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来ましたよ(笑)!
Jun 27, 2023 by weblogland |来ましたよ(笑)!
ビヨー・シモンのシャブリ・テット・ドール2016年です。
先週のマスキュー試飲会のサブリミナル・アイテムです。試飲会初日の金曜日にあっという間に売れてしまいました。
なんとなく大穴になる予感はあったのですが、なんと言ってもサブリミナル(笑)。
ちょっと売れればオッケーなアイテムですから、慌てました(笑)。
今月いっぱいの限定放出アイテムでしたので、インポーターさんの在庫切れを心配しましたが、ぎりぎりセーフかな(笑)。きっと秋以降入荷するブルゴーニュ・ワインの数が確保できたので、今回最終放出だったんだろうな。2022年は数量が足りたみたいですね。2020、2021年と供給不足が続き値段の高騰に驚かされましたが、少しは落ち着きそうですね。でも円安だし、ケチなブルゴーニュですから安くはならないかな(笑)。
とりあえずホッとしました(笑)。
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山桃
Jun 27, 2023 by weblogland |孫と遊ぶのがメインなのですが、隙を伺い山桃探しです(笑)。
公園の路上で発見!かなりの数の山桃がまとまって落ちています。そうすると、上を見上げれば~、山桃発見(笑)!
葉っぱの形は桃(笑)。ちょっと尖った広葉樹。赤い実がたわわ(笑)。
しずしずと近寄り眺めていると、親子連れが「これ何の実ですか?」
私は偉そうに(笑)「山桃ですよ。」余裕をかます(笑)。
そしてすかさず「食べると美味しいですよ。まあ、種があるので果肉は少ないですが。」物知りのおじさんを装う(笑)。
木になった山桃の実を一粒むしってそのまま食べる(笑)。ここが大事(笑)「洗った方が良いですけどね。」なんていかにもベテランの知識を織り混ぜる(笑)。
ふと横を見ると娘が「お父さん、公共の公園のものを食べたりしてはダメだよ!」怒られちゃいました(笑)。
私「なんで山桃植えたのかな?鳥のエサかな?」(誤魔化しながら)知らん顔でとぼける(笑)。
私「帽子一杯取れそうだよね。山桃ソース作れるかな?」横の娘はもう少しで憤怒(笑)。
私「鳥のエサを横取りしちゃいけないかな(笑)。」上手く誤魔化す。
あー、楽しかった(笑)。
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桝久 試飲会リポート 前半
Jun 26, 2023 by weblogland |試飲会で皆さんが赤ワインとともにお試しいただいた山桃、実はマスキューブログで度々登場するAさんからいただいたもの。試飲会の3日前に奥様が持ってきてくださいました。すぐに食べてみて『こりゃ、食べながら赤ワイン飲んだら美味しい!』と言うことで取り急ぎ冷凍(笑)。
初日にご来店いただいたAご夫妻
私「Aさん、山桃ありがとうございました!赤ワイン飲みながら食べるととても美味しい!マリアージュします(笑)。何処で収穫したのですか?」
Aさん「家の下の公園(笑)。」
私「えー!甘くて美味しいですよ!」
Aさん「薮や山に行けばそこら中に這えてますよ(笑)。洗って塩を振ったからより甘さは感じるかな(笑)。」
私「今日の試飲会が終わったらまた冷凍して明日も使わせていただきます!ありがとうございました!」
翌日土曜日の試飲会前にAさんが愛車のCB400に跨がりご来店!わざわざ今朝収穫した新鮮な山桃を差し入れてくださいました!
A「収穫したての山桃持って来ました(笑)。塩は降ってませんから。」
私「ありがとうございました!う~ん。取れたてはフレッシュ!美味しい!」
Aさん「朝起きて今日もマスキュー試飲会がやってるの覚えてたからね(笑)。」
ご本人「最近物忘れが良くて(笑)…。困っちゃうよ。」なんて仰いますが、CB400に乗って出身の九州までツーリングしたり、こんな細やかな気配りが出来る恐るべき73才。こうありたいと私淑しております。
あと赤ワインに合うと、乾燥無花果をYご夫妻からいただきました。
Yさん「この無花果、カリカリに乾燥してなくて、半生っぽいので食べやすいし風味がより強いので、赤ワイン飲みながら食べるとイイ(笑)。ちょっとだけ持ってきましたので、試飲会で使ってくださいね
(笑)。」
家内「乾燥イチヂク!私シュド・ウエスト
のタナに合わせるのが大好物です(笑)。ありがとうございました!」
こうして思いがけない武器を備えてマスキュー試飲会開始です!
●トスカーナ・ロッソ 2021年 アジェンダ・アグリコーラ サン・ルチアーノ
イタリア 赤 トスカーナI.G.T. 750ml 1225円税込み
私「今回は5アイテムすべて2021年ヴィンテージとなりました!春に遅霜、7月に雹
、収穫期に雨。特にブルゴーニュは散々でしたが、困難を乗り越えた2021年のワインはなかなか宜しいかと(笑)。生産者の尽力に感謝しながら、残り物に福があったと幸せになれるヴィンテージでございます(笑)。」
「マスキューさん!この牛のラベル・デザインの赤、長く扱ってますよね(笑)?」
私「はい!この『黒べこ』の扱いは長いです(笑)。以前は1,000円以下でしたから値上がりしたのですが、これより安くて美味しいワインがありません(笑)。」
「飲みやすいし、濃さもある。とてもちゃんとしたイタリア・ワイン(笑)。」
「う~ん。しっかりしてる。ラベル通り牛肉食べたくなる(笑)。」
「酸がちゃんと入ってる。香りも伴ってるし、普通に良いワインですよね(笑)。」
「サンジョヴェーゼの酸っぱさだな(笑)。キャンティに似てるかな(笑)?」
家内「キャンティの南外れの畑のものです
。サンジョヴェーゼ60%、チリエジョーロとモンテプルチアーノの20%ずつ入ってます。」
私「サンジョヴェーゼらしさが良く出てますよね(笑)。」
私「先週このワインを飲んだのですが、開けてから1週間ほど楽しめました(笑)。そんなに華のあるワインでは無いのですが、無いと困るワインです(笑)。」
「そうそう(笑)。何も考えずに、赤ワイン飲みたいなあ。なんて時にイイね(笑)。」
「そんなときある(笑)!」
「逆にそんなときに不味い赤飲むしかないと悲惨なんだよね(笑)。これなら取り敢えずホットは出来る(笑)。」
「どんな時にも最低限のクオリティは必要だよね(笑)。」
「そう!私そのハードル高いから(笑)。」
「イタリア・ワインって生産者によって様々だから選ぶのが難しいですよね(笑)。
フランス・ワインってAOCで大体想像がつくけど、イタリアはDOCやDOCGはあてにならない(笑)。しかもIGTも沢山ある。飲んで探すしかない。ワインって基本値段なりではあるけど、思わぬ良品に当たることもあるし(笑)。イタリア・ワインにはそれがある(笑)。」
「愛すべき困ったイタリア・ワイン(笑)!」
私「後のフリウリのワインもそうですよ(笑)。」
●コート・デュ・ローヌ ヴィエイユ・ヴイーニュ 2021年 ドメーヌ・ダンデゾン フランス ローヌ 赤 750ml 1791円税込み
私「続いて『赤べこ』でございます(笑)。」
「あ~!なるほどね(笑)。『黒べこ』に『赤べこ』ね(笑)。」
「マスキューさん!狙ってました(笑)?」
私「たまたまです(笑)。並べてから気がつきました(笑)。ホントたまたまです(笑)。
」
「う~ん。『黒べこ』はカルビ。『赤べこハラミ(笑)。」
私「それ言い得て妙です(笑)。」
「『赤べこ』は濃いのだけど繊細さもある
。暑苦しくないんだよね(笑)。」
家内「産地としてはルーションに近い温暖な産地です。シラーはどちらかと言えば北ローヌが適地。ですから飲んでみると驚きました(笑)。」
私「そーなんです(笑)。本来はグルナッシュが適した品種なのですが…。ちゃんとシラーのニュアンスが出ています。」
「うんうん。ベリー系の酸っぱさがある。シラーだよね(笑)。」
「あの辺のグルナッシュだと甘くて黒いプルーンみたいになるよね。ボリュームはあるけどね…。真っ黒になる(笑)。」
「オーストラリアのシラーズもそうですよね。甘くて飲みやすいけれど黒い(笑)。飲み飽きし勝ち(笑)。」
「この赤ワインは冷やしても良さそう(笑)。酸味がしっかりしてるから夏向きの濃さだよね(笑)。」
「黒胡椒のニュアンス?スパイシーさもある。それも心地好く感じるかな(笑)。」
「ちょっとピノ・ノワール的でもある?」
「みずみずしさも感じる。」
私「ケチケチ臭い作りはしていないようですね(笑)。ちゃんと真面目に作っている感があります(笑)。開けてから翌日の方がより美味しくなってます。」
家内「このワインは協同組合所属のドメーヌなのですが、10名ほどの小規模組合です。それゆえ、オリジナリティーのあるスタイルのシラーに特化出来たようです。」
「マスキューさん!山桃も合いますが、イチヂクの方がベストマッチです(笑)。美味しい!」
「今魚河岸で新鮮な鰹買ってきた帰りなのですが(笑)、鰹とこのワイン合いそうですね(笑)。」
私「新鮮な鰹って生臭くないんですよね。ですから合うはずです。生魚はワインには合わないって言われますが、それは間違い。鮮度管理がとても良くなっていますから、スーパーで買う生魚は臭くない
。もともと臭みが無ければワインと邪魔にならない。そりゃ生臭いホタテの干物などで合わそうとすれば無理はありますが(笑)。」
「その話インターネットに流布されてますよね。読みました。」
私「害悪だと思います。」
●ヴィーノ・ロッソ 2021年 ヴェンキアレッツア イタリア フリウーリ=ヴェネチア・ジュリア 赤 I.G.P.ヴェネチア・ジュリア 750ml 2357円税込み
「これはヴィーノ・ロッソ。格付け外(笑)
?まさにイタリアンですね(笑)。もう飲んで判断するしかない(笑)!」
「フリウリですね。珍しい(笑)。凄く美味しいワインが多い産地ですが、あまり日本には入ってませんよね?」
「美味しいんだけど高いワインが多いよね
。そう言えばマスキューさんミアーニ仕入れたんでしたっけ(笑)?」
私「スミマセン。こそこそ仕入れました(笑)。」
「う~ん。旨い!チェリーの渦だぁ(笑)。」
「とても透明度が高い!そこにチェリーがみっちり(笑)。素晴らしい!」
私「頂き物の山桃を口に入れて味わいながらこのワインをお試しください(笑)!」
「うっー!言葉を失う(笑)!」
「…、にんまり(笑)。」
「う~ん。反則(笑)。必殺技(笑)。」
「チェリーと言っても様々なチェリー。ブラック、レッド、あとスグリ、小粒のプラム…。」
「香りにリキュールっぽい強さがある。」
「これメルローなのが解せない(笑)。」
家内「メルローが80%、カベルネ・フランが20%の割合です。最初飲んで、カベルネ・フランが80%、メルローが20%だと思いました(笑)。小粒の赤い果実のニュアンス、そして強さ。どう考えてもカベルネ・フランがメインだと思いました(笑)。」
「何故こんなにクリアなんですか?」
私「マセラシオン・カルボニック法で短期間のアルコール発酵を行い、プレスをかけないいわゆるフリー・ラン・ジュースだけで作ったからだと思います。高級なブルゴーニュのピノ・ノワールの作りかと。開けたてはちょっとボジョレー・ヌーボーっぽい(笑)。」
「マスキューさんがよく言う『薄旨い』ってヤツですね(笑)。」
「薄旨いけれどとてもしっかりしてる(笑)。」
家内「特に時間が経つとしっかり感が増しますね(笑)。本来的な葡萄の良さを感じます。」
「アルコール飲料とは思えないし、思えない飲みやすさがある(笑)。やられたなぁ(笑)。」
「いわゆるお酒とワインは違うんだよね。きっと。」
私「ありがとうございます。ワインってワインなのです(笑)。」
「前の2本の赤とはまるで違いますよね。これはスパイシーでもないし…。何故?」
私「暖かい産地の赤ワインは種まで溶けますが、多分これはそれが少ない。…。プレスもしていないと思いますので、種由来のニュアンスはほとんど感じません。完熟した皮のタンニンと果肉を抽出したようなイメージを感じます。」
「どんな料理に合うかな(笑)?」
「ちゃんとした料理人が作った料理だよね
(笑)。家庭料理というよりレストランの料理だよね。」
私「クランベリー・ソースなんかだと合いそうですよね(笑)。」
「七面鳥にクランベリー・ソース!」
「いっそのこと山桃ソースは(笑)?」
「公園行って帽子一杯の山桃を収穫したら怪しまれないかな(笑)?」
家内「北欧のコケモモ・ソースに匹敵する発明かも(笑)?」
「ミートボールに添えるヤツね(笑)。ジャムだったり。」
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桝久 試飲会リポート 後半
Jun 26, 2023 by weblogland |〇サン・ブリ 2021年 ドメーヌ・グラン・ロシェ フランス ブルゴーニュ 750ml 2,451 円税込
私「このサン・ブリはマスキューの大定番です。たしか2008年ヴィンテージから扱っております。産地が冷涼ですのでいつも安定した量の確保は難しいようですが、裏切られることはございません(笑)。特にこの2021年ヴィンテージはここ10年来一番のできかと(笑)。」
「え~と、サン・ブリってブルゴーニュ?
