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ロゼって おいしいのに
Jun 17, 2015 by akiko |最近のロゼワインは すごく面白くなってきてじわじわ飲む人が増えているけど、なかなか 爆発的な人気につながらない。
ということで Eさんと意見が一致。
なぜ?
ワインを昔から長く飲んでいる方は ひょっとして 甘口でやわらかいデザート的なロゼの印象を強く持っているがために
最近の 強いボディ、辛口、タイトな酸を持つタイプを 知らずに敬遠しちゃうのではないか。
なんてことも 考えられるわけで・・・。
そのあたりを 打開するには
ロゼって 食事向きなんですよ。
魚介、甲殻類だけでなく ものによっては 牛肉にも合わせられるんですよ。
というようなことを 常に提案していくのが いいんじゃないかしら。
熱心にワインセールスに取り組んでいる方と 話すと いい刺激をもらえます。
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ジェレミ・ムーラはプロ関係者の評価が高い
Jun 17, 2015 by weblogland |「マスキューさん!ジェレミ・ムーラ良いですね。抜栓してからの持ちが良いので助かります。グラス・ワインとして使えますよ(笑)。コレクションの赤ですら4日くらい経って調子が良くなるほど。」
私「開けてすぐにも飲めるんですけどね(笑)。テクノロジーの進化と、もともとの良さを感じますよね。」
「味わいはまさにロワール(笑)。でもカベルネ・フランとピノ・ノワールのアッサンブラージュとは解らないですよ(笑)。まあ、繋ぎにネグレットが入ってますが、カベルネ・フランの純粋形(笑)。お店ではたしかに今風の酸が低くて濃いワインが売りやすいのですが、こうしたクラシックなスタイルのワインがあるとバリエーションがついて商売の幅が広がります(笑)。」
私「食べ物に合わせることを考えると、酸のあるワインが有利なんですよね(笑)。プロの腕の見せ処(笑)!」
ブロはワインを加工出来るのです(笑)。
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国産ワインに期待しています
Jun 16, 2015 by weblogland |今はまっているアゴタ・クリストフの影響です(笑)。
いわゆる家族愛の定義でもありますが、戦乱により家族が崩壊した人間にとって一番必要な愛。家族以外にも家族愛=無償の愛 を見出だすことが生きる原動力になる。
とても切ない話しなのですが、救いになりますよね。
どんなに落ち度があっても愛される安心と、愛し抜く信念は生きることの根幹になります。もちろん甘えてはいけないし、利用するのはもっての外ですが(笑)、バックボーンになるのはたしか。
ワインもそうです(笑)。
一時期マスキューも国産ワインを取り扱っていましたが、今はゼロ。心情として国産ワインを応援したい気持ちは強いのですが、ここで贔屓するのは間違い。あくまでも国産ワインと外国産ワインを同じワインとして取り扱うのが、ワイン商としてのワインに対する愛情であり良心です。
マスキューは国産ワインを嫌いで扱わない訳ではありません。見あわないから扱わないだけなのです。
でも、マスキューが頭をさげて扱いを懇願する国産ワインが出てくる予感がしないでもありません。そうなるとワインの面白さの幅が広がる!
国産ワインに期待しています(笑)。
『無償の愛』を捧げられるような国産ワインが出て来ないかな(笑)。
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今日は過ごしやすかったですね
Jun 14, 2015 by weblogland |お墓参りに行って、墓掃除してきました。お墓は山の高台にありますから海が見えていかにも三浦半島らしい。私の家のお墓は蒲田の駅近くですから、電車を降りてちょっと寄るような感覚ですが、三浦半島にある墓地は大体が山頂や山腹にありますから汗をかきながらバケツを提げて坂道を登らなくてはなりません。いかにもお墓参りに行った実感たっぷりです(笑)。
遠くに房総半島が望めて、いかにも終の住み家。とてもお墓らしい。でも歳をとったら行くのが大変。足腰が丈夫なうちですね。自然と信仰心も深くなるような気がします。この辺に私の信仰心とは微妙にずれるのだと思いました。きっとマインドが違うだろうと。
でも、こうした微妙なマインドの差は総てにおいてあると考えるべき。私は好きなワインを選んで生業にしていますが、味わいの感じ方は千差万別のはず。単に私の好みばかり主張してはダメ(謙虚だなぁ。)
少なくとも聞く耳は持たなければ。そんな私を、家内は側で「聞くだけだからね(笑)」と冷笑してます。
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ピエール・ジモネの『パラドックス』2008年
Jun 14, 2015 by weblogland |
こんなの仕入れちゃいました!
ピエール・ジモネの『パラドックス』2008年です(笑)。
私このシャンパン好きなんですよね~。流行りのファットなフル・ボディーシャンパンも良いのですが、上品で深み・複雑さ、あと大きさがあるのです。
『私、シャンパンはこれしか飲まない!』なんて言ってみたいシャンパンなのです(笑)。
今回入荷したのが2007年。2004年から使っていますがラベル・デザインは変わりましたね、お値段もグーンと高くなっちゃいました(残念!)。
代わるものがない味わいだからしょうがないかな?
近々ホームページでご紹介しますから、しばしお待ちくださいね(笑)
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今年一番のハイ・コストパフォーマンスの白
Jun 12, 2015 by weblogland |
一昨日夜家で飲んだのですが、旨味が素晴らしい!調子が出たようです(笑)。
マスキューに到着した頃は厚みが際立ってあり、試飲会でも大好評でした。混醸してますし、南フランスらしい造りのワインですから香りの輪郭ははっきりしませんが、フレンドリーなあの厚みは皆さんの心を捕らえたようです(笑)。
必ず冷蔵庫に1本入れているファンがいます(笑)。
話しが前後しますが、一昨日飲んでみてあの厚みが実は旨味の塊でした!
うーん。
癒されるし、日本人の味覚に良く合います。
これほど良いとは…
恐るべしコンダミン・ベルトランなのです(笑)。
今年一番のハイ・コストパフォーマンスの白です(笑)
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アゴタ・クリストフにはまっちゃいました(笑)。
Jun 11, 2015 by weblogland |これほどまで強烈で孤独な家族愛には驚きと新鮮な衝撃。アゴタ・クリストフは凄い作家ですね(笑)。
もちろん原文で読んだ訳ではありませんが、原文もきっと素晴らしいはず、と思わせてくれるところは訳者の功績大。
この歳になってまだ小説に感動できる私は幸せ者ですね(笑)。たまに小説を読んでもつい途中でつまらなくなってしまい、読む気が無くなりがちでしたが、海外にはもの凄い筆力を持った作家がいるんですね。
すっごく得した気分なのです(笑)。
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純国産でなければ「日本酒」とは呼ばせません
Jun 09, 2015 by weblogland |-純国産でなければ「日本酒」とは呼ばせません-
日本酒にも原産地保護のルールを取り入れるようですね(笑)。良いことですね。ようやく国際ルールの思想に近づきました。
国酒である日本酒を国際ルールに乗っとる流れは、ワインやウイスキーはもちろん、様々な国産物のルールも国際ルールの規準に合わせる大きな流れとなります。今までのインチキはまかり通らなくなるかな(笑)?
