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マスキューの特売棚にはコレが並んでいます!
Mar 11, 2023 by weblogland |スペイン南西部のエストレマドゥーラの赤ワイン。聞いたことのない生産地です(笑)。
味わいはビックリの、充実したテンプラニーリョの味わい。どう考えてもお得。数年前に飲んだ印象は固くて今イチ。インポーターさんも諦めて今回の特売となりました。申し訳ございませんが、今飲むとベストです。
でもですね(笑)、ノン・ヴィンテージだし、テンプラニーリョ100%でもない(笑)。
それで何故こんなにテンプラニーリョらしいの(笑)?
逆にテンプラニーリョらしさをデフォルメしたかのよう。そうとなればかなりの作り手のはず。
インポーターさんの在庫はあっという間にはけたとのことですから、マスキューも在庫限りとなります!
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今日は横浜で試飲会です!
Mar 09, 2023 by weblogland |今駅のホームにいますが、花粉の攻勢でここまでたどり着くのに大変。鼻が効く効かないどころではありませんね(笑)。こんなで試飲会行っても大丈夫かな(笑)?
この状態だとワインのディテイルは解りませんが、こんなときは第一印象あるのみ(笑)。気になるワインを見つけるのみ!それをサンプルで取り寄せてお家でじっくりティスティングすれば良いだけのこと(笑)。
2~3本見つかればラッキーかな(笑)。
さあ、電車が来ますぅー!
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落ち着いた今は、今晩何飲もうか?
Mar 09, 2023 by weblogland |薬も1日2回では効かず3回です。
今配達から帰ったところで、すぐに洗顔(笑)。でもですね(笑)、落ち着いた今は、今晩何飲もうか?薬の性か喉が乾くので、ワインを飲む前に取り敢えずビールを一杯(笑)。そしてワインは何を飲むか?
そうだ!
特売用に新しく仕入れたアレを飲みましょう!近々ご紹介しますからアレに期待していてくださいね(笑)。
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ドンナルーチェ 2021年 の試飲の始まり、始まり!
Mar 07, 2023 by weblogland |ドンナルーチェ 2021年 の試飲の始まり、始まり!
初日(2月16日)
私「アルコール分は13%といつも通りだね
(笑)。さて、2021年はどうかな?う~ん。ハニー!でもしっとりとしたハニー
。パワフルな2020年とは趣が違う。」
家内「立ち香に乱暴さがない。マルヴァジアらしいライチ、グレープフルーツの香りが徐々に出てくる。」
私「折り合いがイイ!基本的なパワーはあるんだけど、力ずくじゃない。しっとりした旨味とのバランスがとても良いね(笑)。」
家内「完熟した種由来の苦味のあるスパイシーさはあるけど、突出しない。口当たりを邪魔するものが無い上に、高度な密度感。2021年は好きだな(笑)。和食にも合わせられそう(笑)。」
私「2020年は収穫が早かったから酸の量が膨大。先々どれ程持つのか想像つかないほどだったけどフレンドリーではなかった(笑)。この2021年は近年では一番フレンドリー(笑)。」
家内「中の酸やタンニンがちゃんと成熟してるよね(笑)。」
2日目(2月17日)
私「ハニーというよりは蜂蜜だよね(笑)。しかも落ち着いている。なんか昔のドンナルーチェを思い出す。」
家内「ハーブ、青い葉っぱのニュアンスがあって自然な感じ。夏場が暑すぎない印象かな。」
私「ここ数年パワーがありすぎたから(笑)、年寄りの我々にはこのくらいがちょうど良い(笑)。2週間くらいしたらマーマレードみたいになるかも?強すぎるとマーマレードみたいになるのに時間がかかる。」
家内「店長の好きなドンナルーチェのスタイル(笑)?」
私「さっきアルコール分をチェックしたんだけど、13%のアルコール分はやはりレギュラーだった。そうすると夏場の天候の性でエレガントに仕上がったのかも。そのお陰で元々のスタイルに戻れた(笑)
。ここ数年のドンナルーチェとは違う。むしろ本来的なのかも(笑)?」
家内「ドンナルーチェは、ここ数年の温暖化の影響がもろに出ていたよね(笑)。まあ、途方もない生命力だったけどね。」
私「後でブログのアーカイブを観てみるよ。」
3日目(2月18日)
私「旨味がしっとりしていて美味しいな(笑)。独特な世界観だよね。ドイツのアウスレーゼを辛口にして、しかも甘さを感じさせるみたいな(笑)。」
家内「ところでアーカイブはどうだった?」
私「そうそう。ブログを遡ると2009年くらいまでしか記載されてなかったんだけど。あまり作柄のよろしくないヴィンテージを私は好むようでした(笑)。良い年は変化のスピードが物凄く遅い(笑)。それとアルコール分は常に13%だったよ。」
家内「私それが気に入らない(笑)。作柄によって変わるべきだよ!」
私「ドンナルーチェの肝って甘さと酸だと思うんだ。そしてその甘さは糖分じゃなくてグリセリン。きっとアルコール・ターゲット13%のグリセリンの量と、多量に残したリンゴ酸との折り合いがベストという設計図があると思うんだよね。」
家内「確かにアルコール分はいつも13%でもヴィンテージの差違はあるね。いつも辛口に仕上げるためにもアルコール分が13%というのがベストなのかも知れないね。」
私「そこにテロワールの特徴・縛りがあるのかもね(笑)。」
4日目(2月19日)
私「水仙みたいな香り。心地好いなぁ(笑)。あまりトロピカル、トロピカルしてないけど、飲むと癒される。」
家内「私クドイの嫌いだから、コレ良いね
(笑)。奥行きが素晴らしい。」
私「しばらくこの状態が続きそうだね(笑)
。」
私「そうそう、調べたんだけど、ドンナルーチェは2011年にルカ・マローニでトップ評価を得てから大ブレーク。マスキューでは2008か2009年ヴィンテージから扱っていたよ。」
家内「そうすると足掛け12年(笑)。あと何年やるのかなぁ(笑)。
5日目(2月20日)
私「2021年のドンナルーチェはあまりトロピカルじゃないね。ライチ、グレープフルーツ…、え~とそれから…、ちょっと高貴な…」
家内「赤い果肉のメロンみたいな(笑)。」
私「そう!それ!でもってそれってちょっと安っぽくない(笑)?」
6日目(2月21日)
私「う~ん。重さが出てきたかな?滑らかな濃密さが増した?」
9日目(2月24日)マスキュー試飲会
10日目(2月25日)
私「実は2月16日に開けたドンナルーチェ2021年があります。試してミソ(笑)。」
「今日は24日だから、開けてから8日ですか。どれどれ…。う~ん。香りはあまり変わらないかなぁ。でも古い方が飲みやすいかな。」
「古い方が濃い、。落ち着きがある。」
「深みもある。」
「家で開けてから8日も待てない(笑)。」
「う~ん。まだまだ行けそう(笑)。」
「開けたてはピールの苦味があるからパクチーなんかを使った料理が合いそう。オリーブオイルやバターを使った魚介類は鉄板かな(笑)。古い方は杏仁豆腐なんかどうでしょう?」
私「トロピカルなニュアンスはもともとありますから合いますね(笑)。」
「古い方はオレンジのニュアンスを感じる。」
私「この2021年ヴィンテージのドンナルーチェは最初の頃のスタイルに似ているんですよね(笑)。開けてから10日~2週間経ってマーマレードみたいになる予感がします(笑)。」
「ワインって10年くらいでトレンドが変わりますよね(笑)。試行錯誤があるんでしょうね(笑)。」
「ドンナルーチェの欠点を挙げるとしたら
、まず瓶が重い!あと太すぎてセラーの一番上にしか収まらない(笑)。瓶が棚の間仕切りの規格外(笑)!」
14日目(2月28日)
ぐんと甘さがまして、マーマレードっぽさが強まってます。あと、ちょっと麹っぽさがありますね。ボトルに残されたワインはあと少し(笑)。見届ける前に無くなる恐れあり(笑)。
15日目(3月1日)
ぼやぼやしてたら3月になってしまいました(笑)。ライチ、オレンジの香り、味わいはあくまでも滋味深い。癒されます(笑)。
17日目(3月3日)
変わりまへんなぁ(笑)。
20日目(3月6日)
マーマレードみたいになりました(笑)。想像通りでございました(笑)。ただもう少しコクが出るとベストかな?
これにて2021年ドンナルーチェのティスティングは終了!
だってもうワインが残っていません(笑)。
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漢字で書くと醤
Mar 07, 2023 by weblogland |ひしおってご存知ですか?
漢字で書くと醤。まあ、大豆や麦を使った発酵食品なんですが、完全に発酵しきっていない味噌と言えばよいかな?食べると味噌なのですが、原料の大豆の味わいがしっかり感じられとても美味しい(笑)
。お酒のツマミやご飯にのせたりして食べるのが定番のようです。
先日無添加のひしおをいただき、どんなワインに合うか?早速実験(笑)。
頭の中では赤ワインにより合いそうかと思っていましたが、実際には赤ワインより白ワインに合いますね(笑)。ひしおの強い味わいが、白ワインを飲むと弾けるようにマリアージュしたり、ふっくら口の中で膨らんだり(笑)。赤、白、6本くらい試しましたが、強い白ワインとの相性がベストでした。若くてまだ閉じた状態の白ワイン(ブルゴーニュのシャルドネ)で試すと、目が覚めるほどの衝撃(笑)。ちょっと驚かされました。
何でも試してみるものだ!でございます(笑)。
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エレガントでパワーがありバランスも良い。
Mar 03, 2023 by weblogland |ついつい魔が差して注文しちゃいました(笑)。
コート・ロティのルネ・ロスタンと言えばご存知の方おられますよね。
エレガントでパワーがありバランスも良い。ちょっとブルゴーニュ的なスタイルですが、こんなにパワフルなブルゴーニュはない(笑)。
まあ、マニア垂涎のシラーです。でもですね(笑)、とても高価。気軽に飲める価格じゃありません(笑)。でもたまには飲んだみたい!
常にこんな欲求がある人間がコレを見つけたら、そりゃ、注文しちゃいますよね(笑)。
レ・レザルド2017年シラー I.G.P.コリーヌ・ロダニエンヌ!
