
←ここをクリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。
ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 20, 2011 by
weblogland |
まずはこれ
〇
ジュ・ド・レザン2011年 ポール・ジロー 微発泡ジュース フランス コニャック地方 グランシャンパーニュ 750ml 1350円税込み
マスキュー恒例のジュ・ド・レザンは外せません。明かに去年とは味わいが違います。ただ基本的な香りは共通しています。暑い夏場のため濃さが増しています。
去年の味わいと比べると明かな作柄による違いがあるのです。大人が飲んでも楽しいですし、お子様の食育にはもってこい!なんたって濃縮還元にはない生きた酸があります。中に密集して住んでいる天使を見つけられるか(笑)?
そして次はマスキューの定番アルゼンチンワイン
ロス・カルドスのマルベックです。ドーニャ・パウラ社のスタンダード・キュヴェとして皆さんからデイリーワインとして親しまれていました。
ところが、インポーターさんが輸入を止めることとなりました。こればかりはマスキューの力ではどうしようもありません。
うーん。
こうなったらドーンとお安く提供します!
通常が1500円くらいで販売されていましたが、マスキューでは1280円で売っていました。
じゃあ思い切って980円では!いやいやこんなものではドーンと言えません。
よーし。
やりますよ。やりますよ。ドーンと!
価格は当日のお楽しみです。ちょっと汗かいちゃいました(笑)。
さてさて、ここのところローヌの2009年ヴィンテージが入荷しました。2008年が悲惨だったのでホッとしました。マスキューで長年扱っているシャトー・デュック の最上級キュヴェ『
シルヴィエンヌ』の垂直試飲をします!
2006年、2007年、2009年の黄金のヴィンテージを開けます。この日のために取っておいた2006年ヴィンテージはこれゆえ完売とさせていただきます。
いまではローヌ・ヴィラージュ最良の評価を受けるシャトー・デュック。商業主義に走らないスタイルは立派。でもその分知名度は低く価格も低いありがたいワインなのです(笑)。
これ以上のものは望んではいけないワインでもあります。もっとも好みはありますが(笑)。
問題は最後のワインです。なんたってローヌの横綱3連戦の後ですから、生半可なワインでは試飲会がぶち壊しになります。
こうなったらバローロしかありません!
●
バローロ 『セッラ・ディ・トゥルキ』2005年 セッラ・ディ・トゥルキ イタリア ピエモンテ 赤 750ml 5310円税込み
久しぶりのバローロの入荷です(笑)。なかなか手の届く良いバローロがなくて、ここ数年は指をくわえてました。
極上とは言いませんが、壮麗さがあるとは思うのですが。いかがかと。
11月26日(土曜日)いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、お手すきのお時間にお越しくださいませ。
皆様のご来店お待ちしております。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 19, 2011 by
weblogland |
何を出しましょうか?
ヌーヴォ関連はもう遅いですし、だいいち11月の26日では品物が無くなっているかもしれません。でもジュ・ド・レザンの2011年は必ず出します(笑)。お子様連れで見える方もおられますし、毎年購入いただいているお客様もいます。
あとは、そうすると新入荷のローヌ・ヴィラージュの大物も良いですね。垂直試飲も出来ますし(笑)。
それから新入荷のワインも何本かは出さなくては。
実は久しぶりにバローロを仕入れちゃいました(笑)。これ良いんですよ。お披露目したいんですが、家内と相談です(笑)。
こうして試飲会のラインナップを考えている時って楽しいんですよね。自分の好奇心も充たされますし、ご来店いただいた常連のお客様の反応を予想すると、ついついニヤニヤしてしまいます。(変な趣味ではありませんから誤解ないように。)
楽しみなのです(笑)。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 18, 2011 by
weblogland |
昨日ソムリエ協会の機関誌『ソムリエ』の11月号がきました。
資格試験の合格者の発表が載ってました。
彼はどうなったかな?老眼の目を凝らして捜します。
『あった!』
彼とは、長い付き合いのバーテンダーでKさんと言います。知り合ってからかれこれ15年くらいになりますか。ここ数年自分の生きる道としてソムリエの資格試験に挑戦し、遂に合格。
本当に良かったです。
愚直に自分のペースで成し遂げました。途中の様々な紆余曲折にもめげずに、よくやりました。
彼を知っているだけに涙が出ました。
でも、これからが出発です。驕ることなく謙虚にサービスに務めなくてはなりません。
苦労は報われます。ただ諦めない心が必要なだけです。
Kさんに心から拍手。
ブラボー!
あと今年はマスキューの常連のKさん、Oさん、Sさんもワインエキスパートに合格です。
皆さんのあくなき向上心と好奇心に拍手!
簡単に出来るものではありません。
私も追いつかれないように勉強しないと!
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 18, 2011 by
weblogland |
皆さんボジョレー・ヌーヴォ飲みましたか?
カンソンのヌーヴォは甘くふっくらしてました。
あー。良かった(笑)。
酸はあまり目立たず、控え目。収穫のタイミングが難しかったようですね。
今年は異例に収穫が早まりましたから、中途半端に収穫を延ばしたら締まりのないスタイルになります。かといって早過ぎるのは最悪。生産者は迷うところですね。
これでイタリアのノベェッロ、ジュ・ド・レザン、ボジョレー・ヌーヴォと揃いました。マスキューの新酒ラインナップの完成です(笑)。
何となく作柄が解ってきました。まず、中部イタリアは絶対に◎ですね。今年のトスカーナはかなりの期待度大。ピエモンテなどの北イタリアも良ければ申し分ないですね(笑)。
フランスは収穫の時期が難しかったようで、生産者、地域にばらつきがでそうです。この点2003年に近いかもしれません。そうなると中にはずば抜けて良いワインがありそうですね(笑)。スカもありますか(笑)?