日本では伝統的に、日本酒は保税品として国税当局の監督下にあり、担税を第一義として様々な縛りがありました。未だに酒税を含んだ金額に更に消費税を上掛けしています。とんでもない話しです。
話しはそれましたが(笑)、国際化の流れに沿う国税当局の意向には大歓迎。ただし、徴税のためではなく、国民の健全な酒文化を育むための酒造法の制定に繋がらなければ意味はありません。それは酒類行政の監督官庁の変更に繋がるかもしれません。おそらく国税当局は得意の「法律の運用」もしくは「付則」に依って監督権は死守するはず(笑)。
本来は厳しい罰則規定や拘束力を持つ原産地委員会を官民もしくは生産者と消費者で作ることが理想なのですが…。
いずれにせよ。良い流れになってきました(笑)。
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マスキューは元気です
Jun 06, 2015 by weblogland |月末から8日まで、総持寺さんのお祭りが入り、そのためバタバタしております。マンパワー全開でやっておりますので、ブログを書く余裕がありません。歳ですね(笑)。
サンプルを取り寄せたりワインのこともやってはいますが、体力勝負していますからブログが書けません。
しばしお許しを!
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ミョウガも使えます
Jun 05, 2015 by akiko |清酒が苦手な私、白ワインに合わせるべく ちょっと 工夫してみました。
生シラスにすりおろしたショウガをのせ、ミョウガの千切りをたっぷり添える。それに出汁醤油をかける。
潮の香りが強いから ワインとはミスマッチかな と一瞬心配になりましたが、まったく気にならず、とてもおいしい。ベストマッチでした。
このおいしさ、ミョウガ・ショウガの功績ではないかと思います。
手じかにある まったく和の香味野菜も 使えますね。和食党の私には うれしい発見です。
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励みになります
Jun 01, 2015 by weblogland |ところで、この番組の製作スタッフからマスキューにお問い合わせいただきました。まだ、番組名も決まってないし、何時オンエアーされるかも解らない段階のようでしたが、マスキューのブロゲに興味を示して下さいました。
詳しくは言えませんが、地道によく探している事にビックリしました。テレビ番組製作の地道さに親近感を覚えました。
あの企画どうなったのかな(笑)?
直接商売とは結びつきませんが、変な問い合わせがたまにきます。でも、それが嬉しい(笑)。見てる人は見てる(笑)。
売らんがための勝手なブログですが、励みになります(笑)。
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造り手はブレッサン・ワイナリー
May 31, 2015 by weblogland |
これなーんだ?
「ラベルがないじゃん!」そーなんです!普通ボトルの真ん中に貼ってあるラベルが貼ってない。代わりに銀色のマジックで多分『エゴ ブレッサン 2003』と手書きのサインがしてあります(笑)。生産者のサイン入り記念ボトルはよく見かけますが、これは完全な手書きラベル(笑)?キャップ・シールに小さくアルコール分などの必要事項は印字で書かれていますから、法律上は問題ないのでしょうが、手書きサイン ラベルは初めて見ました(笑)。気合い入ってます。
このワイン北イタリアのフリウリ・ヴェネチュア・ジューリア州の地場品種『スキオペッティーノ』と『カベルネ・フラン』で造られたワインです。
造り手はブレッサン・ワイナリー(会社名はブレッサン・ワインズ)。イタリア・ワイン・マニアなら知っているはず(笑)
マスキューでは『スキオペッティーノ』をひっそりと販売しています(笑)。これは『エゴ』と言うキュヴェ。意味は『私』。『我が儘』ではありません(笑)。
あまり日本に馴染みがありませんが、紛れも無いグレートワインなのです(笑)!
あー、嬉しいな(笑)。
近々ご紹介しますから、しばしお待ちくださいね(笑)
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明日明後日はマスキュー試飲会なし
May 29, 2015 by weblogland |家内「明日・明後日にマスキュー試飲会だと思って来るお客さんいるだろうね。どうしよう?」
私「スケジュールを変えることは稀だから、きっといるね。」
家内「そういう方のために何本が用意しようよ!」
私「名案(笑)!何にしようか?」
家内「先週の試飲会に出したワインを何本か出そうか?」
私「ミュスカデやグロ・プランは出すの?」
家内「どちらも定番だから出さなくても良いんじゃない。『コレクション』の赤と白は出したら良いかな(笑)。」
私「あまり増やすとグラス洗いが間に合わないから、2~3本が良いかな。」
家内「もともとムーラン・ブランは数がないしね。」
私「じゃあ、あと1本は新しいヴィンテージで再入荷したギャンディスのヴィレ・クレッセ『テロワール・ド・クレッセ』2013年なんかどうかな?」
家内「あれは傑出してるよね(笑)。」
こうして作戦会議は続きます(笑)。
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マルタンのグロプラン・シュル・リー
May 28, 2015 by akiko |これに合わせるものとして 白身魚のお刺身とか牡蠣・甲殻類、それらの天ぷら・フリッターなどを おすすめしてきたのですが、
昨日ふと 思いつきました。
このグロプラン、かなり鋭くてミネラル豊富なワイン。かんきつ類の香りはきれいで上品なんだけど むしろ 塩のイメージが強い。出汁っぽい旨みもある。
(酸味や塩味が苦手な人には あまり好まれないタイプですが・・・)だから 豚の脂と相性がいいんじゃないかしら?と。
さっそく 豚バラ肉とジャガイモ、玉ねぎで 出汁を効かせた肉じゃが風を合わせてみました。
思った通り!!豚の脂のコクや旨みをうまく引き立ててくれます。脂が甘く感じるんですね。脂のしつこさは見事に消えています。
さすが!強いミネラルと酸の豊富な白ワインだからできること。また、強い香りや ファットな果実味がないのも うまく作用しているようです。
グロプランに合わせる料理 もっと増えそう。楽しみですね~。いろいろ 作ってみようっと。
ただし、濃いお醤油味は ミスマッチなので その辺注意しなければ。
ぜひ お試しください。
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エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル
May 28, 2015 by weblogland |2004年と比べると2005年の方が力強く若い感じがします。2005年の作柄の良さですね。逆にちょっと枯れた感じのスペインワイン好きにとって2005年は、もう少し時間が必要かも(笑)。

ただし、ワイン自体の力は2005年の方が上。大きさ・奥行き・生命力ともに2004年を凌ぎます。今2005年を開けると、まだ先がある感じ(笑)。ようやく飲み頃に入ったところです。まあ、時間の経過とともにゆっくり楽しめる良さは何時も通り(笑)。
お値段は2004年よりちょっと上がりましたが、十分許せる範囲です(笑)。
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ヴィレ・クレッセ『テロワール・ド・クレッセ』2013年 ドメーヌ・デ・ギャンディス
May 27, 2015 by weblogland |
何が?って
ヴィレ・クレッセ『テロワール・ド・クレッセ』2013年 ドメーヌ・デ・ギャンディス です。
今年1月のマスキュー試飲会で大好評だった白ワインです。試飲会中に無くなったワインですね(笑)。
あー、良かった。
ヴィレ・クレッセとしては完璧なんですよね。下手なプイイ・フュイッセより旨くて安い(笑)。でも、お買い得の旨いワインはすぐ無くなる。人気が出ると入手が困難になり、しかも高くなる(笑)。今の調子さえ守れば、スターダムをかけ上がるのは間違いなし(笑)?