」
家内「シャブリから西の山奥に行ったところ。もうロワールのサンセールに近いところです。セパージュはソーヴィニヨン・ブランです!」
私「今は広域のブルゴーニュ扱いですが、ゆはりサン・ブリです(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「うわっ!濃い。でも凄く飲みやすい。」
「たっぷりしてるしフレンドリー(笑)。しかも安っぽくないよね(笑)。」
「グレープフルーツ、レモン、柑橘類、植物…、草。後味のハニーさ…。美味しい(笑)。」
「ソーヴィニヨンの押し付けがましい植物っぽさじゃないよね(笑)。もっと自然で…
、馬小屋臭もない(笑)。」
「う~ん。たしかにサンセールっぽいですよね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。昔のサンセールのイメージかと。アルコール分は12.5%と低めでございます。」
「アルコール分はそんなに低いんですか?
今あの辺でも平気で13%は越えますよね?」
「完熟してるけどアルコール分は低め。全体のハーモニーは良し(笑)。何故(笑)?」
「アルコール分が高ければ良い訳ではないってことですね(笑)。品も良し(笑)。」
家内「温暖化の進んだ昨今珍しいクラシックな仕上がりです。基本的にはアルコール分は12%前後でワインとなる産地なのですが…。このドメーヌのワインはアルコール分が13%割った方が良いようなし気がします。」
「う~ん。アルコール分1%の差は大きい
(笑)!」
私「単純にアルコール分1%あげるためには、17.1g/Lの糖分が必要となります。そうなると酸が減ってバランスが取りにくくなる産地のようです。」
「なるほどね。その地その地のベスト・バランスがあって、しかもそれに適した葡萄品種があるって訳だ(笑)。」
「このワイン、開けたてから美味しいですよね(笑)。」
私「はい。開けてから全開ですから長期熟成タイプではありません。でも2~3日はこの状態をキープします。」
「山のワインだよね。とても親近感がある
(笑)。お蕎麦や山の幸の天ぷらなんか普通に合いそうですね(笑)。」
家内「はい(笑)!そばつゆに茗荷や大根おろしをたっぷり入れて…。涎が出ちゃう(笑)。」
「大根おろしだけで食べる、お絞りそば!
絶対に合う(笑)!」
「店長!これイイ(笑)!コ・ス・パ良し!ですよ(笑)。」
「鯛をコブシメしたお寿司!ワインの旨味と昆布の旨味がマリアージュする(笑)!」
私「揚げ出し豆腐!」
「単純にカーチョ・エ・ペペ!」
「シーザーサラダは鉄板(笑)!」
「日本人好みですよね(笑)。日本の高いワインでもサンセールみたいなスタイルのワインが多いのも解るね(笑)。」
私「さすが!」
トリは心に響くブルゴーニュのシャルドネ!たまには高級な味わいも良いかな(笑)
。たまには。1991年ヴィンテージに似た困難な作柄の2021年。春に遅霜、7月に雹、9月の収穫期に雨。困難の向こう側には何があるか?
〇サン・ロマン スー・ル・シャトー ブラン 2021年 ドメーヌ・マルトノ・マラール
ブルゴーニュ サン・ロマン 白 750ml 6317円税込み
「サン・ロマンって何処ですか(笑)?」
私「え~と。ミュルソーの谷を西に向かって登ったところです。標高はさらに100mほど高い冷涼な村です。温暖化の恩恵を受けていますね(笑)。」
家内「昔は酸っぱい白ワインしか出来なかったのですが(笑)、温暖化のお陰でかつてのピュリニー・モンラッシェ並みのシャルドネ栽培に適した産地となりました
(笑)。」
「う~ん。香りが強いことは強いけど、中の詰まり方が尋常ならざる感ですな(笑)。」
「口の中がビックリしちゃう(笑)。濃密さが凄い!」
「樽の香りが強いけど、これは若いからなんだろうな?」
「サン・ブリが早飲みで、サン・ロマンは長熟(笑)。基本的な設計図、作りの意図が違うよね(笑)。」
「樽の香りをつけただけのシャルドネじゃないよね。長い生命力に見合う樽熟成なんだろうな。樽の香りも高級(笑)。高そう(笑)。一番高い樽を使ってるんだろうな(笑)。」
「うんうん。チリ辺りのシャルドネの樽香とは違うよね(笑)。」
「凄く深みがある(笑)。大きくて静謐。極上なんだろうな…。」
私「2019年の同じワインより2021年の方が生命力があるような気がします。Kさんどうでしょう?」
Kさん「先日ティスティングした2019年は
翌日になるとトロミが増しました。2021年の方が硬いですね(笑)。トロミが出るのは翌翌日かな(笑)。」
「この状態でもトロミは感じますが、もっとトロトロになるんですか(笑)?」
Kさん「幸せになれるトロミです(笑)。」
「シャルドネって高貴ですね。すべてを備えてる品種だと思える出来映え。」
「私料理が好きで勉強してますが、あまりワインとの相性を考えたことがありません。アルコールに弱いもので…。でもこのワインの香りを嗅ぐと料理と同じ(笑)。それも高級な料理(笑)。ワインは単なるアルコール飲料ではないですね(笑)。」
「生クリームやバターが連想されます。」
「マスキューさんがブルゴーニュのグラン・クリュに連なる1級並みと評価してるのが解りましたよ(笑)。マスキューさんブルゴーニュ好きなんですね(笑)。」
私「樽香の強いアンドレ・ボノームの小区画シリーズのものより樽熟成期間は2ヶ月ほど長いです。そう考えるとこのワインのポテンシャルの高さがご理解いただけるかと(笑)。」
「ヴィレ・クレッセよりサン・ロマンの方が酸がある。ということですね(笑)。」
「このワインは天候のイレギュラーを感じませんよね。ということはそれを乗り越えた訳だ(笑)。」
「このワインはどのくらい持つのですか?」
私「コルクはなんとDIAM5なんですよね。ところが異常に長い(笑)。一度抜くともう入らない(笑)。」
「あー、ホントですね(笑)。」
家内「こんなに長いDIAM5は見たことない
(笑)。」
「DIAM5は5年間ブショネの発生がない保証ですよね?ということはコルクが5年しか持たないと言うことではない?」
私「よく解りませんが、コルク自体はかなりしっかりしてますよね。味わいからも5年以内に飲むべきワインとは思えません。」
「大事にセラーにしまって置け!ということかしら(笑)?」
「そうそう。サブリミナルのシャブリまだありますか?すぐ飲むには2016年の方が良さそう(笑)。」
「あれシャブリというよりコート・ドールの優良ドメーヌが作ったシャルドネだよね(笑)。しかも前の値段だし(笑)。」
私「申し訳ございません!金曜日に完売してしまいました。ホントごめんなさい!
(休み明けの月曜日にあと1ケース確保出来ました!)」
「店長!最近ブログの順位が上がってますよ(笑)!」
私「えっ、ホントですか?実はあまり見ないものでして…。」
「ダメですよ(笑)。『ボタンを押して下さると励みになります。』って書いてあるからちゃんと押してるんですから(笑)。』
私「失礼いたしました!ちゃんと見て励みにします!」
ご来店、応援ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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きっとコクが増して美味しいでしょうね
Jun 20, 2023 by weblogland |飲み頃のブルゴーニュはないし、2020年や2021年は高いし、困りますよね。
そんな昨日某インポーターさんからビヨー・シモンのシャブリ・テット・ドール2016年のオファーがありました。一昨年扱ったものと同じ、しかも価格も同じ。一瞬目を疑いましたが(笑)、取り敢えず1ケース注文しました!
こんなことあるんですね。今、箱を開けて中身をチェック(笑)。きっとコクが増して美味しいでしょうね(笑)。もちろん今週末のマスキュー試飲会のサハブリミナル・アイテムにします(笑)。
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これ、なーんだ(笑)?
Jun 20, 2023 by weblogland |山桃の実です!
今、ちょっと前に配達から帰ると…。
家内「店長!山桃もらったよ(笑)!」
私「えっ、ヤマモモ?」
家内「今、Aさんの奥さんが持って来てくださった。なんでも旦那さんが『この時期山桃食べなくては!』ということでした(笑)。お裾分けにあずかりました(笑)。」
私「なんか見たことあるよね(笑)。それでは失礼してお味見(笑)。う~ん。甘酸っぱいベリーだぁ!ワインにある味わいだよね。美味しい(笑)。スモモっぽくもあるかな?」
家内「小粒のぎゅとした味だよね。美味しい(笑)。昔山でよく食べたよ(笑)。カベルネ・フランに似た味。特にイタリア・トスカーナのダットーマのチフラを思い出す(笑)。」
私「山に行くとあるよね?でも初めて食べた(笑)。」
家内「わりとそこら辺に這えてるよ(笑)。」
私「Aさんの旦那さん山に収穫に行ったのかな?それとも栽培してたのかな?今度聞いてみよ!売ってはないよね?」
家内「量を確保するには手間がかかるから売るとしたら高級になるかも?」
私「こんな小粒だもんね。」
Aさん、ありがとうございます!