うふふふ(笑)。
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試飲会の続き(笑)。
Feb 28, 2023 by weblogland |私「これはもう職業病です(笑)。普段サンプルを取り寄せてティスティングする際
、そのワインの終わりが見えるところまで続けます。いくら美味しくてもすぐに飲み干さず、我慢(笑)。」
「あー!それが出来ない(笑)!」
私「お客様の立場では、それでオッケーでございます(笑)。ワインの品質はその生命力がいかに長く持続するかに比例します。」
家内「極端に言うと、レストランで食事したとき最初がいくら美味しくとも、終盤に落ちるのではダメ。少なくとも1日2日は良い状態をキープしないものは扱えません。」
私「そんなこんなでございます(笑)。」
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桝久 試飲会リポート 後半
Feb 27, 2023 by weblogland |〇ブルゴーニュ オート・コート・ド・ボーヌ 白 2019年 マルトノ・マラール ブルゴーニュ 750ml 3300円税込み
「う~ん。正銘のブルゴーニュのシャルドネだぁ(笑)。」
「旨味があって、樽香とのバランスが良い
。溶け込んでいる」
「このワインはこれだけで充分(笑)。何も食べないでワインの味わいに浸りたい(笑)。」
「そうそう。樽香が過剰ではない。タルタルしてない(笑)。」
「高いシャルドネに有りがち(笑)。」
家内「このワインは樽発酵・樽熟成してますが、ステンレス・タンクを併用したり、新樽比率を25%程度に抑えたり、過剰にならないように細心の注意を払っています。」
「マルトノ・マラールって聞かないよね?」
私「ここ10年くらい海外に輸出するようになったようです。」
家内「1300年くらいから続く家系で、お隣のサン・ローマン村にあります。現当主は20何代目(笑)。」
私「瓶詰めを始めたのはフランス革命直後というから、それなりの家系ですね(笑)。」
「美味しいものはまず国内かな(笑)。」
私「畑も10ヘクタール未満のようですから
、簡単に増産出来ません(笑)。まずは顧客優先でしょうね。」
「マスキューさん、このワイン、アペラシオンはオート・コート・ド・ボーヌですけど、オートらしい酸っぱさが無いですよね?」
私「サン・トーバンに新しく開墾した畑の葡萄を使って作られたようです。それでも樹齢は20年。きっと矜持があるのですね!」
家内「サン・トーバンはプュリニーやサシャーニュなどのスターと比べると知名度が落ちます。かつてはアペラシオンの1/10程度しか植樹されていませんでした。」
私「プュリニーやサシャーニュより標高が高いのですが、近年の温暖化によりアドバンテージが生まれたようです。」
「え~と。アルコール分はと、13%!適正
ですね(笑)。」
「村名名乗ってもおかしくない。立派なシャルドネ。商売、商売していない(笑)。今ブルゴーニュ高いから便乗して値上げしないんですね(笑)。」
「私昔、昔、マスキューさんでサン・トーバン買いました(笑)。その時のキャッチコピーが『ブルゴーニュの至宝』。サン・トーバン知らなかったから、勉強しちゃいましたよ(笑)。」
〇ドンナルーチェ 2021年 ポッジョ・レ・ヴォルピ イタリア 白 ラッツィオ I.G.T.750ml 3017円税込み
試飲会の2日前の2月22日にドンナルーチェをこよなく愛するAさんがご来店。
Aさん「マスキューさん、ドンナルーチェ2021年ありますか?」
家内「はい。試飲会でお出ししますよ(笑)
。」
Aさん「ドンナルーチェは瓶が重いので、とりあえず1本買って、試飲会でストック用にもう1本買います(笑)。」
家内「Aさん、何ヴィンテージお持ちなんですか?」
Aさん「6ヴィンテージかな(笑)。垂直試飲をやるのが夢です(笑)!」
マスキュー随一のドンナルーチェ・マニア認定でございます!
「おっ!ライチ全開(笑)!」
「香りはあまーいけど、辛口なんだよね(笑)。」
「このヴィンテージはキレキレ(笑)。」
「ライチ、薔薇、グレープフルーツ。香りの分量が半端ない(笑)。」
「香りの分量は凄いけど、乱暴ではない。飲みやすいよね(笑)。」
「旨味の慈味深さがあるから、惹き込まれる(笑)。」
「代わるものがないワインだよね(笑)。ユニークでしかも圧倒的に美味しい(笑)。」
「基本強いワインなんだけど、意地悪じゃない(笑)。」
「ゲヴュルツトラミネールに似てるんだけど、甘さがないんだよね(笑)。」
「口の中に入れると香りとともに広がり・余韻がシンクロする(笑)。完成したドンナルーチェ・スタイル(笑)。」
「2021年ヴィンテージは飲みやすいよね
(笑)。」
私「実は2月16日に開けたドンナルーチェ2021年があります。試してミソ(笑)。」
「今日は24日だから、開けてから8日ですか。どれどれ…。う~ん。香りはあまり変わらないかなぁ。でも古い方が飲みやすいかな。」
「古い方が濃い、。落ち着きがある。」
「深みもある。」
「家で開けてから8日も待てない(笑)。」
「う~ん。まだまだ行けそう(笑)。」
「開けたてはピールの苦味があるからパクチーなんかを使った料理が合いそう。オリーブオイルやバターを使った魚介類は鉄板かな(笑)。古い方は杏仁豆腐なんかどうでしょう?」
私「トロピカルなニュアンスはもともとありますから合いますね(笑)。」
「古い方はオレンジのニュアンスを感じる。」
私「この2021年ヴィンテージのドンナルーチェは最初の頃のスタイルに似ているんですよね(笑)。開けてから10日~2週間経ってマーマレードみたいになる予感がします(笑)。」
「ワインって10年くらいでトレンドが変わりますよね(笑)。試行錯誤があるんでしょうね(笑)。」
「ドンナルーチェの欠点を挙げるとしたら
、まず瓶が重い!あと太すぎてセラーの一番上にしか収まらない(笑)。瓶が棚の間仕切りの規格外(笑)!」
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 前半
Feb 26, 2023 by weblogland |昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
まずはバルドリーノのキアレット(ロゼ)と赤。基本同じもの。赤を作る過程で色が付き始めた果汁を抜き取ったもの。元々は同じものでございます。
◎バルドリーノ・キアレット 2021年 カンティーナ ディ・クストーツァ イタリア ヴェネト ロゼ キアレット・バルドリーノD.O.C. 750ml 1131円税込み スクリュー・キャップ
「おっ、春らしいロゼ色だね。心華やぐ(笑)。」
「味もチャーミング(笑)。すいすい飲めちゃう。制限なく飲んだら3本くらいいけそう(笑)。」
「確かに軽やかで飲みやすい。でも、わりと余韻もしっかりしていて長い。」
私「さくらんぼですよね(笑)。」
「そうそう。チェリーと言うよりさくらんぼ(笑)。」
「マスキューさん曰くの『香りのディテールがはっきりしてる。』ですね(笑)。綺麗ですよね(笑)。」
「高級ではないけど、ちゃんとしてますよね?」
家内「はい。今飲んでいただいてるものは昨日抜栓したものですが、より飲みやすくなってます。」
「チェリー、さくらんぼ…桜餅のニュアンス(笑)。日本人にも親しみ易いですよね
(笑)。」
私「トマト使ったりすれば何でもオッケーですよね(笑)。」
「山菜の天ぷら合いそうですよ(笑)。春の野菜もイイかな(笑)。」
「梅肉なんかも使えばより楽しめそう(笑)。」
「明日葉!」
「この間山菜摘みの達人に山菜摘みに連れていってもらったんだけど、あまりに沢山収穫し過ぎて食べるのに往生しました
(笑)。」
私「何を摘んだのですか?」
「物忘れが良くて思い出せない(笑)。とにかく沢山(大爆笑)。」
「店長!カプレーゼは鉄板(笑)。モッツァレラをそばつゆに浸けておくと凄くイイですよ!是非お試しください(笑)。」
私「そのKさんの得意技、やりましたけどグッドでした(笑)。」
家内「桜えびを使ったかき揚げ!絶対美味しい(笑)。」
「相模湾や駿河湾の名産品ですね(笑)。桜えびを使ったパスタなんか食べながらコレ飲んだら美味しいだろうなぁ(笑)。」
「このワイン、お寿司のガリに合いそう。ひな祭りのちらし寿司食べながら飲んだら楽しそう(笑)!」
●バルドリーノ 2021年 カンティーナ ディ・クストーツァ イタリア ヴェネト 赤 バルドリーノD.O.C. 750ml 1131円税込み スクリュー・キャップ
「コレもあまり色濃くない。ボジョレーくらいの赤ですな(笑)。」
家内「開けてからちょっと時間を要します。
」
「確かに(笑)。最初のキアレットと同じものとは思えない。」
私「ゆっくりお試しください(笑)。初めはまだ出来立てっぽい。だんだん果実味が出てきます。」
「でも、コレも軽やかで飲みやすいスタイル。意地悪なところは無いよね(笑)。」
「旨味もちゃんとあるし、綺麗だよね(笑)
。」
「広がりもちゃんとしてるし、軽いけど薄くはない(笑)。共通してるよね(笑)。」
「このワインの産地はクストーツァではないのですか?」
家内「D.O.C.としてはクストーツァと重複します。バルドリーノが西よりになるのかな。」
「バルドリーノって幅広いですよね。安いデイリーなものから、アマローネの高級品まであるもんね(笑)。」
「これはデイリー(笑)はでもさあ、ビストロなんかでこのレベルのワインが出てきたら嬉しいよね(笑)に」
「いわゆるイタリアンだったらこの赤で何でもオッケー(笑)。」
「トマト使えば何でもオッケー(笑)。」
「スパゲッティーナポリタンなんて鉄板(笑)。」
私「チェリーやスモモのニュアンスが出てきました(笑)。確かにバルドリーノです(笑)。」
「うんうん。マスキューさん、でもキアレットの方が香りは強くてはっきりしてますよね。これは赤のロゼの差ですか?」
私「はい。赤の方がタンニンが多いために香りをマスキングします。」
「キアレットも赤もレストランで飲めるとイイなぁ。」
私「ラベルもレストラン向けですよね(笑)
。」
「そうそう。このラベル気になってたんですよ(笑)。ジャケ買いしたい(笑)。」
家内「キアレットがピノキオの冒険、赤は赤ずきんちゃんとか。」
「え~と、ちょっと待って…。スマホで検索すると…。ピノキオって言うとイタリアの児童文学、赤ずきんちゃんはグリム童話って書いてある。」
家内「長く受け継がれることへの願いを込めたブランドのようです。今度他のアイテムも飲んでみます(笑)。」
〇シニャン・ベルジュロン 2020年 フィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエ フランス 白 ヴァン・ド・サヴォアA.O.C.750ml 2489円税込み
家内「このAOCには往生しました(笑)。正確にはヴァン・ド・サヴォア・シニャン・ベルジュロンA.C.です。」
私「マスキューの定番のヴァン・ド・サヴォア・レ・アビームを作っているドメーヌのラインナップの一つです。」
家内「ヴァン・ド・サヴォアのクリュの一つシニャン村で作られるベルジュロン種100%のワインを差します。しかもベルジュロン種はルーサンヌのシノニム別称です。あー、疲れた(笑)。」
「ルーサンヌってこと南フランスで主に作られる葡萄品種ですよね?」
私「ワインをふくよかにする補助品種です
。まあ、ルーサンヌ100%にしてコッテリした白ワインを作ることはありますが。」
「店長!ルーサンヌ、マルサンヌのルーサンヌですよね?」
私「はい。左様でございます。」
「う~ん。特別香りは個性的ではないけど
、濃密。南フランスのものとは明らかに違う(笑)。」
「キレ、キレ(笑)。とてもミネラリー!それでいてスケールが大きい(笑)。」
「細くて濃い(笑)。」
私「細い背骨は鉄筋ですね(笑)。」
「うんうん。鉄筋入ってる(笑)!」
「広がり、余韻がとても長い。しかも優しい(笑)。」
「う~ん。マスキューさん曰くの『完璧なフィネスのあるワイン』ってこういう事なんですね(笑)。」
「高級なブルゴーニュのシャルドネにある意味似てる(笑)。」
私「個性はしっかりあるのですが、欠点がないかと(笑)。」
「柑橘類ですよね。でもがっちりしてるし…。凝縮もしてる。」
「後味がハニーでナッツィー。バターっぽくもある。」
私「多分、スロヴェニア・オークの古い樽
トノーくらいの大きさのもので熟成してるような気がします。」
家内「コンテやボーフォール食べながら飲んだら美味しいでしょうね(笑)。他の料理が浮かばない(笑)。」
「あー、地元の高級チーズですな(笑)。絶対に合いますね(笑)。でも高いんですよね(笑)。」
「山の食材をふんだんに使ったクリームシチュー!うわっ、涎が出ちゃう(笑)。」
「隠し味でコンテ入れたりしてね(笑)。」
「フォンデュにするにはもったいない(笑)。」
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試飲会のラインナップ並びました!