でも、フランスの良いところは、評論家がいきなり高評価しても急にワインが高くなったりしません。良いワインを何年にも亘って造り続けなければ評価されません。それって評価が最終的に飲んだ消費者に委ねらていることでもあります。ワイン市場が成熟しているのです。
日本のワイン市場もこう在りたいものですね(笑)
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試飲会ご参加ありがとうございました
May 25, 2015 by akiko |当店の古いお客様から マスキューさんは5月になると ロワールを 特に前面に打ち出しますね とご指摘いただきましたが、
ほんと その通り。
5月になると冬の食材から がらっと変わりますね。そうすると ロワールのワインがほしくなるわけです。
食とともにあるロワールのワイン、おすすめですよ。
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マスキュー試飲会レポート 201505
May 25, 2015 by weblogland |今回はロワール下流域づくし(笑)。
まずはこれからの季節にピッタリの爽やかな白二連発!
◯グロ・プラン・デュ・ペイ・ナント シュール・リー 2013年 ドメーヌ・B&D・マルタン
販売価格(税込): 1,434 円
◯ミュスカデ・セヴル・エ・メーヌ・シェル・リー VV 2013B&D マルタン
販売価格(税込): 1,542 円
「マスキューさん このラベル随分飲みましたよ(笑)」
家内「マスキュー定番として長く扱ってます(笑)。」
「私は初めて(笑)。グロ・プランとミュスカデ 品種ですか?」
私「左様で。造り手は同じマルタン、ヴィンテージも同じ2013年。造り方も同じシュール・リーです。まずは比べてくださいませ(笑)。」
「おー、酸っぱい(笑)。でも水っぽくない(笑)。塩辛いかな?似ているけど違う。」
「ライムやレモンの酸がいかにも夏向きだね。マスキューさんこの時期よく試飲会でこの手のワイン使いますよね(笑)?」
私「ゲ!お見通しで(笑)。」
「グロ・プランはワイルドな感じかな。ミュスカデの方が厚みがあるかな。」
「グロ・プランは個性的だよね。香りの差はあるんだろうけどはっきり解らないなぁ(笑)。」
私「どちらもフローラルで複雑なタイプではありませんが、比べると違いははっきりありますよね。」
「シュール・リーって何ですか?」
家内「醗酵終了後に澱と一緒に熟成することです。そうすることによりワインに厚みが出ます。」
「なるほどね。だから薄くは感じないのかな?」
「うんうん。グビグヒ飲めるけれど、満足感はあるんだよね(笑)。」
私「個人的に申し上げますが(笑)、夏の暑い日に小海老のフリッターに塩とレモン汁を振りかけてグロ・プランを飲むことが至福の一時。あと真夏に無性に鯵の刺身を食べたい衝動に駆られるた時にこのミュスカデを飲むことにしております。その衝動に一番適したワインだと。ですからマスキューの定番になっております(笑)。」
家内「どちらのワインも真夏に暑さでフラフラになった体に、発汗により失われたミネラルやビタミンCを補給してくれますよね(笑)。」
「クエン酸補給ですね(笑)!」
「マスキューさん!このワインはよく冷えていますが、何度Cくらいで飲むのが良いのですか?」
私「本来は8~10℃くらいが良いとは思いますが、汗でベタベタの体を癒す時にはビールくらいに冷やしちゃいます(笑)。まずは喉越しの清涼感が必要(笑)。その後は体が弛緩するのに伴い、徐々にワインの温度上昇に身を任せる。 なんちゃって(笑)。」
さて、これよりマスキュー試飲会初登場のジェレミ・ムーラの赤・白4本です。一つの生産者を一辺に4本登場させるのはマスキュー初!