さあ、一段落しました!
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 16, 2011 by
weblogland |
品物は来ていますが、まだ売る訳に行きません。
別に法律違反で罰せられる訳ではありませんが、フランスの法律を尊重しての紳士協定のようなものです。
フランスの国内法ですから、日本にいる分には関係ありませんが、『法』を大事にするフランス人には「解禁日を守る」ことは日本人の信用に繋がります。
この先TPPなどに参加し発効すると、実際に法によって縛りが強くなりそうですね。各国で決めたルールを責任をもって守ることが義務となるのでしょう。そうなると単に国益だけではなく、習慣や民族性も改める必要が出てきそうです。
日本は貿易立国ですから加盟する必要があるのは確かです。既得権益や食糧の自給率など困難な壁はありますが、TPP参加が国内の透明性にも上手く作用してくれると良いと期待したいですね。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 16, 2011 by
weblogland |
もう少しで
ボジョレー・ヌーヴォの解禁ですね(笑)。マスキューにも取り合えず品物は届きました。
ペットボトルのヌーヴォはアルコール分は12%、瓶入りのヴィラージュは12.5%です。カンソン社はほとんど補糖したり補酸したりしませんから、額面通りに受けとって良いかと。
思ったほどはアルコール分は上がっていませんでした。ボジョレーも暑くて雨が降らない夏だった上、収穫も早まったようです。多分あまりアルコール分が上がると酸が不足する恐れがあったのだと思います。ですからカンソンは無理に糖度を上げなかったのでは?じつは他のヌーヴォでその恐れがあるものをいくつか見つけました。まあ、飲んでみないと実際のところは解りませんから、あまり詮索してもいけませんね。
さあ、今年のボジョレーはどんな塩梅でしょう?まずはちゃんと届いたことに感謝!
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 15, 2011 by
akiko |
ボージョレ・ヌーヴォ 今日 届きました。以前は 解禁日当日に配送されていたのですが、
天候不順(たしか ひどい霧だったと思います)で、配送が大幅に遅れたことがあって。
そのときの 混乱はひどいものでした。思い出しても冷や汗が出ます。
で、その年以降 早めに配送されるようになったのです。 いまは 安心していられますね。
と いっても 解禁日まで絶対 販売できません。大事な約束です。
木曜日を楽しみに 待つことにいたしましょう。
昨日の続きですが、アルコールを低く抑えた 件の赤ワイン、残しておいたのを 昨晩飲んでみました。
4日目です。 その 変身ぶりに 驚きです。
果実味・甘さに 見合った酸が 強く出始めて バランスが格段に良くなっていました。
前のヴィンテージの味わいに 近いイメージです。ただ、若干 緩い感じがあって物足りないのですが。
・・・早く 飲みすぎちゃったのかな?確かに 若すぎる感じは あります。
濃くつよいワインでは ありうる話で 数ヶ月後に 飲むとすごく良い状態になっている ということかしら?
もうちょっと いろいろ 考えてみたいです。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 14, 2011 by
weblogland |
ここのところ
ローヌ・ヴィラージュの大物2009年ヴィンテージが入荷しています(笑)。
ロッシュ‐オードランや
シャトー・デュックなどです。私の愛するドメーヌたちです。実は2008年が悲惨な状態だったため2008を飛び越しての入荷となりました。今までじっと細々と在庫の2007年や2006年を販売していました(笑)。あまり一生懸命売って無くなってしまうと、これはこれで困ります。力を込めてお勧め出来るワインがないと商売になりません。
ところで、2009年は良いですね。オードランの『
ル・カイユ』2009年が先行して入ってましたから、良さは想定内(笑)。マスキューの試飲会で紹介したあのモンスターです。すくなくとも、私の余命よりは熟成能力が高いワインです(笑)。想像・経験を越えたワインとしてご記憶の方もおられるかと。
2009年のローヌは少なくとも2001年に並び称されるヴィンテージとなるか。
楽しみです(笑)。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 14, 2011 by
akiko |
ここ数年、南フランスやイタリア南部、スペイン南部、ポルトガルなど 緯度の低い地域のワインを
取り扱う事が増えてきて おおらかな親しみやすい味わいや ワインの濃さ・凝縮感に
魅力を感じています。また 初期には 私の経験外のアルコール度数の高さに とてもびっくり。
14%、15% 時にはそれ以上(って ワインというより酒精強化やリキュールの度数です)で
バランスよく 綺麗にまとまって おだやかな飲みごこちを 達成しているんだから すごいなぁ、と
感心してきました。ほんと 美味しいんですよ。
ところが、この秋 そういった アルコール高めの銘柄のなかの少数に 変化がみられます。
アルコールを 13%位に抑えて、甘みを強調してきているんですね。
のんだあと はっきり 甘い と思う 濃い赤ワインです。唇に ぺたっと糖分の膜が残る感じ。
う~ん。これは 一体・・・。もちろん 美味しいし、濃くてグラマラスな 印象深いものなのですが、
個人的には ちょっと 苦手なタイプ。お料理も 私の作る 薄味料理では絶対太刀打ちできないなぁ・・・。