Feb 22, 2023 by weblogland |24日(金)は17~20時
25日(土)は11~20時
こうやって眺めると、ドンナルーチェの瓶の立派なこと(笑)。マスキュー扱いのワインの中では一番かも(笑)?
今回のラインナップは5本ですが、一番左端にスペースがちょっと出来たので、アンドレ・ボノームのヴィレ・クレッセ・オール・クラッセ2020年をサブリミナルに並べました(笑)。
それから当日には一週間前に開けたドンナルーチェも出しますので、開けたてと比べてくださいね(笑)。
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もう無くなりそうです。
Feb 21, 2023 by weblogland |もう無くなりそうです。
ヴィーノ・ノビレの生産者カサーレ・ダヴィッディが作るお買い得ワイン、イル・ボスコ2019年。
去年のマスキュー試飲会に出して以来、こそこそと売っておりましたが(笑)、流石にインポーターさんの在庫も尽きたようです(笑)。
コスト・パフォーマンスに優れたお買い得ワインでしたので残念!
このご時世、1,000円以下のお買い得ワインはありませんから、イル・ボスコのような品質の高いお買い得ワインを探すしかありません。ケチなマスキューの真価が問われるというもの(笑)。
さあ、次、次!
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ドンナルーチェ 2021年 の試飲の始まり、始まり!
Feb 20, 2023 by weblogland |ドンナルーチェ 2021年 の試飲の始まり、始まり!
初日(2月16日)
私「アルコール分は13%といつも通りだね
(笑)。さて、2021年はどうかな?う~ん。ハニー!でもしっとりとしたハニー。パワフルな2020年とは趣が違う。」
家内「立ち香に乱暴さがない。マルヴァジアらしいライチ、グレープフルーツの香りが徐々に出てくる。」
私「折り合いがイイ!基本的なパワーはあるんだけど、力ずくじゃない。しっとりした旨味とのバランスがとても良いね(笑)。」
家内「完熟した種由来の苦味のあるスパイシーさはあるけど、突出しない。口当たりを邪魔するものが無い上に、高度な密度感。2021年は好きだな(笑)。和食にも合わせられそう(笑)。」
私「2020年は収穫が早かったから酸の量が膨大。先々どれ程持つのか想像つかないほどだったけどフレンドリーではなかった(笑)。この2021年は近年では一番フレンドリー(笑)。」
家内「中の酸やタンニンがちゃんと成熟してるよね(笑)。」
2日目(2月17日)
私「ハニーというよりは蜂蜜だよね(笑)。しかも落ち着いている。なんか昔のドンナルーチェを思い出す。」
家内「ハーブ、青い葉っぱのニュアンスがあって自然な感じ。夏場が暑すぎない印象かな。」
私「ここ数年パワーがありすぎたから(笑)、年寄りの我々にはこのくらいがちょうど良い(笑)。2週間くらいしたらマーマレードみたいになるかも?強すぎるとマーマレードみたいになるのに時間がかかる。」
家内「店長の好きなドンナルーチェのスタイル(笑)?」
私「さっきアルコール分をチェックしたんだけど、13%のアルコール分はやはりレギュラーだった。そうすると夏場の天候の性でエレガントに仕上がったのかも。そのお陰で元々のスタイルに戻れた(笑)
。ここ数年のドンナルーチェとは違う。むしろ本来的なのかも(笑)?」
家内「ドンナルーチェは、ここ数年の温暖化の影響がもろに出ていたよね(笑)。まあ、途方もない生命力だったけどね。」
私「後でブログのアーカイブを観てみるよ。」
3日目(2月18日)
私「旨味がしっとりしていて美味しいな(笑)。独特な世界観だよね。ドイツのアウスレーゼを辛口にして、しかも甘さを感じさせるみたいな(笑)。」
家内「ところでアーカイブはどうだった?」
私「そうそう。ブログを遡ると2009年くらいまでしか記載されてなかったんだけど。あまり作柄のよろしくないヴィンテージを私は好むようでした(笑)。良い年は変化のスピードが物凄く遅い(笑)。それとアルコール分は常に13%だったよ。」
家内「私それが気に入らない(笑)。作柄によって変わるべきだよ!」
私「ドンナルーチェの肝って甘さと酸だと思うんだ。そしてその甘さは糖分じゃなくてグリセリン。きっとアルコール・ターゲット13%のグリセリンの量と、多量に残したリンゴ酸との折り合いがベストという設計図があると思うんだよね。」
家内「確かにアルコール分はいつも13%でもヴィンテージの差違はあるね。いつも辛口に仕上げるためにもアルコール分が13%というのがベストなのかも知れないね。」
私「そこにテロワールの特徴・縛りがあるのかもね(笑)。」
4日目(2月19日)
私「水仙みたいな香り。心地好いなぁ(笑)。あまりトロピカル、トロピカルしてないけど、飲むと癒される。」
家内「私クドイの嫌いだから、コレ良いね(笑)。奥行きが素晴らしい。」
私「しばらくこの状態が続きそうだね(笑)。」
私「そうそう、調べたんだけど、ドンナルーチェは2011年にルカ・マローニでトップ評価を得てから大ブレーク。マスキューでは2008か2009年ヴィンテージから扱っていたよ。」
家内「そうすると足掛け12年(笑)。あと何年やるのかなぁ(笑)。」
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桝久 試飲のラインナップ決まりました!
Feb 18, 2023 by weblogland |今回はごっつい白がテーマです(笑)。
まずはデイリーなバルドリーノのロゼと赤からスタート!
◎バルドリーノ・キアレット 2021年 カンティーナ ディ・クストーツァ イタリア ヴェネト ロゼ キアレット・バルドリーノD.O.C. 750ml 1131円税込み スクリュー・キャップ
皆さんバルドリーノご存知ですよね(笑)。
イタリア・ヴェネトのデイリーなワイン。国際的な観光地として知られるガルダ湖の東岸の生産地域です。これは地元のカンティーナ・ディ・クストーツァ協同組合のもの。高級なレンジだと協同組合のワインはちょっと落ちますが、デイリー・ユースのワインはコスト・パフォーマンスに優れた嬉しいワインを見つけることが出来ます(笑)。
これは赤のバルドリーノを早めに搾って発酵させた辛口ロゼ。黒葡萄から作ったいわゆるキアレットです。
セパージュはバルドリーノと同じコルヴィーナ、モリナーラ、ロンディネッラの王道のブレンド。
アメリカン・チェリーや赤いベリーの香りにストロベリーやチェリーの香りが加わり、赤のバルドリーノと比べると明るさを感じます。タンニンが少ない分繊細でありフレンドリー。
こんなロゼを飲みながらビストロで食事をしたい!
醸造・熟成にはステンレス・タンクのみ使用することで葡萄のアロマのディテイルが綺麗に出ています。軽いのに
果実味がしっかりしている点秀逸であり、飽きの来ない崩れない仕上がりに品質の高さを感じます。軽いけれど薄くないのです(笑)。
軽い仕上がりではありますが、それがよろしいのです(笑)。いわゆるイタリアンに合わせるにはピッタリ。ビストロのマスト・アイテムに照準を絞ってますね(笑)。ラベルに描かれる『ピノキオ』もいかにもな感(笑)。ちなみにキュヴェ毎に童話のモチーフに変える銘柄『イ・クラッシチ』シリーズとなります。
クストーツァを代表する生産者組合
カンティーナ ディ クストーツァは1968年に設立されたこのエリアを代表する生産者組合です。設立当初は83軒の栽培農家しかいませんでした。1971年にクストーツァのファーストヴィンテージの生産を始めました。この年は、ちょうどクストーツァがDOCに認定された年でもあります。これはカンティーナ ディ クストーツァにとってこの土地の歴史を大きく変える転機となりました。現在、組織は大きく発展し、200軒の栽培農家から構成され、全体で1,000haの畑で葡萄を栽培しています。
畑は主にガルダ湖の南東の斜面に位置しています。伝統を重んじながらも革新的な技術を取り入れ、その土地の個性が表現されたワイン造りを行っています。単なるワインとしてではなく、グラスを傾ける度に、葡萄を育てている人々の土地や伝統への情熱や愛情が飲み手に伝わるようなワインを目指しています。
童話をモチーフにした印象的なラベル
カンティーナ ディ クストーツァの「イ クラッシチ」シリーズはクストーツァのエリアで昔から造られてきた伝統的なワインのシリーズで、どんな食事にも寄り添う、調和のとれたフレッシュな味わいを持っています。ラベルには、時代を超えて愛されるこれらのワインと同様に、時代を超えて多くの人々に読み継がれている童話をモチーフとしています。クストーツァは「しっかり者のスズの兵隊」、ピノ グリージョは「ジャックと豆の木」、バルドリーノ キアレットは「ピノッキオの冒険」、バルドリーノは「赤ずきん」、ガルダ メルロは「ブレーメンの音楽隊」、ロッソ デル モリーノは「三匹の子豚」がモチーフになっています。
●バルドリーノ 2021年 カンティーナ ディ・クストーツァ イタリア ヴェネト 赤 バルドリーノD.O.C. 750ml 1131円税込み スクリュー・キャップ
皆さんバルドリーノご存知ですよね(笑)。
イタリア・ヴェネトのデイリーなワイン。国際的な観光地として知られるガルダ湖の東岸の生産地域です。これは地元のカンティーナ・ディ・クストーツァ協同組合のもの。高級なレンジだと協同組合のワインはちょっと落ちますが、デイリー・ユースのワインはコスト・パフォーマンスに優れた嬉しいワインを見つけることが出来ます(笑)。
このバルドリーノはまさにそれ!