経験値上がりました(笑)。
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早速チェックが入りました(笑)。
Jun 17, 2023 by weblogland |Aさん「マスキューさん!今月の試飲会のラインナップ読みましたよ(笑)。」
私「早速ありがとうございます(笑)。」
Aさん「今回のトリは高級品ですね(笑)。美味しいんだろうな(笑)。」
私「左様かと(笑)。」
Aさん「ところでブログに書いてあった、『2021年は困難な作柄』とは?」
私「春に遅霜にあい、初夏に雹、さらに収穫期に雨。ブルゴーニュ全体の収穫は半減したようです。特にコート・ド・ボーヌは酷い被害を受け、生産者によってはワインをリリースしないところもあったようです。」
Aさん「だからブルゴーニュ・ワインが高騰したんですね。売れるものが少なければやむを得ない。2022年が豊作だと値段安くなるのかな(笑)?」
私「幸い2022年は質量ともに良く、ブルゴーニュ・ワインの需給バランスは改善しそうです。ただ値段に関しますと値下げはさほど期待出来ないような気がします(笑)。」
家内「今まで値段が下がったことありませんもんね(笑)。ただ2022年のリリースの価格は2021年ほど無茶にはならないと思いますが…。」
Aさん「それと1991年ヴィンテージと同じようだと書いてましたが。よくそんな古いヴィンテージが出てきますね(笑)。」
家内「だらだら長くワインを扱っているもので(笑)。」
私「2021年に似たヴィンテージが1991年。最後の最後まで尽力した生産者の珠玉のワインは宝石のようでした。貴腐箘が付きながらも腐敗しない驚きの味わいだったり、信じられない深みのあるワインだったり。量が極めて少ないため報じられることもなかったのですが…。私の大好きなヴィンテージでした。」
Aさん「じゃあ、とりあえず2021年のトスカーナ・ロッソ買っていきます(笑)。」
私・家内「ありがとうございました(笑)!」
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試飲会のラインナップ決まりました!
Jun 17, 2023 by weblogland |マスキューの大定番の人気アイテム。何年ぶりかの試飲会登場(笑)。昔は1,000円を切っておりましたが…。とはいえ回りを見渡すと、相変わらずコスト・パフォーマンスは良し!長く愛される所以ありなのです(笑)。
●トスカーナ・ロッソ 2021年 アジェンダ・アグリコーラ サン・ルチアーノ
イタリア 赤 トスカーナI.G.T. 750ml 1225円税込み
アジェンダ・アグリコーラとは農園の意味。
トスカーナはフィレンツェの南東、アレッツォ近くのモンテ・サン・サヴィーノに位置するサン・ルチアーノ。海抜300~350mの丘の側面、南向きに約100haを所有するツィアントーニ家のワイナリーです。
ツィアントーニ家は本来はローマの家系。フラスカティの近く、マリーナでワイン造りをしていましたが、土地がなくて価格が高かったといいます。現オーナーのオヴィーディオは新しい可能性を見出すべく、他の場所を探すようになり、キアンティ地区をはじめとするトスカーナ中を回ったが、それまでの経験と勘で納得できる場所がありませんでした。ようやく見つけたのが、それまで全く開拓されていなかった現在のワイナリーがある場所。保水力に優れた肥沃な土壌が広がる絶好の地所。1972年頃からローマから(トスカーナにしばしば訪れるようになり、1974年、現在の場所へ完全移住しました。(モトックス資料より)
うーん。規模からすると完全なワイン・ベンチャーですね。家族経営で100 ヘタールは広すぎる(笑)。しかもお金持ち(笑)。ただし、造るこのトスカーナ・ロッソはとてもプリミティブな味わい、地元で消費されるシンプルで美味しいワインなのです。イタリアの場合 美味しいワインはまず自分用で飲みますから 安くて美味しいワインは海外に回らない ラテンの伝統があります(笑)。海外向けはあくまで海外向けなのです。
このワイン、サンジョヴェーゼ60%、モンテプルチアーノ30%、チリエジョーロ10%とトスカーナ伝統のブドウを使って、力強く明るい香味をよく表現しています。プルーン、ブラックベリー、オレンジ、コーヒーチョコレートにスパイス、そして可愛らしく軽やかに甘酸っぱいチェリーの風味。少しおてんば気味のタンニンがよく似合っています(笑)。
抜栓直後から全開で美味しいトスカーナ・ロッソ毎日でも楽しめる味わいです(笑)。
やっぱりシラーって惹かれますよね(笑)。
●コート・デュ・ローヌ ヴィエイユ・ヴイーニュ 2021年 ドメーヌ・ダンデゾン フランス ローヌ 赤 750ml 1791円税込み
このワイン、南フランスのエステザルグ葡萄栽培者組合のもの。ローヌ川西岸のリラックから南西に10kmほどのエステザルグ村の小規模組合です。1965年に10名で設立されました。メンバーは増減なく不動(笑)。基本畑は各メンバーが管理し良い葡萄1/3はドメーヌ名で出荷し、1/3はエステザルグ葡萄栽培者組合名で瓶詰めし、残りはネゴシアンに売却しています。設備を共有することでコストを下げるスタイルの組合のようです。変わらぬメンバーの紐帯があってこそですね(笑)。
近隣のリラックやパフ等の著名産地に追いつくには力を合わせるしかない!銃士隊の精神ですね(笑)。そしてコンセプトはシラー。ちょっと特徴的なシラーです。
南ローヌでシラーを作ると黒くなり勝ち
、グルナッシュに近い感じになります。
そんな彼の地でありながら、輪郭のはっきりしたシラーを生産しております。
ドメーヌ・ダンデゾンはその組合所属のドメーヌ。エステザルグ村はコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ『シニャルグ』を名乗れるヴィラージュ。このキュヴェはエステザルグ村のシラーと少し北の平地のヴァリギエール村のシラーをブレンドしているのでコート・デュ・ローヌA.C.となっております。
飲んでみるととても特徴的なシラーです。基本シラーは北ローヌが本場(笑)。とてもタイトで大きい。南ローヌですとグルナッシュのように甘くダレ勝ち(笑)。
ところがグルナッシュ寄りのスタイルでありながら、シラーらしい酸があります
。小粒のベリー系の果実味を感じられる
輪郭のはっきりしたもの。シラーに特化してきた所以が解ろうものなのです(笑)。
●ヴィーノ・ロッソ 2021年 ヴェンキアレッツア イタリア フリウーリ=ヴェネチア・ジュリア 赤 I.G.P.ヴェネチア・ジュリア 750ml 2357円税込み
家内「先日アヴィコさんの試飲会で気になったワインが届いたよ(笑)!」
私「フリウーリ=ヴェネチア・ジュリアだっけ。アヴィコさんにしては珍しいね。フリウーリのワインってあまり日本に入ってないよね。」
家内「資料も少ない(笑)。秘蔵の地図で探すと…。スロベニアとの国境近くだぁ。コッリオ・ゴリツィアーノD.O.C.域内で畑が平野部と丘陵部に二ヶ所あるんだって。」
私「ワイナリーのヴェンキアレッツアって知らない。1950年創業だからちょうど二世代目くらいかな。」
いつものKさんを呼んでティスティング開始!
Kさん「フリウーリのワインですか。あまり見かけませんよね。割りと高級なものが多いですよね。」
私「スキオペッティーノ(笑)!他は知らない(笑)。」
家内「このワインはメルロー80%、カベルネ・フラン20%のセパージュ。」
Kさん「あっ、美味しい!旨味が凄いですね。」
私「果実味の輪郭が鮮烈(笑)!」
家内「レッドチェリーやブラックチェリー、マラスキーノチェリー!」
私「リキュールっぽい強さがある。小粒のプラム、スグリ、干し杏子…。ワイン自体の強さもある。」
Kさん「これ懐かしい。ボジョレーっぽいですよね。香りは基本メルロー由来なんだろうな。」
私「ボジョレー同様にマセラシオン・カルボニック法で醸造してますね(笑)。」
家内「この強さは?メルローだけだとこんなに強くないはず。う~ん。カベルネ・フランかな?」
Kさん「濃くてタニックではないけれど、実は強い。張りがある。あと口中の広がりがパワフル(笑)。」
私「メルローはマセラシオン・カルボニックで醸造。カベルネ・フランは通常の発酵?全房発酵したような強さがある。」
家内「飲みやすくは作っているのだろうけど、しっかりしてる。」
Kさん「それでいながらチャーミング(笑)。フレンドリーだけど強い(笑)。しかも飲み疲れしない。」
私「私の好きな薄旨系です(笑)。ピエモンテのルケ・ブリク・ビアンクっぽくてイイなぁ(笑)。」
家内「絶対店長が気に入ると思ったんだ(笑)。」
Kさん「折り目正しきワインですな(笑)。」
私「よく背広なんかを表現するとき『パリッとした背広』なんて言うけど、このワインは『パリッとしたジャケット』みたいな感じかな(笑)。」
家内「ところで何を食べながら飲むか?」
Kさん「ジビエでしょうね。ワインがあまりタニックではないから鹿肉が合いそうですね。」
私「鮎!苦い内臓に合いそう(笑)。」
家内「川魚良さそう(笑)。果物使ったソースがあれば鉄板かな?土地柄も川に近いし(笑)。」
※抜栓後4~5日経ても崩れることなく美味しい(笑)。深みが増してとても良かったでした(笑)。
〇サン・ブリ 2021年 ドメーヌ・グラン・ロシェ フランス ブルゴーニュ 750ml 2,451 円税込
マスキュー大定番のサン・ブリ。レストラン・アイテムとして長く愛されております。今ではブルゴーニュの括りとなっていますが、もともとはシャブリの北ロワールのサンセールやプイイ・ヒュメに近い内陸部の産地です。冷涼な産地にあって、ワイン作りに常に尽力を払わなくてはならない反面、良い年や困難を乗り越えた年には驚くほどの出来映えとなります。
困難な2021年ヴィンテージは如何に!
2006年の販売以来2007、2008年をジャンプしての復活です(笑)。
シャブリの南西の内陸部のアペラシオン サンブリ。ブルゴーニュというよりサンセールの方が近い冷涼な立地、ブルゴーニュ唯一のソーヴィニヨン・ブランのアペラシオンです。実際、約70年ほど前にサンセールよりソーヴィニヨン・ブランがこの地に移植されました。
良い作柄のサン・ブリは非常にタイトで緻密。遅摘み由来のハニーな香りと不釣り合いなくらいの頑強さを備えます。とくにこのドメーヌ・グラン・ロッシュは古樹から農薬を使わず栽培しますので、ワインのスケール感は見事!
