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ジュ・ド・レザン2011年 恐るべし!
Dec 20, 2011 by weblogland |今日ソムリエのKさんがお見えになりました。クリスマスの料理に合うワインを捜したいとのことでした。
Kさん「店のポワ・ド・ヒュメかなり濃厚なんですよ。甲殻類がかなり入っているんです。そうするとブルゴーニュのしっかりした白とかかなと。」
私「まあ、鉄板ですよね(笑)。ボディーと酸のしっかりした白だったら、コアペのジェランソン・セックなんがイイかも。樽香がしっかりしたワインだったら『エポス』なんかコストパフォーマンスが高いですから使い易いかな。」
家内「イタリアで良かったら、『エンテマーリ』なんか最高ですよね。」
Kさん「どっちも私好きなんですが、フランスワインで今回は決めたいんですよね。」
「あと、貴腐系のワインも欲しいんです。メインがトリュフを使ったフォアグラなんです。」
私・家内「うわっ!濃厚そうですね(笑)。」
Kさん「そーなんですよ(笑)」
私「濃厚で甘い奴だったら面白いのがありますよ。今年のジュ・ド・レザンですが、開いているのがまだ残ってますから、ちょっと飲んでみますか。」
Kさん「あっ!これイイですね(笑)。紅茶やら腐葉土の香りがしてニュアンスたっぷり。甘さも強いけど酸が凄いですね。」
私「酸の量が凄いでしょう。実はこれ今月の頭に開けてますから、抜栓後20日くらい経ってます。」
Kさん「尋常じゃありませんね(笑)。恐るべし!これはソースにも使えますね。もちろん料理にも使えます。」
私「ワインと言って出されたら騙されます(笑)。」
さすがプロは引き出しが沢山ありますね。
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じっくり シャブリ
Dec 20, 2011 by akiko |昨日は ラベルが汚れて、ちょっと販売できない状態の シャブリを飲みました。
Aジョフロワのヴィエイユ・ヴィーニュです。ヴィンテージは2007。素敵、飲み頃です。
オレンジリキュールの風味が強くなった香り。ふっくらとして丸みを増した果実味。
なんだか 舌触りもとろっとして、極上です。最後にはちょっとハーブ或いは木の葉のようなアクセント。
いいなぁ、こういうシャブリ。若いシャブリにはない魅力です。
昔飲んだ ルモワスネの古いシャブリに 通じるものがあります。
シャブリって若いうちに消費してしまいがちですが、良い生産者のものは 長命です。
寝かして待つ価値があります。
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先日あるシャンパン好きなお客様からお電話いただきました。
Dec 19, 2011 by weblogland |私曰く「ありがとうございました。渾身のピノ・ムニエお気に召しましたか?」
お客様「私もシャンパン好きで色々飲みましたが、ランスロ・ピエンヌは初めての味わいでした。面白かったですよ。普通ピノ・ムニエは補助的に使われて、あまり味わいには関与しない品種だと思ってたんですが。あんな味わいになるんですね。クリーミーの意味が解りました(笑)。」
私曰く「私もあれほどクリーミーなシャンパンは初体験でした(笑)。面白いシャンパンですよね。」
お客様「ところでピエール・ジモネの『パラドックス』欲しいんだけど、まだあります?」
さすが目ざとい!
私曰く「まだございます。これも面白い良いシャンパンかと。ピノ・ノアールが入っていますが、ブラン・ドゥ・ブランを目指しているかのようです。へんてこりんな言い方なのですが…。ピノ・ノアールが重さに作用しないで香りに作用しているとでも言ったら良いかも…。とても複雑で経験したことのない味わいかと。」
お客様「チャレンジします(笑)。」
私曰く「でも23日の試飲会で出ますから、その折に決められたらいかがでしょうか?」
お客様「残念ながら23日は行けないんですよ。何時までやってましたっけ?」
私曰く「8時半までやっております。」
お客様「うーん。ギリギリかな?」
私曰く「すぐには無くならないと思いますから、大丈夫かと。危なくなったら1本確保しておきますので。」
お客様「じゃあ、とりあえずその作戦でお願いします(笑)。」
やはりこの時期、泡は外せませんね。
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今月23日店内試飲会のラインナップ
Dec 18, 2011 by weblogland |まずは
●『メルセデス・エグレーン』カベルネ・ソーヴィニヨン 2009年 スペイン 赤 750ml 1125円税込み
マスキュー定番ワインとして皆様に愛されているワインです。昨日家内と飲んだ折、「相変わらず美味しいね。カベルネらしいカシスの味わいがとても明瞭だよね。」「そうそう。こんなにエレガントなカベルネってないよね。」「うーん。今度の試飲会で新着ボルドーを2本だすから、比べたら面白いかも?」「それイイね(笑)。」ということになりまして、『メルセデス・エグレーン』をトップに出すことに決まりました。たしか2年ぶりの再登場です。実に美味しいですよ(笑)。
さて次はボルドー コート・ド・ブールのワインです。
●シャトー・ド・ブリッサ 1999年 フランス ボルドー コート・ド・ブール 赤 750ml 1350円税込み
マイナーなアペラシオンのオールド・ヴィンテージです。これが実にクラシック!