セパージュはコルヴィーナ、モリナーラ、ロンディネッラの王道のブレンド。
アメリカン・チェリーや赤いベリーの香りはあくまでもフレンドリー。ちょっとスモモのような酸っぱさは愛嬌(笑)。ちゃんとバルドリーノの味がしております
(笑)。醸造・熟成にはステンレス・タンクのみ使用することで葡萄のアロマのディテイルが綺麗に出ています。軽いのに
果実味がしっかりしている点秀逸であり、飽きの来ない仕上がりに品質の高さを感じます。
軽い仕上がりではありますがしっかりしている。それがよろしいのです(笑)。いわゆるイタリアンに合わせるにはピッタリ。ビストロのマスト・アイテムに照準を絞ってますね(笑)。ラベルに描かれる『赤ずきんちゃん』もいかにもな感(笑)。ちなみにキュヴェ毎に童話のモチーフに変える銘柄『イ・クラッシチ』シリーズとなります。
〇シニャン・ベルジュロン 2020年 フィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエ フランス 白 ヴァン・ド・サヴォアA.O.C.750ml 2489円税込み
マスキューの大定番のサヴォアの白の生産者フィリップ・ラヴィエールの名前がフィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエとなりました。要は奥様の名前が加わった次第でございます(笑)。
ヴァン・ド・サヴォアのクリュの中で有名な『レ・アビーム』はジャケール種100%で作っており、マスキューでは長年親しまれております。これは同じヴァン・ド・サヴォアの『シニャン・ベルジュロン』のもの。近くのシニャン村の畑でルーサンヌ100%で作られています
。
標高1993mのグラニエ山の北東に広がるガレた斜面を畑とするとても過酷な環境。車や機械は入れません。すべて人力に頼らざるを得ません。ちょっと見、石ころだらけの崖にしか見えません。落ちたら命に関わる(笑)。
そのなかでも標高の高いアビーム村から7~8km下ったシニャン村でルーサンヌ100%で作られる白ワインはヴァン・ド・サヴォア・シニャン・ベルジュロンA.C.
を名乗れます。かなりマニアックで資格試験の難問クラスです(笑)。
でもですね(笑)、味わいは完成したフィネスのあるもの。ルーサンヌというと暖かい産地でよく使われ、ワインをファットにする役割と思い勝ち(笑)。単一で何故こんなに完成しているのか?だからこそのヴァン・ド・サヴォア・シニャン・ベルジュロンA.Cなのだと理解出来ました(笑)。
もちろんフィリップ・エ・シルヴァン・ラヴィエのラインナップでもっとも価格の高いものです(笑)。ドメーヌの至宝なのです。
〇ブルゴーニュ オート・コート・ド・ボーヌ 白 2019年 マルトノ・マラール ブルゴーニュ 750ml 3300円税込み
マルトノ家は、ぶどう栽培家としての歴史を1387年まで遡ることができるという(日本は室町時代!)、サン・ロマン村の名門です。元々は貴族階層だったのでしょうね。19世紀半ばには自社瓶詰めを開始し、長らくフランス国内を中心にワインを販売してきましたが、2010年、23代目(!)のダミアンが継承したのをきっかけに、輸出にも目を向けてくれるようになりました。それゆえ海外のワイン評価本(アメリカやイギリス、もちろん日本)には掲載されていません(笑)。ですから調べるのも大変(笑)。あと、畑も昔からの呼び名で記載されていますからリューディーや格付けの範疇外(笑)。
本拠のサン・ロマンを中心にサントーバン、ピュリニー、シャサーニュに畑を持ちます。大きな区画は無いようで、昔からの畑を慈しむように葡萄栽培を行っているようです。おそらく総栽培面積は10ヘクタール未満だと思います。
まず、このワインを飲んだ第一印象は、「本当にオート・コートのワイン?」(笑)。ありがちな尖ったところがなく、バランス・肉付きが良く、いわゆるフィネスのあるスタイル。なかなかお目にかかれないブルゴーニュのシャルドネなのです(笑)。実に美味しい!
醸造は除梗しないで全房で発酵するスタイル。50%をステンレスタンクで、50%を樽(新樽率25%)で醸造します。新樽に頼らないところが秀逸。ワイン本来の旨味と樽香とのバランスは見事。そして発酵後10ヶ月間熟成してから瓶詰め。シャルドネのなんたるか知っている作り手ですね(笑)。トップ・クラスのブルゴーニュ・シャルドネなのです。
畑の所在を調べるとサン・トーバン村内の区画「スー・ゼギソン」にある1.2haの畑。平均樹齢は20年とか。でもですね(笑)、調べるとそんな区画は見当たらない(笑)。あと、何故サン・トーバンの白でリリースしないのか?
サン・トーバン自体かつてはアペラシオンの1/10程度の葡萄栽培面積がありませんでした。それゆえ新しく植えた区画のようです。ガメイ集落の上の標高の高い傾斜地を新しく開墾したのかな?
矜持のある生産者ですから、もともとのサン・トーバンではないので、あえてオート・コートで出荷したと妄想しております(笑)。
〇ドンナルーチェ 2021年 ポッジョ・レ・ヴォルピ イタリア 白 ラッツィオ I.G.T.750ml 3017円税込み
マルヴァジアの魔術師ポッジョ・レ・ヴォルピの快作『ドンナルーチェ』。アヴァンギャルドな味わいは飲み手を惹き付ける魔法(笑)。マスキューのお客様には私同様このワインにはまって幾ヴィンテージもお持ちの方がかなりおられると思います(笑)。そんな価値があるのです!
いつもロング・ラン・ティスティングになりホームページの更新が間に合わないドンナルーチェでございます(笑)。
まあ、ドンナルーチェ・マスターを自認するマスキューとしましては、引き続きしつこく取り扱いしております(笑)。
まあ今回、細かいことは記載しませんが作柄の性か2021年ヴィンテージのドンナルーチェは昔感動したスタイルに近いかもしれません。煮え切らない言い方なのですが、解るまで何ヵ月もかかりますので、待ってる間にワインが無くなる恐れがあります(笑)。
ドンナルーチェ 2021年 の試飲の始まり、始まり!
初日(2月16日)
私「アルコール分は13%といつも通りだね(笑)。さて、2021年はどうかな?う~ん。ハニー!でもしっとりとしたハニー。パワフルな2020年とは趣が違う。」
家内「立ち香に乱暴さがない。マルヴァジアらしいライチ、グレープフルーツの香りが徐々に出てくる。」
私「折り合いがイイ!基本的なパワーはあるんだけど、力ずくじゃない。しっとりした旨味とのバランスがとても良いね(笑)。」
家内「完熟した種由来の苦味のあるスパイシーさはあるけど、突出しない。口当たりを邪魔するものが無い上に、高度な密度感。2021年は好きだな(笑)。和食にも合わせられそう(笑)。」
私「2020年は収穫が早かったから酸の量が膨大。先々どれ程持つのか想像つかないほどだったけどフレンドリーではなかった(笑)。この2021年は近年では一番フレンドリー(笑)。」
家内「中の酸やタンニンがちゃんと成熟してるよね(笑)。」
2日目(2月17日)
私「ハニーというよりは蜂蜜だよね(笑)。しかも落ち着いている。なんか昔のドンナルーチェを思い出す。」
家内「ハーブ、青い葉っぱのニュアンスがあって自然な感じ。夏場が暑すぎない印象かな。」
私「ここ数年パワーがありすぎたから(笑)、年寄りの我々にはこのくらいがちょうど良い(笑)。2週間くらいしたらマーマレードみたいになるかも?強すぎるとマーマレードみたいになるのに時間がかかる。」
家内「店長の好きなドンナルーチェのスタイル(笑)?」
私「さっきアルコール分をチェックしたんだけど、13%のアルコール分はやはりレギュラーだった。そうすると夏場の天候の性でエレガントに仕上がったのかも。そのお陰で元々のスタイルに戻れた(笑)
。ここ数年のドンナルーチェとは違う。むしろ本来的なのかも(笑)?」
家内「ドンナルーチェは、ここ数年の温暖化の影響がもろに出ていたよね(笑)。まあ、途方もない生命力だったけどね。」
私「後でブログのアーカイブを観てみるよ。」
試飲会では開けたてのドンナルーチェ2021年と丸1週間経ったものを比べていただきます(笑)。
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ドンナルーチェ 2021年 の試飲の始まり、始まり!
Feb 17, 2023 by weblogland |ドンナルーチェ 2021年 の試飲の始まり、始まり!
初日
私「アルコール分は13%といつも通りだね
(笑)。さて、2021年はどうかな?う~ん。ハニー!でもしっとりとしたハニー
。パワフルな2020年とは趣が違う。」
家内「立ち香に乱暴さがない。マルヴァジアらしいライチ、グレープフルーツの香りが徐々に出てくる。」
私「折り合いがイイ!基本的なパワーはあるんだけど、力ずくじゃない。しっとりした旨味とのバランスがとても良いね(笑)。」
家内「完熟した種由来の苦味のあるスパイシーさはあるけど、突出しない。口当たりを邪魔するものが無い上に、高度な密度感。2021年は好きだな(笑)。和食にも合わせられそう(笑)。」
私「2020年は収穫が早かったから酸の量が膨大。先々どれ程持つのか想像つかないほどだったけどフレンドリーではなかった(笑)。この2021年は近年では一番フレンドリー(笑)。」
家内「中の酸やタンニンがちゃんと成熟してるよね(笑)。」
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これ、なーんだ(笑)?
Feb 15, 2023 by weblogland |1963年ヴィンテージのアルマニャックです!