今風の柔なサンセールの比じゃありません。飲んでそれと解る野生味のある味わいなのです。たしかにソーヴィニヨン・ブラン由来の草っぽさはありますが、白い花、木の根や実のような香ばしさがアクセントとなり特徴的で、とても深い味わいです。
ミネラル感もタップリありますから、揺らがない頑強さ。
気候が厳しく、毎年安定しない産地ですが、2021年は絶対のお勧めです!
マニアックな味わいに魅了されます(笑)。
トリは心に響くブルゴーニュのシャルドネ!たまには高級な味わいも良いかな(笑)。たまには。1991年ヴィンテージに似た困難な作柄の2021年。困難の向こう側には何があるか?
〇サン・ロマン スー・ル・シャトー ブラン 2021年 ドメーヌ・マルトノ・マラール
ブルゴーニュ サン・ロマン 白 750ml 6317円税込み
マルトノ家は、ぶどう栽培家としての歴史を1387年まで遡ることができるという(日本は室町時代!)、サン・ロマン村の名門です。元々は貴族階層だったのでしょうね。19世紀半ばには自社瓶詰めを開始し、長らくフランス国内を中心にワインを販売してきましたが、2010年、23代目(!)のダミアンが継承したのをきっかけに、輸出にも目を向けてくれるようになりました。それゆえ海外のワイン評価本(アメリカやイギリス、もちろん日本)には掲載されていません(笑)。ですから調べるのも大変(笑)。あと、畑も昔からの呼び名で記載されていますからリューディーや格付けの範疇外(笑)。
本拠のサン・ロマンを中心にサントーバン、ピュリニー、シャサーニュに畑を持ちます。大きな区画は無いようで、昔からの畑を慈しむように葡萄栽培を行っているようです。おそらく総栽培面積は10ヘクタール未満だと思います。
まず、2019年のこのワインを飲んだ第一印象は、「ピュリニー・モンラッシェの1級?しかもグラン・クリュに連なる最良の区画かと思いました。」
新樽の香りは強いのですが、液体の中にそれを上回る濃厚な果実味が潜んでいるのが感じられます。1級と言ってもグラン・クリュに連なる1級。マロスラヴァックのフォルティエールを思い出しました(笑)。
また、抜栓後時間が経つに連れ液体の濃度感が増し、丸2日経つとトロトロ(笑)。
経過観察をお願いしたKさん曰く
『昨日まで飲んで、トロトロです。
骨格が崩れないというのはこういうことかと納得しました。
幸せにしてくれるワインですね😁』
※ちなみに抜栓後4週間経っても香りはしっかりしており、最後の一滴までシャルドネとしての威厳を感じました。
ありがちな尖ったところがなく、バランス・肉付きが良く、いわゆるフィネスのあるスタイル。なかなかお目にかかれないブルゴーニュのシャルドネなのです(笑)。2019年でもあと2~3年は待ちたいところですが、実に美味しい!困難をくぐり抜けた2021年は更なるパワーアップが期待されますね(笑)。
醸造は除梗しないで全房で発酵するスタイル。50%をステンレスタンクで、50%を樽(新樽率25%)で醸造します。新樽に頼らないところが秀逸。ワイン本来の旨味と樽香とのバランスは見事。そして発酵後14ヶ月間樽熟成してから瓶詰め。マラールのトップ・キュヴェのピュリニー・モンラッシェやシャサーニ・モンラッシェと同じ作りの規格です。マラールの核心ですね(笑)。
シャルドネのなんたるか知っている作り手です(笑)。トップ・クラスのブルゴーニュ・シャルドネなのです。
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先日家内が買って来ました!
Jun 17, 2023 by weblogland |家内「大好きな『湘南ゴールド』の飴売ってたよ(笑)!」
私「おー!どれどれ(笑)。ライオン菓子株式会社かぁ。ライオンだから大手かな(笑)?とうとう全国デビュー?」
家内「『湘南ゴールド』って味が強いから
マーマレードや飴なんかに加工した方が向いてるかもね。」
私「生産量自体がそんなに多くないから、加工品を作って名前を広げる戦略かな(笑)?」
家内「それにしても嬉しい(笑)。」
私「今、飴なめてるけどなかなか美味しいよ(笑)。熟した『湘南ゴールド』は簡単に手に入らない高級品だもんね。」
家内「まだマーマレードは販売されてない。早く売られないかな。白ワインに合わすには飴じゃダメ。やっぱりマーマレードだよ(笑)。」
私「『湘南ゴールド+コロナッキアのパッセリーナ=爆発』マスキューの大発見(笑)。今年も広めよう(笑)!」
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これ、なーんだ?
Jun 14, 2023 by weblogland |ミアーニのシャルドネ・ズィテッレ2020年です。イタリア・フリウーリのカルト・ワインなんて訳の解らないことが言われているものです(笑)。
たまたま見つけてしまい、ついつい魔が差して取ってしまいました(笑)。
もちろんマスキューらしくないのは承知(笑)、一度飲んでみたいとは思ってますが、そんな贅沢はダメ(笑)。売れなくて何年か経って忘れた頃に飲むかな(笑)?
そんなワインでございます(笑)。
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もうちょい、もうちょっと。
Jun 14, 2023 by weblogland |もうちょい、もうちょっと。
今月6月のマスキュー試飲会のラインナップです(笑)。
トリは月初めには決まったのですが、後がなかなか決まりません。特に1,000円代のコスト・パフォーマンスに優れたものがなかなか見つかりません。もちろん同時に好奇心もそそらなくてはダメ。
今日最後のサンプルが来ましたので、速攻試飲です(笑)。まあ、これはこれで楽しいのですが(笑)、決まらないと困る(笑)。
あ~、飲むのに忙しい(笑)!
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これ、なーんだ?
Jun 13, 2023 by weblogland |これ、なーんだ?
ドメーヌ・ド・ザコルのグリフ2020年です!
今年の割り当ては6本だけで、マスキュー試飲会のサブリミナル・アイテムとしてあっという間に完売。なんとも悔しい思い。もっとも日本には360本しか輸出されなかったのでいたしかたないかあ。でもですね(笑)、出てきました!決して落ちているのを拾った訳ではありません(笑)。
割り当て時点で行き先が決まっていたレストランでキャンセル発生。そのためマスキューにお鉢が回ってきたということです(笑)。
グリフは稀少な人気アイテムですので、当初取り合いになります。でもこんなことは良くあるので、しっかりル・カブを販売し実績を作っておいて、『もし、グリフにキャンセルが出たら教えてね。』とあくまで優しく、軽くインポーターさんに言っておく(笑)。グリフが6本しかもらえなかった恨み言は禁句(笑)。叱責などしてはいけません。
待てば海路の日よりあり(笑)!
ラッキー!
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ルパイア2013年残り僅かになってしまいました
Jun 09, 2023 by weblogland |まずいなぁ。
先月のマスキュー試飲会で大人気だった、イタリア・トスカーナのルパイア2013年が残り僅かになってしまいました
。昨日インポーターさんに架電して在庫を確認したおり、
私「もしもし、いつもお世話になっております。ところでルパイア2013年良く売れてます。マスキューも2日おきに注文してますよね(笑)。ところでまだありますか?」
インポーターさん「ルパイア2013年もうありません。2014年ヴィンテージになりました!」
私「あー、ビックリ(笑)。お宅準備が良いですね(笑)。でも2013年がなくなる前に教えて欲しかった(笑)。まあ、あのスタイルだから2013年も2014年も変わらないかな(笑)?」
インポーターさん「変わらずコスパ宜しいかと!」
そんな訳で2013年はあと、3本ほどとなりました。週明けには2014年を発注する予定でございます。
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マルトノ・マラール恐るべし!
Jun 09, 2023 by weblogland |マルトノ・マラール恐るべし!
これ、1ヶ月ほど前に開けたドメーヌ・マルトノ・マラールのトップ・キュヴェ サン・ロマン『ス・レ・シャトー』2019年。マスキューでティスティングしたもの残り。その時持ち帰ったKさんが再びマスキューに持ってきてくださったものです(笑)。あまりに良かったので少し飲み残して、再度その良さを我々に知らしてくださった訳です(笑)。
まだまだシャルドネの良さがあり美味。古く酸化もしていない。ちょっと驚きました(笑)。なかなかこのレベルの生命力を持つブルゴーニュのシャルドネはありませんね。
そうそう。ちょうど昨日2021年がマスキューに新入荷しました。ラベル・デザインがちょっと変わりましたが、今月のマスキュー試飲会でデビュー予定です。もちろん数がないので お一人様一杯のみ
となります(笑)。
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とても悩みました!
Jun 07, 2023 by weblogland |とても悩みました!
何を?って
アンドレ・ボノームの小区画シリーズ2020年を仕入れるかどうかです(笑)。
通例ならば迷わず仕入れるところなのですが、あまりに高騰しました。以前は6,000円くらいで販売出来たのですが、2020年は量が少ないため2000円以上値上がりしました。まあ、その辺の事情を考案すると致し方なし。でもですね(笑)、ケチなマスキューでもプライドがある(笑)!
やはりまるっきり扱わないのは恥ずかしい(笑)。せめて1本だけでも扱いたい!
そんなこんなでコッソリ入荷しました。
すべて8485円税込みとなります。
〇"ヴィレ・クレッセ "レ・コトー・ド・レピネ"">ヴィレ・クレッセ "レ・コトー・ド・レピネ" 2020年 ドメーヌ・アンドレ・ボノーム
〇ヴィレ・クレッセ "レ・プルトレ・ド・カンティーユ" 2020年 ドメーヌ・アンドレ・ボノーム
〇ヴィレ・クレッセ "テュリセ" 2020年 ドメーヌ・アンドレ・ボノーム
〇ヴィレ・クレッセ "レ・コトー・ド・レピネ" 2020年 ドメーヌ・アンドレ・ボノーム
ちなみに最上級の ヴィレ・クレッセ『オマージュ・ア・ジゼル・ボノーム』2020年 750ml は箱を開ける前に運命的に売れてしまいました。スミマセン。
あと、この2,020年の小区画シリーズは世代を越えて受け継がれるべきワインかと。今飲んでも固いだけ(笑)。
私は勝手に1959年以来の超長期熟成タイプだと思っております(笑)。ジゼルに至っては、『僕の生誕100年を記念して飲んでくれ!』なんて瓶の裏に書き残そうと思ってました。どうせいく末は見届けられませんし(笑)、かといって死んですぐ飲まれるのも癪に障ります(笑)。皆から『嫌なくそじじい!』と思われるのも一興(笑)。
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今日私は竹下通りに行って来ました(笑)。
Jun 05, 2023 by weblogland |正確に言うと原宿から竹下通りの入り口の吉野家で腹ごしらえをしてから(笑)、竹下通りを下って途中の脇道を左折して東郷会館に行きました(笑)。ドイツ・プファルツのベルンハイム・コッホの醸造長坂田千枝さんのセミナーに行きました。
久しぶりの竹下通りでしたが、人出にびっくり(笑)。平日とは思えない人出。しかも2/3は外国人。おのぼりさん状態の私はびっくり(笑)。きっと変な年寄りが歩いてるって思われたかも(笑)。どう考えても場違い(笑)。
そうそう、話はセミナー(笑)。坂田さんは一流の醸造家。時代は変わった!特別日本人女性の醸造家としては見れませんでした。経験豊富で聡明な方ですね。ですから私は私でいつも通りの意地悪な質問をするところでしたが、質疑応答の機会を失い残念!