コート・ド・ブールらしい酸がしっかり入り込んでチャーミング、がっちりしたタンニンとようやくバランスがとれてきた感。飲み頃になるまで時間がかかります。
私がワインを飲み出した頃は良く見かけたスタイルですが、今はあまり見かけなくなったスタイルです。
ファットで柔らかなワインが主流の昨今、タイトで硬質なクラシック・スタイルは流行りませんかね(笑)?でも良さは知っておくべきかと。ボルドーの奥深さが垣間見えます。

続いてもクラシック・ボルドーの登場です。
●シャトー・ル・モワンヌ 2005年 フランス ボルドー メドックA.C.ブルジョワ級 赤 750ml 1350円税込み
このワイン全く無名なんですが、とてもタイトでしっかりしていて、膨らみもあり、クラシックなメドック・ワインなのです。捜せばあったの掘り出し物。たまたまなんですが、当たりました(笑)。
そして最後の赤は
●『メルロ』2009年 ヴィーニ・ガリアルディ イタリア マルケI.G.T.赤 750ml 1980円税込み
ご存知イタリア マルケでヴェルディッキオ・ディ・マテリカの名手ガリアルディが造るメルロ100%のワインです。マスキューの定番『マッカニャーノ』の造り手です。
所有する畑の中の粘土質の南向き斜面にメルロを作付けしました。なんでもボルゲリに似ているとか(笑)。でもボルゲリのワインよりタイトな仕上がり。畑の標高が450メートルと高く、内陸部にありますから寒暖差が大きくワインにしっかり酸があります。
個人的にはボルゲリよりイイんじゃないかと(笑)。緩さがありません。
さて佳境に入ってシャンパンです(笑)。ただし本数があまりありませんので1本ずつの抜栓となります。無くなった節はお許しを!
〇ランスロ・ピエンヌ ブリュット トラディション N.V. ランスロ・ピエンヌR.M.フランス シャンパーニュ 発泡性 白 750ml 4500円税込み
ランスロ・ピエンヌはコート・デュ・ブラン地区のグラン・クリュ村クラマン村に8ヘクタールほどの畑をもつリコルタン・マニュピュラントです。
クラマン村と言えばシャルドネ100%のブラン・ドゥ・ブランが有名です。が、このシャンパンはピノ・ムニエ60%、ピノ・ノアール15%、シャルドネ25%のセパージュになっています。
なぜ?
答は飲んでみるとわかります(笑)。
とことんクリーミー。丁寧に低修量で造られたピノ・ムニエの特徴が良く出ています。シャンパーニュではピノ・ムニエは補助品種としてシャルドネやピノ・ノアールより格下の品種とみられがちです。確かにアロマチックな芳香に欠けていますが、シャルドネの良さを引き出す名脇役になります。あと独特のプラムのような香り(彼の地ではミラベルと言うようですが)があり、全体を複雑・華やかにします。
自然派やビオの生産者が最近ピノ・ムニエを上手く使うようです。
その中にあってこのランスロ・ピエンヌは出色の出来。まるでピュリニー・モンラッシェのスパーリングを飲んでいるようです。ピノ・ノアールの重さを支点にしながら、シャルドネの優位性をピノ・ムニエで引き立て強調しています。
素晴らしい構成力です。
完成度の高い新たなスタイルです。
〇『パラドックス』2004年 ピエール・ジモネ フランス シャンパーニュ 発泡性 白 750ml 6250円 税込み
ブラン・ドゥ・ブランの名手ピエール・ジモネの新境地『パラドックス』の登場です。
セパージュはピノ・ノアール60%、シャルドネ40%。マロラクティック発酵終了後、ステンレスのバットにて6ヶ月熟成、清澄し4年以上の瓶内熟成をします。ドサージュは8グラム。絶妙な塩梅です。
味わいは一言で言えば複雑で広大!ピエール・ジモネ本来の美しい酸を残したままハーブやら薬草などの複雑なニュアンスがあります。普通ピノ・ノアールは重さに作用しがちですが、香りを複雑にしています。限りない透明さ、しっかりと伸びる香りの強いベクトル。発想の根底にはブラン・ドゥ・ブランがありますが、ブラン・ドゥ・ブランの殻を破りましたね(笑)。
本年最後の試飲会、皆様ふるってご参加くださいませ。
いつも通り14時から20時30分までやっておりますので、ご都合の良いお時間にお越しくださいませ。
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今月のマスキュー試飲会は23日です
Dec 18, 2011 by weblogland |今月のマスキュー試飲会は23日です。えーと今日は17日ですから、もうあと1週間ありません!
なんにしましょうかね(笑)?
ちょうど入ってきた新着のボルドーワインを頭にもってきましょう。それからシャンパンはもちろんいれなくては。何にしましょうか?新着の『パラドックス』が良いですかね。
あとは家内と相談です(笑)。私と家内は好みが若干違います。こればバトルの原因となります。『心に残ったワイン』もすべて重なる訳でありません。
うーん。
まず敵が何を勧めるかを見極めなくては(笑)。兵法の鉄則です。下手に噛み合わないワインを提案したら、返り討ちにされます(笑)。
今、家内の書いたダイレクトメールを読んでいます。何事も準備が肝要なのです(笑)。
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今年の『心に残った赤ワイン』
Dec 16, 2011 by weblogland |(偉そうに発表などと失礼!)