友達から、弟の生まれ年のワインを探してくれと頼まれました。方々探したのですが1963年ない!1963年は作柄があまりよろしくなくてワインがありません。そんなこんなで困ったところアルマニャックの1963年を見つけ、速攻発注!マスキューに届いてほっとしたところです(笑)。ただ、写真では解らないと思いますが、このアルマニャックは200ml。ちなみにお値段は1万円は軽く越えます。
う~ん。
この辺ちょっと抵抗を感じますが(笑)、必ず飲むことが出来ますのでオーライとしましょう。
実はマスキューのセラーの奥の奥に1963年のシャトーマルゴーがあるのですが…。すべてにおいて罪深いのです。
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棚の奥の段ボールを開けると古いワイン発見!
Feb 11, 2023 by weblogland |棚の奥の段ボールを開けると古いワイン発見!
ドイツ・ラインガウのシュロス・シェンボーンのQba1998年です。
ラベル不良でしまったままになっていたもの。とはいえ早く飲んでしまえば良かったと反省。飲めなくしてしまうのは痛恨。管理不足、愛情不足なのです。
捨てるにしても中身を出さなくてはいけませんから、取り敢えず抜栓。コルクは生きていました。グラスに注ぐと色はアンバー。やはり温度管理していませんから、色に出ます。香りを嗅ぐと、おっ!良い熟成したリースリングの香り。若干ペトロール香はしますが、リースリングのしっかりした柑橘類の香りと違和感なく調和しています。飲んでも美味しい(笑)。深み強さがあり、生命力を感じるクラシック・リースリング(笑)。
う~ん。
さすがシュロス・シェンボーン!
ラインガウのごついリースリングの本領発揮です。いまのリースリングでこんなにしっかりしたものはないですね。だってコレQbaなんですよ(笑)!
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コレ、なーんだ(笑)?
Feb 09, 2023 by weblogland |シャンパンでございます!
モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ ヴェルジィ村のピノ・ノワール80%、シャルドネ20%で作られたもの。
生産者はビュルロ・ナエ。ヴェルジィ村に5ヘクタールほどの畑を持っています。
生産量の8割はヴーヴ・クリコに売って、残りでブリュットとドゥを作っているとか。生産量が少ないのでリコルタンとしては自分の飲みたいものしか作っていないようです(笑)。これがその『ドゥ』です。ドザージュ50g/L以上の甘口。実は私シャンパンの『ドゥ』を飲むのは初めてです(笑)。ソーテルヌに代わるデザート・ワインかと思っておりましたが、飲んでビックリ!とても酸があり堂々たるもの。さすがヴェルジィのピノ・ノワール!決して甘さにだけ頼ったものではありませんでした。
きっと食事を意識したものと直感。つらつら思い返すと、ドイツの銘醸家プリュムが「リースリングのアウサレーゼを飲みながらステーキを食べると美味しいんだ。」と語っていたことを思い出しました。コレを飲みながらサーロイン・ステーキを食べる。もちろんステーキの上にブルーチーズバターを載せる!
これですよコレ!
ただしこのシャンパン、お値段がそれなりに高い(笑)。マスキューの試飲会ではちょっと無理かな?
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家内がある発見をしました!
Feb 05, 2023 by weblogland |●ア・パル ティント オーガニック 2019年 ルシャレル スペイン カタルーニャ D.O.ペネデス 赤 750ml 3300円税込み
〇ア・パル ビアンコ オーガニック 2020年 ルシャレル スペイン カタルーニャ D.O.ペネデス 白(オレンジ・ワイン) 750ml 3300円税込み
そのユニークなスタイルは好みの別れるところではありますが(笑)、家内がある発見をしました!
家内「気がついたんだけど、男性は赤、女性は白を購入する傾向だったよね。」
私「そー言えばそうだよね。どちらもユニークではあるが、グレートワインの域に達してるし、何故かな?」
家内「きっと女性は料理をするからという仮説(笑)。特にマスキューの女性客は皆さん食材や調理に長けた方がとても多い
。」
私「あー!そうだよね(笑)。好奇心、探求心旺盛。わりと新たな物に興味を示す方が多いよね。男性より保守的ではないよね(笑)。男は好みを優先し勝ち(笑)。」
家内「女性はこのワインをどう料理に合わせるか考えるから、ワイン自体の良さや特徴の目新しさに素直に反応出来る!この仮説どう(笑)?」
私「頷けます!(頷くしかない)まあ、赤・白ともに予定数はこなせたのは、マスキューのお客様のレベルが高い証であるのは間違いない(笑)。」
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それ以上の価値があるもの
Feb 02, 2023 by weblogland |なかでもお父上はヴィーニャ・サンソ 『ソーブレ・リアス』 の大ファン。燻製とマリアージュすることから、なっ、なんと!別荘に燻製炉まで作り『ソーブレ・リアス』を心ゆくまで楽しまれたそうです。一度ブログにお父上の燻製炉の写真を紹介させていただきました(笑)。(2016 年9月2日の私のブログにあります。)
ところが、実は数年前お父上は亡くなられ、想い出の別荘も処分されたとか。その際ソーブレ・リアス2010年が沢山残されていたそうです。先日その中の1本をいただきました。わざわざお持ちくださいました。
開けたけは凄くドライ。翌日になると樽のニュアンスと旨味酸味が溶け込み、とても美味しくいただきました。昔の松茸のニュアンスは無かったのですが、透明感のある美しさがありました。キュヴェ自体の歴史は浅く、10年以上経ったソーブレ・リアスの味を知る者はいないはず。この美味しさはソーブレ・リアスを大事にされたお父上とご家族の想い出があってこその味わいなのです。そう想うと泣けてきました。ワインはワインなのですが、それ以上の価値があるものなのです。
ありがとうございました。お気遣い冥利に尽きます。
お父上に献杯!
ご家族に乾杯!
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桝久 試飲会リポート 番外編
Jan 30, 2023 by weblogland |Aさんご夫妻は私のブログに度々登場させていただいております(笑)。もちろん許可いただいております。
奥様は家庭料理の達人!
旦那様は私が高田純次の次に尊敬する方。私淑しております。なんたって先日一人でバイクに乗って実家の佐賀までツーリング。その反面自宅でカベルネ・ソーヴニヨンを栽培したり、ワインを作ったり。『がはは!』と笑う愉快で豪快で知的な九州男児なのです(笑)。
Aさん「マスキューさん!リコリスってことご存知ですか?」
私「ワインのティスティングでよく例えに使う言葉ですよね。」
家内「甘草でしたっけ?」
Aさん「先日映画『ブルゴーニュで会いましょう』を観てきました。映画のストーリーは、駄目になりそうな実家のドメーヌを立て直すために、一発良いワインを作る話なんですが(笑)。収穫のタイミングを醸造家に聞いた時、『葡萄の糖度が上がって完熟に達してもすぐに収穫せずに、リコリスの匂いがするまで待ちなさい!』なんてセリフ。そうなるとリコリスとは?気になって気になって(笑)。調べてネットで買っちゃいました(笑)。リコリスの抽出液を固めたものです。もちろん添加物無し(笑)。」
私・家内「小さくて真っ黒。いかにも抽出物。あー!匂いがリコリス(笑)。では、早速(笑)。うわっ!赤ワインの甘いタンニン!しかも完熟してる。」
家内「ポートやシェリー、リキュールのアンティカ・フォーミュラーの味(笑)。」
私「紹興酒にもありますね(笑)。甘苦いけど心地よい(笑)。漢方薬にもありましたね。」
家内「焦がした砂糖みたいだけど、砂糖は入ってないし、添加物も一切入ってないピュアなもの。イタリア産ですね!」
私「よく見つけましたね(笑)!さすが達人!赤ワインの甘さの表現でリコリスを使うことはありましたが、リアル・リコリスは初めて経験しました(笑)。ありがとうございました!」
Aさん「よろしかったら箱ごと置いておきますから、皆さんでお試しください(笑)。」
私・家内「ありがとうございます!」
そんなこんなで試飲の最後に皆さんにお試しいただきました(笑)。
番外編スタート!
「おー!強烈!黒糖ですなぁ。」
「シェリー、ポートに顕著な香りですよね。」
「マスキューさんのお客様はマニアックな方が多いんですね(笑)。さすがですね(笑)。」
私「ありがとうございます!(思わず)えっへん(笑)。」
「あー、龍角散にある甘さ苦さ(笑)!」
「リコリスって甘草ですよね。葉っぱですか?」
私「最初熟した種だと思いましたが…」
家内「根粒菌っぽさがあるから根っこかと…」
私「調べると家内の勝利(笑)!茎や根っこを乾燥させて煎じたものとか。」
「味は赤ワインのポリフェノールに近いんですね。」
私「さすが!左様かと!果皮由来のものかもしれませんね。赤ワインを飲むとマリアージュしますよ(笑)。」
「どれどれ(笑)、あー!口のなかで爆発がー(笑)!」
Aさんご夫妻の提供で楽しめました!
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート後半
Jan 30, 2023 by weblogland |私「マスキューの大好物ルシャレルの上級キュヴェ『ア・パル』シリーズの赤です。
ア・パルとはNo Perfectの意味。人為を極力与えない、言わば無添加ワイン。とうとう目指した領域に達したようです。」
「しかし、ラベル・デザインこんなのあり(笑)?」
私「そーなんです(笑)。含意は『無防備』
。だからスキン・ヘッド(笑)。」
「う~ん。美味しい!優しい!飲みやすい!でもしっかりしてる(笑)。」
「タンニンは沢山だけど渋くなく心地よい
(笑)。素直に楽しめる。」
「有りそうで無さそう(笑)。」
家内「何日か続けて飲むと、とても強くてスパイシー。」
「無理に濃くしたり、渋くしたり、甘くしたりしていないよね(笑)。今風のスタイルじゃないですけど、経験したことがないからルシャレル風かな(笑)?」
私「セパージュはロゼとほぼ同じですが、一番良いパーセルのものを使っていますね(笑)。」
「酸の量が物凄いですね(笑)。たしかにロゼと香りは似てるけど、葡萄は更に上の品質かな(笑)。」
「ファットでトロっとしたワインじゃないけど(笑)、密度感が凄い!緻密だから出しゃばらないんだな。」
「広がり、余韻ともグレートワインですな
(笑)。」
「余韻を美しく感じるのはタンニンでは?
」
私「最初は酸が目立ちますが、タンニンが後から出てくる感じなんですよね。」
家内「酸とタンニンが完全にシンクロした様は壮麗です。すぐにシンクロしませんが(笑)。」
「簡単に手の内は明かさない(笑)。」
「このワインはさっき開けたばかりですよね?反れでもこれだけ旨いのですから立派(笑)。持ちも良いのですか?」
家内「開けてから1週間は楽しみました(笑)。」
「マスキューさん!これもビオですよね?