◯『コレクション・ブラン』2012年 ジェレミ・ムーラ フランス 白 南ロワール ヴァル・ド・ロワール 販売価格(税込): 1,928 円
「あー!これすごい!すんごい力。でも、飲みやすい?」
「シェナンブランらしいよね。広がりが突き抜ける(笑)。」
「みっちりしてる(笑)。でもキメ細かいかな(笑)。」
「白い柑橘類・レモン・ライムの香りが強いけれど、滑らかさもしっかりあるよね。」
「前の2本ともある意味共通してますよね。だからロワールかな?」
「マスキューさん、シェナンとシャルドネをアッサンブラージュすることはあまりないですよね?普通ミスマッチ?」
私「実はシェナンの香りとシャルドネの香りは同じような要素です。ただその要素のベクトルが違うだけかと。時間が経つとバターやアプリコットの香りも出てきます。」
「そういえばバターの香りがする!これって樽香じゃないんですか?」
私「はい。シェナンとシャルドネ共通の香りのエレメントかと。」
「アプリコットっぽさもあるなぁ。」
「この強さはシェナン所以なんですか?」
私「はい。ただこの『コレクション』は葡萄樹1本からフル・ボトル1本分しかワインを造っていません。」
「普通は1本の葡萄樹から何本くらいですか?この価格帯の標準はフル・ボトル4~5本くらいです。」
「それじゃかなりコスト・パフォーマンスが高いんだ!」
「1本の葡萄樹から少ししか収穫しないとワインの味わいや品質は高いということなんですか?」
家内「基本的にはそうです。
私「ただしカリフォルニアなどのニューワールドでは、ほとんどのワイナリーは一番収穫効率の高い4~5本位で収穫します。更に濃い果汁が欲しい場合は濃縮果汁器を使います(笑)。何万円で売られているワインもそうです。」
「ホントに?」
私「もともと雨の降らない場所ですから葡萄の収穫量が少ないため、果汁濃度と量のバランス効率が一番良い4~5本の収量となります。それを何万円で売ることは犯罪ではなくアメリカンドリームのようです(笑)。」
「この価格のワインがそれ以上の品質であることが何故解るんですか?」
私「(待ってましたとばかりに)実は10日前に開けたワインがあります。飲んで比べてミソ(笑)。」
「えー!」
「同じワインですか?!」「まろやか!旨い!」
私「開けたては白い柑橘類のニュアンスが支配的ですが、抜栓後10日経つとアプリコットなどの黄色い果実のニュアンスがしっかり感じられます。」
「あと、トロミがあってふっくらしていて同じワインとは思えない。香りだってしっかり立ち上る。」
「空けてすぐだと明瞭ではないけど、10日経つと果実のニュアンスがはっきり解る。」
私「ありがとうございます。この『コレクション』はドメーヌのミドル・レンジなのですが、驚くほどポテンシャルが高いかと。」
家内「ロワールのワインって日本ではあまり売れません(笑)。ワイン単体で飲むには力強すぎるからのようです。ファットな今風のスタイルに慣れた方には刺激が強すぎるかも?食べ物に合わせる前提なら大丈夫なんですけどね…。」
私「実は金曜日の試飲会が終わってからお腹が空いたのでシュークリームを食べました。試しにこの白ワインを飲むと、抜群に旨い(笑)。一気に香りの幅が広まり言葉を失いました(笑)。黄色い果実のニュアンスが一気に加わり口の中で爆発します(笑)。」
「シュークリーム以外に何に合いますか?」
私「クリーム系は、鉄板なはず。」
家内「カルボナーラやグラタン クリーム系のソースとの相性は間違いないです。あとハーブのニュアンスがワインにありますから、ローズマリーやディルなどの香草が合うはず。」
「チーズなんかどうですか?」
家内「シェーブル しかもフレッシュなタイプは合いそうですよね。最初のグロ・プランやミュスカデもシュール・リーしていますから乳酸のニュアンスが強いですので、フレッシュなシェーブルにも合うかな(笑)。」
●『コレクション・ルージュ』2012年 ジェレミ・ムーラ フランス 赤 南ロワール フィエフ・ヴァンデアン・マルイユA.C. 販売価格(税込): 1,928円
「うわっ!フランボアーズ爆弾(笑)!」
「これはロワールらしい。カベルネ・フランらしい!鮮烈だよね(笑)。」
「香りを嗅ぐとピンとこないけど、飲むと香りが爆発する(笑)。」
「官能的だね。エロチック(笑)。」
私「脂紛の香りがする(笑)。」
家内「あんたは谷崎潤一郎か(笑)?!」
「脂紛って何ですか?」
私「古い言い方で失礼しました(笑)。白粉(おしろい)。」
「???」
私「お化粧。」
「あー、ファンデーションですね(大爆笑)。」
「店長!このワインはピノ・ノワールが入っているのに、何でこんなにカベルネ・フランらしいのですか?」
私「おっしゃる通り。カベルネ・フランの特徴であるフランボアーズの香りが明瞭ですよね。しかも、これほどフランボアーズの香りが明瞭なカベルネ・フランが見当たらないほど。フランボアーズの香りがデフォルメされていますよね。」
「セパージュはピノ・ノワール40%、カベルネ・フラン40%、ネグレット20%ですよね。理解出来ないです。」
私「このあとに出るピノ・ノワールを飲むと解りますが、ロワールに置いてはカベルネ・フランとピノ・ノワールには親近性があり。そして、その親近性を具現化したのがこのワインかと。」
「ピノ・ノワールとカベルネ・フランではミスマッチじゃないんですね?」
私「最初はミスマッチだと思ってましたが、飲んでみるとベストマッチ(笑)。」
家内「ブルゴーニュだとピノ・ノワールとガメイに親近性がありますが、熟成のスピードが違いますからベストマッチとは言い難い。ですからアッサンブラージュしても所詮ブルゴーニュA.C.の格下です。」
私「あと、『コレクション』の白同様の良さがあります。10日前に抜栓したワインがありますから、比べてミソ(笑)。」
「あんまり変わらない(笑)。香りは10日前抜栓のほうが立つ。」
「10日経った方がまろやかかな(笑)。」
「これって信じがたいレベルの高さなんですね…。」
「並のグラン・ヴァンやグラン・クリュだってこんな生命力はないよね。この上のランクのムーラン・ブランはどうなの(笑)?」
◯『ムーラン・ブラン』ブラン・ド・ブラン 2013年 フランス ヴァル・ド・ロワール 白 販売価格(税込): 2,777 円
「なんか凄みがある。普通じゃない(笑)。巨大。」
「たしかに(笑)。『コレクション』の比じゃない(笑)。でも良く解らない(笑)。」
私「造りの規格は1本の葡萄樹からハーフ・ボトル1本ほどしかワインを造っていません。古典的なブルゴーニュのグラン・クリュの規格です(笑)。」
家内「閉じてますよね(笑)。このワインはコンクリート製の玉子型のタンクでシュール・リーしています。自然に対流が起こるので効率が良い(笑)。ワインに厚みを、これでもかと加えています(笑)。」
「マスキューさん、これもシェナン100%じゃないんですよね?」
私「はい。シェナン70%、シャルドネ30%です。でもこうなって来るとどうでもイイ(笑)。」
家内「では10日前に抜栓したワインと比べましょうか(笑)!」
「あー!ホントに同じワインなんですか(笑)?言葉にならない深さ…。」
「このワインは一体どれほど長い生命力があるんですか?」
私「20年以上は持つのかな?正確には解りません(笑)。」
「香りも10日前に抜栓した『コレクション』に似ていますよね。白い柑橘類と黄色い果実。」
私「あと、シュール・リー由来の赤い果実のニュアンスが加わっています。」