ヴィンテージの せいなのか、つくりを変えたのか、味わいの変更の理由は いまはわかりませんが。
届いたばかりで ワインが疲れていたのかもしれないし・・・。
もうちょっと 色々飲んでみないことには。 気になります。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 13, 2011 by
weblogland |
やはり
ジュ・ド・レザン人気ありますね。
マスキューではジャパン・インポート・システムさんが輸入を始めてからずっと扱ってきましたが、毎年毎年引き合いが増しています。昔は2ケースも仕入れると持て余していたのが嘘のようです。
今年は初めて出荷割り当てになりました。やはり限られた畑でしか造っていませんから、いつかはこうなると思っていましたが、割と早くなってしまいました。年に一度の贅沢ジュースですから、争って買い求める商品ではないかと思いますが。雲行きがちょっと変わってきそうです。今年は作柄の関係で出荷が1ヶ月以上早まりましたが、販売も好調で12月中には無くなりそうな感じです。売れ残るよりは良いのですが、あまりにも早く無くなるとこれも問題かと。
ブームになるとちょっと困りますよね。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 13, 2011 by
weblogland |
『
ティニィ』
マルケ・ロッソ2011年の謎が深まりました(笑)。
イタリア マルケ州で名手ガロフォリが造った今年の
ノベェッロです。
先日解禁日直後に、筋金入りのワイン・エキスパートKさんと試飲しながらの疑問なのですが。
Kさん「ブルゴーニュ的、ボジョレー的ですね。」
私「たしかにいつもと違いますね。例年もっとヘビーで噛めるようなノベェッロなのですが、今年はボジョレーみたいにM.C.かけたみたいですよね。」
Kさん「色も薄い方だし…。でも旨味に厚みがあって香りの分量は凄いですよね。ドロップみたいな香りもするし、ボジョレーっぽい(笑)。」
私「造りのスタイルが変わったとしか思えませんね。今度インポーターさんに聞いてみます。」
インポーターさんも解らないとのことで現地に問い合わせてもらいました。
インポーターさん「解りました!造り方は例年と同じとのことでした!」
私「えっ(絶句)!そうすると何故?」
インポーターさん「今年はマルケも収穫は10日ほど早まったらしいです。ガロフォリでは作柄のせいだと返事をもらいました。」
私「そうすると暑さのせいで顆粒が小さいのと果皮が厚いことにより、色やタンニンの抽出が通常より進まなかったと理解するしかありませんね。」
インポーターさん「無理に抽出しないでも充分旨味が出たということなんでしょうね。」
どうやらこれが真相のようです。
ところで抜栓してから4日経ったところ、ワインはリキュールのような濃密な感じになってきました。香りはあまり立ちませんが、味わいの求心力は増したかのようです。
やはりタダモノではありません。
試すべきワインです。
もっとガロフォリのことが知りたくなりました。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 11, 2011 by
akiko |
マスキューの定番ノヴェッロ 3種。最後に 試飲したのは トスカナのノヴェッロです。
過去の経験では、この トスカナが他より 細くてエレガント、ちょっと繊細です・・・。
やっぱり マルケ・プーリアより 北だし、標高が高いのと サンジョヴェーゼの性質からかなぁ。
とこらが 今年は!!十分な甘さと酸味の バランスに秀でた味わいです。
いままで飲んだ中で 一番 濃さのあるトスカナ ノヴェッロでした。
2011って トスカナでは天候が絶好だったのでしょうか。それとも 暑すぎて はやく熟したのでしょうか。
気になるところです。収穫情報が 待たれますね。
このところ 試飲すべきワインが 目白押しです。嬉しい限りなのですが、
自宅で試飲していると つい TVをつけてしまったり、家族と話をしたりで
集中力を欠いてしまいます。・・・いけませんね~。
試飲会やセミナーに出席しているつもりで 飲まないと。 反省、です。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 11, 2011 by
weblogland |
さっき、昨日開けた
ジュ・ド・レザン2011年を飲んで見ました。
揺るぎませんね(笑)。
液体の香り味わいに衰えがなく、昨日の開けたてとほとんど変わりません。(さすがにガスは抜けてきますが。)
特に酸の量は凄いですね。我々が普段飲んでいる濃縮還元のジュースとはあらためて別物だと感じます。まあ、もっともフランスで瓶詰めして日本に持ってきたものですから高価なものですが…。
ところで昨日抜栓してから何人かのお客様に試飲していただきましたが、好評でした(笑)。初めて飲む方も何年か続けて飲まれている方も一様に驚きの声が上がります。
「凄いですね!」
「こんなに力のあるジュースは初めて!」
「うーん。甘さも強いけど、中から湧いてくる力が凄いですね(笑)。今年はワインも期待出来そうですね(笑)。」
「味わいは去年と基本的には同じような気がしますが、パワーと複雑さが去年より勝ってますよね。」
皆さん良くご存知です(笑)。
好調な出足となりました。ありがとうございます。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 10, 2011 by
weblogland |
ジュ・ド・レザン2011年 到着しました!