でも全然臭くない(笑)。」
私「以前マスキューにミチャンさんが来られた時に『SO2無添加のワインにチャレンジしている。』と言っていました。これがそれですね(笑)。とても完成度が高いですね(笑)。」
「馬小屋の臭いもしないから、ビオとは気がつきませんでしたよ(笑)。」
家内「ミチャンさん曰く『完全な衛生管理と葡萄本来の生命力を引き出せば無添加は可能!』と言ってました。」
私「実際ブルゴーニュのDRCやポンソなんか基本無添加でワインを作ってます。とことん尽力すれば可能ですね(笑)。」
「だったら皆やればイイのに(笑)。」
「コストがかかるからそれなりの値段で売れないと成り立たないんだな(笑)。」
「そうそう。中には沢山量を売りたい生産者もいるしね(笑)。」
私「植物的に最適の収穫量と、現実的な最低必要な生産量のギャップがありますね。」
「そうだよね。そのバランスがとれないと継続出来ないですよね。」
「山羊や猫のワインだって決して量産品ではないし、ミチャンさん苦労してるんだろうな。」
家内「ミチャンさんは15歳でワイン作りに目覚め(笑)、17歳でルシャレル・ブランドを立ち上げたようです。『もう安ワインは作らない!』」
「じゅ、15歳!一体何歳からワイン飲んでるんだ(笑)!」
私「もともと葡萄農家で、バルクで安ワインを売っていたようです。たしかに早熟ですが(笑)、生まれる前からワイン
に接していましたね(笑)。」
「う~ん。日本じゃ考えられない(笑)!それもアカデミーを経てから始めるのではないのがビックリ(笑)。アプローチが違うというよりは遺伝子が違う(笑)。」
私「変なしがらみや固定概念が無いところが凄いですよね(笑)。ワインもおそらく自分でバルセロナのビストロやバールにセールスしたようです。」
「え~と、80年代にフランコ独裁が終わり、92年にバルセロナ五輪だからちょうど流れにも乗れたんですね(笑)。」
〇ア・パル ビアンコ オーガニック 2020年 ルシャレル スペイン カタルーニャ D.O.ペネデス 白(オレンジ・ワイン) 750ml 3300円税込み
「渾身の赤の後が白ですかぁ(笑)。もうこの並びだけでマスキューさんの意図が解りますよ(笑)。」
私「うっ、うっ、読まれてます(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しあれ!」
「不思議な味(笑)。経験したことがない味。天に召されそうな感じ(笑)。」
「自然の恵み以外の…、天からの授かり物が入ってる(笑)。これ飲むとセレブに成った気になる(笑)。」
「そうそう。悪いこと出来ない気持ちになる(笑)。」
「赤ワインとも共通するものがある(笑)。」
「張りがあり、物凄い凝縮感。付け入る隙どころか、そんな邪な考えが恥ずかしくなる(笑)。」
家内「ミチャンさんがもっとも誇りに思ってるチャレロ種です。チャレロがこれほどのポテンシャルを持つとは驚きです。
」
「そーですよね。カヴァだとマカヴー、チャレロ、パリリャーダを混ぜてちょうど良い。いわば補助補助品種ですもんね(笑)。こんなに複雑で力があり、威厳もあるワインになるとは!絶句です(笑)。」
私「あとルシャレルのワインは共通して塩辛さがありますね。」
「何故ですか?」
私「よく解りませんが、カリウムが何かと重合すると塩辛く感じるとは言われています。」
「うんうん。この点ミネラリーかな(笑)。あと植物の香りが強いですよね?」
家内「生姜っぽいですよね(笑)。」
「あと薬草っぽい。漢方薬にありそうな香りがしますね(笑)。」
「鶏肉なんかに塩を降って食べたら鉄板だな(笑)。生姜に合う食材特に和食にも合わせやすそうですね(笑)。」
「油にも負けないしね(笑)。」
「応用範囲は広いし、これだけどもイイんじゃないかな(笑)。」
家内「『三銃士』のドンキホーテが旅に出るとき従者のセバスチャンに『パンと皮袋に入れたワインと玉ねぎを用意しろ。』と命じましたが、その時のワインがこんなワインだったと妄想しています(笑)。」
「この白ワイン、ブラインドでやったら赤ワインって答えてしまいそうですよ(笑)。」
「コレ、とても色が濃いし、澱もある。それも味のうち(笑)。」
「いわゆるオレンジ・ワインですよね。皮と果肉を分離させずに作った白ワインです。前回の試飲会で出たオレンジ・ワインは都会的でユニークでしたが、このワインは根源的(笑)。でもありがちな臭さはない。赤と同じですね(笑)。」
私「葡萄の房を櫛ですいて粒だけ甕に落とします。あとは自然任せのようです。ミチャンさんがジョージアのオレンジ・ワインに触発されたようです(笑)。」
「甕と言っても昔のアンフォラみたいに不衛生じゃないよね(笑)。でもこんなデカイ甕が焼けるんだ(笑)。」
私「甕の下の方に蛇口があって、そこから果汁を抜くようです。あくまでも自然に抜くようです。プレスもしていませんね(笑)。」
「やっぱり澱も味のうちなんだ(笑)。」
このあと試飲会は番外編に突入いたします!
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桝久 試飲会リポート前半
Jan 30, 2023 by weblogland |〇クエルチア・ディ・アニバーレ・ビアンコ・バジリカータ 2021年 テヌータ・タウリア イタリア バジリカータ 微発泡 白 I.G.T. 750ml 1885円税込み
私「このワイン、マスキューの定番なのですが、2021年のこのメイクが素晴らしい!このワインとしては完璧な出来映えだと思います(笑)。」
「ラベルが黄色くてデザインも可愛い(笑)
。春らしいね(笑)。」
「バジリカータですかぁ。イタリアの土踏まずのところですね(笑)。」
「味わいも春らしい(笑)。ハニーだけど爽やか!飲むと気分が華やぐ(笑)。暖かみと明るさがあるよね(笑)。」
私「枯れ葉のニュアンス香りがしますね。しっかり葡萄の糖度は上がってますが、完全にアルコール発酵が終わる前に発酵を止めます。このワインの特徴です。」
「マスキューさん!このワイン、アルコール分はいかほどですか?」
家内「12.5%です。」
「発酵を途中で止めると糖分が残って甘くなりますよね?」
「でも、甘口ではない感じですよね?」
私「リンゴ酸も残ってますから、それが甘さをマスキングしています。ただここ何年かで一番塩梅が良いかと(笑)。たしか2018年ヴィンテージは暑かったので安納芋みたいでした(笑)。まあ、そらはそれで面白かったのですが(笑)。」
「ヴィンテージごとに特徴があるのが楽しいですよね。今年は雨が多かった?少なかった?なんて想像出来るのも楽しい(笑)
。ワインの楽しみですね(笑)。」
家内「このワインは開けたてはわずかに微発泡しています。コレは変わらないスタイルですね。」
「リンゴのニュアンスあるね(笑)。」
「レモンティー!」
「アップルパイにシナモンかけて、食べながらコレ飲んだら美味しいだろうなぁ(笑)。」
「ハニー・アップル・ティー!」
「とても健康的だよね(笑)。飲むと活力を貰える(笑)。」
家内「紅茶 ほうじ茶 ジュ・ド・レザンに似てますよね(笑)。」
「そうそう!あんなに甘くはないけど共通するよね。ジュ・ド・レザンを発酵させるとこんなワインになるのかな?」
私「どうでしょうね(笑)?」
「ジュ・ドレザンの糖分が無くなると液体はさらっとするんだろうな。」
「発酵って面白いよね(笑)。このワイン、アルコール発酵だけでなく様々な発酵が同時に起こってるんだろうな(笑)。」
「飲み物としたら葡萄ジュースよりワインの方が飲みやすいかな(笑)。」
「このワイン、和食に合わせやすい!タトエバ茶碗蒸し(笑)。出汁に似た旨味があるし、糖分由来の甘味は和食と親近性がありますよね(笑)。」
私「このワイン飲んでると安心感を感じるのは、その辺に共通項があるからかもしれませんね(笑)。」
●ジャンニテッサーリ・ドゥエ 2019年
イタリア ヴェネト 赤 I.G.T. 750ml
2545円税込み
私「マスキュー定番のイタリア・ヴェネトのワイナリー ジャンニ・テッサーリのもの。マスキューでは日本に輸入されてからずっと扱っている大定番です。」
家内「違う畑のメルローとカベルネ・フランを発酵させるときに、アマローネの搾りかすを加えたもの。」
「う~ん。そう聞くとかなりアバウトと感じですけど、実に美味しい(笑)!不思議ですよ(笑)!」
「このワイン、いつも変わらず美味しい(笑)。最初の白はヴィンテージの差がはっきり出るワインでしたが、製法を複雑にすることで安定した酒質に出来るし、それを目指してるのかな(笑)?」
私「アマローネの搾りかすを加えれば、単純に濃くなります!安定して美味しい戦略かな(笑)?」
「このワインは我が家では欠かせないアイテムです(笑)。いつも美味しいんですよね(笑)。」
「香りは濃くて重い感じがします。でも果実味は真っ黒くなっていない。黒いベリーと赤いプラム系の香り。粒の大きさは小粒、中粒、(笑)。しっかり詰まっている!」
「チョコレートの香りがワインに濃くを与えてる(笑)。チョコレートが纏めてる感じかな?」
家内「折り合いが良いですよね(笑)。飲んだ感じ無理がないのです。テクニックは駆使していますが、基本の葡萄の良さがあるからこそなんでしょうね(笑)。」
「雑味も無いですよね?」
私「はい。無理なプレスはしてませんね。フリー・ラン・ジュースのような旨味と透明感があります。」
「凄く飲みやすいのですが、軽くはないし、薄くもない。とても自然に充実してる(笑)。」
私「自分の作った葡萄を知り尽くしていますよね(笑)。そしてしっかりターゲットに到達する。かなりの作り手です(笑)。」
家内「ジャンニ・テッサーリで一番評価されているワインはスプマンテなんですよ(笑)。」
「えっ!スプマンテですかぁ(笑)。引き出しが多いどころか…。マスキューさん飲みましたか?」
私「はい(笑)。とても良い泡でした。モチロン瓶内二次発酵したメソッド・トラディショナルです。シャンパーニュに引けをとりません。ただしお値段もシャンパーニュに引けをとりませんので、ケチなマスキューでは無理(笑)。」
家内「残念!」
◎パティ・アルナウ ロゼ オーガニック 2021年 ルシャレル スペイン カタルーニャ D.O. ペネデス ロゼ 750ml 1980円税込み
「おっ!久しぶりですね(笑)。この猫のラベルは覚えてますよ(笑)。」
家内「日本に初めて輸入された時は、セパージュにピノ・ノワールが入っており、味わいも薄旨いピノ・ノワールでした(笑)。そのあとスタイルが変わり扱いは中断しておりました。今回さらにスタイルが変わり再登場です(笑)。」
「マスキューさん!確かに山羊のラベルもありましたよね(笑)。あっ、棚に解らないように並んでる(笑)。サブリミナル!うっ、ひゃひゃ(笑)。昔流行った!」
私「そーなんです。サブリミナル!ひゃひゃ(笑)。」
「年代がバレます(笑)。」
私「マスキューのサブリミナルはバレバレだからあまり効果ないかな(笑)。」
家内「今日の試飲会を全部ルシャレルでやるのも躊躇われますので(笑)、ちょっと小出しです(笑)。」
「さて、味わいはどうかな(笑)?あっ!旨さの分量が凄い!」
「旨味が柔らかさに繋がっている!」
「前のメイクより色が淡いから味わいも軽いと思ったけど(笑)、しっかりしてる。」
「うんうん。堂々としてるし、威厳もある。」
「口の中の広がりと余韻がいいね(笑)。引き込まれる(笑)。」
「お子様ロゼじゃない(笑)!品がある!」
「雑味が無いから、香り・味わいがどんどん伸びて行く(笑)。」
私「個人的にはバンドールのシャトー・ビバルノンのロゼに匹敵すると勝手に思っております(笑)。」
「このロゼ、生ハムとかハードタイプのチーズ齧りながら飲みたいね(笑)。生サラミも良さそう(笑)。」
「マスキューさんブランド名の『パティ・アルナウ』って何ですか?」
家内「小さいアルナウ 息子さんです(笑)。彼の黒猫は夜になると月を眺めるそうです。また、ビオディナミストのミチャンさんにとって月は大事ですので余計思い入れが増したのでは(笑)。」
私「スペインでは初めてビオディナミを取り入れた生産者のようです。ただし、2016年にマスキューにお越しの際、あまりビオディナミのことは語っていませんでした。ただ、将来的にSO2無添加のワインを作りたいとは仰ってましたね(笑)。
その時私はSO2はちょっと入れるくらいで良いですよ。なんて生意気に言いました(笑)。」
「このロゼはどのくらい入ってますか?」
私「おそらく50mg/L以下くらいだと思います。」
家内「このロゼ、今飲んでも美味しいのですが、抜栓してから1週間後が一番美味しかったですよ(笑)。プラムの果実のディテールがはっきりして実に美味しかったです(笑)。」
「1週間は待てないな(笑)。」
私「まあ、それほどのワインでございます(笑)。」
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試飲会のラインナップ並びました!