たまには東京行くもんですね(笑)。
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これ、なーんだ?
Jun 04, 2023 by weblogland |ソーテルヌの金看板シャトー・イケム1998年です!
ある方から頼まれて探したものです。ですからちょっと見るだけ(笑)。
う~ん。収穫年から25年ですか。色はアンバーが出ていますから飲み頃に入っているでしょうね。液面も下がっておらずコルクもオッケー。良い状態です(笑)。
ただ、感覚的にはかつてでしたら30年以上経ったような色合いのような気がします。収穫年、はたまた作り方なのか解りませんが…。こればかりは飲んでみないと解りませんね(笑)。もっともイケムはまっ茶色になってから本領を発揮するなんて言われます。まあ、私はそれほど古いイケムを経験したことがないので解りませんが(笑)。
取り敢えず今回は見るだけ!
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タレで焼いた肉を食べながら、コレを飲んだら驚くほど美味しい
Jun 03, 2023 by weblogland |今日は雨で商売上がったりでした(笑)。
マスキューの国道沿いのシャッターは丸一日閉めたきり(笑)、営業していないように見えますね(笑)。まあ、こんな日もある。
こんな日に幼馴染みのU君ご来店です。
U君「今日は雨でダメでしょう(笑)。」
私「いやいやU君が来てくれたから大丈夫です(笑)。」
U君「(笑)、ところでこの前の試飲会で飲んだルパイアありますか?」
私「はい!気に入ってくれましたか(笑)?」
U君「近所の焼き鳥屋A知ってますか?」
私「あの脇を入ったところですよね?でも食べたことないかな。」
U君「あそこの焼き鳥デカイんですよ(笑)。タレで焼いた肉を食べながら、コレを飲んだら驚くほど美味しい(笑)!」
私「タレに合うのかな(笑)。」
U君「タレと肉汁に合う(笑)!」
私「おー!なるほど。今度買ってこよ(笑)。耳寄りな情報ありがとうございました!」
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先日のマスキュー試飲会の後日談(笑)。
Jun 01, 2023 by weblogland |私「今回の試飲会の人気ワインはだいたい想定内だったけど、ドイツのリースリングの人気は底固かったね(笑)。」
家内「好奇心旺盛なマスキュー試飲会の常連客の皆さんだってリースリングには惹かれたよね(笑)。個人的にはソーヴィニヨン・ブランの方が面白かったけど(笑)。」
私「そーなんだよね(笑)。今回のリースリングはトロッケン・スタイル。いわゆる辛口仕立てなんだけど、若干の甘味があるから違和感のないリースリングだったのが理由かな?」
私「まるっきりのドライに作るともっと高くなるし、味わいもシビアになるもんね
。フレンドリーではなくなる(笑)。」
家内「たしかに!ソーヴィニヨン・ブランの方がその傾向かな(笑)。」
私「値段の差はあったよね。逆にこの分お手軽価格にリースリングはなるわけだから、必然的にリースリングの方が売れ行きが良かったわけだ。」
家内「土曜日着で追加分が届いてホッとしたよ。」
事前に丸々1本飲んで、しっかり予定稿を作っていても、実際の流れは想定とはちょっと違ったりします(笑)。それがまた楽しいし、お勉強にもなります。皆様のご来店あってのこと!
ありがとうございました。
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桝久 試飲会リポート 後半
May 30, 2023 by weblogland |(笑)。キリッとしたドイツ・ワインの後にニュートラルなロゼ。しかも常温(笑)。相変わらず芸が細かい(笑)。」
私「えへへ(笑)。ありがとうございます!読まれてますね(笑)。」
家内「このロゼ、もう少し冷やしても良いのですが、この後常温の赤が続きますのであえて常温で供出しました(笑)。」
「マスキューさん。その方が良いですよね
(笑)。ロゼの本来的な良さも解るし、後の赤へのリセットにもなります(笑)。」
「繋ぎはオッケー(笑)。」
「今日、赤ワインに合わせてどうかな?とアフガニスタンのマルベリーの乾燥したものを少し持ってきました(笑)。」
私「Aさん!『リコリス』に引き続きありがとうございました!実は先週、家内の実家の庭先に這えている桑の実を食べてみました(笑)。Aさんに教えていただいたマルベリーの香りを確認してみようかと(笑)。生の桑の実なので甘酸っぱい。ちょっと赤い小粒のベリーのニュアンスも感じました。」
Aさん「この乾燥したマルベリー、とても甘くて赤ワイン飲みながら食べると更に甘さが増して美味しくて、今嵌まってます(笑)。」
家内「桑の実といただいたマルベリーは甘さが違いますよね(笑)。酸っぱくないし(笑)。」
私「乾燥レーズンの味ですよね。そりゃ赤ワインにはマリアージュします(笑)。」
Aさん(旦那様)「桑の実は子供の頃しょっちゅう食べてた(笑)。おやつ代わり。もう食べたくない(ガハハ)。でもアフガニスタンのマルベリーは別物だよね(笑)。」
私「皆さんにもお試しさせていただきます(笑)!ありがとうございました!」
「あっ、アフガニスタン・サフランですよね(笑)。フェア・トレードNPOですよね。色々な野生の干したものが詰め合わせでも買えるみたい。今度頼んでみようと思ってたんですよね(笑)。」
皆さんアンテナ張ってますね(笑)。
●ルパイア トスカーノ 2013年 カンポ・アイ・レッチ イタリア 赤 I.G.P.
トスカーノ 750ml 1885円税込み
「おー、2013年ヴィンテージの赤ワインですかぁ(笑)。あ~、熟成香しますね(笑)。」
「樽の香りもしっかりあるけど邪魔ではないね(笑)。色合いも熟成を感じさせる。とはいえ古い感じではない。」
「うんうん。紫じゃなくて、ガーネット色ですね(笑)。香りが重い(笑)。それにしては安い(笑)。」
「安いワインの香りじゃないよね(笑)。」
「うん。味わいはヘビー!香りの通り(笑)。」
「トスカーナの何処ですか?」
家内「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの著名生産者のワインです。ヘビーなタンニンはブルネッロに通じますね(笑)。」
「バローロ、バルバレスコ、ブルネッロがイタリアDOCGの3大看板でしたよね(笑)。」
「タンニン立派(笑)!」
「品種は何ですか?」
家内「キャンティなどのサンジョヴエーゼの亜種サンジョヴェーゼ・グロッソ100%
で作られて5年以上(樽熟成2年以上)熟成したものがDOCGブルネッロ・ディ・モンタルチーノとなります。これは樽熟成期間が短く、カベルネとメルローが入っているのでIGPとなります。」
私「スラヴォニア・オークの大樽で1年ほど熟成してからステンレス・タンクに移して保存・熟成。注文がまとまると瓶詰め出荷しているようです。ですから瓶毎のばらつきがなくとても安定した品質です(笑)。」
「う~ん。キャンティのサンジョヴエーゼとは違うよね(笑)。もっとヘビーでタニック。」
家内「時間が経つとサンジョヴエーゼ特有の酸っぱさが出てきます(笑)。」
私「ちょっとオレンジ風味の酸っぱさです
(笑)。それにしてもキャンティと比べると手強いですよね(笑)。」
「ちょっとキノコみたいなニュアンス…。苔…。複雑が隠れてる(笑)。」
「たしかに、ブルネッロと比べると甘さや壮麗さは及ばないのだろうけど、コスパ高いですよね(笑)。」
「コスパ高し!」
●コントログエッラ ロッソ コッレ・クーポ 2018年 バローネ・コルナッキア イタリア アブルッツォ 赤 コントログエッラD.O.C. 750ml 2640円税込み
「あれ?コルナッキアにこんな赤ワインあったんですね(笑)?」
私「はい。近隣のコントログエッラ地区の親戚の畑を譲り受けたようです。モンテプルチアーノ種にボルドー品種をブレンドするお約束です(笑)。」
「う~ん。香りは重厚(笑)。でもモンテプルチアーノの香りとは違う?ボルドーっぽい?」
「コルナッキアのモンテプルチアーノはストロベリー全開(笑)。でもコレは違うなぁ。モンテプルチアーノは何%入っているのですか?」
私「60%です。あとカベルネとメルローが20%ずつです。」
「不思議(笑)。テロワールなのか?メルローとカベルネが強いのか?」
「香りはプラム系。モンテプルチアーノのストロベリーのニュアンスじゃないですよね(笑)。」
「でもさあ、口に入れると圧巻の広がり・余韻。只者じゃない(笑)。かなり高級。一つ前のルパイアとは比べ物にならない
ほど高級(笑)。」
「うんうん。飲み込んだ後の鼻腔を抜ける香りが凄い(笑)。」
家内「このワインも翌日になると開いてきます。」
「このワインはヴィンテージは2018年ですよね。」
私「早く飲めるように作ってはいますが、それでもコレですから(笑)、もともとの良さ・しっかり感がありますね(笑)。」
「そーだよね。今、ボルドーでこのレベルのワイン飲もうと思ったら3,000円じゃ無理だよね(笑)。」
「コルナッキアっての何作ってもクオリティーが高いですね(笑)。ケチ臭くない。さすが貴族のワインですね(笑)。貴族は嘘つかない!」
●モンデュース サン・ジャン・ド・ラ・ポルト 2020年 フィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエ フランス 赤 ヴァン・ド・サヴォアA.O.C.750ml 3017円税込み
「あれ?マスキューさん。ちょっと前の試飲会で出ましたよね?」
私「はい(笑)。フランス・サヴォアの白シェナン・ヴェルジュロンと同じ生産者のものです(笑)。今度は『モンデュース』という地場品種100%の赤です!」
「そうそう。スイスのレ・マン湖の近くの
綺麗なところでしたよね(笑)?」
「でも畑は45度の急傾斜(笑)。落ちたら大変(笑)。」
「45度なんていったら上から見たら垂直に見えますよ(笑)。」
家内「作業はすべて手仕事。機械類を畑に入れる事が出来ません。」
「ジュラやサヴォア、スイスなんかのワインって海外ではあまり見かけませんよね。」
私「ほとんど現地で消費されるようです。」
「国際的なリゾート地だから高く売れるんだよね(笑)。お金持ちのお客さんは地元のワインを飲みたがるしね(笑)。」
「郷に入れば郷に従う!かな(笑)。それも旅行の楽しみだからね(笑)。」
「インランドの輸送が大変なのも理由の一つでしょうね。港まで遠い(笑)。」
私「まっ、まっ、お試しを!」
「あー、チェリーの香りが綺麗だなぁ(笑)
。」
「でも、ピノ・ノワールのチェリーの香りとは違う。ちょっとエキゾチックな感じ
。」
「経験したことのないチェリーの香り(笑)
。」
「ビオ系のワインだね。優しい深みがある
。癒されるんだよね(笑)。」
私「プレス果汁は使ってませんね。この点ブルゴーニュ的かな(笑)。まあ、熟成に木樽も使っていませんから、渾身の直球勝負でございます(笑)。」
家内「このドメーヌの一番高いワインだけあります(笑)。」
「店長!コレって森のワインですよね(笑)。森のニュアンスがある。」
「椎茸の旨味の香りがする(笑)!あとエキゾチックな香りが沢山ある(笑)。」
私「湿った感じですよね(笑)。」
「樹木のニュアンス?ニッキやクローブ…
。おじいちゃんの家の香り(笑)!」
「コルナッキアのワインは濃くて強かったけど、これは濃くないけど実は強い(笑)。
品格がある。」
「凄く複雑。赤紫蘇の香りもあるね(笑)。」
「そうそう。羊歯類のニュアンス。」
家内「このモンデュースはシラーと繋がる。もしくは北イタリアのレフォスコとも言われています。経験的にはレフォスコに近い香りのような気がします。」
私「チェリーリキュールっぽいところが似てるかな?」
「何を食べながら飲んだら良いでしょうね。」
家内「ハード系や乳脂肪分の高いチーズは鉄板かな(笑)?」
「スパイスをたっぷり使ったマトンカレー!」
私「美味しそうですね(笑)。きっとこのワインに合いますね(笑)。」
「キノコ類を使った煮物もイイかも(笑)。」
私「アヴァンギャルドで素晴らしい(笑)!和テイストありますもんね(笑)。」
「ベースにトマトを使うのも悪くないはず(笑)。それをこってり煮込んで…。」
皆さんの想像力を掻き立てるワインでした(笑)!
