weblogland |
昨日、一昨日とマスキュー試飲会にお越しくださりありがとうございました!

まず、ラングドック ミネルバのロゼ
トゥールーズ ロゼ N.V.ドメーヌ・ピッチニーニ フランス ラングドック ペイ・ドッグ(I.G.P.)ロゼ 750ml 1200円税別
最初はちょっと冷やし過ぎぎみにサーヴィスです(笑)。
「あー、このくらいの陽気にぴったりだね。ワイン飲んだ気がするし、一口飲むとおかわりしたくなるなぁ(笑)。」
「フルーツの香りが新鮮!」
「飲みやすいな!あっという間に1本のんじゃうな(笑)。」
「薔薇の香りもするよね。」
「このフルーツの香りなんだろう?」
家内「赤いベリーかな。シラーらしいですよね。セパージュはシラーが75%、グルナッシュが25%です。」
「香りとワインが不自然じゃないよね。何か食べたくもなるね(笑)。」
私「このワイン温度が下がると香りが増して、温度が上がると厚みが出るんですよ。今は温度が低めですから香りが目立ちます。ゆっくり飲んでいただくと温度が上がりワインの厚みが楽しめます。」
「おー、なるほどね。」
「マスキューさん、質問なのですが、これは直接圧搾法ですよね?すんごくアロマティックですもんね。」
私「最初私は直接圧搾法だと思ったのですが、時間をかけて飲むとセニエではないかと思うようになりました。」
家内「色の濃さもセニエっぽいんですよね。」
「ところで何故ノン・ヴィンテージなんですか?」
私「解らないんですよね。すごく知りたいところなんですが。」
家内「あと温度が上がるとお芋っぽくなるんですよね(笑)。ヴィオニエ的かな?」
私「いかにも南フランスっぽいんですよね。ふっくらしてくるんですよね。」
家内「海老とか魚介、それをクリームソースと合わせたくなりますね(笑)。」
「トマト入れても良いですよね!」
私「それって鉄板!」
「ところでトゥルーズってお城のあるところですよね?」
私「良く御存知で!カルカッソンのお城ですよね。」
「へっへっ、この前テレビの『町歩き』で見たんですよ(笑)。あの番組見ると行った気になる(笑)。」
「サッカーのフランスワールドカップで日本が試合した所ですよね。会社の若い社員が弾丸ツアーで行ってきて、お土産でワイン買ってきたな(笑)。味はお土産味(笑)。」
皆さん良く御存知で!

さて、試飲会前半戦のテーマ フランス ロワールシャトー・ド・フェルの赤ワインの垂直試飲です!
●シャトー・ド・フェル アンジュ・ルージュ カベルネ・フラン 『ラ・シャペル』 ヴィエイュ・ヴィーニュ2011 フランス ロワール 赤 750ml 1372円税別
●シャトー・ド・フェル アンジュ・ルージュ カベルネ・フラン ヴィエイュ・ヴィーニュ2007 フランス ロワール 赤 750ml 1543円税別
●シャトー・ド・フェル アンジュ・ルージュ カベルネ・フラン ヴィエイュ・ヴィーニュ2001年 フランス ロワール 赤 750ml 1750円税別