Jan 25, 2023 by weblogland |はぁー、やれやれです(笑)。
こうして眺めると前半の3本が春っぽくてイイかな。真ん中にロゼが並んだのはグッド(笑)。ラベル・デザインの猫ちゃんも可愛いし、なかなか良いかな?
そして、その下の下の棚に何気なく白と赤を並べました。よーく見ると山羊が並んでいます。コレ、マスキュー得意のサブリミナル攻撃です(笑)。
それとですね(笑)、最後のルシャレルの2本を見ていると吹き出しちゃいませんか?何故吹き出すか言うと差別になりそうなので申し上げられません。見れば解るかな(笑)。いや、見ての通り!
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1月のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
Jan 23, 2023 by weblogland |まずは暖かみのあるイタリアの白と赤。そしてスペイン・カタルーニャのD.O.ペネデスの『怒涛のワイン親父』ミチャンさんのワイン3連発でトドメを刺す。こんな案配でございます(笑)。
〇クエルチア・ディ・アニバーレ・ビアンコ・バジリカータ 2021年 テヌータ・タウリア イタリア バジリカータ 微発泡 白 I.G.T. 750ml 1885円税込み
このワイン、マスキューの定番なのですが、2021年のこのメイクが素晴らしい!
このワインとしては完璧な出来映えだと思います(笑)。暖かい南イタリアに想いを馳せながら楽しむにはもってこいなのです(笑)。それゆえ本日のトップバッターに抜擢でございます(笑)。
イタリア南部のバジリカータ州 ヴルトレ山の東側山麓の街ラポッラにこのワイナリーはあります。女性当主のサラさんは二代目。夫のアントニオさんと共にこの農園を運営しています。ワイン畑は約10ヘクタール。ヴルトゥレ山に連なる標高400~500mの東向きの傾斜地。地山はヴルトゥレ山の火山灰ですからカルシウムと鉄分などのミネラル豊富な土壌、もちろん水捌けも良し。
このワイン、地場品種マルヴァジア・ビアンカ・ディ・バジリカータ80%、フィアーノ20%で造られます。アルコール発酵終盤に発酵を止めるため1気圧弱の微発泡に仕上がった白ワイン。酵母臭由来の複雑な穀物やミネラルのニュアンス、麹っぽさ等が果実由来のマスカット、桃、などのフルーツに溶け込む様は秀逸。明るくふっくらとした豊かな広がり、飲むとまさに畑の光景テロワールがそのままワインに映し込まれたかのような気分になります(笑)。
このワイン、アルコール分が11.5%に達したとき発酵を終了させますから、残糖分は20g/L前後残っているはずですが、酸が多量に残ってもいますので甘さが気になりません。出来上がったワインは当然微発泡にもなりますが、泡が抜けるにつれワイン本来の良さが増してくる嬉しいワインなのです(笑)。通常このような造りをするとSO2の量が多くなるのですが、想像の2/3ほどの低量を達成しています。衛生管理と葡萄自体のパワー無くしては無理。かなり凄いことです!
自家用のワインとして造っているものを別けてもらったという通りの、スペシャルでユニークなスタイル、生活に根差したワインでございます(笑)。かつてマスキューで扱っていたカラブリの『コーラ』と共通するワインですね(笑)。
蛇足になりますが(笑)、ラベルの色とデザインがグッド(笑)。古代戦士がワインを飲んで酔っぱらい、木の下で眠ってます(笑)。小説『風の丘』を連想しちゃいました(笑)。
●ジャンニテッサーリ・ドゥエ 2019年
イタリア ヴェネト 赤 I.G.T. 750ml
2545円税込み
マスキュー定番のイタリア・ヴェネトのワイナリー ジャンニ・テッサーリのもの。マスキューでは輸入されてからずっと扱っている大定番です。ただし、棚の隅っこにひっそり置いているので(笑)、同じジャンニ・テッサーリのソアヴェやシャルドネ、ピノ・ノワールの陰に隠れております(笑)。
でもですね、とても美味しい!
この価格帯では随一と言って良いコスト・パフォーマンス。寒いこの時期心も体も暖まるはず!
このワイン、メルロ50%カベルネ・フラン50%のセパージュ。ミソはリパッソをしていること(特別リパッソとは唄っていませんが)。マルカートが他にも造っている隣のD.O.C. コッリ・ベリーチの上級品『ピア・アルト』の搾りかすを加えて発酵させたもの。正確に言うとソアヴェの西側のサレーゴとヴィチェンツァ近郊の葡萄畑から収穫したものを10日間発酵しそれに『ピア・アルト』の搾りかすを加えて更に2週間発酵させています。通常のリパッソはアマローネと大概同じような畑、同じセパージュでリパッソをしますが(折り合いを良くするため)、これは違う(笑)。コッリ・ベリーチだとカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロを使いますから、この点でもちょっと違う(笑)。
でもですね、味わいの調和は素晴らしくミスマッチしているようなニュアンスは全くない(笑)。醸造の魔術師と呼ばれる醸造家ジャンニさんの神業です!
熟したブラック・レッドチェリー、プラムに腐葉土やスパイスのニュアンスは充実したボディ由来のふくよかさと甘さと渾然一致。でこぼこのない舌触りは陶酔を誘う。
実に旨い!
思わぬアプローチからキック・インサイドの一撃の味わいです(笑)。凄い醸造家がいました。
思いますに、このワインはアルコール分が12.5%。リパッソの狙いは単純に果汁を濃くするのではなく、構造や骨格をしっかりさせることと果実味を複雑にすることが主眼となっているような気がします。
きっと計算づく(笑)。ジャンニさんの手腕の凄さを思いを馳せざるを得ません(笑)。
◎パティ・アルナウ ロゼ オーガニック 2021年 ルシャレル スペイン カタルーニャ D.O. ペネデス ロゼ 750ml 1980円税込み
バルセロナ近郊にある有機栽培を行う家族経営のワイナリーです。2016年の3月には当主のミチャンさんがマスキューにお立ち寄りくださいましたっけ(笑)。
マスキューの定番の生産者です。もともと比較的裕福な葡萄農家の4代目。1985年に15歳でスパークリング・ワインを1000本作ったことでワイナリーを志し、1987年に『ルシャレル』ブランドを立ち上げ元詰めワイナリーとなり、スペインで最も早くビオ・ディナミに取り組み自然派として独自のスタイルを目指しました。早熟で情熱的な方なのです。それゆえ私は怒涛のワイン親父と命名しました(笑)。ご本人から『歳上のあんたに言われたくない!』と怒られるかな(笑)。
スペインワイン界では初めてビオデナミを導入したことや、山羊に葡萄の余分な葉を食べさせたりすることでも有名になっています(笑)。
マスキユーの定番の山羊ラベルのワインといえばピンときていただけますか(笑)。
自然な造りから、ふくよかでしかもディテイルが明瞭なスタイルはバルセロナでは大人気とか(笑)。
マスキューの大好物スペイン カタルーニャのルシャレルのロゼ・ワインの久々の入荷です(笑)!