うーん。
たくさんあるんですよね(笑)。
例えばコストパフォーマンスを一番にすれば『ドミニオ・エスピナル ティント』ですね。スペイン フミーリアの赤ワインなんですが、実にしっかり出来ています。抜栓してから翌日飲むのがとても美味しいほどです。この価格帯では飛び抜けてます。先日「週間文春」で1500円以下のベストワインとして取り上げられてましたね。(今は扱ってませんが、ジンダリー・シラーズも載ってましたね。)
あとバスク地方のゼゼン・ティントも好きですね。実に滋味深い!スペインワイン2連発です。
イタリアワインだとやはりブレッサンワイナリーのスキオペッティーノ2004年は衝撃的でした。息が止まりそうになりました(笑)。
それから、ラツィオのビジ社のヴィプラ・ロッソも素晴らしいコストパフォーマンスでしたね。
フランスでは、ドメーヌ・フェリーヌ・ジョルダン2008年も外せません。何たってラングドックのアンリ・ジャイエですから(笑)。
あとラングドックのシャトー・フォンデュース2000年は素晴らしい熟成感でした。完璧ですね。
あまり目立たないワインですがルージュ・ガランスは素晴らしい出来栄え。きっと何年か先に大輪の花を咲かせますね。
あと2009年のローヌ・ヴィラージュは、シャトー・デュック、ロッシュ‐オードランの両巨頭とも文句なし。オードランの『ル・カイユ』にいたっては反則レベル(笑)。
ブルゴーニュは高いんですが(笑)。震災後に飲んだカミュのシャルム・シャンベルタン2002には感激しました。エレガントの極みでしたね。
ボルドーは久しぶりのポイヤック(笑)、シャトー・パダルナック1999年ですね。なかなかお目にかかれないレベルでした。
思えば、今年も沢山飲みました。来年も沢山飲めると良いですね(笑)。
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昨日は忘年会でした。
Dec 15, 2011 by weblogland |珍しくハード・リカーを飲みましたが、効きますね(笑)。かなり酔ってしまいました。ワインは毎日飲みつづけていますし、当然ワインを飲んでも酔うのですが、ウイスキーをロックで飲むと酔い方が違いますね。酔うスピードも早く、酔いも深い(笑)。翌日のダメージも大きかったです。ワインで二日酔いしたことはありませんから、久しぶりの二日酔いでした。
うーん。
ウイスキーの性にしてはいけませんね。それほど飲まなきゃ良いだけですから(笑)。
でもよく考えるにウイスキーは食後酒、ワインは食中酒です。ワインはお腹がいっぱいになれば飲み止みますが、食後酒のウイスキーはそれだけで話をツマミに飲みますから止まりません(笑)。
自制心が肝要ですね。
久しぶりに反省しました(笑)。
でもなかなか学習しないんですよね(笑)。
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『グレース』の良さを知る人はいました!
Dec 14, 2011 by weblogland |アメリカ オレゴンのドメーヌ・セリーヌが造るピノ・ノアールです。ふくよかなんですよね。しかも飲み頃の2003年です。実はアメリカのピノ・ノアールの中で、私は『グレース』が一番好きなのです。ブルゴーニュと比べてどうのこうの言うべきワインではないのですが。あのふっくらしたスタイルは『グレース』たるべきもの。他と比べるべきではないかと。果実の旨味を堪能できます。
もちろん高価でレアなワインですから、なかなか簡単には飲めません。「家内の目を盗んで発注し、どさくさに紛れて年明けにでも飲もう」作戦は失敗に終わりました(笑)。
とりあえず商売ですから、一度は売る姿勢を見せなくてはいけません。しかし、見つかっちゃいました(笑)。
『グレース』の良さを知る人はいました!
そう思うと嬉しい限りです(笑)。
ありがとうございました。
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心に残ったワインを選出しなくては
Dec 13, 2011 by weblogland |ところで今年の『心に残ったワイン』を選出しなくては!毎年勝手にやっていますが(笑)、一年を振り返るには楽しいのです。
まずは白ワインです。
皆さん私が何を選ぶか大体察しがつくと思います(笑)。
やはりキック・インサイドの衝撃『ドンナルーチェ』と『エポス』は外せません。イタリア ラツィオ フラスカーティの名手ポッジョ・レ・ヴォルピの白ワインです。どちらもぜんぜんフラスカーティらしくないんですが(笑)。従来のイタリアワインの概念を越えましたね。発想の豊かさと素晴らしい技術力にはやられました。出来栄えも完璧。ケチのつけようもございません。ただ頭の古いイギリスの評論家は簡単に評価しないでしょうね。テロワールの概念すら飛び越えたワインですから。まあ、すぐに高く評価されてシンデレラワインになるのも困りモノです。すぐ手が届かない価格になってしまいます。
あと南フランス ルーションのドメーヌ・フェリーヌ・ジャルダンの白も良かったですね。もの凄い広がりがあり「ルーサンヌ」のイメージが変わりました。気がついたのですが『ドンナルーチェ』もジャルダンの白もマロラクティック発酵をしていません。温度を低温に保つことでマロラクティック発酵をしません。どうやらアロマチックな酸を残すためのトレンドのようです。
あとスペイン ルエダのヴェルデホのヴァル・サンソがつくる 『ソーブレ・リアス』 2008年 は別の意味感激しました。実に滋味深いワインでした。家内曰く「哲学的」(笑)。当主のハビエルさんはディヴァイス校と結び付きの深い技術者ですが、手作業でシュール・リーにこだわる姿勢は意外でした。ただ、目指す方向性が明瞭であり、他に比べることが出来ないワインを造っています。うならされました。
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シャトー レオヴィル・バルトンとシャトー ランゴア・バルトン
Dec 12, 2011 by weblogland |お客様「もしもし、レオヴィル・バルトンとランゴア・バルトンって本当に中身同じなんですか?」
私「そーなんです。私も今年知りました(笑)。飲んだ感じも同じワインでした。」
お客様「驚きですね。何時から同じになったんですか?」
私「そこら辺の詳しい事情は解らないのですが、かなり前からのオープン・シークレットだったようです。」
お客様「でもロバート・パーカーの本には、同じだと書いてませんね。スコアも違うし?」
私「パーカーはどうも知らなかったようですね(笑)。ヒュー・ジョンソンは知っていたようです。言い回しがかなり微妙ですから(笑)。」
お客様「そーするとパーカーのスコアは間違っているんですね。」
私「そういう事になります。まあ、パーカーは何よりもラスカーズを一番に評価してますから、その点からして間違えています。ですから驚くほどのことではありません(笑)。」
お客様「マスキューさんはラスカーズがお嫌いですか(笑)?」
私「もちろんそんな事ありませんよ(笑)。ただあの味わいはいかにもアメリカ人に受けそうで(笑)。実際の熟成能力は間違いなくバルトンの方が上です。」
ワインに点数を付けるものじゃありませんね。恥をかいてしまいます(笑)。味わいの評価も飲み手により変わってきますから、なかなかグローバリゼーション出来ないのが現実ですね。価値観も多様と認識しないといけません。もちろん私の場合も私の感想であり、怒涛の妄想です(笑)。お許しを!