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会 リポート 前半
May 28, 2023 by weblogland |昨日、一昨日とご来店いただきありがとうございました!
コロナ禍明け?従来の試飲会に戻って来たようです。とは言え基本マスクは手離せません。
〇リースリング シルバーベルグ 2020年 カール・フォフマン プファルツ Q.b,a. トロッケン 白 750ml 1885円税込み スクリュー・キャップ
「ドイツのリースリングですかぁ。久しぶり(笑)。」
「あ~、いかにも夏向きだよね(笑)。とても爽快(笑)。」
「ちょっと甘いから、とんと飲んでないね。」
私「一応トロッケン表示の辛口リースリングでございます(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「おー!しっかりしてる。爽やか。」
「リースリングの香りって何と言えば良いのですか?」
私「レモン・ライムにグレープフルーツが加わります。ちょっと涼しい系の柑橘類かな。」
「爽快感が良いね(笑)。」
「若いリースリングってちょっとガスっぽさを残すけど、これもそうですね(笑)。」
私「若干ガスっぽいですね(笑)。しばらくすると消えます。」
「とてもバランスが良い(笑)。何も考えずに楽しめる(笑)。」
「甘さがあるけど邪魔しない(笑)。」
家内「残糖分は8g/Lほどです。この案配が醸造家の腕の見せ所(笑)。食事に合わせるスタイルに仕上げています。」
「う~ん。焼き鳥のネギ間を塩で焼いて、レモンをぎゅっと絞って食べたら最高(笑)!」
私「いーですねぇ(笑)。涎が出ちゃいますよ(笑)。」
「フリッター!(笑)」
私「グロ・プランやミュスカデ的な使い方が出来ますよね(笑)。」
家内「時間が経つとスパイシーなニュアンスが出てきます。」
「そうするとネギ間に七味唐辛子降ってもイイかな(笑)。」
私「あと、リースリングの癖でもあるペトロール香はすぐに出てきません。」
「ペトロール香?」
私「はい。灯油みたいな香りです。人によっては好き嫌いが別れます。この香りがすぐに出るリースリングはダメかと。」
「へぇー。そうなのですか?」
家内「長い熟成を経て出てくるペトロール香は、それはそれで心地良いですよ(笑)。」
「モーゼル辺りの極上リースリングなんて30年位平気で持つよね(笑)。」
私「一体何時飲み頃になるの(笑)!ってくらいですよね(笑)。まあ、コレは別のスタイルのリースリングです。」
家内「昔はこんなスタイルのリースリングはありませんでした。とても良いことですよね(笑)。」
「リープフラウミルヒ…。マドンナなんて沢山飲んだな(笑)。でも甘くて飽きる(笑)。そして飲まなくなる(笑)。」
「そうそう。カッツとかブルーボトルの甘いドイツ・ワイン流行りましたよね(笑)。」
「飲みすぎて悪酔いしたなぁ(笑)。」
「ワイン飲み初めは甘いドイツ・ワイン(笑)。飲みやすいから飲みすぎて酷い悪酔いしたなぁ。そんな経験者は多いですよね(笑)。」
〇エアバッハー ソーヴィニヨン・ブラン 2021年 ワイングート・クラス ドイツ ラインガウ 白 Q.b.a. トロッケン 750ml 2074円税込み
「う~ん。誰が飲んでもソーヴィニヨン・ブラン!」
「とてもしっかりしてる。ドイツでこんなに素晴らしいソーヴィニヨン・ブランが出来るのですね(笑)。」
家内「ソーヴィニヨン・ブラン独特の味・香りが出てますよね(笑)。」
「僕の実家は少しばかり葡萄栽培をしてますが、収穫期に葡萄畑に入るとこんな香りになりますよ(笑)。フルーツ一杯(笑)!」
「レモンやハチミツの香りが着いてきて高級(笑)。」
「トロピカルな香りが強いですよね。」
私「ライチや薔薇の香りが強いソーヴィニヨン・ブランですよね(笑)。とても立体的な香りの出方です。」
「フランスのロワールのソーヴィニヨン・ブランに似てるかな?」
「ニュージーランドとは違う(笑)!」
私「ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランはもっと乾いた感じですよね(笑)。コレはそれより湿っているかな(笑)?」家内「ちょっとゲヴュルツトラミネールっぽさがありますよね。とてもスパイシー。」
「どんなスパイスですか?」
私「ピンク・ペッパーかな?薔薇の種。あと、他にも…。」
家内「白胡椒っぽいかな?スパイスをたっぷり使ったカレーなんか食べながら飲んだら美味しそう(笑)。」」
「それにしてもドイツのソーヴィニヨン・ブランとは思えない(笑)。こんなのが作られているのですね。時代は変わったのかな(笑)。」
私「きっと温暖化も影響してるんでしょうね。」
「そうですよね。昔はソーヴィニヨン・ブランってロワール辺りが北限でしたものね(笑)。」
「このワインとても濃密ですよね。最初に飲んだリースリングより濃いですよね?
」
「そうそう。本当にドイツ産とは思えない(笑)。とても複雑だしね(笑)。」
私「ではここで問題です(笑)!最初のリースリングはアルコール分が12.5%ですが
、このソーヴィニヨン・ブランはアルコール分がいかほどでしょうか(笑)?」
「ソーヴィニヨン・ブランの方が強く感じるから、リースリング以上かな?13%!」
私「正解はなんと11.5%です!ちなみに酸はリースリングより1g/Lほど多いです。」
「そんな低いアルコール分でこんなに濃厚でフルーティーなのですか!酸があるってことなんだ。」
家内「この生産者ワイングート・クラスの畑はラインガウでもなかなかのもの。急傾斜ではないので保水力がありますが、ちゃんと収穫量を制限して栽培した結果だと思います。」
私「寒い産地ですからさほど糖度は上がりませんが、遅摘みしてじっくり樹上で葡萄を成熟させて収穫したのだと思います。ハニーなニュアンスは遅摘みした証です。」
「テロワールに沿った栽培をしてる訳ですね(笑)。」
私「左様かと(笑)。かなりの作り手かと(笑)。」
◎ラ・ヴィ・アン・ローズ 2021年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア ロゼ ムンテニアI.G. 750ml 1508円税込み
「ラヴィ・アン・ローズって?」
家内「『薔薇色の人生』です(笑)。」
「まんまだぁ(笑)!」
「それにしても綺麗なロゼ色ですね。薔薇色ですね(笑)。」
「マスキューさん。ロゼってどうやって作るのですか?」
私「赤と白を混ぜる方法もありますが、基本赤を作る過程で果汁を早く抜くことでロゼ色にするのが本道です(笑)。」
「たしかこの生産者のワインでピノ・ノワールありましたけど、あれと似た味わいなのかな?」
私「あのピノ・ノワールはマスキューの大定番です。このロゼはシラー60%、ピノ・グリ20%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%のセパージュです。まっ、まっ、お試しを!」
「あ~あ、旨い。旨味がダイレクト(笑)。」
「軽いけど、これだけで行ける(笑)。」
「赤ワインっぽさはありませんねよ(笑)。
でも、小粒のプラムやベリーの香りがする。」
私「それが黒葡萄由来の香りです。そんなに強く主張してませんね(笑)。」
家内「ピノ・グリは黒葡萄ではありませんが、旨味を強調出来る品種なので、ピノ・グリを加えたところに技があると思います(笑)。」
「ピノ・グリって白葡萄なのですか?」
家内「皮が灰色のピノ系葡萄です。これだけで醸造するとうっすらロゼ色になります。どちらかと言えば白葡萄に近いですね。」
私「ピノ・グリは特徴的な香りは弱いのですが、旨味に訴求力があります。その辺を理解した上でピノ・グリを混ぜているのだと思います。醸造家のセンスですね(笑)。」
「旨味だけを塗ったキャンバスにどんな絵が描けるかな(笑)?」
「このワイン、考えて考えた上でのワインなんですね。品質の意味でチャレンジしてるな(笑)。」
「癖がないから食べ合わせの幅が広そうですね(笑)。」
家内「生鰹にミョウガをたっぷりのせて食べたらとても美味しかったですよ(笑)。」
「たたきじゃないんですね?」
私「今の魚介類の鮮度は凄く良いですよね
(笑)。スーパーで売っている刺身なんか驚くほど新鮮。全然臭くない。一般に生魚はワインに合わないなんて言われてますが、臭いのしない新鮮な魚なら全然オッケーだと思います。赤身のマグロもオッケーでした(笑)。」
「色々な薬味や、スパイスでアレンジ出来そうよね(笑)。想像が膨らむ(笑)。」
「マスキューさん。ロゼ・ワイン大好きですよね。ロゼ・ワインの選び方ってあるのですか?」
私「マスキューでは酸っぱい系と旨味系に分けております(笑)。これは旨味系となります(笑)。」
「酸っぱい系って?」
私「コルナッキアのチェラスオーロ・ダブルッツォ等が酸っぱい系でございます(笑)。ストロベリーの香りが弾けるようですよ(笑)。」
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試飲会の作戦会議
May 25, 2023 by weblogland |私「今回の試飲会でラヴィ・アン・ローズ足りなくなりそうだよね。」
家内「色合いだけでやられちゃう(笑)。大日本ロゼ・ワイン普及協会会長としては
胸を張れるチョイス(笑)。」
私「マスキューのロゼ・ワインのラインナップとしては、酸っぱい系じゃなくて旨味系。じんわり美味しいんだよね(笑)。今日お客様で先行して買われる方が数名いたし、追加発注しておいた方が良さそうだね。」
家内「あと、ドイツ・ワインに皆さんご興味がありそう。皆さん昔沢山飲んだから(笑)、この今風の辛口スタイルは絶対好きになるはず!」
私「あと、心配なのはルパイア2013年。決してフレンドリーじゃないけどコスパが高い。玄人受けする。」
家内「抜栓したあと1週間は楽しめる。愛想は良くないけど(笑)、サンジョヴェーゼ好きはまとめ買いするかも(笑)。」
私「可能性あるよね。インポーターさんの在庫を確認してみるよ。」
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今月末5月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!