家内「グリーンのノートもしっかり感じますね。白・黄色・赤・緑。信号機より複雑で明瞭かな(笑)。」
「色の3原色を越えてる(笑)。」
私「シェナン100%でドライ・スタイルだとこれほど将来性を感じるワインは経験したことがありません。甘い貴腐だとあるんですか…。この意味でも新境地かと。」
●『ムーラン・ブラン』ピノ・ノワール 2013年 フランス ヴァル・ド・ロワール 赤 販売価格(税込): 2,777 円
「ブルゴーニュのピノ・ノワールとは明らかに違う(笑)。」
「フランボアーズ!」
「果実味は『コレクション』の赤に近い?」
「口に含むと味はフランボアーズ フランボアーズしてるけど、香りはしない(笑)?閉じてるんだな。」
「ピノ・ノワールなんだろうけどカベルネ・フランっぽい(笑)。研ぎ澄ましたカベルネ・フラン(笑)。」
「さっきマスキューさんが言っていたカベルネ・フランとピノ・ノワールの近親性が解った(笑)。」
私「ありがとうございます。不思議ですよね。ブルゴーニュだとピノ・ノワールはストロベリーやチェリーが味わいの芯になります。敢えて言えばこのフランボアーズのニュアンスはブルゴーニュの中ではモンテリに似てるかな?」
家内「ブルゴーニュ的ではないにせよ、ロワール的ピノ・ノワールとして認定します(笑)!」
私「これも10日前に抜栓したものが少しだけ残ってますから舐めてミソ(笑)。」
「少しだけでもはっきり主張してますな(笑)。抜栓して10日経ったブルゴーニュのピノ・ノワールはこんなに持たない(笑)。」
「香りの立ち方はマーベラス(笑)!」
「凄いですね。別に樽なんか使わないでも勝負してるのも立派(笑)。自信があるんですね。」
私「斬新な今風なんでしょうけど、樽や手先のテクニックで乗り越えていません。酸と果実味で正々堂々と乗り越えています。」
家内「全房醗酵、しかもフリーラン・ジュースのみで造っている点はクラシックの何者でもないのですが、この価格で実現しているのが画期的です(笑)。
私「ジェレミ・ムーラは120ヘクタールの大きな葡萄園です。それでいてこの高品質を実現しているのは凄い。だってチリやオーストラリアなどの大農園でこんな高品質のワインは造れません。大農園だと大量生産には適しますが、高品質は無理。でもジェレミ・ムーラは乗り越えたようです。イノヴェーションしてますね(笑)。
ありがとうございました。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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明日はマスキューの試飲会です!
May 21, 2015 by weblogland |写真に向かって4本がジェレミ・ムーラのワインです。

外観も個性的でしょう(笑)。真ん中に写っている『コレクション』の赤・白の風変わりなボトルは描かれているフクロウが愛嬌あって、並べながら思わず「うふふふふ。」なのです(笑)。
今家内は試飲会で外出中。一人でフクロウを並べる至福の時を満喫してます(笑)。
家内が帰ってきてから、「あー、並び方が美しくない!」と批判を浴びても知らん顔出来そうです(笑)
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マスキューはセレクト・ショップで良かったような気がします
May 20, 2015 by weblogland |インポーターさんというとそれぞれカラーがあります。扱うワインの産地であったり、得意な価格帯であったり、クラシックなワインを好んだり、はたまた今風に集中したり様々です。ケチなマスキューではあまり高級過ぎるワインは疎遠ですが(笑)、3000円くらいまでのワインは比較的需要があります。ただ、チョイスのハードルは高いかな(笑)?
残念ながら今日はマスキューのチョイスとはうまく折り合わなかったのですが、トレンドが学べて有意義でした。インポーターさんは売り切る覚悟で仕入れますから、そのチョイスには理由があります。多量に輸入しますから、売れないとシャレになりません。マスキューみたいに「売れなかったら自分で飲もう!」などと悠長なことは言ってられません。
マスキューはセレクト・ショップで良かったような気がします(笑)。
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今月5月22・23日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
May 19, 2015 by weblogland |
今回はロワール河河口特集です(笑)。
ペイ・ナントがあの辺の中心。ミュスカデと言えばピンときますね。
でもですね。それ以外は思い浮かばない(笑)。最近のトレンドの妙に濃いミュスカデはスルーします(笑)。つまらない(笑)。
かなりマニアックな上級編となりました。
まずはマスキュー定番のグロ・プランからスタートします。
◯グロ・プラン・デュ・ペイ・ナント シュール・リー 2013年 ドメーヌ・B&D・マルタン
販売価格(税込): 1,434 円
当店の定番ワイン、ミュスカデ・セヴル・エ・メーヌ・シュール・リーの名手、ドメーヌ・マルタンのグロ・プランです。
ナント地方の地場品種グロ・プラン種100%でつくられています。
このグロ・プラン種はフォール・ブランシュの別名でガスコーニュ地方のワインやアルマニャックの原料ワインとしても広く使われます。
またソーミュールでは甘口ワインとして有名です。
味わいはミュスカデに似た新鮮なリンゴ酸で勝負するタイプのワインです。
とはいえマルタンがつくりますからコクとミネラル感があり、飲み飽きしないすぐれたワインです。
ミュスカデと比べるとやや酸が弱く、その分厚みを感じます。
マルタンのシュール・リーつくりは明らかな必然性をかんじますね。
また、このワインちょっと塩辛さがあり、まさに魚介料理に最適です!
エビのフリッターに塩とレモン汁をかけたら最高ですね。(思わず涎が…。)
地元のオイスターバーやシーフードレストランでは定番中の定番なのです。
まさに夏向きの白ワインです!
◯ミュスカデ・セヴル・エ・メーヌ・シェル・リー VV 2013B&D マルタン
販売価格(税込): 1,542 円
夏になると無性に飲みたくなるロワールの白、ミュスカデ S & M シェル・リー。
ミュスカデ S & M シェル・リーにしては濃いめの黄金色。もしや重いタイプ──と思いきや、キレがよくて すっきりしています。
シェル・リーから生じるコクは適度で満足感があります。ミネラルも豊富に感じられます。塩っぽさとわずかの苦みが特徴で、ワイン全体を引き締めてくれます。控えめでかわいらしい花の香とレモンの香りがまじりあって さわやか。少々温度が上がったとしてもダレずに楽しめるのが嬉しい。隅々まで目の行き届いた上質のワイン。牡蠣には絶対のおすすめです。
ドメーヌ マルタンは1952年の設立。使用する葡萄の平均樹齢は60年!!どうりで凝縮感たっぷり。また、現在ワインづくりを担当する3代目ドミニクが使っている樽は45年前におじいさんがつくったという“古樽”。古木と古樽。この2つの“古”がドメーヌ マルタンの美味しさの秘訣。家族の歴史がつくりあげた味わい。
さてこれから本編です(笑)。ロワールの星ジェレミ・ムーラの斬新なワイン4本!