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シャトー・パダルナック - ボルドーファンにはこたえられないようです
Dec 12, 2011 by weblogland |やはりボルドーファンにはこたえられないようですね。理由をあれこれ考えずに旨いと言えます。一口飲んで、みんなが旨いと感じる良さがあります。この点だけでも、そうそうありませんね。しかもボルドー左岸のポイヤックらしさ全開ですから、なかなかレアで高価な味わいです。
うーん。
しかも、状態が良く上手く熟成していますから、言うこと無し。
ここのところインターネットでの引き合い問い合わせがとても多いワインです。やはり美味しくてお手軽なワインは、勝手に口コミで広がってゆくものなのですね。私にとっても嬉しい限りです(笑)。
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シャトー ランゴア・バルトン
Dec 10, 2011 by weblogland |仕入れちゃいました!
何を?って。
ボルドーのグラン・ヴァンです。グラン・ヴァンを仕入れたのは本当に久しぶり。前、何時仕入れたか思い出せません(笑)。
シャトー ランゴア・バルトンの1997年と1994年です。サンジュリアン第3級です。
前にブログに書いたのですが、実はランゴア・バルトンはブランド名でしか残っておらず、実際の中味はシャトー レオヴィル・バルトンなのです。サンジュリアンのスーパー2ndです。
正規のインポーターさんから教えていただきました。夏に試飲会があり、レオヴィル・バルトンとランゴア・バルトンの同じヴィンテージを幾つか比べる機会がありました。
飲んでみると、まさしく同じ(笑)!
目茶苦茶クラシックな造りです。1994年なんか一体いつ飲んで良いやら?タイトで品があり、香りや酸の分量は計り知れません。30年の熟成は固いですね。
マスキューの取り扱うワインで言えばシャトー セルガンが一番近いスタイルです。ラランド・ポムロールのシャトーで、軽く30年は熟成するクラシックボルドーです。
オフ扱いされている1997年すら堂々としたもの。ようやく飲み頃に入ったかな?という感じです。
価格はレオヴィルの半分以下ですから、お買い得かと…。
近々ホームページにアップしますから、しばしお待ちくださいませ。
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マスキューで一番暖かい場所はワインセラーです
Dec 09, 2011 by weblogland |ここのところジュ・ド・レザンのピッチが上がってきました。11月10日頃入荷しましたからちょうど一ヶ月経ちましたが、販売数が半分を越えました。もう10ケースを切ってしまいました。
うーん。
このままペースが上がったら年内には無くなりそうです。あまり煽るような事は言いたくありませんが…。もっとも入荷が一ヶ月以上早まりましたから、一ヶ月早く無くなるのも頷けますか?たしか去年は一月いっぱいくらいで完売したように記憶しています。
毎年年明けに購入される方はご注意を!
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忘年会
Dec 09, 2011 by akiko |中華料理店へ 繰り出し、次から次と 旺盛な食欲を発揮してしまいました。ちょっと、恥ずかしい・・・。
その中華料理店、嬉しいことに チリのピノノワールを置いていましたので、早速注文。
ボディがしっかりして、濃い目の果実味。香り・味とも 大柄で、ブルゴーニュのピノとはずいぶん違うmmm。
むしろ ガメイ(ごめんなさいっっっ)なんだけれど 中華にはあいましたねぇ。
はっきりした味付けの料理、ごま油、豚の油、ラー油などには ニューワールドのピノが いいもかも。
もしも 持込可 の中華料理屋さんがあったら 私が試してみたいのは 絶対 ロゼ。
この場合 ロワールやブルゴーニュ、ボルドーのロゼではなく、
スペインのガルナチャかモナストレル または 南仏のグルナッシュのロゼですね。
ワインの味わいのベースに フルーツトマトみたいな綺麗な酸味・甘みがあるもの。
で、ボディがしっかりとした辛口。合うと思うんですよね~。
本格中華でロゼ。試してみたいものです。
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エルマセットとベルギーチョコレートアイス
Dec 09, 2011 by weblogland |南フランス ルーションのドメーヌ・ラファージュのメインブランドです。私が一番飲んだワインかも知れません(笑)。
じつは昨日の荷物から2009年ヴィンテージに変わりました。
早速飲まなければ!
アルコール分は2008年と同じ14%。
うーん。
エレガント!
杏やプラムの赤い果実のニュアンスも明瞭。粗さがありません。更なる進化か?押し付けがましい甘さもありません。
今エルマセット2009年を飲みながらミニストップのベルギーチョコレートアイスを食べています。
実に旨い!