早速箱を開けて瓶を取り出すと、いつもよりちょっと濃い感じです。
抜栓するとガス圧も少し高いようです。
香りは濃密。紅茶やミント・ハーブのニュアンスが甘い香りに包まれて、しっかり立ち上ります。味わいは圧倒的。ボリューム感、酸、甘さすべての総量が今までで一番多いようです。
かなり糖度も高いですが、酸の量も凄いですからバランスが取れています。酸がしっかりありますから、甘い後味の余韻が長く、口の中をいつまでも香りが残ります。
酸はりんご酸が中心ですから、しっかり冷やして飲むのがグッドです。
それにしてもボリュームがありますね。お腹が膨れちゃいます(笑)。
今年は生育が早まり、真夏の収穫になりました。糖分が上がることは予想通りでした。心配したのが酸不足でしたが、杞憂となりました。
あー。良かった。
でもホントにお腹にたまりますね(笑)。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 09, 2011 by
weblogland |
今しがた、筋金入りのワインエキスパートのKさんからお電話いただきました。
Kさん「もしもし、今年のノヴェッロの出来はどうでしたか?ちょっと時間があるんで、寄っても良いですか?」
私「いつもありがとうございます。じゃあ、『
ティニィ』を飲んでみましょうか。」
Kさん「ブログで言っていたみたいに色が薄いですね。香りが凄いね!
ボジョレーっぽいけど、これほど香りが立つヌーヴォはないねぇ。」
私「ラズベリーやチェリーの香りの分量が凄いですよね。ブルゴーニュっぽいニュアンスなんです。いつもガロフォリはもっと硬くて濃いワインを造りますから、作柄が悪いのか?造りを変えたのか?判断に困りましたが、二日前にあけたものと比べると解ります。」
Kさん「落ち着いた佇まいだね。旨いね。開けたてより香りは落ちるけど、旨味が素晴らしいね。このワインは手元に置いて熟成させたいね(笑)。」
私「ありがとうございます。やはり造りを変えたようですね(笑)。キャンディーやコンポートみたいなところもありますし、ボジョレー風のM.C.をかけているんでしょうね。」
Kさん「真ん中に並んでるコンティ・ゼッカのプーリアはどうでした?これはこないだ送ってもらいましたが、まだ飲んでないんですよ(笑)。」
私「昨日飲んだんですが、旨くていつのまにか全部飲んじゃいました(笑)。良い年と比べると力は若干落ちますが、そのぶん飲みやすい。あっという間に飲み干してしまいました(笑)。」
私「ではグラウヴェペーザのノヴェッロ トスカーノを飲んでみましょう。」
Kさん・私「うわっ!濃密!いいね!」
私「これまで飲んだこのワインの中では2011年がベストです!だいたいが軽目なんですが、これはすばぬけて濃い。」
Kさん「2011年のトスカーナは凄いことになってそうですね。それにしてもサンジョヴェーゼって花やら植物の香りがこんなに強かったんですね。酸もしっかりしてるし。」
私「でも飲んでみるとオレンジっぽさもありますよね。」
ようやく理解できました。皆さん今年のノヴェッロは楽しいですぞ(笑)。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 09, 2011 by
akiko |
昨晩は コンティ・ゼッカのノヴェッロを あけました。
プーリアの ネグロアマーロとマルヴァジアを使ったノヴェッロです。
イタリア半島南端の州プーリアでつくられるためか
毎年 熟した果実の味わいがする濃いタイプのノヴェッロが届きます。
今年は例年以上に なめらかな印象です。ノヴェッロというより 普通のワイン。
口当たりはやさしく 充実した甘み。ちょっと 焦げたようなこうばしい味に ぐっと来ますね~。
香りは ネグロアマーロ主体ですから 後から ついてくる感じ。
やがて 杏っぽい爽やかな香味が すこしづつ ふくらんできて・・・。
ほんと、完成しているワインです。
味の変化を見るため 残すつもりが全部 飲んじゃいました。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 08, 2011 by
weblogland |
『ティニィ』マルケ・ロッソ 2011年の
ノベッロ飲みました!
うーん。
いつもと違う!ガロフォリの造るスタイルではないのです。一言でいえばこんなに飲みやすいワインとは!
まず色合い。いつもは光を通さないくらいの赤黒い紫色ですが、今年は光を通します(笑)。味わいはモンテプルチアーノ種らしいチェリーやラズベリーの香りがタップリ。タンニンは少なく液体の滋味深さが伝わってきます。
醸しが短いですね。ブルゴーニュ的なニュアンスがあります。
早速インポーターさんに聞いてみました。
私「もしもし、いつもお世話になります。今年のガロフォリのノベェッロ飲みましたが、いつもと違います。飲みやすいんですよ(笑)。造りとか変わったんですか?」
インポーターさん「そんな情報は入ってませんから、確認してみます。」
私「作柄の性ですかね?でも、別人が造ったみたいなんですよね(笑)。旨いには旨いんですが。不思議なくらいです。」
インポーターさん「作柄は通年並なので大きく出来上がりのワインに差はできないはずだと思いますが…。現地に問い合わせてみますので、しばしお待ちを。」
あー、ビックリした。でも美味しいんですよ(笑)。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 08, 2011 by
akiko |
昨日 マルケのノヴェッロ 試飲しました。
開けてすぐは 口の中が はちはち する感じで、元気いっぱい フレッシュです。
でも 味わいにガスっぽさは なく、フルーティな強い甘みが ガツンときます。まさしく 新酒!!