まず産地のご説明(笑)。南ロワールです。南ローヌではありません(笑)。ロワール河河口付近のミュスカデなどを産するペイ・ナントの南に位置します。緩やかな丘陵の牧草地として有名。
もともとジェレミ・ムーラの本拠フィエフ・ヴァンデアンは南ロワールのA.O.V.D.Q.S.言わばA.O.C.昇格前のヴァン・ド・ペイ。2011年にA.O.C.昇格を果たしました。ナントのA.O.C.グロ・プランも同時期に昇格しています。『マルイユ』は村名。優良な村名として『ブレム』『ピソット』『ヴィックス』など他に4つあります。アペラシオン全体の面積は480ヘクタールほど。ジェレミ・ムーラはその1/4近い なんと120ヘクタールを所有!成功者ですね(笑)。
『ジェレミ・ムーラ』はジャン・ムーラが1969年に創業。現在は息子のジェレミ・ムーラが運営しています。日本だと名号を変えませんが、彼の地ではファースト・ネームだけを変えることがあるのですね。造っている本人を優先させる意図かな(笑)。
◯『コレクション・ブラン』2012年 ジェレミ・ムーラ フランス 白 南ロワール ヴァル・ド・ロワール 販売価格(税込): 1,928 円
ところでこの白ワイン、アペラシオンを越えた畑の葡萄を使うためにヴァル・ド・ロワール標示となります。
味わいはシェナン・ブランらしい突き抜ける酸(笑)、ただしその酸に伴うボディーがあり、しみじみシェナン・ブランの高貴さポテンシャルの高さを感じます。
でもですね(笑)。この白も赤同様にアッサンブラージュ・スタイルなのです。またまたやられました(笑)。
セパージュはシェナン・ブラン50%、シャルドネ50%!
うーん。
でも、シェナンもシャルドネも香りの要素は基本的に同じです。酸の強いシェナンの方が時間を要する品種。ボディーのあるシャルドネをアッサンブラージュすることで、より大きくしかもシェナンらしいスタイルのワインが出来ることは理解出来ます。でも、みんな気がつかない(笑)。
赤同様に芸術的アッサンブラージュなのです。
収量は葡萄樹1本からワイン1本程度の低収量。ビオ系生産者らしい広がりから畑仕事での尽力を感じます。でも120ヘクタールの広大な畑で年間70万本のワインを生産する大きな生産者がどうやってこのレベルの品質を保てるのか不思議でなりません。高いレベルでの単純化が出来ているとしか思えません。
●『コレクション・ルージュ』2012年 ジェレミ・ムーラ フランス 赤 南ロワール フィエフ・ヴァンデアン・マルイユA.C. 販売価格(税込): 1,928円
まずあっと驚く鮮烈さ。フランボアーズの香りが明瞭でしっかりした軸となっています。カベルネ・フランの香りのエキスを凝縮したかのよう。怪しくエロチック(笑)。脂紛の香りぷんぷんです(笑)。葡萄樹1本からワイン1本程度の低収量由来のネットリ感としっかりした酸故に全くワインが崩れません。もちろん広がり・余韻の長さは十二分(笑)。並みではありません。
セパージュを確認すると、カベルネ・フラン40%、ピノ・ノワール40%、ネグレット20%。カベルネ・フラン100%ではありません!
びっくり仰天!
ピノ・ノワールを加えることでカベルネ・フランの特徴を最大限デフォルメしているのです。
うーん。
なんと言う発想力!
ロワールのピノ・ノワールは鉄臭かったりブルゴーニュとは少し違います。同じロワールのカベルネ・フランに似たニュアンスもあります。やはりロワールのピノ・ノワールなんですね(笑)。そう考えるとカベルネ・フランとピノ・ノワールをアッサンブラージュさせることはミス・マッチではありません。つなぎのネグレットの名脇役ぶりもミソのはず。
アッサンブラージュの芸術なのです!
◯『ムーラン・ブラン』ブラン・ド・ブラン 2013年 フランス ヴァル・ド・ロワール 白 販売価格(税込): 2,777 円
このワインはジェレミ・ムーラのプレミアム・クラスの白ワイン。マルイユ村のロネと言うコミューンにある3.09ヘクタールの畑で造られます。ヴァル・ド・ロワール表示ですからA.O.C.指定から外れた区画があるのかもしれません。樹齢40年以上の古木で栽培されたシェナン・ブラン65%、シャルドネ35%で造られます。
1000リットルほどの玉子型コンクリート・タンクで醗酵してそのままシュール・リー1年ほどして瓶詰めされるようです。
全体の強さ・ポテンシャルの高さは未体験ゾーン(笑)。1本の葡萄樹からワイン1本以下の低収量はグラン・クリュ並。巨大で複雑な訳ですね(笑)。
香りは柑橘系を中心に白・黄・赤の花や果実のニュアンス。いわゆるシャルドネなどに見られる香りが全てあり、それにシュール・リー由来の赤い果実や花のニュアンスが加わり絢爛豪華(笑)。塩辛さミネラルっぽさやナッツィーな植物性のニュアンスは複雑さを演出。
ディテイルが明瞭でしっかりしているシェナンの良さが際立ちます。時間が経つと高貴さは増すはず。
このワイン、将来どうなるのでしょう?
●『ムーラン・ブラン』ピノ・ノワール 2013年 フランス ヴァル・ド・ロワール 赤 販売価格(税込): 2,777 円
このワインはジェレミ・ムーラのプレミアム・クラスのピノ・ノワール。マルイユ村のロネと言うコミューンにある6.49ヘクタールの畑で造られます。ヴァル・ド・ロワール表示ですからA.O.C.指定から外れた区画があるのかもしれません。樹齢40年以上の古木で栽培されたピノ・ノワールは6800リットルの温度管理機能のついた木製大樽で6ヶ月に亘る長期醗酵をするそうです。全房醗酵していますから初期に液抜きはしているはず。そして6ヶ月以上の(おそらくステンレス・タンク)での熟成を経て瓶詰め。
ワインの味わいは驚くほどのピュアネス。しかも複雑で深い。いかにもロワールらしいフランボアーズのはち切れんばかりの香りは圧巻。さすが全房醗酵(笑)。ブルゴーニュとは明らかに違うピノ・ノワールなのですが、モンテリやミュルソーあたりのピノ・ノワールに似たスタイルかな(笑)。もちろん1級以上の価値はあります。ピノ・ノワールとしてのコスト・パフォーマンスの高さは一番かもしれません。
圧巻なのです。
熟成の果てまで追いかけたいワインですね(笑)。
今月はいつもとは違い1週間前倒しの日程になりますので、ご注意ください。
皆様のお越しお待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭
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生田緑地の『バラ苑』
May 18, 2015 by weblogland |行ってみて、びっくりしましたよ!