濃厚なチョコレートやクリームの味にエルマセットは良く合います。皆さんこのマリアージュは是非お試しください。目から鱗。もっともラファージュはデザートワインのリヴサルトも造っていますから、まんざら接点がない訳でもないかも知れません。
お試しあれ!
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シャトー・ブースカッセ2006年
Dec 07, 2011 by weblogland |フランス マディランのスーパースターのワインです。マディランのA.O.C.昇格に貢献して叙勲までされたブリュモンの名前を世界的に有名にしたワインがシャトー・ブースカッセなのです。濃く緻密でしかも柔らかい。マディランの認識を変えたワインです。
えーと。
あのトム・クルーズが虜になり、自家用ジェット機に乗って買い付けたことで有名になりました。
こんなでしたから一時期はなかなか日本に数が入荷しないほどでした。とは言え無茶に価格を上げない良心は立派でした。
我々も信奉者でしたから、ずいぶんブリュモン・ブリュモンと盛り上がりました(笑)。
ところが2006年のシャトー・ブースカッセはいつもと違いました。軽くてペラペラなのでした!
えー!
ショック!
そんな訳でホームページでの販売は控えることになりました。トホホ。
ところが先日飲むと、これが旨い!確かに圧倒的なボリューム感で勝負するスタイルではありませんが、隠れていた酸が前に出ています。軽いには軽いのですが、膨らみが素晴らしく、柔らかさがたまりません(笑)。
うーん。
こんなことがあるんですね?
解らないものです。
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シャブリ
Dec 07, 2011 by akiko |昨晩はカツオの刺身を用意していたのですが、そんなわけで シャブリです。
新鮮で程よく脂がのり かるい食べ心地の 血合いがないカツオだったし、生姜をたっぷり添えたのが
良かったのか シャブリでも違和感ありませんでした。
クロズリー・デ・アリズィエのシャブリは お手頃価格とは思えないおいしさ。
バランスのいい味わいです。シャブリらしいキレのよい酸に レモンや柚子の香り。控えめながらも
きちんと感じられる甘み。きりっとした 力のあるボディ。と、何拍子も揃っています。
この柚子の香りが 普通のお家の食事にあわせやすい理由ですね。
ずいぶん前に 薄くって酸が強いだけのシャブリのことを しゃばしゃばのシャブリなんて
表現してたけれど 全然違う。素敵な味わいです。
いわゆるネゴシアンものですが これは いけますね~。もっと 頻繁に飲んじゃおうと思いました。
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ロックフォール チーズとジュ・ド・レザン
Dec 06, 2011 by weblogland |ロックフォール チーズとジュ・ド・レザンの食べ合わせ凄く美味しいですよ。
家内と試してみて、美味しさにビックリしたことをブログに書きました。
マスキューの作戦として皆さんに提案しています(笑)。
実際にお試しいただいた方は、まずはまります。
ただしロックフォールは高い。ちょっとこの辺が玉にキズ。
あと思いついたのですが、この時期クリスマスに向かってますから、ちょっと気取って格の高いレストランでお食事なんてありますよね。大体メニューにはフォアグラなんか定番です。こんな時ワインの飲めない同伴者に是非オススメがジュ・ド・レザンです。マリアージュの妙が楽しめます。食事が2倍楽しめること間違いなし!
レストランに置いてなかったらどうするの?
そんな時は前もって聞いておくことが得策です。無ければ持ち込ませてくれるはずです。こうしたキメの細かいフォローはあなたの株を上げること間違いなし!
お試しあれ!
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中国では20年以上前からワイン栽培の調査が行われていました
Dec 05, 2011 by weblogland |ワインは2000年前のヨーロッパ・グローパリズムの最初です。ローマ人が今のヨーロッパ社会の枠組みを造ったことと重なります。
もちろん今課題になっているグローバリズムと足並みが揃っています。ワインが真の意味で世界中に広がっています。何たって今やワイン消費の世界第5位は中国です。
新聞によると、高いワインを買うことがステイタスであることと、最初の乾杯で一気に飲み干す中国式でワインを多量に飲んでいるとのこと(笑)。
確かにワインは豊かさの象徴のようですが、まだワインを楽しむレベルまで至ってないとの指摘でした。
うーん。
ワインの美味しさに気がつけば確実に根差すはずです。
実は、中国では20年以上前からワイン栽培の調査が行われていました。故岩野先生も調査に携わっていました。
先生が「技術的には水だけが問題だ。」とおっしゃっていたことを思い出します。中国で本格的にワイン生産が行われる日も近そうですね。もうすでにイギリスのワイン雑誌で高く評価されるワインも出ているようです。
楽しみです。
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年がら年中ワインを飲む私には嬉しいワインです-ロス・カルドスのマルベック2011年
Dec 05, 2011 by weblogland |普通に旨いですね(笑)。
もちろんグレートワインじゃありませんが、上質のテーブルワインです。年がら年中ワインを飲む私には嬉しいワインです。たしかに噛めるような濃厚なワインは美味しいですが、毎日飲むには辛いです(笑)。何にも考えないで飲みながら、抵抗がない、さりげない美味しさ。私は仕事の感覚でワインを飲む場合が多々ありますが、家で何も考えずに楽しめる瞬間はとても大事に思います。
今回ロス・カルドスのマルベックはイレギュラーな形で安く提供できましたが、まあそれはラッキーと考えてます。本来の設定価格は正しいと思いますし、それなりの価値があると思います。ですから本音を言えば、必要以上に安く売ることには抵抗があります。しかし飲まれないワインは社会悪です。売れないでダメにすることは、涙が出るほど悲しいことなのです。これもワインを扱う我々の使命で責任だと肝に銘じる必要があります。
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今年のジュ・ド・レザンは大人向きのようです
Dec 03, 2011 by weblogland |酸の量が圧倒的ですからチーズやら生ハムなどの強い味わいの食べ物と絶妙なマリアージュをします。昨日ロックフォールと合わせたら旨いのなんの!ジュースというよりワインと言うべきかも(笑)。
常識的には、収穫が8月半ばだとまだ暑く、葡萄果に大量のりんご酸が残っています。秋になり気温が下がるにつれて夏場にたまった酸が減ってゆくサイクルが通例です。今年のジュ・ド・レザンは収穫が早まった分酸が多かったのですが、それに伴う糖度も高かったのでバランスがとれています。いままでで一番の大物です(笑)。
微妙ですし不思議ですよね。去年と比べて味わいがはっきりと違います。
あとポール・ジローの収穫の見極めが正しかったと言えます。人間の手では気候は変えられませんが、ベストのタイミングは判断できます。長年の経験と品質向上を目指したハードワークが判断力を裏支えしています。
さすが!