30分もすると、だいぶ はちはち が収まってきて滑らかに。
同時に きれいな酸味(オレンジの酸味が近いですね)が 強くなってきます。
最初の強い甘みと 良いバランスで とっても 美味しくなりましたね。
新酒は 最初にガスっぽさや 舌に意地悪なはちはちした感じがあるし、
また 甘さ或いは酸味 どちらかが 突出していて アンバランスであったり。
これが 新酒の魅力のひとつ であるに違いないのですが ちょっと 飲みにくくもあります。
最初の一杯で 新酒気分を 存分に味わってから 暫く待って 2杯目というのが 私は好きだなぁ。
今日は トスカナか プーリア どちらを飲んでみるか。 楽しみです。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 08, 2011 by
weblogland |

じゃーん!
並びました。
何が?って、
イタリアの新酒ノヴェッロです。
こうやって並べているだけで楽しくなってしまいます(笑)。
まだ仕事で車に乗りますからまだ開けていませんが、早く飲みたい!
どれから飲みましょうかね?
悩みます。
いっぺんに3本比べるのがベストです。早く誰かきませんかね。お客様が来たら迷わず3本開けれるのですが…。
でも私はもうすぐ配達に出なくてはなりません。
私が配達に出てから、ノヴェッロの試飲が始まってしまっても構いませんが…。(でも本音はちょっと悔しい。)
いかん。いかん。みんなで味わうのがベスト。まずはお客様優先です。
絶対に今晩飲みます!
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 07, 2011 by
akiko |
鶴見川河口に カモメが戻ってきました。カモも 少数 飛来しています。
マスキュー店頭には ノヴェッロを並べました。
この3つが揃うと かなり 秋が深くなってきたなぁ と感じるのが毎年のことなのですが、
今年は ちょっと 暖かすぎます。調子 狂っちゃいますね~。
ノヴェッロ、今年はどうでしょうか。これから あけるので 楽しみです。
新酒とはいえ マスキユーのノヴェッロは 濃く 程よい重みがあるタイプなので、
しっかりめの お料理で 美味しく飲めます。今年は何を合わせてみようか、楽しく思案中です。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 07, 2011 by
weblogland |
もうー 幾つ寝ると
ジュ・ド・レザンがやってくる~
去年もこんな歌唄ってましたね(笑)。
あー。楽しみです。
たしか去年は12月20日あたりに入荷しましたから、なんと一ヶ月以上早いです。
どんな出来なんでしょうか?考えるとドキドキします。
イタリアのノベッロは11月6日解禁ですから、明日からマスキューで飲めるようにするつもりです。
ご近所にお住まいのお客様は是非お立ち寄りくださいませ。
新酒が無事できた喜びと作柄を確認しましょう!
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 06, 2011 by
weblogland |
『ティニィ』の
マルケ・ロッソのノヴッロが到着しました!
あの『神』ガロフォリがつくるノヴッロです。早速アルコール分をチェックしました。12.5%です。
うーん。
良作年の範疇ですね(笑)。ホッとしました。
マルケは内陸の山間部ですから、南イタリアほど安定した気候ではありません。ですから作柄のブレもワインに表れがちです。ガロフォリは糖度の上がらない年でも補糖してアルコール分を上げません。低い時は11.5%のアルコール分のワインになることがあります。ガロフォリの凄いところは、そんな作柄の年でも驚くほど濃密なワインをつくることです。マスキューではもうずっとこのノベッロを使っていますが、一度も落胆させられたことがありません。それゆえ私はガロフォリを『神』と呼びます(笑)。
ただこのワインは普通に造ったワインを早く瓶詰めして出荷していますから、ヌーヴォの飲み易さはありません(笑)。いわゆるヌーヴォ造りで造られたものではありません。ですから本当は一年後くらいに飲むのがベストなのです。まず解禁直後に3日間かけてじっくり飲んで、半年後にもう一度、さらに一年後にまた飲むのがこのワインを楽しむ秘訣です(笑)。
今年も変わらぬスタイルだと良いですね!
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 05, 2011 by
weblogland |
昨日夜テレビを見ていて知りました。
スペイン人は何を大事とするか?
ご存知でした?
正解は『名誉』。やはりドン・キホーテを生みだしたお国柄ですね。あのスリルタップリの「牛追い祭」では爆走する牛に触ることが名誉となるそうです。この「牛に触る名誉」のために命懸けで牛を追う訳らしいです。名誉のためには命を懸けるハートがスペインでは大事とされているようです。
番組では補足でイギリス人は「公正さ」を、フランス人は「法」を大事に思っているとのことでした。
うーん。
オランダ人は「お金」を大事とし、ドイツ人は「規律」を重んじると言われています。
ちなみに中国は「面子」、お隣りの韓国は「プライド」とか。
お国柄や民族性があらわれるんですかね?
ところで日本人はどうなんでしょうか?外国人から見ると、我々日本人が感じていることとは違うんでしょうか?
『国家の品格』では「惻隠の情」を大事な心のよりどころにすべきだと言ってましたけど、中村元先生の「やさしい心」の方がわかり易い気がしますが、いかがでしょう。
話がそれましたが、外国人から見て「日本人は筋を通す」と言われたら良いですよね。今、日本人に求められている理想だと思いませんか?もちろん「やさしい心」に基づいてです。「やさしい心で筋を通す民族」と言われたくないですか?
やさしい心で筋を通せたらイイですよね!