恐らく私が人生の中で実際に見たバラの数を今日一日で上回りました(笑)。

まず最初に驚いたのは…バラ苑に向かう途中に道路脇を流れる川沿いの遊歩道を歩きます。進行方向は街路に沢山バラ苑ののぼりがありますからそれに従って歩きます。すると遠目から遊歩道の脇にバラが沢山植わっているのが見えました。川沿いはまさにバラの壁!
私「こりゃ、スゴい!バラの香り…、ピノ・ノワールの香りのシャワーの中を歩いているみたいだぁ~。」
のっけから大興奮なのです。
家内「この遊歩道沿いのバラの植え込みがバラ苑なのかな?」
私「バラの植え込みが終わってもバラ苑の誘導看板あるよ。」
家内「ということは、これはまだ掴み?」
私「これが掴み?」
歩いていくと確かにバラ苑は坂の上にあるようです。誘導員さんも沢山います。汗をかきかき山頂を目指すと…、山頂に着き視界が開けるとバラの花園!不思議の国のアリス状態(笑)。
圧巻ですねぇ~。

苑内はバラの数と種類も物凄いですが、香りが充満!我々の興奮もマックス!
私「おー!この色はボルドーのグラン・ヴァン!」
家内「ポイヤック!」
家内「うーん。これは右岸のカベルネ・フランが少し入ったグレート・ワイン(笑)!」
私「そうするとメルロ100%のペトリュスはこの赤いバラだぁ(笑)。」
家内「これは熟成したピノ・ノワールだね。」
私「じゃあ、これは濃縮果汁器を使ったピノ・ノワールだ(笑)。」
妄想は止まりません(笑)。
家内「この黄色の立派なバラはサンセール!」
私「ゲヴュルツトラミネールを探さなきゃ!」
家内「きゃあー!このすすけたピンクはローヌのヴィオニエだ(笑)。」
苑内を暴走する高齢夫婦は止まりません(笑)。はたから見てヘンだったろうな(笑)。
来年もいこ(笑)
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テーマはロワール-来週の金・土曜日のマスキュー試飲会
May 17, 2015 by weblogland |来週の金・土曜日のマスキュー試飲会のラインナップ大体決まりました!
あー、良かった。
今月の試飲会は5月22・23日と、いつもより1週間前倒し。イレギュラーとなってますから、準備も早くなる(笑)。
テーマはロワール!
しかも、ロワール河河口付近を特集します。
「ミュスカデしかないんじゃない(笑)?」
なんて声が聞こえますが(笑)、さにあらん!
中でも2011年にA.O.C.昇格を果たしました新たなA.O.C.フィエフ・ヴァンデアンってご存知ですか(笑)?
もちろん私は知りませんでした(笑)。地図を見ても載っていません(笑)。位置的には南ロワールと言える立地なのですが、産地としては無名過ぎて地図にも載らない(笑)。
フランスでまだ飲んだことのない産地があったことに、我ながら驚きました(笑)。
生産者はジェレミ・ムーラ。ドメーヌ自体は1969年創業。まだ二代目。
でも造るワインは驚き。
キック・インサイドの味わい。質が極めて高い上、斬新で安い(笑)。A.O.C.の頸木を取り外したような斬新さには時代の動きを感じました。
面白いですよ(笑)!
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見方をかえると・・
May 15, 2015 by akiko |好みのタイプは ふたりで かなり違うし、譲歩する気がないので たいへんです。一瞬 険悪になったりして。
それぞれに 寄って立つポイントが違うので 「あら、そんな見方もできるのね」 なんて 発見もありますが。
今回ロワールのビオディナミ農法をとる生産者の ピノノワール を飲んでいるのだけれど これが 美味しい。
あ、美味しい というより しみじみ うまい。奥行きと広がりと やさしさに 秀でている。味わい香りともに とてもまろやかで不可分。
こういうワインを飲んでいると これはイチゴ、これはフランボワーズ。あ、スパイスの香りやキノコですね。なんて
分析的に香味を細分化するのは違うんじゃないだろうか。そのまま、ありのままで 味わっていくのが本来の楽しみ方なんじゃないかと思えてきます。
美味しいビオディナミのワインって、産地や品種を 特定できない・・・そういうことを超越しているように思えるのです。
以前飲んだことのあるマルセル・ラピエールとか ルーション パディエさんの プティ・トーローやカリスがそうでした。
もっといろいろ 飲んでみたいなぁ。深みにはまりそうな 予感。
今回のロワール ピノノワールに関していうと
ビオの匂い というのか 還元臭というのか が強くて 二日目でもまだ残っているのが (私は好きなんだけど) ちょっとむずかしいかな。
試飲会で 取り上げるか否か 熟考中です。
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西日との闘いが始まった
May 15, 2015 by weblogland |
実は、今日私はとあるパーティーのお手伝い。配達を早く済まし、昼前から会場でスタンバイ。50名ほどのパーティーですが、他にも人手はいましたし簡単なドリンク出しだけですから楽(笑)。2時間弱でパーティーは終わり、片付けして3時にはマスキューに戻れました。
マスキューに帰ると、なっ、なんと!西日が当たる道路沿いのシャッターが下りてます(笑)。店に入るとエアコンが効いてます。
私「西日との闘いが始まったな(笑)。今年は早いね(笑)。」
家内「なんたって気温が30℃だからね(笑)。シャッタ-下ろしたよ(笑)。エアコンも入れたよ。」
私「この暑さはイレギュラーみたいだけど、今年は早い(笑)。5月14日が闘いの始まりとは!大体6月半ば過ぎだよね(笑)。」
家内「そうだよね。西日との闘いが続かなきゃ良いんだけどね。でも週末は揺り返しで涼しいらしいよ。」
ついこの前冬だったような気がしますが、もう6月目前(笑)。時間が経つのが早いのか?私が鈍いのか(笑)?恐らく後者ですね(笑)。そのうち冬も夏も解らなくなるのかしらん(笑)
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昨日届いたサンプルの試飲
May 14, 2015 by weblogland |
全体的に良かった!
ホッとしました(笑)。
最後に倉庫の中に10年以上放置されていたトゥーレーヌのヴァン・ムスーを怖いもの見たさに開けました(笑)。
昔、業務用に使っていたロジェ・フェリシアン・ブルーのヴァン・ムスーです。シェナン・ブラン100%で、しかもシャンパン方式で造られた優良なワインです。シェナンらしい力強さと抜けの良さ。瓶内熟成由来のナッツィーな味わいは、並のクレマン以上。今時の安いシャンパンも越える味わい。
でも、10年以上経ってますからねぇ(笑)?