あの猫のラベルのロゼと言えばピンと来ますね(笑)。
以前は『アマルティア・ロサード』として販売していたもの。今回ブランド名が
『パティ・アルナウ』→『小さなアルナウ』アルナウとは息子さんの名前。月を眺めるのが好きだった愛猫の絵はそのまま(笑)。
当主の怒涛のワイン親父ミチャンさんのワイン造りはノン・ストップ。常に全開(笑)。ですからセパージュを大幅に変えることもしばしば(笑)。かつてのロゼはメルロ45%、ピノ・ノワール45%、チャレロが10%。ピノ・ノワール的なロゼ・ワインでした。今回はグルナッシュ50%、メルロー44%、シラー6%。丸っきり別物です(笑)。
味わいはバンドールのロゼに近いリッチで綺麗なスタイルです。こんなにスタイルが変わるとは!びっくりです(笑)。
基本香りは強くなく、プラムやベリー系
。ただし旨味の厚みが立派(笑)。葡萄果の良さはルシャレル信頼の証。それをフリー・ラン・ジュースだけで作っていますね(笑)。
丁寧でとても贅沢なワインとなっています。
●ア・パル ティント オーガニック 2019年 ルシャレル スペイン カタルーニャ D.O.ペネデス 赤 750ml 3300円税込み
マスキューの大好物ルシャレルの上級キュヴェ『ア・パル』シリーズの赤です。
ア・パルとはNo Perfectの意味。人為を極力与えない、言わば無添加ワイン。とうとう目指した領域に達したようです。
ラベルのスキンヘッドは無防備を象徴しているとか(笑)。ミチャンさん本人とシンクロしているみたいですね(笑)。
これは標高500mの高地畑のガルナッチャと標高250mのカン・マヨールの畑で育ったメルローを50%ずつブレンドしたもの。
手摘みし厳選したブドウをステンレス・タンクで(おそらく低温で)5週間果皮浸漬。500L入りのハンガリアン・オーク樽で3ヶ月発酵・熟成、そして素焼きのアンフォラ(750L)に移し更に3ヶ月間熟成したもの。果皮接触期間がとても長く、この点ミソがありそう(笑)。あとハンガリアン・オーク樽で少しの期間熟成させるのはミチャンさんのセンスですね(笑)。とても好ましく思います。
ノンフィルター、安定化なし、SO2無添加(※醸造中自然発生するSO2はごく微量含有)。人の手による変化、制限を一切加えず、ワインの素晴らしい潜在能力を如何なく発揮させたワイン。でもいわゆるビオ臭はしません。とうとう目指した領域に達したようです(笑)。
第一印象は強い!そしてドライ。白同様にしっかり酵母に喰わせた感じです。開けたてはタンニンよりも酸の強さが目につきます。その酸もいわゆる酸っぱいものではなく、旨味、複雑さ、生命力の強さを感じるものです。とてもスパイシーでドライ。完熟したフェノール由来のスパイシーさは溌剌としており酸との密度感は驚くほど。今風なファットな濃いだけのワインとは違うのです。ただ、時間の経過とともにタンニンが開いてきて折り重なるような壮麗な姿を見せてくれます。酸にタンニンが追いつくまで時間はかかりますね(笑)。巨大で無数のプラム系の果実味と深いタンニンのハーモニーは素晴らしく美味しいの一語です。
〇ア・パル ビアンコ オーガニック 2020年 ルシャレル スペイン カタルーニャ D.O.ペネデス 白(オレンジ・ワイン) 750ml 3300円税込み
マスキューの大好物ルシャレルの上級キュヴェ『ア・パル』シリーズの白です。
ア・パルとはNo Perfectの意味。人為を極力与えない、言わば無添加ワイン。とうとう目指した領域に達したようです。
ラベルのスキンヘッドは無防備を象徴しているとか(笑)。ミチャンさん本人とシンクロしているみたいですね(笑)。ちなみにルシャレルのホームページにラベルのスキンヘッドのお友達の映像がご覧になれます(笑)。
これはジョージアのオレンジワインに感銘し、造り始めたワイン。
標高250mのカン・マヨールの畑で育つチャレロを手で収穫し、最も健康的なブドウを細心の注意を払って粒選り、皮ごとアンフォラで4週間発酵させます。ブドウの果皮に付着した天然の保護物質とタンニンがワインを酸化から守ってくれます。その後、更にアンフォラで、野生の酵母を使用し更に3ヶ月間発酵・熟成。都合4ヶ月果皮の状態で過ごしたオレンジ・ワインでございます。もちろん濾過していませんので澱が立ち、色の濃いオレンジ・ワインとなっております。
まず第一印象は強い!
そしてめちゃくちゃドライ。しっかり酵母を喰わせた感(笑)。もの凄い凝縮感、はりのある酸。深く頑強で近寄りがたい威風。いつものアマルティアのフレンドリーさとは無縁(笑)。想わず息を飲んでしまいました。とことん尽力した化粧なしの直球勝負。葡萄の生命力だけでバランスを取っているかのよう。時間がいくら経っても崩れない途方もない生命力。だんだん梅酒っぽくなる不思議(笑)。
プラムのような赤い果実と柑橘類のニュアンスは明瞭ではありませんが、生姜などのハーブや土の香りは巨大。衛生管理が素晴らしく、いわゆるビオ臭はしません。それはプリミティブであり、ミチャさんがこだわるチャレロの本質を知った思いです!
実はペネデスは“チャレ・ロ ・トライアングル”と呼ばれる土地です。そしてワイナリー名の由来ともなっているチャレ・ロは地元を代表する品種です。ルシャレルとは、XAREL.LO ⇒ LOXAREL とチャレロの語順を倒置した造語なのです。チャレ・ロは、ルシャレルが生産する全ての白ワインの主要品種となっています。ルシャレルにとってチャレ・ロは核心なのです。
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箱の中身
Jan 19, 2023 by weblogland |ともにルシャレルの高級レンジ『ア・パル』シリーズの赤と白です。なんでもアンフォラを使い、余分なことは一切しないナチュラル・スタイルのワインだとか。もともとルシャレルはスペインではビオやオーガニック系の嚆矢ですから、一家言もあるしトップランナーであります。
もう飲んでいますが、味のことより箱とラベル・デザインのシンクロっぷりがミチャンさんらしくて、想わずニヤニヤしちゃいます。自分のやりたいことに徹底する彼の姿勢は好きなんですよ(笑)。変に格好をつけてないところがイイ。でも本人は格好イイと思ってやってるような気もします(笑)。とにかく まんま なのです。
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こんな箱がきたらびっくりします
Jan 18, 2023 by weblogland |マスキューに配送に来てくれる運送屋さんは、国道に車を止め台車に荷物を載せて店に運んでくれます。外でガタガタ台車の音がしますから解ります。今日も外で台車がガタガタ。ちょっと外を見ると台車の荷物を見た通りががりの人が笑ってます。???
店の自動ドアが開くとその理由が解り大笑い(笑)。こんなデザインの箱見たら笑いますよね(笑)。しかも8箱(笑)。
中身はスペインのルシャレルのワイン。あの怒涛のワイン親父 ミチャンさんのものです。山羊ラベルのスペインワインと言えばご察しがつきますか(笑)。
う~ん。
スペイン人と日本人のお茶目度はかなり差がある(笑)。怒涛のお茶目なのです(笑)。いや、ミチャンさんは真剣に箱のデザインをしてるはずですから、単に受けを狙ったものではなく、真剣な怒涛のデザインかもしれません(笑)。ただスキンヘッドの男性はミチャンさんではないことは確かです。これは断言します(笑)。
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大磯散策に行って来ました。
Jan 17, 2023 by weblogland |先日大磯散策に行って来ました。
実は家内共々大磯好き(笑)。もう10回は行ってるかも(笑)。我々はハイキングしたりお家ウォッチをしたりするのが楽しみです。大磯はその両方を満たしてくれるフェイバリット・プレースなのです。似たような大磯好きの知り合いから、『明治記念大磯公園』が全園開園に向けて着々工事が進行中、今行くと修復の様子が見れる!とのこと。
そう聞いたら行くしかない(笑)。ジャッキアップして修復される旧家を舐めるように見てきました(笑)。スポンサーは旧古河財閥で東京の立川にある建物園と同じ管理とか。
う~ん。
明治の元勲等の邸宅を保存管理するにはそれなりの資力が必要ですね。へそ曲がりの我々はお金持ちが嫌いですが(笑)、こうしてお金を使うお金持ちは尊敬出来ます(笑)。
丁寧な解説員の方がいて、いわゆる公務員とは違った対応して下さいました。(古河の社員さんかな?)しかも帰りにアンケートに答えたら絵葉書とボールペンのお土産までいただいちゃいました(笑)。さすが太っ腹!
皆さん!
行くべし!
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ラインナップがなかなか決まりません。
Jan 15, 2023 by weblogland |今月の試飲会のラインナップがなかなか決まりません。我が家のテーブルには今12本のワインが開いています。もちろん毎日毎日チビチビとティスティング(笑)。サンプルで取り寄せたものですから、1本、1本最終的には残さず飲みきるつもりです(笑)。でもですね(笑)、飲みたくないワインもあるのでそこは辛いところです
(笑)。やはり不味いものは不味い(笑)。どんなワインでも美味しく飲めるのが理想ですが、ダメなものはダメなんですよね
(笑)。ゴメンナサイ!
ところで今晩更に4本開けなくてはなりません。急遽サンプルとして取り寄せたものですので早くティスティングしなくては。マスキュー試飲会まで時間がありません。
美味しいと良いなぁ(笑)!
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ティモラッソだからこそのマリアージュ
Jan 13, 2023 by weblogland |Aさん「新鮮なタコがあったのでグラタン皿に並べてケイパー、ブラックオリーブ、を載せてオリーブオイルをたっぷりかけて、パセリ・ニンニク・オレガノに塩をふってをパン粉に混ぜてオーブンで焼きました。」
私「王道!聞いただけで涎が出ちゃいますよ(笑)。どんなワインに合わせたのですか?」
Aさん「愛するティモラッソ2020年!」
私「おー!このセンス凄いですよ(笑)!どうでしたか?」
Aさん「ワインが開くまで最初はちょっと違和感があるのですが、ティモラッソのあのふっくら感が出てくると、見事にマリアージュ!天にも昇る美味しさでした(笑)。」
私「うわっ!涎が出ちゃいました(笑)。」
Aさん「食材はコテコテのイタリアンですからイタリアの白には何でも合うかと思いますが、ティモラッソだからこそのマリアージュだと思いました(笑)。」
私「家内もティモラッソの大ファンですから重々詳しく伝えてリクエストしたいと存じます(笑)。ブログにパクっても宜しいですか(笑)?」
いつもありがとうございます!
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完売してしまいました!
Jan 07, 2023 by weblogland |完売してしまいました!
昨年12月のマスキュー試飲会で好評いただいたメッシの赤ワインです(笑)。
ロス・カルドス レッド・ブレンド 2020年 ドニャ・パウラ アルゼンチン
インポーターさんの最終処分価格品ですので多少余分に在庫しましたが、力尽きました(笑)。よって12月の試飲会セットも完売となります。ゴメンナサイ。
このご時世1,000円以下の良品がなかなかありません。このような在庫品もそろそろ玉切れかな。安かろうのワインならあるのですが、美味しい!とは言えないものが大半。100本試飲しても1本も当たらないのが現実です。
ケチなマスキューにとっては難しい(笑)。
鼻はいつもクンクンさせてますが…、何処かに落ちてないかなぁ(笑)。
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