「2011年、2007年、2001年の垂直試飲ですかぁ。よくありましたね!こんな機会は滅多にないな(笑)。」
私「ありがとうございます。本来は9月の試飲会でやりたかったのですが、インポーターさんの在庫が少なく、待っていたら無くなりそうだったもので…。暑い8月の試飲会で出すことになりました。幸い今日は涼しいので天の助けかと(笑)。」
「在庫少ないのですか?」
家内「2007と2001年は全部買ったのですが、じわりじわりと売れてしまって…。」
そんな訳で有るだけの販売となりました。お許しを!
「うーん。2011年は甘くて飲みやすいかな。でも2007年よりたしかに若い。」「2001年ははっきり違う。熟成してるって解る。」
「2001年は別物みたい。2011年と2007年は同じ系列だと解るけど、2001年は別物?」
「2001年って酸が強いですよね。でも余分なものが無くなって綺麗。口の中で広がり方は綺麗だよね。」
「2001年は独特の香りがしますけど…。何故ですか?」
私「2001年は瓶に詰められてから10年以上経ちます。その間、密封状態、還元状態なので、抜栓して空気に触れると還元臭が出ます。臭いですよね(笑)。でも自然に消えて行きます。ビオ臭に似ているかな。」
「2007年も微妙に還元臭がしますよね。」
私「良くお気付きで!ほんの少し感じます。」
「よく言われるブショネとは違うんですか?」
家内「ブショネは時間の経過とともに増幅します(笑)。
「マスキューさん、この3本は同じ葡萄品種ですか?」
私「はい。カベルネ・フランです。作り方も同じです。木樽も使いません。」
「カベルネ・フランって独特ですよね。ベリーっぽくて、泥臭くて(笑)。素直だよね。植物っぽさもあるね。フェルのワインってみっちりしてていかにもカベルネ・フランらしい深みがあるんですよね。何時飲んでも美味しいよね(笑)。特に2007年はしっとりしてて好きだな。」
私「ありがとうございます。フェルは収穫を10月までずれ込ましますから、ジャムやフルーツのコンポートっぽいのが特徴です。」
「たしかに2011と2007年はジャムっぽい(笑)。特に2011年の方がよりジャムっぽい?」
私「2001と2007年はアルコール分が12.5%で通例ですが、2011年は13.5%となっており糖度が高いヴィンテージのようです。」
「それって天候に恵まれたということですか?」
私「夏場は熱く、秋には雨が降らなかったようです。」
家内「あとフェルはロワール川の下流域のアンジュにありますから、中流域よりもワインの肉付きが良いです。中流域のシノンとは同じカベルネ・フランでも有り様が違います。」
「下流域の方が暖かい?」
家内「はい。比べると葡萄の糖度も若干高いですね。」
「2007年の作柄はどうだったのですか?」
私「9月に雨にやられて収穫をかなり駄目にしたようです。収穫が9月のボルドーは収穫出来た葡萄が少ない上、水っぽくなってしまいました。ただ収穫が10月のモーゼルのアウスレーゼなどは量が少なくとも素晴らしい出来映えでした。」
「そうするとフェルの2007年は良かったということですか?」
「飲んでいただいた通りです(笑)。素晴らしいかと。」
「マスキューさん、先々2011年が2007年のようになり、2007年が2001年のようになるんですか?」
私「難しい質問ですね(笑)。タイムマシンが必要ですよね(笑)。時間を進めることは出来ませんが、8月12日に抜栓した2011と2007年があります。ワインの力を計る為にマスキューがやる方法です(笑)。セラーに置いておいて毎日チビッとずつティスティングします(笑)。」
「20日近いじゃないですか!」
「どんなワインも二日以内に飲んでしまう我が家では無理(笑)。」
私「一応仕事ですから(笑)。あとティスティングのトレーニングです。なかなか進歩しませんが(笑)。」
「ワインって開けたら直ぐに飲まなきゃ駄目になるんじゃないんですか?」
私「すぐに駄目になるワインって多いですよ(笑)。ほとんどかな(笑)。1級シャトーでも翌日駄目なことがあります。名前は言えませんが(笑)。」
家内「基本的な設計にもよりますし、作為的な技術が介在したワインは大体駄目ですね。」
さて、試飲会番外編に突入です(笑)。
「おー!2011年飲みやすくなってる!旨い!」
「2011年はとても落ち着いたかんじで飲みやすい。でも、2007年とは違う。」
私「そうなんですよね。今のところ2011年が2007年のようにはならないような感じですよね。」
「2007年って あんまり変わらない?何故?こんなことあるんですか?」
私「2007年ってあまり変わらないんですよね。凄い生命力かと。」
「マスキューさん、2007年は将来2001年のようになるのですか?」
私「たぶんそうなるとは思います。ただし2001年がこうなった以上に時間がかかると思います。たぶん。」
「じゃあ、2011年より2007年の方がワインとしては上ですか?」
私「解りません(きっぱり)。価格は2007年の方が高いですが(笑)。」
「2007年の方が良いから高いのですか?」
私「厳しい質問です(笑)。その可能性もありますが、2007年の方が数少ないために高くなることもあります。」
「何故?」
私「限られた畑で生産しているからです。極端に言えば、ワインを何本造ろうとも固定費はあまり変わらないからです。」
家内「買い葡萄や買い酒をしませんから、数が少なければ価格が上がる訳です。一家が一年暮らすに必要なお金は大体決まっていると(主婦目線)。」
「マスキューさん、バキュ・ヴァンしたり、保存ガスを瓶に注入したりしていないのですか?」
私「はい。何もしてません。セラーの中に立てて置いてあるだけです。さすがに外には置きませんが。」
家内「30℃越えると熱のダメージを受けますから、一応セラーの中には入れてます。」
「それにしたって栓は開いているんでしょう?」
私「まあ、コルクは差しておきますが(笑)。」
この瞬間2007年は完売しました。お許しを!
「マスキューさん、フェルって2000円しないワインですよね。2011年は1500円を切ってるし。」
私「真面目なワイン造りをしている良心的な生産者です。早く飲めるように除梗はしていますが、それ以外はクラシックです。これらのスタンダード品も手を抜きません。ハートもクラシックですね(笑)。」
「ゴージャスなワインではないけれど質実な素晴らしいワインですね。」
「マスキューさん、ワインってすぐに評価できないものなんですよね。リリースしてすぐに何点なんか付けられないですよね。」
私「リリースして何年か経っても解らなかったりすることが多々あります。もちろんマスキューのティスティング能力の低さもありますが(笑)、だからこそ好奇心が掻き立てられます(笑)。マスキューのテーマは『なんで?』なのです(笑)。」
楽しいんだなこれが(笑)。

今回フェルの垂直試飲をして、2007年の良さを皆さんが評価してくださりました。ただ、私が誘導したみたいですが(笑)、実際には飲んで一発で良さを見抜いた方が多かったのです。
皆さんのレベル高し!
期待に応えられるよう頑張らねば!

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