今国益を賭けてTPPの参加を問われていますが、ちゃんと正論を外交で主張して欲しいものです。目先の利益や圧力で簡単に転んだり飛びついてではダメですよね。
もちろん国家的戦略は前提となりますが。
まあ、お金のためだったら何でもするとだけは言われたくないですよね(笑)。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 04, 2011 by
akiko |
閉店間際に ワイン好きのお客様 ご来店。
ついつい、ワイン談義が盛り上がって 今 家に帰りました。やはり ワインの話は楽しいです。
そのお客様には 我が家のお役立ちワイン スペインのドミニオ・エスピナル ロゼを お勧めしました。
お勧めの理由
1 デイリーに飲める価格
2 和食、洋食、中華 なんでも合わせやすい
3 突出しすぎない 優しい味わいが 女性にお勧め。また、甘いロゼではないので 男性もいける。
特に トマト ちょっと高いけど 小ぶりの味の濃いトマト の 皮を連想する酸味がいいんですよね~。
爽やかで かつ 味わい深い酸味です。モナストレルって 素敵です。
こういう味わいって 豚肉にバッチリだし、エビ・カニなどにもいける。
意外に赤身のお刺身でもOKです。この場合は わさびでないほうが いいのですが。
そんなことを 考えながら これから 夕食の準備です。
ちょっと 疲れましたが、ワインが私を 待っている・・・。がんばって 作りま~す。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 03, 2011 by
weblogland |
久しぶりに仕入れちゃいました(笑)。
何を?って。
ドイツワインです。
もともと私も家内も好きなんですが、如何せん高い(笑)。さらに困ったことに売れない(笑)。
たまにモーゼルの若いリースリングを無性に飲みたくなります。あのフレッシュな目も覚めるような酸味、突き抜けて広がりいつまでも続く香り。若いリースリングが飲みたい!
ということで、ホスピテンのピースポーター・ゴールド・トロプヒエン 2009年シュペートレーゼとターニッシュ・エルベンのバートスチューベ 2010年キャビネット、それにドクトール2009年のアウスレーゼまで仕入れちゃいました!
ちょっと安くなっていたもので、ついつい…。
近々ホームページでもお知らせいたしますが、あまり数がないのでアップするまで在庫があるかどうか…。ご興味ある方は是非どうぞご連絡下さいませ。。
たまにはリースリングの一級品も良いものです(笑)。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 03, 2011 by
weblogland |
来たよ来たよ来ましたよ(笑)!
何がって?
ノヴェッロです。イタリアの2011年の新酒(ヌーヴォ)です。
南イタリア、プーリアのコンティ・ゼッカのノヴェッロ・サレント2011年と、トスカーナのノヴェッロ・トスカーノ2011年 グラヴェペーザの新酒です。
でも解禁日は11月6日ですから、まだ販売出来ません。ですから見るだけ!
写真向かって右側のひばりの絵が描かれた方が南イタリアの『ノヴェッロ・サレント2011年』です。アルコール分を見ると13%です。割に低かったようです。
うーん。
大体13.5%位が一番収まりが良いのですが、ちょっと低めです。今年は暑い乾いた夏ということで、ただでさえ天候に恵まれたプーリアではアルコール分も高くなると思っていました。無理にアルコール分を上げないような栽培上の工夫か?あまり天候に恵まれなかったか?後者はあまり考えられませんが…。暑くて酸が無くなるのを避けて早めに収穫したかも?
一方トスカーナのノヴッロはアルコール分12.5%とやや低めながらベストの範囲ですね。作柄が完璧ならば期待大ですね。
マルケのガロフォリのノヴェッロはまだ到着していませんが、ガロフォリのアルコール分が解れば大体の見通しがたつのですが…。
11月6日が待ち遠しいです。
あっ!
11月6日は日曜日でマスキューはお休みです。
どないしよ?
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 02, 2011 by
akiko |
試飲会 ご参加ありがとうございました。今回は ワインインポーター Sさんの飛び入り参加。
画像資料を持ってきてくださって 具体的なお話も伺えたし。Sさん ありがとうございました。
今回の出色は やはり フェリーヌ・ジョルダン。夫婦揃って 夢中です。
私は どちらかと言えば 白。ルーサンヌ100%の白で こんなに キレがよいなんて!!
ふっくらして厚みがあって 舌にまろやか。華やかな重層的な香り。
パッションフルーツの味わいに あとから ハーブや森のニュアンスが加わり、
可愛らしさと力づよさのある 素敵なワイン。豊富な酸とミネラルで ゆるみのない構成がずっと続きます。
ルーサンヌって その厚み・まろやかさが 裏目に出て ダレダレになっちゃうこともあるんえすが、
このワインは そんなことない。すごいです。
この味なら ぜったい エビにも合う。 と いうことで、エビとブロッコリーのサラダです。
エビはワタを取って洗い、さっとゆでます。ブロッコリーは やや かために茹でます。
あとは ドレッシングとあえるだけ。敢えて マヨネーズベースのドレッシング。
マヨネーズは ときに ワインの邪魔をするので あまり使わないのですが、今回は大丈夫。
たっぷりの分量でも フェリーヌ・ジョルダンが 受け止めてくれます。
マヨネーズ・醤油・ニンニク少々・パセリを混ぜて 酢を加えのばします。
我が家の いつもは和食の食卓が 賑わいました。おいしいですよ。お試しください。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 02, 2011 by
weblogland |
フェリーヌ・ジョルダンを広める決意をしました!ワイン自体の良さとコストパフォーマンスの高さは抜きん出ています。やられました(笑)。
赤・白ともに濃密で広がりが素晴らしい。昨日常温で白を飲んだのですが、崩れません。土曜日の試飲会の残りです。ありがちな苦みがなくバランスが良く、品の良さがあります。力強さが目立つラングドックの白は、どうしても力が先行してバランスの良さに欠けがちです。取り合えず圧倒的な甘さと香りで飲み手を捩じ伏せようとするワインが多いようです(笑)。
ジョルダンのワインも液体濃度・香りともヘビー級なのですが、それだけのワインではありません。華やかさの中に複雑なエレガントさがあり、とても知的なのです。
うーん。
ラングドックの白ワインの可能性を思い知らされました。あと、不思議なのは、高台の畑ではなく平地の0メートル地帯のような場所でワインを造っていることです。この点だけでも私の常識は壊れました(笑)。安くてどうでも良いワインは低地で多量に造られますが、ジョルダンほどのワインがこんな低地の畑で造られているとは…。
不思議です?