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なんで生ハムは薄く切るかわかりました(笑)。
Dec 02, 2011 by weblogland |「豚の腿なんだから薄く削ぐしかないだろ!」
などなどごもっとも。私の無知を笑ってください。
じつは昨日生ハムをいただきました。なんでも360日熟成した高級品です。もちろん早速いただきました。
食べてみると、味わいがとにかく濃厚!
「うんまい!」
たしかに塩気は強いのですが、旨味の量が膨大なのです。
いつも生ハムを見ると「もっと厚切りにすればイイのに。ケチ臭いな。」と思うことがありましたが、間違いに気がつきました(笑)。このレベルの旨味を堪能するには、薄く削ぐくらいでちょうど良いのです。
うーん。
我々が普通食べている生ハムとは次元が違います。話によると4年寝かしたものが最上級品とか。もう腐りかかる寸前とか。食べてみたくなりませんか?とんでもなく美味しいんでしょうね(笑)。
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これぞ マリアージュ!ジュ・ド・レザンとロックフォール
Dec 02, 2011 by akiko |美味しいんですよね ロックフォール。濃~いミルクの旨みにピリッとした青かびの風味。たまりません。
いままで 相性の良いワインを見つけられなくて、濃い目のコーヒーと 楽しんだりしてきたのですが、
今回は みつけました。ずばり!!
ポール・ジローのジュ・ド・レザン2011。
ロックフォールとソーテルヌ はよく言われている組み合わせですが、それを 超えましたね。私的に。
ソーテルヌっって つくりこんだような(=手がかかっていると言うことですが)香味があって
それが素敵なのだけれど、ロックフォールのように 大自然の恩恵で完成する味わいには
ちょっと 合わないように思えるんです、私には。
ジュ・ド・レザンの自然な甘さと つくりこまない香味(=発酵の過程を経ていない香味)、
まさに ロックフォールのために あるような!
いろいろ試してきたけれど、一番しっくり合いましたね。いや、合うというか もっと先。
新しい何かがうまれたみたいでした。
ぜひぜひ の おいしさです。
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『シルヴィエンヌ』の2007年と2009年は同じ生産者が造ったワインだとは思えません
Dec 01, 2011 by weblogland |もちろん先週の土曜日の残りですから、まる4日経っています。もう残りもほとんどなく瓶底に1cmくらいです。
2007年は濃密さがさらに増したかのよう。リキュールっぽい感じ。壮麗なシャト・ーヌフ・デュ・パフのようです。
うーん。
もの凄い力です。まだへたってません。やはり2007年は素晴らしいヴィンテージだったんですね。すべての詰まっている物の総量が桁外れです。
代わって2009年ですが、ひたすら美しい。赤いベリー系の果実の明瞭さは全く崩れません。色も味わいもルビーのようです。2007年同様まる4日経っています。
うーん。
スーパー・エレガンス!
それでいて驚くほどの堅牢さがある。2007年と2009年のどちらが優れたヴィンテージだと断定できません。
『シルヴィエンヌ』の2007年と2009年は同じ生産者が造ったワインだとは思えません。共に素晴らしく恵まれた作柄の年であることは疑いありませんが、これほどスタイルかま違うとは…。年度違いによる気候の違いにしては振幅が大きすぎます。
それとも造り方が変わったのか?インポーターさんは従来通りと言っていましたから、謎は深まります。
なんでこんなに違うんでしょうね?