抜栓する時、コルクはまだ効いてます。開けるとガスも出ます。注ぐと泡はやや弱い(笑)。フリザンテくらいかな?
色は深い黄金色(笑)。大丈夫かしらん?
味わいは完全に酸化熟成の世界(笑)。
シェリー?古いシードル?絶対に好みは別れるはずの味わい(笑)。
でも、旨く感じちゃいました(笑)。経験したことのない深み。バランスが成り立っていることの不思議。泡としては売り物にはならないとは思いますが、シェーブルやコンテなどに合わせて浸りたい味わい。シェナンのポテンシャルの高さを実感しました。
新世界を発見しましたか(笑)?
長くワインを売ってるとこんな邂逅があるのですね。経験値上がったかな(笑)
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ピノ・ノワールのサンプルなど
May 13, 2015 by weblogland |サンプルが届きました。

今月5月22・23日のマスキュー試飲会用です。もちろん試飲会で使うか使わないか、飲んでから決めますが(笑)。
今並べたのは今月の試飲会のテーマ ロワールのサンプルワインです。
クラシックなカベルネ・フランは良いのですがワンパターンかな(笑)?そこでムヌトゥー・サロンのピノ・ノワールやトゥーレーヌのピノ・ノワールなんか取り寄せてみました。あとナントの内陸部で2011年にA.O.C.昇格したフィエフ・ヴァンデアンA.C.のワイン。映像向かって右側の2本。瓶形がお洒落でしょう(笑)。明日早速飲んでみますね。
楽しみだなぁ(笑)。
でも、全滅の恐れもありますから(笑)、ぬか喜びに浸れません(笑)。その場合、皆さんには報告いたしませんから、マスキューの胸中をお察しください。
ドキドキしちゃいます(笑)
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日々意識しながら飲む鍛練が必要
May 11, 2015 by weblogland |ところで大涌谷の草木も生えない荒涼とした岩肌は、近場の我々関東人には見慣れた風景ですが、あれは噴出される硫黄の性。濃度が高くなると人間も呼吸困難になり、死ぬ恐れもある毒です。行かれた方は、腐った卵の臭いを思い出しますよね。昭和40年代の産業道路も似たような臭いでした。
ところで、硫黄は燃やすとSO2になります。そう、皆さん御察しの通り(笑)、いわゆる酸化防腐剤です。ワインを始め、ほとんどの食品や飲料品に使われています。硫黄の殺菌能力を利用した訳です。
考えてみると、温泉涌出地に草木も生えないことから、硫黄が殺菌・消毒作用があると気がつくのはプリミィティブ。ですから、日本酒の蔵でも仕込みが終わった樽を洗浄後、中で硫黄を燃やしてから蓋を閉めたりしてカビが生えないようにしていたそうです。資料では秀吉酒造の文書で江戸初期には確認出来るとか。まあ、こうした硫黄の利用法はかなり時代を遡るはず。
毒にも薬にもなる硫黄なのですが、健康指向の高まっている昨今 有機農法・オーガニック・ビオなど様々なアプローチ・訴求が氾濫しています。SO2の使用量も1リットル中30mmグラム程度が国際標準のようです。この点、フランスなどよりニューワールドの方が進んでいます。旧態然の古い木樽を使うやり方では30mmグラムを達成出来ないようです。ビオやオーガニックを唄ったワインでも100mmグラムを越えるSO2を使用したいんちきな自然派ワインが平気であります。
あとブラインド・テイスティングでもSO2の臭いを熟成香や鉱物臭などと間違ったり(笑)、注意してテイスティングしないと足元をすくわれます(笑)。
日々意識しながら飲む鍛練が必要なのです。
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昨日の続き(笑)。
May 10, 2015 by weblogland |私「コタなんかイイよね。まさにそんな感じ。でもさ、試飲会でやるには高級過ぎない(笑)。コタのワインは今じゃ6000円越えてるんじゃないかな?」
家内「1本も売れなかったりしてね(大爆笑)。」
私「それとも1本も売れないつもりでやる(またまた大爆笑)?」
お馬鹿な会話でスミマセン。
私「実を言うと僕はプィィ・フュメが好きなんだよね。」
家内「出たな 隠れフュメ派(笑)!」
私「燻したスモーキーな香りが味わいとして出てくるクラシックな奴(笑)。樽香からスモーキーさを引っ張っていないフュメが良い(笑)。」
家内「今じゃ絶滅危惧じゃん(笑)。でも、あれは風情があってイイよね。ロワールの極上白ワインと言うと、サンセール派かフュメ派に別れるのが真っ当だね。」
私「フュメの良さって忘れかけられてるよね。ファットな果実味嗜好だとどうしてもサンセールに人気が集まるんだよね。」
家内「お客様でフュメを探している方なんてここ何年皆無だよ(笑)。」
私「マスキューだって隠れるように1本置いてあるだけだしね。フュメにちょっと申し訳ない。」
家内「フュメ探そうか?」
私「でも、試飲会に出すことになるとラインナップが白ばっかりになっちゃうよ(笑)。」
家内「そっかぁ。そりゃマズイ(笑)。」
無駄でトンチンカンな会話の積み重ねが試飲会へ繋がるのです(笑)。
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5月のマスキュー試飲会は22(金)・23(土)日といつもより1週間前倒して行います
May 09, 2015 by weblogland |ところで今月5月のマスキュー試飲会は22(金)・23(土)日といつもより1週間前倒して行います!
通常の日程ですと、29・30日ですが月末に用が重なったため5月の試飲会の開催日は変則となります。ご容赦くださいませ。
そんな訳で、試飲会のラインナップも早々に決めなくてはなりません。
私「今月は1週早いから、気をつけなきゃね!まず、何をテーマにするかだ!」
家内「テーマを先に決めておけば、探しやすい(笑)。暑くなってきたからロワールなんかどう?」
私「いーね、いーね(笑)。ロワールの白ワインは酸があるから、爽やか系・コッテリ系 どれをとってもこの時期にピッタリだね(笑)。問題は赤かな(笑)?」
家内「良いロワールの赤って割りと時間がかかるんだよね。」
私「そうそう。除梗はするんだけどタンニンが硬質だからね。長命なんだよね。」
家内「中にはもっとミクロ・オキシダシオンをしっかりやった方が良い、なんて思っちゃうワインがあるよね(笑)。」
私「10年くらい熟成したカベルネ・フランないかな(笑)?」
家内「考えただけで、堪りません(笑)。」
家内・私「頑張るぞ!おー!」
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