塩水糊ラグーンの近辺でワインを造っている生産者は他にいるのでしょうか?私はいままでラグーンの近くで造られたワインは飲んだ経験がありません。
なぜ?
好奇心が疼きます(笑)。また、勉強の課題ができました。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Nov 01, 2011 by
weblogland |
試飲会のおさらいなんですが、
フェリーヌ・ジョルダン良かったですね。普段は試飲会の後2~3日は取っておいて、味わいの変化を追跡しますが、ジョルダンの赤は旨くてついつい日曜日に残りを全部飲んでしまいました(笑)。
ちなみにジョルダンの白を今常温で飲みましたが、とても落ち着きが出て旨味が増した感です。さすがに抜栓直後の吹き出るような香りは衰えてきましたが、造りの良さはさすが!さらにバランスが良くなっています。恐るべし!あとどれほどの生命力があるか?追跡しなくてはなりません。
あと『ヴィプロ・ロッサ』も日曜日に飲みきってしまいました。濃密さが増して、ボリューム感が更にアップ。旨さに負けてついついボトルを空にしてしまいました。この価格帯ではずば抜けていることを確信しました。決して軟弱ではありません。
そして今『
ゼゼン』を飲んでいますが、ジンワリ旨い!キメの細かさが印象的。酸が表に出て来てますが、これが実にチャーミング。癒されますね(笑)。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ
Oct 30, 2011 by
weblogland |
まずはイタリア、ウンブリアの『ヴィプラ・ロッサ 2009年』です。
「おー!カッコイイ!」
「いかにもイタリアですな(笑)。洒落てますよね。」
私「でも何本か、センターにあるべき蛇の紋章がズレています。このアバウトさもいかにもイタリアン(笑)。」
「そうそう。詰めの甘さがあるんだよね(大爆笑)」
さて味わいは?
「メルロ70%ですか?でもメルロの味がしませんね(笑)。ブラインドでやったら絶対に解らない。」
私「そーなんですよ。メルロのプラムの香りがしないんですよ。どちらかと言えばラズベリーやワイルドベリーの香りなんです。そうすると10%入っているモンテプルチアーノ種の香りに由来しているとしか思えません。」
「そーですな。あと入っているグルナッシュの香りではないですね。不思議ですな?」
「私は柔らかくてイイと思いますね。素直さが可愛い(笑)。」
とは言え、抜栓後2時間ほど経つとプラムの香りが出てきました。
「あー。とってもジューシー!イイわねコレ(笑)。」
「ちょっと軟弱な気もしますが…。」言葉に出せない貴兄、お気持ち察します。
やはりルックスと物腰の柔らかさは女性にモテる必殺技でした(笑)。さすがラテン!
さて次はスペイン、ナバラの赤ワイン『ゼゼン』です。干し杏の味わいが郷愁を誘います。
「あっ!柔らかで深い!キメが細かくて濃密。」
「そうそう、確かに干し杏だけど(笑)、かなり複雑に感じる。」
私「このワインいわゆるバスク地方のワインなのですが、昔のバスクワインのイメージとは違います。どうしようもないほどの頑強さがありません(笑)。ニュースタイルと言えます。」
「うーん。広がりはあるし、余韻も綺麗。」
「クリア過ぎない良さがあるね(笑)。」
私「そーなんです。果実味だけが突出していません。ニューワールドの今風のワインとは違います。」
「このワインはテンプラリーニョが多く入っているみたいですが、どの部分がテンプラリーニョの香りなんですか?」
私「テンプラリーニョは解りにくいんですが、寒暖差のある産地のものはりんごっぽいニュアンスがあると思います。やはり酸が残っていないとダメみたいです(笑)。」
「ところでラベルに描かれているのは牛ですか?」
私「そーです。牛です。バスクの人々は伝統的に牛肉を焼いて食べることを好みます。ですから、このワインも牛肉のローストに合わせてみたいですね。」
さて懐かしいクラシック・キャンティの登場です。『カイノーザ』 キャンティー・コッリ・セネージ 2008年です。
「前の二つと比べると熟成が進んでるみたいですね。」
家内「サンジョヴェーゼは色が抜けるのが早い傾向があるんですよ。色の割に味わいの熟成が遅かったりします(笑)。」
「おー、確かに!そんな感じ。色合い以上に若い(笑)。」
私「でもこのキャンティ臭いでしょう?土や鉄のニュアンスが強いです。私は結構好きなんですが、好みの別れるところだと思います。」
「私は好きだな。飲み飽きしなさそうだよね。」
「ところで、キャンティってサンジョヴェーゼですが、サンジョヴェーゼの味わいって何ですか?」
私「ベースの香りはオレンジです。オレンジの風味を意識して捜すと解りますよ。」
「あー!確かにオレンジがある(笑)。資格試験の勉強なんですが、なかなかテイスティングは独学じゃ難しいんです。助かります(笑)。」