May 24, 2023 by weblogland |いつも通りのバタバタですが(笑)、どうにか格好がついたかな(笑)。
やはり6本だと量感がありますね(笑)。5本と6本では迫力が違う(笑)。
う~ん。
あと、真ん中のラヴィ・アン・ローズ、色がとても綺麗ですね(笑)。眺めてるだけでぐっと来ちゃう。飲んでもぐっと来ますから(笑)、追加発注しておいた方が良いかも?
あと、ドイツのクラウスのオレンジ色の配色がカッコいい(笑)。ドイツ・ワインはもともと地味なラベル・デザインが多いのですが、コレはハイ・センス。味わいも良い意味でアバンギャルド(笑)。試飲された方はきっと驚くはず(笑)。
そうそう、まだサブリミナルの仕込みをしていません(笑)。何しようかな(笑)?
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これ、なーんだ(笑)?
May 21, 2023 by weblogland |正解は乾燥させた桑の実です!
松ぼっくりではありません(笑)。
実は長年ご愛顧いただいてるA御夫人からいただきました。ちょっと前のマスキュー試飲会で皆さんにお裾分けした甘草(リコリス)飴を差し入れてくださった方と言えば、ピンと来るかな(笑)。
A御夫人「マスキューさん!私『桑の実』の味がイメージできないので取り寄せました(笑)。」
私「えー!凄い(笑)。」
A御夫人「よく奥様が試飲会で『桑の実の味がしますね。』なんて表現されますよね。香り・味の表現が幅広く感心してるんですよ(笑)。」
私「ありがとうございます。職業的に何十年もワインを売っているので、そんな大したことじゃ無いんですよ(笑)。あと家内は田舎育ちですので、桑の実は山でぼりぼり食べてたらしいです(笑)。」
A御夫人「これ、知り合いでアフガニスタンから輸入してる人がいまして、取り寄せてみました。桑の実はマルベリーって言うようですね。」
その晩
私「ベリー、干し葡萄っぽいね(笑)。とても食べやすい!」
家内「ウンウン。美味しい。う~ん。でも私の食べた桑の実はもっと酸っぱかった(笑)。」
私「アフガニスタンの方が乾燥して暑いから桑の実は良く育つんだよ。しかも生じゃないし。」
家内「とても甘いし、私の食べた生の桑の実より糖度が高い。高級な味だよ(笑)。ただ乾燥させただけなのかな?」
私「あなたはカベルネ系の赤ワインを桑の実って表現するけど、僕はカシスって表現する。ひょっとしたら違う感じ方かもしれない(笑)?」
家内「あっ!ひよこ豆も売ってる!」
私「そうそう、それからピスタチオもある。アフガニスタンのピスタチオは有名だよね。食べたことないから、今度問い合わせてみようかな!」
ありがとうございました!A御夫人!
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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
May 19, 2023 by weblogland |まずはドイツのリースリングとソーヴィニヨン・ブラン!
〇リースリング シルバーベルグ 2020年 カール・フォフマン プファルツ Q.b,a. トロッケン 白 750ml 1885円税込み スクリュー・キャップ
ドイツ プファルツのジュートリッヒェ・ヴァインシュトラーセ村に1955年に設立された家族経営のワイナリー カール・フォフマン。約100ヘクタール(所有するのは85ヘクタール、他は緊密な関係の栽培農家)の畑から多種類のワインを作っています。(リースリングやグラウブルグンダー=ピノ・グリなど。)きっと昔は安い甘口ワインを作っていたんだろうな(笑)。
カール・フォフマンのケヴュルツトラミネールをマスキューの定番として扱っておりますが、今回はリースリングです(笑)。
もともとワインの生産量はドイツ随一。リープフラウミルヒやマドンナと言えば皆さんピンと来ますよね(笑)。まあ、甘くて飲みやすいスタイルですので今はあまり見かけなくなりましたか。そんなこんなでプファルツの生産者も方向転換(笑)。甘い量産品ではなく食事に合わせやすいトロッケン(辛口)志向、もちろんしっかり酸を残してグレードアップ。もともと平地で多量のワインを作れるアドバンテージを品質に向けることに気がついた訳ですね(笑)。モーゼルのリースリングだけに頼っていたドイツ・ワインの復活の狼煙かと(笑)。マスキューでもプファルツのリースリングを扱うのは
初めてに近い(笑)。記憶にありません(笑)
。それも、実はマスキューはリースリングが大好物(笑)。しかも古典的なガチガチのリースリング原理主義者なのです(笑)
。それ故プファルツ辺りの半端なリースリングは歯牙にもかけておりませんでした(ごめんなさい!)。でも、モーゼルとは異なったジャンルのリースリングとして、コレはあり(笑)!なのです。
このワイン、単一畑ヴァルツハイマーとシルバーベルグのものをブレンドしたもの。残糖分は8g/L、総酸は7g/Lほど。
きっとこの案配がトロッケン・リースリングのベスト・バランスかと。(個人的には後1g糖分を減らしたい(笑)。)
保水力のある土壌で作られるリースリングはモーゼル等と比べるとやや重い感じがしますが、収穫量を落とすことで自然な重さを表現。デイリーに楽しめる数少ない辛口リースリングと言えます。
とても久しぶりのドイツ・ワイン入荷なので表記や地図を忘れており(笑)、とても大変でした(笑)。ドイツの場合銘醸地が限られ、新たなものがなかなか生まれ難い。そんな中プファルツなどは一段格の低い安いワインの産地として冷遇されていましたが、ようやくオリジナリティあるユーシフルなワインが出てきたととても頼もしく思っております(笑)。温暖化の恩恵もあるとは思いますが、今までの殻を破る今後目を離せないワイナリーなのです。
〇エアバッハー ソーヴィニヨン・ブラン 2021年 ワイングート・クラス ドイツ ラインガウ 白 Q.b.a. トロッケン 750ml 2074円税込み
このワイングート・クラス、現当主アティアスの曾祖父が1850年に畑を所有したことから始まります。
所有する畑は著名なマルコブルンに平行したジーゲルスベルグに1ヘクタール、エルバッハの集落の背後の1級畑シュタインモルゲン0.5ヘクタール、ライン河に注ぐ支流カイゼルボッシュ川に沿うミッシェルマルク3.5ヘクタール。
このソーヴィニヨン・ブランはミッシェルマルクで栽培されたもの。畑は水際に近く、土壌はレスやローム等の二次堆積土。保水力はありそうですね。そうすると密植も可能なのでしょうが、畝間を3mほどと広くとっています。管理の容易さを優先しています。風通しの良さも意識しているようですね(笑)。1ヘクタールあたり3000本くらい植樹しているようですね。
基本、グリーンハーベストや房の先端をカットしたり畑での撰果を徹底することで収量を落としているようです。ですから出来上がったワインはとてもフルーティーで濃い。トロピカルなソーヴィニヨン・ブランらしい特徴がはっきりしながらもだれず、背筋がピンとしている。7g近い総酸がある所以かと。残糖分が7g以下のトロッケンでしっかり酸があるため甘さが出しゃばりません。とても折り合いが良く感じます。優しい!
そうそう2021年ヴィンテージはアルコール分が11.5%ほどの仕上がりなのですが、コレもグッド(笑)。無理に補糖した印象もなくとても自然な仕上がりです。収穫量を抑えてこそのワインです(笑)。
高価なリースリングを目指すより、ソーヴィニヨン・ブランの新境地に達したことの方が意義も意味もあると感じました
(笑)。
そして待望のロゼ!
◎ラ・ヴィ・アン・ローズ 2021年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア ロゼ ムンテニアI.G. 750ml 1508円税込み
国土のほとんどでワイン生産が行われているルーマニアは大きく7の生産地方に別れます。そのなかに37のD.O.C. (EU 法のA.O.C.)と12のI.G. (EU 法のI.G.P. )が制定されています。
このドメニイレ・サハテニ(インポーターさんの資料ですとドメーニレ・サハティーニですがヒュー・ジョンソンの『ポケット・ワイン・ブック』の表記を優先します)は2003年に女性醸造家アウレリア・ヴィシネスクさんにより創業。
ワインナリーはブカレストの北ムンテニア地方のデアル・マーレ地域のミジル村にあります。畑はカルパティア山脈の南の緩傾斜の平原。いかにも日照に恵まれ、水捌けの良い好立地。実際、緯度はフランスのローヌと同じ、気候はブルゴーニュに似ているとか。
マスキューの定番はピノ・ノワール。品質が高くロング・セラーとなっております。香りの抽出と葡萄自体の良さが伺えるもの。それ故、ロゼは旨いはず!美しい薔薇色が物語っていると思いませんか(笑)。
キュヴェ名の『ラヴィ・アン・ローズ』なんてまんまですし、期待も深まります(笑)。
このロゼはピノ・ノワールではなく(笑)、シラー60%、ピノ・グリージョ20%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%
。しっかり温度管理しながら、フリー・ラン・ジュースで作られるお値打ちのもの。シラーやカベルネ由来のベリー系の小粒の赤い果実味は旨味に包まれており、あくまでもフレンドリー(笑)。香りプンプンの派手なスタイルではありませんが、常に寄り添って欲しいと想わせます
。特に旨味の芯ピノ・グリージョをブレンドしているところにセンスが光りますね(笑)。
あと、気がついたのですが、2021年ヴィンテージでワイン自体も出来上がっているのですが、グラスに注ぐと若干の泡が見られます。口中での発泡感はないので、きっとマロラクティック発酵の余韻ではなく、瓶詰め工程で窒素を充填したのだと思います。それ故SO2の使用量は低減され、とても伸びやかなワインとなっています。そのうちSO2無添加のワインとしてリリースされるかも(笑)。更なる向上が期待される生産者です。
コスパ良し!
●ルパイア トスカーノ 2013年 カンポ・アイ・レッチ イタリア 赤 I.G.P.
トスカーノ 750ml 1885円税込み
イタリア・トスカーナでブルネッロ・モンタルチーノの生産者として名高いカンポ・アイ・レッチ。実はレッチャイアです(笑)。インポーターさんが違っていることからそんなことになったようです(笑)。商売上手ではなく(笑)、気配りの一環でございます。
この『ルパイア』、『狼の巣』の意味。得意のサンジョヴェーゼ・グロッソにカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローをブレンドしたもの。
飲んでビックリ!