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久々 ヒットメニュー できました
Dec 01, 2011 by akiko |そこで 雑誌にのっていた 生ハムのペースト を アレンジして サラダのソースにしてみました。
生ハムを 細かく細かく刻む。マヨネーズに酢・少量の砂糖を加えてのばす。
刻んだ生ハムをマヨネーズに入れて よく混ぜる。生ハムの塩分で足りなければ 塩をプラス。
オリーブオイルを加えて 更に混ぜ 滑らかになったら 完成。
昨日は シンプルな レタス主体の野菜サラダに添えました。自分で言うのもなんですが、
これだけで おしゃれなレストランの味。エビやホタテ、鶏肉などがあれば モア・ベター。
白ワインにピッタリですが おとなしめの赤にもいけそう。もちろん ランブルスコにおすすめです。
このソース、生ハムの量を増やしてやれば パンに塗ったり、茹でた魚貝にそえても よさそうです。
また、生クリームやパルミジャーノのパウダーを加えて コクを加えれば より重めの赤でもいける。
刻んだバジルを加えるのも 素敵かも・・。どんどん ひろがりますね~。
久々の おいしいソース完成です。 お試しください。
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『ドンナルーチェ』に中高年の方がはまっています
Nov 30, 2011 by weblogland |何に?って
『ドンナルーチェ』です。
あのイタリア ラツィオでフラスカーティの名手として有名なポッジョ・レ・ヴォルピのつくる白ワインです。『遅摘みの小宇宙』です(笑)。
先日あるお客様からお電話いただきました。
お客様「マスキューさん、こないだいただいた『ドンナルーチェ』良かったですよ。抜栓後の日持ちが良いからナイトキャップがわりに飲んでます(笑)。」
私「それはそれはありがとうございます。『ドンナルーチェ』は甘く感じますが、実際は残糖がありませんから飽きがきません。また、膨大な酸によって日持ちがとても良く、じっくり楽しめます。ちょっと特殊なワインです。」
お客様「そーだよね。いままで経験したことのないワインです。私も家内もすっかりハマっちゃいました(笑)。歳のせいか量飲めないからちょうどイイんですよ(笑)。大事に堪能できます。飲むと元気出るんですよね(笑)。」
私「ありがとうございます。少しの量でも満足感がありますし、大事に飲んでいただきありがとうございます。」
お客様「また、何本が送ってください(笑)。」
着々ファンが増えています(笑)。
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フェリーヌ・ジョルダンのワインは赤と白に好みがわかれます?
Nov 29, 2011 by weblogland |
ここのところマスキューのイチ押しワインとしてご好評いただいている南フランス・ラングドックの新星です。
白ワイン派「ルーサンヌの概念を破った!」
「ラングドックとは思えぬ複雑さ!」
「アロマの爆発(笑)。でもエレガント。」
赤ワイン派「南フランスのアンリ・ジャイエ!」(失礼!これは私)
「ラングドックとは思えぬエレガントなタンニン。」
「優しく、深い!」
などなど、どちらも素晴らしいワインなのですが、どちらか一本選ぶとしたら別れるようです。ちなみにマスキューでは家内は白を勧め、私は赤を勧める傾向があります。どちらかの品質が落ちる訳ではありませんから誤解なきように(笑)。
皆さんはどうですか?
どちらも素晴らしいと思いませんか(笑)?
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試飲会 ありがとうございました
Nov 29, 2011 by akiko |グラスを洗うばかりで なかなか手が空かず、私はちょっと 不完全燃焼。次回は ちょっと 工夫して、
もっと皆さんの お話を伺える時間をつくりたいと思っています。
試飲会では バローロ セッラ・ディ・トゥルキ2005 オズヴァルト・ヴベルディ が 素敵でしたね。
私自身 あれだけじっくり時間をかけて 試飲するのは初めてでしたから 感激です。
まず、色が素敵。縁にレンガがかったオレンジ色。まさに バローロ。
香りは時間を追うごとに 層を増して華やかになっていきます。後半には華やかさだけでなく、
僅かに枯れた印象の 革や土、肉の香、・・・昔飲んで 大好きになったカルパノ・プント・イ・メスみたいな
複雑で どこかへ連れて行かれそうな香りまで。 試飲会が終わったいまも うっとりです。
来月は2011 最後の試飲会、楽しんでいただけるよう がんばります。
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シャトー・デュック2007年手強かったですね
Nov 28, 2011 by weblogland |土曜日の試飲会ではタンニンの量が圧倒的で中味が解りませんでした。2006年よりは生命力はあるが、2009年とはスタイルが違い過ぎて比べる術がない(笑)。
翌日残りを飲むと解ってきました。2007年は途方もない良い出来のヴィンテージのようです。圧倒的な質感の中から、甘く感じる酸が現れ、明瞭さが増していました。まだまだ隠れた酸がありますから、壮麗なスタイルのワインに違いありませんね。今晩また飲んでみます(笑)。どうやら2000年代のトップヴィンテージは2007年のようです(少なくともシャトー・デュックは)。最低でもあと5年以上は待ってみたいワインです。
2009年もストレスのない大物です。エレガントでありながら、ひとつひとつの要素のレベルが高いワインです。将来は2006年のようになりそうですが、あと5年くらいは待つべきワインだと思います。
簡単に手の内は明かせてくれませんね(笑)。
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試飲会レポート
Nov 27, 2011 by weblogland |
特に4~5時に集中しまして、行き届かず大変失礼いたしました。
お詫び申し上げます。
まず口開けはジュ・ド・レザン2011年です。
「これってジュースですか?ワインみたい。複雑なワインのニュアンスがある。」
やはり初めて飲まれる方はビックリします(笑)。
「うーん。強烈だね(笑)。たしかに去年と似てるけど、パワーアップしてるね(笑)。」