私「高いスクールに行かなくとも、マスキューの試飲会に来れば自然に覚えられますよ(笑)。」
さてさてこれから後半戦です。南フランス・ラングドックのドメーヌ・フェリーヌ・ジョルダンの登場です。まずは2008年に初リリースされた赤からです。
「うわっ!こりゃ凄い!濃い!」
「でも飲みにくくない!?意地悪さがない。」
私「濃密さはネクターですよね(笑)。それでいてとてもエレガントなのです。」
ここで、本日参加して下さった輸入元の『ザ・ヴァイン』の鈴木さんがipadを持参してドメーヌの写真を見せて下さる好フォロー(笑)。
「へぇー、本当に水辺に葡萄が植わってる(笑)!」
「浜名湖の湖畔で葡萄栽培するようなモンですね。あそこも塩水入りますしね。」
鈴木さんがお土産で持ってきて下さった、柚子胡椒を練り込んだパンとこの赤ワインの相性もグッド。シラーのスパイシーさとマッチしました。
「だんだん海藻や塩辛さが出て来た!やはり塩水の影響ですかね?アイラモルトっぽい(笑)。」
私「葡萄果粒の種のタンニンが完熟したり過熟して葡萄果汁に溶け込むとフェノール臭がします。非常にワインを複雑にしています。」
時間の経過とともにペパーミントなどの香りも現れるシラーらしさ全開です。
「こんなに滑らかで飲みやすく、しかもシラーらしい味わいは初めてです。」
ドメーヌ・フェリーヌ・ジョルダン衝撃のマスキューデビューです!
試飲会の後で気がついたのですが、この赤ワインどこかの赤ワインにスタイルが似ているのです。
そうです!
アンリ・ジャイエのワインなのです。
濃密さにハイパーな密度感と、全方位に香りが強いベクトルで放たれるようになれば、まさにラングドックのアンリ・ジャイエになれます。
なれるかも?
なれたらイイな。
言い過ぎですかね(笑)。
良く考えてみたら、ジョルダンはかなりの低温でマセラシオンを行います。この点ジャイエと同じ。あと雑味がなく液体に曇りがありません。ラングドックにありがちな真っ黒い味わいのスタイルではなく、赤い明るさがある点秀逸です。突出したワインであることは間違いありません。
少なくともこのままあと数年したら、ラングドックのトップスターには必ずなるはずです!
この7000本のみのファースト・リリースの赤ワインは伝説になるのでは?
そして、最後の赤ワインは愛しのシャトー・モーカン2003年です。強烈なジョルダンの後で大丈夫か?
「これは旨い!良いボルドーだ!」
「まさに今ピークですね(笑)。何度も同じワイン飲みましたが、これほど伸びるとは…。底力ありますね。」
私「古酒になる前の一回目のピークですね。このワインを愛して余分にストックしてて本当に良かった(笑)。」
「あと何年後に古酒になるのですか?」
私「解りません。ある日いきなり古酒になるんです(笑)。」
「古酒になると味わいは変わるのですか?」
私「はい。変身するかのようです。昔シャトー・パフ・クレマンの1976年の古酒をブルゴーニュに間違えました(大爆笑)。ブラインドでは絶対に当たりません(笑)。」
私「あの強いジョルダンの後でも全く別の世界を見せますから、ビックリしました。エレガンスは力に勝る。うーん。モーカンには力に負けないエレガンスがあるというべきかも。」
さて最後にはドメーヌ・フェリーヌ・ジョルダンの白2010年です。
なぜ本日の一番最後にしたか、皆さんご納得いただけましたか(笑)?
「あっ!これも赤に負けない濃密さ。トロッとしてる(笑)。香りももの凄い。トロピカル。」
「そうそう万華鏡(笑)!」
「すべてが巨大(笑)。こりゃ説得力十分だね。今年のマスキューさんの試飲会は白が多かったけどベスト5には入るね(笑)。」
私「ありがとうございます。そう言っていただいて恐縮です。今年の試飲会で取り上げた白ワインを振り返ると、マロラクティック発酵をしないで、低温管理が徹底したワインを結果として多く扱いました。特に暖かい地方の地場品種を使ったワインのバラエティーは、目を見張るばかりでした。トレンドなんですね。」
「私はルーサンヌだいぶ飲みましたが、大体が線が細くシャバイものばかりでした(笑)。これも同じルーサンヌとは思えません。」
私「確かに。私もルーサンヌがこれほどのポテンシャルがあるとは驚きました。技術の進歩と栽培の尽力はワインの可能性を伸ばすんですね。」
「そうすると無理に木樽使う必要がなくなるかもしれませんね。」
私「逆にごまかしは効かなくなりますから、良いことになるかもしれませんね(笑)。」
赤・白とも衝撃のドメーヌ・フェリーヌ・ジョルダンでした。飲むべきワインです。
それではどうもありがとうございました。
鈴木さん、休みの日にわざわざありがとうございました。
皆さん!私が無理に呼んだ訳じゃありませんから、誤解のないよう(笑)。
失礼いたします。
ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