ブルネッロを飲んでいるよう(笑)。スラヴォニア・オークの大樽で熟成してますね。それをステンレス・タンクに移して保存、注文がたまると瓶詰め出荷しているようですね(笑)。コルクは新しいし、液面も下がっていません。澱も無い(笑)。
とても液体がクリーンです。
味わいはヘビー。重心の低いスタイルはキャンティやヴィーノ・ノビレとは明らかに違うサンジョヴェーゼの味わい。2013年ヴィンテージなのでわずかにオレンジのニュアンスは若干感じますが、全然古さを感じさせない佇まいはブルネッロにしかない堂々としたもの。しかも価格はミニ・ブルネッロ(笑)!
う~ん。
こんなにコスト・パフォーマンスに優れたワインがまだあるとは!
飲みながら思ったのですが、牛のヒレ肉に岩塩を降って焼いたステーキ食べながら飲んだら美味しいでしょうね(笑)。そのためにあるワインのような気がしました(笑)。
定番なのですが、試飲会に出ていませんでした(笑)!ぬかっていました(笑)!
●コントログエッラ ロッソ コッレ・クーポ 2018年 バローネ・コルナッキア イタリア アブルッツォ 赤 コントログエッラD.O.C. 750ml 2640円税込み
モンテプルチアーノ・ダブルッツォのスペシャリスト バローネ・コルナッキアが作るD.O.C.コントログエッラの赤ワインです。
まずD.O.C.コントログエッラ。ご存知ですか?私は存じあげませんでした(笑)。
このD.O.C.はD.O.C.G.モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・コリーネ・テラマーネのゾーンのなかの北隅のコントログエッラ村の狭いエリア。(コントログエッラとは反戦の意味)1996年にD.O.C.に昇格しています。モンテプルチアーノ種60%以上、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンは15%以上が義務づけられています。
もともと親戚が所有していた『コッレ・クーポ』畑。『クーポの丘』という意味。コントラーダ・トッリとトラーノ・ヌオーヴォの標高240mの日照に恵まれた石ころだらけの石灰岩土壌。カベルネの好みそうな土壌ですね(笑)。カベルネは父ピエロ・コルナッキアがフランスのコルシカから持ってきたクローン。ボルドーではなく暖かなコルシカから持ってきたのは慧眼。無理がない(笑)。
9月下旬から収穫は始まり、ステンレス・タンクで28℃で発酵。500Lのフレンチ・オークの古樽で18ヶ月熟成後瓶詰めしてから8ヶ月静置・熟成してリリース。無理のない考え抜いた熟成です(笑)。(収穫が在来品種より早いことはワイナリーの生産性を増します。)
味わいは力強いがバランスが良く、多量のタンニンは葡萄由来の甘さととても折り合いが良くフレンドリー(笑)。全体のレベルの高さ、品質の良さ、特に原料葡萄の良さがダイレクトに伝わって来ます(笑)。スパイシーでありながらプラムやベリーの果実の熟した甘さは圧倒的に旨い!カベルネ由来のミントのヒント、小粒のベリーのニュアンスは複雑味を見事に演出。ワイン全体の奥行き、長い余韻を品のあるものにしています。
このマイナーなD.O.C.(ご免なさい!)の存在意義が伝わる素晴らしいワインでございます(笑)。モンテプルチアーノだけじゃない!と生産者が主張しております(笑)。
こんなワインあったんですね!
●モンデュース サン・ジャン・ド・ラ・ポルト 2020年 フィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエ フランス 赤 ヴァン・ド・サヴォアA.O.C.750ml 3017円税込み
マスキューの大定番のサヴォアの白の生産者フィリップ・ラヴィエールの名前がフィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエとなりました。要は奥様の名前が加わった次第でございます(笑)。
ラインナップの中でもヴァン・ド・サヴォアのクリュの中で有名な『レ・アビーム』はジャケール種100%で作っており、マスキューでは長年親しまれております。
標高1993mのグラニエ山の北東に広がるガレた斜面を畑とするとても過酷な環境。車や機械は入れません。すべて人力に頼らざるを得ません。ちょっと見斜度45度、石ころだらけの崖にしか見えません。落ちたら命に関わる(笑)。
そのなかでも標高の高いアビーム村から15km北東に下ったサン・ジャン・ド・ラ・ポルト村でモンデュース種100%で作られる赤ワインがコレ。ヴオージュ山塊を背負った南東向きの急斜面の畑で作られています。正確なアペラシオン名はヴァン・ド・サヴォア モンデュース サン・ジャン・ド・ラ・ポルトA.C.でございます
(笑)。
かなりマニアックで資格試験の難問クラスです(笑)。
でもですね(笑)、味わいは完成したフィネスのあるもの。基本チェリーの香りなのですがとてもユニーク。リキュールの『チェリー・ヒーリング』にちょっと似てるかな?ワイン自体は柔らかみ・深みのある高級なスタイルです。実に美味しい!
このモンデュース種はシラーの親戚またはイタリアのレフォスコに起源があるなど言われております。実際ユニークなチェリーの香りはレフォスコに似ている気がします。
作りはフィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエらしく木樽は一切使用せず低温で注意深く醸したもの。
何の衒いも無い直球勝負ですから、スルスルと飲み干してしまいます(笑)。
以上6本!
皆様のご来店お待ち申し上げます。
※先月は土曜日の6時頃にお客様が集中されました。念のためお知らせしておきますね(笑)。
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ミッション成功(笑)!
May 18, 2023 by weblogland |サン・ロマン スー・ル・シャトー ブラン2021年
ゲットしました(笑)!
ふふふ(笑)。
まあ、すぐ飲むにはちょっと早いですが、大した本数ありませんでしたからラッキー。前評判では2016年と2017年に似た出来映えとか。私は個人的に1991年を予想しています。2021年は作柄の状況が1991年にとても似ています。とてもマイナーなヴィンテージなのですが、心に残るヴィンテージです。プリウールのミュルソー・ペリエール1991年を飲んだ時の感動は未だに忘れられません。もちろんイレギュラーなのですが、貴腐がちょっと着いた濃厚な味わい。
う~ん。
妄想が止まりません(笑)!
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西陽との戦いが始まります
May 17, 2023 by weblogland |昨日の天気予報では30℃を越えると言ってました。まだ午前中なので取り急ぎエアコンのフィルターのお掃除(笑)。準備万端です(笑)。
ところで今日は5月17日ですから、今年の戦い開始はちょっと早いですね。
私「いつも衣替えは6月だよね?」
家内「学校なんか6月1日から。今年はエルニーニョ現象が起こりそうだから、世界各地で干魃がもう起こってるみたいだよね。」
私「う~ん。今年のワインの作柄が心配だよね。」
家内「2020、2021年と収穫量が少なかった。2022年は持ち直したみたいだけど、ヴィンテージ変更の早いこと早いこと(笑)。」
私「特にブルゴーニュは酷いよね。価格も酷く高い(笑)。」
家内「全世界的なことだから、産地に拘らないチョイスが必要かな(笑)。」
私「そうそう。悲観的になってもなんにもならないから、ここはポジティブに行くしかないね(笑)。マスキュー本領発揮か(笑)!」
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マルトノ・マラールのインポーターさんに電話しました!
May 16, 2023 by weblogland |今日早速マルトノ・マラールのインポーターさんに電話しました!
私「マルトノ・マラールのサン・ロマン飲みましたよ(笑)!実に美味しかった!ピュリニー・モンラッシェの1級並。しかもグラン・クリュに連なる区画のものレベルでしたよ。(思いっきり持ち上げる。)」
インポーターさん「ありがとございます。」
私「久しぶりに美味しいシャルドネ飲みましたよ(笑)。」
インポーターさん「ホントあのワインは美味しいですよね。ありがとうございます。」
さて、持ち上げるだけ持上げて、これからが私の本領発揮です(笑)。
私「この前もらったのは2019年の最後の1本でしたよね。完璧でした。機会があればマスキュー試飲会に出したいですよ。」
インポーターさん「2020年が少なく、2021年ヴィンテージは更に少ない。たまにこっそり入荷したりはするのですが…。」
私「そうだよね。無理は言わないから、入荷したら教えてね(笑)。値段も上がっているだろうしね。」←ここがポイント(笑)。
真っ先に知らせてくれるように誘導です(笑)!
インポーターさん「じゃあ、すぐお知らせしますから!ありがとうございました!」
ふふふ(笑)。
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サン・ロマン スー・ル・シャトー ブラン 2019年 ドメーヌ・マルトノ・マラール
May 14, 2023 by weblogland |美味しかったです!
今年2月の桝久試飲会で好評いただいたブルゴーニュ・オート・コート・ド・ポーヌの生産者マルトノ・マラールの白眉と言われるシャルドネ。本拠地のサン・ロマンのもの。サン・ロマン自体は標高が高く、シャルドネには涼し過ぎる嫌いがありましたが、昨今の温暖化により評価が上がっております。
記憶を辿ると80年代には引っ掛かりもしない(笑)。90年代後半からチラホラ日本で見かけるようになった感です。私自身も『寒いんだからアリゴテでも作ってた方がイイ』なんてアウト・オブ・眼中でした(ごめんなさい!)。
今年に入って初めてマルトノ・マラールを飲んでビックリ。このドメーヌの核心のサン・ロマンを飲んでみたくなりました(笑)。ちょうど2019年のものが1本だけあったので取り寄せた次第です。お値段はちょっとお高い5,000円強。
先ほどティスティングしたのですが、ピュリニー・モンラッシェの1級クラス。しかもモンラッシェ等のグラン・クリュに連なる最良の1級のレベルでした!
久しぶりに感動しました(笑)。
最初樽香を強く感じるのですが、果実味が勝っており嫌味にならない。もうこれだけでポテンシャルの高さに圧倒されました(笑)。昔のマロスラヴァックのフォルティエールを思い出しました(笑)。
次回日本に輸入されたら必ず試飲会で皆さんに飲んでいただきたいものです。
唾つけておこう(笑)!
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う~ん。 シャンパーニュが無い!
May 10, 2023 by weblogland |シャンパーニュが無い!
正確に言えば、欲しいシャンパーニュが無い!
私個人的にコート・デ・ブランのクラマンやアヴィーズのシャルドネのブラン・ド・ブランが大好物です(笑)。然るにマスキューのラインナップもそれらを外せない。でもですね、無い!かろうじて幾つかのグラン・クリュのアッサンブラージュ・スタイルのものを探しましたが、高いですねぇ(笑)。心情として1万円位までが、シャンパンに出す金額として妥当だと思っていますから、余計無い(笑)。まあ、ヴィンテージ入りのミレジムシャンパンが1万円越えるのはやむを得ないとしても、グラン・クリュ100%のシャンパンが5~6,000円位でないかな?今や、モエやヴーヴクリコなどが8,000円前後しますから、私所望のシャンパンはあるはず無いかな?
もう少し探してみますね。
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