「これだけしっかりしてたらカクテルにも使えますね。マスキューさん『タウザ』でジュ・ド・レザンのカクテル出したら(笑)?」
私「私もそう思うのですが、なにぶんバーテンダーの力量が…(笑)。」
「飲み応えあるね(笑)。お腹にたまるよね。」
私「そーなんです。今年は収穫が一ヶ月以上早まりました。その上、夏場も全く雨も降らなかったので、かなり糖度も上がったみたいです。」
「それは濃くて良いワインが出来たということですか?」
私「生産者からすると、今まで経験したことのない早い収穫でした。ですから収穫の時期を決める判断が難しかったようです。いくら糖度が上がっても酸が多過ぎたり、少な過ぎるとバランスの悪いワインになるからです。」
「そーすると今年のジュ・ド・レザンは糖度も高いが酸もたっぷりあるってことですね。」
私「左様かと。」
ただ小さいお子さんにはちょっと強すぎたようで、顔をしかめられました(笑)。小学生くらいのお子さんですとグビッグビッいきます(笑)。大人を凌ぐ飲みっぷりです。やはり成長期のパワーは凄い!吸収力が違いますね。
「ところで先日ジュ・ド・レザンを友達と飲んだのですが、彼曰く『芋っぽい』と…?」
私「それは正しいかと。完熟したユニ・ブランは温度が上がったり・時間が経ってくると焼き芋ような甘さが出てきます。暖かいイタリアなどの白ワインに共通な有様です。」
さて次は大特価のロス・カルドスのマルベック2010年です。
「ほう~。犯罪的な値段ですなぁ(笑)。」
私「我々の通常の仕入値以下です。安過ぎるのも気が咎めるんですが、インポーターさんの意向で、『いっぱい売ってくれ。』とのことでして。いっぱい買ってください(笑)。」
「これって樽を使ってますよね?ほのかにバニラ香がしますよね?」
私「実はそーなんです。カタログではステンレスタンクのみ使用となっていますが、ほんの数パーセントだけバリックで熟成させたワインをアッサンブラージュしているようです。どうやらあのラファージュさんの裏技のようです。」
「テクニシャンですね(笑)。普通に飲んで美味しい!」
「日本だとチリワインの方が有名だけと生産量はアルゼンチンの方がはるかに多いんですよね。」さすが筋金入りのワインエキスパート。
「やっぱり海路がアルゼンチンだと長すぎるのかな?」おっしゃる通り。
「このベリーやプラムのような香がマルベックなんですね?」
私「そうです。あとグレナデンっぽさとスパイシーさがあります。コンポートのニュアンスがありますよね。」
「これは肉に合いますね(笑)。」
家内「ローストした牛肉のためのワインですよね。」
「それにしても安い!」
私「自信を持って押し売りします(笑)。」
さていよいよ佳境に入ります。ローヌ・ヴィラージュ随一の造り手シャトー・デュックの最上級銘柄シルヴィエンヌの2006、2007、2009年の垂直試飲です。
順番は2009→2007→2006年としました。
「凄いなぁ。どれも説得力十分(笑)。味がヴィンテージ毎に違う。取りあえず飲み易いのは2006年かな。」
「2006年ってどういうヴィンテージだったんですか?」
私「バランスのとれた良いヴィンテージです。今飲み頃に入っています。2007年と2009年はまだ飲み頃には入っていませんね。単純に力だけ比べると2009年と2007年は2006年を上回ってますよね。」
「うーん。解らないのが2007年なんだよね。2006年とは明らかに断絶してるんだよね。2009年が将来2006年みたいになる感じはするんだけど、2007年はなんだかまだ解らない(笑)。」
私「2006年と2007年を比べると、ワインの熟成能力は2007年の方が上だと思います。」
「そうそう。そうするとやはり2009年のバランスのとれた偉大さが光る(笑)。」
私「2009年はやはり欠点が無い出来栄えですよね。オードランの『ル・カイユ』2009年がモンスターなのも頷けます。」
「あのワインは尋常じゃない(笑)。」(この方『ル・カイユ』2009年を日本で一番飲んでいますから説得力がある。)
2007年が姿を見せ始めたのは抜栓後4時間を過ぎてからです。
「私2007年が好き!」
「たしかに圧倒的な力が出始めている。」
ところが、解りかけたところでワインが無くなりました(笑)。
解らずじまいで2009年2007年は二本目に突入!2006年は最後の1本でしたから終了!
残念!
さて最後はバローロ2005年です。
「おー!凄いなこれ!」
「香りが幾重にも重なってる!」
「シャトー・デュックのワインに比べると色は薄いが、香りの分量と複雑さがもの凄い!」
私「じつはこのオズヴァルト・ヴェルディのバローロは自分のラベルを貼って売るようになってから日が浅いので、全く無名です(笑)。スタイルはバローロ・ボーイズとクラシック・バローロの中間くらいですか。」
「たしかに何十年も寝かせるタイプじゃないけれど、香りはまさにバローロだよね。」
「飲み込んでも香りが無くならない!」
私「あとこのワインはアルコール度数が15%あります。でもアルコールっぽさが無い。バローロたる所以かと。」
「バローロの2005年ヴィンテージはどうだったんですか?これほどアルコール分が高いのに溶け込みが良い。やはりかなり良いヴィンテージだったんですか?」
家内「じつは収穫期に雨が降りました。うまく雨を避けて収穫できた生産者と雨にやられた生産者に別れたようです。」
「そうするとオズヴァルト・ヴェルディは上手く雨を避けたんですね。」
「マスキューさん。バローロってめちゃくちゃ高いものがありますが、このオズヴァルト・ヴェルディのワインと比べてやはり品質の差ってあるんですか?」
私「長年高い評価を受けつづけた、いわば大御所のワインは価格が上がり続けます。でもポッと出の生産者はよほどコマーシャルにお金を使わないと取り上げられません。それゆえ安い(笑)。何万円のバローロでもこのオズヴァルト・ヴェルディのバローロの足元にも及ばないものはあります。」
「値段に惑わされちゃいけないんですね(笑)。」
私「不幸なことに、高いワインを飲んだ経験は良いワインを飲んだことと一致しません(笑)。」
あまりの旨さに二本目に突入!
ドッヒャー!(悲鳴)
どうも昨日はお疲れ様でした。ちなみに昨日のトップセラーはロス・カルドスのマルベック2010年でした。単独のワインとしてマスキュー試飲会では最高記録の本数となりました。ありがとうございました。
インポーターさんの在庫が無くなるまで売り続ける予定です!
どうもありがとうございました。
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